
「監査法人で公認会計士として働いているけど、大変だから転職したい」

公認会計士の転職を有利にすすめたい!
公認会計士の仕事をしていて、こんな悩みはないでしょうか?
この記事では公認会計士の転職に失敗しないために、以下の注意点について徹底解説します。
- 公認会計士の年齢における年収や転職先について
- 転職先の選び方、転職先によって必要なスキル
- 公認会計士の転職失敗例、転職する際の注意点
また、後半では公認会計士におすすめの転職エージェントを紹介します。
自分に合った転職エージェントを利用して、公認会計士の転職を成功させましょう。
転職後の年収目安は?公認会計士は最強
公認会計士の年収は年齢とともに上昇する傾向です。
また、転職をすると年収が上がる確率が高いため、公認会計士は最強と言われています。
実際の年収目安はいくらか確認してみましょう。
公認会計士の平均給料は746万円|年齢別の平均は?
厚生労働省が運営する職業情報提供サイトjobtagで公認会計士の平均年収は746.6万円と記載されています。
公認会計士の年齢別の平均年収は以下の通りです。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~29歳 | 約521万円 |
30~39歳 | 約670万円 |
40~49歳 | 約807万円 |
50~59歳 | 約970万円 |
大手監査法人では階級が上がると年収に大きく影響するため年齢が上がると年収もあがります。
さらに、転職したり、開業したりして年収を上げている人も多いでしょう。
一方で、一般的な平均年収はどうなっているでしょうか。
公認会計士の男女比は、日本公認会計士協会の女性比率によると2022年12月末で男:女=:5.2:1程度です。
公認会計士は男性が多いため、国税庁の統計情報に記載されている男性の年齢別平均年収と比べてみましょう。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~29歳 | 約340万円 |
30~39歳 | 約532.5万円 |
40~49歳 | 約655.5万円 |
50~59歳 | 約702万円 |
年代別の平均年収を比べると、公認会計士の給料は高いことがわかります。
公認会計士が転職をしても、一般的な平均年収よりも高くなるケースが多いでしょう。
公認会計士はまだまだ売り手市場
公認会計士・監査委員会が発表している令和4年の公認会計士合格者数は1,456人で、前年と比べて96人増加しました。
受験者数は4,067人いたため、合格率は約35%です。
合格者の8割が大手監査法人に就職し、会社内会計士として勤める人もいることから、就職率はほぼ100%です。
近年、新会計諸基準の整備・導入などの影響で監査対象項目が増えているため、公認会計士の業務の幅は広がっています。
一時期は、AIの進化によって公認会計士の仕事がなくなるのではないかと騒がれていましたが、実際そんなことはありません。
なぜなら、公認会計士の業務において1番重要なのは、「企業とのコミュニケーションで信頼を得ること」だからです。
そのため、単純作業がAIに置き換わる可能性はあっても、企業の財政を支えるための相談相手として、公認会計士の需要がなくなることはありません。
公認会計士の転職先は?監査法人から事業会社など13選
公認会計士は会計のスペシャリストとして、幅広い職場で活躍できます。
経済のあるところに会計はあるため、独立した立場で監査を行う公認会計士はどういった企業でも求められる存在です。
実際に公認会計士の転職先として網羅した全13選を、一つずつ詳しく見ていきましょう。
経理部
経理部に勤めた公認会計士は、会計や監査の知識を活かして、会社の財務に関する仕事をします。
上場企業の経理では監査対応を求められるため、監査法人で培った腕の見せどころです。
税務や予算編成、資金調達の業務に関わることもあるでしょう。
そのため、経理の知識は汎用性が高く、人気の転職先です。
- 経理はどこの企業にもあり汎用性が高い
- 監査の知識を活かして仕事ができる
- 残業が少ない
また、どの会社にも経理部はたいてい設置されているため、求人数が多いのが特徴です。
監査法人
新人の約8割が大手監査法人に勤めているため、次のステップとして中小監査法人も転職先として考えられます。
監査法人の仕事は大きく変わりがありませんが、中小企業の監査法人では裁量権が与えられるため、自由に仕事がしやすくなるかもしれません。
そのため、大手から中小企業の監査法人へ転職すると、年収が上がり、ワークライフバランスが改善できる可能性が高いです。
- 年収が上がりやすい
- ワークライフバランスがとりやすい
- 裁量権があり自由に仕事ができる
中小監査法人で勤めていたけれど、大手で最先端の監査技術を身に着けたい方もいます。
しかし、年齢が高くなると大手監査法人の就職難易度は高くなるため注意が必要です。
大手監査法人への就職において、コミュニケーションスキルや多方面の仕事をまとめていた業務経験をアピールすると良いでしょう。
国内系FAS
FASはFinansial Advisory Services(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)の略です。
コンサルティングの経験がなくても、監査経験を活かしやすいため、公認会計士であれば採用されやすいでしょう。
例えば、FASに公認会計士としての仕事は、企業の財務・会計面から専門的な助言、M&Aに関与する財務デューデリジェンス(財務DD)やバリュエーションになります。
FASでの仕事はコンサルティング業務に関われるため、キャリアの幅も広がるでしょう。
- 監査経験を活かして、企業の会計面からコンサルティング
- M&Aに関与する財務DDやバリュエーション
FASでの業務は、数多くのプロジェクトに参加し、クライアントと密に関わる仕事です。
また、クライアントの喜ぶ顔が見えるため、やりがいも感じられることから、FASは若手公認会計士に特に人気の転職先です。
監査法人アドバイザリー
監査法人のアドバイザリー部門はFASと同じくコンサルティング業務に関わる仕事です。
すでに大手監査法人に勤めている場合、監査部門からアドバイザリー部門へ異動の希望を出せますが、難しいケースが多いため、転職が必要となるでしょう。
しかし、FASと違い、規模の大きなプロジェクトに関わるため、業務内容は財務DDのみ、不正調査のみなどと区切られる可能性が高いですが、専門的な知識を深めることができます。
監査法人アドバイザリーになると、大手金融業界へのキャリア展開も可能です。
会計事務所
会計事務所に転職すると、主な業務は記帳代行です。
規模が大きくなると監査やコンサルティング業務を請け負う可能性もあります。
加えて、クライアントの規模が小さいため、一人あたり担当する件数が多くなり大変に思うかもしれません。
しかし、経営者や個人との距離が近く、頼りにされるとやりがいを強く感じる職場であり、幅広いスキルが得られるため、独立したいと思っている方にとって会計事務所はおすすめの転職先です。
ベンチャー企業のCFO
CFOはChief Financial Officer(財務最高責任者)の略です。
ベンチャー企業のCFOは企業会計を管理し、財務戦略を経営戦略に取り込んで企業の活動をマネジメントします。
特に、IPOを目指すベンチャー企業にとって、財務・会計の知識をもつ公認会計士は重要な人材です。
経営に関わりたい、組織を動かしたい方はベンチャー企業のCFOに挑戦してみると良いでしょう。
- 企業会計の管理
- 財務戦略を取り込んだ企業活動マネジメント
- 組織を動かす経営に関われる
組織の平均年齢が若いと、若手会計士を採用する可能性は高いですが、気持ちが若く面倒見の良いベテランの会計士を好む企業もあります。
CFOは役員クラスでありストックオプションができるかもしれません。
ベンチャー企業でIPOを達成すれば、大きなやりがいとともに、その後のキャリアにも大きく影響するでしょう。
税理士法人
税理士法人は税務に特化したスキルを身に着けたい方におすすめの転職先です。
法人ごとに得意なジャンルが違うため、どの領域でのスキルを身に着けたいかが重要となります。
税理士法人での業務は独立する際に必要な経験にもなるでしょう。
大手税理士法人では外資系のクライアントと関わる可能性もあり、英語力を鍛えられるかもしれません。
PEファンド
PE(Private Equity:プライベートエクイティ)ファンドでは、企業の買収や売却を多く行うため、公認会計士が求められています。
PEファンドの利益を得る仕組みは以下の通りです。
- 成長が期待できる企業に投資(3~5年で手放す前提)
- 企業価値を高める
- IPOや売却で利益を得る
PEファンドで働いた経験はとても貴重であり、希少性の高い公認会計士になることができます。
PEファンドでは金融や経営の視点が必要となるため、最終的なキャリアとして目指す方も多いでしょう。
商社
総合商社は新卒では狭き門ですが、公認会計士は中途で採用されやすい傾向があります。
総合商社では専門性の高い人間が育ちにくく、経理・財務部門で高い専門性のある人材を求めているためです。
そのため、総合商社に勤めると、公認会計士は経理・財務部門での仕事をおこないます。
語学スキルを持っている方は、語学力を活かしてが海外を飛び回る仕事に就きたい方は商社がおすすめです。
経営企画部
データの分析を行う業務が多い経営企画部は、数字に強い公認会計士の転職先の一つです。
企業の経営企画部では会計や財務はもちろんのこと、M&Aに関わる業務、販売データの分析を行います。
要するに、経営者に対して企業としての戦略を提案したり、経営の管理を行う仕事です。
経営企画部の業務ではコンサルティング能力や企業経営の知識が身に付き、仕事の幅が広がります。
戦略コンサル
戦略コンサルタントの仕事は、企業の経営層が悩んでいる問題を解決するのが主な役割です。
例えば、事業計画のサポートや新規事業立案などをおこないます。
戦略コンサルの職場において、企業会計・監査のスキルを使う場面は限られますが、クライアントの売上に直結するので、やりがいが大きいです。
高収入のメリットもありますが、責任が重く忙しい職場となるため、転職先として戦略コンサルを選択する際には覚悟が必要です。
投資銀行
投資銀行とは、個人や企業に代わって金融取引を行うサービスです。
主にM&Aに関連するアドバイザリーやコンサルティング業務を公認会計士が担当します。
顧客のお金を取り扱うため、公認会計士のスキルを活かすとともに、金融系のスキルも身につけられるのが魅力的です。
投資銀行で働く際には体力的なタフさが求められますが、その分給与水準は高く設定されています。
投資銀行への転職では、英語が堪能であったり、財務に関する経験があったりすると採用につながりやすいです。
内部監査部
公認会計士は企業の内部にある会計監査を行う仕事も選択可能です。
内部監査部の業務は、監査法人のスキルをそのまま活かして仕事ができます。
大手監査法人に比べて残業時間が少なく、比較的ワークライフバランスが良好なことも魅力的です。
しかし、内部監査部の求人数は少ない傾向にあり、競争率は高い可能性があります。
公認会計士の転職先一覧
ご紹介した転職先を以下の表にまとめました。
比較しながら確認してみてください。
転職先 | 特徴 |
---|---|
経理部 | 求人数が多く汎用性が高い仕事ができる |
監査法人 | 監査の知識を十分に活かせる |
国内系FAS | 財務DDやバリュエーションができる |
監査法人アドバイザリー | 専門性が高いコンサル業務ができる |
会計事務所 | 会計士として幅広いスキルが身に付く |
ベンチャー企業のCFO | 企業のマネジメントができる |
税理士法人 | 税務に特化したスキルが身に付く |
PEファンド | 企業の売買に関わり、希少性を高められる |
商社 | 語学スキルを活かして海外で働ける |
経営企画部 | 販売データの分析、企業経営の経験が得られる |
戦略コンサル | 事業計画のサポートや新規事業立案をおこなう |
投資銀行 | 金融系の幅広いスキルが身に付く |
内部監査部 | 監査の仕事を継続でき、ワークライフバランス改善 |
公認会計士の転職は未経験でも大丈夫?職場ごとに必要なスキルとは
公認会計士の転職で多いのは監査法人からの転職です。
一般企業やコンサルティング業界へ転職した場合には未経験分野で働く可能性があります。
ここでは公認会計士が未経験分野へ転職する際に必要なスキルや注意点についてご確認ください。
監査法人
一般事業会社に勤めていて、監査法人へ転職する場合、試験合格の実績を重要視されるため比較的採用されやすい傾向にあります。
大手監査法人は繁忙期があるため、一般企業と比べるとワークライフバランスがとりにくいです。
そのため、体力があり比較的若い年代が必要とされるケースがあります。
- 監査法人で培った監査能力
- コミュニケーションスキル
- 体力があること
大手監査法人から中小監査法人への転職の場合、高い監査スキルを買われて採用されやすいでしょう。
監査業務は多様な関係者とコミュニケーションを図る必要があるため、高いコミュニケーションスキルが重要です。
また、公認会計士自身が、企業の成長に貢献する意識をもって、学び続ける姿勢も必要となります。
一般事業会社
監査法人から一般事業会社への転職も公認会計士ではよくあるパターンです。
監査法人の業務では経理の実務経験が乏しい可能性があるため、未経験の場合30代前半までが採用されやすい傾向です。
上場企業の内部監査業務であれば監査法人の知識が活かせるため、年齢が高くても未経験でも挑戦できるかもしれません。
経理の単純作業をコツコツと行える真面目な性格や、さまざまな部署に気配りができる能力が大切です。
- 内部監査であればしっかりとした監査スキル
- 経理の仕事をこなせる真面目な性格
- さまざまな部署の人に気配りができるスキル
上場を目指すベンチャー企業の管理部門や、経営企画といったポジションでの公認会計士の採用も増えています。
そのため、財務経験やアドバイススキルがあると重宝されるでしょう。
コンサルティングファーム
コンサルティングファームへの転職は、企業側のニーズが高い財務・会計系や税理士法人系が多い傾向です。
一般事業会社に比べて若い年代よりも即戦力となる30〜40代が採用されやすいでしょう。
監査法人で理解しているガバナンスの枠組みを、公認会計士の知識を活かしてどう経営に活かせるかコンサルティングする仕事も多いため、未経験でも転職可能です。
クライアントやチームメンバーと繰り返し協議することも多いため、粘り強い精神や相手の話をしっかり聞けるスキルは必要です。
M&A
M&Aにおいては、買収企業の財務状況を的確に判断できる公認会計士は必須といえるでしょう。
経営者と同じ目線を持ってビジネス戦略を提案するスキルが求められます。
また、他部署と連携する業務も多いため、人柄も重要視される傾向です。
公認会計士の転職は何歳がベスト?
公認会計士で転職する場合は30歳前後がベストです。
なぜなら、公認会計士の求人は即戦力を求められるとともに、ポテンシャル採用の側面もあるからです。
しかし、30代後半~40代で転職する場合は難航する可能性があります。
もちろん、経験豊富なベテラン公認会計士を求める企業も多いため、監査で関わった業種や、M&Aなどで関わった仕事内容をまとめておくのがおすすめです。
20代後半で転職する場合
未経験分野へ転職する場合は20歳後半がおすすめです。
なぜなら、数年働いた監査の知識を活かせる他、ポテンシャル採用も目指せるからです。
将来的に独立する希望がある方は、会計事務所やコンサルティングへの転職が向いています。
人脈形成をしながら、着実に実務経験を増やせるような職場を意識しましょう。
30代で転職する場合
30歳前後が、公認会計士の転職においてベストな年齢なため、30代前半は20代と変わらない転職活動が可能です。
しかし、30代後半になると、ポテンシャル採用がある一般事業会社への転職は狭まる可能性があります。
コミュニケーションスキルの高さや専門的な知識がある場合は、コンサルティングファームでの活躍が期待できます。
40代で転職する場合
40代での未経験分野は採用が厳しくなります。
なぜなら、未経験分野ではポテンシャル採用が可能な若手が重宝される傾向があるためです。
しかし、経験豊富な公認会計士を求めている企業もあるため、自分の経歴+αのスキルとマッチングした企業を選択できるようにしましょう。
- 海外在住経験や英語が堪能な場合:海外プロジェクトの担当を任せたい職場(例:グローバル企業の経理、外資系企業、国際機関)
- アドバイザー経験がある場合:課題が異なるアドバイスを求める職場(例:IPOを目指すベンチャー企業、M&Aを考えている企業)
- 転職経験が多く幅広い経験をもっている場合:規模の小さなコンサルティングファーム
40代の転職活動の際には、経歴から棚卸しを行い、自分の持っているスキルを充分に活用できるアピールをしてください。
応募する企業の分析もおこない、自分の考えている仕事と企業が求めている人材がマッチングすれば、転職を問題なくすすめられるでしょう。
また、40代公認会計士の転職では、会計士の仕事以外にも、経験を活かしたコンサルタント業界もおすすめです。
コンサルタントの転職サービスに登録してみると、自分では気が付かなかった職場に出会えるかもしれません。

公認会計士の転職はやめておけ?失敗した5例とその対策について紹介
公認会計士の転職は最強と言われる半面、「やめておいた方がいい」と言われるケースもあります。
なぜなら、転職が容易にしやすい職種であり、失敗した人も多いからです。
さて、転職で失敗したと感じるのはどういったときでしょうか。
実際に公認会計士の転職で失敗した例を確認して、自分に当てはまらないよう注意していきましょう。
残業が多くてワークバランスが大きく乱れてしまった
一つ目の失敗例は、予想以上に残業が多く、ワークライフバランスが大幅に崩れてしまったケースです。

年収が上がりキャリアの幅も広がりやりがいもありました。
しかし、クライアントベースで急にプロジェクトが始まったりすると休日返上で働かなくてはなりません。
プライベートの時間がほぼ取れず、辛くなってしまいました。
例えば、より知識の幅を広げたい、経営に関わってみたいとコンサルティングファームへ転職した場合でも、激務で体がついていかない可能性があります。
やりがいを感じて続けられる人がいる一方、転職したけれどすぐにやめてしまう人も多いでしょう。
給料や待遇が悪くなってしまった
二つ目は給与や待遇が悪くなったケースです。
年収アップを狙って中小企業やベンチャー企業に転職した場合、自由な裁量で仕事ができます。
しかし、給料があまり上がらなかった、むしろ下がった、となるかもしれません。
大手監査法人では在籍日数や役職によって順調に給料が上がるケースもあります。
そのまま勤め続けていた方が良かったかもしれない……と考えてしまうので注意です。

監査法人では年収アップに限界を感じ、ベンチャー企業に転職しました。
なかなか上場が難しく、結局提示されていた年収までは届かない日々が続いています。
前の職場でもう少し頑張って、マネージャーを目指せばよかったかもしれない……
思っていた実務ができなかった
三つ目は思い描いていた実務ができなかったケースです。
会計事務所や税理士事務所に勤めたが、同じ業務ばかりを押し付けられてしまい、キャリアアップの知識がなかなか身につかない可能性があります。
また、監査以外の仕事を経験したくても、監査ばかり行うケースや、同一の業種の財務処理ばかり行うケースもあるようです。
専門性を高めたい場合は問題ないですが、自分のキャリアプランにあった職場でなければやめてしまうかもしれません。

会計事務所に転職し、幅広い経験をしたいと思っていました。
しかし、業務は記帳代行ばかり……税務関係は税理士が担当、コンサルは上の位の人が担当してしまうため、こちらに仕事が回ってきません。
定時で帰れるのは魅力的ですが、仕事が単調でつまらないです。
教育が行き届いていなかった
四つ目は教育が行き届いていないケースです。
一般事業会社で経理を含めた会計を担当したのはいいものの、全く指導がない職場もあります。
慣れない職場で大変な上、わからない業務はすべて自分で調べるため、疲労困憊してしまうでしょう。

監査法人から一般企業の経理担当へ転職。
毎日定期的に行う業務をいきなり渡され、自分で調べながら仕事を進める日々……
定時帰りが魅力的だと思っていたのに、結局時間がかかってしまい残業しています。
しかし、大手企業だと教育が行き届かないケースは少ないようです。
公認会計士の仕事が向いている人の特徴5選!転職前に強みを確認
転職の際には自分の性格の棚卸しをするのが良いでしょう。
なぜなら性格や自分の信念によって、合っている職場を厳選すると、仕事へのやりがいや働きやすさにつながるからです。
どうしてその職場を選んだのかを多方面から伝えられるようになると失敗のない転職につながります。
真面目
公認会計士は真面目な人に向いています。
経理などに関わる場合は、毎日コツコツとルーティンワークをこなす必要があるからです。
一見地味ですが、万が一間違えてしまうと企業が回らなくなる大切な業務を、真面目にこなせるのは大きな武器となり得ます。
忍耐力がある
公認会計士には忍耐力も大切です。
繁忙期には締め切りまでに膨大な量のデータの処理を行う必要があります。
また、クライアントの条件などをじっくり聞く際にも忍耐力が重要となるでしょう。
そのため、辛い仕事を乗り越えた経験がある人はエピソードを交えて思い出しておくと、面談などで役立ちます。
論理的思考が可能
コンサルタント業務では、企業の売り上げやデータを客観的な視点で論理的に考えます。
例えば、クライアントに説明する際にも、論理的に順序だてて説明しなければ、コンサルタントが成り立ちません。
転職において、論理的思考ができることは公認会計士には良いアピールポイントになります。
マネジメント力がある
コンサルタントやアドバイザリー業務において、マネジメント力は必須の項目です。
例えば、アドバイスをするには論理的思考と合わせて、個人や企業をどう良くしていくかを考えていく必要があります。
企業をよくするために信頼関係を築くのもマネジメント力があるといえるでしょう。
そのため、経験を活かした目標設定や鋭い洞察力から適切なアドバイスができる人は公認会計士の転職で有利です。
勉強を楽しめる
公認会計士は勉強を楽しめる性格の人にも向いています。
なぜなら、法律の改正に伴う変更に対応していくためには、常に最新の情報を勉強する必要があるからです。
特に未経験分野へ応募する際、探求心や学ぶ姿勢をアピールは重要です。
勉強が楽しめるアピールで、転職の際にポテンシャルが高いと企業側に意識してもらえるでしょう。
公認会計士の転職先の選び方6つのポイント
公認会計士の転職は、失敗の危険性があります。
失敗しない転職先を選ぶためには6つのポイントに注意しましょう。
ポイント①:年収
年収UPは多くの人が転職の際に重要視する点です。
厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査において、企業規模別の公認会計士・税理士の年収平均は、以下のように示されています。
企業規模 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
1,000人以上 | 8,051,600円 | 7,236,300円 | 7,857,900円 |
100~999人 | 8,268,200円 | 8,534,800円 | 8,351,400円 |
10~99人 | 6,351,100円 | 4,820,000円 | 5,899,600円 |
10人以上 | 6,914,600円 | 5,782,300円 | 6,585,800円 |
大手企業から中小企業に転職した場合は、年収が低くなる可能性があります。
しかし、自分の持っているスキルが充分に活かせる職場であれば、中小企業であっても能力をアピールして年収UPが狙えます。
自分が監査法人で担当したクライアントの共通点や担当内容をまとめて、自分のスキルを知っておくのがおすすめです。
また、コンサルティングファームなど業界の収益性が高い職場には、従業員が高収入となる傾向があります。
ポイント②:ワークライフバランス
年収ややりがいも重要ですが、プライベートも充実させたいと思う人も多くいます。
仕事が大好きだという人でも、忙しさで自己管理ができないと体調を崩してしまい、働けなくなる危険性があります。
ワークライフバランスを考えて、拘束時間や残業時間をあらかじめ調べておくと良いでしょう。
ちなみに、一般的には経理部、内部監査、中小監査法人、会計事務所などの職場は残業時間が短い傾向にあります。
ポイント③:身につけられるスキル
公認会計士の転職先を選ぶ際には、転職先でどういった知識やスキルが身に着けられるかも大切です。
一つの職場では、なかなか新しいスキルは身に付かず、スキルが少ないと今後も不安になる人もいます。
転職時には今後のキャリアプランをたてて、そこに必要なスキルはどういった職場で得られるのか考えます。
監査法人に勤めている人は、FASや会計事務所などに転職するとコンサルティング能力など幅広い知識が手にはいるでしょう。
ポイント④:やりがい
新人で勤める大手監査法人では、会社の規模も大きく、細分化されているため、単調な仕事内容になりがちです。
そのため、やりがいを感じにくいデメリットがあります。
やりがいを求めて転職する人も多いでしょう。
顧客と密接に関わるコンサルティングファームではやりがいを感じやすいです。
ポイント⑤:人間関係
継続して仕事を行うには、職場の環境は大切です。
厚生労働省がまとめた令和2年転職者実態調査の概況において、自己都合における離職理由のうち、「人間関係がうまくいかなかったから」と応えた割合は23.0%です。
転職者のうち約4分の1が人間関係を重視しています。
そのため、転職活動中に会社の雰囲気や社員との実際に話してみた様子が、自分に合っているかどうかを確認しましょう。
ポイント⑥:独立に役立つか
独立を考えている人にとっては、転職は重要なターニングポイントです。
独立とは関係ない業務をする職場に転職してしまうと、独立は遠のいてしまうでしょう。
そのため、将来的に独立を考えている方には、ベンチャー企業のCFOや個人会計事務所にて経営に近い環境で働くのがおすすめです。
また、個人会計事務所にて幅広いスキルを得ながら実際に会計事務所を設立した際のノウハウなどを知るのも良いです。
公認会計士が転職しやすい4つのタイミング
繁忙期があり、なかなか転職活動をする時間も取れない公認会計士では、どんな時に転職しやすいのでしょうか。
転職しやすいタイミングを4つ紹介します。
修了考査の合格後
公認会計士の初めての転職は、修了考査の合格後のタイミングが多いです。
公認会計士として国に登録をするには、国家試験合格だけではなく2年以上の実務経験が必要で、実務経験をこなした後、修了考査を受験資格が得られます。
修了考査を受験して合格すると、公認会計士名簿に登録ができるので、晴れて公認会計士として転職活動が可能です。
大手監査法人では、試験勉強で休みをもらえますが、他の中小監査法人や一般事業会社では修了考査のために休みをもらうのは難しいかもしれません。
そのため、現状に満足できていない場合は、修了考査合格後のタイミングでの転職をおすすめします。
昇格後
大手監査法人はスタッフ、マネージャー、パートナーの大きく3つにポジションがわかれています。
さらに、スタッフとマネージャーの間にシニアスタッフ、マネージャーとパートナーの間にシニアマネージャーがあります。
監査法人におけるポジションごとの年収は以下の表をご覧ください。
スタッフ | 年収450~600万円 |
シニアスタッフ | 年収600~850万円 |
マネージャー | 年収900~1200万円 |
シニアマネージャー | 年収900~1300万円 |
パートナー | 年収1500万円~ |
順当に進めばシニアスタッフまでは3~4年ほどで昇格します。
賞与によって給料が変動しますが、昇進後も思ったように仕事ができなかった場合は転職のタイミングです。
また、マネージャーへ昇格後、年収は上がりますが残業代がなくなったり、仕事の責任や量が一気に増えたりします。
不満が増えやすい時期でもあり、他の職場でキャリアを磨きたいと考える人も多いため、転職しやすいタイミングといえるでしょう。
監査法人4~8年目
現役大学4年生卒業後に勤めた場合、4~8年後は20歳後半~30代前半となります。
30歳前後は転職に一番適したタイミングです。
また、転職市場で一番評価されやすい年代であるため転職する人が増える傾向にあります。
一生監査法人に努める気がない、独立を考えている、他の仕事内容も学んでみたいという人は4~8年目に監査経験を活かして公認会計士のキャリアアップを果たしましょう。
辞めたくなった時全般
修了考査の合格後、昇格後、監査法人に勤めて4~8年目はあくまで転職する人が多いタイミングです。
しかし、この時期を待って転職しなければならないわけではありません。
嫌な職場で働き続けることは精神衛生上良くないため、辞めたくなった時は、そのときが転職を考えるタイミングでしょう。
公認会計士は転職しやすい!失敗しないための7つの注意点
公認会計士はタイミングが合えば転職市場も活発で転職しやすい職種です。
しかし、転職に成功するためには7つ注意点があります。
転職したけど失敗してまたすぐに転職活動しないように確認していきましょう。
キャリアプランを考える
転職する際は今後のキャリアプランを検討しましょう。
公認会計士といっても業務の種類はさまざまであり、自分が将来目指している仕事や目標から逆算して転職先を考える必要があるからです。
以下の画像は日本公認会計士協会では公認会計士のキャリアマップを参考にしたものです。
キャリアプランのゴールには主に4つあります。
監査 | 独占業務でもある監査には、会社法監査、金融法監査、ファンド監査、地方自治監査など色々あります。監査で得た知識はコンサルティング業務やIPO支援に役立ちます。 |
一般事業会社 | 一般企業の経理や財務処理はどこでも働ける汎用性が高いスキルです。公認会計士の数字の強さを活かして、企業の運営や経営に関わることもあるでしょう。金融庁、財務省などの中央省庁や、都道府県・市区町村などの地方自治体での活躍も目指せます。 |
独立 | 会計事務所を立ち上げたり、ベンチャー企業で経営に乗り出すことも可能です。会計事務所や税理士事務所で、監査、記帳代行、コンサルティングなどを学んでからすすめるのが良いでしょう。社会保険労務士や不動産鑑定士などの資格をとって、専門性を武器に仕事をされている方もいらっしゃいます。 |
教育 | 公認会計士としての知識を活かして書籍を出版したり、大学で実務に関する講演をされるかたもいらっしゃいます。実務で得た経験から経済評論家や会計面から国民を支える政治家として活躍も可能です。 |
そして、これらのキャリアプランを決める際には、あなたが何を優先したいのかを明確にしておくことが重要です。
優先したいこと | おすすめのキャリアプラン | おすすめな理由 | デメリット |
---|---|---|---|
高収入を目指したい | 監査、独立 | やりがいがあり、勉強したことが仕事に直結する | 激務の可能性があり、ワークライフバランスが整いにくい |
ワークライフバランス重視 | 一般事業会社 | 単純作業が多く、精神的・体力的に負担が少ない | 勤務時間が少なくなり、高収入が見込めない |
独立したい | 独立 | 経営の立場から企業を動かせる面白さがある | 監査だけでなく税務処理など幅広い知識が必要 |
出世したい | 監査 | 仕事の経験を積み重ねることができる | 大手企業だと出世しにくい背景があり、転職をせまられる |
アドバイザリー志向 | 独立、監査、教育 | 社会貢献に関わり、自己肯定感が上がる | 職場によって求められる業務が変わるので日々勉強する必要がある |
事業会社志向 | 一般事業会社、監査(内部監査) | 表に立たずに、内側から仕事を支えることができる | 責任が大きく、精神的な負担になる |
なにが自分に向いているか、どういった仕事にやりがいを感じやすいかをチェックしておきましょう。
本記事では、公認会計士の職場の特徴や、転職先の選び方のポイントについても詳しく解説しています。
転職しようと思ったら早めに情報収集
公認会計士の転職には1年ほど時間がかかる可能性もあります。
転職に適したタイミングを逃してしまう可能性もあるでしょう。
慌てて、短い転職期間で転職先を選ぶことは、失敗のもとです。
なんとなく転職しようと思ったら自分の棚卸をする、キャリアプランを考えることだけでも始めると良いでしょう。
- 転職に適したタイミングを逃さない
- 転職先の厳選、見比べができる
- 転職時期を早められる
早めに情報収集を開始すると、転職しようと思っている職場の厳選ができたり、職場を見比べたりできます。
また、転職時期を早められる可能性もあります。
情報収集不足で失敗しないように現在の職場に違和感を感じたら早めに動き出しましょう。
中小企業は仕事内容や社風を詳しくチェックする
中小企業、ベンチャー企業は転職先として考えられる職場ですが、会社によってふり幅が大きいです。
仕事内容は業務や今後のキャリアに関わる部分なので、クライアントや仕事の量なども分かればチェックしましょう。
例えば、企業の公式HPには理念が書いてあるケースが多く、社風も確認できます。
自分の考えと企業の理念がなるべくあっている職場を選択すると、業務も取り込みやすい傾向です。
離職率を確認する
転職先を検討する場合は離職率を確認して、低いところを探してください。
離職率が分かりにくい時は求人数に着目し、たくさん求人があった場合は、なぜその求人数になっているのか考える必要があります。
事業拡大などで人手を増やしたい場合などは問題ありませんが、退職者が多くて急遽募集をする場合などは、勤めたあとにも、一度に退職者が出て自分の負担が多くなる危険性があります。
そのため、離職率を甘く見ないように注意しましょう。
Google以外の探索法もチェック
企業の裏側までなかなか知るのが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんなときはGoogle以外の探索法も確認してみましょう。
X(旧:Twitter)で企業名を検索して経営者や職員のポストをみたり、インスタグラムでの投稿を確認したりすると、企業の新しい発見があるかもしれません。
今はYoutubeやtiktok動画投稿をしている企業もあり、会社の雰囲気を感じられるケースもあります。
- X(旧:ツイッター)
- インスタグラム
- Youtube
- tiktok
- 5ちゃんねる(表現方法の受け取りに注意)
5チャンネルでの探索も、やや過剰な表現になっている可能性があるのを加味して覗いてみるのもおすすめです。
Google以外の探索法は表に出てこない情報収集に適しています。
冷静に比較検討する
転職活動する人は、転職先情報の比較検討します。
なぜなら、年収が高い、残業時間が少ないなど今よりも条件が良いものがあれば、すぐに応募してしまうかもしれないからです。
そのため、応募先を一つしか検討しないことはやめましょう。
自分の今後のキャリアプランや、働く環境、業務の内容に合っているかを比べるために、多数の企業情報を集めてください。
- 1日のうちにすべて決めないようにする:その日の感情で動いてしまうと、冷静な判断ができない可能性がある
- 色々なシチュエーションで比較検討する:仕事終わりのつかれているとき、家でのんびり休んでいるとき、やりがいのある業務を終えたときなど、一つの感情に頼らずに転職先を比較するよう心掛ける
転職エージェントを利用する
公認会計士の転職で絶対に失敗したくない人は転職エージェントの利用が最適です。
特に公認会計士に特化している転職エージェントをおすすめします。
一般の転職エージェントでは公認会計士の詳しい仕事内容まで理解してもらえない危険性があるからです。
エージェントに登録すると、自分の情報に基づいたスカウトメールなどが届くため、一から転職先を探す手間が省けます。
また、応募書類の添削や企業との連絡をおこなってくれるエージェントもあり、転職で抱える不安要素が少ないです。
求人を出している仕事の詳細を細かく理解しているため、自分で調べられなかった情報も得られる可能性もあります。
特に転職が初めての公認会計士は、転職エージェントに登録して優位に転職をすすめましょう。
公認会計士におすすめの転職エージェント7選
自分の公認会計士としての魅力を最大限まで引き出すためには、転職エージェントへの登録が一番の近道です。
転職エージェントは、自分の希望や強みに合わせて企業とのマッチングを誘導してくれます。
ここでは、公認会計士におすすめの転職エージェントを7つご紹介します。
自分にピッタリの求人を探し出しましょう。
マイナビ会計士|選考対策や条件交渉まで徹底サポート

- 転職制約者のうち70%が初めての転職活動
- 転職先の40%が事業会社
- 業界大手の求人数
マイナビ会計士は大手転職会社マイナビが運営する会計士専門の転職エージェントです。
業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、サポートが充実しています。
制約成功者のうち70%が転職活動が初めての人です。
転職初心者でも安心して利用ができます。
成功体験について

転職前:大手監査法人 転職後:大手放送局
大学を卒業後、事業会社での営業企画・販売管理職を経験していました。
その後、大手監査法人に転職、監査職に従事し。監査法人にて公認会計士としての実務を積んだ後、事業会社にて会計士としての活躍の場を求めたいという想いから転職を決意しました。

マイナビ会計士にて、大手放送局より期間限定での公認会計士採用がありご紹介しました。
マーケットの中でも人気の案件でもあり、競争倍率も高く、選考の難易度も高い状態でした。
各企業担当が徹底的に人材採用ニーズを汲み取っており、選考ポイントの重要な点を面接対策時に、徹底して指導を受けていただきました。
結果として、高い競争倍率の中、内定を獲得していただきました。

オファー金額も現職の年収より高く、無事、入社へといたり満足しました。
参考サイト:マイナビ会計士公式HP
マイナビ会計士は転職先の40%が事業会社であり、監査会社から一般事業会社への転職を検討している人にはおすすめです。
会計士、会計士試験合格者向けのキャリア診断も実施しており、 何が自分に向いているのか調べられます。
転職サイト名 | マイナビ会計士 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 1043件(2023年10月現在)+非公開求人 |
対象エリア | 全国 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・公認会計士 ・会計士試験合格者 ・USCPA |
転職先 | ・事業会社 ・監査法人 ・会計事務所 ・税理士法人 ・コンサルティングファーム ・金融機関 |
利用可能なサービス | ・転職サポート ・応募書類の作成 ・web面接 ・キャリアの棚卸 ・応募企業との日程調整 ・企業との年収交渉 |
公式HP | https://cpa.mynavi.jp/ |
MSーJapan|専門特化エージェントとして30年の実績

- 専門特化の転職事業で創業32年の実績あり
- おすすめしたい転職サービスNO.1
- 幅広い求人紹介から円満退社までサポート
MS-Japanは管理部門・士業におすすめしたい転職サービスNO.1の専門特化エージェントです。
株式会社MS-Japanが運営しており、30年以上の実績とノウハウをもとに転職活動をサポートします。
職種の知見を備えたアドバイザーがいて、自分を客観視してキャリアへのアドバイスや求人の紹介をうけられるでしょう。
成功体験について

転職前:監査法人 転職後:プライム市場 IT企業
結婚、転居により前職の監査法人を退職。
次の仕事は企業内の実務担当者として、監査法人での経験を活かしつつ、当事者として業務に携わりたい、と思い転職活動を開始。
家庭があるので、就業時間がある程度定められている企業内でないと仕事を続けていくことが難しいと感じていました。
監査法人で培った金融商品取引法の知識などを活かせる場であること、また離職率が低く落ち着いた社風であること、はじめての企業内での就業にも安心して取り組める環境を重視していました。

企業内での業務経験が無いので、いざ実際の業務に携わったときに対応できるかどうか、という双方の懸念がありました。
事前に、企業の管理部門の体制を、人員構成からその人柄・仕事のスタイルに至るまで綿密にヒアリングし、会計実務未経験の方が入った場合どういった対応(実務指導など)をしていただけるのか、もしくはするべきなのか、また勤務実態として、例えば残業時間などはどういったイメージになるのかを確認し、念入りな打ち合わせを行いました。
その情報をもとに、打ち合わせをし、業務内容の理解とともにイメージしていただきました。

初めての転職で不安な面も多かったのですが、MS-Japanのキャリアアドバイザーに親身になって相談に乗っていただき、安心しました。
また、先方の企業情報や働いている方々の人柄まで詳細に情報を伝えていただいたので、入社前のイメージングもしっかりとできました。
入社後のフォローもあり、今は徐々に業務にも慣れ、落ち着いて働くことができています。
参考サイト:MS-Japan公式HP
転職サイト名 | MS-Japan |
運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) |
求人数 | 1012件(2023年10月現在)+非公開求人 ※公認会計士のみで検索 |
対象エリア | 全国 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・公認会計士 ・会計士試験合格者 ・USCPA ・弁護士 ・税理士 ・社会保険労務士 |
転職先 | ・経理、財務 ・人事、総務 ・経営企画 ・内部監査 ・会計事務所 ・監査法人 ・社会保険労務士事務所 ・コンサルティング、金融など |
利用可能なサービス | ・転職サポート ・エージェント、キャリアアドバイザーの紹介 ・職務経歴書などの書類添削 ・応募企業との面接日程調整 ・円満退職のアドバイス |
公式HP | https://www.jmsc.co.jp/ |
ハイスタ会計士|質の高い非公開求人

- 質の高い非公開求人のみ取り扱い
- 面接のサポートが充実
- 公認会計士のキャリアをトータルサポート
ハイスタ会計士は株式会社アシロが運営する監査法人・会計事務所・企業の経理財務部への転職に特化した、転職支援のサービスです。
アドバイザー全員が公認会計士専門のエージェントであり、キャリアの方向性を示してくれます。
内定率に大きくかかわる面接・面談に関してサポートが充実しており安心です。
また、取り扱う求人はすべて未公開であり、質の高い企業を紹介してもらえます。
転職サイト名 | HiStandard 公認会計士 |
運営会社 | 株式会社アシロ |
求人数 | すべて非公開求人のため未公開 |
対象エリア | 不明 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・公認会計士 ・USCPA ・短答式試験合格 ・論文式試験合格 ・公認内部監査人 |
転職先 | ・監査法人 ・コンサルファーム ・事業会社 ・IPO準備中企業 ・CFO候補 |
利用可能なサービス | ・公認会計士としてのトータルサポート ・キャリアカウンセリング ・専任アドバイザーによる書類添削や面談対策のサポート |
公式HP | https://hi-standard.pro/cpa/ |
ジャスネットキャリア|専門性が高い転職エージェントNO1

- 専門性、サポート力が高い転職エージェントNo.1
- キャリアアップに必要な情報の提供
- 実務経験に役立つ動画の提供
ジャスネットキャリアはジャスネットコミュニケーションズ株式会社が運営する経理・財務の転職エージェントです。
専門性が高いと思う転職エージェント、サポート力が高いと思う転職エージェントNO.1を獲得しています。
成功体験について

大学卒業後、公認会計士試験全科目合格を果たして、大手監査法人に就職。そこで3年ほど監査業務に従事し、事業会社で経理経験を積むために大手自動車メーカーに転職。2年間在籍し、決算業務や有価証券報告書開示業務に携わりました。
さらなるキャリアアップとして、監査法人のアドバイザリー部門への転職を考え、エージェントに登録。財務会計のアドバイザリーを幅広く経験した後に、いずれはM&A関連のアドバイザリーのスペシャリストになっていきたい展望があります。

これほどの実績の持ち主であれば、複数社から内定を得ることもそれほど難しくはありません。
面談を重ねる中で、具体的な転職先の候補として、大手監査法人の他に、監査法人のグループ会社でアドバイザリー業務に特化したサービスを展開しているFAS (Financial Advisory Service)が挙がりました。そこで、監査法人のアドバイザリー部門とFASの組織体制の違いや各社の特徴などを説明。その上で「自分のキャリア形成にもっとも適した職場はどこか」という意識を持ちつつ、面接を受けてもらいました。
計4社に応募し、そのうち大手監査法人2社とFASの1社から内定が出ました。この3社の中で、最後まで悩んでいたのが、社風が自分に合うと感じた大手監査法人1社とFASの1社。
FASの場合、M&Aアドバイザリー業務に携われるとしても、業務プロセスごとに細かく<担当が分かれているため、そこで得られるスキルや経験は狭く深いものになります。一方監査法人の方は、M&Aアドバイザリーを川上から川下まで1人で一通り担当する点をご説明しました。

今後のキャリアを考え、現時点では幅広いスキルや経験を得ることを優先すべきだと判断し、監査法人への転職を選択しました。
参考サイト:ジャスネットキャリア公式サイト
転職サイト名 | ジャスネットキャリア |
運営会社 | ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 |
求人数 | 1002件(2023年10月現在)※公認会計士で検索 |
対象エリア | 全国 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・公認会計士 ・税理士 ・経理担当者 ・コンサルタント ・IR、人事、労務担当者 |
転職先 | ・ベンチャー企業CFO ・事業会社経理、決算マネージャー ・保険会社 ・税理士法人 |
利用可能なサービス | ・担当エージェントとの面談 ・職務経歴書の修正 ・企業の細かい説明が受けられる ・経理・財務の実務に役立つ動画を約150個見放題 |
公式HP | https://career.jusnet.co.jp/ |
レックスアドバイザーズ|転職やキャリアの電話相談可能

- シニア、マネージャーの転職実績が豊富
- 転職時期の相談ができる
- 転職先を動画で紹介
レックスアドバイザーズは株式会社レックスアドバイザーズが運営しており、公認会計士・税理士専門の転職支援エージェントを提供しています。
シニア、マネージャーといったポジションの転職活動においても数多くの実績を残しており、キャリアアップのためのノウハウが豊富です。
さらに、カジュアルキャリア相談も行っており、15分でちょっと聞きたい人にも対応しています。
成功体験について

会計事務所に就業するかたわら、公認会計士試験に挑戦していました。
無事論文式に合格し、これからは監査法人で監査の経験を積んでいきたいと決意。
転職相談を予約しました。

・40代、監査未経験だが監査法人をめざしたい
・国内メイン
・未経験なので、450万円以上であれば年収はこだわらない
上記3つのポイントをもとに、書類選考で9社エントリー、実際に面接に進んだのは4社でした。
最初は大手・準大手・中堅という順番で複数監査法人をエントリー。
あいにく書類選考ではお見送りが続き、なかなか面接まで進めませんでした。
ただ、税務等の経験があること、円滑なコミュニケーションが交わせる点について高い評価をいただいていました。
そこで弊社では企業分析と転職理由の深掘りを行いサポート。
面接対策をしっかり準備したところ、真面目な人柄と今後の業務への意欲が伝わり、1社の内定を獲得しました。

最終的には年収が希望年収よりも高くご提示いただき、念願の監査法人へ入社が決まりました。
「監査法人に挑戦したい!」と最後まで諦めないで良かったです。
参考サイト:レックスアドバイザーズ公式HP
転職サイト名 | レックスアドバイザーズ |
運営会社 | 株式会社レックスアドバイザーズ |
求人数 | 1023件(2023年10月現在)※公認会計士ですべての項目を満たして検索 |
対象エリア | 全国 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・公認会計士 ・税理士 ・経理、財務 |
転職先 | ・コンサルティング(財務・会計系、税理士法人系、金融系) ・一般事業会社 ・監査法人、 |
利用可能なサービス | ・転職検討段階のご相談 ・応募書類の作成 ・応募先の選び方のアドバイス ・面接の対策 ・選考スケジューリングのサポート ・年収等の条件や入社時期の調整 |
公式HP | https://www.career-adv.jp/ |
マネーフォワード キャリア|転職後に役立つスキルの習得支援

- マネーフォワードクラウドを利用しているDX特化した転職先をご案内
- FFS理論に伴うマッチング
- 会計事務所で役に立つ知識とスキルの習得を支援あり
株式会社マネーフォワードが運営しているクラウド型会計ソフトの公認メンバー制度に登録した企業は、特典の提供や活用促進のサポートが受けられます。
この公認メンバー制度を受け、DX化を推進している優良な中小企業会計事務所を案内するのがマネーフォワードキャリアです。
マネーフォワードクラウドをはじめとした会計事務所で役に立つ知識とスキルの習得を支援してくれるため、未経験者でも問題ありません。
また、「ストレスと性格」の研究において開発されたFFS(Five Factors & Stress)理論に基づいて会計事務所をマッチングします。
転職サイト名 | マネーフォワードキャリア |
運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
求人数 | 非公開 |
対象エリア | 不明 |
費用 | 完全無料 クラウドサービスは有料 |
対象者 | 公認会計士 |
転職先 | マネーフォワードクラウドと公認メンバー制度を交わした ・税理士法人 ・税理士事務所 ・公認会計士事務所 |
利用可能なサービス | ・FFS理論を活用した精度の高いマッチング ・フィナンシャルプランナーによるライフプランニング支援 ・DX人材に特化した転職先の紹介 ・マネーフォワードクラウドの使い方支援 |
公式HP | https://cpta-hub.biz.moneyforward.com/career |
ミツカル|一定の基準をクリアした会計事務所のみ掲載

ミツカルは株式会社ミツカルが運営している、実務経験3年以上の有資格者特化の転職サービスです。
転職先は残業時間20時間以内(繁忙期以外)、評価制度がしっかりしているといった会計事務所に厳選されていて、いわゆるブラックな会計事務所はありません。
ミツカルは税務に特化したスキルを得たい方はおすすめです。
成功体験について

大阪から地元への移住に伴い、ミツカルに登録したところ、地元の大手事務所からオファーがあった。

資産税に興味があり、ミツカルに登録したところ都内の相続特化事務所からオファーがありました。
引用サイト:専門家の相談室
転職サイト名 | ミツカル |
運営会社 | 株式会社ミツカル |
求人数 | 128件 (2023年10月現在)※会計士で検索 |
対象エリア | 全国 |
費用 | 完全無料 |
対象者 | ・税理士 ・公認会計士 |
転職先 | 税理士事務所 |
利用可能なサービス | ・オンライン、電話面談 ・年収診断 ・職場診断 ・ブラック診断 ・転職ノウハウなどの動画サービスの提供 |
公式HP | https://mitsukaru.cc/ |
公認会計士の転職は効率良くすすめよう
- 公認会計士の年収平均746万円を意識する
- 監査法人だけでない13種類の転職先をしっておく
- 転職先によって違う未経験分野へ挑戦するときに必要なスキルを確認
- 転職市場は30代前後、40代以降はコンサルタント業界も視野にいれる
- 転職先を選ぶポイントは年収とワークライフバランスなどがある
- 公認会計士が転職する時期は修了考査の合格後がおすすめ
- 転職に失敗しないためには今後のキャリアプランが重要
- 公認会計士の転職は公認会計士専門の転職サイトを利用する
公認会計士の年収は年代によって上昇する傾向ですが、キャリアの幅を広げたかったり、ワークライフバランスを考えたりして転職する人が多いでしょう。
また、転職に失敗しないためには、転職時期やタイミング、企業情報の収集が重要です。
転職エージェントを利用すると、自分では気が付けなかった経歴やキャリアプランの見直し、詳しい企業情報が手に入るため、積極的に利用しましょう。
初めての転職では、サポートが充実していて、幅広い業種と求人数の多いマイナビエージェントがおすすめです。
- 求人数が多い
- 幅広い業種から選べる
- 業界専門のアドバイザーがついてサポートしてくれる

\アドバイザーが企業人事と直接交渉してくれる!/
転職エージェントを利用して、公認会計士の転職を効率よく有利にすすめてください。