- 毎日がつらくて本当に苦しい。
- 仕事にいきたくない。頑張れない。
- もう看護師を辞めてしまいたい。
こんな気持ちで無理して働き続けていませんか?
つらい気持ちのまま働き続けると体調を崩して、心のバランスが崩れてしまう可能性が高いです。
そこで本記事では、看護を辞めたくなる理由や辞めるべきかの判断基準について解説します。
この記事を読めば、以下のような理由で辞めたいと思っているあなたが、「本当に看護師を辞めてもよいのか」が分かります。
本記事を参考にして、今後のキャリアプランを検討してみてください。

看護師を辞めたい・実際に辞めた人はどのくらいいる?
日々忙しく働く中で、「もう看護師を辞めてしまいたい…」と思う人は多いです。
実際に、株式会社ベクトルの「仕事を辞めたいと思った理由やきっかけ、転職についてのアンケート調査」では、97%の看護師が「仕事を辞めたい」と考えていることが報告されています。

また、公益社団法人 日本看護協会による「2022 年 病院看護実態調査」の結果によると、新卒看護職員の離職率は10.3%(対前年比1.0ポイント増)に増加しています。
正規雇用看護職員の離職率も11.6%(対前年比1.9ポイント増)であり、1年で約10人に1人の看護師が辞めているということです。
新型コロナウイルス感染症の影響が一定程度あったと考えられますが、辞めたいと思っている人や、実際に辞めている人は少なくないことがわかります。
看護師を辞めたい理由7選
では、実際に辞めたいと感じる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
看護師を辞めたいと感じる理由は、大きく分けて以下の7つです。
それぞれについて解説します。
1.人間関係が悪い
チームで働く看護師にとって、「人間関係」は働きやすさに直結します。
そのため、職場の人間関係が悪くて、看護師を辞めたいと感じる人は多いです。
特に、上司や先輩との関係をうまく構築できずに、
- 業務を押し付けられる
- 人格否定される
- 助けてくれない
などの、いじめやパワハラの被害に苦しむパターンが多いです。
また、看護師が働く職場は女性が多いため、以下のような「女性特有の人間関係」に悩まされることもあるでしょう。
- 人間関係を比べたがる
- 張り合ってくる
- 嫉妬する
- グループ行動する
- 敵・味方をつくる
- 自分と他者との境界があいまいになる
看護師はチームで行動するため、「スタッフ間の協力」が必須です。
どれだけ苦手な相手だとしても密に関わる必要があるため、苦しい現状にも耐え忍んでしまう人が多いです。
残念ながら、
患者の顔色を見るより、スタッフの顔色を見て仕事をしている。
という人もいるのが現状です。
2.労働環境(残業・夜勤)が悪い
看護師業界では、労働環境が悪い職場が数多く存在します。
その理由は簡単で、看護師は常に人手不足だからです。
人手が足りないことで、以下のような過酷な状況が生じます。
- 夜勤の回数が異常に多い
- 連日残業が続いている
- 1人あたりの業務量が限界を超えている
- ナースコールに出る人がいない
- 体調不良者が続出する
それに加えて、
- 残業代がつかない
- 委員会活動や看護研究への参加を強要させられる
- 強制的に時間外での勉強会へ参加させられる
- 有給の取得を認めてくれない
などの行為を平気で行う職場も多いです。
このように、過度な業務量と労働環境の悪さに嫌気がさして「もう看護師を辞めてしまいたい。」と感じる人が多いです。
3.ミスが多くて向いていないと感じる
看護師の業務は、小さなミス1つが命を左右することも少なくありません。
そのため、たとえどんなに些細なミスであっても許されないことが多いです。
それが理由で先輩から厳しい指導を受ける機会も多く、ミスをする度に自尊心が傷つけられます。
自分は看護師に向いていないのではないか。
と何度も考え自信を喪失してしまうため、看護師を辞めたくなってしまいます。
4.命を預かる責任の重さに耐えられない
看護師は医療行為を行うため、自分のミス一つで患者の命を左右してしまいます。
そのため、「自分のせいで患者さんに迷惑をかけるかもしれない」という不安と常に隣り合わせで、精神的に強い負担を感じます。
- 急変の前兆を見逃してしまった
- 投薬ミスをしてしまった
- 患者を転倒させてしまった
上記のようなミスを起こしてしまう度、その責任の重さに耐えられなくなり「もう看護師を辞めてしまいたい」と思う人が多いです。
特に、責任感が強い人ほど、その傾向が強いです。
5.患者との関わりが難しい
看護師は患者と一番近い存在である分、患者との関係性で傷つき悩みやすいです。
「患者さんの力になりたい…!」という一心で、辛さに耐えて頑張っているにもかかわらず、理不尽に心無い言葉を浴びせられることも多いです。
中には、「暴力・セクハラ」を受けてトラウマを抱えることもあるでしょう。
これらの理由から、患者との関わりに難しさを感じて、看護師を辞めたくなってしまう人が多いです。
6.業務内容が想像以上にきつい
患者さんとじっくり関わり支えたい。
という想いで看護師を目指した人は多いと思います。
しかしそんな理想を打ち砕くかのように、看護師の業務は過酷です。
- 度重なる緊急入院
- 分単位のスケジュール管理
- 鳴り止まないナースコール
特に、重症度が高い患者が多い病院で勤務していると、その傾向が顕著に現れます。
患者の容体急変や緊急手術が続いたために、夜遅くまで残業が続くことも珍しくありません。
そんな多忙な毎日に限界がきて、看護師を辞めたくなる人が多いです。
7.仕事内容の割に給料が安い
看護師の仕事は、精神的にも体力的にもかなりの負担がかかります。
しかしその割に給料が安く、不満を感じる人は多いです。
特に地方の小さな病院では給料が少なく、その傾向が顕著に現れます。
また、仕事量に対して給料がそれほど上がらないので「将来性や昇給が期待できない」と悩む中堅看護師も多いです。
このように、仕事内容に給料が見合わないことに嫌気がさして、看護師を辞めたいと考える人が多いです。
新人看護師が辞めたいと思う理由
「仕事を辞めてしまいたい」と悩む看護師は多いですが、中でも新人看護師はその傾向が強いです。
なぜなら、看護の知識・経験が浅い新人看護師は、精神的に落ち込む機会が異常に多いからです。
- うまく成長できない自分に落ち込む
- 同期との差を直視するのがつらい
- 先輩に迷惑をかけている気がする
- 分からないことでも「やれ」といわれる
- 勉強が追いつかない
- 嫌いな先輩がいる
- 思っていた看護ができない
上記のような理由で看護師自体に嫌気がさし、つらくなってしまいます。
そのため、新人看護師が「毎日辞めたい」と感じるのは必然的だと言えるでしょう。
看護師を辞めたいのは甘え?
看護師という職業柄、強い責任感を持つ人は多いです。
そのため、看護師を辞めたいと思うだけでも「自分に甘えているのではないか?」と感じてしまうことも少なくありません。
しかし、日々の看護に「つらさ」を感じるならば、看護師を辞めたいと思うのは必然で、決して甘えではありません。
上記にも示しましたが、看護師を辞めたいと思う人は実際に多く存在します。

「仕事を辞めたいと思った理由やきっかけ、転職についてのアンケート調査」より引用
「仕事を辞めたい」と思わざるを得ない理不尽な人間関係や、悪い労働環境が多いことは事実であり、「看護師を辞めてしまいたい」と思うほどに追い込まれるのは、あなたが弱いからではありません。
むしろ、そういった劣悪な環境から目をそらし、自分の気持ちに嘘をつきながら働き続ける方が、「自分を大切できない弱さ」を抱えていると言えるでしょう。
以上のことから、看護師を辞めたいと思うのは、甘えではないと考えられます。
自分自身が「辞めたい。」と思うのであれば、素直に辞めても問題ないでしょう。
しかし、安易に看護師を辞めてしまうと後悔することが多いのも事実です。
もしあなたが本気で辞めたいと考えているならば、「看護師を辞めるべきかどうか」を、判断基準に基づき、深く考えることをおすすめします。
看護師を辞めるべき?判断基準とは
ここからは、看護師を辞めるべきかどうかの判断基準について解説します。
看護師を辞めたいと悩んでいる人は、これから示す項目を参考にして、今後のキャリアプランについて検討してみてください。
看護師を辞めても良い人の特徴
看護師を辞めても良い人の特徴は以下の3点です。
それぞれについて解説します。
1.心の底から「看護師」が嫌い
- 看護師なんてもう2度としたくない
- たとえ生まれ変わっても看護師だけはしたくない
こう思うくらいに、心の底から「看護師という仕事」が嫌いな人は、看護師を辞めても後悔することはありません。
むしろ「早急に辞めるべき」だと言えるでしょう。
看護師は、患者のことを一番に考え、親身に寄り添うことが仕事です。
しかし、日々の看護に嫌気がさしている状態では、患者に対して丁寧に接することはできません。
時にはそんな負の感情が表情や言葉に出てしまい、患者に迷惑をかけることもあるでしょう。
このような状態で、無理して働き続ける必要はありません。
一旦看護師から離れて自分の好きな生き方を選ぶ方が、きっと幸せな人生を送れます。
2.看護師以外にやりたい仕事がある
看護師以外にやりたい仕事がある人は、看護師を辞めても大丈夫だと言えるでしょう。
すでに次の目標が見えているので、未練なく前に進める可能性が高いからです。
- カフェで働きたい
- 一般企業で働きたい
- ネイリストになりたい
このように、目標が明確であればあるほど、次の仕事でもやりがいを持って働けます。
他の仕事に就きたいという理想があるなら、一旦看護師から離れてみることを検討してみましょう。
3.ライフステージの変化がある
結婚・妊娠・出産などのライフステージの変化が理由で、看護師を辞めても問題ないでしょう。
なぜなら、新たな明るい人生が先に待っているからです。
看護師に対して未練は残るかもしれませんが、「看護師の仕事」を嫌になったわけではないので、私生活が落ち着けばいつでも復帰可能です。
子育てを理由に看護師を辞める人も同様で、子育てが落ち着けばいつでも復帰できるため、看護師を辞めても後悔しにくいでしょう。
看護師を辞めない方が良い人の特徴
看護師を辞めない方が良い人の特徴は以下の3点です。
それぞれについて解説します。
1.看護に少しでも楽しみを感じる
日々働くなかで「看護師になって良かった」と少しでも感じた経験があるなら、まだ看護師を辞めない方が得策でしょう。
なぜなら、看護師という仕事は「他の職業では変えが効かない魅力」があるからです。
- 病気に苦しむ患者を「一番近くで」献身的に支えられる
- 患者の笑顔が見られる
- 患者から感謝の言葉をもらえる
- 多くのスタッフと連携し、チームで患者を救える
- 患者の人生に深く寄り添える
看護師ほど「感謝」と「やりがい」を感じられる職業は、そうそう他にありません。
そのため、看護に少しでも楽しみを感じるならば、まだ看護師を辞めない方が良いでしょう。
2.一時的な感情で看護師を辞めたいと思っている。
理由はなんであれ、「辞めたい」という一時的な感情で仕事を辞めると、後悔する可能性が高いです。
看護師は多忙でストレスを抱えやすいため、心に余裕が持てない人は多いです。
そのため、同僚・先輩・患者などから嫌な思いをさせられると、勢いですぐに仕事を辞めたくなってしまいます。
しかし、一時的な感情に流されて看護師を辞めてしまうと、あとで冷静になった時に「辞めるほどでもなかった」と後悔することが多いです。
看護師は他の職業では得難い、価値のある経験をさせてくれる職業です。
勢いで看護師を辞めたら、きっと後悔すると思います。
3.職場環境の悪さを理由に辞めたいと感じている
職場環境の悪さを理由に看護師を辞めたいと感じているなら、まだ辞めない方が良いでしょう。
なぜなら、「看護師」以上に待遇の良い仕事は意外と少ないからです。
看護師は国家資格というだけあって、休みが多く福利厚生も手厚い職場が多いです。
それに看護師は、女性にとっては特に良い環境だと言えます。
- 産休・育児への理解がある
- 託児所が完備している職場が多い
- 結婚してからパートで働く時にも高時給で助かる
そのため、職場環境の悪さを理由に辞めたい人は、勢いで看護師から離れるのはおすすめできません。
自分にとってベストな環境の職場は必ず存在します。
看護師を辞めてしまう前に、まずは転職することを視野に入れるべきでしょう。
看護師をうまく続けていくために「今」できること
「もう看護師を辞めてしまいたい」と思いながらも、現実的に辞められない人は多いです。
個人によって理由は様々ですが、以下の要素などが一例として挙げられます。
- 金銭的に厳しい
- 辞める勇気がでない
- 奨学金の返済が済んでいない
そういった方は看護師を辞める方法を考えるのではなく、うまく看護師を続けていくための方法を考える方が得策でしょう。
ここからは、そんな
本当は看護師を辞めたいけど、現実的に辞められない。
と悩む人のために、看護師をうまく続けていくために「今」できることを4つ紹介します。
それぞれについて解説します。
1.一旦休む
看護師に嫌気がさしたなら、有給休暇や休職制度を利用して、一旦休んでみることをおすすめします。
なぜなら、仕事への向き合い方や転職について落ち着いて考えることができるからです。
毎日の激務で心身ともに消耗した状態では、やりたいことも浮かばずに、ただつらいだけの日々を過ごすことになります。
そのため、楽しんで看護師を続けるためにも、一旦休んでみると良いでしょう。
ちなみに、休職中に給料が出ない職場であっても、「傷病手当」を申請すれば安心できます。
★傷病手当とは
健康保険組合からもらえる「仕事を休んだときの補償金」です。
支給条件は以下の4つ。
- 病気や怪我で療養している
- 仕事に就けない
- 4日以上仕事を休んでいる
- 休職中に給料の支払いがない
給料のおよそ3分の2程度の金額が支給されます。
※さらに詳しく知りたい方は、全国健康保険協会のHPを参照してください。
傷病手当を利用すれば、お金に困ることがないので、落ち着いて休むことができます。
2.信頼できる上司に相談する。
「看護師を辞めたい」と思うなら、信頼できる上司に相談してみましょう。
なぜなら、現状を打破できる的確な助言をしてもらえる可能性があるからです
同じような悩みを抱えていて、乗り越えた経験を持っている人もいるかもしれません。
また、今抱えている悩みを聞いてもらうだけでも、前向きな気持ちになれることも多いです。
そのためにもまずは、気軽に相談してみることをおすすめします。
ただし、同じ職場の人に相談する場合は、相談内容に注意してください。
退職や転職について同じ職場の人に相談してしまうと、噂が広まり職場に居づらくなる可能性は否定できません。
相談するなら必ず「信頼できる」上司を選びましょう。
3.部署異動を検討する
今の病院を辞める勇気はないけど、職場環境を変えたい場合は、部署異動を検討するという選択肢もあります。
病棟が変われば、業務内容から人間関係までガラッと変えることができるため、働きやすくなる可能性が十分見込めるからです。
しかし、根本的な労働条件は変わらないことや、転棟出し・委員会などで嫌いな上司に遭遇する可能性は十分にあります。
そのため、看護師を辞めたい理由が
- 病院の労働条件が悪い
- 嫌いな先輩がいてつらい
などの場合は、転職を検討する方が良いと言えるでしょう。
4.転職を考える
「看護師を辞めたい」と苦しむ人が、うまく看護師を続けていくためには、転職をして環境を変えるのが最もおすすめです。
なぜなら、今抱えている「辛さ」を簡単に解決できる可能性が高いから。
- 嫌いな先輩がいる
- 人手が足りずに激務が続いている
- 給料が低い
上記のような悩みは、個人の力ではどうすることもできません。
しかし、「転職」して環境を変えれば、誰でも簡単に、瞬時に悩みを解決することができます。
転職をして今抱えている「辛さ」が改善されれば、きっと楽しみながら看護師を続けられるでしょう。
転職の実際の流れを6STEPで解説
転職するのは簡単ではありません。失敗することも多いです。
そのため、転職してから後悔しないためには、転職をうまく進めるためのコツを十分に理解する必要があります。
具体的には、以下の項目について知識を身につけておくと良いでしょう。
転職の流れに当てはめながら、それぞれについて詳しく解説します。
STEP1:転職準備
転職準備として始めに行うべきは、次の職場への希望条件を明確にすることです。
なぜなら希望条件を明確にしないと、今の職場での悩みが解決されない可能性が高いからです。
一例を挙げると、
「残業の多さ」がつらくて転職したのに、次の職場でも残業が多くて、結局つらい思いをしてしまう。
ということです。
せっかく転職しても悩みが解決されなければ意味がありません。
結局不満が生じて、再転職になることも多いです。
転職する時に重要なのは、「何のために転職をするのか」を自問自答することです。
そこから導き出された「転職する目的」を強く意識して、希望条件を明確にしてください。
★希望条件の一例
- 残業が嫌なら、残業が少ない職場を選ぶ
- 委員会活動が苦痛なら、委員会活動がない職場を選ぶ
- 休みが少なくて体力的にキツイなら、休みが多い職場を選ぶ
希望条件は1つでなくても構いません。
ただし、希望条件が全てあてはまる職場は希なので、以下の例のように優先順位をつけておくことをおすすめします。
★優先順位のつけ方の一例
- 優先順位1:残業が少ない職場
- 優先順位2:委員会活動がない職場
- 優先順位3:年間休日120日以上の職場
もし優先順位をうまくつけられないなら、
「次の職場に長く勤めることを想像した時に、どの条件が一番重要になるのか」を考えてみてください。
あなたにとって一番大切な希望条件が見えてくるはずです。
STEP2:退職意思を伝える
希望条件が明確になったら、次は所属長(師長)に退職意思を伝えます。
余裕を持って、退職の2〜3ヶ月前に伝えるのが良いでしょう。
退職意思を上手く伝えられないと、引き止めに合い、予定通りに転職活動を進めることができません。
そのため「引き止められない退職理由」を考えておくことが重要です。
★引き止められない退職理由の一例
- ポジティブな退職理由:
別の分野でスキルアップしたい
他の分野でどうしてもやりたいことがある - やむを得ない退職理由:
引っ越し、親の介護、妊娠、結婚、実家に帰る
また、退職意思を伝える時には以下の2点を意識することも重要です。
- 事前にアポをとる
→忙しさを理由にして話を聞いてもらえないことを防ぐ - 強い退職意思を持つ
→引き止められても迷わなくなる
退職意思を伝えるのは怖いですが、良い環境に身を置くためにも、勇気を持って行動してみてください。
STEP3:求人探し
退職意思を伝えたら、求人を探しましょう。
求人案件は、看護師転職サイトで探すことができます。
看護師転職サイトは登録しなくても利用できますが、ひとまず登録しておくことをおすすめします。
なぜなら「好条件の求人」は基本的に非公開になっていて、サイトに登録した人だけに直接紹介されるからです。
せっかく転職するなら、妥協は禁物です。
転職サイトへの登録は無料かつ1分で終了するため、「今」済ませておきましょう。
看護師転職サイトによって求人の種類やサポート内容が異なるため、自分に合う転職サイトを利用すると良いでしょう。
しかし、どの転職サイトも魅力的なため1つに絞る必要はありません。
就職先の選択肢を増やすためにも、複数登録しておきましょう。
おすすめの転職サイトについては、下記の記事を参考にしてください。

本記事においても、後ほど詳しく解説します。
STEP4 :書類作成
気になる求人に目星がついたら、転職に必ず必要となる「履歴書」を作成します。
履歴書作成時のポイントは以下の通りです。
- 間違えた場合には、修正テープや二重線は使わず、履歴書を書き直す
- 何か所か同時に面接を受ける場合でも、履歴書のコピーや使いまわしはしない
- 手書きで作成し、空欄はつくらないように心がける
また、書き終えた後の見直しとして以下の3点もチェックしてください。
- 誤字脱字はないか
- 数字の間違いはないか
- 志望動機を聞かれても返答できるか
履歴書作成で手を抜くと、書類選考で落選し面接のチャンスを逃す可能性が高いです。
面接を勝ち取るためにも、履歴書作成には真摯に取り組んでください。
STEP5:応募面接
履歴書が作成できたら、気になる求人に応募して面接を受けましょう。
面接に落ちないためには「よくある質問」を事前に把握し、魅力的な回答例を作っておくと良いでしょう。
また、面接本番では緊張のあまり早口になってしまうことが多いため、「語尾まで聞こえるようにゆっくり話す」ことを意識しましょう。
面接が苦手で自信がない人は、誰かに協力してもらい、本番に近い形で練習するのが得策です。
看護師転職サイトに登録しておけば、無料で面接練習をしてくれるのでぜひ利用してみてください。
転職のプロが助言をしてくれるので、実力がつきます。
また、希望をすれば面接にも同行してくれるので安心です。
STEP6:内定・入職
内定が決まれば、入職準備を行います。
以下の5点に注意しながら、入職準備を進めていきましょう。
- 提出書類の確認
- 持ち物・服装の確認
- 通勤にかかる時間・経路の確認
- 入職当日の集合場所・時間、緊急連絡先の確認
- 配属先の病棟に関する事前勉強
入職準備に抜けがあり迷惑をかけてしまうと「できない看護師」のレッテルを貼られて、転職早々働きにくくなる可能性があるので要注意です。
新しい環境で良いスタートを切るためにも、入職準備はきっちり行いましょう。
転職に失敗しないための4つのポイント
転職の失敗しないためのポイントは以下4つです。
それぞれについて解説します。
1.転職先選びは妥協しない
転職活動中は「早く転職先を決めて安心したい」と思ってしまいがちですが、妥協してはいけません。
なぜなら、妥協すればするほど条件の良い職場に巡り会えないからです。
転職先選びに失敗すると、働き出してもすぐに辞めたくなることは間違いありません。
転職してから後悔しないためにも本気で転職先を選びましょう。
2.転職の目的を明確にしておく
転職の目的は必ず明確にしておきましょう。
なぜなら、目的を決めずに転職しても、結局悩みが解決されないことが多いからです。
具体的には、転職するキッカケになった項目をリストアップして、それらが改善できる職場を探すのがおすすめです。
★転職のきっかけになりやすい項目
- 給料
- 人間関係
- 残業時間
- 休日の数
- 夜勤の有無
- 福利厚生
- やりがい
- スキルアップ
- 職場環境
3.転職先が決まってから、今の職場を辞める
転職先が決まってから、今の職場を辞めましょう。
なぜなら仕事を辞めて無収入になってしまうと、「自分の希望にあった職場を探す」よりも「早く転職先を見つけて収入を確保する」ことを優先してしまうからです。
今よりも良い環境に身を置くためには、次の転職先をじっくり探すことが必須です。
そのため、転職先が決まってから今の職場を辞めましょう。
4.看護師転職サイトを利用する
転職に失敗しないためには、看護師転職サイトを必ず利用しましょう。
なぜなら、求人探し〜内定・入職までを転職のプロに徹底的にサポートしてもらえるからです。
看護師転職サイトがしてくれることは、以下の通りです。
★看護師転職サイトがしてくれること
- 求人の紹介
- 気になる職場の求人の有無の確認
- 履歴書の添削
- 面接対策
- 面接同行
- 病院見学の調整
- 条件交渉
- 内定辞退の代行
- 入職後のアフターフォロー
転職に必要な手順を「全て」サポートしてくれます。
さらに、看護師転職サイトの利用は「完全無料」です。
登録後に追加料金が発生することも一切ありません。
登録自体も簡単で、名前や電話番号などを案内に沿って入力するだけで終わります。
【30秒〜1分】もあれば十分でしょう。
今すぐ転職したいと思っていない場合でも登録可能です。
登録したら、エージェントがすぐに電話をくれるので、
「転職の時期は決まっていないので、今は求人だけ見ておきたいと考えています。」
と伝えると良いでしょう。
電話での連絡が面倒な場合は、「今は電話連絡は不要です。」と伝えましょう。
メールやLINEで、あなたにあったおすすめの求人を「勝手に」紹介してくれます。
おすすめの看護師転職サイト5選
ここからは、多くの看護師から支持されているおすすめの転職サイトを5つ紹介します。
各転職サイトごとに強みがあるため、自分に合った転職サイトを選びましょう。
それぞれについて解説します。
レバウェル看護(旧看護のお仕事)

「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」を一言で紹介すると、
求人案件数が日本最大級だから、選択肢が大幅に広がる転職サイトです。
レバウェル看護の2つの強み
★理想の条件を妥協する必要がない
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )は日本最大級の求人案件数に加えて「紹介案件の質が良いサービスNo.1」の称号を獲得しています。そのため、数ある質の高い求人案件の中から、自分の理想条件に合う職場を妥協することなく探せます。
★職場の「働きやすさ」が分かる
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )では年間4000回をこえる職場訪問を実施しており、各職場の詳しい内部事情を把握しています。その情報を参考にしながら求人を選べるので「あなたにとって働きやすい職場かどうか」を見極めることが可能です。
おすすめする理由
レバウェル看護は、全国をカバーする求人数の多さと、丁寧なサポートが評判の転職サイトです。
求人案件が10万件以上もあるので、
- 選択肢を狭めたくない
- 転職先を妥協したくない
と考える人におすすめです。
もちろんキャリアアドバイザーからの転職サポートも充実していて、
転職先の情報提供や、履歴書の添削、模擬面接などのサポートをすべて無料で受けられます。
利用者数も40万人を超えていることから、かなり満足度の高い転職サイトだと言えるでしょう。
アドバイザーへの連絡はLINEでできるので、気軽に相談可能です。
看護roo!

「看護roo!」を一言で紹介すると、
サポートがとにかく手厚い転職サイトです。
看護roo!の2つの強み
★求人探し〜内定までをプロが徹底的にサポート
看護roo!では、求人紹介・履歴書サポート・面接対策・条件交渉・内定辞退の代行など、他社を上回る手厚いサポートを提供しています。転職に関わる工程を全てサポートしてくれると言っても過言ではありません。
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看護roo!では、求人を紹介してくれる担当者自身が病院の調査も行っているため、職場の内部事情に精通しています。そのため、本来入職しないと分からない内部情報まで教えてもらえるので、勤務条件だけでなく自分の性格・看護観・ライフプランにマッチした職場が見つかります。
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看護roo!なら、転職の全てをサポートしてくれるので安心できます。
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マイナビ看護師は、美容クリニック・一般企業・訪問看護・介護施設などの求人が豊富です。そのため、「病棟以外で働きたい」と考えている方にかなりおすすめです。
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マイナビ看護師は、病棟以外の求人が豊富であり、特に一般企業の求人に関しては断トツで多いです。
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ナース人材バンク

「ナース人材バンク」を一言で紹介すると、
利用者の満足度が圧倒的に高い転職サイトです。
ナース人材バンクの2つの強み
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ナース人材バンクは、株式会社エス・エム・エスが運営している看護師の転職に特化した転職サイトです。年間10万人に利用される転職サイトで、97%もの利用者満足度を誇っています。
★地域担当制で対応が丁寧
ナース人材バンクは地域担当制であり、転職したい地域に特化したキャリアアドバイザーが希望条件をヒアリングして、条件に合う求人を紹介してくれます。
おすすめする理由
ナース人材バンクは年間10万人以上に利用されており、97%の利用者満足度を誇っています。
求人案件も豊富で、登録すると応募できる「非公開求人」を含めると約20万件以上あります。
登録後は、転職したい地域に特化したキャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるので、地方での職場探しも安心です。
対応の早さに定評があるため、転職活動をスムーズに進めることができます。
ナースではたらこ

「ナースではたらこ」を一言で紹介すると、
気になる病院を「逆指名」できる転職サイトです。
ナースではたらこの2つの強み
★逆指名制度を導入している
ナースではたらこでは、働きたい病院に求人を問い合わせしてくれる「逆指名制度」を採用しています。そのため、求人が出ていない病院や施設への転職も視野に入れることが可能です。
(※必ず面接が受けられるわけではないので注意してください。)
★24時間電話対応可能
ナースではたらこでは、24時間電話対応を受け付けています。そのため、仕事が忙しく帰りが遅くなってしまう方でも、落ち着いて相談可能です。
おすすめする理由
ナースではたらこは、働きたい医療機関を伝えるだけで、キャリアアドバイザーが病院に「面接の機会がもらえないか」を直接交渉してくれます。
そのため、気になる病院が「求人募集していない状態」であっても、面接を受けられる可能性が高まります。
電話は24時間対応で、自分のライフスタイルに合わせていつでも相談することが可能です。
電話やメールが多すぎないため、自分のペースで転職活動を進めることができます。
看護師を辞めたいのに、辞められないなら環境を変えよう
今回は、看護師を辞めたくなる理由や看護師を辞めるべきかの判断基準、看護師をうまく続けていくために「今」できることなどについて解説してきました。
もう一度要点を振り返ります。
看護師を辞めたくなるのは、以下の7つの理由が原因でした。
看護師をやめるべきかの判断基準は、以下の通りでした。
看護師をうまく続けていくためにできることは、以下の通りでした。
本心では「看護師を辞めたい」と思っていても、現実的には辞められない人が多いです。
そのため、看護師を辞めることよりも、看護師をうまく続けて行くために「今」できることを考える方が得策でしょう。
看護師をうまく続けて行くためには「環境を変える」ことが必須です。
特に、転職をして環境を変えるのが最もおすすめです。
ただし、転職は簡単ではありません。
転職に失敗しないためにも、看護師転職サイトを利用しながら転職活動を進めてみてください。
おすすめの看護師転職サイトに関しては、下記の記事で紹介しています。
よければ参考にしてください。
