このように思ったことはないでしょうか？

ネット上で調べてみると、ネット売買に成功している人がいる一方で、ネット売買に失敗している情報も気になるところ。

しかし、サイト売買自体は大手企業でも積極的に行っている事例があります。

サイト売買で有名な一例として、2006年にGoogleが行ったYouTubeサイト買収が当時大きな話題となりました。

YouTubeは2005年からサービスを開始、動画投稿の将来性に目をつけたGoogleは、翌年約2,000億円でYouTubeを買収し大きな話題となりました。

現在にいたっては、こうしたサイト売買は大手企業のみならず、個人売買でも行われているのです。

これからネット売買をするにあたって失敗を避けるには、理解を深めて行動する必要があります。

そこで今回の記事では以下のようなことを紹介しています。

本記事を最後まで読んでいただければ、ご自身で行うサイト売買の失敗が避けられますよ。

サイトを売買（M＆A）するとは

サイト売買とはWebサイトを売買する取引のことをさします。

対象となるのはニュースサイトやブログ、ECサイトのほか情報メディアなどその種類は多岐に渡ります。

インターネットが普及し、収益や集客の柱としてサイトが重宝されるようになったことで、サイト自体に売り手、買い手といった取引も同時に広がりを見せました。

このようにサイトを売買することから、サイトM＆Aと呼ばれるようになり、2016年頃にはサイトのM&Aを仲介業者もチラホラと誕生するようになったのです。

サイト売買は儲かるの？個人がサイト売買で儲ける際のポイント3つ

サイト売買（M&A）で儲かるの？と疑問に感じる方もいるでしょう。

サイト売買において、売り手はサイト自体の売却益を得られ、買い手はサイトの営業利益で収入を得られます。また、サイト売買は、サイト自体に収入が少なくてもサイトは売れるのです。

たとえば、サイトのデザイン性やコンテンツの質、集客ができているなどの要素が挙げられます。すると、買い手としては価値のある資産として見られるため、高値で取引されることがあるのです。

そのため、買い手は一からサイトを作るより、少し手を加えることで収益をあげられます。

サイトをうまく成長できれば、購入当時の何倍以上の収益を生み出すサイトリノベーションも可能になるのです。

では、サイト売買の概要がわかったところで、サイト売買で儲けるポイントを3つ紹介します。

サイトを運営しながら利益をあげる

「集客はできているけれどマネタイズまでにはいたっていないサイト」「コンテンツの質の見直しが必要なサイト」は、テコ入れをすることで収益アップにつながる可能性は十分あります。

実際に、ご自身の得意なことやノウハウが活かされることがあれば、どのようなサイトを購入するべきか判断がつきやすくなります。

サイトに足りていない部分をご自身が運営して補うことで、サイト自体の収益アップは十分可能です。

収益が出てうまくいっているサイトをあえて売却する

収益に成功しているサイトをあえて売却することで、サイト売買で大きく儲けがでます。

なぜなら、サイト売却の相場は、サイト月間利益の12〜24か月分が多いためサイト売却すると、本来サイトから得られる収益の1年〜2年分の資金が短期間で得られるのです。

一方で、「収益が出ているサイトはずっと持っておきたい」と思うでしょう。

しかし、サイト運営はアルゴリズムの影響や、急な案件停止など予想だにしないことが起こります。となると、うまくいっていたものが急に収益が得られないことも起こりうるのです。

また、収益が低下している状態よりも、収益が出ている状態で売却した方が高値で売れます。

つまり、今後収益が低下するリスクを早い段階で解消してしまう方法とも言えるでしょう。

そのため、サイトを売却する際は、売却が成立するまで収益を安定しておくことも一つのポイントになるのです。

購入時よりも高値でサイト売却する

購入したサイトが思ったより理想的なものではない。と感じた時点で、サイト売買失敗とは言い切れません。なぜなら、ご自身でサイトをリノベーションすれば購入時よりも高値で売れる可能性があるからです。

サイトリノベーションスキルがあれば、いまいちと思ったサイトでもテコ入れをして収益化までもっていくこともできます。

そして、そのサイトをそのまま持ち続けるのではなく、購入時より高値で売却できれば、その資金でさらに大きなサイトを購入して育てるサイクルも生まれます。

このサイト売買の繰り返しで、個人でもサイト売買で大きく儲けられるのです。

サイト売買における購入側の失敗事例

サイト売買における失敗事例として、買い手側が気をつけたいポイントがあります。

サイト自体はさまざまな要素があるので、サイトを買ってから気がついたと悩むユーザーも少なくはありません。

サイト売買はネット上でのやりとりになるので、購入前にオンライン・オフライン関わらず、面談をせずに取引完了してしまうことがほとんどです。

ここでは、買い手側が気をつけたいサイト購入の失敗事例について解説します。

サイト運営が想像以上に大変だった

サイト見積もりの時点で魅力を感じ、実際購入したものの思った以上にサイト運営が大変だったというケースがあります。

たとえば、専門性が高いジャンルやトレンドを追い求めるジャンルなどは、その分サイト運営は大変になります。

具体的な事例として、外注できる専門的なライターさんを確保できなかったり、コンテンツの品質を担保するあまり定期的なメンテナンスが必要になったりする例です。

【対策】

中長期的な運営ができるかどうかの判断や、運営体制をそのまま引き継ぎ可能かどうか。それらを購入前に確認するといいでしょう。

サイト運営未経験の状態で購入をした

サイト売買（M&A）に対し、安易な気持ちで挑戦する方に多い事例です。

その理由は、とにかく簡単そうだからといった気持ちで、準備をせずにサイト運営をはじめてしまうからです。

「M&Aとはいってもサイトなら手軽にはじめられそう」「利回りがいいから投資として良さそう」「ブログは簡単に儲かりそう」と安易な気持ちではじめてしまう。

もちろん、サイト自体に価値があれば収益は生まれるでしょう。しかし、サイト運営するには必要な知識を身につけることがとても重要です。

サイトはどのように集客して収益をあげるのか。これらを理解しないとサイト運営はむずかしくなります。

【対策】

もし、勢いで購入してしまい、サイト運営がいまいちわからないと感じたならば、価値が下がる前に売却するのも一つの手段です。

購入後売上やアクセスが実際違っていた

購入前に記載されていた、サイト月間閲覧数や収益が実際とは異なっていた。

実際にサイトを購入する側としては、判断がむずかしいとおもいます。

しかし、サイト購入前に気をつけるポイントをおさえておけば、このような失敗は回避可能です。

【対策】

具体的には、購入を検討している段階で交渉時に「Googleアナリティクス収集情報画面を見せてもらう」方法や「買収の意向を伝えた上で、Googleアナリティクスの権限を付与してもらう」方法があります。

Googleアナリティクスを見れば、サイトにどのくらいの訪問者があり、どのぐらい成果をあげているのかがわかります。

虚偽の数値や直近のサイト情報の見極めに、事前にサイト内の情報を共有してもらうことで安心してサイト購入ができるでしょう。

購入後サイトの検索順位が下がってしまった

サイト購入後にアクセスが著しく下がってしまう事例もあります。

理由は、Googleアルゴリズムの変動で検索順位が下がってしまったからです。

SEO集客に力を注いでいるサイトとしては、検索順位低下は悪影響になります。

【対策】

サイト購入前に「SEOで集客を上げているサイトかどうか」を評価するしかありません。

評価基準としては

不安定なSEO集客しているようであれば、突然Googleアルゴリズムによって検索が落とされることもあります。

購入前の見極めも大切です。

メンテナンスに時間がかかった

サイト購入した際、メンテナンスが行き届いておらず、通常の運営状況に持っていくまで時間がかかるケースです。

ワードプレスでサイト構築している失敗事例として

【対策】

ワードプレスであれば、HTMLソースコードから最新のものにバージョンアップされているか。
コンテンツ内容であれば、最新のものに更新されているかどうか確認しておくといいでしょう。

サイト売買における売却側の失敗事例

サイト売買における売り手側として、短期間で利益を先取りできる利点があります。

しかし、ネット上のやりとりになるサイト売買。売り手側にも失敗事例は存在します。

たとえば、サイトを譲渡したのに料金が振り込まれない。サイト譲渡後、買主からサポート要求が鳴りやまない。ですがこれらの失敗事例は回避できます。

この章では、売り手側の失敗事例を紹介しながらその対策法も紹介します。

サイト譲渡しても料金が振り込まれない

サイト売買サービスを介さず直接やりとりをした結果、料金が支払われず逃げられてしまうケース。

しかしこれは、売り手側ではなく買い手側にも該当するケースになります。

【対策】

エクスローサービスを利用して取引することです。

エクスローサービスとは、買い手はまず第三者に料金を支払い、サイトが無事納品されたら第三者から売り手側に料金が支払われるサービスです。

とはいえ、ご自身でサイト譲渡における料金のやりとりや、売り手側の信頼度を判断するのはむずかしいと感じるでしょう。
その際はM&A仲介業者にお任せする方法もあります。

サイトを相場より安く売ってしまった

サイト譲渡の際、相場を知らずに売却してしまい、のちに高く売れたかもしれないと後悔してしまうケース。

サイト評価は、サイト自体まったく同じものがないため、一概に相場料金の算出はむずかしいとされています。ですが、サイト売買に知見や経験がつくとおおよその相場値段はわかるものです。

【対策】

サイト売買サービスに自社サイトを査定してもらうことや、成約済み案件から自社サイトと類似するサービスを見比べることで対策できます。

相場観がわかれば、相場より少し高めで売りに出すこともできます。
すると、相場より安く売ってしまう失敗が避けられます。

サイト譲渡後買主からの質問が多い

サイト譲渡後にサポート期間を設けたのに、そのあとも買主さんからの質問が多すぎるケース。

これはサイト譲渡に関わらず、サイト運営に慣れていない初心者の方によくある問題です。

たとえば「ドメインの設定方法がわからない」「プラグインは何を使えばいいのか？」など、基礎的なことまで永遠と聞いてくる。このようなことになってしまっては、サイトを売る側も大変なおもいをします。

【対策】

買主さんにはある程度サイト基礎を知っている方のみ取引をお願いしたり、サポート範囲や返信頻度の明確化、さらにサポート自体金額に上乗せする方法もあります。

その際、事前に料金とサポート内容を明確にし、双方が納得した上で取引を進めることが望ましいでしょう。

譲渡後もタグ張り替えをしてくれず広告収入を振り込み続けている

サイト譲渡が成立した時点で、サイトから発生する広告収益（アフィリエイトなど）は買主さんに送金しなければなりません。

つまり、譲渡後一向に広告タグを張り替えてくれなければ、売り手側は何か月にも渡って精算しなければならないのです。

となると、この機会にサイト売却したはずなのに、なぜか手間が増えてしまうことになります。

【対策】

契約の段階でタグの張り替え期限を設け、それ以降売り手側は清算しない形で契約をとりましょう。

コントロールの権限はすべて買主にあるので、期限が過ぎてしまったら買主さんの責任として契約する方法もあります。

競業避止違反に該当してしまった

サイト売買における競業避止違反とは、売却後に類似したサイトを運営してしまい、買主から不利益を被ったと提言されることです。

実際、サイト上ではどの程度で競業避止に当たるのか。判断がむずかしい部分ではあります。

【対策】

契約時に類似内容の定義を明確にしたり、競業避止に抵触するようなサイトを作らないなどの対策が必要になります。

また、すでに運営しているサイトで類似判断がむずかしいと思った場合、事前に買主へ開示して了承を取るなどの対策が望ましいでしょう。

サイト売買トラブルを防止する方法

サイト売買において、売買に関する失敗に気を取られがちです。

ですが、事前に知識を身につけておけば、十分に失敗を回避しながらサイト売買が進められます。

ここではサイト売買におけるトラブルを防止する方法を紹介します。

運営に必要なノウハウの身につける

サイト売買においてサイト取得に運営ノウハウは必須です。

実際に、サイトを高額取得しても、うまく運営ができなければ安定した収益はあげられません。

【対策】

サイトを取得する際は売り手側から、「サイト内のどこに顧客が満足しているのか」「過去にどのようなトラブルがあったのか」などを聞いておくといいでしょう。

サイトを売る側としては、譲渡の際サイトマニュアルがあればそれを渡し、なおかつ一定期間サポートを行うとトラブルも避けられます。

サイト内容における著作権の確認

購入したいサイトが見つかった場合、そのまま購入するのではなく、事前に「コンテンツ内容に著作権が課せられているのか」を確認しておくと安心です。

とくに気をつけたいのがサイト記事に対しての著作権です。

具体的に、記事の写真は写真家、記事のデザインはデザイナー、記事の文章はライターなど。外部で著作権を保持しているとなにかとトラブルの原因になります。

そのため、著作権が複雑に入り組んでいるとサイト売買はむずかしくなります。

【対策】

事前にサイト内のコンテンツをすべて引き継ぎ可能なのか。これら書面を通して確認しておくといいでしょう。

ドメインとサーバー管理者の引き継ぎ

サイト売買が完了したら、ご自身でドメインとサーバーの引き継ぎをする必要があります。

ドメインはサイトの住所なので住所変更として。サーバーはデータを保管する場所の引き継ぎとして手続きが必要です。

【対策】

その際、サーバー管理会社にご自身で名義変更の手続きが必要となります。これら、ドメインとサーバーの引き継ぎをすることで、サイトの引っ越しが完了します。

専門家に交渉依頼を任せる

サイト売買におけるトラブルはもとより、失敗を避けるためにはサイトM＆Aの専門家に頼るのもひとつの方法として挙げられます。

なぜなら、サイト売買は主観でみると判断がしにくい部分もあるからです。

さらに、良さそうなサイトが見つかっても、条件交渉で相手のいいように進んでしまうケースもあります。

そのようなことを避けるにも、専門家が第三者として間に入り、どちらも損をしない取引をすることで未然にトラブルを防ぐことにもつながります。

【対策】

サイト売買でトラブルや失敗を避けたい。と考えている方は、M&A仲介業者の検討もしてみましょう。

サイト売買するメリット

サイト売買をする際、どうしても失敗を気にしてしまいますが、サイト売買から得られるメリットは大変素晴らしいものがあります。

ここではサイト売買におけるメリットを紹介します。

サイト売買におけるメリットは以下の通りです。

ひとつずつ解説していきます。

サイト売却一括で儲かる

サイト売買の売り手にとって一番の魅力は、サイト売却は一括で儲かることでしょう。

個人サイトでも数百万円で取引されたこともあるため、資産形成にもサイト売買は可能性を秘めています。新規事業の開業資金としても、サイト売買は大きな収穫となるでしょう。

ノウハウを確立すれば継続的に利益が手に入る

サイト売買において、売却を目的にサイトを作るケースもあります。

たとえば、サイトを育てて売るノウハウがあれば何度でもサイトを作り、継続的に高い収益を生み出すことが可能になります。

育てるノウハウがあれば、安いサイトを購入し自分でサイトを育てて高値での売却も可能になるでしょう。

しかし、コンテンツを上手に作れる人が前提なので、上級者向きとも言えます。

サイトを育てなくても資産が手に入る

サイト売買のメリットとして、一から育てなくてもサイト売買を利用すれば良質なサイトが手に入ります。

サイトを一から作り集客すると、試行錯誤やGoogle検索に乗るまで時間がかかります。

それらをショートカットできるわけですから、時間も節約になり値段によっては強いサイトが手に入るのもメリットです。

サイト売買におけるデメリット

サイト売買ではすべてがメリットに働くとは限りません。デメリットを知っておくことで、サイト売買の失敗回避にもつながります。
ここでは事前に知っておきたいデメリットを紹介します。

取引相手を見つけるのがむずかしい

サイト売買に慣れていないと、お互い納得いくように取引が進むのはむずかしいでしょう。

実際に、仲介サイトを介して取引しなければ、サイト売買に慣れていないとトラブルになる可能性もあります。

お互いが納得いくような取引相手を見つけるには、仲介サイトや仲介業者、その他プラットフォームを利用することで取引相手も探しやすくなります。

売買手続きが面倒

サイト売買で見落としがちなのが書面の手続き内容です。

サイトを売却する際、書面に記載漏れや見落としがあるとのちに大きなトラブルに発展します。

さらに買主はサイトを買い取った後も細かな設定も控えているため、どこまで売主がフォローしてくれるのか。などを書面上で記載する必要があります。

手続きが面倒だと思った方は、専門家などに一度相談するのもいいでしょう。

 想定していた価格で売買できない

サイト売買には相場があります。しかしながら、取引の場となれば「安く買いたい」「高く売りたい」気持ちのやりとりになります。

となると売買において、想定していた金額とは違ったことになる場合もあります。

「想定していた金額とは違った」とならないためにもご自身で譲れない金額設定も重要です。

サイト売買するならプラットフォームを利用するのがおすすめ！

ここまでサイト売買で失敗を避ける方法を紹介しました。

では実際に、どこでサイトを売買するべきか迷いますよね？サイトを売買する主なプラットフォームは以下の通りです。

これからサイト売買していこうと検討している方は、個人間ではなく土台がしっかりしているプラットフォームの利用が安心です。

しかし、サイト売買には無数のサイトや取引相手がいます。

「個人で判断することがむずかしい」「サイト売買は金額も高額なので失敗したくない」と感じる方も多いでしょう。

その場合はプラットフォームを利用するのもひとつの方法です。

プラットフォームであれば、取引相手を探してくれて売買においてお互い損をしないように調整してくれます。

サイト売買に自信がない方は、ぜひ専門家がいるプラットフォームを検討してみてください。

サイト売買失敗のまとめ

ここまでサイト売買における失敗とその対策を紹介しました。
サイト売買における失敗事例と、その対策をまとめると以下のようになります。

サイト売買で一番気をつけたいのは安易な気持ちでの取引です。

なぜならサイト売買は高い金額が動くからです。

そのためサイト売買に失敗したくはありません。

今回は事前に身につけておくべき、サイト売買で失敗しない知識や注意点を紹介しました。

ぜひ、サイト売買を通じて収益を上げていただければと思います。