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iDeCo(イデコ)のおすすめ銘柄・金融機関は?【2024年最新】

iDeCo(イデコ)のおすすめ銘柄・金融機関

iDeCo(イデコ)は節税しながら資産形成できるため、若い方だけでなく40代や50代から加入する方も多いです。

「iDeCo(イデコ)でおすすめの銘柄や証券会社はどれ?」

「iDeCo(イデコ)のメリットや銘柄の選び方も知りたい!」

この記事では、iDeCoにおすすめの銘柄や証券会社、メリットや銘柄の選び方などを解説します。

iDeCoの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事をざっくり言うと……
  • iDeCo(イデコ)とは「私的年金制度」のこと
  • iDeCo(イデコ)のメリットは「非課税」「月々5,000円から始められる」
  • iDeCo(イデコ)はデメリットは「原則60歳まで引き出せない」
  • iDeCo(イデコ)のおすすめ銘柄の選び方は4ステップ
  • iDeCo(イデコ)インデックス型のおすすめ銘柄は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」など3つ
  • iDeCo(イデコ)アクティブ型のおすすめ銘柄は「ひふみ年金など3つ
  • iDeCo(イデコ)元本確保型のおすすめ銘柄は「第一のつみたて年金保険」など3つ
  • iDeCo(イデコ)におすすめな証券会社はSBI証券

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目次

iDeCo(イデコ)とは

iDeCo(イデコ)とは

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、自分で掛金を拠出して選んだ商品で運用する私的年金制度のことです。

掛金や運用益などに税制上の優遇措置があるため、大きな節税効果が得られます。

MEMO
20歳以上65歳未満の方が加入できます。

運用資産を受け取れるのは、原則60歳以降です。

国民年金などの公的年金とは別に加入できるため、老後生活を豊かにしたいなら、加入しておきたい制度と言えます。

iDeCo(イデコ)インデックス型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)インデックス型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)の投資信託で運用コストである「信託報酬」を安くしたければ、信託報酬が安く設定されたインデックス型23の銘柄がおすすめです。

ここからは、iDeCoの投資信託でインデックス型のおすすめ銘柄3選を紹介します。

ここで紹介する投資信託は、購入時に発生する「買付手数料」が無料なので、安心してください。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

ファンド名 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用目安 S&P500
投資タイプ 外国株式
運用方法 インデックス型
基準価額 20,498円
信託報酬 (税込)/年 0.0937%以内
設定日 2018/07/03
純資産 約2兆円
トータルリターン 1年:4.34%
運用会社 三菱UFJ国際投信
組入銘柄(上位3銘柄) アップル:7.0%
マイクロソフト:6.4%
アマゾンドットコム:2.7%
取扱中の証券会社 SBI証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
auカブコム証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは、米国の株式に投資し、S&P500指数に連動する投資成果をめざして運用する投資信託です。

MEMO
S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業から500銘柄を選び、加重平均した株価指数のことです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)なら、経済成長が著しいアメリカの上位500社へ一気に投資できるため、高いパフォーマンスが期待できます。

また手数料の「信託報酬 (税込)/年」は、0.0937%以内と最安クラスであるため、無駄なコストもかかりません。

主要なアメリカ企業へ投資したければ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選んでおきましょう。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

ファンド名 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
運用目安 MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)
投資タイプ 外国株式
運用方法 インデックス型
基準価額 21,668円
信託報酬 (税込)/年 0.0988%以内
設定日 2017/02/27
純資産 4,545億円
トータルリターン 1年:6.17%
運用会社 三菱UFJ国際投信
組入銘柄(上位3銘柄) アップル:2.39%
マイクロソフト:1.97%
アマゾンドットコム:1.53%
取扱中の証券会社 SBI証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
auカブコム証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとは、先進国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果をめざして運用する投資信託です。

MEMO
MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除く先進国22カ国の株式市場全体の動向を示す株価指数のことです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスなら、先進国に散らばる主要な大型・中型株の約1,300銘柄へ投資できます。

また手数料の「信託報酬 (税込)/年」は、0.0988%以内と最安クラスです。

政治が不安定な新興国へ投資せず、安定成長が期待できる先進国へバランス良く投資したければ、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを選びましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
運用目安 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
投資タイプ 外国株式+国内株式
運用方法 インデックス型
基準価額 18,147円
信託報酬 (税込)/年 0.1133%以内
設定日 2018/10/31
純資産 約8,500億円
トータルリターン 1年:5.51%
運用会社 三菱UFJ国際投信
組入銘柄(上位3銘柄) アップル:4.2%
マイクロソフト:3.6%
アマゾンドットコム:1.2%
取扱中の証券会社 SBI証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
auカブコム証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)とは、世界中の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用する投資信託です。

MEMO
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとは、世界の先進国と新興国49カ国の株式動向を示す株価指数のことです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)なら、世界に散らばる主要な大型・中型株の約3,000銘柄へ投資できます。

また手数料の「信託報酬 (税込)/年」は、0.1133%以内と最安クラスであるため、無駄なコストもかかりません。

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」とは違い、日本や新興国も含んで投資できるので、世界そのものに分散投資したければ、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を選びましょう。

iDeCo(イデコ)アクティブ型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)アクティブ型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)でインデックス型よりも高いリターンを求めたいなら、アクティブ型がおすすめです。

ここからは、iDeCoの投資信託でアクティブ型のおすすめ銘柄3選を紹介します。

ひふみ年金

ファンド名 ひふみ年金
運用目安 特になし
投資タイプ 国内株式
運用方法 アクティブ型
基準価額 18,273円
信託報酬 (税込)/年 0.836%
設定日 2016/10/03
純資産 約562億円
トータルリターン 1年:4.88%
運用会社 レオス・キャピタルワークス
組入銘柄(上位3銘柄) 東京海上ホールディングス:2.26%
日本電信電話:1.89%
味の素:1.79%
取扱中の証券会社 SBI証券
松井証券
マネックス証券
auカブコム証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

ひふみ年金とは、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、日本の成長企業へ投資する投資信託です。

投資タイプが「国内株式」であるため、先に紹介した外国株式中心の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などよりも、聞いたことがある国内企業に投資できます。

また手数料の「信託報酬 (税込)/年」は、0.836%とアクティブ型の中では安く設定されています。

MEMO
運用会社の「レオス・キャピタルワークス」は、2003年に設立されたSBIグループ傘下の資産運用企業です。

国内企業の成長に期待するなら、ひふみ年金を選んでおきましょう。

セゾン資産形成の達人ファンド

ファンド名 セゾン資産形成の達人ファンド
運用目安 特になし
投資タイプ 外国株式+国内株式
運用方法 アクティブ型
基準価額 34,406円
信託報酬 (税込)/年 0.572%
設定日 2007/03/15
純資産 約2,497億円
トータルリターン 1年:7.38%
運用会社 セゾン投信
組入銘柄(上位3銘柄) コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80:26.2%
バンガード米国オポチュニティファンド:21.3%
FSSAアジア・フォーカス・ファンド:10.9%
取扱中の証券会社 SBI証券
楽天証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

セゾン資産形成の達人ファンドとは、国際分散投資を目指して、世界中のファンドへ投資するファンドオブファンズです。

MEMO
ファンドオブファンズとは、複数の投資信託へ投資する投資信託のことです。

投資先の投資信託数は10銘柄にのぼり、詳細は下記の通りです。

セゾン資産形成の達人ファンドが投資している投資信託
  1. バンガード 米国オポチュニティファンド
  2. アライアンス・バーンスタイン SICAVコンセントレイテッドUSエクイティ・ポートフォリオ
  3. BBH・ルクセンブルグ・ファンズ-BBH・コア・セレクト
  4. コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80
  5. コムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンド90
  6. FSSAアジア・フォーカス・ファンド
  7. フォントベル・ファンド-mtxサステナブル・エマージング・マーケット・リーダーズ
  8. スパークス・集中投資・日本株ファンドS
  9. スパークス・長期厳選・日本株ファンド
  10. コムジェスト日本株式ファンド

また手数料の「信託報酬 (税込)/年」は0.572%と、先に紹介した同じアクティブ型の「ひふみ年金」の0.836%よりも安いです。

アクティブ型で世界中に分散投資したければ、セゾン資産形成の達人ファンドを選んでおきましょう。

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

ファンド名 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
運用目安 特になし
投資タイプ 外国株式
運用方法 アクティブ型
基準価額 20,475円
信託報酬 (税込)/年 0.99%
設定日 2017/07/05
純資産 約313億円
トータルリターン 1年:4.86%
運用会社 農林中金全共連アセットマネジメント
組入銘柄(上位3銘柄) マコーミック:6.7%
ウォルトディズニー:6.5%
アンフェノール:6.4%
取扱中の証券会社 SBI証券
楽天証券 など

※2023年5月23日時点のデータ

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねとは、米国に上場している企業へ長期厳選投資する投資信託です。

MEMO
運用会社の「農林中金全共連アセットマネジメントス」は、1985年に設立されたJAグループなどが運営する資産運用企業です。

手数料の「信託報酬 (税込)/年」は、ここで紹介する中では0.99%と一番高いです。

しかし、トータルリターンが「1年:4.86%」と高いため、運用成績で選ぶなら期待できます。

iDeCo(イデコ)アクティブ型のおすすめ3銘柄 トータルリターン
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 3年:17.41%
セゾン資産形成の達人ファンド 3年:17.53%
ひふみ年金 3年:8.07%

経済成長が著しいアメリカへ長期投資を考えているなら、農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねを選んでおきましょう。

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iDeCo(イデコ)元本確保型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)元本確保型のおすすめ銘柄3選

iDeCo(イデコ)で元本割れを避けて運用したいなら、元本確保型がおすすめです。

ここからは、iDeCoで元本確保型のおすすめ銘柄3選を紹介します。

iDeCo(イデコ)元本確保型のおすすめ銘柄3選

第一のつみたて年金保険

商品名 第一のつみたて年金保険
分類 年金保険
適用利率の実績 0.005~0.325%
(2013年2月~2023年1月)
商品期間 5年
運用会社 第一生命
取扱中の証券会社 SBI証券 など

第一のつみたて年金保険とは、第一生命が運用する5年物の年金保険です。

適用利率は0.005~0.325%で、平均すれば0.1875%と高い利回りが期待できます。

MEMO
適用利率は、毎月変動します。

ただし取り扱っている証券会社が限られるので、運用したいと考えているなら、口座開設する前にあるかどうかチェックしておきましょう。

みずほDC定期預金

商品名 みずほDC定期預金
分類 定期預金
適用利率の実績 0.002~0.06%
(2012年10月~2021年3月)
商品期間 1年
運用会社 みずほ銀行
取扱中の証券会社 松井証券
マネックス証券
楽天証券 など

みずほDC定期預金とは、みずほ銀行が運用する1年物の定期預金です。

MEMO
運用会社の「みずほ銀行」は、三菱UFJ銀行・三井住友銀行と並ぶ「国内3大メガバンク」の1行です。

適用利率は0.002~0.06%と低水準ですが、取り扱っている証券会社が多いのがメリットです。

既に証券会社の口座を持っていて新規で口座開設しないなら、みずほDC定期預金を選ぶことが多くなるでしょう。

あおぞらDC定期

商品名 あおぞらDC定期
分類 定期預金
適用利率の実績 0.01~0.02%
(2017年4月~2022年12月)
商品期間 1年
運用会社 あおぞら銀行
取扱中の証券会社 SBI証券 など

あおぞらDC定期とは、あおぞら銀行が運用する1年物の定期預金です。

MEMO
運用会社の「あおぞら銀行」は、2009年に国内で初めてインターネット上にネット支店を出店したため、ネット銀行の先駆け的な存在です。

先に紹介した2商品と比較して、適用利率の実績が0.01~0.02%と安定しているのが特徴と言えます。

元本確保型のおすすめ銘柄 適用利率
第一のつみたて年金保険 0.005~0.325%
みずほDC定期預金 0.002~0.06%
あおぞらDC定期 0.01~0.02%

安定した適用利率を期待するなら、あおぞらDC定期で運用しておきましょう。

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iDeCo(イデコ)でのおすすめ銘柄の選び方4ステップ

iDeCo(イデコ)でのおすすめ銘柄の選び方4ステップ

iDeCo(イデコ)で銘柄を選ぶ際、どんな方法で選ぶか迷うことも多いでしょう。

そこでここからは、iDeCoでのおすすめ銘柄の選び方を4ステップに分けて解説していきます。

元本変動型か元本確保型を選ぶ

iDeCo(イデコ)では、最初に「元本変動型」か「元本確保型」を選びましょう。

元本変動型と元本確保型の違いは、以下の通りです。

iDeCo(イデコ)の商品分類 特徴 具体的な商品
元本変動型 ・運用成績によって成果が変動する
・リスク・リターンは高め
・元本割れのリスクがある
投資信託
元本確保型 ・利息が付く
・リスク・リターンは皆無
・元本保証
定期預金
年金保険

元本変動型は投資信託で運用するため、運用成績によって元本割れのリスクがある一方、高いリターンが期待できます。

一方、元本確保型は定期預金や年金保険など元本保証の商品に投資します。

MEMO
ただし、元本確保型の元本保証は、満期まで保有していることが条件です。

元本確保型は利息分が利益となりますが、元本が変動するわけではないので、リターンは皆無です。

したがって、元本割れのリスクを許容しつつリターンを得たいなら元本変動型、老後で確実に資産を残したいなら元本確保型を選びましょう。

投資タイプを選ぶ

投資タイプの種類

元本変動型を選んだなら、次に投資信託の投資タイプを選びましょう。

投資タイプは、主に7種類あります。

外国 国内
株式 ①外国株式型 ②国内株式型
債券 ③外国債券型 ④国内債券型
不動産 ⑤REIT型
株式や債券など ⑥バランス型
⑦ターゲットイヤーファンド

元本変動型は投資信託で運用するため、運用成績によって元本割れのリスクがある一方、高いリターンが期待できます。

基本的に、株式>REIT>債券外国>国内という関係でリスク・リターンが高く、「外国株式型」から「REIT型」まであります。

また、それらを組み合わせたものが「バランス型」や「ターゲットイヤーファンド」です。

MEMO
ターゲットイヤーファンドとは、設定した年(ターゲットイヤー)に合わせて、徐々にリスク・リターンが低くなるように設計された投資信託のことです。

そのため、

・リターンを求めるなら「外国株式」や「国内株式」
・リスクを抑えたいなら「外国債券型」や「国内債券型」
・バランス良く投資したいなら「バランス型」
・最初はリターンを求めつつ、年月と共に少しずつリスクを抑えたいなら「ターゲットイヤーファンド」

という方針で選べばいいでしょう。

運用方法を選ぶ

元本変動型なら、さらに投資信託の運用方法も選びましょう。

運用方法は、主に2つあります。

投資信託の運用方法 特徴
インデックス型 S&P500や日経平均などの株価指数と同じ値動きを目指す
アクティブ型 株価指数を上回るパフォーマンスを目指す

「インデックス型」は、S&P500や日経平均と同じ値動きになるよう自動的に調整されるので、株価指数が上昇すればリターンが得られます。

「アクティブ型」は、目標とする株価指数を上回るパフォーマンスが出るように調整されているため、うまく行けばインデックス型よりも大きいなリターンが得られます。

MEMO
ただし、インデックス型よりもアクティブ型の方が手数料である「信託報酬」が高いなため、注意が必要です。

コストを抑えるならインデックス型、高いリターンを求めるならアクティブ型を選べばいいでしょう。

証券会社を選ぶ

最後は、どこでiDeCo(イデコ)を運用するか証券会社を選びましょう。

2023年1月時点で国内の金融機関は約160社ありますが、それぞれサービス内容に違いがあるため、下記2点に注目して選びます。

証券会社の選び方
  • 銘柄の多さ
  • 口座管理手数料の安さ

「銘柄の多さ」は、選択肢に直結します。

特にインデックス型の銘柄数は証券会社によって異なるため、豊富な選択肢の中から選びたいと考えているなら重視しましょう。

また「口座管理手数料の安さ」も、証券会社によって異なります。

MEMO
口座管理手数料は証券会社によっては、「運営管理手数料」と呼ばれることがあります。

口座管理手数料は毎月発生するので、できれば無料になっている証券会社を選ぶようにしましょう。

iDeCo(イデコ)におすすめな金融機関5選

 

金融機関によって、iDeCo(イデコ)の取扱銘柄数や手数料に違いがあります。

そのためここからは、iDeCoにおすすめな金融機関5選を紹介していきます。

SBI証券

SBI証券

SBI証券の特徴
  •  iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が88本とトップクラス
  • 口座管理手数料は0円
  • 「SBI-iDeCoロボ」で最適な銘柄を提案

SBI証券は、ネット証券で口座開設数が910万でNo.1の証券会社です。

iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が88本と、証券会社の中ではトップクラスです。

また口座管理手数料も0円なので、月々のコストも心配ありません。

銘柄選びで迷った時も「SBI-iDeCoロボ」で質問に答えていくだけで、最適な銘柄を提案してくれます。

今なら「eMAXISシリーズの積立投資で2人に1人もれなく最大10万円プレゼント」を実施中なので、eMAXISシリーズの積立投資も考えているなら、SBI証券で口座開設しましょう。

SBI証券のキャンペーン
  • eMAXISシリーズの積立投資で2人に1人もれなく最大10万円プレゼント
  • FX口座の新規開設&取引量に応じて、最大600,000円キャッシュバック
銘柄数 【全体:88本】
インデックス型:54本
アクティブ型:13本
元本確保型:4本
その他:17本
口座管理手数料
(運営管理手数料)
0円
サポート 「SBI-iDeCoロボ」で最適な銘柄を提案
この記事で紹介した銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
ひふみ年金
セゾン資産形成の達人ファンド
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
第一のつみたて年金保険
あおぞらDC定期
取引手数料(税込) 【スタンダードプラン(現物取引)】
※1注文の約定代金に対する手数料
・〜5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・〜3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円【アクティブプラン(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~100万円:0円
・~200万円:1,238円
・~300万円:1,691円
以降100万円増加毎に+295円
ポイント制度 ・国内株式手数料マイレージ
・投信マイレージサービス
・金・プラチナ・銀マイレージサービス
ポイント投資 ・Tポイント
・Pontaポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
ロボアドバイザー SBIラップ(投資一任型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
「SBI VCトレード」なら〇
スマホアプリ ・SBI証券 株アプリ
・SBI証券 米国株アプリ
・かんたん積立アプリ
・HYPER FXアプリ
・HYPER 先物・オプションアプリ
・取引所CFD アプリ

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松井証券

松井証券

松井証券の特徴
  •  iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が40本と最多クラス
  • 口座管理手数料は0円
  • 「iDeCoシミュレーター」で加入診断や節税シミュレーションが可能

松井証券は、1918年創業の老舗証券会社で、初めてインターネットでの取引サービスを開始したネット証券の元祖です。

iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が40本と、証券会社の中でも最多クラスです。

また口座管理手数料も0円なので、無駄なコストはかかりません。

自分がiDeCoに加入できるか分からなくても「iDeCoシミュレーター」で質問に答えていけば、加入の可否や節税シミュレーションができます。

今なら「エントリー+1万円以上投資信託の積立で、毎月100~10万ポイントプレゼント」を実施中なので、iDeCo(イデコ)で投資信託を始めるなら、松井証券で口座開設しましょう。

松井証券のキャンペーン
  • エントリー+1万円以上投資信託の積立で、毎月100~10万ポイントプレゼント
  • FX口座の新規開設&取引量に応じて、最大500,000円キャッシュバック
銘柄数 【全体:40本】
インデックス型:34本
アクティブ型:5本
元本確保型:1本
口座管理手数料
(運営管理手数料)
0円
サポート 「iDeCoシミュレーター」で、加入診断や節税シミュレーションが可能
この記事で紹介した銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
みずほDC定期預金
取引手数料(税込) 【25歳以下(未成年含む)(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・約定代金に関係なく無料【26歳以上(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~50万円:0円
・~100万円:1,100円
・~200万円:2,200円
以降100万円増加毎に+1,100円
・1億円~:110,000円(上限)
ポイント制度 投信毎月ポイント・現金還元サービス
ポイント投資 松井証券ポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
ロボアドバイザー 投信工房(投資助言型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
スマホアプリ ・株touch
・松井証券 日本株アプリ
・松井証券 投信アプリ
・松井証券 FXアプリ
・松井証券 米国株アプリ
・アクティビスト追跡ツール
・松井FP~将来シミュレーター~
・フル板情報(BRiSK for 松井証券)

松井証券で口座開設

楽天証券

楽天証券

楽天証券の特徴
  •  iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が32本
  • 口座管理手数料は0円
  • 無料のセミナー動画やスタートガイドがある

楽天証券は、オリコン顧客満足度ランキング「iDeCo新規加入者数」にて3年連続で1位を獲得しているネット証券です。

iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が32本と、証券会社の中では多い部類です。

また口座管理手数料は0円なので、月々のコストも心配ありません。

iDeCoを体系的に理解したい方向けに、無料のセミナー動画やスタートガイドが提供されているので、見るだけで理解が深まります。

今なら「iDeCo(イデコ)加入+エントリーで、楽天ポイント100万ポイント山分け」を実施中なので、iDeCo(イデコ)を始めつつ楽天ポイントをもらいたいなら、楽天証券で口座開設しましょう。

楽天証券のキャンペーン
  • iDeCo(イデコ)加入+エントリーで、楽天ポイント100万ポイント山分け
銘柄数 【全体:32本】
インデックス型:17本
アクティブ型:14本
元本確保型:1本
口座管理手数料
(運営管理手数料)
0円
サポート 無料のセミナー動画やスタートガイド
この記事で紹介した銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
セゾン資産形成の達人ファンド
みずほDC定期預金
取引手数料(税込) 【超割コース(現物取引)】
※1注文の約定代金に対する手数料
・〜5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・〜3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円【いちにち定額コース(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~100万円:0円
・~200万円:2,200円
・~300万円:3,300円
以降100万円増加毎に+1,100円
ポイント制度 超割ポイントプログラム
ポイント投資 楽天ポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
ロボアドバイザー 楽ラップ(投資一任型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
※「楽天ウォレット」なら〇
スマホアプリ ・iSPEED
・iSPEED FX
・iSPEED 先物OP

楽天証券で口座開設

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券の特徴
  •  iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が27本
  • 口座管理手数料は0円
  • 「iDeCoポートフォリオ診断」で最適な銘柄や資産配分を提案

マネックス証券は、オリコン顧客満足度ランキング「iDeCo 証券会社」にて4年連続で総合1位を獲得している証券会社です。

iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が27本と、証券会社の中でも標準クラスです。

また口座管理手数料は0円なので、無駄なコストはかかりません。

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銘柄数 【全体:27本】
インデックス型:17本
アクティブ型:9本
元本確保型:1本
口座管理手数料
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0円
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この記事で紹介した銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
ひふみ年金
みずほDC定期預金
取引手数料(税込) 【取引毎手数料コース(現物取引)】
・~5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・~3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円【一日定額手数料コース(現物取引)】
・〜100万円:550円
・100万円~:2,750円
※以降300万円増加するごとに+2,750円
ポイント制度 「株式手数料充当ポイント」
ポイント投資 マネックスポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
ロボアドバイザー ON COMPASS(投資一任型)
マネックスアドバイザー(助言型)
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暗号資産(仮想通貨)
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auカブコム証券

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auカブコム証券の特徴
  •  iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が27本
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auカブコム証券は、iDeCo(イデコ)で投資信託を運用すると毎月Pontaポイントがもらえる証券会社です。

iDeCo(イデコ)対応の銘柄数が27本と、証券会社の中でも標準クラスです。

また口座管理手数料は0円なので、月々のコストも心配ありません。

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銘柄数 【全体:27本】
インデックス型:10本
アクティブ型:5本
元本確保型:1本
その他:11本
口座管理手数料
(運営管理手数料)
0円
サポート 「カスタマーサービスセンター」で土日も問合せ可能
この記事で紹介した銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
ひふみ年金
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
みずほDC定期預金
取引手数料(税込) 【現物取引・1約定制】
・〜10万円:99円
・〜20万円:198円
・〜50万円:275円
・50万円〜:約定金×0.099%+99円(上限4059円)
ポイント制度 資産形成プログラム
ポイント投資 Pontaポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
ロボアドバイザー 信用ロボアド(助言型)
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スマホアプリ ・SBI証券 株アプリ
・SBI証券 米国株アプリ
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iDeCo(イデコ)のメリットは6つ

iDeCo(イデコ)のメリットは6つ

株式投資などの他の投資とは違い、iDeCo(イデコ)にはさまざまなメリットがあります。

ここからは、iDeCo(イデコ)のメリットを6つ紹介していきます。

掛け金を全て所得控除できる

iDeCo(イデコ)なら、掛け金を全て所得控除できるため、その年の所得税と次の年の住民税が軽減できます。

所得税や住民税は年収を元に課税所得が計算されるため、年収が大きいと課税額も大きくなります。

MEMO
課税所得とは、税金を計算するとき用いる金額のことです。

しかし、iDeCoの所得控除の分だけ所得課税が小さくできるので、結果、所得税や住民税も小さくできます。

例えば、年収400万円のサラリーマンが毎月掛け金10,000円でiDeCoをやると、iDeCoをしないときに比べ、毎年18,000円も節税できます。

運用益と利息は非課税で複利効果も期待できる

投資信託や外貨預金などで運用益や利息が出ると、20.315%の税金が発生します。

しかしiDeCo(イデコ)なら、運用益と利息が出ても非課税にできます。

また運用益などを引き出さずに再投資に回せば、元本と合わせて複利効果も期待できるので、おすすめです。

MEMO
複利効果とは、投資で出た利益と元本を再投資して、より大きい利益を出すことです。

受取時も控除がある

iDeCo(イデコ)は一時金(一括)年金(分割)、もしくはその両方で受け取ります。

この際、どれを選んでも掛け金と同様に受取時でも控除を受けられます。

それぞれの受け取り方法で適用される控除は、以下の通りです。

受け取り方法 適用される控除
一時金(一括) 退職所得控除
年金(分割) 公的年金等控除
一時金(一括)+年金(分割) 退職所得控除+公的年金等控除

まとまったお金が必要なら一時金で受け取り、老後に備えて少しずつもらいたいなら年金で受け取りましょう。

MEMO
年金(分割)の受け取り頻度は最大年6回で、5年以上20年以下で設定できます。

月々5,000円からスタートできる

iDeCo(イデコ)の掛け金は、月々5,000円からスタートできます。

そこから1,000円単位で自由に設定できるため、自身の収入から無理の無い範囲で設定できる点が魅力です。

iDeCo(イデコ)公式サイトの「加入等の概況(令和4年11月時点)」によると、加入者の平均拠出額は、以下の通りです。

加入資格 月額の平均拠出額
第1号被保険者(第2号&第3号被保険者以外の自営業者や学生など) 28,892円
第2号被保険者(会社員や公務員) 14,542円
第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている配偶者) 15,483円
全体平均 16,199円

加入している年金にもよりますが、月々約16,000円を出す方が多いので、この金額以上を出せれば十分でしょう。

iDeCoの掛け金は変更できますが、手続きに1~2ヶ月ほど要します。

優良商品が多いので選びやすい

iDeCo(イデコ)で選べる商品には、最初から優良商品が多いので選びやすいという特徴があります。

というのも、iDeCoの商品には「レバレッジでハイリスク・ハイリターン」や「手数料が高い」などのハイリスク銘柄やコストが高い銘柄は、最初から除外されているからです。

MEMO
レバレッジとは、少ない元手で大きな額を取引することです。

基本的にiDeCoは年金にプラスして老後資金を貯めるための制度なので、ギャンブル性の高い商品は採用されていません。

そのため、安心して優良商品の中から銘柄を選ぶことができます。

転職・退職しても切替が簡単

iDeCo(イデコ)なら、転職や退職しても切替が簡単にできます。

最近はライフスタイルの変化もあり、仕事を転職したり、会社を結婚や出産を機に退職したりする方も多いです。

転職や退職をしても、そのままiDeCoを継続できますし、企業型DCに切り替えることもできます。

MEMO
企業型DCとはiDeCo(イデコ)の企業版で、企業が掛金を毎月積み立てし、加入者が運用する制度のことです。

手続きはiDeCoの運営管理機関へ変更届を出せば完了するので、転職や退職をしたら忘れずに提出しておきましょう。

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iDeCo(イデコ)のデメリットは6つ

iDeCo(イデコ)のデメリットは6つ

iDeCo(イデコ)には多くのメリットがありますが、同時にデメリットもあります。

ここからは、iDeCo(イデコ)のデメリットを6つ紹介していきます。

60歳まで引き出せない

iDeCo(イデコ)は、原則60歳になるまでは引き出せません。

また60歳になったとしても、加入期間が10年以上無い場合も引き出せません。

もし60歳になった時点で加入期間を満たしていないと、最大65歳まで引き出しが延期されます。

ただし例外的に、60歳未満でも以下の3パターンならiDeCoを引き出せます。

60歳未満でもiDeCo(イデコ)を引き出せるパターン
  1. 脱退一時金
  2. 障害給付金
  3. 死亡一時金

「脱退一時金」で引き出せる条件は、以下の通りです。

脱退一時金の条件
  • 企業型DCの加入者でないこと
  • iDeCoに加入できない(国民年金の保険料を払えない)者であること
  • 日本国籍を有する海外居住者(20歳以上60歳未満)でないこと
  • 障がい給付金の受給権者でないこと
  • 企業型DCの加入者、およびiDeCoの加入者として掛金を拠出した期間が5年以内であること。または、個人別管理資産の額が25万円以下であること
  • 最後に企業型DC、またはiDeCoの資格を喪失してから2年以内であること

「障害給付金」は、加入者が高度障害者になった場合に適用されます。

MEMO
高度障害者とは、身体障害者手帳の1級~3級を所持している人や、障害基礎年金の年金証書を所持している人などです。

「死亡一時金」は、加入者が死亡した場合に遺族が代わりに受け取れます。

どのパターンでもiDeCoの運営管理機関へ手続きが必要なので、どうしても60歳までに必要なら請求しておきましょう。

職業によって掛け金の上限が決まっている

iDeCo(イデコ)は、職業によって掛け金の上限が決まっています。

なぜなら、会社員や公務員は国民年金と厚生年金の2本柱で保証が手厚いですが、自営業者やフリーター、専業主婦などは国民年金だけで保証が薄いからです。

iDeCoの職業による掛け金の上限は、以下の通りです。

加入資格 加入者の職業例 掛け金の上限
第1号被保険者 自営業者やフリーター、学生など 月額6.8万円
(年額81.6万円)
第2号被保険者 会社に企業年金がない会社員 月額2.3万円
(年額27.6万円)
企業型DCのみに加入している会社員 月額2万円
(年額24万円)
企業型DCとDBに加入している会社員
DBのみの会社員・公務員
月額1.2万円
(年額14.4万円)
第3号被保険者 専業主婦(夫) 月額2.3万円
(年額27.6万円)
MEMO
企業年金とは、企業型DCやDB、厚生年金基金など、企業が公的年金の上乗せで実施している年金のことです。
MEMO
DB(確定給付企業年金)とは、受け取り金額が固定された企業年金のことです。
企業型DCと違い、加入者が商品を選定することはできません。

よって、自営業者やフリーター、学生などは、iDeCoで拠出額の上限が月額6.8万円と高い一方、それ以外は月額2万円台と低く設定されています。

手数料が発生する

iDeCo(イデコ)では、運営管理機関がサービスを提供するため、手数料が発生します。

手数料の種類は、下記の4つがあります。

手数料の種類 金額 頻度
加入・移換時手数料 2,829円 初回1回のみ
口座管理手数料 0~589円
(運営管理機関により異なる)
毎月
給付事務手数料 440円 給付の都度
還付手数料 0~1,048円
(運営管理機関により異なる)
国民年金の未納で、iDeCoの掛け金を返却するたび

「口座管理手数料」は毎月取られるため、できるだけ安く済む運営管理機関を選ぶのが肝心です。

MEMO
仮に毎月589円を20年間も払い続けると、総額は141,360円にも達します。

「口座管理手数料」が無料の運営管理機関なら、その分を再投資に回せるので、資産を効率良く増やせる可能性が高いです。

商品によって元本割れリスクがある

iDeCo(イデコ)の商品には投資信託があるため、運用成績が悪いと元本割れするリスクがあります。

MEMO
投資信託とは、投資の専門家であるファンドマネージャーに、自分の代わりに投資してもらう投資方法のことです。

投資信託の運用はプロが行いますが、経済情勢や為替変動などによっては、利益よりも損失の方が大きくなる場合があります。

基本的に商品を選んでいるのは自分自身であるため、自己責任です。

そのため、元本割れしないような商品を選ぶのが重要と言えます。

もし、どうしても元本割れするのが嫌ならば、定期預金や年金保険で運用される「元本確保型」の商品を選びましょう。

国民年金が未納や免除中だと加入できない

iDeCo(イデコ)は、国民年金の支払いが前提の制度のため、退職などで国民年金が未納や免除中だと加入できません。

国民年金保険料の(一部)免除を受けていますが、iDeCoに加入できますか?

国民年金の保険料納付を免除(全額・一部)または猶予されている第1号被保険者は加入できません。(障害基礎年金を受給されている方等は除きます)

出典:関西みらい銀行

MEMO
失業や廃業で国民年金の支払いが困難な場合、役場の国民年金担当窓口へ申請すれば、最大で2年1カ月間まで支払いが免除されます。

ただし、未納や免除の期間があったとしても、iDeCo加入前に支払いを再開していれば、加入できます。

国民年金の未納や免除中でもiDeCoを始めたければ、とりあえず支払いを再開してから考えましょう。

課税所得がない人は所得控除もできない

iDeCo(イデコ)は、課税所得がない人では所得控除もできません。

そもそもiDeCoは、税負担を減らしながら投資できる制度です

そのため、税金を払うほど稼げていない専業主婦(夫)やフリーター、学生などはiDeCoで節税できません。

MEMO
年収115万円を超えると、課税所得が発生するようになります。

もしiDeCoで節税したいなら、年収を上げて課税所得がかかる形にしましょう。

iDeCo(イデコ)に関するQ&A

iDeCo(イデコ)に関するQ&A

iDeCo(イデコ)にはさまざまな取り決めがあるため、分からない点も多いことでしょう。

そのためここからは、iDeCoに関するQ&Aを7つ紹介していきます。

iDeCo(イデコ)は50代にもおすすめ?

iDeCo(イデコ)は、50代にもおすすめです。

2022年の法改正により、加入年齢の上限が65歳未満まで延長されました。

例えば、57歳で始めても65歳になるまで13年間も運用できますので、十分な成果を残すことが期待できます。

iDeCo(イデコ)とつみたてNISAは、どちらがおすすめ?

iDeCo(イデコ)もつみたてNISAも、開始すれば節税できる点では共通しています。

そのため、ご自身の年齢や経済状況に応じて決めるといいでしょう。

iDeCo(イデコ)とつみたてNISAを比較すると、以下の通りです。

比較項目 iDeCo(イデコ) つみたてNISA
運用期間 加入~65歳 20年
年間非課税枠 14.4万円~81.6万円
※職業により変動
40万円
対象商品 投資信託
定期預金
年金保険
投資信託
ETF
口座管理手数料 0円~589円
※運営管理機関により異なる
無料
途中引き出し 60歳まで不可 いつでも

あえて、それぞれ使い分けるならば、

・老後資金を貯める目的なら「iDeCo(イデコ)」
・余裕資金を運用して子どもの学費やマイホームに充てたいなら「つみたてNISA」

となります。

iDeCo(イデコ)で50代におすすめの銘柄は?

50代でiDeCo(イデコ)を開始するなら、リスク・リターンを抑えた「外国債券型」や「国内債券型」、もしくは少しチャレンジして「バランス型」などの銘柄を選択して、安全性の高い運用をしましょう。

というのも、受け取り開始の60歳まで期間が短いので、暴落耐性のある債券を取り入れた上記の銘柄がおすすめだからです。

iDeCo(イデコ)で40代におすすめの銘柄は?

40代でiDeCo(イデコ)を開始するなら、リスク・リターンが高い「外国株式型」や「国内株式型」の銘柄で利益を狙いましょう。

受け取り開始の60歳まで期間があるので、十分なパフォーマンスが望めます。

iDeCo(イデコ)で30代・40代・50代におすすめの配分は?

30代なら受け取り開始の60歳まで20~30年あるので、下記の配分がおすすめです。

30代におすすめのiDeCo(イデコ)の配分
  • 外国株式型:25%
  • 国内株式型:35%
  • 外国債券型:10%
  • 国内債券型:30%

40代なら受け取り開始の60歳まで10~20年あるので、30代よりも国内型の配分を増やしましょう。

40代におすすめのiDeCo(イデコ)の配分
  • 外国株式型:20%
  • 国内株式型:35%
  • 外国債券型:10%
  • 国内債券型:35%

50代なら受け取り開始の60歳まで最大で10年しかないので、40代よりも国内債券型の配分を増やして、資産の安定化を図りましょう。

50代におすすめのiDeCo(イデコ)の配分
  • 外国株式型:5%
  • 国内株式型:15%
  • 外国債券型:20%
  • 国内債券型:60%

どの世代にも共通して言えることですが、人によって目的や資産状況が違いますので、上記の配分は目安にしてください。

iDeCo(イデコ)がおすすめでない人は?

iDeCo(イデコ)がおすすめでない人は、以下の通りです。

iDeCo(イデコ)がおすすめでない人
  • 専業主婦や無職などで収入のない人、収入が多くない人
  • 貯蓄が少ない人
  • 転職や起業などで収入が安定しない人
  • 子どもの学費やマイホームなど、これから大きな支出がある人

基本的に安定収入が無く、まとまったお金が用意できない人には、iDeCo(イデコ)は向いていません。

iDeCo(イデコ)は公務員にもおすすめ?

iDeCo(イデコ)は、2017年の法改正により公務員でも加入できるようになったので、老後資金を貯めたいならおすすめです。

公務員なら掛け金を月額1.2万円(年額14.4万円)で運用できます。

気に入った銘柄があれば、口座開設して始めよう

ここまでiDeCo(イデコ)の概要から、おすすめの証券会社までを解説してきました。

本記事をまとめると、以下の通りです。

この記事をざっくり言うと……
  • iDeCo(イデコ)とは、自分で掛金を拠出して選んだ商品で運用する私的年金制度のこと
  • iDeCo(イデコ)のメリットには「掛け金を全て所得控除できる」などがある
  • iDeCo(イデコ)のデメリットには「60歳まで引き出せない」などがある
  • iDeCo(イデコ)銘柄の選び方には「元本変動型か元本確保型かを選ぶ」などがある
  • インデックス型のおすすめ銘柄には「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などがある
  • アクティブ型のおすすめ銘柄には「ひふみ年金」などがある
  • インデックス型のおすすめ銘柄には「第一のつみたて年金保険」などがある
  • iDeCo(イデコ)に最もおすすめな証券会社は「SBI証券」

iDeCo(イデコ)なら、運用から受け取りまで控除が受けられるので、利用するだけで多くの節税ができます。

そのため、気に入った銘柄があれば、口座開設して早めに始めましょう。

早く始めるぶんだけ、多額の節税が期待できます。

もし、どの証券会社でiDeCoの口座開設をしようか迷っているなら、SBI証券がおすすめです。

SBI証券ならiDeCo対応銘柄が88本とトップクラスに多いので、選択肢の幅が広く助かります。

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