アフラック生命には個性豊かな医療保険が揃っていますが、何らかの事情で中途解約を検討してる方もいますよね。
途中解約に関して、心配な点がいろいろあると思います。
そこで本記事では、アフラック生命の解約方法と、解約手続きをすすめる際の注意点を解説します。
解約前の保険料負担を軽減する方法や新型感染症に関する保険料猶予措置についても併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

- アフラック生命の保険の解約に、違約金はかからない
- アフラック生命の保険解約は、インターネット・店舗・コールセンターでできる
- アフラック生命の解約返戻金は、5営業日以内の振り込みになる
- 保険解約でトラブルが発生したら、まず生命保険協会へ連絡する
- コロナ渦で保険料の振り込みが負担になっている場合、保険料の払込を最長6ヶ月猶予できる
- 保険解約に悩んでいる方は、保険見直しラボなどの無料保険相談サービスの利用がおすすめ
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目次
アフラックの保険を解約するにあたって
ここでは、アフラックの保険は、気軽に解約できるのか、解約時に訴えられないのか、などを解説していきます。
解約の際に、怒られたり、訴えられたりしないか気になります。
解約理由はいろいろ!?
アフラック生命は、アメリカに本社がある「アフラック・インコーポレッド」の子会社で、日本法人化しています。
アフラック生命の保険はユニークな内容の商品が多く、これらの商品へ加入して、ご自分のもしもの事態、病気やケガ、その他の様々なリスクへ備えたい人も多いはずです。
その一方で、何らかの理由で解約したい方々もいらっしゃいます。
例えば、貯蓄型の商品(終身保険・変額保険等)に加入していて、解約返戻金で利益が出るのを見越して解約する場合もあります。
こちらの場合なら、何らかのトラブルで解約を余儀なくされたと言うわけではありません。
当然、解約返戻率の高さを売りにする商品の場合は、保険会社側も解約の可能性は十分理解しており、解約手続きもスムーズに進むでしょう。
しかし、「保険料負担が家計に重く圧し掛かり保険解約の必要があった」「保険事故が起き保険金(給付金)請求をしたが、何らかの理由で不支給をなり憤って解約してしまった」のような、トラブルで解約するケースも想定されます。
解約前にするべきことについては、第4章以降で解説します。
インターネットで手軽に解約できる?
生命保険会社の販売する保険はネットで申し込む方法の場合、ネット手続きだけで完結できる商品もあります。
では、解約の場合も手軽にネットで可能かと言えばそうとは言えません。
まずは、解約申込を保険会社のカスタマーセンターに行い、解約に必要な書類が郵送されることになります。
なおアフラック生命の保険契約は、加入申込の場合も、解約の場合もネットだけで完結できません。
いずれにしても、アフラック生命の所定の書類へ、必要事項を記載しなければいけません。
この様にやや手続きが面倒なのは、契約者に安易な解約手続きを認めてしまうと、いったん解約した後に『やはり契約を継続したい』と態度を翻し、保険会社側の手続きに混乱を引き起こすおそれもあるからです。
申込と同様に、解約にも冷静な判断と慎重な手続きが求められるのです。
まさか訴えられるのでは?
せっかく契約が成立したのに、中途解約するのはやはりもったいないです。
でも、保険解約も契約者の権利の一つであり、保険会社側が激怒して訴訟を起こすようなことはありません。
一方、携帯電話の契約のような【違約金】を支払うこともありません。
解約はあくまで契約者の自由意思として尊重されます。
ただし、契約を解約するからには、保険会社の定めた手順そして書類に記載する必要があります。
また、契約者でない人が解約を希望しても、契約者本人の意志と認められず、原則として解約は不可能であることも気を付けましょう。
あくまで保険は、契約者と保険会社側の双務契約で締結されます。
契約者の親族だからと言って、契約者を差し置いて解約することは、特別な事情がない限り認められません。
しかし保障が必要なくなった、月々の支払いが家計を圧迫しているなど解約の理由がある際は、一旦保険見直しラボなどの無料の保険相談サービスを利用することがおすすめです。
ベテランのファイナンシャルプランナーが、あなたに合った保険やプランを提案してくれます。
アフラックの保険解約方法とメリット・デメリット
やはり、冷静に対応しないといけないな。
アフラック生命の保険解約手続きの方法について教えて下さい。
アフラックの保険解約手続きの流れ
アフラック生命の保険解約手続き方法は次の3つがあります。
インターネットからの解約手続き
インターネットでご自分が都合の良いとき、簡単に必要書類が請求できます。
- 「アフラック よりそうネット」(契約者専用サイト)へログインする。
- ログイン後に「各種お手続き」の画面から「解約手続き書類」を選択する。
- しばらくすると「解約手続き書類」がご自宅へ送付される。
- 解約手続き書類に必要事項を記入し、同封の返信用封筒にて返送する。
- 不備が無ければ手続きは完了。
アフラックのお店からの解約手続き
アフラック直営のお店からも、解約手続きが可能です。
- アフラックのお店の窓口担当者へ相談する。
- 解約手続き書類を取得し、必要事項を記入する。
- 窓口担当者へ提出する。
- 不備が無ければ手続きは完了。
アフラックコールセンターで解約手続き
コールセンターへ問い合わせ必要書類が請求できます。
- コールセンターへ解約したい旨を告げ、「解約手続き書類」を請求する。
- しばらくすると「解約手続き書類」がご自宅へ送付される。
- 解約手続き書類に必要事項を記入し、同封の返信用封筒にて返送する。
- 不備が無ければ手続きは完了。
とはいえ、アフラック直営のお店やコールセンターで解約を告げると、無理やり解約を押しとどめるような扱いをとるのではないか、と心配になりますよね。
確かに、保険料負担が解約の原因なら、保険料の軽減方法などを提案されるかもしれません。
しかし、それでも解約を明確に意思表示すれば、保険会社側も応じなければいけなくなります。
ですから、解約するからと言って不利益な扱いを受けることはありません。
解約手続きを行うメリット
- 未経過部分の保険料が戻ってくる
- 解約返戻金がもらえる
解約手続きを行えば、以後の保険料を払う必要が無くなり、家計への重い負担から解放される場合の他、次の様なメリットがあります。
未経過分の保険料とは?
年払・半年払の保険契約を行っていた場合、払い込まれた保険料のうち、その保険料に対する保険料期間中の経過月数(1か月未満の端数切り上げ)で計算した未経過部分の保険料が戻ってきます。
年払・半年払というように、ある程度まとめて保険料を払い込んだ契約者は、現在解約すればどれ位の保険料が戻ってくるのか、解約前に必ず保険会社側に確認しておきましょう。
解約返戻金
こちらは未経過分の保険料とは異なり、解約すると実際に保険料として積み立てられたお金が戻る制度です。
ただし、払い込んだ保険料の全額が戻されるわけではありません。
この解約返戻金に関しては、次章にてわかりやすく解説します。
解約手続きを行うデメリット
- 解約後に病気やケガをすると、保証が受けられない
- 契約者向けの相談サービスなどが受けられなくなる
- 税制上の優遇措置が受けられなくなる
解約手続きを行えば、次のような事態となるリスクも想定されます。
保障が無くなり不測の事態も
当然、解約した以上は、今まで継続されてきた保障も受けられなくなります。
更に一度解約したら元には戻りません。
ここで怖いのは、解約後まもなく他の保険商品へ加入し直す前に、病気やケガをしてしまうことです。
もちろん、公的医療保険は保険診療ならば適用されますが、以前の民間の保障は使えなくなります。
また、発症した病気や負ったケガの内容によって、新しい保険へ入ろうにも告知項目へ該当し、引き受けを拒否される可能性が高まります。
いわゆる、【保険の空白期間】に起こり得る病気・ケガへは要注意となります。
サポートサービスのサポート外
アフラック生命の保険利用者なら気軽に受けることができた、様々な契約者向けの【健康医療相談サービス】や【がん等の電話相談サービス】を受けられなくなることに注意しましょう。
このような解約前の保険に付帯されていたサービスも、解約後は適用外となってしまいます。
税制上の優遇措置が無くなる
契約者であるご自分が払い込んだ保険料は、自営業者・自由業者なら【確定申告】で、会社員ならば【年末調整】で申告することで、保険料控除を受けていたはずです。
しかし、このような税制上の優遇措置も受けられなくなります。
そのため、所得税・住民税を解約前より多めに支払うこととなるケースも考えられます。
解約返戻金についての解説
お金が戻るなら、やはり多い方が良いですね。
そこで、解約返戻金の特徴や受け取る際の注意点があれば教えて欲しいです。
解約返戻金とは?
解約返戻金とは、契約の途中で保険を解約した場合、保険料払込期間中に積み立てたお金が戻る制度であり、【解約払戻金】とも呼ばれています。
どんな保険商品にも設定されているわけではなく、【掛け捨て型】の商品には設定されていません。
この掛け捨て型とは保険料を安くするため、解約返戻金を無くした商品です。
ご自分の加入している商品が掛け捨て型かどうかは、保管している契約のしおりやパンフレット等に【無解約返戻金】等と記載されているのですぐにわかることでしょう。
ご自分が解約の手続きを行ってから、どのくらいで解約返戻金が振り込まれるかについては、各保険会社の書類の受領した日(解約日)にもよりますが、おおむね1週間程度で振り込みが完了します。
アフラックの場合は、契約者から送付された解約請求書が到着した翌日から起算し、5営業日以内の振り込みとなります。
ただし、書類に不備があれば保険会社から再提出を求められるので、その分解約返戻金の受取時期は遅れてしまいます。
アフラックで解約返戻金が設定されている商品
こちらでは、アフラック生命で解約払戻金(解約返戻金)が設定されている商品と、どのくらいの金額が受け取れるのかをみてみましょう。
死亡保険
解約払戻金(解約返戻金)が受け取れるのは、いずれも終身保険となります。
商品によっては、金額の算定方法にかなり違いがあります。
(1)「かしこく備える終身保険」・「アフラックの終身保険どなたでも」・「三大疾病保障プラン」
契約時の年齢、保険料の払込年数等に応じて所定の金額が受け取れます。
(2)「未来の自分が決める保険 WAYS」
保険料払込期間中の解約払戻金を従来の70%に設定し、保険料払込期間満了日の翌日以降に解約すると金額がUPします。
ただし、
- 「介護年金」コースに変更し、公的介護保険の認定を受けなかった→経過年数に応じて払戻金が受け取れる。
- 「医療保障」コースに変更した→入院給付金日額×30倍の金額と、変更後の死亡保険金額分の経過年数に応じた金額が受け取れる。
というように算定方法は異なります。
医療保険
ご自分の選んだ保険料払込期間で、解約払戻金(解約返戻金)を受け取れる場合、受け取れない場合に分かれます。
- 「ちゃんと応える医療保険EVER」・「レディースEVER」・「ちゃんと応える医療保険介護EVER」・「[病気になった人も入りやすい]ちゃんと応える医療保険EVER」→保険料払済タイプ(短期払)のみ、保険料払込期間に保険料を払い終えれば、入院給付金日額×10倍の金額が受け取れる。
がん保険
ご自分の選んだ保険料払込期間で、解約払戻金(解約返戻金)を受け取れる場合、受け取れない場合に分かれます。
- 「生きるためのがん保険Days1 ALL-in」→保険料払済タイプ(短期払)のみ、保険料払込期間に保険料を払い終えれば、入院給付金日額×10倍の金額が受け取れる。
介護保険
解約した時期によって金額の算定方法が異なります。
「スーパー介護年金プランVタイプ」
- 65歳の契約応当日の前日までに解約→経過年数に応じて解約払戻金が受け取れる。
- 65歳の契約応当日以後に解約→死亡保険金額(基準介護年金年額)を限度として解約払戻金が受け取れる。
- 低解約払戻金期間(64歳の契約応当日の前日まで)に解約した場合→規定により計算した解約払戻金へ70%を乗じた金額が受け取れる。
学資保険
貯蓄型の商品ではありますが、ほとんどの場合、払い込んだ保険料全額は戻りません。
- 「アフラックの夢みるこどもの学資保険」→契約時の契約者・被保険者の年齢や保険料の払込年数等により、解約払戻金金額が異なる。
解約返戻金で儲かる保険商品がある?
アフラック生命の場合、掛け捨て型が多い医療保険やがん保険でも、払込期間が限定されている【保険料払済タイプ(短期払)】を選び、保険料払込期間に保険料を払い終えれば解約返戻金が受け取れます。
なお、前述した「未来の自分が決める保険 WAYS」「スーパー介護年金プランVタイプ」は低解約返戻金型の商品です。
こちらは、保険料払込期間中に解約した場合の解約返戻金額が70%以内に抑えられるものの、保険料を払い終えれば返戻率がUPする仕組みとなっています。
こちらの2商品の場合、タイミングをよくみて解約すれば、払い込んだ保険料より多くの解約返戻金が受け取れる可能性もあります。
ただし、解約すればそれまで継続していた保障は無くなり、いざという時の金銭的サポートが受けられなくなるので、解約するかどうか慎重に検討するべきです。
保険代理店を味方につければ保険の加入や見直しが楽になる!
保険の加入や見直しには、保険代理店の利用が必須と言っても過言ではありません。
もちろん、保険の解約を検討する際にも、保険代理店は非常に役立ちます。
将来の安心を買う保険だからこそ、今少し時間をかけてでも、丁寧に選びたいですよね。
以下では、保険代理店を使ったほうがよい理由を、解説していきます。
なぜ保険代理店を使ったほうがいいの?
保険に入りたいなら直接保険会社に行けばいいのに、なぜ保険代理店が存在し、利用する人が増えているのでしょうか。
- FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
- 保障の抜け漏れを発見してもらえる
- 何度でも無料で相談可能できる
- 資料請求や保障内容の比較を自分でやらなくていいから時間の節約になる
FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
生命保険だけでも全国に42社の保険会社があり、それぞれの会社に10~50個の保険商品を扱っているため、最大約2,000個の保険商品の中から自分に合った保険を選ぶことになります。
保険を見比べるために保険会社に足を運んでも、勿論その保険会社は他社の保険のことは紹介してくれません。
気になる会社に1社ずつ足を運ぶ手間を省いてくれるのが保険代理店なのです。
さらに、保険代理店ではFP(ファイナンシャルプランナー)が直接相談に乗ってくれるため、複数の保険の比較に加えて家計に関するアドバイスまでもらうことが出来ます!
保障内容が希望にしっかり沿っているか、同じ内容でもっと負担金の少ない保険はないかなど、保険会社ではなかなかしにくい相談も可能です。
一人一人に適した保険アドバイスがもらえる
膨大な数ある保険商品に複数加入する場合、二重の保障がされている、保障が抜けてしまっているなどの事態が発生していることがあります。
保証が重複している分の保険料を払うのはもちろんもったいないですし、今の保険では保障が十分ではなく、追加で資金が必要になっても保険に加入している意味がありません。
保険代理店を利用することで、これらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
何度でも無料で相談可能
前述のような、保険の見直しに対して手厚いサポートをしてくれる保険代理店ですが、なんといくら相談しても無料なのです!
「新しい保険に入ることを考えている」「ライフステージが変わったため、保険を見直したい」などとお考えの方は、ぜひ気軽に一度保険代理店を利用してみることをおすすめします。
困ったら「保険見直しラボ」に相談しよう
保険見直しラボでは、業界歴の長いベテラン相談員が多いため保険会社の将来性まで見据えた提案をしてくれます。
保険は、満期金を受け取るのが何十年も先立ったり、長期的に保障をサポートしてもらうものなので、意外と「会社の将来性」も重要な指標になります。
【保険見直しラボの無料相談の流れ】
保険見直しラボは訪問型の保険代理店のため、自宅、勤務先など都合の良い場所まで相談員が来てくれます。
保険の見直しに関するアドバイスはもちろん、加入を検討している保険の診断もしてくれます。
保険に関する知識がない方でも、保険の基礎からしっかり話してくれるので安心です。
一人一人の希望やライフプランに合わせて複数社の保険商品の中から、比較検討して最適な保険の提案をしてもらえます。
多くの保険代理店で定番のプレゼントサービスですが、保険見直しラボではこのようなプレセットがもらえるそうです。
プレゼントの内容でどこにするか決めるということは少ないとは思いますが、1つの楽しみとしてチェックしてみると楽しいと思います。
複数の保険代理店を使うと保険選びの精度がさらに上がる!
ここまで、保険代理店を使うべき理由について解説してきましたが、1社ではなく複数の保険代理店を利用することをおすすめします。
保険代理店の数も年々増えていて、代理店によっても扱っている保険会社が異なっています。
そして、1人の相談員ではなく、複数の人からの意見を聞いた方が、より多くの情報から、自分にとって最適な判断をできるでしょう。
まずは、店舗に出向かなくても職場や自宅の近くで相談可能な保険見直しラボに一度相談してみることをおすすめします。
- 代理店によって扱っている保険会社が異なるから
- 1人の相談員の意見に偏らないようにするため
アフラックを解約した場合の口コミ
しかし、実際にアフラックの保険商品を解約した方々は、みなさん保険会社とトラブルなく解約できたのでしょうか?
すんなり行かないことも?
解約は前述した通り、契約した本人が解約の意思を示し、適切に必要書類へ記載・保険会社への提出を行えば、トラブルが発生することはまずありません。
ただし、例えば契約した本人が、認知症をはじめとした意思の疎通に支障の出る事態となった場合、代わりに家族が解約手続きを行っても保険会社側が難色を示すこともあります。
このような場合には、本人の症状を見極め、本人を代理する家族と保険会社が十分相談の上、事後の対応(解約か?継続か?)を決めることになるでしょう。
とはいえ、本人の真意が良くわからなければ、手続きがより慎重に行われる事となる点には気を付けましょう。
口コミを紹介
解約手続きは、契約者本人が保険会社側に意思表示を伝え、書類に不備も無ければ、保険会社側は拒否することができません。
ただし、次のような気になる口コミがあります。
45歳女性・「生きるためのがん保険Days1」解約(満足度0点/100点中)
母親が末期ガンと診断され、その影響で脳梗塞を起こしました。
医師からガン診断確定を受けたのに、ガン治療を行わないなら給付金は支払えないと言われました。
もう手の施しようがない、治療法がない末期ガン入院患者は対象外だと、私が解約したいって言ったら、本人の承諾がないと解約できないと言われました。
脳梗塞の本人にどう承諾させろって言うの!?
40歳男性・加入商品不明(満足度0点/100点中)
代理店との行き違いがあり、保険解約を申し出ても全然取り合ってもらえない。
支店長と話をしてこちらの意思を告げたにもかかわらず、返答待ちで一週間伸ばされた。
書類が届いて提出しても、手続きが完了されない始末。
あげくアポなしで自宅へ訪ねてきて、「本当に解約してよいかの確認をしたい」と言われた。
この先どのくらい引き延ばされ、いつ解約できるのかすらわからない。
半年もこんな状態で強いストレスを感じている。
37歳男性・「ちゃんと応える医療保険EVER」解約(満足度0点/100点中)
希望解約日を伝えたのに、アフラックの担当者が見落としてしまいました。
あちらの不手際ですが、謝罪もありません。
また返金もできないの一点張り。
困ってコールセンターに問い合わせたものの、コールセンターのオペレーターも謝罪しませんでした。
こんな人として当たり前の対応ができないアフラックの体制にがっかりです。
『返金すればいいんだろ!?』という態度を改める教育が早急に必要だと思います。
トラブルが発生してしまったら
前述の通り、代理店との行き違いで保険会社側の解約手続きに支障が出たケース、解約を伝えたのにアフラック担当者のケアレスミスによる手続き遅延への不満が指摘されています。
更に、給付金が不支給となり解約しようにも、契約者が脳梗塞で意思表示の難しい事態にもかかわらず、本人でないと解約も認められないという非常に深刻な口コミもありました。
これらのトラブルは、契約者側だけで対処するには限界もあります。
このような行き詰まりをみせた状況ならば【生命保険協会】へまず相談しましょう。
生命保険協会は、生命保険事業に関する苦情対応・紛争解決を行う一般社団法人です。
この協会の生命保険相談所に相談すれば、相談者の不満・悩みを整理し、解決に向けたアドバイスをしてくれます。
また、相談だけではなく紛争解決手続を行い、裁定審査会を開くこともできます。
いろいろな解決手段があるので、トラブルが発生しても冷静に対応しましょう。
解約する前に検討するべき契約者貸付
でも、なるべく解約せず保険を継続できる方法は無いのでしょうか?
契約者貸付とは?
契約者貸付とは、加入した保険商品で利用できる解約返戻金額の所定の範囲内で、保険加入者がお金を借りられる制度です。
なお、契約者貸付を利用する場合、加入中の保険を解約する必要はありません。
例えば、まとまったお金が必要となり、やむなく保険解約して返戻金をその資金とする方法があるものの、保障継続ができなくなるので解約を躊躇してしまうこともあるでしょう。
そんな時、設定した解約返戻金額の所定の範囲内で、お金を保険会社から借りて、その資金を賄えるのです。
この契約者貸付を利用すれば、非常に低金利でお金を借りることができます。
気になる貸付金額はアフラック生命の場合、初回貸付は5万円~、追加貸付は1万円~、1,000円単位で選択できます。
一方、返済方法は【全額返済】もしくは【一部返済】にて手続き可能です。
一部返済を利用する場合の取扱単位は、1万円~1,000円単位となります。
契約者貸付の手順や必要書類
アフラック生命で、契約者貸付を利用する場合の流れと必要書類を説明します。
契約者貸付利用の流れ
契約者本人が利用を請求しなければいけません。
- 電話でアフラックコールセンターへ連絡
- 原則として電話連絡の翌営業日に、登録住所宛てに手続き書類を普通郵便で発送
- 契約者本人が手続き書類を記入し、必要書類を添付して返送
- 手続き書類がアフラック側へ到着してから、約1週間後に貸付金の振り込みを実施
必要書類
貸付金額が300万円以内、300万円超えの場合、必要な書類は異なります。
(1)貸付金額が300万円以内の場合
原則として、契約者本人(未成年の場合は親権者)の公的証明書のコピー1点が必要です。
次のいずれかを準備しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
(2)貸付金額が300万円超えの場合
いずれかの書類が必要となります。
- 契約者本人(未成年の場合は親権者)の顔写真あり公的証明書:コピー1点
- 契約者本人(未成年の場合は親権者)の顔写真なし公的証明書:コピー2点
- 契約者本人の印鑑登録証明書(コピー不可、発行日から6カ月以内)
契約者貸付の注意点
こちらでは、契約者貸付を利用する際の注意点を解説します。
契約者貸付の利用できる商品は限定されている
アフラック生命で契約者貸付を利用する場合、扱われている全ての商品で対応可能というわけではありません。
次の保険商品に限定されます。
ご自分が加入中の商品名をチェックしてみて下さい。
- アフラックの終身保険
- アフラックの定期保険
- アフラックの養老保険
- 三重奏
- アフラックの終身保険プラス3
- かしこく備える終身保険
- アフラックのかわいいこどもの学資保険
- アフラックの夢みるこどもの学資保険
- 未来の自分が決める保険 WAYS
- アフラックの終身保険 どなたでも
- 学資サポート年金プラン
- アフラックの個人年金
既に販売停止中または休止中の商品も含まれています。
利息で借入金が膨らむ事態も
契約者貸付は便利な制度ですが、生命保険会社から借金をしていることに変わりはありません。
金利が低いとはいっても、返済をしなければ、その分どんどん利息が大きくなっていきます。
また解約返戻金額の所定の範囲内で借金する以上、【元金+利息分】が解約返戻金額を超える事態になると、最悪の場合は契約が失効することになります。
お金を借りられたと油断せずに、早期に返済を完了することが大切です。
解約せずに保険を継続する方法
その他に、解約せず保険を継続できる方法があれば教えて下さい。
払済保険契約
払済保険契約とは、保険料が負担となっている場合、加入中の保険に積み立てられているお金(解約返戻金)で一括払いをする方法のことです。
この方法をとれば、一気に保険料の払込を終えたこととなります。
解約返戻金に関しては、また徐々に増え続けることになります。
保険商品を貯蓄目的で契約し、保険料の支払いを抑えたい方々に適した方法といえます。
とはいえ、ご自分の加入している保険会社がこの方法に応じてくれるか、必ず確認しておきましょう。
アフラック生命の場合は、「未来の自分が決める保険 WAYS」等で対応が可能です。
保険料を単純に下げたい
払込保険料を単純に低く抑える方法もあります。
もしも保険料負担が重いなら、どの位まで抑えれば無理なく支払い可能かをチェックしてみましょう。
ただし、保障内容・保障金額が以前よりも制約されることになるはずです。
アフラック生命をはじめ、各保険会社では、減額した部分は解約したものとして取り扱われます。
また、主契約部分の減額措置だと、各種特約の保障額も同時に減額される場合もあります。
ここまで保障が制約されては困ると感じたら、別の方法を考えましょう。
まずは、保険会社のカスタマーセンターへ連絡し、相談してみることが大切です。
新型感染症の影響で保険料が払えないかも!
アフラック生命の保険へ既に加入中の方々は、新型感染症で仕事等が滞り、保険料の払込が重い負担となっていることもあるでしょう。
この場合はいきなり解約せず、アフラック生命の新型感染症に関する取り決めをチェックしてください。
新型感染症への対応
3月以降の新型感染症の拡大に対応し、契約継続のための保険料の払込を最長6ヶ月間猶予する特別取扱いを実施しています。
なお、猶予期間分の保険料については、さらに払込期間を2021年4月30日まで延長する追加の特別取扱いを行っています。
こちらの猶予制度を利用したい場合は、アフラックコールセンターへ申し出ることになります。
給付金・保険金の取り扱いについて
アフラック生命の医療保険に加入している場合、新型感染症へ感染し入院したならば【入院給付金】が受け取れます。
また、入院が必要であるにも関わらず、医師の指示で自宅療養等を余儀なくされている方々も対象です。
給付金請求の際はいずれにしても、医師の診断書が必要となります。
一方、死亡保険等の場合は、新型感染症へ感染し亡くなられたとき、疾病による死亡保険金が支払われます。
ただし、新型感染症はアフラックが定めた【所定の感染症】に該当せず、現時点では保険金が割増される【災害死亡保険金】【災害高度障害保険金】の保障対象になりません。
まとめ
解約理由はいろいろとあることでしょう。
しかし、もしもの事態で金銭的なサポートが受けられなくなるのは大きな痛手となってしまいます。
安易に解約を行わず、いろいろな保険料負担を軽減する制度等を利用しつつ、保障を継続した方が無難です。
また、保険の解約を検討しているならば、本記事で紹介した保険の無料相談サービスを利用するのもおすすめです。
窓口スタッフは新たに保険料の安い商品を提案してくれたり、保険料を軽減するコツ等もアドバイスしてくれたりします。
相談自体は無料なので、現在加入中の商品の保険料負担に疑問を感じたら一度利用してみましょう。
- アフラック生命の保険解約は、インターネット・店舗・コールセンターで可能
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