「FXって、土日も取引できるの?」
「FXトレーダーは、週末に何をして過ごせばいいの?」
FXは基本的に24時間で取引できますが、土日も取引できるのか気になる方も多いことでしょう。
もし土日にしか取引する時間が取れないようなら、取引できるかどうかは死活問題になります。
そこで本記事では、FXは土日取引ができるかどうかから土日のおすすめの過ごし方まで、紹介していきます。
- FXは土日や祝日でも取引できるかどうかが分かる
- FX会社10社の取引可能な時間帯が一覧で分かる
- FXの週末取引の注意点5つが分かる
- FXトレーダーにおすすめの土日の過ごし方4つが分かる
目次
FXは土日・祝日も取引できる?
FXは基本的に24時間で取引できますが、土日や祝日でも取引できるのでしょうか?
ここからは、土日や祝日でも取引できるかどうかを下記3点で解説していきます。
FXは土日に取引できない
残念ながら、FXは土日に取引できません。
なぜなら土日は、中東のバーレーン市場以外の主要なFX市場が休場し、取引していないからです。
FXの主要な市場は、ロンドン市場やニューヨーク市場、東京市場ですが、これらの市場は各国の法律により、金融機関が土日休みなので、市場も休みとなります。
FX取引ができる時間帯は月曜の朝から土曜の朝まで
FX取引は、月曜の朝7時から土曜の朝7時(夏時間なら7時)まで可能です。
FX会社によってはメンテナンスなどの都合により、取引できる時間帯が若干異なるので、注意しましょう。
例えばDMM FXなら、下記の通りです。
土日を除き、基本的に24時間取引が可能です。祝日も通常どおり取引が可能です。(クリスマス・年末年始は変則的になる場合があります)【夏時間】月曜07時00分~土曜05時50分【冬時間】月曜07時00分~土曜06時50分
夏時間と冬時間の実施期間は、以下の通りです。
夏時間 | 3月の第2日曜日から11月第1日曜日深夜2時まで |
---|---|
冬時間 | 11月の第1日曜日から3月第2日曜日深夜2時まで |
FXは日本の祝日なら取引できる
FXは日本が祝日でマーケットが休場していても、海外が祝日でなければ通常通りに市場はオープンしているので、祝日でも取引できます。
例えば、8月11日は「山の日」で祝日なので東京市場は休場しますが、海外の市場は平日で関係無いため、普通に取引できるのです。
ですが、年末年始やクリスマスは世界的に祝日扱いで、多くの市場が休場することから取引できません。
年末年始やクリスマスでも取引しようと考えている方は、気をつけましょう。
【FX会社10社】取引可能な時間帯の一覧
FXの取引可能な時間帯は、FX会社によって異なります。
これはFX会社によって、ほぼ平日毎日にメンテナンス時間を独自に設定しているからです。
土日はどのFX会社でも取引できませんが、取引の予定などに支障が出ないよう、FX各社の取引可能な時間帯をチェックして選ぶのも一つの手です。
代表的なFX会社10社の取引可能時間は、以下の通りです。
FXの週末取引の注意点5つ
FXは週末に荒れやすいなどの注意点があるため、ポジションの持ち越しなどは危険です。
ここからは、そんなFXの週末取引に関する注意点5つを紹介していきます。
FX相場は金曜日に荒れやすい
週末にはポジションを決済しようと考えるトレーダーが増えるため、金曜日はFX相場が荒れやすくなります。
また毎月第一金曜日には、FXの一大イベントである「アメリカ雇用統計」が発表されることもあり、より相場が荒れやすいです。
アメリカは世界第1位の経済大国なので、経済へ顕著に反映される雇用統計の善し悪しがそのままFX相場全体に影響を与えます。
もし予想よりも発表値が悪い場合は、米ドル以外の円やユーロ、英ポンドなどの主要通貨ペアは大きく値が動きます。
そんなこともあり、多くのトレーダーはリスク回避のために金曜日に決済を集中させることから、相場が荒れるのです。
土日でもFXチャートは24時間止まらずに動いている
土日はニューヨークやロンドンなどの主要マーケットは休場していますが、代わりに中東のバーレーン市場は開場しています。
そのため、土日でもFXチャートは24時間止まらずに動いています。
ですが、世界市場から見てバーレーン市場の取引高は少ないため、その値動きはデタラメです。
例えば、金曜日深夜に確認した価格が土曜に入った瞬間に4円ほど値上がりしたり、逆に4円ほど値下がったりします。
よって土日でもFXチャートは動いていますが、取引がバーレーン市場だけで値動きが荒いため見る価値はほとんどないと言えるでしょう。
土日明け月曜日の朝に窓開けしやすい
土日の間にFXレートが進むと、月曜日の朝に窓開けが発生しやすい傾向があります。
窓開けが生じる原因として、土日に戦争や事件、為替に関係する重大ニュースなどが発生すると、その影響でFXチャートが動くからです。
もし金曜日からポジションを保有していると、窓開けによって想定外のロスカットをされることもあります。
そんなロスカットを避けるためにも、金曜日までにポジションを決済しておきましょう。
土日のポジション持ち越しは危険
ここまで紹介した通り、金曜夜から月曜朝まではリスクが大きいため、土日のポジション持ち越しは危険と言えます。
- FX相場は金曜日に荒れやすい
- 土日でもFXチャートは24時間止まらずに動いている
- 土日明け月曜日の朝に窓開けしやすい
土日は、ほとんどのFX会社で取引できない期間です。
もしFXに関わる重大ニュースが報道されて相場が急変しても、損切りなどの対応ができません。
たとえ逆指値注文などで損切り設定していても、FX会社の取引外時間なので、実行できないのです。
そのためリスクを最小限にするためにも、土日のポジション持ち越しは避けるように心掛けましょう。
スワップポイントは3日分まとめて入る
通常スワップポイントは、ポジションを保有して日付をまたいだ時点で初めて口座に入ります。
ですが、ほとんどのFX会社では土日が取引時間外となるため、この間はスワップポイントが入りません。
しかし他の曜日に、金曜日から日曜日にかけての3日分のスワップポイントがまとめて口座に入るので、安心してください。
口座に入るタイミングはFX会社によって違いがあるので、気になる方はいつもらえるかチェックしておきましょう。
FXトレーダーにおすすめの土日の過ごし方4選
土日のFXは、ロンドン市場やニューヨーク市場などの主要な市場が休場のため、取引できません。
では、FXトレーダーは土日に何をすればいいしょうか?
ここからは、FXトレーダーにおすすめの土日の過ごし方4選を紹介していきます。
FXトレードの見直し
おすすめの土日の過ごし方1つ目は「FXトレードの見直し」です。
当然ですが、FX一本で生計を立てている専業トレーダーは、少しでも利益を獲得できるよう試行錯誤を重ねています。
副業でFXトレードをしている方でも、今週の結果がどのようなものだったのか、土日を利用して下記の内容を振り返っておきましょう。
- トレードのルールを守ったか?
- マーケット分析は正しかったか?
- 収支はどれくらいか?
- 前週よりも改善されたか?
- 今週の反省点は何か?
また、毎週結果を比較できるように、下記3点を記録するようにしましょう。
- 取引回数と獲得pip数
- PF(プロフィットファクター)
- 改善点
「取引回数と獲得pip数」を記録すれば、取引でどれだけ利益を残せたかが分かります。
また「PF(プロフィットファクター)」を計算して「1」を上回っていれば、損失よりも利益が出ていることになります。
PFは高い方がいいですが、最初は平均値である「1.25以上」になることを目標にトレードしてみましょう。
最後に、1週間のトレードをまとめた上で「改善点」を考えます。
「トレードルールを守れなかった」なら、守れなかった理由やルールに無理がないかを検討してみましょう。
また「損切りが遅かった」なら、損切り設定をしっかり実施するようにしましょう。
トレーダーとしてのステップアップの秘訣は土日にあるので、メンタル面もテクニック面もしっかり見直すのがポイントです。
来週のFXトレードの準備
おすすめの土日の過ごし方2つ目は「来週のFXトレードの準備」です。
土日の間に月曜日からどのようにトレードするかを練っておけば、週明けから焦らずにトレードできます。
具体的には、以下のことを土日に準備しておきましょう。
- 翌週の経済指標の発表日時チェック
- 土日の経済ニュースチェック
- 来週のトレードに備えての休養
「翌週の経済指標の発表日時チェック」をしておけば、経済指標に合わせてトレード計画を練ることができます。
また「土日の経済ニュースチェック」をしておけば、週明け月曜日から相場が荒れるかどうかがある程度予想できるので、おすすめです。
さらに大事なことですが、日々のトレードで頭がいっぱいな状態では、ストレスでミスする可能性があります。
それを避けるためにも、「来週のトレードに備えての休養」も忘れずにしておきましょう。
デモトレードで練習
おすすめの土日の過ごし方3つ目は「デモトレードで練習」です。
デモトレードは無料で利用できるため、新しい手法を試すのにおすすめの方法と言えます。
書籍やネットで知った手法があれば、デモトレードで使えるか検証してみましょう。
デモトレードでおすすめのFX会社は、以下の3社です。
- 外為オンライン
- DMM FX
- みんなのFX
週明けで狙うFX窓トレード
おすすめの土日の過ごし方4つ目は「週明けで狙う窓トレード」です。
窓が発生すると、後で窓を閉じる形でチャートが動くので、その特性を狙って行う「窓トレード」が週明けで有効な手法となります。
そのため、土日に窓トレードの準備をするのがおすすめです。
窓トレードの具体的な方法は、以下の通りです。
窓トレードの方法
まずは月曜の午前7時までに早起きし、取引開始と共にチャートで窓が発生していないか確認します。
早起きするためにも、日曜の夜は夜更かししないようにしましょう。
続いて、窓が開いた方向とは逆方向にチャートが動くまで待ちます。
窓が開いた瞬間にエントリーすると、含み損を抱えるリスクがあるからです。
窓が開いた方向とは逆方向にチャートが動き始めたら、同じ方向へエントリーします。
窓で発生した値幅の半分あたりで、利益を確定させてください。
窓が埋まるには時間がかかる場合もあるので、欲張らずに利益がある程度出たら確定させるのがポイントです。
このように窓は必ずしも埋まるわけではないので、深追いをせずにルールを決めて取引することが大切です。
また窓トレードを始める前に、リスクなしで練習できるデモトレードがおすすめです。
デモトレードならリアルトレードとほぼ同じ環境下で、しかも実際にお金を使うことなく練習できるので、本番前にやっておきましょう。
FXの取引時間や曜日に関するQ&A
FXの取引時間や曜日に関して、よく疑問に思う点をまとめました。
FX取引が可能な曜日と時間を教えてください
FXは土日を除いて、ほぼ24時間で取引できます。
ただし、メンテナンス時間などの関係で、FX会社によっては若干取引できる時間が異なります。
FX口座を開設する際には、必ず取引可能時間やそのほかの条件を確認するようにしましょう。
FXの取引ができない時期はありますか?
FXは土日以外のほぼ24時間で取引できますが、例外的に取引できない時期もあります。
例えば、クリスマスの12月25日は祝日と定めている国が多いため、ニューヨーク市場やロンドン市場などの主要な市場が一斉に休場となります。
また、年末年始の1月1日も世界的な祝日のため、開場している市場は皆無となり、ほとんど取引できません。
上記の期間は年によって取引時間が変更されるので、FX会社からのお知らせなどでチェックするようにしましょう。
サマータイムとはなんですか?
サマータイムとは、日の出が早い時期に時計の針を1時間早める制度のことです。
夏になると日が昇る時間が早まるので、それに合わせて活動時間も早めようというものです。
これに伴い、主要な金融市場の中で日付が最後になるニューヨーク市場のアメリカは、サマータイムによって土曜日の閉場時間が決まります。
FX会社によってはサマータイムによって取引可能な時間帯も変わるので、注意が必要です。
できれば、利用しているFX会社の取引可能時間を確認するようにしましょう。
FXの月曜日の開始時間は何時ですか?
月曜日の開始時間は、午前7時としているFX会社が多いです。
週明けに窓トレードなどをしたいと考えているようなら、この時間に取引できるよう早起きしておきましょう。
FXは土日取引ができないので、トレードの見直しや翌週の準備などをしておこう
- FXは土日に取引できないが、日本が祝日で海外が平日なら取引できる
- 取引可能な時間帯はFX会社によって違うが、月曜7時から土曜7時まで取引できる所が多い
- 週末取引の注意点として、「FX相場は金曜日に荒れやすい」や「月曜日の朝に窓開けしやすい」などがある
- 土日のおすすめの過ごし方として、「FXトレードの見直し」や「来週のFXトレードの準備」などがある
ここまでFXで土日取引ができるかどうかから、土日のおすすめの過ごし方まで紹介してきました。
結論として、FXは土日取引ができないため、その間はトレードの見直しや翌週の準備などをして有意義に過ごしましょう。
というのも、FXはトレードと同じくらい振り返りや準備も重要だからです。
また土日にデモトレードでスキル向上を図りたいなら、「GMOクリック証券」がおすすめです。
GMOクリック証券なら、スマホ対応で利用期限が無期限、さらに仮想資金が300万円と充実しています。