学資保険は、子供の教育費を準備するための積み立て型保険となっています。
大学入学時や大学在学中の費用を積み立てる事に特化した保険であり、手堅く教育費を積み立てられることから、学資保険を活用する方も多いです。
しかし決して保険料は安くはなく、月々10,000円~15,000円程の保険料は必要となり、興味があっても学資保険に充てる金銭的な余裕がないと言う方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、学資保険に加入するためにどう言った手段があるのかを解説します。
学資保険に興味はあるけれど保険料を払う余裕が無い方はぜひご覧ください。
- 学資保険に加入できない場合は家計を見直してみる
- 児童手当を活用して学資保険に加入することも検討してみる
- 祖父母の援助を受けることも方法の一つ
- 学資保険だけが教育資金の準備方法ではない
- 学資保険の加入に関しても賛否は分れる
記事監修者紹介

松葉 直隆 / 保険のプロ
大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
目次
学資保険に入る余裕のない人の特徴は?
ここでは、学資保険に入る余裕のない人の特徴を少し解説します。
- 収入が少ない
- 家計が苦しい
- 貯金がない
収入が少ない
学資保険に入る余裕がない理由の一つに「収入が少ない」と言う事が言えるでしょう。
生活をしていく上で、収入は非常に重要なのですが、コロナ禍による企業の業績悪化や非正規社員の増加など、収入が少ない・収入が減少したと言う方もいらっしゃるでしょう。
将来の学費も心配だけれど、それよりも現在の生活費の方がもっと重要になるでしょう。
共働きや投資・副業など、働き方やお金の稼ぎ方は多様化しているとは言え、就業状況や就業規則にもよるため、一個人ではどうしようもない事もあります。
家計が苦しい
学資保険は、子供の将来に掛かる教育費を積み立てる保険となります。
しかし、日々の生活では食費・通信費・水光熱費・保険代など、多くの出費があることでしょう。
先ほどの話と少しリンクをしますが、収入が少なければ日々の生活費にも余裕が無い場合が多いです。
家計が苦しければ、学資保険になんて加入ししている余裕などないとも言えるでしょう。
貯金がない
収入が低ければ、日々の生活に掛かるお金を捻出するのに精一杯となり、貯蓄をしっかりと出来ない場合もあるでしょう。
貯蓄がある程度あれば、貯蓄の一部を学資保険に充ててみたり、生活費が足らなくなっても少しの余裕がある事もあるでしょう。
収入が少なく家計が苦しく、なおかつ貯蓄も少ない場合には、現在の生活を維持する事に必死になるとも言えるでしょう。
学資保険に入る余裕がないという大きな理由を簡単に言ってしまうと、お金に余裕のない方と言う事になります。
学資保険は、将来に向けての積み立てとなるため、生活費以外に余力が無ければ加入出来ないとも言えるでしょう。
学資保険に入る余裕がない時はどうする?
ここでは、余裕はないけれど学資保険に加入したい方のために、学資保険の保険料を捻出できる方法をいくつか紹介しましょう。
- 家計を見直してみる
- 児童手当を学資保険に充てる
- 親などの援助を受ける
家計を見直してみる
まずは家計を見直してみましょう。
無理な節約をする事はありませんが、家計をしっかりと見つめ直してみて、何にどれぐらいの金額を使っているのかを把握してみましょう。
携帯電話などの通信費や、電気代・ガス代などの水光熱費などの固定費に関しては、契約内容などを見直すことで少しずつ節約できることもあります。
特に通信費に関しては、家族での利用状況に応じて大手キャリアにするのか、格安キャリアにするのかなど、利用状況をしっかりと把握してみましょう。
また、生命保険などに関しても、必要以上の保障内容になっていないかなどを確認するのも良いでしょう。
児童手当を学資保険に充てる
児童手当を学資保険に充てているという方も実は多いです。
児童手当の内容は以下のようになっています。
3歳未満 | 15,000円/月 |
---|---|
3歳以上中学生まで | 10,000円/月 |
児童手当は、上記の金額を中学校を卒業するまで受けることが出来ます。
また、第3子以降の場合は、小学校修了前まで15,000円/月となります。
学資保険では、10歳や15歳までに払い終えるプランが多いため、毎月の保険料を10,000円前後に設定して、児童手当を学資保険に充てるという方が多いのです。
因みに児童手当は、出生から15日以内に申請手続きが必要なため、出生届を出すタイミングなどでしっかりと申請をする様にしましょう。
親などの援助を受ける
児童手当も、子供に掛かる費用に充てなければいけないと言う方は、親などに援助して貰うことも考えてみましょう。
子供の祖父母に当たる方々に金銭的な余裕があればの話になりますが、教育資金という名目での贈与である場合には贈与税の金額も変わってきます。
また、学資保険でも子供の親が契約者になるケースだけではなく、子供の祖父母が契約者になるケースも考えられて作られている学資保険もあります。
ご自身の家計に余裕がなく学資保険を諦めている方でも、親御さんをはじめとする親族間の関係が良好であったり、親御さんが金銭的に余裕があると言う方は、親御さんに学費の援助をお願いするというのも、手段の一つと言えます。
ただし、学資保険の場合は、契約者・被保険者・受取人の関係性をしっかりと把握しておかなければ、思わぬ税金(所得税・贈与税・相続税)が掛かってくる場合があるので注意が必要となります。
まずは、自身の家計を見つめ直してみて、無駄がないかをチェックすることから始まり、児童手当の活用や親御さんへの援助など、学資保険の保険料を捻出する方法はいくつもある。
入ってくるお金が限られている場合には、出て行くお金をしっかりと管理することで、思わぬ所から保険料を捻出できることもある。
学資保険のメリット・デメリット
ここでは、学資保険のメリット・デメリットについて解説をします。
学資保険のメリット
学資保険のメリットは以下の3つと言えるでしょう。
- 決めたタイミングで決めた学資金を受け取れる
- 堅実な積み立てが出来る
- 保険料控除で所得税や住民税が安くなる
決めたタイミングで決めた学資金を受け取れる
学資保険は、子供の教育費を積み立てる事に特化している保険商品となっています。
大学進学をする事もが増えている中で、大学進学に掛かる費用を心配する方も多いでしょう。
大学進学時には入学金や授業料など、大きなお金が必要となります。
コツコツと貯蓄が出来る方や、投資などの資産運用が上手く出来ると言う方であれば、学資保険の魅力は半減すると言えますが、そうでは無い方であれば、学資保険を活用して確実に大学進学の費用などに備えるのが良いと言えるでしょう。
学資保険のメリットは、決めたタイミングで決められた学資金を受け取れるため、金銭的な予定を立てやすく堅実に教育費を貯められるという所になります。
堅実な積み立てが出来る
将来の教育費を準備するなら、投資という手もあります。
ただ、投資は元本保証では無いため、大きな損失を被ることもあります。
しかし、学資保険は受け取る学資金の金額が決まっています。
そのため、必要になる可能性が高い時期が解っている場合には、投資をするよりも学資保険でコツコツと堅実に積み立てるのが無難な方法と言えるでしょう。
保険料控除で所得税や住民税が安くなる
学資保険のメリットの一つに、保険料控除の対象となるという事が言えます。
簡単に言うと、所得税・住民税が安く出来るのです。
保険料を積み立てて、その保険料の一部で節税が出来る。
銀行などに貯蓄しても節税のメリットはありませんよね。
学資保険に加入すれば、保険料控除を受けることが出来て節税をしつつ、銀行預金よりも効率的に積み立てが出来るのもメリットと言えるでしょう。
学資保険のデメリット
学資保険のデメリットは以下の3つになります。
- 途中解約をすると損をする
- インフレリスクがある
- 大きく増えない
途中解約をすると損をする
学資保険は最低でも10年ほどは保険料を支払い続けなくてはいけません。
加入当初は金銭的な余裕があっても、生活はいつどうなるかわかりません。
保険料払込期間中に保険料の支払いが苦しくなり、解約をしなければいけなくなった場合には、支払った保険料よりも少ない解約返戻金しかない場合が多いです。
保険料払込期間中に解約をすると損をする事が多いので、加入時には何があっても支払続けられる保険料で加入するようにしましょう。
また、マイナス金利が導入されて以降は、保険料の値上げをする学資保険が増えた事から、そもそも元本割れを起こしている学資保険もありますので注意しましょう。
インフレリスクがある
学資保険は、契約から18年後くらいから学資金を受け取る商品が多いです。
契約時から約20年経つと、物価が変わっている可能性があります。
物価が上昇することをインフレーションと言いますが、インフレーションにより物価が上がろうが、学資保険の学資金は契約時に定めた金額しか受け取れません。
簡単に言うと、今の100円の価値が20年後も同じかどうかと言う事です。
物価が大きく上昇していれば、現在の価値で決めた学資金が「雀の涙」程度になり得る可能性があると言うことです。
これが、インフレリスクと言います。
大きく増えない
学資保険は、堅実にコツコツと積み立てる事が出来ますが、大きくお金を増やす事は出来ません。
お金を増やすことが最重要であれば、学資保険ではなく投資・積み立てNISAなどで運用する方が良いでしょう。
上手く資産運用をすれば、学資保険よりも効率的にお金を増やすことが出来るでしょう。
リスクを負わずに、コツコツと積み立てたいという方には学資保険が向いていますが、大きくお金を増やしたいという方には学資保険は向かないと言えるでしょう。
学資保険の必要性とは?
ここでは、学資保険の必要性について少し解説をしておきます。
- 学資保険は必須という訳では無い
- 必要になるタイミングが解っている
- 蓄が苦手な人ほど必要
学資保険は必須という訳では無い
学資保険への加入は、必須という訳ではありません。
貯蓄が得意な方や投資などの資産運用に自信のある方など、教育費の準備に関して学資保険を使う必要性の無い方はいらっしゃるでしょう。
また、学資保険に加入する余裕のない方もいらっしゃるでしょう。
学資保険は、あくまでも子供の教育費の一部を積み立てるだけの保険です。
なので、当たり前の話ですが、子供が生まれたから必ず加入しなければいけないと言う保険ではないと言う事だけは理解しておいて下さい。
必要になるタイミングがわかっている
学資保険は先ほども書きましたように、受け取り開始のタイミングと受け取る学資金の金額を契約時に決めてしまいます。
多くの学資保険では、大学入学時や在学中の授業料など、大学進学に向けての商品となっています。
大学進学時などはライフステージの中でも比較的予測のしやすいタイミングとなりますので、お金が必要になるであろうタイミングに向けて明確に積み立てが出来ると言う点では学資保険の必要性は高いと言えるでしょう。
学資保険は、教育費の積み立てに特化している保険と言うことです。
貯蓄が苦手な人ほど必要
学資保険は堅実にコツコツと積み立てていく保険となります。
保険なので、保険会社へ保険料を払わなければいけません。
多くの方は、毎月の保険料を銀行引き落としにしていることでしょう。
貯蓄が苦手な方は、「銀行にお金があると、ついつい使ってしまう」というケースが多いでしょう。
学資保険では、保険会社が口座から保険料を引き落として積み立てていくので、貯蓄が苦手でも半ば強制的に積み立てが可能と言えるので、貯蓄が苦手な方ほど学資保険の必要性は高くなると言えるでしょう。
学資保険以外で教育費を準備する方法
ここでは、学資保険以外で教育費を準備する方法について解説をします。
- 定期預金
- 終身保険
- つみたてNISA
定期預金
最もリスクのない方法と言えるのが、銀行などの定期預金となります。
定期預金のメリットは、簡単に出し入れすることが出来ない事と、決まったタイミングで普通預金から定期預金に振り返ることが出来るところになります。
貯金が苦手な方やリスクを負いたくない方などには、おすすめの方法と言えるでしょう。
しかし、生命保険の活用や、つみたてNISA・投資信託などと比べると、金利が非常に低い事から大きくお金を増やすことは出来ません。
大きくお金を増やさなくても良いから、リスクを負わずに堅実に積み立てたい方に向いている方法と言えるでしょう。
終身保険
学資保険の代わりに終身保険を活用する方法もあります。
学資保険の代わりに活用できる終身保険は、低解約返戻金型終身保険と言う種類の終身保険となります。
低解約返戻金型終身保険の大きな特徴は、保険料払込期間中の解約返戻金を払込保険料の7割程度に抑えることで、保険料を安く設定する事が出来る保険となります。
また、契約が続く限り解約返戻金が増え続ける仕組みであり、一般的な終身保険よりも貯蓄性が高い保険となっています。
学資保険の代わりに使う場合には、保険料の払込期間が10年または15年程度で設定する必要がありますが、この条件で契約できるのはオリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」のみとなっています。
また、外貨建て保険や変額保険をすすめられる事もあると思いますが、外貨建てや変額保険は投資的な要素が強い保険商品となっているので、決まったタイミングでお金を用意したい場合には向かない保険商品とも言えます。
つみたてNISA
比較的リスクの低い投資の方法となります。
少額から分散投資をすることでリスクを出来るだけ低くしながら、年間40万円までの投資に関しては非課税になる事からも人気となっています。
運用次第にはなりますが、定期預金や終身保険よりも大きなお金を準備できる可能性があります。
お金を増やすためなら少しぐらいリスクを背負っても良いと考えるのであれば、おすすめの方法と言えるでしょう。
ただし、投資なので確実にいくら貯まると言う事は言えませんので、決まったタイミングで決まったお金を準備したい場合には向かない方法と言えるでしょう。
おすすめの学資保険3選
ここでは、おすすめの学資保険を3商品紹介します。
- 明治安田生命「つみたて学資」
- フコク生命「みらいのつばさ」
- 日本生命「ニッセイ学資」
明治安田生命「つみたて学資」
出典:「明治安田生命つみたて学資」|明治安田生命 (meijiyasuda.co.jp)
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の返戻率は最大で約109%と、非常に高い返戻率が人気の学資保険となっています。
学資金を受け取るタイミングは、大学在学中の4年間に年金として4回受け取れるため、大学在学中の教育資金として活用することが出来ます。
最大の返戻率である約109%は、保険料を一括で支払ったときとなるため、祖父母に教育資金を援助して貰うときに向いている学資保険と言えます。
保険料の一括払い以外でも、比較的返戻率は高くなっていますので、学資保険としても普通におすすめ出来る商品です。
保険料例は以下のようになります。
契約者:30歳女性
子供:0歳または出生前
保険料払込期間:子供が15歳まで
学資金受取総額 | 300万円(高額割引適用) | 200万円 |
---|---|---|
月額保険料 | 15,949円(返戻率104.4%) | 10,783円(返戻率103.0%) |
フコク生命「みらいのつばさ」
出典:フコク生命の学資保険の特設サイト「みらいのつばさ」 (fukoku-life.co.jp)
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は、幼稚園から大学入学・満期までの進学タイミングでの祝金と満期金が受け取れる「S(ステップ)型」と、大学入学時と満期時に祝金・満期金が受け取れる「J(ジャンプ)型」の2つのタイプがあります。
また、兄弟割りと言う割引があるため、第2子・第3子を望むのであれば、第1子からフコク生命を選ぶのも良いと言えるでしょう。
祝金の受け取りタイミングを選びたい方におすすめの学資保険と言えます。
保険料例は以下のようになります。
契約者:30歳女性
子供:0歳または出生前
保険料払込期間:子供が14歳まで
学資金受取総額 | 210万円:S(ステップ)型の場合 | 200万円:J(ジャンプ)型 |
---|---|---|
月額保険料 | 12,100円(返戻率103.3%) | 11,438円(返戻率104.0%) |
※兄弟割りは適応されていません。
日本生命「ニッセイ学資」
出典:ニッセイ学資保険|日本生命保険相互会社 (nissay.co.jp)
日本生命の学資保険「ニッセイ学資」も、小学校入学時から祝金を受け取れる「こども祝金あり型」と、大学入学時から合計5回の学資年金を受け取れる「こども祝金なし型」の2タイプから選べる様になっています。
「こども祝金あり型」は、学資年金に加えて小学校入学時から高校入学時までの進学タイミングで祝金が受け取れます。
「こども祝金なし型」は、大学入学時からの合計5回の学資年金のみとなっています。
また、学資年金は1回目が基準保険金額の100%となり、2回目から5回目までの4回は基準保険金額の50%となります。
因みに、返戻率は「こども祝金なし型」の方が高くなります。
保険料例は以下のようになります。
契約者:30歳女性
子供:0歳または出生前
保険料払込期間:10年
学資金受取総額 | 210万円:こども祝金なし型 |
---|---|
月額保険料 | 16,506円(返戻率106.0%) |
※こども祝金あり型の場合は、学資金受け取り開始まで支払わなければいけないので、今回の保険料例では割愛します。
余裕がない人の学資保険の選び方
ここでは、余裕がない人向けの学資保険の選び方を解説します。
児童手当の金額内で保険料を設定出来る商品を選ぶ
おすすめの学資保険でも紹介しましたが、学資保険の保険料は10,000円~15,000円ぐらいで収まることが多いです。
児童手当は、3歳までは月15,000円の給付ですが、3歳以上になると月10,000円になります。
その事から、月々の保険料を10,000円前後で設定出来る学資保険を選ぶのがポイントになるでしょう。
15,000円の児童手当があるからと、15,000円前後の保険料設定をすると、3歳以上になった際に5,000円前後を新たに捻出しなければいけなくなります。
こうなると、精神的に少し苦しい思いをする可能性があります。
その事から、月々の保険料を10,000円前後に設定をして、児童手当内で保険料を支払えるようにするのが良いと言えるでしょう。
一括払いの出来る商品で援助して貰う
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、保険料を一括払いすることで返戻率が最大の約109%に達します。
この商品は、ご自身でまとまったお金を用意する事に加えて、祖父母が教育資金の援助をしやすくすると言う狙いもある学資保険とも言えます。
ご自身のご両親との関係が良好で援助をしても良いというのであれば、月払の学資保険ではなく、一括払いや全期前納払いの出来る学資保険を選ぶのもポイントと言えるでしょう。
学資保険に関する注意点
ここでは、学資保険の注意点について解説をします。
- 受け取る学資金に税金が掛かる!?
- 途中解約は損をする!
- 元本割れを起こす商品がある
受け取る学資金に税金が掛かる!?
学資保険は積み立て型の保険となり、支払った保険料よりも多くの学資金を受け取れる仕組みともなっています。
そうなると、受け取る学資金に対して税金が掛かるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
まず学資保険に掛かり得る税金は、所得税・贈与税が考えられます。
まず、所得税に関しては、増えた金額が一時所得とみなされますが、増えた金額が50万以内であれば控除枠内なので、基本的には税金は掛かりません。
ただし、その他の一時所得がある場合などは、合算されるので課税所得になり得ることがあるので注意しましょう。
そして、祖父母の方に援助をして貰った場合には、贈与税の対象になり得ることがあります。
ただし、学校や塾の費用などの教育資金としての援助というのが明確に出来れば、教育資金の一括贈与と言う事で金額により増すが非課税になる事もあります。
注意しなければいけないのは、いくら増えるのか、贈与税の対象になるのかどうかと言う所となります。
途中解約は損をする!
学資保険は途中解約をすると確実に損をします。
学資保険に限らずですが、生命保険全般的に、保険料払込期間中の解約は支払った保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れません。
その事から、無理なく支払える保険料の設定をしなければいけません。
元本割れを起こす商品がある
マイナス金利政策が始まって以降、保険料が値上げされている保険商品が多いです。
特に学資保険や終身保険などの貯蓄性のある保険商品では、受け取る金額が変わらないのにも拘わらず保険料を値上げした商品が多く、支払った保険料よりも受け取る学資金が少ないと言う商品が出来ました。
簡単に言うと、加入するだけで損をする学資保険があると言う事です。
これらの保険商品は、保険会社のホームページなどで元本割れをすると明記されている場合が多いので、注意深く見るようにしましょう。
また、保険料の値上げ前に加入している学資保険に関しては、保険料の値上げの影響は有りませんので安心して下さい。
おすすめの無料保険相談の厳選3選
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最後になりますが、余裕がない場合でも保険に加入する方法はありますが、決して無理をするのは止めておきましょう。