「FXを始めたいけど、取引する時間がない」「知識や経験がないから不安」
そんなときに、マネースクエアが提供している便利な機能「トラリピ」です。
トラリピなら、FXをする時間や知識がなくても、全自動で取引をしてくれます。
この記事では、トラリピの仕組みや評判について詳しく解説しています。
トラリピ以外の自動売買機能もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
トラリピとは
トラリピとは、「トラップ・リピート・イフダン」の略で、マネースクエアが提供しているFXの自動注文をしてくれる機能です。
一度設定さえしてしまえば、全て自動で取引してくれるので、時間をかけずに運用ができます。
発注の中身は、新規注文と決済注文をセットで注文する「イフダン注文」を何度もリピートする仕組みになっています。
設定した値幅で、トラップを仕掛けるように等間隔に複数の注文していきます。
例えば100円から105円の値幅でトラリピをすると、以下のような表になります。
新規注文 | 決済注文 | |
注文1 | 100.0 | 100.5 |
注文2 | 100.5 | 101.0 |
注文3 | 101.0 | 101.5 |
注文4 | 101.5 | 102.0 |
注文5 | 102.0 | 102.5 |
注文6 | 102.5 | 103.0 |
注文7 | 103.0 | 103.5 |
注文8 | 103.5 | 104.0 |
注文9 | 104.0 | 104.5 |
注文10 | 104.5 | 105.0 |
仮にこの値幅で値動きすると、何度も新規注文と決済注文を繰り返すことになります。
レンジ相場が続けば続くほど、利益を出せるというわけです。
非常に単純な仕組みですが、勝率が高く、人気を集めています。
もちろん買い注文だけでなく、売り注文から入ることも、両建てすることもできます。
予想する必要もありませんし、全自動なので、感情に流される心配もありません。
もちろんメリットばかりではなく、デメリットもあるので次からメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
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トラリピのメリット
まずはトラリピのメリットから解説していきます。
トラリピのメリットは以下の5つです。
- すべて自動で取引してくれる
- レンジ相場でも利益を出せる
- 手数料無料で運用できる
- 初心者のための「トラリピ」がある
- 精神的な負担が少ない
では、1つずつ解説していきます。
すべて自動で取引してくれる
最大のメリットはすべて自動で取引をしてくれる点です。
一度設定をすれば、あとは働いているときも、寝ているときも取引をしてくれます。
通常はFXで何度も取引をするときは、1日に何度もパソコンやスマホで値動きを確認したり、注文をする必要があります。
トラリピなら、取引画面は週に1回程度の確認でも十分です。
忙しく頻繁にチャートが確認できない人でも利用できます。もし全く確認できなくても、トラリピなら休まずに取引を続けるため、利益を取るチャンスを逃しません。
さらに、FXに関しての用語などの基礎知識さえあれば、FXに関する知識はほとんど必要ありません。
初心者でも注文しやすい、解説付きの注文画面も用意されています。
レンジ相場でも利益を出せる
トラリピは等間隔で価格が上がったり、下がったりを繰り返すレンジ相場に適しています。
※画像元:トラリピ公式
レンジ相場内なら、例えば両建ての場合、
・「100円で買って、101円で売る」
・「101円で売って、100円で買い戻す」
という取引を繰り返すことで、利益を出すことが可能です。
手動の場合、レンジ相場で利益を出すには、チャートを見続けて取引をするのが一般的です。
トラリピなら全自動なので、レンジ相場でも簡単に利益を出せます。
そして、FXの相場というのは、7割がレンジ相場といわれています。
そのため、レンジ相場を狙うトラリピは、利益を出しやすいということになります。
手数料無料で運用できる
便利な機能のトラリピですが、利用するための手数料は無料となっています。
他の自動売買では、1回の注文と約定ごとに手数料がかかることもあります。
トラリピのようなリピート系注文は、何度も繰り返して小さく利益を積み重ねていくので、手数料が無料というのは非常に重要です。
とくに余裕資金の少ない、始めたばかりの人にとっては強い味方になります。
初心者のための「トラリピ」がある
使い勝手の良いトラリピではありますが、それでも、
という方は、「トラリピ」を活用してみるのもいいでしょう。
本来のトラリピでは、
- 現在のレートからスタート価格を決める
- トラップを仕掛ける本数を決める
- トラップを何円おきに仕掛けるか決める
など、少ない設定項目ですが、何点か決めなくてはいけないことがあります。
一方のトラリピでは、基本的に現在のレートを見極める必要はなく、
このレンジに〇本のトラップを仕掛ける!
だけとなります。
トラップの値幅などの決定の手間は、すべて自動的に計算してくれるためかなり軽減することができます。
トラリピも、注文の仕方が違うだけで、トラリピ注文と結果的には何も変わりません。
初心者の方は、まずトラリピからはじめて、慣れた段階で「トラリピ」を利用するというステップでもいいでしょう。
精神的な負担が少ない
FXや株式などの取引でやってしまいがちなのが、感情に流されて損失を大きくしてしまうことです。
取引に慣れていても、
などと、つい自分の都合がいい方向に考えてしまいます。
トラリピには、心理的な部分で負けることはなく、あくまでルールに従って淡々と取引をしていきます。
手動での取引では、ルールを決めていても、最終的な判断は自分でしなくてはいけないため、精神的な負担も大きくなってしまいます。
こういった心理的な部分は、経験を積んでも失敗することの多い部分です。
初心者であればなおさら自動売買ができるトラリピをおすすめします。
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トラリピのデメリット
全自動で売買してくれて、手数料も無料、非常にメリットの多いトラリピですが、デメリットもあります。
- トレンド相場には不向き
- 短期的な運用では利益が出にくい
- ある程度初期費用が必要になる
上記のようなデメリットがあります。
デメリットを把握しておくことで、トラリピには不向きな場面も見えてきます。
損失を抑えることにも繋がるので、きちんと把握しておきましょう。
トレンド相場には不向き
トラリピはレンジ相場では利益を出しやすいと解説しましたが、その逆のどちらか一方に価格が動く、トレンド相場では損失が増えてしまいます。
7割がレンジ相場といわれていますが、ずっと続くわけではありません。
トレンド相場に備えて、損切りを設定する必要があります。
基本的には放置しておけるトラリピですが、きちんとチャートの分析をして、どちらに動くか予測することも大切です。
不向きとはいえ、もし予測が的中すれば大きく利益を出すチャンスでもあります。
完全に放置するのではなく、定期的にチャートを確認しましょう。
トラリピは初心者でも簡単にFXの取引ができる機能ですが、継続的に利益を出し続けるには、チャートを分析する力が必要になってくるでしょう。
短期的な運用では利益が出にくい
トラリピは小さく利益を積み重ねる手法なので、短期的に大きな利益を出すのは難しいです。
相場によっては短い期間に何度も取引することもありますが、1回の取引の金額は少なく、その分発注も繰り返しているので、利益はそれほど大きくありません。
短期の運用向けの設定もできますが、多くの資金が必要になり、本来の「感情に流されずに放置してコツコツ稼ぐ」というメリットはなくなってしまいます。
トラリピを利用するなら、少なくとも半年や1年間など長期的に運用していきましょう。
ある程度初期費用が必要になる
トラリピは、値動きが大きければ大きいほど発注の本数が多くなります。
その分資金も必要になるので、注意しましょう。
予測した方向に値動きすればいいのですが、反対に動いてしまった場合、どんどん本数が多くなり、含み損も多くなります。
少ない資金で始めた人のなかには、始めたばかりで思うようにいかず、ロスカットになる人も少なくありません。
10万円や20万円などの少ない額でも、始めることは可能ですができれば余裕をもって資金を準備しましょう。
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トラリピの評判は?
トラリピはリピート系の自動取引機能では、運用歴が10年以上あり、特許も取っています。
信頼性が高く、手数料も無料なので、始めやすいと評価されています。
設定にもよりますが、利益を出している人が多く、評判もかなりいいといえます。
また、「大きな損益を出さない」という点も評価されています。
トラリピは細かく小さく利益を出すものなので、大きな利益は出ませんが、大きな損益も出ないのも特徴です。
ただし、運用する期間によっては上手く利益が出せないと評価されることもあるようです。
長期間では大きく利益を伸ばせる
トラリピと長期間の運用は相性がいいので、長くトラリピを使っている人からの評判は非常に高いです。
資金に余裕をもたせておけば、損切りすることなく何年も運用をしている人も多くいます。
短期間では利益が出ないことも
短期間で利益を出しやすい設定もありますが、基本的には長期間向けとなっています。
短期間だと値幅が小さく発注自体が少なかったり、レンジ相場にならなかったりと、思うように利益が出ないことのほうが多いようです。
トラリピは長期間、コツコツ増やしていく手法、ということを覚えておきましょう。
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トラリピの注意点
初心者でも始めやすく、評判もいいトラリピですが、注意すべき点もあります。
それは「運用初期の含み損」と「運用設定」についてです。
デメリットと被ってしまう部分もありますが、1つずつ確認していきましょう。
運用初期は含み損が発生しやすい
トラリピはレンジ相場を対象にした手法なので、価格が行ったり来たりして、初めて利益を出せます。
つまり、最初のどちらか一方に価格が動いているときは、含み損が増えることになります。
続けて運用していけば価格が反転して、しっかり利益を出せるところでも、思っていた以上に含み損が多くて取引を中止する、ということがないようにしましょう。
なかには少ない資金でも、1ヶ月目で利益が出る人もいます。
しかし、ほとんどの場合、運用初期は含み損が発生しやすく利益が出にくいので、長い目で見て長期的な運用をしていきましょう。
運用設定は慎重に行うこと
トラリピの運用設定に、必ず稼げる正解はありません。
ネット上に稼ぎやすい設定例が掲載されていることがあります。
しかし、そのときの相場や自分が使える資金によっては、設定を真似しても稼げないこともあります。
まずは、マネースクエアがトラリピの利用者に提供している「トラリピ運用試算表」という機能を使いましょう。
この機能を使えば、どのくらい資金が必要になるか、注文の本数が最大で何本になるか、などが分かります。
トラリピで失敗する人は設定に問題がある
トラリピを利用する方の中には、当然損をする方もいます。
大抵そういった方の設定では、リスクが考慮されていないという問題が往々にしてるものです。
たとえば、これ以上キズを深くさせないための「ストップロス(損切り)」が設定されていないケースや、過去の相場を3ヶ月程度しか確認をしておらず、最低ラインを見誤るケースなどがあります。
取引をする際は、どうしても感情に流され、「まだイケる!」とお金に目がくらみがちです。
しかし一番優先するべきは、損が出ているときにキズを浅くするリスク対策となります。
儲けたい気持ちもわかりますが、堅実な取引ができる設定を目指しましょう。
トラリピ以外のリピート系注文にも注目
レンジ相場を狙うリピート系の自動売買機能はトラリピだけではありません。
ほかにも多くのリピート系注文があります。
ここから、トラリピ以外のリピート系注文をご紹介していきます。
特徴などを解説していくので、参考にしてください。
基本的には、トラリピと同様に等間隔で複数の注文をしていく機能になります。
トライオート
インヴァスト証券が提供しているのが「トライオートFX」です。
運用設定を細かく設定できるのが特徴で、多少の知識は必要になりますが、複雑な設定もできます。
運用をスタートしていても、注文の追加や取り消しも可能です。
また、設定次第で90円台は発注の本数を多くして、100円台では本数を減らす、ということもできます。
複雑なカスタマイズだけでなく、リストから選ぶだけで設定が可能な「自動売買セレクト」も利用できます。
始めたばかりの初心者から、複雑な設定がしたい上級者まで、幅広い利用者から支持されています。
ループイフダン
アイネット証券が提供しているのが「ループイフダン」です。
とにかくシンプルなのが特徴で、複雑な設定が苦手な人や初心者に最適な機能となっています。手数料が無料というのもポイントです。
設定方法がシンプルで、選ぶのは通貨ペアと発注する値幅、そして買い注文か売り注文か選択するだけです。
公式サイトでは、ループイフダンランキングを公開しているので、どれを選べばいいか分からない人も選びやすくなっています。
複雑な設定が苦手な人、これから始めたい初心者におすすめです。
オートレール
マネックス証券が提供しているのが「オートレール」です。
レンジ相場はもちろん、トレンド相場でも値動きを追いかけながら利益を出してくれます。
小さく利益を出しながら、しっかりと損切りもしてくれるので、予想外の値動きになっても大きな損失を出さないように設定できます。
設定方法は5つの項目を入力する必要があるので、ほかのリピート系よりも少し複雑で初心者には向いていないかもしれません。
公式サイトでは詳しい設定方法やオートレールのメリットやデメリットの解説などの役立つ情報を掲載しています。
最終的に自分で運用設定ができるようになりたい人は、初心者でもオートレールがおすすめです。
トラリピを使えばFXも自動で簡単!
FXといえば、一部の知識と経験が豊富な人だけができる投資のイメージがありますが、トラリピを使えば働いているあいだも寝ているときも、自動で取引してくれます。
全く知識がなかったり、忙しく取引をする時間もない、という人にはぴったりな機能です。
ただし、そういったメリットもある一方で、多くの初期費用が必要だったり、含み損が発生しやすいなどのデメリットもあります。
また、トラリピだけではなく、ほかの自動売買機能もチェックすることで、最適な機能が見つかるかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考にトラリピなどの自動売買を始めてみてはいかがでしょう。
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