本サイトは口コミや評価を元にプロモーションを掲載しランキング付けしています

カナダドルの見通し【2024年2月最新版】今後の相場をAIなどを基に予測

カナダドルの見通し

カナダドルはしばらくの間、上昇と下落の幅が限定的でレンジ相場となる見通しです。

カナダドルの通貨価値と関連性の高いアメリカやロシアの経済状況、そして原油価格などの複数の経済要因に挟まれています。

上昇下落どちらかに動いても別の要因によって再度反対方法に動くような相場になる予想が立てられます。

この記事ではカナダドルの見通し根拠となる経済指標や証券会社のレポート、AI予想について解説していきます。

カナダドル関連の通貨ペアで利益を狙うならぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • カナダドルの見通しと相場予想
  • カナダドルの見通しの根拠となる重要指標
  • 証券会社やAIによるカナダドル予想

※本記事では、金融庁からの認可を受け財務局に登録済かつ金融先物取引業協会に加入しているFX口座のみを紹介しています。

【2024年2月】カナダドル/円のリアルタイム為替レート

2024年2月現在、カナダドル/円は100.00円台を推移中です。

3月頭につけた95.937円を大きく上回り、一時107.812円を最高値としています。

直近の動きを見ると、101円台にレジスタンスラインが見られるため、101円を上抜けるかが大きなポイントです。

カナダドルの今後の見通し・予想は?

今後のカナダドルは105.00円付近まで上昇するものの、その後は徐々に下落すると予想しています。

その根拠として、次の3つの可能性があるからです。

カナダドルの今後の見通し予想根拠
  • アメリカの金利低下を織り込みカナダドル安になる可能性
  • 原油価格の上昇がカナダドル高になる可能性
  • テクニカル分析では、2024年のカナダドル/円の想定レンジは93.6~105.95

アメリカの金利低下を織り込みカナダドル安になる可能性

米ドルとカナダドルには相関性があります

2022年はアメリカがインフレ抑制のために金利を大きく引き上げ、歴史的なドル高になりました。

アメリカの隣国であるカナダも、その影響を受けて、2022年は110.872円まで上昇しています。

2024年は、米金利の利上げ幅が小さくなり、最終的には利上げが止まります。

現在の為替は政策金利の影響が大きく反映されるため、徐々に米ドル安になっていくでしょう。米ドル安に伴いカナダドル安も進む可能性があります。

ただし、アメリカが利下げするのは、もう少し先という見解が強いです。

少なくとも2024年に利下げに踏み切る可能性は低いため、2022年以前のドル水準に戻るにはもう少し時間がかかるでしょう。

原油価格の上昇がカナダドル高になる可能性

2022年はロシアのウクライナ侵攻で原油価格が一時上昇するも、中国の都市封鎖措置などで原油需要が減少。

2024年は、都市封鎖が解除された中国の原油需要の増加に伴って、原油価格が上昇するという考えもあります。

しかし、世界的な利上げによる景気後退で、原油需要が伸びにくい可能性もあります。

原油需要が高まる中国も、ロシアから格安で輸入できるため、原油価格上昇は限定的になる見方が強いです。

カナダドルは資源国通貨の側面を持ち、原油価格が上昇すれば、カナダドル高になる可能性があります。

2023年の原油価格の上昇が限定的であるなら、カナダドル高にはならないでしょう。

テクニカル分析では、2024年のカナダドル/円の想定レンジは93.6~105.95

カナダドル/円の月足チャートを見ると、短期移動平均線が中期移動平均線を下回っているため、110.863円を上抜ける可能性は低いと考えます。

スロー・ストキャスティクスでは「買われ過ぎ」のデッドクロスが105円前後で発生。105円以上になると、売り意識が強くなるため、2024年のレンジ天井は105円前後となるでしょう。

反対に、サポートラインは、2016年から2021年までレジスタンスラインだった91円~93円台が下支えになります。

以上の点から、2024年のカナダドル/円の想定レンジは93円〜105円と考えられます。

カナダドルの今後の見通しを考える上で重要な指標

カナダドルの今後の見通しを考えるうえで、さまざまな経済指標を確認して分析しなければいけません。

カナダドルを分析するなら、カナダの経済指標以外にも次の指標を確認しましょう。

カナダドルの見通しにおける重要な指標
  • アメリカの政策金利
  • ロシアの政策金利
  • ロシア・ウクライナ情勢
  • EIA週間石油統計

アメリカの政策金利

アメリカの政策金利が上がると、2年債国債が買われて利回りが上昇します。

アメリカの国債は、短期の「2年物国債」と長期の「10年物国債」の2種類あり、一般的には2年債金利より10年債金利の方が高いです。

しかし近年、アメリカの急速な利上げにより、2年債金利が10年債金利を上回る「逆イールド現象」が発生

逆イールドは景気減速の前兆とされています。

アメリカの景気が悪くなると隣のカナダにも影響するため、カナダドルを使ってトレードする際は必ずアメリカの政策金利もチェックしましょう。

ロシアの政策金利

現在ロシアは、ウクライナへの侵攻が続いており、欧米から経済制裁を受けています。

ロシアは原油産出国のため、ロシアの経済事情は資源国通貨であるカナダドルとは無関係ではありません

ロシアの財政が悪化すれば、ウクライナ侵攻にも影響が出ます。

今後のウクライナ情勢によって世界経済は大きく変化する可能性があるため、ロシアの政策金利もチェックしましょう。

ロシアウクライナ情勢

カナダドルに限らず、ロシア・ウクライナ情勢の進展は世界経済に大きな影響を与えます。

カナダドルもロシア・ウクライナ情勢の影響を受けるため、チェックしなければいけません。

もしロシアがウクライナに今以上に侵攻した場合、再び原油の価格が高騰する可能性があります

原油価格が上がれば、カナダドルも影響を受けて上昇するでしょう。

反対に、ロシアが侵攻を完全に停止すればロシア産原油が市場に出回ることが期待され、原油価格が下がるかもしれません。

ロシア・ウクライナ情勢の進展は、世界経済を大きく左右する地政学リスクの1つです。

今後の展開でカナダドルの動きも変わるため、こまめに確認しましょう。

EIA週間石油統計

EIA週間石油統計とはアメリカの原油、ガソリン(混合ガソリン含む)、留出油などの石油製品の在庫を示す経済指標です。

数値は毎週水曜日に発表されます。

資源国通貨であるカナダドルの場合、EIA週間石油統計の数値によって価格が変動する可能性があります。

EIA週間石油統計の具体的な使い方は、事前予想と実際の発表数値とのギャップ差です。

予想と発表数値との差が大きいほど、原油価格が大きく変動します。

また、同じ石油製品の在庫数を示す「米API週間在庫統計」とのギャップの大きさにも注意しましょう。

今後のカナダドル相場でおすすめの稼ぎ方を証券会社から分析

カナダドルを使ってトレードをするなら、カナダドル相場の状況を把握しなければいけません。

カナダドルの相場の見通しは、証券会社が毎月レポートを発行しています。

以下の2社が発行しているレポートから、カナダドルの相場の動きを分析しましょう。

カナダドル相場のおすすめレポート
  • 三菱UFJ銀行のレポート
  • 野村証券のレポート

三菱UFJ銀行のレポート

三菱UFJ銀行のレポート「FX Monthly」の内容をまとめると、直近のカナダドル関連の動きは以下の通りです。

  • カナダ中銀は2月8日に労働市場のひっ迫や予想を超えた経済成長を踏まえて、25bpの利上げを実施。
  • 次回3月会合で金利据え置きの可能性が高いことを議事要旨で公表。
  • 米のパウエル議長「ディスインフレ」の見通しを強調が、カナダの利上げ停止の後押しになった。
  • 原油需要の増加見通しがカナダドルの追い風になりそう。OPECが発表した2023年の世界石油需要の上方修正や中国の経済再開の本格化が、カナダドルの下支えになる予想。

レポートによると、原油需要の増加によって、カナダドルが上昇する見通しです。

政策金利も3月から据え置きの可能性が強いため、インフレがどのくらいで収まるかがポイントです。

野村証券のレポート

野村證券のレポート「国際金融為替マンスリー」によると、直近のカナダドル関連の注目ポイントは以下の通りです。

  • カナダ中銀は、堅調な1月雇用統計を受けて、ややタカ派(金融引き締め)的な姿勢を取った。
  • 米FRBには利上げ期待が高まっているが、カナダとアメリカの金利差はそれほど変化しない見方を示している。
  • FRBが利上げに踏み切っても、カナダドルへの影響は限定的だ。

カナダはアメリカと同様に、タカ派的な政策を打ち出しています。

そのため、金利差によってカナダドルが売られる心配はないという見方を示しています。

今後のカナダドル相場のAI予想

相場を予想する材料の1つとして、AIを利用する人も増えてきました。

では、カナダドル相場をAIはどう予想しているのでしょうか。

株式投資に特化したツールの販売・開発を行っている「投資の森」の予想をまとめました。

投資の森:カナダドル/円の予想

投資の森では毎日朝の時間帯にその日のカナダドル/円のレンジ予想は発表しています。

投資の森では、レンジ予想の他にも以下のテクニカル分析指標から売買シグナルを掲載。

  • 移動平均線乖離率
  • RSI
  • MACD
  • モメンタム
  • ボリンジャー
  • ストキャスティング
  • DMI

2月現在では「RSI」「モメンタム」が買い優勢で「ボリンジャー」と「ストキャスティング」が売り優勢です。「移動平均線乖離率」「MACD」「DMI」は特にシグナルが出ていません。

その他、カナダドル/円と相関性の高い経済指標ランキングも掲載されており、今の相場でチェックしておくべきニュースや経済指標が一目でわかるようになっています。

カナダドルの取引におすすめのFX会社

カナダドルを使ってトレードするなら、カナダドルのトレードに適したFX会社選びが重要です。

中でも以下の2社はカナダドルを使ったトレードにおすすめできます。

カナダドル取引におすすめのFX会社
  • SBI FXトレード【1通貨から取引できる】
  • DMM FX【原油チャートも確認できる】

SBI FXトレード【1通貨から取引できる】

SBI FXトレードは1通貨から取引できて少額から始められるFX会社です。

1通貨とはカナダドル/円であれば1カナダドルのことで、100円以下からFX投資を始められる数少ないFX口座です。FX初心者でも安心してトレードが開始できます。

また、SBI FXトレードでは専用のチャートソフトが利用可能です。

29種類のテクニカルチャートや21種類の描写ツールが使えるため、より高度なトレード分析ができます。

SBI FXトレードは初心者から上級者まで幅広いニーズに応えているFX会社です。

DMM FX【原油チャートも確認できる】

DMM FXは通貨ペア以外の幅広いチャートが確認できるFX会社です。

原油チャートも見れるため、相関性が高いカナダドル/円をトレードする時の参考になります

また、DMM FXでは、トレードに役立つさまざまなツールが利用可能です。PC版では4つのツールが使えるため、より詳細なトレード分析ができます。

信託保全も行っているため、万が一DMM FXが破綻しても安心です。

カナダドルの見通しについてよくある質問

カナダドルの今後の見通しについて、よくある質問をまとめました。カナダドルに関する質問は以下の通りです。

カナダドルは今買い時ですか?
2024年2月時点で、カナダドルは買い時ではないと考えます。
現在カナダドルは上昇しているものの、2024年の予想レンジの中段の価格です。
今カナダドルを買っても広い値幅は狙えず、あまり旨味はありません。
今後、アメリカの景気後退に伴ってカナダドルが下がる可能性があるため、下がったタイミングで買うのが良いでしょう。
具体的にはカナダドル/円が93~94円台になったら買いを意識してみてください。
カナダドル/円の平均レートはいくら?
2024年2月時点でのカナダドル/円の平均レートは約108円です。
今後は原油需要の増加やアメリカの政策金利などによって、さらに上がる可能性はあります。
2024年のカナダドル/円の予想レンジは93円〜105円というのが市場の見解です。
過去の米ドル/カナダドルのレートは?
過去の米ドル/カナダドルのレートを見ると、1.20から1.46を推移しています。
米ドル/カナダドルの変動の大きな要因は原油価格とアメリカの景気です。
例えば、2016年は最高値で1.46840をつけましたが、この年は原油価格の下落によってカナダドルが売られました。2020年も2016年と同じ1.46台をつけましたが、パンデミック前のアメリカ好景気が原因と考えます。
過去のレートを見れば、相場が動く要因が分かります。上記内容を参考に米ドル/カナダドルでもトレードしてみてください。