「FXのデモトレードって何?」「FXのデモトレードはどこがおすすめ?」
FX取引を始める時に便利なのがデモトレード!
しかしデモトレードに対して疑問を持つ方もいるでしょう。
この記事ではFXのデモトレードの概要からおすすめデモ口座まで網羅的に解説!
ぜひ参考にしてみてください。
- FXのデモトレードはFX取引が無料で体験できる
- FXのデモトレードを行うメリットは無料でFXを体験できることなど
- FXでデモトレードを行う時の注意点は緊張感がないことなど
- FXでデモトレードを行うコツは取引ツールに慣れることなど
- FXのデモトレードにおすすめなのは外為オンラインなど
目次
FXのデモトレードができるサービス一覧表
この見出しでは、上で紹介した3つのサービスに限らず、デモトレードができるサービスを表にして解説したいと思います。
FX会社 | スマホへの対応 | 利用可能期間 | 仮想資金 |
---|---|---|---|
外為オンライン | ◯ | 無期限 | 300 万円 |
みんなのFX | ✕ | 無期限 | 100万円 |
DMM FX | ◯ | 3ヶ月 | 500万円 |
FXプライムbyGMO | ✕ | 1ヶ月 | 500万円 |
外為どっとコム | ◯ | 90日間 | 500万円 |
FXブロードネット | ◯ | 無期限 | 1000万円 |
GMO外貨 | ◯ | 30日 | 10万~10億円 |
GMOクリック証券 | ◯ | 1ヶ月 | 10~9999万円 |
ヒロセ通商 | ◯ | 3ヶ月 | 1~1000万円 |
各社でデモトレードに大きな違いがあることがわかります。
選ぶのに困った時には、利用可能期間で選ぶと良いでしょう。
選び方でも説明している通り、利用可能期間が長ければ満足行くまでデモトレードを続けることができるからです。
デモトレードにおすすめのFX口座3選
FXでデモトレードを行うのにおすすめの口座は主に以下の3つです。
それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう。
外為オンライン
外為オンラインは総合的に見て初心者におすすめのFX口座と言えます。
初心者でも簡単に取引が行える自動売買が充実しているからです。
また、取引ツールにはなんと、他のトレーダーが保有しているポジション量や保有人数が確認できる機能もあるので、戦略を立てる時に便利です。
そんな外為オンラインのデモ口座は有効期限が無期限なのが嬉しいポイントです。
外為オンラインの取引ツールでは3種類の豊富なチャートで分析が行えるため、FXで実際の資金をかける時でも便利です。
スマホ対応 | ◯ |
---|---|
利用可能期間 | 無期限 |
仮想資金 | 300万円 |
DMMFX
DMM FXは業界最大級のFX会社です。
口座開設数は80万以上で他社を圧倒しており、多くの人から選ばれていることがわかります。
DMM FXの魅力はとにかく手数料が安く、たとえば米ドル/円のスプレッドは0.2銭と業界最安水準になっていることです。
また、初心者でも扱いやすいツールが揃っています。
そんなDMM FXのデモ口座で使う取引ツールは本番と同じ操作感です。
デモ口座の有効期限は3ヶ月ではありますが、有効期限が切れた後は再登録をすることができます。
スマホ対応 | ◯ |
---|---|
利用可能期間 | 3ヶ月 |
仮想資金 | 500万円 |
みんなのFX
みんなのFXは24時間のサポートと、業界最狭水準の手数料が魅力的なFX会社です。
たとえば、米ドル/円の手数料(スプレッド)は0.2銭に設定されています。
また、1,000通貨と少なめの資金からトライできるため、初心者でもFXに手を出しやすくなっています。
そんなみんなのFXではPCのみでデモトレードを行うことができます。
しかし、特に口座開設の必要もなく、公式ページからデモ取引画面に進めばすぐに使えるため、気軽にデモトレードを始めることができます。
スマホ対応 | ✕ |
---|---|
利用可能期間 | 無期限 |
仮想資金 | 100万円 |
FXのデモトレードとは?
FXのデモトレードとは、実際のお金を使わず、架空のお金を使って取引することです。
多くのFX会社では、実際の相場で取引するリアルトレード環境とデモトレード環境、2つを用意しています。
デモトレードは、主に以下の目的で行います。
- FXを体験するため
- 取引ツールの使い方に慣れるため
- 過去相場を検証するため
これからFX取引を始める初心者や、新しく口座開設してツールの使い方に慣れていない方は、ぜひ積極的に活用していきましょう。
FXでデモトレードを行う3つのメリット
FXでデモトレードを行うことには以下の3つのようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
無料でFXを体験できる
デモトレードでは、実際のお金を使わずにFXを体験することができ、一部の会社を除き利用料がかかりません。
無料でFXを体験できることは、最大のメリットといえます。
FXでは「レバレッジ」や「スプレッド」「成行注文」「指値・逆指値」など、普段あまり聞き慣れない言葉が登場します。
一つ一つの意味は理解していても、実際の取引で使いこなせるかどうかは別の話です。
デモトレードを行うことで、どこでどう使われるか、実践的な部分を理解することができます。
また、経験のないうちは、エントリーから手仕舞いまでの流れもイメージしづらいこともあるでしょう。
デモトレードで取引することで、FX全体の流れがわかります。
デモトレードは、FX会社によって取り扱いの有無が異なるので、口座開設を考えている人は必ず確認するようにしてください。
損失を気にせず試せる
FXはレバレッジをかけた取引が基本であり、大きな値動きがあった際には想定外の損失を出してしまうことがあります。
FXを理解しないまま最初のトレードを行い損失を出し、口座資金の大半を失ったことがある人も少なくないはずです。
デモトレードでは架空のお金を使うため、そうした心配の必要はありません。
デモトレードでの証拠金は、数万円〜数千万円まで自由に決められますが、自分が実際に入金できそうな金額に設定し、よりリアルに近い環境で行うのがおすすめです。
数千万円でレバレッジをかけ、ゲーム感覚で現実とかけ離れた巨大なポジションを持つことは、実際の取引に活かせる部分は少ないため、なるべく避けたほうがいいでしょう。
取引に使うツールの体験ができる
多くのFX会社では、実際の取引と同じツール・画面でのデモトレードを提供しています。
デモトレードでは、自分の資金を使わずに取引ツールの使用感を確認することができます。
リアルタイムでレートが刻々と変わる為替相場では、一瞬の取引チャンスを逃さないことが重要です。
取引ツールに慣れていない場合、注文の準備をしている間にレートが大きく変わってしまうこともあります。
デモトレードでレートの見方や注文の仕方などを一通り確認して、ある程度使いこなせるようになってから、リアルトレードに進みましょう。
FXでデモトレードを行う時の3つの注意点
FXでデモトレードを行う時の注意点としては主に以下の3つが挙げられます。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
緊張感がない
架空のお金を使うデモトレードと、自分のお金を使うリアルトレードでは、取引時の緊張感が大きく異なります。
デモトレードでも、自分のお金を入れている気持ちで取引をすることが重要です。
そもそも、デモトレードはリアルトレードのために行うものです。
デモトレードで平常心をキープできても、リアルトレードで感情が揺さぶられてまともな判断ができなくなってしまったのでは意味がありません。
リアルタイムで増減する口座資金を見ていて不安になり、不要な損切りやエントリーを繰り返したことがある人も少なくないことでしょう。
デモトレードとリアルトレードで、判断基準がブレてはいけません。
デモトレードでの証拠金は、自分が入金できる金額と同等にし、なるべくリアルに近い形で取引することをおすすめします。
実際の取引ツールが使えない場合もある
FX会社によっては、デモトレード専用ツールを提供している場合があります。
その場合は、リアルトレードのツールと画面構成や注文方法などが異なるので注意してください。
デモトレード専用ツールの場合は、FX取引の体験や相場の検証に使うといいでしょう。
利益は出ない
デモトレードでは架空のお金を使うため、利益が出てもリアルトレード口座の資金は増えません。
利益が出ると「あの時にリアルでポジションを持っておけば…」という、後悔の気持ちが生まれやすいものでもあります。
デモトレードでは、割り切って取引するようにしてください。
FXでデモトレードを行うサービスの3つの選び方
FXでデモトレードを行うサービスの選び方には主に以下の3つがあります。
それぞれの選び方について詳しく見ていきましょう。
実際に近い取引できるサービスを選ぶ
FXのデモトレード口座を選ぶ時には、実際に近い取引ができるサービスを選ぶのがおすすめです。
先ほども申し上げましたが、デモトレードで使う取引ツールが実際に使うツールと異なる場合もありますし、実際のツールを使えても機能制限がある場合もあります。
また、中には実際の相場ではなく、架空の相場でデモトレードを行うサービスもあります。
しかし、デモトレードを行うにあたって、できるだけ実践に近い形式で試すに越したことはありません。
そのため、架空の資金を使うところのみ実際の取引と違って、他の部分は極力実際に近い取引ができるサービスを選ぶと良いでしょう。
アプリが使いやすいサービスを選ぶ
FXでデモトレード口座を選ぶ時には、アプリが使いやすいサービスを選ぶのもおすすめです。
FXのデモトレードはパソコンに加えて、スマホのアプリでも行える場合が多いです。
実際の取引はパソコンで行う場合もあると思いますが、移動時間中などはスマホで行うことが多いでしょう。
多くの人はパソコンよりもスマホでFX取引をする時間のほうが長いと思います。
そのため、FX取引で使うアプリが使いやすいサービスを選ぶのがおすすめなのです。
もちろん、パソコンでも操作しやすいのがベストですが、迷ったらスマホのアプリが使いやすいサービスを選ぶのが無難と言えます。
中にはパソコンにしか対応していないデモ口座もあるので注意しましょう。
デモ口座の有効期限が長いサービスを選ぶ
デモ口座の有効期限が長いサービスを選ぶのも重要です。
実は、デモ口座には有効期限があり、一定の期間がすぎると実際の取引しか行えなくなる場合があります。
十分に練習しないまま実際の取引を行うのは不安ですよね。
そこで、デモ口座の有効期限が長いサービスを選ぶことで、長い間練習してゆっくりFXのコツを掴むことができるのです。
ちなみに、各FX会社のデモトレード口座の有効期限は以下の通りになっています。
FX会社 | 利用可能期間 |
---|---|
外為オンライン | 無期限 |
みんなのFX | 無期限 |
DMM FX | 3ヶ月 |
FXプライムbyGMO | 1ヶ月 |
外為どっとコム | 90日間 |
FXブロードネット | 無期限 |
GMO外貨 | 30日 |
GMOクリック証券 | 1ヶ月 |
ヒロセ通商 | 3ヶ月 |
デモトレードのコツ
デモトレードは、リアルトレードを想定して利用する必要があります。
デモトレードのコツは以下の3つです。
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
取引ツールの使い方に慣れる
デモトレードで取引ツールに触れることで、一通りの操作を理解しましょう。
FXでは「成行」「指値・逆指値」「IFD」「OCO」「IFDOCO」など、多くの注文方法があります。
最初からすべてを使う必要はありませんが、最低限「成行」「指値・逆指値」の2つの注文方法は理解しておきましょう。
FXでは時に大きな値動きがあり、一瞬のタイミングで利益、損失の運命が分かれることがあります。
取引ツールに慣れていないことが原因で、せっかくのタイミングを逃したり、注文操作を間違えないようにしましょう。
様々な注文をしてみる
デモトレードでは、架空のお金を用いてさまざまな通貨ペアの注文が可能です。
通貨ペアでは「ドル円」「ユーロ円」「ユーロドル」「オーストラリアドル円」が有名ですが、FX会社によっては「ロシアルーブル」「スイスフラン」「メキシコペソ」など、マイナーな通貨が絡む通貨ペアを取り扱っていることがあります。
マイナーな通貨はスワップポイントが比較的高く設定されていることが多いので、長期投資にも向いています。
デモトレードを行うことで、今まで知らなかった通貨の魅力や、投資方法を発見できるかもしれません。
ぜひ、いろいろな取引を試してみてください。
取引ルールを定める
デモトレードでは、ルールを決めて取引するようにしましょう。
FXでは、手法を決めて取引をすることが重要です。
感覚で上がりそう・下がりそうだからエントリーをする方法では、長く勝ち続けることはできないでしょう。
デモトレードでは損失を出しても自分の財布には影響がないため、実際の相場で自分の手法を試して検証することができます。
インジケーターや指標を用いたテクニカル分析では、数多くの手法があります。
デモトレードで試して、自分だけの手法を作っていきましょう。
FXのデモトレードについて現役トレーダー・ひろぴーさんにインタビュー
今回は、FX初心者の参考になればと思い、現役トレーダー&FXコラムニストのひろぴーさんにインタビューしました。
デモトレードでFXは十分に練習できますか。
十分練習できますね。最初はもちろんデモトレードで取引してください。
ただしデモトレードも例えば2カ月も3カ月も長くやる必要はないです。1カ月ぐらいしっかり毎日でも取引しながら、実弾で取引しているという感覚を養ってください。
それに慣れたら、本番環境で取引いただくといいかなと思います。
ただしデモトレードで取引場合でも例えば1週間に1回しかやらないぐらいですとあまり意味がないので、その場合は2・3カ月練習してから取引するといいと思います。
上記で1カ月でいいよと言っているのは、毎日ほぼログインして取引してみて相場を知ることをクリアできた人に限らせていただきます。
初心者はデモトレードから始めるのがいいでしょうか。
当然ながら初心者はデモトレードから始めてください。
売買の注文方法にもたくさん種類があります。
注文方法には大きく分けて「成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文」の6つがあります。
初心者の方は、まずそれぞれ注文してみて注文方法を覚えていただいてから実践のFXに臨んでください。
デモトレードから実践に移るタイミングの基準はありますか。
基準は特にないですね。ただ100回ぐらい取引した後が良いと思います。
100回と言っても成行注文を100回取引しても意味がないので、ちゃんとすべての注文方法を一通り覚えてください。
そして通貨ペアとかチャートをある程度読めるようになってから、本番口座に移行していただければいいと思います。
まぁ1週間もあれば覚えられるはずなので、それらを一生懸命覚えたら、別に1週間後2週間後からでも本番口座で取引していいと思います。
FXでのデモトレードを行って実際の取引をしてみよう!
デモトレードは、FXを体験したり、取引ツールの扱いに慣れることを目的としています。
これからFX取引を始める方は、まずはデモトレードで一通りの流れを理解してからリアルトレードを行うのがおすすめです。
口座開設の前には、FX会社に取り扱いがあるかを確認するようにしてください。
デモトレードでは、架空のお金を用いて金額を自由に設定できるため、ポジションサイズや心理状態など、現実とかけ離れた取引になりがちです。
あくまで、リアルトレードのために行っていることを念頭に置いて活用していきましょう。

GMOクリック証券
東京都渋谷区に拠点を置く日本の金融商品取引業社。
株式取引だけでなくFX、バイナリー・オプション、CFDなど、世界の通貨や株価指数を取引できる金融商品の拡充に取り組んでいる。