県民共済は掛金がリーズナブルでサポートが手厚いと言われている事から、県民共済の商品への加入を検討してる方々も多いことでしょう。
しかし、県民共済にもデメリットはいくつか存在します。
この記事では、県民共済のデメリット、県民共済の種類、県民共済と他の保険共済との違い、加入の際の注意点等を解説します。
県民共済が気になっている方はメリットばかりではなく、デメリットもしっかりと把握した上で、加入するかどうか慎重に判断しましょう。

- 県民共済はカスタマイズ性の低さや保障額の低さがデメリットのひとつとなっている
- 他の共済の商品では保険会社の商品と遜色のない商品がある
- 生命共済では貯蓄性のある商品は販売されていない
- 生命共済は掛け金が安いため他の保険商品などと併用するのも良い使い方と言える
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目次
県民共済のデメリット5選
こちらでは、県民共済の5つのデメリットについて解説しましょう。
- 保障内容を自由にカスタマイズできない
- 保障額が足りない場合も
- 年齢が高くなると保障額は低下する
- 県民共済に加入できない県も
- 共済が破綻すると掛金も保障も戻らないおそれ
保障内容を自由にカスタマイズできない
県民共済の「生命共済」等では、入院や通院、先進医療、死亡・重度障害等が網羅的に保障されています。
あまり医療保障に関する知識が無く、オーソドックスなサポートを受けたい人には無難な内容といえます。
しかし、生命保険会社の医療保険やがん保険の中には、基本保障は入院給付金だけ、または診断一時金だけが設定され、後はご自身の希望に合わせ様々な保障をカスタマイズするという商品もあります。
県民共済では、特約が4種類程度用意され任意で追加は可能です。
しかし、生命保険会社の保険商品ほど、自由に保障を組み合わせることができる仕組みとは言えません。
保障額が足りない場合も
生命共済は加入者の万一をサポートする商品ですが、死亡保障に関して交通事故が原因の場合は最高2,000万円、不慮の事故(交通事故をのぞく)が原因の場合は最高1,600万円、病気の場合は最高800万円が限度となります。(総合保障4型)
一方、生命保険会社の死亡保険では、5,000万円~1億円までと巨額の保険金を設定できる商品が多いです。
死亡保障を設定する意味は、葬儀費用の他、残された家族の生活保障を支えることにあります。
共済の保障では2,000万円(交通事故死亡時)が最高なので、死亡保険(保険金額5,000万円~1億円)と比較すると保障金額は少ない印象を受けます。
年齢が高くなると保障額は低下する
生命保険会社の医療保険等では、たとえ契約者(被保険者)の年齢が高くなっても保障内容は変化しません。
しかし、生命共済では一定の年齢(60歳~65歳)になると保障内容が縮減されます。
掛金は変化しませんが、保障金額は最大60%減少してしまいます。
保障金額が低下する例をあげましょう。(入院保障2型)
保障 | 18歳〜60歳 | 60歳〜65歳 |
---|---|---|
入院 | 1日当たり10,000円 | 1日当たり7,500円(2,500円減) |
通院 | 1日当たり1,500円 | 1日当たり1,500円 |
手術 | 2.5・5・10万円 | 1・2・4万円(1.5万円~6万円減) |
先進医療 | 1万円~150万円 | 1万円~75万円(最大75万円減) |
死亡・重度障害 | 10万円 | 5万円(5万円減) |
保障金額の低下は加入者が高齢になり、保障請求の割合が高くなるための措置とも言えます。
県民共済に加入できない県も
保険会社の保険商品は日本全国どこでも契約が可能です。
しかし、県民共済は現時点で鳥取県、沖縄県の2県がいまだ事業を行っていません。(2022年現在)
2007年11月時点で39都道府県、2019年には43都道府県、そして2022年現在は45都道府県と着実に拡大しています。
いずれ47都道府県すべてで事業を行うことが期待できます。
共済の場合、他の都道府県に引っ越した場合は移管手続きが必要で、インターネットから加入者用マイページでの手続も可能です。
ただし、鳥取県、沖縄県へ引っ越す場合、加入している共済がどうなるかは、共済組合へ事前に問い合わせて確認してみましょう。
共済が破綻すると掛金も保障も戻らないおそれ
都道府県民共済グループは健全な運営を行っていますが、絶対に共済グループが破綻しないとは言い切れません。
生命保険会社では、日本国内で保険運用をしている会社の場合、必ず「生命保険契約者保護機構」へ加入しなければいけません。
この機構は、万一生命保険会社が破綻したならば、契約者の保険契約を継続させ、契約した保障金額等の保護を図る目的で設立されました。
そのため、生命保険会社の保険商品の場合、払い込んだ保険料が戻らず保障すら受けられないという事態は避けることができます。
しかし、都道府県民共済グループにはこのような救済措置がありません。
万一の時の救済がどうなるかは残念ながら不透明です。
都道府県民共済は、掛け金は安いが保障のカスタマイズ性や最高保障額が低く、高齢になると保障内容が削減され、事業を行っていない地域もあり、万が一破綻をした場合のセーフティネットもない。
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県民共済の種類
こちらでは、県民共済が提供する「生命共済」「火災共済」「傷害保障型共済」について解説します。
- 生命共済
- 火災共済
- 傷害保障型共済
生命共済
万一の入院・死亡の際、保障が受けられる商品です。
生命共済は大きく次の3つに分かれています。
- 0歳~満17歳:こども1型・2型
- 満18歳〜満64歳:総合保障1型・2型・4型、入院保障2型
- 満65歳〜満69歳:熟年2型・4型、熟年入院2型
各年齢によって選べる商品は異なります。
掛金はずっと一定ですが、60歳以上になると保障額が低下します。
基本保障は医療保障・死亡保障がバランスよく揃っています。
総合保障、入院保障は次のようにセット加入できます。
(総合保障1型+入院保障2型):月掛金3,000円
保障 | 内容 |
---|---|
入院 |
事故(1日目から184日目まで):1日当たり12,500円 ※60歳〜65歳:1日当たり10,000円 病気(1日目から124日目まで):1日当たり12,250円 ※60歳〜65歳:1日当たり9,750円 |
通院 |
事故(14日以上90日まで):1日当たり2,250円 ※60歳〜65歳:保障金額変わらず |
手術 |
2.5万円・5万円・10万円 ※60歳〜65歳:1万円・2万円・4万円 |
先進医療 |
1万円〜150万円 ※60歳〜65歳:1万円〜75万円 |
後遺障害 |
交通事故:1級330万円〜13級13.2万円 不慮の事故:1級200万円〜13級8万円 ※60歳〜65歳:保障金額変わらず |
死亡・重度障害 |
交通事故:510万円 ※60歳〜65歳:505万円 不慮の事故:410万円 ※60歳〜65歳:405万円 病気:210万円 ※60歳〜65歳:205万円 |
基本保障に次の4種類の医療保障を付加できます。(生命共済の特約コース)
- 医療特約(月々+1,000円):ケガ・病気の入院に入院一時金、退院後の在宅療養も保障
- 新がん特約(月々+1,000円~):入院時の支払い日数限度無し、がん通院治療も保障
- 新三大疾病特約(月々+1,200円~):がん・心筋梗塞・脳卒中の治療を手厚く保障
- 長期医療特約(月々+500円~):重度障害や長期入院を保障
火災共済
「新型火災共済」と呼ばれています。
火災はもちろん、地震や風水雪害等の被害を保障します。
保障内容は次の通りです。
- 火災等共済金:火災・落雷・水もれ等の被害に受け取れる
- 見舞共済金等:床上浸水・風水害で損害(10万円超)を被った場合、最高600万円まで保障
- 地震等基本共済金:地震・洪水等による加入住宅の半焼・半壊以上の損害を被った場合、最高300万円まで保障、死亡・重度障害には1人100万円(合計500万円まで)を保障
火災・落雷・水もれ等の被害に備える場合、基本的に住宅・家財と分けて保障額と掛金を選択します。
住宅の場合
住宅の坪数(1坪=3.3m2)に対応する保障額は次の通りです。
住宅 | 内容 |
---|---|
総坪数 | 1坪~58坪以上 |
保障額 | 70万円~4,000万円まで |
掛金 | ①木造等の場合
月払:49円~2,800円 年払:560円~32,000円 ②鉄筋コンクリート造の場合 月払:30円~1,680円 年払:336円~19,200円 |
家財の場合
家族人数に対応する保障金額・掛金は次の通りです。
家財 | 内容 |
---|---|
家族人数 | 1人~5人以上 |
保障額 | 400万円~2,000万円まで |
掛金 | ①木造等の場合
月払:280円~1,400円 年払:3,200円~16,000円 ②鉄筋コンクリート造の場合 月払:168円~840円 年払:1,920円~9,600円 |
傷害保障型共済
交通事故・不慮の事故に特化した商品です。
加入可能年齢は満18歳〜満69歳までとなっており、保障期間は18歳〜85歳まで継続されます。
健康告知が不要で、持病のある方でも加入できます。
月掛金1,000円タイプの1種類だけです。
保障 | 内容 |
---|---|
入院 | 1日目から184日目まで:1日当たり10,000円
※65歳〜85歳:1日当たり5,000円 |
手術 | 5万円・10万円・20万円
※65歳〜85歳:1万円・2万円・4万円 |
死亡・重度障害 | 1,000万円
※65歳〜85歳:250万円 |
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県民共済の特徴とメリット
こちらでは、県民共済の特徴とメリットを解説します。
基本保障は一通り揃っている
前述した通り、生命共済の場合は入院・通院・手術・先進医療、死亡・重度障害の保障まで基本設定で揃っています。
そのため、下記の様な方には最適と言えます。
- 保障を備えた方が良いのはわかるものの、どんな保障を選べばよいか、いまいちわからない
- 現時点で自分が心配する病気はないけれど、不運な事故・ケガが気になるので一通りいろいろな保障を揃えておきたい
また、入院保障は100日以上と長めに設定されているので、再入院の必要な場合でも保障が十分に受けられ安心です。
掛金は何歳で加入しても一定
生命共済の場合、タイプによって月掛金の負担は変わりますが、加入年齢や性別で掛金が異なることはありません。
そのため、若い方々も中高年もご年配の方も掛金は同額です。
なかなか死亡・医療保障へ入る機会がなく、年齢が高くなってから加入したい人でも、リーズナブルな負担で万一に備えることができます。
ただし、特約と組み合わせて加入する場合は、保障を厚くした分、掛金の負担も大きくなります。
オーソドックスな保障が揃っているため、保険に詳しくは無いけれど、全般的なリスクに備えたいという方に向いていると言える。
また、年齢で掛け金が変わらないので、高齢になっていても加入しやすい。
県民共済と民間保険の違い
こちらでは、生命保険会社・損害保険会社と県民共済の違いを解説します。
県民共済と生命保険会社
いずれも死亡保障・医療保障に関する商品を販売しています。
表で特徴の違いを比較してみましょう。
比較 | 生命共済 | 生命保険 |
---|---|---|
提供 | 都道府県共済 | 生命保険会社 |
保障の種類 | 死亡保障・医療保障 | 死亡・医療保障の他、
・私的年金 ・就業不能、収入保障 ・教育資金 ・介護保障 等と多彩な商品 |
保障期間 | 定期のみ | 定期・終身 |
料金負担 | 掛金一定 | 性別・年齢・払込期間等で変化 |
生命保険会社の生命保険の方が、よりバラエティーに富んだ商品が販売されています。
保障の種類
生命共済は、死亡保障・医療保障を扱っていますが、生命保険では更に、介護・就業不能、収入保障・私的年金など様々商品が扱われています。
特に生命共済は掛け捨て型(掛金が返還されないタイプ)の商品なので、生命保険会社の貯蓄型(終身保険・個人年金保険・学資保険・養老保険等)の商品に加入すれば、保障だけではなく利益も期待でき生活資金等を賄うことが可能です。
保障期間
生命共済は定期のみを取り扱っています。
85歳になると保障期間は終了します。
しかし、生命保険は定期のみならず、一生涯の保障が受けられる終身タイプも販売されています。
料金負担
生命共済はタイプ別に掛金が一定で、性別・年齢に関係なく同額負担となるので、非常にわかりやすい料金設定です。
しかし、生命保険は性別・加入年齢・保険料払込期間等で大幅に保険料は変化します。
見積りをしたら、かなり予算オーバーになったというケースも想定されます。
生命共済は基本的に死亡保障・医療保障の定期タイプのみとなるが、生命保険会社では死亡保障や医療保障だけではなく、多様な保険商品の販売と終身タイプも販売されている。
また、共済は掛け金が性別・年齢によって変わらないが、生命保険は性別・年齢によって変わる。
県民共済と損害保険会社
いずれも建物や家財に関する商品を販売しています。
表で特徴の違いを比較してみましょう。
比較 | 火災共済 | 火災保険 |
---|---|---|
提供 | 都道府県共済 | 損害保険会社 |
補償金額 | 住宅:4,000万円まで
家財:2,000万円まで |
保険対象(建物・家財)の評価額 |
補償期間 | 定期のみ | 定期のみ |
料金負担 | 設定金額・建物の構造等による | 設定金額・建物の構造等による |
地震保険 | 付帯可 | 付帯可 |
一見、前述した生命共済と生命保険ほど大きな違いは無いように見えます。
補償金額
火災共済の場合、住宅は4,000万円まで・家財は2,000万円までと上限が明確に決まっています。
ただし、火災保険では、あくまで保険対象(建物・家財)の評価額であり明確な上限は設けられていません。
しかし、火災保険に付帯できる地震保険は上限額が建物5,000万円まで家財は1,000万円までと明確に定められています。
補償期間
双方とも定期更新という形になります。
火災共済は1年更新で、火災保険は1年~10年契約まで可能です。
料金負担
いずれも料金負担は設定金額・建物の構造等で差が出てきます。
補償金額が多ければもちろん、負担は大きくなります。
その他、建物が木造等か鉄筋コンクリート造かでも変わります。
一般的に木造等の場合は、火災のリスクが高いため、料金負担は鉄筋コンクリート造より割高となります。
火災共済と火災保険では、大きな差はなくなりつつありますが、大きな建物など補償額が大きくなるような場合は火災保険の方が有利と言える。
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県民共済と他の共済との違い
こちらでは「こくみん共済」「全労済」「COOP共済」との違いを解説します。
- こくみん共済との違い
- 全労済との違い
- COOP共済との違い
こくみん共済との違い
全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)が提供する商品です。
こちらも生命共済・損害共済が用意されています。
終身タイプの商品がある
県民共済との違いは、一生涯のサポートを受けられる終身タイプの商品が販売されている点です。
なお、貯蓄型商品である「ねんきん共済(個人年金共済)」は、残念ながら現在のところ新規加入・追加加入受付は停止しておます。
定期タイプの場合は県民共済の生命共済と、あまり変わりはありませんが、終身タイプの場合は生命保険会社の生命保険と同じ仕組みとなっています。
損害保険は多彩
県民共済は火災共済のみでしたが、こくみん共済の場合は「くるまの補償」である次の商品が用意されています。
- マイカー共済:人身傷害・車両損害・対人賠償・対物賠償をサポート。
- 自賠責共済:すべての自動車に加入が義務づけられている賠償責任補償。
- 交通災害共済:交通機関にかかわる身近な事故を幅広く保障。
損害保険会社の自動車保険と同様に、手厚いサポートが期待できます。
こくみん共済は、終身タイプの生命共済があり、自動車に関する商品も充実している。
JA共済との違い
出典:https://www.ja-kyosai.or.jp/
全国共済農業協同組合連合会が提供する商品です。
こちらも生命共済・損害共済が用意されています。
農業に携わらない方々でも加入できます。
有名人をCM等で数多く活用、斬新な商品も盛んに登場しています。
「ひと」に関する共済の種類が多い
県民共済の生命共済は、死亡・医療保障に限定されていましたが、JA共済の商品は生命保険にかなり近いラインナップとなっています。
- 万一のサポート:終身共済、養老生命共済、定期生命共済
- 医療・がんサポート:医療共済(メディフル)・がん共済
- 特定疾病サポート:特定重度疾病共済(身近なリスクにそなエール)
- 就労不能サポート:生活障害疾病共済(働くわたしのささエール)
- 介護サポート:介護共済
- 老後サポート:予定利率変動型年金共済(ライフロード)
- 学資サポート:こども共済
- その他:引受緩和型終身共済、引受緩和型医療共済、一時払終身共済、生存給付特則付一時払終身共済等
ご自身またはご家庭のニーズに合わせ、多彩な商品を検討できます。
貯蓄型共済が充実
定期タイプ・終身タイプ、さらには持病のある方々でも入りやすい死亡・医療保障が豊富に揃っています。
さらに、JA共済では貯蓄型商品に力を入れている点が、県民共済と大きく異なります。
子供の教育資金に備える「こども共済」、将来の公的年金の不足を補う私的年金である「予定利率変動型年金共済(ライフロード)」は、非常に人気の高い商品です。(ライフロードに関しては運用次第で受取率130%に達するケースあり)
子供の教育費や老後の生活資金へ備えたい方々には最適な貯蓄型商品と言えます。
生命共済の種類が県民共済よりも充実していて、生命保険会社の商品にも引けを取らない内容となっている。
COOP共済との違い
出典:https://jccu.coop/service/kyosai/
日本コープ共済生活協同組合連合会が提供する商品です。
こちらも生命共済・損害共済が用意されています。
まさかのための保障は、特に細やかなサポートが期待できます。
女性に優しい共済
県民共済との違いは、一生涯のサポートが受けられる終身タイプの商品が販売されている他、女性に対する手厚いサポートを用意している点です。
COOP共済には、女性特有の病気・異常分娩を手厚くサポートする「《たすけあい》女性コース」があります。
女性が罹りやすい病気での入院時、通常の入院日額へ3,000円が上乗せされます。
女性特有の病気または女性に多い病気へ、不安を感じる方々には最適な商品と言えます。
大学生・専門学校生の保障が充実
県民共済でも子供の共済はありましたが、COOP共済では更に大学生・専門学校生へ特化した保障も販売されています。(学生総合共済)
こちらは単なる病気やケガ、死亡保障だけではなく、人間関係やいじめ等で子供が精神疾患となった場合、早期対応保障が受けられる「早期対応保障共済金」、ストーカー被害への「ストーカー被害見舞金」等、現在社会問題化している事態に柔軟なサポートが期待できます。
COOP共済は、女性向けの医療保障が手厚く、子供に関する保障も斬新な内容となっている。
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県民共済の保障で充分!?
こちらでは、県民共済を利用するコツや保障の追加等について解説します。
オーソドックスな保障はやはり魅力
県民共済の生命共済はこれまで見てきたように、病気やケガの入院治療~死亡・後遺障害のサポートまで過不足無く設定されています。
ご自身が健康なうちに幅広いサポートへ備えるには適した商品と言えます。
とりわけ事故に遭うのが怖い方々は、病気以上に手厚い保障が受けられるのでおすすめです。
貯蓄型商品は別の保険会社・共済で検討を
生命共済は継続していくつもりでも、今後、将来の資金確保(子供の教育資金の積立・老後の資金の積立等)に対応できる商品は県民共済には存在しません。
これらの資金確保の必要性が出てきたら、やはり保険会社・他の共済の貯蓄型商品への加入を検討しましょう。
現在のところ、県民共済で貯蓄型商品を販売する予定はなく、手を打てる時に貯蓄型保険へ加入し運用を行っていた方が無難です。
県民共済では、オーソドックスな保障が用意されていることから、幅広いリスクに備えることは出来るが、貯蓄性のある商品がないため教育資金や老後資金を確保したい場合には、他の共済や生命保険の商品と併用する必要がある。
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県民共済の注意点
こちらでは、県民共済へ加入する際の注意点を2つ取り上げます。
終身タイプの商品が無い
県民共済の商品は全て定期タイプの商品です。
生命共済・傷害保障型共済に関しては、85歳に達すると保障満期となります。
これまで払った掛金が戻らないばかりか、満期以降は保障外になります。
現在では90歳や100歳まで長生きされる高齢者が多いです。
そのため、一定の年齢やライフステージの変化(結婚・子供の誕生・昇進など)を機に、終身タイプの商品へ加入見直しを行った方が良いでしょう。
ただし、75歳になれば「後期高齢者医療制度」の対象となり、公的医療負担は大きく軽減されます。
皆さんの中には「公的給付だけで充分」と感じる人もいすはずです。
しかし、公的給付の適用になるのは、保険診療の範囲内です。
保険診療外の医療サービスである「差額ベッド代」「先進医療費」は、生命共済や医療保険等、民間の商品でしかサポートされません。
保険診療外の医療サービスを、ご自身が亡くなるまで受けたいならば、タイミングを見計らい生命共済から他の終身タイプの保険・共済商品へ変更することがおすすめです。
都道府県民共済には定期タイプの保障しか無いため、一生涯の保障が欲しい場合はタイミングを見て他の共済や生命保険会社の商品に加入し直すのが良いと言える。
県民共済へ加入したら放置をしない
県民共済の商品は幅広い保障なので、保障内容に安心して加入したまま放置してしまう人も中にはいます。
保障内容が次第に合わなくなる?
ご自身が健康な内に加入した場合、どんな病気を発症すると深刻な事態になるか、なかなかピンとこないことでしょう。
たとえ病気を発症しても「共済に入っているので、何とかなる」と考えがちです。
しかし、ご自身の年齢が高くなるに従い、非常に深刻な病気を発症するリスクが増大していきます。
特に三大疾病は要注意!?
三大疾病とは「悪性がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患」の総称です。
重症化すれば死亡する確率は極めて高く、初期症状がほとんどない病気ばかりです。
そのため、早期に発見したら十分な治療を行う必要が出てきます。
しかし、特に悪性がん(悪性新生物)は再発のリスクがかなり高い厄介な病気です。
がん治療費は、がんの進行状況・治療方法・治療期間にもよりますが、数百万円以上かかるケースも想定されます。
オーソドックスな保障の生命共済だけで十分なサポートが受けられるのか不安を感じる人も多いはずです。
県民共済の商品は見直しをしやすい
県民共済の商品は定期タイプでかつ、解約しても掛金は返還されません。
そのため、中途解約に抵抗をあまり感じないはずです。
生命保険会社のがん保険の中には、一度の給付金請求でなんと600万円まで受け取れる商品もあります。
そこで、がんの発症リスクが増す中高年(50歳以降)に達する前、30代後半か40代のときに保険の見直しを行い、より気になる病気への保障を手厚くした方が安心です。
もっとも、複数の商品に加入したままでも構いません。
料金負担が気にならないなら、県民共済の商品を無理に解約する必要はありません。
年齢と共に疾患のリスクは異なるため、若い間から生命共済に加入していると保障内容が合わなくなる可能性や保障額が合わなくなる可能性もある。
しかし、県民共済の場合は定期タイプかつ解約返戻金がないため、見直しはしやすいと言える。
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保険代理店を味方につければ保険選びは簡単になる!
保険や共済は特徴が大きく異なることから、一人一人適切な保険が異なります。
必要な時に必要な金額を用意するためにも、ファイナンシャルプランナーと相談して適切な保険を見つけるのがおすすめです。
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なぜ保険代理店を使ったほうがいいの?
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これらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
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料金 | 無料 |
---|---|
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取り扱う保険の種類 | 生命保険、医療保険、がん保険、学資保険 個人年金保険、自動車保険、火災保険、地震保険など |
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県民共済のデメリットに関するよくある質問
こちらでは、県民共済のデメリットに関するよくある質問ついて解説します。
県民共済は年齢上限に達したら自動解約?
県民共済に加入したら加入者から申し出ない限り、85歳まで保障は自動で継続されます。
生命共済でこども型から加入した場合を事例に、加入後の流れを見ていきましょう
加入者年齢 | こども1型から加入 | こども2型から加入 |
---|---|---|
0歳~18歳 | こども1型:月掛金1,000円 | こども2型:月掛金2,000円 |
18歳~65歳 | 総合保障1型:月掛金1,000円 | 総合保障2型:月掛金2,000円 |
65歳~85歳 | 保障終了 | 熟年2型:月掛金1,000円 |
この様に加入タイプの変更や解約の申し出をしない限り、保障は継続されていき掛金額すら変わりません。
しかし、こども型、総合保障(60歳で保障内容が変更)、熟年型と更新される内に保障内容は変更されていきます。
生命共済の告知内容は保険会社より厳しい?
生命共済に加入する場合は、事前に健康告知を行う必要があります。
なお、傷害保障型共済では不要です。
保険会社の告知内容も緩いものから、厳しいものまで様々ですが、生命共済の告知内容は主に次の通りです。
- 現在、病気やケガの治療中である。または検査や治療が必要と指摘されている(健康診断や人間ドックなどで、検査や治療が必要と指摘された場合を含む)、もしくは検査中である
- 慢性疾患(悪性腫瘍等)の診断を受けている、もしくは医師から治療をすすめられている。または慢性疾患が治ってから5年以内である
- 慢性疾患や中毒のため薬を常用している
- 過去1年以内に、病気やケガで連続14日以上の入院か、同じ病気やケガなどで20回以上の通院治療を受けたか、または過去3ヵ月以内に心身に異常を感じる症状や変調があった
- 手術を受け、治ってからまだ1年以内である
- 身体に残る障害や先天性の病気により、日常生活において他人の手助けを必要とする状態である
生命共済の告知内容は上記の6項目のみです。
特筆すべき点としては、生命保険会社の健康告知でありがちな「過去に悪性新生物(悪性がん)、心疾患、脳血管疾患を発症したことがある」という項目が無い点です。
この項目があれば、これらの病気がたとえ完治しても保険加入はかなり難しくなりますが、生命共済に関しては、項目2の「慢性疾患(悪性がん等が含まれる)が治ってから5年以内である」に言及があるだけです。
つまり、悪性新生物(悪性がん)をはじめ深刻な病気となっても、それが完治し5年を超えた日から加入できると解釈できます。
少なくともこの条件ならば、深刻な病気が完治し5年を超えた過去の病気について告知する必要はありません。
生命共済は申し出をしない限り自動継続となり、健康面の告知は必要だが比較的緩いとも言える。
県民共済デメリットのまとめ
県民共済のデメリットは無視できませんが、掛金は一定で、基本保障がオーソドックスでバランスの良いサポートを受けたい人には、有益な商品と言えます。
また、生命保険会社・損害保険会社との商品や、他の共済商品とも特徴が異なる場合があります。
保険会社の商品と比較しつつ、どちらが自分のニーズに合うかよく検討した上で加入を決めましょう。
保障内容・条件がご家庭のニーズに合わなければ、加入を見送ることも大切です。