学資保険はシミュレーションすることが大事!?その理由とポイントも併せて解説します!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
子供の教育費の積み立てを検討しています。
学資保険では、積み立てのシミュレーションが重要と聞いたのですが。

学資保険は子供に掛かる教育費用の一部を賄う貯蓄型保険商品です。

主に子供の大学進学を想定して、コツコツ保険料の積み立てをしていきます。

この保険へ加入する際には、子供が何歳の時に受け取りたいかを決めないと、給付される学資金を効果的に生かせません。

そのため、加入前に学資保険のシミュレーションが必要なのです。

この記事では、学資保険をシミュレーションする必要性シミュレーションが気軽にできるおすすめ学資保険シミュレーションする際のポイントと注意点等を解説します。

学資保険のシミュレーションをザックリ言うと
  • 学資保険は商品によって受け取りタイミングが異なるためシミュレーションが重要となる
  • 学資保険をシミュレーションすることで具体的な活用法のイメージが出来る
  • 学資保険をシミュレーションをする際には自身のニーズなどを決めておく方が良い
  • 学資保険をシミュレーションするのは返戻率を確認するため
  • 学資保険は男女で保険料が変わるため女性が契約者になる方がお得になるケースが多い
  • より効率的に積み立てを行うためにシミュレーションを行う

学資保険のタイプとは?

学資保険のタイプとは?

私が大学生の頃は苦学生でした。田舎から都会の大学へ進学し、大学の授業の他、生活費の捻出のためバイトも掛け持ちしました。
子供には、そんな苦労をさせたくないので学資保険を検討しているのですが、学資保険のタイプについて知りたいです。

こちらでは、学資保険を3つのタイプに分けて解説をします。

学資金を受け取るタイミングで3種類に分けられる

学資保険とは、保険加入からコツコツ保険料を積み立てて、子供が一定の年齢に達したとき学資金が受け取れる商品です。

この学資保険は大きく分けて3つのタイプに分けることが出来ます。

学資保険の3つのタイプ
  • 一括受け取りタイプ
  • 分割受け取りタイプ
  • 祝金受け取りタイプ

一括受取タイプ

子供が一定の年齢に達した時に、一括で積み立てて来た学資金(満期額資金)が受け取れる学資保険です。

主に、多額の費用が掛かるとされる大学進学時(入学費+1年時授業料)の費用を賄うことができます。

分割受取タイプ

子供が一定の年齢に達した時に、積み立てて来た学資金を分割で受け取れる学資保険です。

主に大学4年間の授業料または生活費を賄うことができます。

祝金受取タイプ

大学進学時のみならず小学校・中学校・高校等の進学の度に、「祝金」として積み立てて来たお金が返還される学資保険です。

小・中・高校の入学費用・教材費などに掛かる費用の一部を賄うのに適したタイプです。

ご家庭のニーズに合ったタイプを選ぶ

前述したように、様々なタイプの学資保険があります。

これらのタイプのいずれかを何となく選ぶのではなく、ご家庭の事情に配慮してどんなタイプの商品が最も有利なのかよく検討する必要があります。

そのため、学資金の受取総額受取スケジュール支払う保険料総額をシミュレーションすることが大切です。

MEMO

同じ学資保険でも、学資金を受け取るタイミングが異なるため、ご家庭のニーズに合わせて受取総額・受け取りスケジュール・保険料総額をシミュレーションするのが重要になる。

学資保険をシミュレーションする理由

学資保険をシミュレーションする理由

学資金を受け取るタイミングによって、学資保険はいろいろタイプがあるんですね。
それでは、学資保険をシミュレーションする理由を教えて下さい。

こちらでは、学資保険をシミュレーションする3つの理由について解説します。

学資保険をシミュレーションする理由
  • 必要と考える金額が受け取れるかをチェック
  • 受け取るタイミングはいつにするべきか
  • 返戻率がどうなるかをチェックするため

必要と考える金額が受け取れるかをチェック

ご家庭で最も必要とする時期に、どの位のお金を受け取るべきか算定する必要があります

子供の大学進学に合わせて受け取る場合ならば、大学進学時に掛かる費用がどのくらい賄えるか、学資金額をシミュレーションする必要があります。

大学進学時に必要な費用は、国公立大学ならば50万円~70万円私立大学なら100万円~140万円程度と言われています。

この金額を賄えるよう、どの位の保険料を積み立てたら、希望に沿った学資金額が受け取れるか加入前に算定することが大切です。

受け取るタイミングはいつにするべきか

各学資保険では、子供が17歳・18歳など受け取るタイミングを選ぶことが出来ます。

子供が17歳のとき受け取れるなら、大学の受験料や試験場への移動費や宿泊料も賄えるはずです。

子供が18歳の時に受け取れるなら、大学1年時の授業料等を賄うことができます。

どのタイミングで受け取るのが効果的か、契約前に十分シミュレーションした方が良いでしょう。

返戻率がどうなるかをチェックするため

返戻率とは、払い込んだ保険料総額に対して戻ってくるお金の割合を指します。

学資保険では、返戻率と言う言葉にも、受取率や給付率とも呼ばれています。

戻ってくるお金の割合が100%を超えた場合、超えた部分が契約者側の利益となります

つまり、100%を超える割合が多ければ多いほど契約者に有利です。

しかし、保険料の払込方法や期間、受取方法によっては100%を下回ってしまう「元本割れ」を引き起こす事態もあるのです。

元本割れが起きては損をすることになり、コツコツ積み立てた意味がありません。

そのため、保険料払込方法・期間、加入年齢、受取方法を工夫して、100%を超えられるかどうかシミュレーションしてみるのです。

MEMO

学資保険は、いくらの学資金を準備するのか学資金の受け取りのタイミングはいつにするのか支払った保険料よりも多くの学資金を受け取ることが出来るのかと言う3つが重要となるため、加入前にシミュレーションをするのが非常に重要となる。

シミュレーションが出来るおすすめの学資保険5選

シミュレーションが出来るおすすめの学資保険5選

学資保険へ加入するからには、効果的なタイミングで学資金を受け取りたいです。
シミュレーションが可能なおすすめ学資保険があれば是非教えてください。

こちらでは、シミュレーションが可能なおすすめの学資保険を紹介します。

シミュレーションが出来るおすすめの学資保険
  • 明治安田生命「つみたて学資」
  • 日本生命「ニッセイ学資保険」
  • ソニー生命「学資金準備スクエア」
  • フコク生命「みらいのつばさ」
  • JA共済「こども共済」

明治安田生命「つみたて学資」

学資保険 シミュレーション 明治安田生命「つみたて学資」

出典:「明治安田生命つみたて学資」|明治安田生命 (meijiyasuda.co.jp)

保障の仕組みがシンプルで受取率がとても高くなる学資保険として人気です。

「つみたて学資」のトップページからシミュレーションをする事が出来ます。

シミュレーション可能な内容は、教育資金の受取総額保険料払込期間ごとに4パターンです。

契約者年齢や性別・子供の年齢を入力すれば結果が表示されます

シミュレーション例

こちらでは実際に例をあげて、月払保険料・受取率の結果を見てみましょう。

契約例
  • 契約者:30歳
  • 子供:0歳
例1 受取総額300万円 受取総額200万円
契約者男性 ➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料15,995円・受取率104.1%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料23,640円・受取率105.7%

➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料10,814円・受取率102.7%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料15,910円・受取率104.7%

契約者女性 ➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料15,949円・受取率104.4%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料23,599円・受取率105.9%

➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料10,783円・受取率103.0%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料15,883円・受取率104.9%

契約例
  • 契約者:31歳
  • 子供:1歳
例2 受取総額300万円 受取総額200万円
契約者男性 ➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料17,191円・受取率103.8%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料26,354円・受取率105.4%

➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料11,611円・受取率102.5%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料17,719円・受取率104.5%

契約者女性 ➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料17,144円・受取率104.1%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料26,313円・受取率105.5%

➀子供が15歳まで保険料払込

月払保険料11,580円・受取率102.8%

②子供が10歳まで保険料払込

月払保険料17,692円・受取率104.6%

保険契約者(親)と被保険者(子供)が何歳の時に加入するか、契約者の性別等でも、月払保険料・受取率の変わってくることがわかります。

契約年齢可能範囲

保険契約者(親)と被保険者(子供)の契約年齢範囲は次の通りです。

契約者等 契約年齢
保険契約者(親) 満18歳~満45歳
被保険者(子供) 0歳~満6歳

日本生命「ニッセイ学資保険」

学資保険 シミュレーション 日本生命「ニッセイ学資保険」

出典:ニッセイ学資保険|日本生命保険相互会社 (nissay.co.jp)

こども祝金なし型・あり型が選べる学資保険として人気です。

ニッセイ学資保険のトップページからシミュレーションできます。

契約者年齢や性別・子の年齢の他、学資年金開始年齢、保険料払込期間、保険料・基準保険金額を入力すれば詳細な結果が表示されます。

シミュレーション例

こちらでは実際に例をあげて、月払保険料・返戻率(受取率)等の結果を見てみましょう。

契約例
  • 契約者:30歳男性
  • 子供:0歳
  • 学資年金開始年齢:18歳
  • 保険料払込期間:学資年金開始時まで
  • 基準保険金額:100万円
こども祝金なし型
  • 受取総額:300万円
  • 払込保険料総額:約288万円

→月払保険料13,350円・返戻率(受取率)約104.0%

受け取りタイミングと受取学資金

子供の年齢 受取スケジュール
18歳 第1回学資年金100万円
19歳 第2回学資年金50万円
20歳 第3回学資年金50万円
21歳 第4回学資年金50万円
22歳 第5回学資年金50万円
こども祝金あり型
  • 受取総額:360万円
  • 払込保険料総額:約352万円

→月払保険料16,300円・返戻率(受取率)約102.2%

受け取りタイミングと受取学資金

子供の年齢 受取スケジュール
満5歳10カ月 こども祝金20万円
満11歳10カ月 こども祝金20万円
満14歳10カ月 こども祝金20万円
18歳 第1回学資年金100万円
19歳 第2回学資年金50万円
20歳 第3回学資年金50万円
21歳 第4回学資年金50万円
22歳 第5回学資年金50万円

受け取れる学資年金の総額や保険料総額や返戻率、月払保険料(または年払保険料)、学資年金の受取スケジュール等が詳しくわかります

契約年齢可能範囲

保険契約者(親)と被保険者(子供)の契約年齢範囲は次の通りです。

選んだプラン等で年齢上限は変化します。

契約者等 契約年齢
保険契約者(親) 男性:18~67歳

女性:16~67歳

被保険者(子供) 0歳~6歳

ソニー命「学資金準備スクエア」

学資保険 シミュレーション ソニー生命「学資金準備スクエア」

出典:学資保険のことなら学資金準備スクエア|ソニー生命保険 (sonylife.co.jp)

学資金の受取方法が3種類選べる学資保険として人気です。

学資金準備スクエアのシミュレーションページから算定できます。

契約者年齢や性別・子供の年齢を入力すれば、学資金受取プランのI型・II型・III型の詳細な結果が表示されます。

シミュレーション例

こちらでは実際に例をあげて、月払保険料・返戻率(受取率)等の結果を見てみましょう。

契約例
  • 契約者:30歳男性
  • 子供:0歳
  • 保険料払込期間:10歳まで
I型:小・中学校時に学資金が受け取れるタイプ
  • 受取総額:192万円
  • 払込保険料総額:約192万円

→月払保険料15,960円・返戻率 (受取率)約100.2%

受け取りタイミングと受取学資金

子供の年齢 受取スケジュール
11歳 進学学資金36万円
14歳 進学学資金36万円
17歳 満期学資金120万円
II型:学資金を一括で受け取るタイプ
  • 受取総額:200万円
  • 払込保険料総額:約195万円

→月払保険料16,220円・返戻率(受取率)約102.7%

受け取りタイミングと受取学資金

子供の年齢 受取スケジュール
17歳 満期学資金200万円
III型:学資金を分割して受け取るタイプ
  • 受取総額:300万円
  • 払込保険料総額:約292万円

→月払保険料24,330円・返戻率(受取率)約105.5%

受け取りタイミングと受取学資金

子供の年齢 受取スケジュール
17歳 進学学資金60万円
18歳 進学学資金60万円
19歳 進学学資金60万円
20歳 進学学資金60万円
22歳 満期学資金60万円

受け取れる学資年金の総額、保険料総額や返戻率、月払保険料、学資金の受取スケジュール等が詳しくわかります

契約年齢可能範囲

保険契約者(親)と被保険者(子供)の契約年齢範囲は次の通りです。

選んだプラン等で年齢上限は変化します。

契約者等 契約年齢
保険契約者(親) 男性:18~61歳

女性:16~69歳

被保険者(子供) 0歳~3歳

フコク生命「みらいのつばさ」

学資保険 シミュレーション フコク生命「みらいのつばさ」

出典:学資保険の特設サイト「みらいのつばさ」│フコク生命【公式】 (fukoku-life.co.jp)

兄弟割引が適用でき、ステップ型・ジャンプ型の2種類が選べる学資保険として人気です。

「学資保険みらいのつばさ」のシミュレーションページから算定できます。

契約者年齢や性別・子の年齢を入力すれば、ステップ型・ジャンプ型そして兄弟割引が適用された場合の詳細な結果が表示されます。

シミュレーション例

こちらでは実際に例をあげて、月払保険料・返戻率(受取率)等の結果を見てみましょう。

契約例
  • 契約者:30歳男性
  • 子供:0歳
  • 保険料払込期間:11歳まで
  • 満期保険金額:200万円

S(ステップ)型:小・中学校時に学資金が受け取れるタイプ

項目 子1人のみ 兄弟割引適用
毎月の保険料 30,372円 -200円
払込保険料総額 4,009,104円 -26,400円
受取総額・返戻率 ・受取総額4,200,000円

返戻率104.7%

・受取総額4,200,000円

返戻率+0.7%

J(ジャンプ)型:大学進学に重点的にそなえるプラン

項目 子1人のみ 兄弟割引適用
毎月の保険料 28,708円 -200円
払込保険料総額 3,789,456円 -26,400円
受取総額・返戻率 ・受取総額4,000,000円

返戻率105.5%

・受取総額4,000,000円

返戻率+0.7%

受け取れる学資金の総額、保険料総額や返戻率、月払保険料、兄弟割引が適用された場合の結果等がわかります

契約年齢可能範囲

保険契約者(親)と被保険者(子供)の契約年齢範囲は次の通りです。

契約者等 契約年齢
保険契約者(親) 要問合せ
被保険者(子供) 0歳~7歳

JA共済「こども共済」

学資保険 シミュレーション JA共済「こども共済」

出典:こども共済|資料請求はこちらから|JA共済 (ja-kyosai.or.jp)

大学プラン・高校プラン・中学プランの3種類が選べる学資保険として人気です。

また、任意で養育年金特則等、さまざまな特約を追加できます

「こども共済」のシミュレーションページから算定できます。

契約者年齢や性別・子の年齢を入力すれば、大学プラン・高校プラン・中学プランの詳細な結果が表示されます。

シミュレーション例

こちらでは実際に例をあげて、月払保険料・給付率(受取率)等の結果を見てみましょう。

契約例
  • 契約者:30歳男性
  • 子供:0歳
  • 共済金額:300万円
大学プランの場合:大学進学に重点を置いたプラン
  • 共済掛金終了年齢:11歳まで
  • 学資金支払開始年齢:17歳
大学プラン 月払の場合 年払の場合
払込保険料 保険料総額:2,964,852円

月払保険料:22,461円

保険料総額:2,841,168円

年払保険料:258,288円

給付率 101.1% 105.5%
高校プランの場合:高校進学から学資金が受け取れるプラン
  • 共済掛金終了年齢:12歳まで
  • 学資金支払開始年齢:15歳
大学プラン 月払の場合 年払の場合
払込保険料 保険料総額:3,261,600円

月払保険料:22,650円

保険料総額:3,125,484円

年払保険料:260,457円

給付率 91.9% 95.9%
中学プランの場合:中学進学から学資金が受け取れるプラン
  • 共済掛金終了年齢:12歳まで
  • 学資金支払開始年齢:12歳
大学プラン 月払の場合 年払の場合
払込保険料 保険料総額:3,239,136円

月払保険料:22,494円

保険料総額:3,104,136円

年払保険料:258,678円

給付率 92.6% 96.6%

受け取れる学資金の総額、保険料総額や返戻率、月払(または年払)保険料の結果等がわかります

加入可能年齢範囲

加入者(親)と子供(孫)の加入可能年齢範囲は次の通りです。

加入者等 加入年齢
加入者(親等) 18歳~75子供
子供(孫) 0歳~12歳

学資保険をシミュレーションする際のポイント

学資保険をシミュレーションする際のポイント

シミュレーションで、各ケースでどのような結果となるか試してみたいです。
学資保険をシミュレーションする際のポイントを教えてください。

こちらでは、学資保険をシミュレーションする際のポイントを3つ取り上げます

学資保険をシミュレーションする際のポイント
  • 学資金の受け取りタイミングの確認
  • 保険料と返戻率の確認
  • 保険料払込期間の確認

学資金の受け取りタイミングの確認

子供が何歳になったら学資保険を受け取るべきかをよく考えます。

子供の大学進学時点で多額の費用が掛かることを想定する場合は一括で受け取り、受け取った学資金で入学金などのまとまった金額を賄うことができます。

しかし、進学費用は学資保険と別に貯めて来た預金で対応できそうだが、大学4年間の授業を順調に払込できるか不安を感じたら一括ではなく分割で受け取ることを検討しましょう。

分割で受け取る方法は学資年金とも言われています。

分割して受け取った方が、大学4年間で掛かる授業料をコンスタント賄うことが期待できます。

まずは、子供が大学へ進学した場合に、どんな点に不安を感じるかよく検討しましょう

保険料と返戻率の確認

ほとんどの学資保険は、払込回数を工夫することで返戻率をUPすることができます

例えば月払で契約した場合、1回ずつの保険料は安く済みますが、払込保険料総額が多額となる傾向もあります。

一方、年払ならば1回ずつの保険料は高くなりますが、払込保険料総額は月払よりもずっと抑えられます

つまり、年払の方が結果的に払込保険料総額を抑えられる分、返戻率は上がりお得に学資金を運用することが出来るのです。

月払や年払でシミュレーションしてみて、ご家庭に無理のない払込方法はどちらか、有利な返戻率はどちらかを選んでみましょう。

保険料払込期間の確認

返戻率をシミュレーションする際、保険料の払込期間を短縮したら返戻率はどうなるかも確認してみましょう。

払込期間を短期間にすれば、それだけ早く保険料を払い終えることができます。

つまり払込期間終了後、長期間据え置いて運用することができる訳です。

生命保険会社側は支払われた保険料をそのまま保管しておく訳ではなく、日本の国債等で保険料を運用して利益を上げる方法をとります。

運用する期間が長い分、返戻率がUPすると言うです。

また、払込期間の短期化で払込保険料総額をより軽減することも可能です。

払込期間を短縮すると、月払であれ年払であれ保険料負担は重くなりますが、それだけ払込保険料総額を抑えられ契約者に有利な学資金額が受け取れます。

MEMO

受け取りタイミングと学資金の活用目的をしっかりと考えることや、支払う保険料を安くする方法や保険料の払込期間を短くした場合の返戻率を確認する事が、学資保険のシミュレーションをする上でのポイントとなる。

学資保険を上手く活用するポイント

学資保険を上手く活用するポイント

ということは保険料払込回数を年払にし、払込期間を短期化すれば、かなり高い返戻率が期待できますね。
学資保険を上手く活用するコツがあれば是非教えてください。

こちらでは、学資保険を上手く活用するポイントについて解説します。

大学受験に失敗しても再挑戦の資金へ!

残念ながら受験勉強も虚しく、希望の大学に落ちてしまう子もいるはずです。

「大学全入り」時代と言われていますが、人気の大学の倍率はさすがに高いです。

たとえ大学受験に失敗しても、子供が契約時に設定した年齢へ達したら学資金は受け取れます

受け取った学資金はそのまま、大学入学時のお金として据え置いたり、預金等に回して保管したりすることも可能です。

その他、予備校を受講する際の費用として利用するのことも可能です。

学資金の使途は自由ですので、受け取ったお金はどのように利用されても構いません。

お得なのは学資金を受け取る時だけではない

学資保険の最大の目的は保険料を積み立てて、運用した学資金を受け取ることにあります。

しかし、保険料を払い込んでいる間も、保険料負担者(契約者)の節税に役立つのです。

学資保険料は、生命保険料控除の対象であり、確定申告や年末調整で申告すれば税制上の優遇措置が受けられます

学資保険の場合は「一般生命保険料控除」枠に該当し、保険料払込期間中は最高4万円が所得控除の対象最高2万8,000円まで住民税控除の対象となります。(新契約の場合)

MEMO

学資保険は、子供の進学の有無に関係なく学資金が支払われ、受け取った学資金の使途は自由である。

また、支払う保険料は保険料控除の対象となるため節税の効果もある。

学資保険のシミュレーションに関する注意点

学資保険のシミュレーションに関する注意点

理想的な学資保険へ加入するため、シミュレーションをしっかり行った後に決めたいです。
学資保険のシミュレーションに際して、気を付けるべき点があれば是非教えてください。

こちらでは、学資保険のシミュレーションに関する注意点を3つ取り上げます。

学資保険のシミュレーションに関する注意点
  • 特約を追加する場合は要注意
  • 事情の変化で積み立てが予定通り進まないことも!
  • 子供の将来は誰にもわからない

特約を追加する場合は要注意

特約とは、主契約に付加する保障のことです。

学資保険には、全く特約が付加できない商品もあれば、契約当初または契約途中に追加できる商品もあります。

特約内容は、契約者(親)が亡くなった場合の養育年金を付加できるもの子供の医療保障が付加できるもの等と多彩です。

ただし、主契約だけをシミュレーションして納得した後、その他に特約を付加した場合、払込保険料はかなり変化します

特約には無料付帯の商品もありますが、有料の商品がほとんどです。

この特約保険料が大きく影響し、払い込んだ保険料総額より受け取る学資金が少ない、元本割れを起こす事態も考えられます。

特約を付加したシミュレーションが、学資保険のホームページで行えない場合は、保険担当者からその見積もり・シミュレーションを行ってもらったうえで、契約するかどうか決めた方が無難です。

注意

特約を付加する事で、保険料が変わり返戻率が下がる事もある。

場合によっては、元本割れを起こす場合もある。

事情の変化で積み立てが予定通り進まないことも!

シミュレーションを十二分に行い、毎月払い込む保険料や学資金額に納得して契約した場合でも、予定通りに積み立てが進むとは限りません

現在は「新型コロナウイルス感染症」の影響で経済が停滞している中、欧州で侵略戦争が勃発し各国は経済制裁を発動したため、ヒトやモノの流れが鈍化し、経済の停滞の他に物価上昇が家計を直撃しています。

お勤め先の給与もなかなか上がらない状況で、家計の圧迫に頭を抱えているご家庭も多いはずです。

保険料の払い込みは行き詰まり、最悪の場合、学資保険を中途解約せざるを得ない事態になるかもしれません。

保険料の払込などに困った場合は、軽率に解約を決断せずに保険担当者とよく話し合い、保険料の払い込みをどうしていくべきか相談しましょう

全ての生命保険会社が対応している訳では無いものの、払込を猶予してもらったり減額の措置をとったりすることができる場合もあります。

また、保険担当者が良いアドバイスを提案してくれるかもしれません。

子供の将来のため、何とか継続する工夫を考えましょう。

注意

予定通りに積み立てが出来ないケースも考えなければいけない。

保険料払込が困難な場合は、保険担当者と相談するのが無難と言える。

子供の将来は誰にもわからない

ほとんどの学資保険では、子供の大学進学の費用を賄う目的で加入します。

しかし、子供が独立精神旺盛で高校卒業と同時に就職することもありえます。

もちろん、その場合でも、契約時に設定した年齢へ達したら学資金が受け取れます。

この場合は、受け取った学資金を就職祝いとして子供にプレゼントしたり子供の結婚資金としてそのまま貯蓄したりしても良いでしょう。

ただし、進学費用としての役割が無くなったからといって、今度はまさかのための死亡保障として据え置くことはできません

学資保険によっては数年据え置ける商品もありますが、原則として契約時に設定した時期で学資金を受け取る必要があります

このように学資保険は、やや融通が利かない一面もあるのです。

注意

学資保険は比較的柔軟な活用が出来るが、死亡保障にするなどの活用は出来ない。

学資保険のシミュレーションによくある質問

学資保険のシミュレーションによくある質問

学資保険は、契約後でも注意すべき点は多いですね。
学資保険のシミュレーションについてお聞きするうちに、いろいろな疑問が出てきました。

こちらでは、学資保険のシミュレーションによくある質問について解説をします。

学資保険のシミュレーションによくある質問
  • お金を一気に払い込めばかなりお得?
  • 積極的な投資で運用する学資保険はお得か?
  • 契約者が女性なら返戻率はUP?

お金を一気に払い込めばかなりお得?

確かに毎月払い込む月払よりも、1年に1回で払い込む年払1年で2回に分けて払い込む半年払の方が、払い込む保険料総額が抑えられます。

その他に、一気に生命保険会社へ保険料を払い込む方法もあります。

こちらは「全期前納」とも呼ばれ、1回の払い込みで保険料の支払いを終えます。

返戻率は109%を超えるケースがあり、保険料総額で見るなら最も安上がりな払込方法です。

しかし、数百万円にも上るお金を払い込むことになるので、いくら効率的でお得とはいえ、家計を圧迫する事態にならないか、よく検討してから契約を申し込みましょう。

MEMO

保険料は、まとめて支払うほど安くなるため返戻率も高くなっていく。

積極的な投資で運用する学資保険はお得か?

学資保険は、ほとんどの商品が「円建て・定額」タイプです。

つまり、日本円で払い込み運用され、契約時点でどの位の返戻率になるか判明している仕組みです。

一方、学資金を外国の通貨で運用したり、国内・海外の企業の株・債券を購入し運用する投資信託で大きなリターンをあげたりする商品もわずかに販売されています。

これらは外貨建てタイプの商品変額(投資)タイプの商品となります。

概ね、この2つのタイプが合わさり外貨建変額型学資保険として提供されています。

運用成績が良ければ、返戻率は円建て・定額タイプをはるかに上回り、150%~200%に達するケースもありえます。

非常に魅力的な商品ですが、為替リスクや、国内・経済市場の動向に大きく影響され大損失を被る事態が考えられます

子供の将来のための備えである以上、少なくとも余剰資金の全額を保険料へ回すような真似は避けた方が無難です。

注意

学資保険には、外貨建てタイプや変額タイプもあるが、為替・世界情勢の影響を大きく受けるため、ハイリスク・ハイリターンとなる。

必要になるタイミングが決まっている場合には、おすすめの出来ないタイプと言える。

契約者が女性なら返戻率はUP?

実は学資保険の場合、契約者が女性(母親)ならば保険料は安くなり返戻率の高くなるケースも多いです。

ということは、契約者を母親にして保険料負担者を父親にすればお得になるわけです。

夫婦共働きで母親もそれなりの収入があれば、母親だけで保険料を負担しても構いません。

その他、保険料の負担を全額または一部、父親が持つと言う方法でもOKです。

このような方法を保険担当者から提案されることもあるので、保険料を上手に抑えるテクニックとして活用することを検討しておきましょう。

MEMO

学資保険では、男性よりも女性の方が保険料が安くなる傾向があり、受け取る学資金は男女で差が無いため、女性を契約者にする方が少しだけ得をする。

学資保険のシミュレーションまとめ

学資保険のシミュレーションまとめ

学資保険のシミュレーションは、各学資保険のホームページ等で気軽に算定できます

様々なケースを想定して、いろいろと条件等を加味しながらシミュレーションしていきましょう。

なお、保険契約者を変えたり、主契約だけではなく特約等を加えたりした場合のシミュレーションもしておいた方が柔軟な選択ができるはずです。

しかし、よりご自身やご家庭のニーズに合わせたシミュレーションをしたいならば、保険担当者と話し合いながら行った方が確実です。