企業看護師の実態を徹底解説!年収・仕事内容から必要な資格まで

  • 企業の看護師ってどんなことするの?
  • 企業の看護師は働きやすい?
  • どうすれば企業看護師になれる?

今回はこんな疑問にお答えします。

企業看護師に興味があるけど、なんとなく自信が持てずに足踏みしてしまう人は多いです。

そこで今回は、企業看護師の年収、仕事内容、必要な資格、向いている人の特徴まで徹底解説します。

この記事を読めば、あなたが企業看護師に向いているかどうかを確実に知ることができますよ。

目次 開く

  1. 企業で働く看護師(産業看護師)とは
  2. 企業(産業)看護師の平均年収は?
  3. 企業(産業)看護師の具体的な仕事内容
  4. 企業(産業)看護師の1日のスケジュール
  5. 企業(産業)看護師のやりがい
  6. 企業(産業)看護師が活躍できる業種
  7. 企業(産業)看護師のメリット
  8. 企業(産業)看護師のデメリット
  9. 企業で働くことに向いている人の特徴
  10. 企業で働くことに向いていない人の特徴
  11. 企業(産業)看護師を目指す人におすすめのスキル・資格
  12. 企業(産業)看護師への転職は現実的に難しい?
  13. 企業(産業)看護師に転職する際の成功のポイント
  14. 【魅力的な企業が見つかる】おすすめの看護師転職サイト2選
  15. 企業看護師への転職に関するよくある質問
  16. まずは転職サイトで情報収集を!
目次へ

企業で働く看護師(産業看護師)とは

企業で働く看護師(産業看護師)とは、医療機関ではなく一般企業で働く看護師のことです。

企業内の保健室や医務室で勤務し、従業員の健康管理をメインに行います。

病棟看護師とは働き方が大きく異なるため、安易に転職しないよう注意しておきましょう。

転職してから後悔しないためにも、働き方の違いについて深く理解しておくことが大切です。

ここからは、企業看護師の特徴について項目別に詳しく解説していきます。

企業(産業)看護師の平均年収は?

職種平均年収
看護師508万1300円
企業看護師500〜600万円

企業看護師の平均年収は約500〜600万円です。

看護師全体の平均年収と比べて「同等〜2割増し」という結果でした。

企業看護師には「夜勤がない」「医療行為が少ない」といった特徴があります。

そのため、

病棟看護師よりも心身のストレスが少な年収も高い

と言えるでしょう。

ただし、企業看護師の年収は企業・職種によってばらつきが大きいため、就職先によっては病棟看護師よりも年収が低くなることもあるため注意が必要です。

企業(産業)看護師の具体的な仕事内容

企業看護師の仕事は、従業員の健康管理が主となります。

病棟の働き方とは大きく異なるため、病棟から企業に転職する場合は注意が必要です。

企業看護師の具体的な仕事内容は、以下の通りです。

それぞれについて解説します。

健康診断

企業看護師の業務の1つとして、従業員の健康診断が挙げられます。

各種検査は専属の看護師や技師が実施するため、企業看護師はそのサポートが主な役割です。

具体的には、

  • 健康診断の企画(病院との調整)
  • 従業員への広報活動
  • 健康診断の準備(日程調整・会場の設置)
  • 健康診断のサポート(受付など)
  • 診断結果の管理
  • 従業員へのフィードバック

などが挙げられます。

健康診断の結果を元に生活習慣病の予防を促し、必要時には病院への受診を勧めて重症化予防に努めます。

保健指導

保健指導では、生活習慣病の発症リスクが高い人に対して、生活習慣を見直すサポートを行います。

面談や電話・メールなどを通してうまくコミュニケーションを取りながら、本人の主体性を引き出し生活習慣の改善を促します。

生活習慣病の対策は症状によって異なるため、従業員それぞれの健康状態に合わせた対応が必要です。

集団教育

健康教育を集団に向けて行うことで、従業員全体の健康意識を高めることができます。

集団教育は、

  • 喫煙率が高い職場なら、肺年齢チェック
  • 女性が多い職場なら乳がんチェック

など、従業員の特徴に合わせて企画することが大切です。

会社の予算に合わせつつ、より効果的な内容にするなどの工夫が求められます。

日々の健康相談

医務室に来た従業員に対して、健康相談とその対応を行います。

「学校の保健室」を連想するとイメージがつきやすいでしょう。

気兼ねなく相談してもらえるよう、普段から声をかけやすい雰囲気をつくることが大切です。

相談者に親身に寄り添い効果的に指導を進めるためにも、質の高いコミュニケーションスキルが求められます。

メンタルヘルスケア

従業員のメンタルヘルス不調を防止することは、企業看護師の大切な役割の1つです。

定期的なストレスチェックの実施や、セルフケアの獲得を目的とした教育活動などを行います。

従業員本人が気づかぬうちにストレスを抱えていることもあるため、コミュニケーションを通して些細な変化に気づくことが大切です。

過重労働対策

管理職と連携しながら、過重労働を強いられている従業員がいないか注意して観察することも企業看護師の役割です。

過重労働だと思われる従業員がいた場合には、産業医によるカウンセリングの機会を設けるなどの対策を講じます。

過重労働による従業員の損失は企業にとって大きな損害となるため、重要な役割の1つだと言えるでしょう。

応急処置

従業員のケガや病気の応急処置を行います。

各企業ごとに起きやすいケガや病気が異なるため、起きる頻度が高いものから重点的に対策をとっておくと良いでしょう。

とはいえ、医務室で対処できるケガや病気は軽症のものに限ります。

病状が重い場合には、すぐに医療機関へ搬送することが大切です。

企業(産業)看護師の1日のスケジュール

ここでは、企業看護師の1日のスケジュールを一例を挙げて紹介します。

自らが働く姿を想像しながら読み進めてみてください。

時間仕事内容
08:30 出勤1日のスケジュールやメールのチェックを行う。
従業員と面談がある日は早めに出社することもあり。
09:00 朝礼当日のスケジュールやイベントの確認、連絡事項の共有を行う。
10:00 職場視察の同行産業医や衛生管理者とともに職場巡回を行う。
作業環境を実際に見て、危険な箇所がないかを確認する。
巡回中に従業員とコミュニケーションを取ることも多い。
11:00 面談・カウンセリング健康診断の結果が良くない従業員と面談し、生活習慣見直しのための助言をする。
産業医との面談を希望する人には面談のセッティングやカルテ準備・同席などを行う。
12:00 お昼休憩弁当の持参だけでなく、外食することも可能。
13:00 カルテ入力健康診断の結果を電子カルテに入力する。
数年間の健康状態をわかりやすいようデータ化することも。
15:00 研修資料作成総務部主催の健康増進教育研修のための資料を作成する。
16:00 メールチェック・電話対応翌日に面談する従業員一人ひとりに連絡をして、面談の予定を共有する。
17:00 就業・退勤業務報告書を作成し、明日の準備を完了させて業務終了。

その他の役割として、

  • 産業医とのカンファレンス
  • 衛生委員会などの会議への参加
  • ポスターなどの掲示物の作成
  • 健康教室の開催

なども挙げられます。

企業(産業)看護師のやりがい

従業員の健康を心身ともに支えることで、感謝の言葉をたくさんもらえます。

また、

  • 自ら開催した健康指導によって体調管理に関心を持つ従業員が増えた時
  • メンタルヘルスケアによって元気を取り戻す従業員がいた時

などに、強い喜びを感じられるでしょう。

従業員の健康が保たれることで、業務パフォーマンスの向上や事業推進につながり、結果的に企業の業績も上がります。

これらの活動を企業が認めてくれた時に、大きなやりがいを感じることが多いです。

企業(産業)看護師が活躍できる業種

企業看護師が活躍できる業種は多岐に渡ります。

具体的には、以下の通りです。

それぞれについて解説します。

治験コーディネーター

治験コーディネーターとは、医療機関・製薬会社・患者さんとの間に立ち、治験がスムーズに進むようにサポートする仕事です。

主な業務内容として、以下のようなものが挙げられます。

  • スタートアップミーティングの補助
  • 検査機器の管理
  • 被験者募集
  • 治験の説明文書・同意書の作成
  • 被験者のスケジュール管理と対応
  • 症例報告書の作成
  • 有害事象への対応
  • 治験終了報告書の作成

病棟で培った医療の知識を活用しながら患者さんを支えられるやりがいのある仕事です。

臨床開発モニター

臨床開発モニターとは、新薬の有効性や安全性を確かめる治験を円滑に進めるための仕事です。

主に、治験症例データの収集や、進捗管理を行います。

具体的な業務内容は以下の通りです。

  • 医療機関・医師の選定
  • 実施依頼・契約手続き
  • 医師へのヒアリング
  • 症例報告書のチェック・回収
  • 報告書の作成

管理職まで昇進すれば年収1000万円も狙えるため、病棟時代よりも大きく稼ぎたい人におすすめです。

フィールドナース

フィールドナースとは、医療機器メーカーに勤務して自社製品の営業や納品後のアフターフォローなどをする仕事です。

クリニカルコーディネーター・クリニカルスペシャリストとも呼ばれています。

具体的な業務内容は以下の通りです。

  • 自社製品のプレゼンテーション
  • 医療機器のデモンストレーション
  • 製品の販売促進支援
  • 納品後の動作説明・アフターフォロー

ドクターに対して製品をプレゼンするなど、高いコミュニケーションスキルが求められます。

MR(医薬情報担当者)

MRとは、医薬情報担当者のことです。

医療関係者に対して自社の医薬品の品質・安全性・重要性などを説明し、採用してもらえるよう働きかけます。

具体的な業務内容は以下の通りです。

  • 担当施設を訪問し情報を提供
  • 自社の医薬品に関する説明会・プレゼンを行う
  • 自社医薬品を知ってもらう企画をたてる

医薬品の情報を正しく伝えるだけではなく、採用を促すための高い営業力が求められます。

品質管理者

品質管理者とは、治験の質を向上させるための品質管理を行う仕事です。

主な業務内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 臨床開発におけるGCP(実施基準)・SOP(標準業務手順書)の遵守確認
  • 臨床開発に関わる各種文書の内容確認
  • SOPの作成・改定

データを作成するにあたり医療知識が必要となるため、看護師資格を保有していれば採用されやすい傾向にあります。

イベントナース

イベントナースとは、イベント参加者の応急処置や受診の判断をする仕事です。

臨時の救護室で待機し、救護者の対応を行います。

主な業務内容は以下の通りです。

  • 応急処置
  • 受診の判断
  • 救急搬送の要請(必要時)

迅速かつ的確な判断が必要となるため、臨床で培った看護スキルを存分に活かして働く必要があります。

ツアーナース

ツアーナースとは、旅行や課外活動に同行して健康管理を行う仕事です。

主な業務内容は、以下のようなものが挙げられます。

  • 主催者との打ち合わせ
  • 参加者の健康管理
  • 参加者の食事管理・服薬管理
  • 病気やケガの応急処置

体調に関して気兼ねなく相談できる雰囲気を作るための高いコミュニケーションスキルが必要です。

保険会社の医務査収

保険会社の医務査定とは、看護師目線で保険の引き受けや契約条件を見直す業務です。

健康状態などの情報を参考にして、保険の契約を結ぶ判断や保険条件の精査を行います。

企業(産業)看護師のメリット

ここでは、企業看護師のメリットについて紹介します。

具体的には、以下の通りです。

それぞれについて解説します。

ワークライフバランスが整う

企業勤めの特徴として、

  • 残業が少ない
  • 夜勤がない

などが挙げられます。

それに加えて、土日祝休みの企業も多いためワークライフバランスが整いやすいです。

病院勤務とは違って規則正しい生活を送ることができるため、昼夜逆転などの心配がなく体調も整いやすいでしょう。

給料や福利厚生が良くなる可能性がある

職場によって異なりますが、特に大企業であれば給料・福利厚生ともに手厚いことが多いです。

企業の福利厚生は、旅行の割引、介護支援、特別休暇など多岐に渡ります。

それに加えて、結婚祝い金、災害見舞金などの金銭的な手当が受けられる企業も少なくありません。

職種平均年収
看護師508万1300円
企業看護師500〜600万円

また、上記の表のとおり、そもそも企業看護師は給料が高いです。

上記のことから考えると、企業看護師は金銭的に余裕が出やすく、プライベートが充実する可能性が高いと言えるでしょう。

体力的に負担が少ない

企業看護師の仕事は、面談・データ管理などデスクワークが中心となります。

病棟看護師のように力仕事や夜勤がないため、体力的に楽だと言えるでしょう。

特に年齢を重ねれば重ねるほど、その恩恵は顕著に現れます。

疲れが溜まらず日々の生活にも余裕が生まれるため、ストレスを感じにくいです。

医療行為が少ない

企業看護師は「予防医療」がメイン業務であるため、直接医療行為に関わることは少ないです。

そのため、

  • 医療ミスが怖い
  • 命を預かるプレッシャーが辛い

などの精神的負担が少なく、病院よりも気楽に働くことができます。

緊急入院や重傷者の対応をすることもないため、病院とは違って落ち着いて業務を進められます。

病院特有のピリピリとした雰囲気がないため、人間関係も築きやすいでしょう。

医療現場の緊張感にストレスを抱える人にとっては、大きなメリットの1つだと言えます。

人間関係に悩みにくい

企業看護師は、1〜2名の少人数体制が取られています。

そのため、病院のような大勢の看護師がいる環境とは異なり、人間関係に悩まされにくいと言えるでしょう。

スタッフ間での派閥に悩まされたり、苦手な上司とペアナーシングを行うこともないため、病棟勤務と比べて精神的負担が少ないです。

企業(産業)看護師のデメリット

続いて、企業看護師のデメリットについて紹介します。

具体的には以下の通りです。

それぞれについて解説します。

医療現場の感覚を忘れやすい

企業看護師は「予防医療」がメイン業務であるため、医療処置を行う機会が少ないです。

そのため、病棟看護師としての現場感覚を忘れやすいと言えるでしょう。

ブランクが長ければ長いほど、病院やクリニックに復帰する際に感覚を取り戻せず苦労しやすい傾向にあります。

将来的に医療現場に戻りたいと考える人は注意が必要です。

収入が減る可能性がある

新しい業界に入職すると「新人扱い」となるため、給料が下がりやすいです。

また、看護師はもともと年収が高いため、いくら企業看護師の年収が高いといっても就職先によっては収入が減ることもあります。

収入を減らさないためには情報収集に注力し、給料が高い求人を見つけることが大切です。

看護師が少なく相談できない

企業看護師は少人数体制(1〜2名)であるため、相談しにくい環境だと言えます。

ものごとを自分で判断する場面も多く、常にプレッシャーを感じるでしょう。

業務内容が病棟時代とは大きく異なるため、慣れないうちは精神的負担が大きいです。

人数が少ない分、他の看護師と密に関わる必要があるため、職員同士の相性が悪いと仕事がしにくいという側面もあります。

今までとは異なるスキルを求められる

企業看護師になると、パソコン操作や電話対応など今までとは異なるスキルを求められます。

病院ではあまり必要のなかった「ビジネスマナー」をしっかり身に付ける必要があるため、就職し始めの時期は苦労しやすいです。

業種によっては営業やプレゼンテーションなど、さらに幅広いスキルの獲得が要求されます。

転職してから辛くならないためにも、どの程度のスキルが必要になるのか転職前に確認しておきましょう。

企業で働くことに向いている人の特徴

ここでは、企業で働くことに向いている人の特徴を紹介します。

具体的には以下の通りです。

それぞれについて解説します。

メンタルヘルスや予防医療に興味がある人

企業看護師の仕事は、病気やケガを未然に防ぐための予防医療がメインです。

また、身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスケアにも深く携わります。

そのため、上記のような業務内容に興味がある人は企業看護師に向いていると言えるでしょう。

病棟時代の「病気の人を支える」とは違った形で強いやりがいを感じられます。

臨床経験を生かして違う分野で活躍したい人

企業看護師として働く上で、臨床経験は非常に役立ちます。

具体的には、以下の通りです。

事例役立つスキル
健康相談・メンタルヘルスケア傾聴スキル
応急処置医療・看護知識
営業コミュニケーションスキル

そのため、臨床経験を生かして違う分野で活躍したい人は、企業看護師がおすすめだと言えるでしょう。

夜勤がない仕事をしたい人

病棟勤務とは違って、企業の看護師には夜勤がありません。

そのため、夜勤がない仕事をしたい人は、企業看護師に向いていると言えます。

その上、企業看護師の給料は高く病棟時代より年収があがることも多いです。

夜勤なしでしっかり稼ぎたい人にとっては、特におすすめだと言えるでしょう。

事務処理が好きな人

企業看護師の仕事は、デスクワークが中心です。

具体的には、以下のような業務が挙げられます。

  • 面談記録
  • 健診結果の分析
  • 保険事業の案内作成
  • 健康教育のポスター作成

そのため、事務処理が好きな人にとっては、企業看護師はおすすめの働き方だと言えるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

従業員の健康を守るためには、コミュニケーション能力が高いことが重要です。

なぜなら、生活習慣の改善を図るためには行動変容を促すための積極的な関わりが求められるからです。

例えば、

  • 介入を拒否する人
  • 健康管理に無関心な人

などがいた場合にも、根気強く関わり信頼関係を築かなければいけません。

そのため、コミュニケーション能力が高い人こそが、企業看護師に向いていると言えるでしょう。

企業で働くことに向いていない人の特徴

続いて、企業で働くことに向いていない人の特徴について紹介します。

具体的には以下の通りです。

それぞれについて解説します。

アドバイスが苦手な人

企業看護師は、従業員に対して健康の保持増進を目的とした助言をすることが多いです。

そのため、アドバイスが苦手な人は企業看護師には向いていないと言えるでしょう。

アドバイスがうまく伝わらないと、納得を得られず行動変容は促せません。

結果として従業員の健康が守られないため、企業看護師としての役割をうまく果たせない可能性が高いです。

コミュニケーションが苦手な人

従業員の健康意識を高めるためには、高いコミュニケーションスキルが欠かせません。

会話の中で信頼関係を築き、生活習慣の改善を促す必要があります。

また、健康指導に拒否的な従業員に対しては、笑顔で関わり続けるなどの対人スキルも必要です。

そのため、コミュニケーションが苦手な人は、企業看護師には向いていないと言えるでしょう。

テキパキと動いて仕事をしたい人

企業看護師の仕事は、デスクワークが中心です。

比較的落ち着いた状況の中で、業務を進めることが多いです。

多重業務に追われて走り回ることがないため、病棟と比べて確実に活動量は減少するでしょう。

そのため、テキパキと動いて仕事をしたい人は、企業看護師には向いていないと言えます。

企業(産業)看護師を目指す人におすすめのスキル・資格

企業看護師になるために必要な資格は「看護師免許」のみです。

しかし採用に関しては、その他の資格を保有している方が有利になります。

企業看護師を目指す人におすすめのスキル・資格は以下の通りです。

それぞれについて解説します。

看護師としての臨床経験

看護師としての臨床経験を重要視する企業は多いです。

なぜなら、基礎的な看護スキルは産業保健分野でも役立つことが多いからです。

★基礎的な看護スキルの例

  • 応急処置
  • 検査データの理解
  • 疾患の知識など

「臨床経験〇年以上」を採用条件としている企業も多いため、求人情報をしっかりと確認しておきましょう。

保健師資格

企業看護師の仕事は「予防医療」がメインであるため、企業によっては保健師を優先的に募集するところも多いです。

そのため、採用条件に記載がなくても、保健師資格を保有しているだけで転職を有利に進められます。

保健師の資格を取得するのは大変ですが、うまく転職を進めるためにも保健師の資格を取得してみると良いでしょう。

衛生管理者

衛生管理者とは、従業員の健康障害の予防・労働災害の防止などに努める職種です。

衛生管理者の仕事内容は以下の通りです。

  • 労働者の健康障害を防止するための作業環境管理
  • 作業管理及び健康管理
  • 労働衛生教育の実施
  • 健康の保持増進措置

従業員50人以上の企業では、1人以上の衛生管理者を設置する義務があります。

そのため、衛生管理者の免許を保有しているだけで採用されやすいと言えるでしょう。

衛生管理者の資格は、保健師免許を保有している人に限り申請するだけで取得可能です。

産業カウンセラー

産業カウンセラーとは、職場でのカウンセリングを担当する業種です。

メンタルヘルス対策に有効であるため、産業カウンセラーの資格を保有しているだけで採用されやすい傾向にあります。

日本産業カウンセラー協会が主催する養成講座を修了後、試験に合格すれば資格が与えられます。

興味がある方は挑戦してみると良いでしょう。

メンタルヘルスマネジメント検定

メンタルヘルスマネジメント検定とは、働く人たちの心の不調を防止するために必要な知識や対処方法を習得するための試験です。

学習内容としては以下のようなものが挙げられます。

  • 疾病の防止
  • 健康増進
  • ライン(管理職)によるケア
  • 組織全体によるケア

試験に合格することができれば、メンタルヘルスケアの知識があることが証明されるため転職活動を有利に進めることができます。

企業(産業)看護師への転職は現実的に難しい?

一般的に、企業看護師への転職は難しいと言われています。

その理由は、以下の2つが考えられるでしょう。

企業看護師への転職が難しい理由

それぞれについて解説します。

求人が少ない

企業看護師は、常に応募が殺到するため求人が少ない傾向にあります。

また、企業には「企業看護師」の設置義務がないため、そもそも募集を出していない所も多いです。

それに加えて、就職者の勤続年数が長く退職者が出ないという特徴もあります。

これらが原因で、企業看護師への転職難易度は高くなっていると言えるでしょう。

採用難易度が高い

企業看護師は少人数配置であるため、必然的に経験者の募集が多くなります。

また、保健師資格が優遇されるため、企業看護師よりも「産業保健師」が採用されやすいのが現状です。

これらが原因で、企業看護師の就職難易度は高くなってしまいます。

転職活動がうまく進まない場合は、転職が有利になる対策をとる必要があるでしょう。

転職に成功するためのポイントについては、次の見出しで詳しく解説します。

企業(産業)看護師に転職する際の成功のポイント

企業看護師を目指すなら、採用率があがるスキルを獲得しつつ、求人をうまく探すことが重要です。

具体的には以下の通りです。

それぞれについて解説します。

ビジネスマナーを身に付ける

企業で働く看護師には、一般的なビジネスマナーが要求されます。

そのため、電話対応やテキストコミュニケーションなど基礎的なスキルを身に付けると良いでしょう。

従業員や来客への礼儀や言葉遣い、立ち振る舞いなど社員として恥ずかしくない行動を取れるようにしておくことが大切です。

基本的なパソコン操作を身に付ける

企業看護師の仕事はデスクワークがメインであるため、基本的なパソコン操作ができることが重要です。

特にWord・Excel・PowerPointなどは、健康診断の結果集計や健康教育の際などに必ず必要となります。

就職してから困らないためにも、各種ツールの使い方を今から勉強しておきましょう。

転職が有利になる資格を取得する

上述したように、企業看護師への転職難易度は高いです。

そのため、転職が有利になる資格を取得しておくと良いでしょう。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 保健師資格
  • 衛生管理者
  • 産業カウンセラー
  • メンタルヘルスマネジメント検定

詳しくは、企業(産業)看護師を目指す人におすすめのスキル・資格の項を参照。

資格の取得は簡単ではありませんが、うまく転職を成功させるためにも挑戦してみてください。

看護師転職サイトを利用する

企業看護師への転職を成功させるためには、看護師転職サイトを利用することが必須です。

なぜなら、企業看護師には、

  • 求人が少ない
  • 採用基準が厳しい

という特徴があるからです。

看護師転職サイトを利用すれば、企業の求人をうまく見つけてもらえることはもちろん、履歴書や面接で使える志望動機・自己PRも一緒に考えてもらえます。

転職のプロに手厚くサポートしてもらえるため、自分一人で転職活動を行うよりも採用率があがることは間違いありません。

【魅力的な企業が見つかる】おすすめの看護師転職サイト2選

ここでは、企業看護師を目指す人が使うべきおすすめの看護師転職サイトを2つ紹介します。

具体的には、以下の通りです。

【魅力的な企業が見つかる】おすすめの看護師転職サイト2選

それぞれについて解説します。

マイナビ看護師

「マイナビ看護師」を一言で紹介すると、

病院以外の求人に強い看護師転職サイトです。

マイナビ看護師の2つの強み

★「好条件求人」が圧倒的に多い

マイナビ看護師は、医療転職に精通した「マイナビ」が運営する転職サイトです。医療機関との繋がりが強く、信頼と実績があります。そのため、他の転職サイトでは見られない「好条件求人」がたくさん掲載されています。

★病院以外の求人が豊富

マイナビ看護師は、一般企業・美容クリニック・訪問看護・介護施設などの求人が豊富ですそのため、「病棟以外で働きたい」と考えている方に非常におすすめです。

おすすめする理由

マイナビ看護師は、病棟以外の求人が豊富であり、特に一般企業の求人に関しては断トツで多いです。

そのため、「企業看護師として働いてみたい」と考えている人は登録必須の転職サイトだと言えます。

マイナビ看護師のキャリアアドバイザーは、転職希望者との面談を大切にしているためヒアリングが丁寧で、個人の希望にあった求人をしっかり提案してくれます。

大手企業である「マイナビ」が運営しているため、好条件の求人が集められている所も強みです。

全国21ヶ所に営業所を設置しているので、対面での転職相談も可能なうえ、忙しい方向けに電話での対応も選べます。

レバウェル看護

「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」を一言で紹介すると、

求人案件数が日本最大級だから、選択肢が大幅に広がる転職サイトです。

レバウェル看護の2つの強み

★理想の条件を妥協する必要がない

レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )は日本最大級の求人案件数に加えて「紹介案件の質が良いサービスNo.1」の称号を獲得しています。そのため、数ある質の高い求人案件の中から、自分の理想条件に合う職場を妥協することなく探せます。

★職場の「働きやすさ」が分かる

レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )では年間4000回をこえる職場訪問を実施しており、各職場の詳しい内部事情を把握しています。その情報を参考にしながら求人を選べるので「あなたにとって働きやすい職場かどうか」を見極めることが可能です。

おすすめする理由

レバウェル看護は、全国をカバーする求人数の多さと、丁寧なサポートが評判の転職サイトです。

求人案件が10万件以上もあるので、

  • 選択肢を狭めたくない
  • 転職先を妥協したくない

と考える人におすすめです。

もちろん一般企業の求人も充実していて、他の転職サイトと比べて自由に就職先を選ぶことができます。

利用者数も40万人を超えていることから、かなり満足度の高い転職サイトだと言えるでしょう。

アドバイザーへの連絡はLINEでできるので、気軽に相談可能です。

企業看護師への転職に関するよくある質問

企業看護師への転職に関するよくある質問を紹介します。

企業(産業)看護師は新卒でもなれる?
企業の看護師として働くために必要な資格は「看護師免許」のみです。
特に応募条件が設定されていなければ、新卒看護師でも企業に勤めることができます。
企業(産業)看護師と産業保健師の違いは?
法律上、保健師と看護師では求められる役割が異なりますが、実際の企業では両者の業務にはほとんど差がありません。
ただし、採用に関しては「保健師免許」を保有している方が有利になる傾向にあります。

まずは転職サイトで情報収集を!

今回は、年収・仕事内容・必要な資格・向いている人の特徴まで、企業看護師の実態を徹底解説してきました。

もう一度要点を振り返ります。

企業(産業)看護師の平均年収は以下の通りでした。

職種平均年収
看護師508万1300円
企業看護師500〜600万円

企業(産業)看護師の仕事内容は以下の通りでした。

企業(産業)看護師が活躍できる業種は以下の通りでした。

企業(産業)看護師のメリットは以下の通りでした。

企業で働くことに向いている人の特徴は以下の通りでした。

企業(産業)看護師を目指す人におすすめのスキル・資格は以下の通りでした。

企業(産業)看護師に転職する際の成功のポイントは以下の通りでした。

【魅力的な企業が見つかる】おすすめの看護師転職サイト2選は以下の通りでした。

【魅力的な企業が見つかる】おすすめの看護師転職サイト2選

年収が高くワークライフバランスが整いやすい企業看護師。

病棟看護師とは違う形で大きなやりがいを感じられる職種であることが理解できたかと思います。

この記事を読んで「企業看護師に興味が湧いた人」は、ぜひ転職を検討してみてください。

ただし、企業看護師は人気の職種であり転職難易度が非常に高いです。

そのため、情報収集する段階から看護師転職サイトを利用することをおすすめします。

転職のプロに有益な助言を受けながら、有利に転職活動を進めましょう。

企業看護師への転職は「マイナビ看護師」が非常におすすめ!