「スキャルピング」とはどのような取引手法なのか、どうすれば利益を出せるのか、気になっていませんか。
スキャルピングの知識をしっかりと理解して活用すれば、FXトレードの幅が一気に広がります。
成果を出している優秀なFXトレーダーもスキャルピングをしっかりと活用しています。
この記事ではスキャルピングの概要からスキャルピングの方法まで詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
- スキャルピングは短時間で薄い利益を積み重ねる取引手法
- スキャルピングのメリットは短時間でできることなど
- スキャルピングの注意点は禁止の口座があることなど
- スキャルピングで勝つコツは利確ライン、損切りラインを決めることなど
- スキャルピングにおすすめの口座はGMOクリック証券
- GMOクリック証券なら低スプレッドで取引し続けられる
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目次
FXのスキャルピング手法とは?
FXのスキャルピングについて以下の2つの項目に分けて詳しく見ていきましょう。
FXのスキャルピングは超短期取引
利幅で言うと、1~10pips程度の利益が出たら利益を確定させます。
取引を行う回数は人によって異なりますが、注文と決済はそれぞれ1日に10~100回程度行うことが多いようです。
確かに1回あたりの利益は少ないのですが、その分1回あたりの損失も少ないので試行回数を重ねやすい取引方法と言えます。
スキャルピングと他の取引手法を比較
各スタイルの特徴をよく理解し、自分に合う手法を見つけることが大切です。
トレードスタイル | 1回のトレードの長さ |
---|---|
スキャルピング | 数秒から数十分 |
デイトレード | 数分から数時間 |
スイングトレード | 数日~数週間 |
長期トレード | 週単位~月単位 |
- スキャルピング
数秒〜数十分のスパンで売買を行うトレードスタイル。スキマ時間にトレードできることが魅力ですが、短期間で売買判断をしないといけないため、難易度は少し高めです。 - デイトレード
数十分~1日程度のスパンで売買を行うトレードスタイル。基本的にポジションを持ったまま放置するタイミングが発生しますが、日をまたがないため、「いつの間にか相場が大きく変動していた」というリスクは小さいです - スイングトレード
2~5日のスパンで売買を行うトレードスタイル。たまに取引を行えば良いので、会社に勤めていてあまり時間が取れない方にもおすすめです。一度に狙える利益は大きいですが、損失もそれだけ大きくなりやすいです - ポジショントレード
1週間以上の長いスパンで売買を行うトレードスタイルです。中には年単位でトレードを行う人もいます。取引機会は少なくなり、1度で得られる利益や損失は大きくなります。取引を行う前に綿密な分析を行う必要があるため、投資玄人を中心におすすめのトレードスタイルです
FXはスキャルピングが一番短期間で取引を繰り返すスタイルです。
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- GMOクリック証券なら低スプレッドで取引し続けられる
- 約定力も高いため売買のタイミングも逃さない
- 高機能アプリが使えるためスマホでも快適にスキャルピングできる
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FXスキャルピングのメリット・デメリット
この章では、スキャルピングのメリット・デメリットについて詳しく見ていきます。
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリットは以下の3つです。
- 短時間で取引が完了する
- いつでも取引チャンスがある
- 早く練習を積める
メリット①:短時間で取引が完了する
FXのスキャルピングのメリットとして最初に挙げられるのが、短時間で取引が完了するという点です。
スキャルピングでは1回あたりの取引に数秒~数分程度しかかかりません。
もちろん相場を見極めてポジションを取るか決める必要があるので、FXにかける時間は1回の取引あたり10分程度は必要でしょう。
しかし、デイトレードやスイングトレードなどの他の取引手法に比べると極めて短時間で取引が完了します。
そのため、仕事などで忙しい会社員でも取り組みやすくなっています。
ポジションを持ったまま仕事をしなくても良いので、精神的にも楽なのではないでしょうか。
メリット②:いつでも取引チャンスがある
いつでも取引チャンスがある点もFXのスキャルピングのメリットと言えます。
スイングトレードなど、1回あたりの時間や狙う利益が大きい手法の場合、値動きが小さいレンジ相場ではうまく利益を得られない可能性があります。
そのため、待った時間に対して利益が割りに合わない可能性があるのです。
一方、スキャルピングであれば狙う利益は小さいので、値動きが小さくても、いくらでも取引チャンスがあります。
相場が一定の方向にうごくトレンド相場でも、値動きが小さいレンジ相場でも利益を出しやすいのがスキャルピングなのです。
ちなみに、「スキャルピングをしたら他の取引手法を取ってはいけない」というわけではありません。
デイトレードやスイングトレードとスキャルピングを組み合わせてトレードする方法もあります。
メリット③:早く練習を積める
早くFXの練習を積める点もスキャルピングのメリットと言えます。
スキャルピングはFXの取引手法の中では注文と決済の数が一番多くなります。
そして、FXは注文と決済を繰り返していくことで上達することができます。
そのため、頻繁に取引を繰り返すスキャルピングはFXを上達させるために一番効率的な方法なのです。
「デイトレード・スイングトレードではスキャルピングでの経験が役に立たない」ということもないので、ふだんデイトレードやスイングトレードをしている人でも、練習としてスキャルピングをしてみると上達が早くなるのではないでしょうか。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングのデメリットは以下の3つです。
- スプレッドの負担が大きい
- 約定力に左右される
- 通信環境の影響が大きい
スプレッドの負担が大きい
FX取引では、その1回1回に「スプレッド」という実質的な手数料がかかります。
そのため、短期売買を繰り返すスキャルピングでは、決済するたびにスプレッドを支払うことになります。
他の取引手法に比べて、スプレッドの負担が大きくなりやすい手法と言えるでしょう。
FX会社の約定力に左右される
FX取引では、注文した金額そのままで取引が成立するとは限りません。
約定力とは、注文した金額で取引が成立する力のことで、成立した取引額が注文金額に近いほど約定力が高いと言います。
スキャルピングは、瞬時の取引になるため、約定力が低いと狙い通りの注文が続かない場合があります。
通信環境の影響が大きい
約定力と同様に、通信環境の良し悪しも、思い通りの注文ができるかどうかに影響します。
Wifiなどで通信速度が安定していない場合では、注文と取引成立のタイミングにズレが生じることがあるでしょう。
スキャルピングは、通信環境が悪い中では取引しづらいのです。
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FXスキャルピングの勝ち方・コツ
FXのスキャルピングで勝つコツとしては、主に以下の5つがあります。
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
コツ①:利確ラインを決める
あらかじめ、「この値まで行ったら決済する」という値を決めておきましょう。
その場その場で決めていると判断が遅れてしまうため、はじめのうちは「必ず5pips利益が出たら利確する」などと決めてしまいましょう。
利確ラインを決めておけば「いつ売ろうか?」と迷う必要がなく、スピード感のある取引が行えます。
しかも、取引がうまく行かなかった時には、「利確のタイミングを変更してみよう」などと改善につなげることができます。
コツ②:ロスカットラインを守る
利確ラインと同じように、「この値まで行ったら損切りする」という値は決めておくべきです。
これもその場その場で判断するのは良くないのであらかじめ決めておきましょう。
「どのくらいにしたら良いかわからない」という場合には、利確と同じ値幅にするのが無難です。
ロスカットラインは、決めるのと同様に守ることも重要です。
人間の心理的に損失が発生してしまうと「もう少し待てば利益になるかもしれない」と考えてかえって損失を拡大させてしまいます。
また、ロスカットラインを守らないと、取引がうまく行かなかった場合にも、反省を次に活かして改善することができません。
コツ③:通信環境の良い場所で取引する
スキャルピングでは短時間で取引を繰り返すため、ポジションを持ったまま通信環境が悪くなって決済注文ができなくなるとせっかく定めた取引ルール通りに取引できません。
損切りができず損失が拡大してしまうこともあるので、スムーズに取引ができる、通信環境が良い場所で取引するようにしましょう。
コツ④:スキャルピング公認のFX口座を使う
上でも述べたとおり、FX会社ではスキャルピングが禁止されている場合もあります。
スキャルピングの中でも秒単位で取引を行う秒スキャルピングは禁止になっている場合も多いので注意が必要です。
スキャルピングが禁止されている口座でスキャルピングを行っていると、口座を凍結されてしまう可能性もあるので注意が必要です。
コツ⑤:スプレッドの狭いFX口座を使う
もちろんFXをするなら、スプレッドが狭いFX口座を使うことは等しく重要なのですが、特にスキャルピングではスプレッドが狭いFX口座を使うことが大切です。
スキャルピングでは取引回数が多く、スプレッドがかかるタイミングが多いからです。
スプレッドがどんな時でも一定額かかるため、スキャルピングではスプレッドの差が大きな利益の差につながります。
自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが特に狭いFX口座を選ぶと良いでしょう。
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FXスキャルピングの注意点
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
注意点①:スキャルピング禁止のFX口座もある
スキャルピングの注意点としてまず挙げられるのが、スキャルピングが禁止のFX口座もあるという点です。
これは、カバー取引ができなくなるからです。
FX会社は個人がFXの取引をした時に、インターバンク市場に対して同じ取引を行います。
このカバー取引は、FX会社が損失を抱えて倒産してしまうのを防ぐために行われます。
多くの投資家が利益を挙げるとFX会社が倒産してしまうからです。
カバー取引を行うと、手数料を除けば、FX会社は利益を相殺できるため、特にFXで儲かることはありませんが、損が出ることもありません。
さて、そんなカバー取引ですが、個人が短時間で売買を繰り返していると対応しきれない場合があります。
そうなるとFX会社が損失を抱えてしまう可能性があるため、スキャルピングが禁止されている場合があるのです。
また、短時間で売買を繰り返すとサーバーとの通信量が増えるため、サーバーにも負担がかかります。
すると約定率が下がって他の投資家が被害を受けるため、スキャルピングを禁止している場合もあります。
注意点②:稼ぐには高い勝率が必要
FXのスキャルピングでは、高い勝率が必要な点にも注意が必要です。
スキャルピングはデイトレードやスイングトレードなど、他の取引手法と比べて高い勝率が必要です。
他の取引手法と比べて、利益に対してスプレッドが占める割合が多いからです。
スプレッドはFX会社が取る手数料のようなものなのですが、1回の取引あたり一定の値がかかります。
そのため、とにかく取引回数が多いスキャルピングではスプレッドがかかる回数も多くなります。
これにより、利益を出すためには他の取引手法と比べて高い勝率が必要になるのです。
なお、スプレッドが狭いFX会社で取引を行えば、比較的利益を得やすいでしょう。
注意点③:値動き予想の難易度が高い
FXのスキャルピングの注意点としては、値動きを予想するのが極めて困難である点も挙げられます。
スキャルピングでは1~10pips程度の利益を積み重ねていきますが、この幅の値動きを予想するのはかなり難しいです。
1~10pips程度の変動ではほぼ値動きの理由なんてないですし、大口の投資家が取引しただけで変動してしまいます。
そのため、スキャルピングで利益を出していくのはそれなりに難しいことです。
FXのスキャルピングが向いている人
この見出しでは、FXのスキャルピングが向いている人について、細かく見ていきたいと思います。
- チャートを見続けられる人
- 集中力がある人
- 気持ちをすぐ切り替えられる人
- 短期間で大きな利益を狙いたい人
チャートを見続けられる人
スキャルピングは基本、取引中はチャートとのにらめっこになります。
そのため、チャートを見続けても飽きない人、チャートを読むのが好きな人は取引に向いています。
逆に、チャートをリアルタイムで追い続けるのが苦手な方、長期でコツコツ運用したい方は、スキャルピングには向いてない可能性が高いです。
集中力がある人
短期売買を繰り返すため、少ない時間で注文から決済、損切りまでを判断しなければなりません。
取引の間は、たとえ数十分でも相当な集中力が必要だと言えるでしょう。
気持ちをすぐ切り替えられる人
スキャルピングでは何回も取引を行うため、たとえ損失を出しても落ち込んでいる時間はありません。
すぐに切り替えて次の取引に集中できる人が向いているでしょう。
短期間で大きな利益を狙いたい人
スキャルピングは、勝率を上げることで、大きな利益も狙える手法です。
もちろん、初心者がすぐに稼げるようになるものではありませんが、将来的に短期間で大きく稼ぎたい方は、取り組んでみる価値があるでしょう。
FXスキャルピングのおすすめFX口座6選
まずは、スキャルピングOKなおすすめFX口座を6つご紹介します。
スキャルピングを禁止している口座を使うと、最悪の場合口座凍結なども起こりうるので、こちらでご紹介する口座を使う方が無難です。
- GMOクリック証券
- MATSUI FX
- ヒロセ通商(LION FX)
- FXプライム byGMO
- LINE FX
- 外貨ex byGMO
それぞれの口座について詳しく見ていきましょう。
GMOクリック証券
最低取引単位 | 原則10,000通貨 |
---|---|
スプレッド (原則固定) |
米ドル / 円:0.2銭 ユーロ / 円:0.5銭 ポンド / 円:1.0銭 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
特典 | 新規FX口座開設+お取引で 最大304,000円キャッシュバック |
- 大手GMOグループが運営
- 大量注文してもスプレッドが原則固定
- PC・スマホとも取引ツールが高機能
- スキャルピングは禁止されていない
GMOクリック証券は数あるFX口座の中でも特にスキャルピングに向いています。
まず、GMOクリック証券ではスプレッドが狭いため、スキャルピングで利益を出しやすくなっています。
そして、GMOクリック証券がスキャルピングに向いている何よりの理由はスピード注文です。
GMOクリック証券のスピード注文ではワンクリックで発注ができるため、スピード勝負のスキャルピングで大活躍なのです。
さらに取引数量に応じて最大300,000円キャッシュバック!
MATSUI FX
最低取引単位 | 1通貨 |
---|---|
スプレッド | 米ドル / 円:0.2銭 ユーロ / 円:0.5銭 ポンド / 円:1.1銭 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
キャンペーン | 2通貨ペア以上を新規建で 合計50万通貨以上取引で 最大50万円プレゼント |
- 最低取引単位は1通貨で100円から取引できる
- レバレッジを自由に設定可能
- マーケット情報をいち早く受け取ることができる
MATSUI FXは、最低取引単位が1通貨に設定されています。
そのため、100円からFXを始めることができます。
スプレッドも、米ドル / 円:0.2銭と業界最狭水準を保っています。
約定力も高く、1秒を争うスキャルピングにとても向いています。
LION FX(ヒロセ通商)
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド | 米ドル / 円:0.2銭 ユーロ / 円:0.4銭 ポンド / 円:1.0銭 |
通貨ペア | 50通貨ペア |
キャンペーン | 新規口座開設&お取引で最大5万円キャッシュバック |
- 業界最低水準のスプレッド
- 独自のキャンペーンが豊富
- 50もの通貨ペアを取引できる
- スキャルピングは禁止されていない
LION FXはスプレッドが狭くスキャルピングに向いています。
LION FXはチャートに珍しい機能が多く、この機能を使うためにLION FXで口座開設をしても良いくらいです。
たとえば、10秒足チャートがあったり、チャート内でコメントを残したりすることが可能です。
FXプライム byGMO
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド(例外あり) | 米ドル / 円:0.3銭(1shot 50万ドル以下の場合) ユーロ / 円:0.6銭 ポンド / 円:1.1銭 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
キャンペーン | 新規口座開設&お取引で最大11万円キャッシュバック |
- スキャルピング公認
- バイナリーオプションの取引も可能
- 約定力が高いと評判
FXプライム byGMOは、公式がスキャルピングOKと謳っているFX口座です。
1日の取引数量に上限がなく、高い約定率でスムーズにスキャルピングし放題となっています。
また、低スプレッドや高スワップも特徴で、通常の取引にもおすすめです。
LINE FX
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド | 米ドル / 円:0.2銭 ユーロ / 円:0.5銭 ポンド / 円:1.0銭 |
通貨ペア | 23通貨ペア |
キャンペーン | 新規口座開設&お取引で最大5万円キャッシュバック |
- スマホアプリで取引しやすい
- 重要事項をLINEで通知してくれる
- 口座開設が簡単
LINE FXは、スマホでの取引にピッタリな口座です。
アプリから気軽に取引できるため、スキマ時間でスキャルピングしたい方に向いていると言えます。
スプレッドも業界最狭水準であるため、取引回数を重ねても、大きな負担にはなりません。
外貨ex byGMO
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド
(原則固定・例外あり) |
米ドル / 円:0.2銭 ユーロ / 円:0.5銭 ポンド / 円:1.0銭 |
通貨ペア | 24通貨ペア |
キャンペーン | 新規口座開設&お取引で最大15万円キャッシュバック |
- 取引に応じてPayPayが貯まる
- 格安で外貨両替ができる
- 1,000通貨から取引できる
外貨ex byGMOはスキャルピングを全く禁止していません。
さらに、主要通貨のスプレッドが狭く安定しているため、スキャルピングに向いている口座と言えます。
操作性の高いアプリ・ツールで快適に取引を続けられるのも特徴です。
FXのスキャルピングの手法
それぞれの手法について詳しく見ていきましょう。
ボリンジャーバンドを使う手法
移動平均線を挟んで上下に3本ずつ線を引いたもので、相場が+3σに近いほど買われすぎ、-3σに近いほど売られすぎになります。
ボリンジャーバンドを使ったスキャルピングでは、主に以下のような取引を行います。
- 3σラインにヒゲがタッチしたタイミングで逆張りのエントリー
- センターラインを急激に超え、すぐに戻ってきたら順張りのエントリー
- センターラインは上昇しているのに、-2σラインにタッチした時に買いエントリー
指数平滑移動平均線を使う手法
指数平滑移動平均線とはEMAとも呼ばれ、従来の移動平均線の欠点を補正するために生まれたものです。
従来の移動平均線は単純にある一定期間の価格の平均値を計算して折れ線グラフにしたものです。
指数平滑移動平均線では、直近のデータに大きな比重を置いて計算した移動平均線になります。
指数平滑移動平均線を使ったスキャルピングでは、以下のような取引を行います。
- 短期指数平滑移動平均線が長期指数平滑移動平均線を下から上に抜けたら買い
- 短期指数平滑移動平均線が長期指数平滑移動平均線を上から下に抜けたら売り
FXのスキャルピングにおすすめの通貨ペア
FXのスキャルピングにおすすめの通貨ペアとしては主に以下の3つがあります。
それぞれの通貨ペアについて詳しく見ていきましょう。
ドル円(USD/JPY)
その最大の理由は「とにかくスプレッドが狭いから」これに尽きます。
ドル円は日本人にとってもっとも馴染み深い組み合わせなので、FX取引の中でも一番人気がある通貨ペアです。
そのため、各社のスプレッドを狭くする競争は激しく、現在では0.2銭に設定されていることが多いです。
0.2銭というスプレッドは他の通貨ではなかなか見られないほど狭い値です。
上でも述べましたが、スキャルピングでは取引回数が多いため、スプレッドが狭い通貨ペアが選ぶのが良い方法です。
その点、ドル円はスキャルピングにもっとも適した通貨ペアと言えます。
ユーロドル(EUR/USD)
確かに日本のFX会社で取引をする場合はドル円がベストなのですが、世界的にはユーロドルが一番人気です。
そのため、日本のFX会社でドル円を取引する場合のスプレッドより、海外のFX会社でユーロドルを取引する場合のスプレッドのほうが狭いことが多いのです。
また、ユーロドルの魅力は、世界で一番取引量が多い通貨ペアであることも挙げられます。
ユーロドルは取引量が多いため、取引が成立しやすく、トレンドも発生しやすく、スキャルピングをするのに向いた通貨ペアと言えます。
ポンド円(GBP/JPY)
ポンド円がおすすめできるのは、ボラティリティが高いからです。
ボラティリティとは、価格の変動比率のことで、要は値動きの激しさのことを表します。
ボラティリティが高いと短時間でレートが変動しやすいため、スキャルピングでの利益を得やすくなっています。
また、ポンド円は取引量もそれなりに多い点も魅力的と言えます。
- スキャルピングにはおすすめな口座はGMOクリック証券
- GMOクリック証券なら低スプレッドで取引し続けられる
- 約定力も高いため売買のタイミングも逃さない
- 高機能アプリが使えるためスマホでも快適にスキャルピングできる
\スキャルピングにピッタリの口座/
スキャルピングに関して現役トレーダー・ひろぴーさんにインタビュー
今回は、FX手法を勉強している方の参考になればと思い、現役トレーダー&FXコラムニストのひろぴーさんにスキャルピングについて質問させていただきました。
ひろぴーさんはスキャルピングをすることはありますか?
一切ありません。僕は自分会社(CXRエンジニアリング)の業務もあるので、長時間相場に張り付くような、スキャルピング取引はやりません。
ちなみにスキャルピングを学ぶなら、JFXの小林社長のYouTube動画がオススメです。
スキャルピングのコツは何でしょうか?
スキャルピングのコツは、おそらく運動神経・反射神経だと思います。
僕は運動神経は悪くないのですが、スキャルピングトレードは苦手ですし今は一切やらないので、明確なコツの話ができずすみません。
スキャルピングをするFX口座はどのように選んだら良いでしょうか?
正直スキャルピングなら、JFXとヒロセ通商の2社以外は推奨しません。
この2社はスキャルピング大歓迎を謳っていて、スキャルパー向けのツールや体制を整えているので、僕はこの2社を超オススメします。
それ以外はまったく薦めてません、あと他のFX会社でスキャルピングを歓迎しているところは知りません、僕は。
FXのスキャルピングに関するQ&A
ここでは、FXのスキャルピングに関してよくある質問と回答をまとめています。
スキャルピングに疑問点がある方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
FXのスキャルピングが禁止されている証券会社はどこですか?
利用規約上、明確にスキャルピングが禁止されていると判断できる証券会社は少ないですが、間接的にスキャルピングを嫌がっている証券会社はあります。
例えば、DMM FXは、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止事項に入れており、これはスキャルピング禁止とも読み取れます。
ただ、口コミや情報サイトを見る限り、超短時間でなければ問題ないという声もあったので、DMM FXで取引を行う場合は、証券会社やサーバーに負担をかけるような短時間取引には注意しましょう。
そして、SBI FX トレードでも、「短時間取引により他の顧客やシステムに悪影響を及ぼす場合は一時的に制限を加える」という旨の文面が見受けられました。
これは、やはりスキャルピングを間接的に禁止しているとも理解でき、サーバーへの負担や会社自体の損失を避けようとしていることが分かります。
このように、証券会社はスキャルピングを明確に禁止はしていないものの、快くも思っていない場合が多いです。
もし、スキャルピング目的でFX口座を開くなら、証券会社の規約や禁止事項を先にチェックしておくと良いでしょう。
口座が凍結されることはありますか?
スキャルピングを行うことで、口座が凍結される可能性はあります。
なぜなら、短時間取引は証券会社のサーバーやシステムに負担をかけ、全体的に取引の安全性を確保できなくなる場合があるからです。
仮に、そのような不安定な事態が起こると、証券会社もサービス利用者も不利益を被ることになり、証券会社の信頼性にも悪影響を与えます。
そのため、証券会社は、サーバーの負担やシステム状況に異変を感じたら、その原因となっている口座を凍結させて状況を改善するのです。
実際、SNSの口コミを探せば、過去には複数の証券会社で口座が凍結された例も見つかります。
口座が凍結すると、しばらくは取引ができなくなるため、スキャルピングを行うには注意が必要と言えます。
スキャルピングで勝てない理由は何ですか?
スキャルピングで勝てない理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 1度に大きな利益を狙いすぎている
- FX会社の約定力が低い
- FX会社のスプレッドが高い
- 取引量が少ない通貨ペア・時間帯を選んでいる
- 難しいトレンドで勝負している
それぞれ解説していきます。
1度に大きな利益を狙いすぎている
スキャルピングは、細かい取引を繰り返して小さな利益を積み上げていくものです。
結果的に短期間で大きい利益が出ることはありますが、1回1回の取引では、損切りルールを守って勝率を挙げていくことが大切です。
FX会社の約定力が低い
FX会社によっては、約定力が低いために狙い通りの注文ができないことがあります。
スキャルピングに集中したいのであれば、約定力の高いFX会社に切り替えることをおすすめします。
FX会社のスプレッドが高い
スプレッドが高いと、取引回数を増やすごとに大きな負担になります。
「勝率は高いけどスプレッドのせいで利益が増えない」なんてことにならないように、スプレッドが狭いFX会社に切り替えましょう。
取引量が少ない通貨ペア・時間帯を選んでいる
取引量が少ない通貨ペア・時間帯では、変動の予想がしづらく、さらに変動幅も少ないため、まとまった利益を期待できません。
ドル/円、ユーロ/ドルなどの主要通貨を選び、市場のオープン時など取引が盛んな時間帯を狙うと良いでしょう。
難しいトレンドで勝負している
予想がつきにくいトレンドで勝負していると、高い勝率は望めません。
初心者でも予想がしやすい、分かりやすいトレンドに絞って取引することをおすすめします。
スキャルピングの勉強におすすめな本はありますか?
スキャルピングの勉強におすすめ本は以下の3つです。
- FXスキャルピング–ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門
- FX 5分足スキャルピング–プライスアクションの基本と原則
- 最強のFX 1分足スキャルピング
「最強のFX 1分足スキャルピング」は、作者が日本人ですので、他の2つよりは読みやすいかと思われます。
スマホでスキャルピングするのにおすすめな口座はありますか?
スマホでスキャルピングをするのにおすすめな口座は、アプリの操作性が高く、スプレッドが狭い口座です。
具体的には、GMOクリック証券、LINE FX、外貨ex byGMOあたりが良いでしょう。
これらの口座は、アプリが非常に使いやすく、売買でのラグも少ないため、狙い通りの注文ができる可能