
30万円借りる方法は何がおすすめ?
30万円を借りる方法には、複数の方法が選択肢があります。
意外と知られてませんが、借入方法によって、融資速度や審査、返済額など条件が異なります。
本記事では、最短即日に30万円を用意する方法から、審査なしで融資を受ける方法までまとめました。
- 30万円を最短即日に融資を受けるには消費者金融カードローン
- 消費者金融カードローンなら無利息期間で利息を節約できる
- 30万円借りたときの返済額や利息をシミュレーション
- 30万円を審査なし借りる方法は5つ存在する
目次
30万借りたい方は消費者金融カードローンだと最短即日に借り入れできる
30万円借りるにあたって、できる限り早めの対応を希望する方には、消費者金融カードローンの利用がおすすめです。
- 多くの消費者金融カードローンは最短即日融資
- 消費者金融は土日祝日も対応可能
- 一部は在籍確認なしで審査もスピーディー
- コンビニATMや他社の提携ATMで24時間借り入れが可能
- スマホアプリを利用すればカード不要で借り入れ・返済も可能
- 初めて契約した方は一定期間利息0円の場合が多い
- 銀行カードローンと比べると金利が高い
- 総量規制の対象のため年収の3分の1までしか借り入れできない
消費者金融カードローンは即日融資が可能なカードローンなため、今すぐ30万円が必要な方のニーズに応えることができます。
最短30分ほどで借り入れが可能な消費者金融カードローンも多いため、今すぐお金が必要な方にとって利用しやすさはピカイチです。











早めに30万円借りる必要があるけれど、今日は土日で銀行は休業日……
と困ったときにも、消費者金融カードローンであれば土日にお金を借りることもできるため、急な出費に役に立ちます。
※申込状況によっては希望に添いかねます。



\ 最短20分融資は業界トップクラス /
深夜や早朝では、他社の提携ATMやコンビニATMからお金を借りることができます。
消費者金融カードローンで30万円借りる注意点は、銀行カードローンよりも高金利になりやすいことです。
例えば、利用限度額が30万円の場合、消費者金融カードローンでは原則として金利が年18.0%になります。
一方、銀行カードローンでは30万円が利用限度の場合は、年18.0%よりも低金利になることが多いです。
ほかには、消費者金融カードローンは総量規制の適用対象となる点にも、注意を払いましょう。
そのため、金利を抑えたい方は、低金利なカードローンを選ぶ必要があります。
次からは各カードローンの特徴を見ていくため、30万円借りるときは、比較検討した上で利用しやすい消費者金融カードローンを見つけていきましょう。
アイフルは最短20分で借りられて審査通過率48.2%と高い実績がある


アイフルは最短20分という早さで借り入れができるため、急ぎで30万円を借りたい方におすすめのカードローンです。
※申込状況によっては希望に添いかねます。
- 最短20分で融資可能
- Web申込後に審査優先の相談が可能
- 48.2%の審査通過率を記録した実績あり
- 原則的に電話での在籍確認は実施されない
※申込状況によっては希望に添いかねます。
アイフルでは最短での審査・融資の時間が早いだけでなく、Web申込後に電話で問い合わせることで、審査優先の相談が可能になります。
アイフルのお急ぎ対応の流れは、以下の通りです。
①Web申込 | PC・スマホ・スマホアプリいずれの方法での可能 |
---|---|
②フリーダイアルへ電話 | Web申込後に申込完了メールが届いたら、アイフルのフリーダイヤルへ問い合わせて審査優遇の相談 ※受付時間は9:00~21:00 |
③審査結果の連絡 | 電話orメールで審査結果を通知 |
④契約&借り入れ | Web、無人店舗で契約 契約後はスマホアプリやコンビニATMなどですぐに借り入れが可能 |
急いで30万円借りる必要がある方は、Webから申し込んだあとにフリーダイヤルへ問い合わせておきましょう。
当時は半数近くの方が審査に通過していたことがわかるため、審査に通りやすいカードローンとしても期待ができます。
また、アイフルの在籍確認は、原則電話では実施されないので、勤務先へバレるリスクを最小限に抑えることが可能です。
プロミス最短即日融資と30日間の無利息期間が魅力的


プロミスは最短即時融資が可能なカードローンのため、すぐに30万円借りたい方におすすめです。
- 審査通過後にインターネット振込での融資を利用すれば最短10秒で振込反映
- 30日間の無利息期間あり
- 年17.8%が金利の上限になるため年18.0%と比べると利息負担を抑えられる
特に、融資が早いのは、インターネット振込を利用した融資です。
審査通過後にインターネット振込の申請をすれば、最短10秒で指定口座へ30万円振り込んでもらえます。
また、プロミスの金利は年17.8%が金利上限なのも魅力的なポイントです。
以下の表のように、消費者金融カードローンの上限金利は年18.0%がほとんどです。
カードローン会社 | 上限金利 |
---|---|
プロミス | 年17.8% |
アイフル | 年18.0% |
アコム | 年18.0% |
SMBCモビット | 年18.0% |
30万円で借りたいときは上限金利での契約になることが多いため、プロミスならほかの消費者金融カードローンよりも利息負担を減らすことも可能です
また、プロミスには30日間の無利息期間もあるため、もし借入後30日間以内に30万円を完済できれば、利息は0円で済みます。
金利(実質年率) | 年4.5%~年17.8% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資限度額 | 1〜500万円 |
対象年齢 | 18歳~74歳 |
審査スピード | 最短20分 |
融資スピード | 最短20分 |


\ 最短15秒で借入額がわかる /
アコムはスマホから最短2ステップで借り入れできる


アコムは「はじめてのアコム」というように一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いようです。そのため、30万円借りるにあたって初めてカードローンを利用する方におすすめです。
- 手続きがわかりやすいカードローンとして人気
- スマホアプリが返済管理に役立つ
- 電話による在籍確認は原則として実施されない
アコムはインターネット調査によると、以下の3部門でカードローンランキングNo.1の実績があります。
- 即日欲しい人向けと思う
- 契約・手続きが簡単と思う
- はじめてでも安心感があると思う
スマホアプリを利用すれば簡単な手順で申し込みができるため、カードローンの申し込みに不安がある方でも安心感を持って利用することができます。
また、アコムのスマホアプリでは、主に次のような機能が利用できます。
- 生体認証でプライバシー保護
- 必要書類を簡単ステップで提出
- 利用状況の確認
- 借り入れ・返済の手続きがカード不要で可能
- クレジットカード情報(ACマスターカード)の確認
アコムの在籍確認は原則として、勤務先への電話連絡を行っていないため、職場へのバレにくさも期待できます。
30万円借りるにあたって在籍確認を避けたい方には、アコムはおすすめの消費者金融カードローンです。
金利(実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資限度額 | 1〜800万円 |
対象年齢 | 20歳以上 |
審査スピード | 最短20分※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資スピード | 最短20分※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
電話番号 | 0120-07-1000 |


\ アコムなら最短20分で借入 /
SMBCモビットのWEB完結申込は郵送物や電話連絡がないと好評


SMBCモビットは、勤務先や家族にバレにくいカードローンとしておすすめです。
- WEB完結申込なら郵送物・電話連絡なし
- Tポイントが貯められる&利用できるお得なカードローン
- SMBCグループの消費者金融のため信頼性が高い
SMBCモビットでは、申し込みにあたってすべてネット完結のWEB完結申込が利用できます。
WEB完結申込ではローンカードや契約書などの郵送物、職場や自宅への電話連絡もありません。










ローンカードが家に送られてくると、家族にバレそうで困る……
30万円借りる際に職場や家族にバレたくない方には、非常におすすめのカードローンといえるでしょう。
- 三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行いずれかの銀行口座を持っている
- 社会保険証・組合保険証いずれかの写しを提出できる
上記の条件に当てはまる方は、積極的に申し込みを検討してみましょう。
また、SMBCモビットでは返済の際にTポイントを貯めたり利用したりできるため、お得なカードローンとしても人気です。
SMBCグループの消費者金融カードローンのため、信頼性が高いのも魅力になります。
ただ、SMBCモビットは無利息期間が設定されていないので、少しでも利息を節約したい方は、無利息期間があるカードローンを検討しましょう。
金利(実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
無利息期間 | ー |
融資限度額 | 1〜800万円 |
対象年齢 | 20歳~74歳 |
審査スピード | 最短30分 |
融資スピード | 最短30分 |


\WEB完結申込で電話連絡・郵送物なし/
三井住友カード カードローンは年1.5%~年15.0%と金利を抑えられる


三井住友カード カードローンは、30万円を借りるにあたって利息負担を抑えたい方におすすめのカードローンです。
- カードローンのなかでも低金利
- 最短5分でカード番号の発行が可能
- 適用利率の引き下げサービスあり
三井住友カード カードローンは最大年15.0%の金利のため、ほかの消費者金融カードローンと比べると低金利で利用できます。
低金利で契約できれば、返済時の利息負担を抑えることが可能です。
前年度の返済に遅延がなければ、適用利率の引き下げサービスも翌年から適用されます。
また、三井住友カード カードローンは、申し込みから最短5分でカード番号発行も可能です。
最短5分でカード番号発行→Webから口座振込の申し込みの流れなら、急な出費に対応することができます。
ただ、在籍確認の電話がかかってくる場合があるので、気になる方は、お金を借りることがバレない方法を検討しましょう。
金利(実質年率) | 年1.5%~年15.0% |
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無利息期間 | ー |
融資限度額 | 1〜900万円 |
対象年齢 | 20歳~69歳 |
審査スピード | 最短5分 |
融資スピード | 最短5分 |
*詳細はリンク先の公式ページをご確認ください
30万円を金利を抑えて借りたい方は銀行カードローン











30万円も借りるなら、利息の負担は少しでも減らしたい……










消費者金融カードローンは高金利で利用しづらい……
30万円を借りるにあたって、カードローンの金利はやはり気になるところです。
金利の高いカードローンを利用すれば利息による返済負担は大きくなります。
一方、金利の低いカードローンなら利息負担は抑えられます。
金利の低いカードローンに申し込んで30万円を借りたいと考えている方には、おすすめの銀行カードローンを検討してみましょう。
- 消費者金融カードローンより金利が低い
- 借入先が銀行になるため比較的安心感がある
- 即日での審査・融資には対応していない
- 無利息期間の特典がない場合が多い
銀行カードローンの良さは、何といっても金利の低さと、母体が銀行だからこその安心感です。
消費者金融より銀行カードローンのほうが圧倒的に金利を抑えられるため、特に長期的に借り入れする方には銀行カードローンはおすすめです。
ただし、銀行カードローンに申し込む際には、次のようなデメリットに注意しましょう。
一般的に、銀行カードローンは、即日での審査・融資や10万円未満の少額融資に対応していません。
審査完了は早くても翌営業日になるため、急いで30万円借りる必要がある方は消費者金融カードローンがおすすめです。
また、無利息期間などの特典も、多くの銀行カードローンには用意されていない傾向にあります。
次から各銀行カードローンのおすすめポイントや特徴などを整理していくため、銀行カードローンを検討したい方はぜひ参考にしてください。
楽天銀行スーパーローンは楽天会員なら審査優遇のチャンスあり
楽天銀行スーパーローンは、楽天会員の方に特におすすめのカードローンになります。
- 楽天会員ランクに応じて審査優遇
- 楽天ポイントプレゼントの特典もあり
- アプリで本人確認書類や収入証明書を提出できる
楽天銀行スーパーローンは、楽天会員ランクに応じて審査優遇のチャンスがある点が特徴です。
楽天会員ランクは、以下の4段階に分けられます。※シルバーからダイヤモンドに向かって高ランクになります。
- ダイヤモンドランク
- プラチナランク
- ゴールドランク
- シルバーランク
具体的な優遇の基準は公表されていませんが、会員ランクが高ければ高いほど、審査では優遇されやすいと考えられます。
楽天ポイントをたくさん獲得していて、ランクの高い方は、スムーズに審査をクリアできる可能性があるといえるでしょう。
※上記のランクをキープしていても、すべての方が審査優遇の対象になるわけではありません。
申し込みの際には専用のアプリで必要書類を提出できるため、申し込みもしやすくなっています。
また、楽天銀行スーパーローンは専業主婦であっても利用できるカードローンの一つです。
金利(実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
---|---|
無利息期間 | ー |
融資限度額 | 10〜800万円 |
対象年齢 | 20歳~62歳以下 |
審査スピード | 最短当日 |
融資スピード | 最短翌日 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックは毎月少額から返済が可能
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックは、毎月1,000円から返済が可能なカードローンのため、返済しやすい点がおすすめです。
- 毎月1,000円から返済が可能
- 遅延を防げる返済サポートも充実
- 三菱UFJ銀行ATM・提携コンビニATMでは利用手数料0円
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックでは少額からの返済も可能なため、無理なく利用できる点が魅力です。
※1,000円は最小の返済額のため、借入額や金利によって返済額は変動します。
遅延防止につながる返済サポートも充実しており、メールサービスで返済日のお知らせを受け取ることも可能です。
また、三菱UFJ銀行ATMはもちろんのこと、提携コンビニATMでの利用手数料は無料になります。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
コンビニATMは全国各地に設置されているため、借り入れ・返済の際には非常に役に立ちます。
金利(実質年率) | 年1.8%~年14.6% |
---|---|
無利息期間 | ー |
融資限度額 | 10〜500万円 |
対象年齢 | 20歳~65歳以下 |
審査スピード | 最短即日 |
融資スピード | 翌日以降 |
みずほ銀行カードローンは最大でも年14.0%の低金利カードローン


みずほ銀行カードローンは低金利であることを重視してカードローンを選びたい方に、特におすすめになります。
- 本記事でおすすめするカードローンのなかで最も金利の上限が低い
- スマホ・PCで24時間365日申し込みが可能
- イーネットATM(コンビニATM)でも手数料無料
みずほ銀行カードローンは本記事で紹介しているカードローンのなかで、最も金利の上限が低くなっています。
事業者名 | 金利上限 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 年14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 年14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年14.5% |
みずほ銀行カードローンの金利は最大でも年14.0%のため、30万円借りる際に少しでも利息を抑えたい方にはおすすめです。
また、申し込みはスマホ・PCからいつでも可能なため、申し込みしやすさも魅力になります。
イーネットATMであれば手数料は最大3回まで無料になるため、みずほ銀行ATM以外でも便利に借り入れ・返済が可能です。
金利(実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
無利息期間 | ー |
融資限度額 | 10〜800万円 |
対象年齢 | 満20歳以上65歳未満 |
審査スピード | 最短翌営業日 |
融資スピード | 最短1週間 |
三井住友銀行カードローンは返済日を都合に合わせて選べる


三井住友銀行カードローンは4つの日にちのなかから返済日を自由に設定できるため、返済しやすさを重視する方におすすめです。
- 5日・15日・25日・末日のなかから返済日が選べる
- 提携コンビニATMでも利用手数料は0円
- 口座開設済みの方は24時間Web完結で申込可能
三井住友銀行カードローンで選べる返済日は、次の通りです。
- 5日
- 15日
- 25日
- 末日
給料日後や出費が重ならないタイミングなど、自身の都合に合わせて返済日を決められます。
また、三井住友銀行カードローンでも、コンビニATMをはじめとした一部の提携ATMでは利用手数料が0円になります。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
- ゆうちょ銀行ATM
三井住友銀行の普通預金口座がなくても申し込みは来店なしでWeb完結できます。
金利(実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
---|---|
無利息期間 | ー |
融資限度額 | 10〜800万円 |
対象年齢 | 20歳~69歳以下 |
審査スピード | 最短当日 |
融資スピード | 最短当日 |
※申し込み完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もざいます。
30万借りたい方の毎月の返済額をシミュレーション
30万円借りるときは、毎月の返済額をあらかじめシミュレーションしておくことが大切です。
返済額や完済までにかかる期間を先に知っておけば、より計画的な返済ができます。











30万円借りると毎月どれくらい返済が必要なの?










完済までにはどれくらいかかる?
特に、30万円のように大きな額を借りるときは、事前の返済シミュレーションは必須です。
消費者金融カードローン、銀行カードローンそれぞれのケース別に、30万円借りるときの返済額や返済回数シミュレーションしてみましょう。
消費者金融カードローンの金利相場年3.0%~年18.0%の返済額
消費者金融カードローンの金利相場は、おおよそ年3.0%~年18.0%です。
しかし、30万円の借り入れを希望したときは、多くの場合は、上限である年18.0%前後の金利が適用されます。
金利を年18.0%と仮定した際の30万円返済シミュレーションは、以下の通りです。
借入額 | 30万円 |
---|---|
毎月の返済金額 | 11,000円(最後のみ3,558円) |
返済回数 | 36回 |
利息総額 | 88,558円 |
返済総額 | 388,558円 |
銀行カードローンの金利相場年2.0%~年15.0%の返済額
銀行カードローンの金利相場はおおよそ年2.0%~15.0%になります。
しかし銀行カードローンも消費者金融カードローンと同様に、30万円の借り入れを希望した場合は、金利は上限である年15.0%前後になる見込みです。
銀行カードローンでは、年15.0%を金利と仮定した際には、30万円返済シミュレーションは以下の通りです。
借入額 | 30万円 |
---|---|
毎月の返済金額 | 11,000円(最後のみ6,051円) |
返済回数 | 34回 |
利息総額 | 69,051円 |
返済総額 | 369,051円 |
銀行カードローンは消費者金融カードローンと比べると金利が低いため、やはり利息の負担が抑えられることがわかります。
利息の負担が少ない分、毎月同じ額で返済すれば、完済も2か月早くなるのが特徴です。
金利は「100万円借りたい」など借入金額が大きくなるにつれて、利息への影響も大きくなります。


30万円借りる審査は年収の3分の1を超えると落ちてしまう
カードローンで30万円を借りるときは、審査を通過するために、借入希望額の設定に注意しましょう。
特に、消費者金融カードローンの場合、総量規制により希望額を含めた借入総額が年収の3分の1を超えると、審査に落ちてしまいます。
- 消費者金融カードローンの合計借入金は年収の3分の1以内に納める
- 銀行カードローンも返済能力の範囲内で審査される
- 複数社からすでに借り入れしている方は要注意
スムーズにカードローンの審査をクリアするためにも、希望額を設定する際には上記のポイントに注意してください。
消費者金融カードローンの合計借入金は年収の3分の1以内に納める
消費者金融カードローンに申し込むときは、借入希望額とすでにある借入額は、年収の3分の1に収めましょう。
貸金業法には「総量規制」という決まりがあります。
総量規制では、個人が貸金業者から借り入れできる額を年収の3分の1に規制しているのが大きな特徴です。
総量規制とは何ですか?
A2-1. 借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。
出典:金融庁「貸金業法Q&A」
カードローンの申し込みにあたって希望額、もしくは「希望額+他社」からの借入額が年収の3分の1を超えると、審査には通りません。
特にすでに借り入れがある方は、希望額の設定を誤らないようにしましょう。
ただし注意したいのは、総量規制は銀行カードローンには適用されないという点です。
消費者金融カードローン | 銀行カードローン | |
---|---|---|
適用法律 | 貸金業法 | 銀行法 |
総量規制 | 対象 | 対象外 |
借入総額 | 年収の3分の1まで | 法律上は規制なし |
総量規制は、あくまで貸金業者に向けた貸金業法のもとの決まりのため、銀行カードローンは総量規制の対象外です。
一方、銀行カードローンは総量規制を意識せず、自由にいくらでも借りることができるのでしょうか。
銀行カードローンからの借入額における注意点については、次で解説していきます。
銀行カードローンも返済能力の範囲内での融資をしている











銀行カードローンは総量規制の影響を受けないなら、いくらでも自由に借入額を設定できるの?
銀行カードローンで借入額を設定する際には、上記のように考える方も多いでしょう。
結論からいうと、銀行カードローンは総量規制の対象外だからといって、いくらでも自由に借りられるわけではありません。
銀行カードローンは、各社の審査基準に基づき、それぞれの返済能力の範囲内で融資を受けられます。
まず下の二つのケースを比較の上、どちらが返済能力が高いのか考えてみてください。
➀ | ➁ |
---|---|
年収:600万円 借入額:50万円 | 年収:300万円 借入額:200万円 |
明らかに返済能力が高いのは、年収に対して借入額が少ない①のケースです。
②は毎月少しずつ返済していくにしても、年収に対して借入額が非常に多いため、最低限の生活維持を圧迫する可能性があります。
生活維持を圧迫する可能性があるということは、つまり返済が滞る恐れがあるということです。










生活維持が大変なので、返済がどうしても遅れてしまう……
このような状況を防ぐには、銀行カードローンは返済能力の範囲内で貸し付けする必要があるのです。
年収と借入額のバランスから見る返済能力については、明確な基準があるわけではありません。
しかし、総量規制では年収の3分の1までと定めているため、債務を必要以上に増やさないためには、銀行カードローンでも年収の3分の1を目安にすると良いでしょう。
特に近年は、銀行カードローンの審査は厳格化されています。
銀行カードローンについては、近年の残高増加から、過剰な貸付けが行われているのではないか等の批判・指摘があるところであり、各銀行では、自主的な業務運営の見直しを検討・実施してきています。
出典:金融庁「銀行カードローンの実態調査結果について」
銀行カードローンは総量規制の対象外だからこそ、以前は「貸し過ぎ」が少々問題となっていたのです。
上記のように金融庁も、銀行カードローンの過剰な貸し付け問題については、警鐘を鳴らしています。
銀行カードローンの審査がすぐに終わらないのは、審査厳格化の流れも影響していると考えられます。
複数の借入先を持っていると審査に通りにくい
カードローンには、すでに借入先が複数ある状態で申し込むと、審査に落ちやすいため注意が必要です。
- 一度でも遅延の履歴があると不利になりやすい
- 借入額や借入件数を偽ると審査NGにつながる
- 総量規制の範囲内でも返済能力が低いと判断されやすい
- お金に困っている事情があると判断されやすい
複数社から借り入れがあれば、その分遅延などの履歴が残っている可能性も高まります。
遅延の履歴があれば、申し込んだカードローン側にも「うちでも遅延されるかもしれない」と判断される恐れがあるといえるでしょう。
また、複数社から借り入れしている方は、借り入れの事実を故意に隠して申し込みがちなので要注意です。
消費者金融も銀行も信用情報は共有しているため、滞納の履歴も借入額や借入件数も、調べればわかります。
悪質な契約を防ぐため、各社は信用情報機関という第三者機関を通し、他社の情報をチェックできるようになっています。
カードローンの審査では、信用情報のチェックは必須です。
なお信用情報機関は主に3つあり、同じ機関に加盟している企業間では、信用情報が共有されているのが特徴になります。
機関名 | 通称 | 主な加盟企業 |
---|---|---|
全国銀行個人信用情報センター | KSC | 銀行 信用金庫 労働金庫 農業組合など |
株式会社シー・アイ・シー | CIC | 消費者金融 クレジットカード会社 信販会社 保証会社など |
株式会社日本信用情報機構 | JICC | 消費者金融 クレジットカード会社 信販会社 保証会社など |











他社からの借り入れがあると不利になりそうだから、借入件数0件と入力して申し込んでしまおう
といったように内容を偽ることはできないためご注意ください。
また、他社からの借り入れがあると、たとえ総量規制の範囲内であっても、範囲ギリギリになることが多いです。
すると「返済能力が低い」と判断されやすいため、審査NGにつながります。










お金に困ってそうだから、返済遅延などのトラブルになりそう
とも判断されがちなため、複数社からすでに借り入れがある方は、新たに30万円借りるのはスムーズにいかないことも多いのです。


審査なしで30万借りるには?無職や専業主婦でも利用可能な借入方法










以前にクレジットカードを滞納したことがあるので、カードローンの審査には落ちてしまいそう











無職なので、審査のないところに申し込んで30万円を用意したい
と困っている方は、審査なしで30万円借りる方法をぜひ検討してみましょう。
お金を借りる方法といえばカードローンがおすすめですが、意外とお金を借りる方法はほかにもたくさんあるものです。
- クレジットカードのキャッシング枠
- 生命保険の契約者貸付制度
- 家族や友達から借りる
- 質屋を利用する
- 国の支援制度
審査なしで30万円借りたいときは、上記の方法から自身に合った方法を見つけてみましょう。
それぞれのメリットとデメリットなどの詳細を解説していきます。
クレジットカードのキャッシング枠で審査なしで30万円借りられる
審査なしで30万円を借りたいときには、まずクレジットカードのキャッシングがおすすめです。
持っているクレジットカードに30万円以上のキャッシング枠が設定されている方は、クレジットカードでお金を借りることもできます
キャッシングではカードローンのように借り入れができ、ATMや振り込みサービスなどが利用できれば、即日で借り入れできる可能性もあります。
- ショッピングと合わせて利用できる
- カードローンと比べると利用枠が少ないため借り過ぎ防止につながる
- すでにキャッシング枠がある方は審査なしですぐに借り入れ可能
- 新たにキャッシング枠の申し込みをする場合は審査がある
- キャッシングは総量規制の対象
- 銀行カードローンと比べると高金利
- 新たに申し込む場合は審査回答までに時間がかかる
メリットのなかでも、利用限度額が少なく借り過ぎ防止につながる点は魅力です。
キャッシング枠はクレジットカードを契約した段階ですでに設定されていることも多いため、まずは自身のクレジットカードの契約内容を調べてみましょう。
キャッシングはあくまでクレジットカードに付帯するサービスになるため、カードローンと比べると、利用しやすさの面で劣ります。
また、すでにキャッシング枠が設けられている方は、審査なしでお金をすぐに借りることができます。











持っているクレジットカードにキャッシング枠を付けたい










キャッシング機能付きのクレジットカードに申し込みたい
といった場合には審査は原則実施されるため、借り入れするには審査に通過する必要があります。
キャッシングは審査回答に時間がかかることも多いため、急ぎの方は、即日融資に対応したカードローンがおすすめです。
生命保険の契約者貸付制度は金利を抑えて借りられる
生命保険の契約者貸付制度では、審査なしで、かつ金利を抑えて借り入れすることができます。
生命保険でお金を借りる契約者貸付制度は資金源が自身の解約返戻金になるため、審査は実施されません。











お金に困っているので、保険を解約しなくては……
と考えている方は、まず契約者貸付制度が利用できるかチェックしてみましょう。
- 審査がない
- 金利を抑えて借り入れできる
- カードローンの契約に抵抗がある方も安心
- 返済ができないままでいると保険が失効or解除になる
- 解約返戻金の全額が借り入れできるわけではない
生命保険の契約者貸付では利息がかかりますが、金利はカードローンと比べるとかなり低めです。
例えば大同生命の契約者貸付の金利は、次のようになっています。
・契約日が1994年(平成6年)4月1日まで:4.75%~5.50%※1
出典:大同生命「Q. 契約者貸付の利率を教えてください。」
・契約日が1994年(平成6年)4月2日~1996年(平成8年)4月1日まで:3.75%※2
・契約日が1996年(平成8年)4月2日~1999年(平成11年)4月1日まで:2.75%※3
・契約日が1999年(平成11年)4月2日~:2.25%
対して、消費者金融カードローンは年3.0%~年18.0%、銀行カードローンは年2.0%~年15.0%が相場です。
生命保険の契約者貸付制度では、カードローンと比べて圧倒的に低金利で借り入れできることがわかります。
審査なしのため、カードローンの審査に通らない、いわゆるブラックリストの方でも借り入れは可能です。
ただし、契約者貸付制度の利用を検討する際には、以下の点にも注意しましょう。
特に、保険が失効もしくは解除になるリスクには、十分に注意したいところです。
また、解約返戻金の全額が借り入れできるわけではない点にも、注意しましょう。
しかし、審査なしで借り入れできるのは魅力的なため、生命保険を積み立てている方は検討してみましょう。
家族や友達から借りると信用情報に履歴が残らない
信用情報を気にせず30万円借りたいときには、家族や友達を頼ることがおすすめです。
- 借り入れの条件を柔軟に相談できる
- 信用情報に影響がない
- 口約束のみのあいまいな貸し借りになりやすい
- 返済遅延などがあると人間関係にも亀裂が入りやすい
信用情報に影響が出ないことのほかに注目したいメリットは、借り入れの条件を柔軟に相談できる点です。











絶対に期日までに返すから、無利子にしてほしい……
といったように、相談次第では、無利子で借りられたり返済日にある程度余裕を持たせられたりします。
相手との関係性次第でもありますが、カードローンよりも柔軟に相談できる点は非常に魅力的です。
ただし家族や友達から借りることには以下のようなデメリットも伴うため、十分に注意しましょう。
個人間でのお金の貸し借りは口約束になることが多いため、トラブルのもとになります。










最初は〇日までに返せば良いと言ってたのに、「今日返して」なんて話が違う!
などのように「言った・言わない」の話でトラブルを生まないためには、借用書をあらかじめ用意することが望ましいです。
借用書は、たとえ家族や親友と呼べるような近しい間柄でも、しっかりと用意することをおすすめします。
- 貸し借りの日時
- お互いのフルネーム・住所・連絡先
- 借入額
- 詳しい貸付条件(利息や返済日など)
- お互いの署名・捺印
書類で貸し借りの事実をしっかりと残しておけば、万一もめたときにも役に立ちます。
あいまいな約束で貸し借りをすると、人間関係を大きく悪化させるトラブルにもなりかねないため注意しましょう。


質屋なら返済できなくてもリスクは少ない
審査なしで30万円借りるなら、質屋でお金を借りることもできます。
期日までに完済すれば預けた物品は返却されるため、買取とは異なります。
質屋は、つまりは物を担保にしてお金を借りることができるため、消費者金融を利用できない専業主婦でもお金を借りることができます。
例えば、質屋に預けられるものの例としては、以下のものが挙げられます。
- ブランド品
- 美術品
- 骨董品
- 貴金属
- 時計
- パソコン
- スマートフォン
- 高価な機械類(カメラなど)
- フィギュア など
査定して価値の付くものであれば、さまざまなものが質入れ(=質屋に物を預けること)可能です。
- 審査がない
- 期日までに完済すれば物品は返却される
- さまざまな物品の取り扱いが可能
- 即日での借り入れも可能
- 質流れのリスクがある
- 30万円借りるには同等の価値がある物品が必要
- 査定額の全額が借りられるわけではない
質屋では審査がないだけでなく、査定がスムーズにいけば、即日で借り入れすることもできます。
期日までに全額返済できれば物品はしっかりと返却されるため、大事なものを失わずに済むのも利点です。
しかし質屋を利用する上で次の点はデメリットになるため、注意が必要になります。
質屋を利用する上で注意したいのは、質流れのリスクです。
質屋では審査不要で借り入れができますが、預けた物品を取り戻すには、期日までに返済を済ませる必要があります。
質流れの時期は質屋によって異なりますが、例えば質屋大手の大黒屋は、質預かりの保管期限は原則3か月です。
いつまでにお金を返せばいいのですか?
大黒屋での質預かりの保管期限は原則3か月間と決まっていて、それを過ぎると「質流れ」してしまいます。
出典:大黒屋「賢い質屋の使い方」
たとえば7月1日に質入れしたなら、保管期限は10月1日になります。
また、質屋では査定額の全額が借りられるわけではない点も注意しておきたいポイントです。
借り入れ可能な額は質屋によって変わりますが、査定額70%~80%が目安になります。
しかし、審査不要なのは大きなメリットになるため、質入れできるものがある方は、ぜひ検討してみましょう。
国の支援制度はどうしても借りれない休業中や失業中の方でも申込可能
お金を借りたいときには、国からお金を借りることもおすすめです。
国からお金を借りることができる公的融資は、生活困窮者へのサポートが目的なため条件を満たすと無職でお金を借りることもできます。
例としては、次のような支援制度が挙げられるため、お金に困ったときは積極的に相談を考えてみましょう。
支援制度の名称 | 対象者 | 制度内容 |
---|---|---|
生活困窮者自立支援制度 | 経済的に困窮していて、生活維持が困難な状況にある方 | 自治体の支援窓口で相談が可能。暮らし、仕事、住まいなどさまざまな面で総合支援を行ってもらえる。 |
求職者支援訓練 | 再就職・転職・キャリアアップを考えている方 | ひと月あたり10万円の給付が受けられ、職業訓練の受講も可能になる。 |
緊急小口資金 | 緊急かつ一時的に生活維持が厳しい状況にある方 | 各自治体の社会福祉協議会で相談可能。原則として貸付は10万円までだが、条件を満たせば20万円まで借り入れできる。 |
母子父子寡婦福祉資金貸付 | 20歳未満の子供を持ち、かつ配偶者のいない方 | 修学資金、住宅資金、結婚資金などさまざまな分野での支援が可能。内容によっては高額な金額を借りられる場合もある。 |
このほかにも国の支援制度はさまざまあるため、お金に困ったときは、まず自治体へ相談してみましょう。
- 無利子もしくは低金利で借りられる
- 給付を受けられる場合もある
- ブラックリストでも借り入れできる可能性がある
- 制度を利用するには基本的に審査が実施される
- 審査・貸付までに時間がかかる
国の支援制度でお金を借りる場合は、多くの制度が低金利になります。
場合によっては無利子での貸付や給付になる場合もあるため、利息負担を気にせず利用できるのは非常に魅力的です。
また、審査はあくまで国の審査基準によるため、ブラックリストでも借り入れできる可能性はあります。











ブラックリストなので、カードローンの審査には通らず困ってる……
といった方は、一度相談に出向くことをおすすめします。
国の支援制度では、ブラックリストや失業中の方などでも借りられる可能性がありますが、基本的に審査は実施されます。
審査に落ちれば借り入れはできないため、注意が必要です。
また、審査完了までには時間がかかることも多く、すぐに借り入れできるわけではないことは理解しておきましょう。




まとめ
30万円借りる必要があるときは、まず消費者金融カードローンや銀行カードローンを検討していきましょう。
急ぎで30万円借りたい方にとっては、消費者金融カードローンは非常にメリットが大きいといえるでしょう。
ただし30万円借りる際には、審査に落ちないためにも、注意しておきたい点がいくつかあります。
総量規制や返済能力などの重要なポイントはよく理解した上で、自身に合った方法で30万円借りることを検討していきましょう。
- 早めに30万円借りたい方には消費者金融カードローンがおすすめ
- 低金利で30万円借りたい方には銀行カードローンがおすすめ
- 30万円借りるなら事前に返済額をシミュレーションしよう
- カードローンに申し込むときは総量規制や返済能力に注意しよう
- 審査なしで借り入れできる方法も検討しよう


宮野茉莉子
1984年生まれ。東京女子大学卒業後、野村證券に入社。ファイナンシャルプランナーとして活躍。2011年よりフリーランスでライターとして活動し、マネー分野の記事を執筆している。
得意分野:金融商品、投資
資格:2級FP技能士、証券外務員一種、中学高校社会科教員免許