クレジットカードを発行するうえで避けては通れない「審査」。
審査に落ちるとクレジットカードの発行はできません。そこで、審査なしのクレジットカードはあるのだろうかと気になる方も多いと思います。
そこで今回は、審査なしのクレジットカードはあるのかについて解説していきます。その他審査に通るコツや審査基準についても解説していきます。
- 審査なしのクレジットカードはない
- しかし、家族カード・デビットカード・プリペイドカードは例外
- 審査が不安な方は、審査に通りやすいカードに申し込むのがおすすめ




もくじ
審査なしのクレジットカードはある?
早速ですが、本題である審査なしのクレジットカードはあるのかについて解説していきます。
審査なしのクレジットカードはない
結論から言うと、審査なしのクレジットカードは存在しません。
理由としては、審査なしでクレジットカードを発行してしまうと貸し倒れのリスクが上がってしまうからです。
クレジットカード決済は、利用料金を一度カード会社が立て替え、利用者に後日まとめて請求します。そこでカード会社側は、申し込み者がお金をきちんと返済できる人物なのかを、判断する必要があります。
そのため、申し込み者の返済能力を判断するために行われる審査は、非常に重要なプロセスなのです。
家族カードなら審査なしでクレジットカードが持てる
審査なしのクレジットカードはありませんが、1つだけ審査なしでクレジットカードが持てる方法があります。
それは、「家族カード」を発行することです。
クレジットカードの審査は本会員のみに対して行われるので、家族カードは審査がありません。
審査なしでクレジットカードが作れない理由
審査なしでクレジットカードを作ることはできません。
理由は、審査なしでクレジットカードを発行すると、カード会社にとってリスクが大きくなってしまうからです。
そもそもクレジットカードの取引は、利用者・カード会社・加盟店の3者間により以下の流れで行われます。
- 利用者が加盟店でクレジットカードを使う
- カード会社が利用者のカード利用料を立て替える
- カード会社は後日利用者にカード利用料をまとめて請求
- 利用者はカード会社にカード利用料を支払う
つまり、利用者は一度カード会社からお金を借りて、それを決められた日に返済する必要があります。
もし、返済能力が皆無の人がクレジットカードを持つと、いつまでも返済できずにカード会社が損をする恐れもあります。
また、カード会社もお金を使うだけ使って全く返済しない人に、カードを発行することはできません。
このように申し込み者が信用に値する人物なのかを判断するために、クレジットカード発行前には必ず審査が行われます。
\審査に通りやすい!/
審査なしでカードを持つ方法
審査なしのクレジットカードはありませんが、以下2種類のカードであれば審査なしで持つことができます。
- デビットカード
- プリペイドカード
それぞれについて以下で詳しく解説していきます。
デビットカード
クレジットカードは後払い方式ですが、デビットカードは即払い方式なので信用取引には該当しません。そのため、デビットカードには審査がありません。
デビットカードは、クレジットカードと同じように決済時に使えるカードですので、審査が不安な方にはおすすめです。
デビットカードのメリットは以下の通りです。
- 審査なし
- 使いすぎる心配がない
- 現金をチャージしなくても使える
- ポイント還元やキャッシュバックがある
- 年会費が無料のものが多い
プリペイドカード
プリペイドカードは、事前に現金をチャージして利用するので、前払い方式となります。そのため、プリペイドカードも審査なしで持つことができます。
プリペイドカードのメリットは以下の通りです。
- 審査なし
- 使いすぎる心配がない
- 年会費が無料のものが多い
- 年齢制限がゆるやか
審査なし同然?審査が不安な方向けのクレジットカード4選
審査が不安だけど、どうしてもクレジットカードが欲しいという方のために、審査時間や審査基準などの観点から、当サイト厳選のおすすめクレジットカードを紹介していきます。
最短即日発行が可能な「ACマスターカード」



年会費:永年無料
還元率:0.25%
発行日数:最短即日
申込条件:18歳以上69歳以下




- 独自の基準で審査が行われる
- 自動契約機で即日発行可能
- 利用額の0.25%が自動キャッシュバック
ACマスターカードの概要
ACマスターカードは、リボ払い専用の年会費無料カードです。
リボ払いとは、毎月決まった金額を支払う返済方法ですが、ACマスターカードの公式サイトには以下のように記載されており、利用者の金銭事情に合わせて自由に返済を進めることができます。
クレジットカードのリボ払いでお買い物した場合、完済まで決まった金額を毎月お支払いされるのが一般的ですが、ACマスターカードでは、お客さまのご都合によって毎月の金額より多めのお支払いも自由。
一括のお支払いも可能で、アコムへのご連絡も不要です。負担される手数料の節約になります。
出典:【アコム公式】クレジットカード(ACマスターカード)|最短即日発行|審査から受け取りまでの流れやメリットについてご紹介
さらに、毎月20日までのご利用分を翌月6日までに支払うと、手数料がかかりません。
こちらのカードは、消費者金融アコムの独自の審査基準に沿って審査が行われるので、
という口コミが多く見受けられます。しかし、決して審査が甘いという訳ではない点に注意しましょう。
全国各地に配置された自動契約機を利用することで即日発行も可能なので、今日中にクレジットカードが欲しいという方にもおすすめです。
※18、19歳の方は契約に至りづらい可能性があります。
また、収入証明書のご提出が必要になるので、事前に準備をしておきましょう。






ACマスターカードの口コミ
30代/男性/会社員
ポイント還元はありませんが、年会費無料でクレジット機能が使えるので十分です。






ACマスターカードの口コミ
30代/女性/会社員
一括返済で手数料がタダになるので、短期間で返済できる額を利用するのがいいと思います。
若年層向けの高還元カード「JCB CARD W」



年会費:永年無料
還元率:1.0%~5.5%
発行日数:最短3営業日
申込条件:18歳以上




- 18歳から39歳までが申し込み対象
- 還元率が常に2倍で高還元
- Amazonやスタバでポイントアップ
JCB CARD Wの概要
JCB CARD WはJCBが発行する、18歳から39歳の方が申し込み対象のクレジットカードです。
比較的収入が低くなりがちな年齢の方を申し込み対象としているので、審査難易度も低いことが予想できます。
年会費無料かつポイント高還元ですので、若い世代を中心に非常に人気の1枚となっています。






JCB CARD Wの口コミ
30代/男性/会社員
とても魅力に感じたので申込みをした、JCBブランドなのでスーパーやコンビニなど
国内での利用に強いと思う。実店舗、ネットショッピング含めて日常的に使って行きたいと思う。






JCB CARD Wの口コミ
30代/女性/会社員
applePayとgooglePayの両方に登録でき、ETCも無料。このカード一枚ですべて完結します。
「あのカードは○○に使う」「このカードは△△専用」みたいなことに疲れた方にジャストフィットするのではないでしょうか。
18歳から25歳専用なので審査難易度は低めの「三井住友デビュープラス」



年会費:1,375円※
※条件クリアで無料
還元率:1.0%~3.0%
発行日数:最短3営業日
申込条件:18歳~25歳




- 18歳~25歳専用のクレジットカード
- 年会費は実質無料
- いつでもポイント2倍で高還元
三井住友カードデビュープラスの概要
三井住友カードデビュープラスは、18歳から25歳の方が申し込み対象のクレジットカードです。
こちらも上記で紹介したJCB CARD W同様、若い世代をターゲットとしているので、審査に通りやすくなっています。
マックやコンビニでポイント+2.0%や、入会から3ヶ月間ポイント+1.5%など、ポイントが貯まりやすくお得なカードです。






三井住友カードデビュープラスの口コミ
30代/男性/会社員






三井住友カードデビュープラスの口コミ
30代/女性/会社員
還元率が1%の本当に普通のカードです。
付帯するサービスは殆どありません。
プライムゴールドになるまで長く付き合っていこうと思います。
楽天経済圏で特にお得の「楽天カード」



年会費:永年無料
還元率:1.0%~3.0%
発行日数:最短3営業日
申込条件:18歳以上















- 13年連続顧客満足度第1位
- 楽天市場でポイントアップ
- 貯まったポイントはそのまま使える
楽天カードの概要
楽天カードは、幅広い世代に人気のクレジットカードです。
申し込みのハードルは高校生を除く18歳以上と低く、気軽に申し込むことができます。
楽天カードは常に入会キャンペーンを実施しており、新規会員を募集しているので、審査難易度も低く設定されているということが予想できます。
貯まったポイントは楽天市場などでそのまま使えるので、非常に使いやすいカードです。






楽天カードの口コミ
30代/男性/会社員
楽天市場でも時々買い物をするので、年間1万円分ぐらいは還元されています。






楽天カードの口コミ
30代/女性/会社員
楽天市場の利用が多い場合は、かなりお得になるため所有がベスト。
クレジットカードの審査基準
そもそもクレジットカードの審査は主に以下の3点を基準に行われます。
- 属性情報
- 過去の取引履歴(クレジットヒストリー)
- 現在の借入状況
それぞれについて以下で詳しく解説していきます。
属性情報
属性情報とは、氏名や勤続年数、年収などいわゆる個人情報のことです。
このような属性情報から、申し込み者にどれだけの返済能力があるかを判断されます。
クレジットカード決済において、返済能力は非常に重要で、年収や勤続年数が多ければ多いほど審査に通りやすくなります。
過去の取引履歴(クレジットヒストリー)
クレジットカードの審査では、過去の取引履歴も参照されます。
過去の取引履歴は、信用情報機関(CIC)に保管されており、カード会社はここに情報開示要求をして、申し込み者の取引履歴を確認します。
もし、過去に支払い延滞や自己破産などの金融事故を起こしていた場合、この段階で弾かれてしまいます
また、過去の利用履歴がない方は「ホワイト」と呼ばれ、審査に落ちてしまうことがあります。
現在の借入状況
現在の借入状況も審査に大きく影響します。
現在何社から合計いくら借り入れをしているのか、正確に申告する必要があります。
借入額が大きく過ぎる場合や、複数の会社から借り入れをしている場合は審査に落ちてしまうことがあります。
また、ここで誤った情報を申告してしまうと、審査に落ちてしまいます。
もし、それが故意でなくとも、カード会社からの信用を大きく損なうことになるので、きちんと確認をしてから申告しましょう。
クレジットカードの審査に通るコツ
どうしてもクレジットカードの審査に通りたいとお考えの方が多いと思います。
そこで、審査通過の確率を少しでも上げるために、クレジットカードの審査に通るコツについて解説していきます。
キャッシング枠は0に設定する
キャッシング枠とはクレジットカードのキャッシング機能で引き出せる現金の限度額のことです。
キャッシング枠は高ければ高いほど、審査難易度も上がります。
そのため、審査に通りたいという方はキャッシング枠を0に設定しましょう。
多重申し込みをしない
審査が不安で、ついつい何枚ものクレジットカードを同時に申し込んでしまう方がいます。
このような多重申し込みは、入会キャンペーン目当てや不正利用を疑われる行為です。
また多重申し込みをすると、「申し込みブラック」に認定されてしまい、審査に不利に働くのでやめましょう。
固定電話の番号も記入する
クレジットカードの審査は、申し込み情報や取引履歴をもとに、スコアリングして行われます。
そして、固定電話の番号は番号が変わることが少ない確立された連絡手段なので、スコアリングの点数が高いと言われています。
そのため、自宅に固定電話を引いている方は必ず記載しましょう。もちろん、携帯電話と固定電話の両方を記載するのが望ましいです。
審査の通りやすいクレジットカードに申し込む
ゴールドカードやプラチナカードなど、ランクの高いクレジットカードは審査が厳しい傾向にあります。
そのため、ランクの高いゴールドカードなどの審査に通りたいという方も、まずは審査のとりやすいクレジットカードに申し込みましょう。
先述したように、クレジットカードの審査において、取引履歴は重要なポイントです。
そのため、まずは審査の通りやすいカードで利用実績を積み、本当に欲しいカードに申し込むと良いでしょう。
\審査が不安な方向け!/
クレジットカードの審査に落ちる原因
「クレジットカードの審査に落ちた経験がある」という方は、審査に落ちた原因を確認して、対策を講じた上でクレジットカードに申し込んでみましょう。
返済能力が低い
クレジットカードの審査において、収入(返済能力)は重要視されるポイントの一つです。
収入の基準は、カードによって異なりますが、安定継続収入があることを前提としている会社が多いです。
そのため、収入がない方や、収入が安定しない職業の方は審査に落ちてしまうことがあります。
過去に金融事故を起こしている
支払い延滞や強制解約などの金融事故を起こした履歴があると、審査に非常に不利に働きます。
クレジットカードの審査では、申し込み者の信用情報が参照されます。
信用情報とは、簡単に言うと申し込み者のクレジットカードの利用履歴のことで、信用情報機関に保管されています。
もし、金融事故を起こしてしまうと、「金融事故記録」として信用情報機関に登録されてしまいます。
金融事故記録は5年間残り続けるので、5年以内に金融事故を起こしていると、審査に落ちてしまうことがあります。
借入額が大きい
クレジットカードの審査では、返済能力、信用情報の他に、現在の借入状況も参照されます。
そのため、申し込み時点での借入額が極端に高額な場合は、審査落ちてしまうことがあります。
また、多くの会社から借り入れをしている場合も、信用に値しないと判断され、審査に落ちることもあります。
初めてクレジットカードを作る
初めてクレジットカードを作る方のことを「ホワイト」と呼びます。
ホワイトの方は、過去の取引履歴がなく、審査においての判断材料が少ないので、審査に落ちてしまうことがあります。
一般カードの申し込みではそこまで心配する必要はありませんが、ゴールドカードなど過去の取引履歴を重要視するカードは、審査に落ちる可能性が高いので注意しましょう。
クレジットカードと審査に関するQ&A
クレジットカードの審査とは?
なお、審査に通過しないと、クレジットカードを発行することはできません。
審査なしのクレジットカードはある?
しかし、例外として家族カードは審査なしで作ることが可能です。
クレジットカードの審査基準は?
それぞれの情報をスコアリングして行われますが、カード会社によって何を重要視しているかは異なります。
まとめ
今回は、審査なしのクレジットカードはあるのかについて解説してきました。
冒頭でもお話しした通り、審査なしのクレジットカードは存在しません。
ただ、デビットカードやプリペイドカードであれば審査なしで作ることが可能です。
どうしても、クレジットカードを作りたいという方は、今回紹介した審査に通ることを踏まえた上で、審査に通りやすいクレジットカードに申し込むと良いでしょう。