学資保険代わりに終身保険はもう古い!?それぞれの返戻率を比較してみます!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
子供の教育費の準備に学資保険を検討していますが、終身保険も勧められています。
なぜ終身保険が学資保険の代わりになるのでしょうか?

お子さんの将来の教育費へ備えるための保険に「学資保険」があります。

学資保険の保険料を積み立てていれば、子供の教育費の一部を賄うことは可能です。

しかし、お子さんの将来の教育費へ備える目的なら「終身保険」が役立つとも言われています。

終身保険とは、被保険者の死亡または高度障害状態を一生涯保障する死亡保険です。

この記事では、学資保険の代わりに終身保険が役立つと言われる理由おすすめの学資保険と終身保険の紹介終身保険を活用する際の注意点等について解説します。

学資保険と終身保険をザックリ言うと
  • 学資保険は子供の教育費を積み立てる事に特化した保険である
  • 終身保険は死亡保障であるが貯蓄性の高い保険であるため学資保険代わりに使われることが多い
  • マイナス金利の導入後に学資保険も低解約返戻金型終身保険も返戻率が低くなっている
  • 外貨建て保険や変額保険を勧められることもあるがハイリスクな商品であることは理解しておきましょう

学資保険の代わりに終身保険が使えると言われる理由

学資保険の代わりに終身保険が使えると言われる理由

私達夫婦にようやく子供が誕生するので、学資保険の加入を考えています。
しかし「将来の教育費に備えるなら終身保険の方が良い」と親戚が言っていましたが、そもそも終身保険は死亡保険ではないのですか?

こちらでは、学資保険および低解約返戻金型終身保険の特徴を解説します。

学資保険と低解約返戻金型終身保険について
  • 学資保険の特徴
  • 低解約返戻金型終身保険の特徴
  • 低解約返戻金型終身保険が学資保険の代わりになる理由

学資保険の特徴

学資保険とは、主に子供の大学進学を想定して、17歳または18歳までに保険料を積み立て、大学進学時に学資金として給付される保険商品です。

学資保険は貯蓄型保険

学資保険も貯蓄型保険であり、保険満期がはっきりと決まっている商品です。

保険料払込期間や払込方法・受取方法によっては、受取率109%程度と高い受取率に達する商品もあります。

なお受取率は返戻率とも呼ばれ、保険料払込総額と比較してお金が戻ってくる割合を指します。

保険料払込総額が戻る割合を100%とする場合、100%を超えた部分が契約者側の利益となるわけです。

学資金受け取り方法もいろいろ

受け取り方法は商品ごとに異なり、積み立てた学資金を分割で受け取る方法である「学資年金」と、一括で受け取る方法の「満期学資金」の大きく2種類に分けられます。

また、大学進学時だけではなく、小学校・中学校・高校の進学時に「祝金」として積み立てたいお金が返還される商品も販売されています

低解約返戻金型終身保険の特徴

低解約返戻金型終身保険とは、死亡保険の終身タイプ(一生涯保障が受けられる)に該当する商品です。

一般的な終身保険と同様に解約すれば「解約返戻金」が受け取れます。

低解約返戻金型終身保険では、保険料払込期間中に解約してしまうと、わずかな解約返戻金しかもらえません。(多くて保険料払込総額の7割程度)

しかし、保険料払込期間終了後は解約返戻率が急上昇します。

このタイミングを見計らい解約すれば多額の解約返戻金が一度に受け取れます。

保険料払込期間終了後の据置期間によっては、解約返戻率が120%に上る場合もあります。

低解約返戻金型終身保険が学資保険の代わりになる理由

低解約返戻金型終身保険には、保険料払込期間終了後に解約返戻率が急上昇すると言う特徴があります

その特徴を利用して、子供の誕生前または誕生後に保険へ加入し、だいたい子供が10歳または15歳になるまで保険料を払い終えます。

そうすると、3年~8年程度据え置くことが出来て、解約返戻率はドンドン上がっていきます。

充分UPした時期を見計らい解約すれば、お得に解約返戻金が受け取れて子供の大学進学費用・学習費用へ充てられるわけです。

低解約返戻金型終身保険では年払済(10年・15年等で払い終える方法)、歳払済(50歳・55歳等で払い終える方法)があります。

この様な「短期払」と呼ばれる払込期間を選べば、資産を充分に運用した後に解約して、まとまった教育資金として活用できるのです。

MEMO

学資保険は子供の教育費を準備するための積立型の保険となり、終身保険の中でも低解約返戻金型終身保険は保険料払込終了後に解約返戻金が急上昇する仕組みの保険となっている。

低解約返戻金型終身保険の解約返戻金が増えるタイミングと、子供の大学入学のタイミングを合せることで、低解約返戻金型終身保険が学資保険代わりになるのです。

学資保険と低解約返戻金型終身保険の返戻率を比較

学資保険と低解約返戻金型終身保険の返戻率を比較

学資保険と低解約返戻金型終身保険、いずれも教育費の備えとして頼もしい商品のようです。
それぞれ返戻率はどれ位なのでしょうか。返戻率を比較してみたいです。

こちらでは具体的な保険商品をあげ、返戻率を比較してみます。

契約条件
  • 契約内容:受取総額300万円の場合(ライズのみ解約払戻金237万円~)
  • 契約者:35歳父親
  • 被保険者:0歳男児
  • 保険料払込方法:月払
比較 運用期間 払込保険料総額 受取率(返戻率)
学資保険

日本生命

「ニッセイ学」資

こども祝金なし型

10年 2,804,400円 106.9%
学資保険

明治安田生命

「つみたて学資」

10年 2,841,720円 105.5%
学資保険

ソニー生命

「学資保険スクエア」

III型

10年 2,846,160円 105.4%
低解約返戻金型終身保険

オリックス生命

「終身保険RISE(ライズ)」

10年 2,433,600円 97.4%~110%?

学資保険の3商品は同じ条件で105%~106%、低解約返戻金型終身保険のRISE(ライズ)は、据置期間によって返戻率がかなり変わってきます

もちろん、学資保険も低解約返戻金型終身保険も、保険料の払込期間や払込回数(月払か年払いか等)、契約年齢等で受取率(返戻率)は大きく変化します。

この各商品の受取率(返戻率)に関しては後述します。

MEMO

学資保険は概ね105%~106%となり、低解約返戻金型終身保険であるオリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」は保険料払込期間終了直後で97.4%となるが据え置けば置くほど、解約返戻金は増えていく。

学資保険のメリット・デメリット

学資保険のメリット・デメリット

学資保険で子供の教育費用に備えることをまず検討したいです。
学資保険を利用するメリットと確認しておくべき点について教えて下さい。

こちらでは、学資保険のメリットとデメリットを解説します。

学資保険のメリット

学資保険のメリットは、子供の教育資金が目的の積立あることが明確化できる点です。

預金が苦手な人におすすめ

学資保険に加入すれば面倒な解約手続きを行わない限り、契約を辞めることはできません。

そのため、子供の教育資金のためと普通預金に貯蓄していても、ついつい生活費に流用してしまうような事態を避けることができます

保険料払込免除措置とは?

また、学資保険のほとんどすべての商品には「保険料払込免除措置」が付帯されている点もメリットです。

保険料払込免除措置が自動付帯されているか、特約で追加するか商品ごとに扱いが変わります。

しかし、契約者が死亡または高度障害状態になった場合、以後の保険料が免除される内容は各商品とも変わりません。

これは、契約者に万一の事態が起きたことで、子供の進学の道が閉ざされることを避ける配慮です。

もちろん、保険料が免除されても契約通りに学資金が受け取れます

MEMO

学資保険なら、解約手続きをしない限り強制的に積み立てが出来る事から、貯金が苦手な方には最適と言える。

また、契約者にもしもの事が起こっても、教育費を確保できるメリットがある。

学資保険のデメリット

学資保険は主に大学進学費用へ備えるための保険商品なので、やや柔軟性に欠ける点がデメリットです。

誰でも大学一発合格とは限らない

例えば、子供が受験勉強の努力も空しく浪人生となった場合でも、子供が契約設定時の年齢に達すれば学資金は受け取れます

学資保険の中には数年据え置ける商品もありますが、基本的に契約設定時の年齢で学資金を受けとります

もちろん、その受け取ったお金を予備校の受講料へ利用して、再起を図っても構いません。

子供が就職してしまうことも

ただし、子供に進学意思がなく、高校卒業後に就職をした場合、進学費用としての目的が果たせなくなります。

その場合は、就職祝として子供に渡したり一旦学資金を親が受け取り子供の結婚祝い等に備えたりすることも検討してみましょう。

また、学資保険は契約年齢の上限が厳しく、保険商品の中には子供が0歳で加入しないと契約を認められないプランもあります

学資保険に加入するなら、子供が出生する前後に申込をした方が無難です。

注意

子供の大学入学資金を準備するのに活用されるケースが多い事から、大学に進学しなかったときでも学資金が支払われるため、大学の入学金への使用以外の用途も考えておく必要がある。

低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリット

低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリット

低解約返戻金型終身保険は解約するタイミングで返戻率が変わるようですね。
低解約返戻金型終身保険を利用するメリットと確認しておくべき点について教えて下さい。

こちらでは、低解約返戻金型終身保険のメリットとデメリットを解説します。

低解約返戻金型終身保険のメリット

低解約返戻金型終身保険で運用した方が柔軟性は高くなります

なぜなら、そもそも低解約返戻金型終身保険は死亡保険であり、被保険者の死亡・高度障害保障のための商品です。

教育費を踏まえた柔軟な備えとして利用

つまり、子供の教育費の備える役割は、低解約返戻金型終身保険の有する使い道の一つにすぎません

子供が大学進学せず就職して独立した場合には無理に解約せず、ご自身の万一の事態に遺族へ下りる保険金として、または、ご自身の老後資金として利用すれば良いのです。

況に応じて柔軟な対応ができる点は、低解約返戻金型終身保険の強みと言えます。

子供の年齢の影響もない

その他、子供の年齢上限は全く問題ない点がメリットです。

あくまで問題となるのは契約者の年齢であり、子供が何歳であっても加入可能です。

そのため、子供が学資保険の年齢上限を超え、どこにも加入できないと感じたら、低解約返戻金型終身保険への加入を検討してみましょう。

MEMO

低解約返戻金型終身保険は、あくまでも死亡保険であるため、死亡保障や老後資金などの基本的な活用方法も出来る。

低解約返戻金型終身保険のデメリット

中途解約して、その全額を教育資金に活用すれば、被保険者の死亡・高度障害状態の保障が得られなくなる点に要注意です。

保険商品の中には保険契約の一部を解約し、その分だけ解約返戻金が得られる商品もあります。

このような対応が出来るのなら、ご自身の万一のための保障も何割か残すことができます。

ご自身が加入中の低解約返戻金型終身保険で、一部解約が出来るかどうか保険担当者に相談してみましょう。

注意

低解約返戻金型終身保険を解約すると、解約返戻金を手にすることは出来るが死亡保障が無くなってしまうため、死亡保障として加入するのか学資保険代わりに加入するのか、目的をハッキリさせておかなければならない。

おすすめの学資保険3選

おすすめの学資保険3選

学資金を積み立てるなら、やはり受取率の高い方が助かります。
受取率の高いおすすめ学資保険を是非教えて下さい。

こちらでは、おすすめ学資保険を3商品紹介します。

おすすめの学資保険
  • 日本生命「ニッセイ学資」
  • 明治安田生命「つみたて学資」
  • ソニー生命「学資金準備スクエア」

日本生命「ニッセイ学資」

学資保険 終身保険 日本生命「ニッセイ学資」

出典:https://www.nissay.co.jp/kojin/gakushi/

日本生命の「ニッセイ学資」は、こども祝金あり型・なし型が選べる学資保険です。

積み立てた保険料は学資年金として分割で受け取ります。

小学校・中学校・高校の進学時も教材費等が掛かります。

祝金あり型を選べば、その祝金で教材費等を賄うことができます

「ニッセイ学資」の契約内容

契約できる年齢は、こども祝金あり型・なし型保険料払込期間で、年齢上限が違ってきます。

なお、こども祝金あり型・なし型も、子供の出生予定日の140日前から申込できます

[1]こども祝金あり

子供の年齢上限が2歳までなので、早めの申込が望まれます。

性別/年齢 被保険者(子)0~2歳
男性 18~39歳
女性 16~39歳

[2]こども祝金なし

子供は6歳まで、契約者は67歳までと年齢上限がある程度高めに設定されています。

契約者の年齢条件は以下のようになります。

(1)保険料払込期間:学資年金開始年齢まで

性別/年齢 被保険者(子)0~2歳 被保険者(子)3~6歳
男性 18~45歳 18~40歳
女性 16~45歳 16~40歳

 

(2)保険料払込期間:10年

性別/年齢 被保険者(子)0~2歳 被保険者(子)3~6歳
男性 18~45歳 18~44歳
女性 16~45歳 16~44歳

 

(3)保険料払込期間:5年

性別/年齢 被保険者(子)0~2歳 被保険者(子)3~6歳
男性 18~67歳 18~60歳
女性 16~67歳 16~60歳

学資年金等の受取方法

学資金受取スケジュールは、こども祝金あり型・なし型で次のようになります。

契約例

契約年齢:被保険者0歳

被保険者(子)の年齢 こども祝金あり型 こども祝金なし型
満5歳10ヵ月 1回目こども祝金
満11歳10ヵ月 2回目こども祝金
満14歳10ヵ月 3回目こども祝金
18歳 1回目学資年金 1回目学資年金
19歳 2回目学資年金 2回目学資年金
20歳 3回目学資年金 3回目学資年金
21歳 4回目学資年金 4回目学資年金
22歳 5回目学資年金 5回目学資年金

「ニッセイ学資」の返戻率

具体的な事例を挙げて、こども祝金あり型・なし型の学資金総額と返戻率(受取率)をシミュレーションします。

契約条件
  • 保険契約者(親):35歳男性
  • 被保険者(子):0歳
  • 基準保険金額:100万円
  • 学資年金開始年齢:18歳

(1)保険料払込期間:学資年金開始年齢まで

受取総額・払込方法 こども祝金あり型 こども祝金なし型
受取総額 3,600,000円 3,000,000円
月払 月払保険料:17,370円

(総額:3,543,480円)

→返戻率:約101.5%

月払保険料:14,250円

(総額:2,907,000円)

→返戻率:約103.1%

年払 年払保険料:207,610円

(総額:3,529,370円)

→返戻率:約102.0%

年払保険料:170,320円

(総額:2,895,440円)

→返戻率:約103.6%

 

(2)保険料払込期間:10年

受取総額・払込方法 こども祝金なし型
受取総額 3,000,000円
月払 月払保険料:23,370円

(総額:2,804,400円)

→返戻率:約106.9%

年払 年払保険料:279,340円

(総額:2,793,400円)

→返戻率:約107.3%

 

(3)保険料払込期間:5年

受取総額・払込方法 こども祝金なし型
受取総額 3,000,000円
月払 月払保険料:46,090円

(総額:2,765,400円)

→返戻率:約108.4%

年払 年払保険料:550,930円

(総額:2,754,650円)

→返戻率:約108.9%

こども祝金なし型の場合、109%近い返戻率となるケースがあります。

大学の進学費用・4年間の学習費に備えたいご家庭の場合、こども祝金なし型を選んだ方が効率的に運用できます

明治安田生命「つみたて学資」

学資保険 終身保険 明治安田生命「つみたて学資」

出典:https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/list/tumitategakushi/index.html

明治安田生命の「つみたて学資」は、仕組みがシンプルな学資保険です。

払込方法によって、非常に高い受取率が期待できます

積み立てたお金は、基本的に教育資金として分割で給付されます。

「つみたて学資」の契約内容

契約年齢範囲は次の通りです。

子供の出生予定日の140日前から申込が可能です。

契約者等 契約年齢
保険契約者(親) 満18歳~満45歳
被保険者(子) 0歳~満6歳

教育資金等の受取方法

原則として、分割して受け取る方法の1種類だけです。

契約例

被保険者0歳時に契約、保険料払込期間15歳まで

被保険者(子)の年齢 教育資金・満期保険金
18歳 1回目教育資金
19歳 2回目教育資金
20歳 3回目教育資金
21歳 満期保険金

「つみたて学資」の受取率

具体的な事例を挙げて、受取総額200万円と300万円の受取率をシミュレーションします。

「つみたて学資」の場合、教育資金(基準保険金額)70万円以上で、高額割引が適用され受取率は上がります

契約条件
  • 保険契約者(親):35歳
  • 被保険者(子):0歳
保険料払込期間 受取総額200万円

(基準保険金額50万円)

受取総額300万円

(基準保険金額75万円)

15歳まで 月額10,850円

(総額:1,953,000円)

→受取率:102.4%

月額16,050円

(総額:2,889,000円)

→受取率:103.8%

10歳まで 月額15,937円

(総額:1,912,440円)

→受取率:104.5%

月額23,681円

(総額:2,841,720円)

→受取率:105.5%

一括 総額1,855,627円

→受取率:107.7%

総額2,756,518円

→受取率:108.8%

一括払込は「全期前納」と呼ばれる払込方法で、保険料総額を一気に保険会社側に託します。

受取率109%近くまで上昇し、後は払い込む必要も無く、保険会社側が運用してくれるので楽です。

ただし、数百万円にも上るお金をまとめて払い込む以上、家計の大きな負担とならないかよく検討してから、一括払込をするか否かを判断しましょう

ソニー生命「学資金準備スクエア」

学資保険 終身保険 ソニー生命「学資金準備スクエア」

出典:https://www.sonylife.co.jp/gakushi/

ソニー生命の「学資金準備スクエア」は、学資金の受取方法が多様に選べる学資保険です。

次の3種類があります。

学資金準備スクエアの受け取り方法
  • I型:中学校・高校・大学入学前に学資金を受け取るタイプ
  • II型:進学資金として一括で受け取るタイプ
  • III型:大学等の進学~卒業まで分割して受け取るタイプ

「学資金準備スクエア」の契約内容

契約する事が出来る年齢上限は細かく分かれています。

子供が0歳の段階ですぐ契約する必要があるケースもあります

原則、出生予定日の140日前III型は91日前から申込が可能です。

契約者は男性18歳・女性16歳以上から例外なく契約範囲です。

契約例

子供が22歳で満期になる契約をした場合

(1)I型

性別/年齢 子0歳 子1歳
男性 10歳まで払込:51歳

15歳まで払込:36歳

10歳まで払込:40歳
女性 10歳まで払込:61歳

15歳まで払込:42歳

10歳まで払込:46歳

 

(2)II型

性別/年齢 子0歳 子1歳 子2歳
男性 10歳まで払込:60歳

15歳まで払込:50歳

17歳まで払込:46歳

18歳まで払込:43歳

22歳まで払込:36歳

10歳まで払込:57歳

15歳まで払込:44歳

17歳まで払込:39歳

18歳まで払込:36歳

10歳まで払込:50歳
女性 10歳まで払込:68歳

15歳まで払込:59歳

17歳まで払込:55歳

18歳まで払込:52歳

22歳まで払込:43歳

10歳まで払込:66歳

15歳まで払込:53歳

17歳まで払込:46歳

18歳まで払込:42歳

10歳まで払込:60歳

 

(3)III型

性別/年齢 子0歳 子1歳 子2歳 子3歳
男性 10歳まで払込:61歳

15歳まで払込:51歳

17歳まで払込:47歳

18歳まで払込:45歳

10歳まで払込:58歳

15歳まで払込:46歳

17歳まで払込:42歳

18歳まで払込:39歳

10歳まで払込:53歳

15歳まで払込:37歳

10歳まで払込:38歳
女性 10歳まで払込:69歳

15歳まで払込:60歳

17歳まで払込:57歳

18歳まで払込:55歳

10歳まで払込:67歳

15歳まで払込:56歳

17歳まで払込:50歳

18歳まで払込:46歳

10歳まで払込:63歳

15歳まで払込:43歳

10歳まで払込:44歳

学資金の受取方法

受取年齢は、種類ごとで次のようになります。

契約例

契約年齢:被保険者0歳

被保険者(子)の年齢 I型 II型 III型
11歳 1回目進学学資金
14歳 2回目進学学資金
17歳 満期学資金 満期学資金 1回目進学学資金
18歳 2回目進学学資金
19歳 3回目進学学資金
20歳 4回目進学学資金
22歳 満期学資金

「学資金準備スクエア」返戻率

具体的な事例を挙げて、返戻率(受取率)等を見てみましょう。

契約条件
  • 保険契約者(親):35歳
  • 被保険者(子):0歳
I型の契約内容
  • 基準学資金額180万円
  • 保険期間17
  • 保険料払込期間:10歳まで
受取総額・払込方法 I型
受取総額 2,880,000円
月払 月払保険料:23,976円

(総額:2,877,120円)

→返戻率:約100.1%

II型の契約内容
  • 基準学資金額300万円
  • 保険期間17
  • 保険料払込期間:10歳まで
受取総額・払込方法 II型
受取総額 3,000,000円
月払 月払保険料:24,360円

(総額:2,923,200円)

→返戻率:約102.6%

III型の契約内容
  • 基準学資金額60万円
  • 保険期間22
  • 保険料払込期間:10歳まで
受取総額・払込方法 III型
受取総額 3,000,000円
月払 月払保険料:23,718円

(総額:2,846,160円)

→返戻率:約105.4%

大学の学習費は進学の際に最も掛かります。

例のII型の返戻率は102%程度ですが、一度にまとまったお金が受け取れますので、多額の負担となる進学費用を賄いたい場合、こちらを選ぶことも良い方法です。

学資保険の代わりに使える終身保険

学資保険の代わりに使える終身保険

紹介された学資保険の受取率、なかなか高い商品が多いですね。
終身保険で学資保険の代わりとなる保険商品があれば教えてください。

こちらでは、オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」を紹介しましょう。

オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」

学資保険 終身保険 オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」

出典:https://www.orixlife.co.jp/life/rise/

オリックス生命が提供する低解約払戻型(低解約返戻金型)の終身保険です。

保険料の払込期間をうまく調整し、子供が大学進学の年齢の少し前(15歳~16歳ぐらいがおすすめ)に払込終了する方法をとれば、高い解約払戻金を受け取ることが期待できます。

「終身保険RISE(ライズ)」の保障内容

死亡・高度障害状態となった場合に次の保険金が下ります。

200万円~5,000万円まで100万円単位で設定可能です。

保障内容
  • 死亡保険金:被保険者が死亡した場合、死亡保険金が受取人に下りる
  • 高度障害保険金:被保険者が高度障害状態となった場合、基本的に本人へ保険金が下りる

「終身保険RISE(ライズ)」の契約内容

契約内容は次の通りです。

契約内容
  • 契約可能年齢:15歳~75歳
  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:年払済(10年・15年・20年)・歳払済(50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳)・終身払
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払

「終身保険RISE(ライズ)」の払戻率(返戻率)

こちらでは事例を挙げて、払込保険料累計額、解約払戻金(解約返戻金)額、払戻率(返戻率)をシミュレーションします。

年払済で契約する場合の例
  • 契約者(被保険者):35歳男性
  • 保険期間:終身
  • 保険金額:300万円
保険料払込期間 月払 年払
10年払済 月額20,280円

(総額:2,433,600円)

解約払戻金:2,370,960円

→払戻率:97.4%~

年額237,336円

(総額:2,373,360円)

解約払戻金:2,357,070円

→払戻率:99.3%~

15年払済 月額13,515円

(総額:2,432,700円)

解約払戻金:2,440,860円

→払戻率:100.3%~

年額158,130円

(総額:2,371,950円)

解約払戻金:2,426,880円

→払戻率:102.3%~

20年払済 月額10,146円

(総額:2,435,040円)

解約払戻金:2,511,030円

→払戻率:103.1%~

年額118,668円

(総額:2,373,360円)

解約払戻金:2,496,960円

→払戻率:105.2%~

年払済ならば、子供の年齢に合わせて保険料払込期間を設定しやすいです。

払込終了後、10年払済のように元本割れを起こしている場合はありますが、すぐに解約せず据え置いたままにしましょう。

その上で、子供が大学進学時に解約すれば、解約払戻率もかなりUPします

注意

保険料払込終了直後は元本割れを起こしているか、返戻率が思っているよりも低くなりますが、据え置くことで返戻金は増え続けていきます。

そのため、出来れば保険料払込期間は短く設定しておくのをおすすめします。

学資保険の代わりに終身保険を活用する際の注意点

学資保険の代わりに終身保険を活用する際の注意点

学資保険代わりに終身保険を利用するのも一つの方法ですね。
それでは、終身保険を利用する場合に気を付けるべき点について教えて下さい。

こちらでは、終身保険を活用する際の注意点を2つ紹介します。。

外貨建てや変額タイプの終身保険の活用は慎重に

低解約返戻金型をはじめとした終身保険は、そのほとんどが円建て定額タイプの商品です。

こちらの特徴は、日本円で国債等を運用して、返戻率等を増やしていく仕組みなので堅実な積立が期待できます。

堅実路線なら円建て・定額タイプ

為替リスクや海外市場の混乱の影響もほとんど無く、契約時に将来の解約返戻率は定められているため安心して運用が行えるのです。

しかし、解約返戻率は高くなってもせいぜい110%か120%です。

それでも将来の教育費に堅実な備えを期待するなら、こちらのタイプの商品が最適です。

外貨建てや変額タイプはハイリターン!

一方で終身保険には、ハイリターンなタイプも販売されています。

それが「外貨建て終身保険」「変額終身保険」です。

外貨建ての場合は、アメリカ・ドル、オーストラリア・ドルが主に契約通貨として運用されます。

変額型ならば、日本国内または海外の企業等の株・債券の運用(いわゆる投資信託)で、大きなリターンを狙います。

これらのタイプは「外貨建て変額終身保険」と合わさった商品も多く、高い返戻率が期待できると言われています。

運用実績が良ければ返戻率150%、中には200%を超えるケースも期待できます

為替リスクや海外市場の大混乱で大損失も

ただし、外貨建てならば円やドルと交換する際に手数料が掛かります。

更にお金を受け取る際、急激な円高が発生すれば、たとえ運用実績が良くても為替変動で大損失を被る場合はあります。

一方、変額型は投資信託で運用するので、海外市場・国内市場が不景気はもちろん、予想外の事態である戦争やクーデター、新型コロナ感染症のようなパンデミックによる大パニックの影響を受けやすくなります。

子供のための教育費を積み立てるために、これほどのリスクを冒してまで、ハイリターンにこだわるべきか、よく検討してから加入を決めましょう

注意

堅実に積み立てるなら円建て・定額の保険を選ぶのが無難であり、外貨建てや変額保険は大きく資産が増える可能性もあるが大きな損失が出る場合もある。

学資金の準備として、どちらが良いのかはしっかりと考える必要がある。

円建てや定額タイプでもここに注意!

円建て・定額タイプの終身保険は堅実に運用する場合、リスクが少なく安心できる保険商品です。

しかし、急激なインフレーションに弱い点は把握しておきましょう。

堅実ではあるが弱みも

これは学資保険にも言えることですが、円建て・定額タイプの保険商品は、将来の返戻金(受取金)額が決まっている商品です。

ということは、急激なインフレーションが国内で起きても金額が変わらないことになります。

当然インフレーションが起きれば物価は高騰し、大学の授業料等もあがってしまいます。

解約返戻金または学資金を受け取る時点で、このような事態が起きた場合、お金を受けとっても全然足らないというリスクはゼロと言いきれません

高度経済成長にはなり難いけれど

もちろん、近い未来に日本が再び「高度経済成長期」となり、物価の急激な上昇がある確率は極めて低いです。

しかし、10年・15年後がどのような経済状態となっているか、誰も予測はできません

注意

円建て・定額の学資保険でも、保険期間が長いためインフレに関するリスクがある事だけは理解しておかなければいけない。

学資保険と終身保険まとめ

学資保険と終身保険まとめ

学資保険も終身保険も一長一短は必ずあります。

どんな保険商品が子供の教育費の備えとして適切か、受取率(返戻率)だけではなく、ご家庭の事情等も加味して慎重に判断しましょう。

学資保険も商品によって返戻率が異なり、商品によっては元本割れを起こしている保険もありますので、加入前にはしっかりと確認するようにしましょう。

また、低解約返戻金型終身保険を学資保険代わりに活用するのも良いですが、マイナス金利の導入後は、保険料が値上がりしているので返戻率も低くなっていることや、そもそも短期払いを設定している保険商品自体が少なくなっています

学資保険と低解約返戻金型終身保険の返戻率や解約返戻金の金額など、様々な事をしっかりと比較して、自身に合った方法を見つけるようにしましょう。