個人年金保険はいろいろな種類があり、あなたに合った保険を探すのは大変ですよね。
個人年金保険とは簡単にいうと「老後に年金を受け取るための私的保険(民間の保険)」のことです。
調べていくと「貯金と比べてお得?」「一括 or 年金型」「結局どれがいい?」など疑問が生まれてきます。
本記事では、保険の専門家がおすすめの個人年金保険11選、さらに個人年金保険の選び方やデメリット・メリットまで紹介します。
本記事を読めば、個人年金保険の基礎知識に加えて、あなたに合った個人年金保険を見つけることができるでしょう。
目次
個人年金保険おすすめ人気ランキング11選
保険の専門家が厳選した、おすすめの個人年金保険人気ランキング11選を紹介していきます。
以下の表では、数ある個人年金保険の中でも特におすすめできる11社の個人年金保険をまとめています。
各個人年金保険について詳細に解説しているのでぜひご覧下さい。
商品名 | マニュライフ生命 「こだわり個人年金」 | 明治安田生命 「年金かけはし」 | 日本生命 「みらいのカタチ年金保険」 | 住友生命 「たのしみ未来」 | 住友生命 「たのしみグローバルⅡ」 | 三井住友あいおい生命 「&LIFE(アンドライフ)」 | ソニー生命 「SOVANI (変額個人年金保険)」 | 第一生命 「しあわせ物語」 | フコク生命 「みらいプラス」 | 住友生命 「たのしみワンダフル」 | JA共済 「ライフロード」 |
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種類 | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 終身保険 | 確定年金 終身保険(10年保証付) | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 | 確定年金 |
受取方法 | 5年・10年・一括 ※受取通貨は 外貨or日本円を選択 | 5年・10年・一括 | 5年・10年・15年・終身(保障期間付) | 5年・10年・15年・一時金 | 5年・10年・15年 | 5年・10年・15年 | 5年・10年・15年 | 5年・10年・15年・終身(保障期間付) | 5年・10年・一括 | 5年・10年・15年・一括・ 保証付き終身 | 5年・10年・15年・終身 |
加入できる年齢 | 18~70歳 | 18~55歳 | 7~65歳 | 0~75歳 | 確定年金:0~90歳 終身年金:30~90歳 | 16~70歳 | 20~60歳 | 7~65歳 | 0~55歳 | 0~75歳 | 18~85歳 |
支払方法 | 口座振替 クレジットカード払 | 口座振替扱い | 口座振り込み | 口座振替 クレジットカード | 口座振り込み | 口座振替 クレジットカード | 口座振り込み クレジットカード | 口座振り込み | 口座振替 クレジットカード払い 代金引換 | 口座振替 クレジットカード払い(所定の条件を満たす場合) 振替払い | 口座振替 クレジットカード払 |
支払回数 | 月払 半年払 年払 前納 | 月払 年払 | 月払 半年払 前納 | 月払い 年払い(1回・2回) 全期前納 | 一時払い | 月払 年払 半年払 | 月払 半年払 年払 一時払い | 月払 半年払 前納 | 月払い 半年払い 年払い | 月払い 年1回払い 年2回払い 月払 前納 一括払 | 月払い1万円 年払い |
特約 | なし | なし | 保険料払込免除特約 個人年金保険料税制適格特約 | 保証期間付終身年金移行特約 後継年金受取人指定特約 | 目標到達時円建年金 保険変更特約 | 保険料払込免除特約 | 利差配当付年金支払特約 | 保険料払込免除特約 個人年金保険料税制適格特約 | 指定代理請求特約 | 保険契約者代理特約 被保険者代理特約 | 指定代理請求特約 税制適格特約 |
公式サイト | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
また、どの金融商品が自分に最適なのかプロの意見を聞きたい方は無料で利用できるおすすめの保険相談を活用しましょう。
【1位】マニュライフ生命「こだわり個人年金」
個人年金保険の中でも不動の人気である「こだわり個人年金」は以下のような特徴があります。
こだわり個人年金の特徴として、円建てではなく外貨建ての保険だということです。
一般的に外貨建てには為替によるリスクが付きますが、こだわり個人年金では積立利率に最適保障の1.5%があるため安心できます。
さらに、一般的には外貨建ての保険は積立額が変動する場合が多いですが、こだわり個人年金では「ドルコスト平均法」により一定額を支払う形になります。
ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品に対して、「常に一定金額を、定期的」に購入していく方法です
ドルコスト平均法は、リスクを最小限にする投資手法としてよく知られています。
他の特徴は、契約後も家計や為替相場に合わせて柔軟に契約内容を変更できる点が挙げられます。
このようにお悩みの方でも、こだわり個人年金であれば安心です。
解約返戻金も受け取りが可能なため、本来もらえる額より少なくはなりますが、急な出費にも対応できます。
学資保険の外貨建て保険については他の記事で詳しく紹介しているのでぜひ一緒にご覧ください。
※為替によって返戻率が大きく異なるため、シュミレーションは省略します。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | ①外貨建の年金で受け取る。 ②外貨建の年金を毎年円に換算して受け取る。 (円支払特約 C型を付加) ③年金原資を円に換算して円で年金を受け取る。 (円建年金移行特約 C型を付加) ④年金を一括して受け取る。 |
加入できる年齢 | 18~70歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替、クレジットカード払 |
保険料支払い (回数) | 月払、半年払、年払、前納 |
付加できる特約 | なし |
外貨建ては基本的にリスクが高いため、たとえFPや保険相談員に勧められても、よくご自身で慎重に検討されてから加入するようにしましょう。
マニュライフ生命の個人年金保険(外貨建て)について詳しく知りたい方や、内容について相談されたい方は、以下の公式動画もチェックしつつ、こちらをご覧ください。
外貨立てはリターンも大きいですがその分リスクも伴うため、家計の状況や将来設計にあわせて細かく相談することがおすすめです。
マニュライフ生命では完全無料で担当者に相談できるので、ぜひ利用してみてくださいね。
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忙しくて相談の時間が取れない方や、相談前に一度、自分で検討したいという方は、資料請求の利用がおすすめです。
【2位】明治安田生命「年金かけはし」
老後の生活資金の準備のため明治安田生命が開発した「年金かけはし」は以下のような特徴があります。
年金のかけはしは、死亡保障を見直して受取金額を多くするという取り組みが特徴の保険です。
そして、特約がないため、貯蓄性が高い保険となっています。
したがって、リスクを最小限に抑えながら貯蓄性の個人年金保険を選びたい方向けになります
以下のシュミレーション結果は、30歳から加入、2万円で月払のケースになります。
年金開始年齢 | 65歳 | 払込保険料累計額 | 720万円 |
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保険料払込期間 | 30年 | 据置期間 | 5年 |
基本年金年額 | 約76.2万円 | 一括受取額 | 約751万円 |
年金受取累計額 | 約762万円 | 年金受取率 | 105.9% |
以下の図をご覧ください。
三角形の部分が、毎月支払う保険料になります。
この保険料を支払っている間に死亡すると、払込金額の相当額が死亡給付金として受け取ることができます。
真ん中の赤い部分は、据置(すえおき)期間といい、支払った保険料を受け取らずにおいておく期間のことです。
このシュミレーションの場合、60歳から支給開始までの65歳の間の5年間のことをさします。
特約がなく、シンプルな保障内容であるため「貯蓄だけだと不安」というリスクは負いたくない方向けの個人年金保険です。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・一括 |
加入できる年齢 | 18~55歳 |
保険料支払 (方法) | 口座振替扱い |
保険料支払 (回数) | 月払、年払 |
付加できる特約 | なし |
【3位】日本生命 「みらいのカタチ年金保険」
日本生命の「みらいのカタチ年金保険」には以下のような特徴があります。
「みらいのカタチ年金保険」の大きな特徴は、年金開始時に受け取り時期の変更ができる点です。
セカンドライフの計画に応じて5年・10年・15年の受け取り時期から選択することができます。
さらに、保険料払込免除特約をつければ、所定の3大疾病等になった場合に保険料の払込みが免除されます。
将来の受取額が確定するため、堅実なセカンドライフを歩みたい方にオススメです。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年、10年、15年、終身(保障期間付) |
加入できる年齢 | 7~65歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振り込み |
保険料支払い (回数) | 月払 半年払 前納 |
付加できる特約 | 保険料払込免除特約・ 個人年金保険料税制適格特約 |
【4位】住友生命「たのしみ未来」
住友生命の「たのしみ未来」には以下のような特徴があります。
たのしみ未来の大きな特徴は、円建てでリスクを少なく、かつ年金原資を増加させる仕組みがあることです。
円建てで商品設計・年金受け取りをするため外貨に比べてリスクは少なくなります。
さらに、保険料払込期間中の死亡保障を既払込保険料相当額に抑えることで、保険料払込期間満了以後の年金原資などが大きくなるしくみとなっています。
リスクを抑えて堅実に増やしていく30代や40代におすすめの保険になっています。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年・一時金 |
加入できる年齢 | 0~75歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替 クレジットカード |
保険料支払い (回数) | 月払い・年払い(1回・2回)・全期前納 |
付加できる特約 | 保証期間付終身年金移行特約・後継年金受取人指定特約 |
【5位】住友生命「たのしみグローバルⅡ」
住友生命の「たのしみグローバルⅡ」には以下のような特徴があります。
住友生命の「たのしみグローバルⅡ」は、2018年発売の「たのしみグローバル」が改善された商品です。
最大の特徴として「増えるたのしみ」と「減らない安心」をコンセプトに基づき、リターンに応じた2つのプランが選べます。
定額増加プランは、契約時に決定した外貨・措置期間・積立利率に応じて複利で運用する安定のプランです。
一方、指数連動プランは指数に応じて分散させ、ある程度リスクを軽減させるプランです。
例えば、株式市場が上昇相場であると株式の比率を増やし、下落相場だと株式の比率を下げ、債券の比率を上げます。
どちらとも外貨であるため、ある程度リスクはあるものの、契約時に目標額を設定しておくと原資が確保されます。
一時払いで運用していくため、まとめたお金がある30代や40代にオススメです。
種類 | 確定年金 終身保険 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年 |
加入できる年齢 | 確定年金:0歳~90歳 終身年金:30歳~90歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振り込み |
保険料支払い (回数) | 一時払い |
付加できる特約 | 目標到達時円建年金保険変更特約 |
【6位】三井住友あいおい生命「&LIFE(アンドライフ)」
三井住友あいおい生命の「&LIFE(アンドライフ)」には以下のような特徴があります。
&LIFE(アンドライフ)の大きな特徴として、セカンドライフに向けた計画的な準備ができることにあります。
個人年金保険の契約時に「いつから」「どれくらいの」年金を受け取るのかを定めることにより、計画的に準備ができます。
要件を満たせば「個人年金保険料控除」を受けることができ、税金を少なくすることができます。
さらに、医師の診査健康状態の告知が不要であることから、簡単に契約を行うことができます。
個人年金保険をどうやって受け取るのか悩んでいる方にとってオススメです。
種類 | 確定年金 終身保険(10年保証付) |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年 |
加入できる年齢 | 16歳~70歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替 クレジットカード |
保険料支払い (回数) | 月払・年払・半年払 |
付加できる特約 | 終身介護保障特約 |
【7位】ソニー生命「SOVANI (変額個人年金保険)」
ソニー生命の「SOVANI (変額個人年金保険)」には以下のような特徴があります。
ソニー生命の変額個人年金保険の大きな特徴は、ライフプランナーの丁寧なアシストがあることです。
個人年金保険はゴールが定まらずにただ貯めているだけだと損してしまう可能性があります。
そんな時、ライフプランナーの相談があれば、あなたのライフステージに合わせたリスクを考えてくれます。
その結果、支払いが厳しい方は「月額3000円」から、リスクを取れない方は「リスクを下げたポートフォリオ」というように、一人一人に合わせられます。
少額から個人年金保険を始められるため、20代や30代の方にとってオススメです。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年 |
加入できる年齢 | 20~60歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振り込み クレジットカード払い |
保険料支払い (回数) | 月払、半年払、年払、一時払い |
年金受取方法 | 年金形式または一括受取も可 (ただし、一括受取の場合、受取年金総額が掛金総額を下回るケース有り) |
付加できる特約 | 利差配当付年金支払特約 |
【8位】第一生命 「しあわせ物語」
第一生命の「しあわせ物語」には以下のような特徴があります。
しあわせ物語の大きな特徴として、29歳以下は月額3000円から始められるという点です。
年金を払い始めた20代にとって、セカンドライフはまだまだ実感がわかず、高い保険料を払うのには抵抗がありますよね。
しかし、しあわせ物語では月額3000円から始め、年金額を確定させることができるためセカンドライフを考えるきっかけになります。
医師の診査や告知は一切不要なため、簡単に解約できるのもメリットと言えます。
まだセカンドライフをイメージできていない20代や30代の方におすすめです。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年 |
加入できる年齢 | 0~74歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振り込み |
保険料支払い (回数) | 月払、年払 |
付加できる特約 | 指定代理特約 |
【9位】フコク生命「みらいプラス」
フコク生命が出している「みらいプラス」の特徴は以下のようになります。
みらいプラスの大きな特徴は、受取期間を柔軟に対応できることです。
以下の図の通り、さまざまな受け取り方を選ぶことができます。
以上の図をまとめると、このようになります。
このように、さまざまな受け取り方ができるので、それぞれのライフスタイルに合わせることもできるのではないでしょうか。
受け取り方にこだわりがある方におすすめといえます。
以下がシュミレーションの結果です。
加入年齢 | 30歳 |
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月払金額 | 2万円 |
保険料払込期間 | 30年(60歳まで) |
年金支払開始年齢 | 65歳 |
年金受取期間 | 10年(確定年金) |
基本年金金額 | 74.16万円(×10年) |
年金受取累計額 | 741.60万円 |
戻り率 | 103% |
さらに「クレジットカード払い」にも対応しているため、ポイントも同時に溜めることができますよ。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・一括 |
加入できる年齢 | 0歳~55歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替、クレジットカード払い、代金引換 |
保険料支払い (回数) | 月払い、半年払い、年払い |
付加できる特約 | 指定代理請求特約 |
【10位】住友生命「たのしみワンダフル」
住友生命が出している「たのしみワンダフル」には以下の特徴があります。
たのしみワンダフルの大きな特徴として、月換算保険料が15,000円以上であれば適用される「たのしみランク」があるのが特徴です。
この制度を適用することで、受け取れる年金額をアップさせられます。
さらに、保険料の払い込みが終ってから年金受け取り開始までの据置期間を設定することで、医師の診断書の告知も必要ありません。
この保険には、他の個人年金保険では珍しい「保険契約者代理特約」「被保険者代理特約」がついています。
特約 | 内容 |
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保険契約者代理特約 | 契約者に代わって指定代理人が保険会社の所定の手続きを行うことができる |
被保険者代理特約 | 被保険者が何らかの理由で給付金・保険金を請求できない場合、代理人が請求できる |
例えば、認知機能が低下した場合、または意識がなく意思表示ができない場合などは、契約者に代わって手続きを行えます。
この手続きは、住所変更や保険金額を増やしたり減らしたり、解約などさまざまな手続きが代理人ができます。
特約を利用したい方や「たのしみランク」を利用したい方にオススメです。
住友生命の他の保険について、住友生命のワンアップや住友生命の学資保険があるため、気になる方は他の記事も一緒にご覧ください。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年・一括・保証付き終身 |
加入できる年齢 | 0歳~75歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替、クレジットカード払い(所定の条件を満たす場合)、振替払い |
保険料支払い (回数) | 月払い・年1回払い・年2回払い・月払・前納・一括払 |
付加できる特約 | 保険契約者代理特約、被保険者代理特約 |
【11位】JA共済「ライフロード」
JA共済が出している個人年金保険である「ライフロード」には以下のような特徴があります。
このライフロードの大きな特徴として、クレジットカード払いで積立できることにあります。
クレジットカードで支払うことでクレカの「ポイント」と「返戻率」の恩恵を2つ同時に得ることができます。
還元率1%のクレジットカードで毎月2万保険料を支払えば年間2,200ポイント、30年続くと66,000ポイント貯まります。
最低保障年金額が設定されているため、元本割れはおきません。
さらに、特約として指定代理請求特約が無料で付加可能です。
この制度を使う例として「仮被共済者が重度の認知症や自閉症になり、意思表示ができないことで年金が受け取れない場合に代わりに別の人が受け取りをする」などが挙げられます。
クレジットカードと死亡保険のダブルで恩恵を受けたい方におすすめです。
返戻率のシュミレーションとしては、以下のとおりになっております。
加入年齢 | 30歳 |
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性別 | 男性 |
月払金額 | 2万円 |
年金支払開始年齢 | 65歳 |
払込終了年齢 | 60歳 |
年金支払期間 | 10年 |
最低保証年金額 | 754,807円 |
種類 | 確定年金 |
受け取り方法 | 5年,10年,15年,終身 |
加入できる年齢 | 18歳~85歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替、クレジットカード払 |
保険料支払い (回数) | 月払い1万円、年払い |
付加できる特約 | 指定代理請求特約、税制適格特約 |
住友生命の他の保険について、住友生命のワンアップや住友生命の学資保険があるため、気になる方は他の記事も一緒にご覧ください。
種類 | 確定年金 |
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受け取り方法 | 5年・10年・15年・一括・保証付き終身 |
加入できる年齢 | 0歳~75歳 |
保険料支払い (方法) | 口座振替、クレジットカード払い(所定の条件を満たす場合)、振替払い |
保険料支払い (回数) | 月払い・年1回払い・年2回払い・月払・前納・一括払 |
付加できる特約 | 保険契約者代理特約、被保険者代理特約 |
年代別におすすめの保険
一言で年金保険と言っても、年齢によって必要な保障は大きく異なります。
この項では、年代別におすすめの保険について紹介します。
例えば、20代なら長期間積立できるので保険料が安くても問題ない反面、早期解約すると元本割れする点に注意して保険を選ばなければなりません。
ご自身の年代を考慮し、保険を選んでいきましょう。
20代におすすめな年金保険
20代におすすめの年金保険は、住友生命 たのしみ未来です。
住友生命 たのしみ未来は、年金受取年齢がなんと19歳からに設定されています。
したがって、老後資金だけでなく、将来子供ができたり結婚して住宅を購入したりする際の資金として利用できるのがメリットです。
また、保険料払込期間が10〜50年と幅広いので、老後のための資産形成にも役立ちます。
30代におすすめな年金保険
30代におすすめの年金保険は、住友生命 楽しみグローバルです。
住友生命 楽しみグローバルⅡは、積み立てではなく一時払いの年金保険で、支払った保険料で外貨建ての積み立てを行います。
外貨建てなので、比較的大きな利回りを狙えるのがポイントです。
資金が増えてくる一方、ライフイベントによって出費も増える30代にとっては最適な保険だと言えるでしょう。
40代におすすめな年金保険
40代でおすすめな年金保険は、日本生命 「みらいのカタチ年金保険」です。
保険料払込免除特約を付帯すると、がん・心筋梗塞・脳卒中の3大疾病になった際に保険料の支払いが免除されます。
40代では疾病リスクも高まってくるので、万が一保険料を支払えなくなったとしても保険を継続できるのは安心できるポイントです。
支払い方法は口座振替や給与からの天引きのほか、クレジットカードも選べるので、ポイントで賢くやりくりしたい世代にもおすすです。
50代におすすめな年金保険
50代で年金保険は遅すぎると言われることもありますが、近年では高齢まで働くケースも多いため、決して手遅れではありません。
50代では、住友生命 たのしみワンダフルがおすすめです。
たのしみワンダフルは、保険料が毎月15,000円を超えた場合のみ保険料の割引を受けられるので、資金にゆとりのある世代に向いています。
また、年金の受取開始時期を遅らせることで、年金額を増やせます。
まだ働けるのかどうか判断しながら、最適な受取時期を選べるのがメリットです。
個人年金保険とは
個人年金保険についてはおすすめできない、デメリットが多いと聞くと不安ですよね。
個人年金保険の役割で1つ覚えてほしいことは、あくまで老後(セカンドライフ)の公的年金を補完するための役割を担う保険であるということです。
以下の厚生労働省の資料から分かりますが、個人型年金が必要なのは公的年金が積みあがっている人(3階部分)であり、個人年金保険のみを申し込んでもあまり意味がありません。
あなたがセカンドライフを歩むためにどれだけの「資金」がいるのか判断してから個人年金保険を検討しましょう。
この項では、個人年金保険の種類について解説していきます。
個人年金の種類
個人年金にも様々な種類とそれぞれの特徴があります。
個人年金の種類は主に以下の3種類になります。
それぞれの種類・特徴について、それぞれ説明していきます。
確定型
確定型とは、契約時に定められた期間(10年、15年など)、被保険者が年金が受け取れる保険のことです。
保険料受取期間中は、受取人の生死にかかわらずに年金が受け取れます。
仮に受取人が死亡した場合、遺族が年金を受け取ることができます。
有期型
有期型は、確定型の保険と似ています。
有期型は、契約時に定められた期間に年金が受け取れる部分については確定型と変わりません。
確定型と異なるのは、確定型は受取人が死亡しても年金が受け取れるのに対して、有期型は受取人が死亡すると遺族が年金を受け取れない点です。
終身型
終身型とは、言葉の通り年金が一生涯、受取人が生存している限り年金を受け取れる保険のことです。
しかしこれは受取人が死亡した時点で年金は打ち切られるため、以後は遺族が受け取ることができません。
個人年金保険の種類をまとめます。
続いて、個人年金保険の役割について解説していきます。
個人年金保険の役割
個人年金保険とは、自ら貯蓄した資金を将来的に「年金」として受け取るための保険です。
将来の公的年金の支給額が懸念されるなか、豊かな老後を過ごすには自ら資金を貯蓄しておくことは避けて通れません。
個人年金保険は、老後の公的年金を補完するための役割を担う保険になります。
民間の保険(私的保険)は、公的年金でカバーできない部分を補うために利用するのが最も効率的です。
個人年金といっても、将来受け取る金額が決まっているものや、資産運用の結果で受取額が変わるものなど様々な種類があります。
あなたが老後資金をどれだけ使うのか逆算して、個人年金保険を決めることをおすすめします。
続いて個人年金保険で最も重要なポイントである返戻率について解説します。
個人年金保険の返戻率を高める方法
個人年金保険の返戻率を高めるための方法を紹介していきます。
一つずつ詳細に解説していきます。
早めに加入する
返戻率を上げるのであれば、早めに保険に加入することが重要です。
保険の加入が若ければ若いほど返戻率が高くなります。
早めに払ったほうが、保管会社によって運用期間が長くなるのでその分還元される金額が多くなります。
早めに加入するメリットはこれだけではなく、保険料も安くなるというメリットもあります。
一括で保険料を払う
1回に支払う保険料が多くなると、返戻率を高めることができます。
保険料の支払い方法には「月払い」「年払い」の2種類がありますが、返戻率が高まるのは月払いの方です。
なぜなら、これから払う予定の保険料を早めに払うと保険会社がお金を運用する期間が長くなるからです。
これから払う保険料を早めに運用しておけば、その分還元されるお金も多くなります。
給付開始年齢を遅くする(据え置く)
給付開始年齢を遅くしたり据え置くことも、返戻率を上げるうえで重要です。
こちらも上記と同様、支払いが遅くなったためにその分保険会社がお金を運用する時間が長くなり、私たちに還元されるという仕組みです。
還元率を高めたいときは、保険会社がお金を運用する期間を長くするにはどうすればいいのか考えることが大切です。
次に安心して生活していくために必要な貯蓄について解説していきます。
ゆとりある老後を過ごすのに月いくら必要なのか
個人年金は、自分で貯めたお金を老後に受け取るための保険でした。
「そもそも老後って、いくらあればいいの?」とそんな疑問をもった方に向けて、夫婦の場合・単身の場合でそれぞれ説明していきます。
他の記事で個人年金のシミュレーションについて詳しく紹介しているため、ぜひ一緒にご覧ください。
夫婦で暮らしている場合
以下のグラフは、総務省が統計としてまとめた無職の高齢夫婦(夫が65歳以上、妻が60歳以上)の家計収支についての資料です。
出典:総務省 家計調査報告(家計収支編) 2019年 高齢夫婦無職世帯の家計収支 p.18
上のグラフが収入、下のグラフが支出になります。
このグラフでもっとも重要なのは、年金だけで生活している夫婦は月3万円不足するというところです。
この生活が30年続くと仮定して、不足分月3万円を補うためにいくら貯蓄があるかを計算すると「3万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,080万円」となります。
もっとも、夫婦ごとにライフスタイルは違います。
例えば以下などについては各家庭によって異なりますよね。
- 住宅ローンや自動車ローンが残っているか
- 子供は実家で暮らしているのか
- 将来子供の教育費は必要なのか
とはいえ、常に最悪の事態を想定して、十分な貯蓄があると安心です。
単身の場合
単身の場合は、統計は以下の通りになります。
出典:総務省 家計調査報告(家計収支編) 2019年 高齢夫婦無職世帯の家計収支 p.18
単身世帯での月の消費支出は、ざっと13万円となります。
こちらも月々3万円の不足と、夫婦の場合と比較して大きな違いはありません。
上記で述べたとおり、各世帯によってライフスタイルが異なります。
そのため、一概に月いくらあればよいのかは一概には言えませんが、大まかな目安にはなるでしょう。
老後に必要なお金について、各個人の必要額を詳細に知りたい方はおすすめの無料で利用できる保険相談を活用してみましょう。
個人年金保険がおすすめしないと言われる5つの理由
近年では、保険不要論を唱える人も多く、個人年金保険が不要だという意見もあります。
この項では、具体的にどのような理由で年金保険が不要なのか、詳しく解説していきます。
不要かどうかは人によって異なるので、自分に照らし合わせつつ考えてみましょう。
元本割れリスクがある
個人年金保険には、元本割れリスクがあります。
個人年金保険はあくまで老後の資産形成を目的として、長期間積立することを前提に作られているため、短期で解約すると払い込んだ保険料が返ってきません。
特に若い世代は、個人年金保険を開始したはいいもののそのうち払えなくなり、解約せざるを得なくなって損をするというケースも少なくありません。
解約しなければ問題ないので、自分の身の丈にあった積み立てを行うことが大切です。
金利の影響を受ける
個人年金保険は、金利の動向によっては不利な資産運用になる可能性があります。
個人年金保険では、契約時の利率によって受取額が決まってしまうためです。
例えば、個人年金保険を積み立てている最中、日本の金利が上昇すると相対的に利率が低くなって不利になってしまいます。
特に、現在の日本ではマイナス金利政策を実施しており、2023年11月11日現在では0.849%となっています。
参考:SBI証券
インフレの影響を受ける
個人年金保険は、インフレに弱いのが特徴です。
インフレとは、物やサービスの値段が上がっていくことを指しています。
例えばインフレ率2%の場合、毎年持っている日本円の価値が2%ずつ下がってしまいます。
個人年金保険は、インフレ率が考慮されていません。
年金額が固定されているケースが多いため、受け取る際に実質的な価値が下がってしまっている可能性があるのです。
日本では長らくインフレが止まっていましたが、近年では久しぶりに物価の上昇が始まり、現在では米国をも超えるインフレ率になります。
自由にお金を引き出せない
個人年金保険は、資産としての流動性が低いのがデメリットです。
流動性とは、簡単に言うと資産を買ったり売ったりする際の取引しやすさを指す言葉です。
個人年金保険では、支払った保険料を好きなタイミングで引き出すことができないため、積み立て中に緊急でお金が必要になった場合に対応できません。
保険はいざという時の資金というよりも、余剰資金を積み立てるものだと割り切っておきましょう。
中途解約しづらい
個人年金保険は、中途解約しづらいという特徴があります。
個人年金保険を早期に解約してしまうと、元本割れになるリスクがあるからです。
さらに、元本割れにならなかったとしても、ほとんどリターンが得られない可能性もあります。
ライフスタイルが変わる可能性が高い場合、株式や投資信託など、解約やプラン変更がしやすい資産運用方法を検討した方が良いでしょう。
個人年金保険が自分に必要なのかフィナンシャルプランナーの意見を聞きたい方はおすすめの保険相談を利用しましょう。
中でも保険見直しラボがおすすめです。
個人年金保険がおすすめな人
個人年金保険に入るべき人、おすすめする人はこんな人です。
一つずつ確認していきましょう。
貯蓄が苦手な人
貯蓄が苦手な人は、個人年金保険は向いているかもしれません。
なぜなら、保険料は預金やクレジットカードから自動的に支払われるからです。
また、解約しない限り自動的に保険料が支払われるので、自分ではお金を貯めることが苦手な方にはおすすめです。
老後資金を貯蓄しながらも節税したい人
老後資金を貯蓄しながら節税したい人にも向いています。
個人年金の保険料を支払うと、支払った保険料分だけ所得控除によって税負担が軽くなります。
イメージとしては、以下のようになります。
銀行預金と利率を同じと考えると、個人年金保険は節税ができる点において銀行預金よりも優れている金融商品といえるでしょう。
個人年金保険以外にも、iDeCoでも老後資金を貯蓄しながら節税が可能です。
iDeCoとはなにか、iDeCo節税についてなどを知りたい方は他の記事も参考にしてみてください。
リスクをとって投資をしたくない人
「株とかFXって危なそうだし、やりたくない」と考えており、リスクをとって投資をしたくない人にも個人年金保険は向いているでしょう。
株やFXは価格変動リスクが大きく、素人が手を出すと大きく損をしてしまうことがあります。
しかし、個人年金保険はそのようなことはありません。
保険会社が投資をするのに最も安全な国債を運用することによって収益を出しています。
保険会社が運用した、この国債の収益によって我々の返戻金に還元される形になります。
個人年金保険がおすすめできない人
個人年金保険に入らないほうがいい人やおすすめできない人、不要な人はこんな方です。
リスクをとって大きくお金を増やしたい方
投資したお金を大きく増やしたいのであれば、個人年金保険はおすすめできません。
なぜなら、近年は低金利によって国債の利率が最低金利(0.05%)だからです。
そのため、国債を主な運用収益としている保険会社も大きな収益をあげることができていません。
お金を大きく増やすのに、保険は向いていません。
保険は将来最低限必要なお金を置いておくことにとどめておくべきです。お金を増やしたいのであれば、リスクをとって株や投資信託を始めたほうが良いでしょう。
現在の生活に余裕がない方
現在の生活に金銭的な余裕がない方は、保険に加入することをおすすめしません。
金銭的な余裕がないまま保険に加入すると、生活費を圧迫してしまいます。
その生活が続いてしまうと、その生活に我慢できなくなって途中で解約してしまうかもしれません。
途中解約すると元本割れしてしまい、払い損になってしまいます。
保険に入るときは今の生活だけではなく、今後の生活を鑑みて生活費が圧迫されないか、保険料を払い続けられるかなどを考えてから加入しましょう。
資金の制約をされたくない人
金融商品のなかでも特に、保険に関しては流動性が低いです。
例えば、銀行預金は通帳を銀行に持っていけばすぐに預金を現金にできますが、保険についてはどうでしょうか?
保険を解約しなければ現金にはならず、しかも元本割れしてしまいます。
さらに、保険の満期を迎えるにしても時間がかかります。
したがって、保険は流動性が低い(資金の使い道を制約される)金融商品ということになります。
資金を制約されてしまうので、自分のお金を縛られずに自由に使いたいという方にはおすすめできません。
個人年金保険に加入する3つのメリット
個人年金保険の利回りはそこまで高くありません。
おすすめしないと言われるケースもありますが、他の資産運用方法と比べると次のようなメリットもあります。
例えば、リスクが小さいので長期間にわたり安心して運用できるという特徴があります。
リスクが小さい
個人年金保険は、株式などと比べて得られるリターンが小さい分、リスクが抑えられています。
なぜなら、資産運用の世界では、利回りの高さに比例してリスクが大きくなるためです。
例えば、いざ年金を受け取ろうとした際に、市場環境の変化によって資産が大きく目減りしているという事態には陥りにくいでしょう。
ただし、早期解約した場合は元本割れリスクがあるため、この限りではありません。
生命保険としての役割がある
個人年金保険は、生命保険としても活用できます。
もし個人年金の払込期間中に何らかの事故や病気で亡くなってしまった場合でも、遺族が積立金を受け取れるためです。
また、年金受取後もまだ受け取っていない分に関しては遺族が受け取れます。
逆に考えると、遺族がいない場合は少し魅力が落ちてしまうとも言えるでしょう。
所得控除を受けられる
個人年金保険で支払った保険料は、個人年金保険料控除の対象になります。
控除が増えれば、その分課税対象になる所得が減って支払う税金が少なくなるため、節税に有効です。
控除の対象になる税金、控除額は以下のとおりです。
節税を考えると、資産形成としての効果は利回り以上に大きくなります。
個人年金保険に加入する3つのデメリット
個人年金保険は、比較的ローリスクで老後の資産形成ができるのがメリットです。
難しい運用を考える必要もないので、資産運用の知識がない人でも取り組みやすいでしょう。
一方で、次のようなデメリットも存在します。
メリットとデメリットの両方を把握した上で、最適な資産運用方法を検討しましょう。
利回りが低い
個人年金保険は利回りが低いため、大きなリターンを求める人には向きません。
長期的に見ると、株式や投資信託、債券などの金融資産の方がリターンが大きいので、リスクとリターンを天秤にかけつつ検討する必要があります。
さらに、利率や受取額が固定されており、インフレや金利の上昇が発生すると不利になるという点も忘れてはいけません。
個人年金保険はあくまで資産運用の手段のひとつと割り切って、他の資産とのバランスを考えつつ積み立てするのがおすすめです。
年齢によっては加入できない
個人年金保険によっては、年齢次第で加入できない可能性があります。
保険会社や保険商品によっても異なりますが、60〜80歳を超えてくると、加入できる保険が限られてしまうケースが多いです。
とはいえ、80代で加入できる商品も存在します。
保険金は課税対象になる
個人年金保険で受け取った年金は、課税対象となるので注意しましょう。
税金の種類は、受け取り方によって異なります。
受け取り方 | 税金の種類 |
---|---|
契約者と受取人が同じ | 所得税 |
契約者と受取人が異なる | 贈与税 |
贈与税は年間110万円までの控除があります。
ただし、110万円を超えた分に関しては所得税より税率が高くなるため、基本的には自分名義で契約した方が良いでしょう。
個人年金保険の7つの選び方
個人年金保険の選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは、個人年金保険の選び方について解説していきます。
それでは、それぞれ説明していきます。
また、どの個人年金保険があなたにあったものなのかプロの意見に頼りたい方は、おすすめの無料の保険相談を利用しましょう。
返戻率の高さ
貯蓄型の保険でもっとも重要な点は、返戻率の高さでしょう。
返戻率は以下の式で求めることが可能です。
返戻率 = 受け取る保険金の総額 ÷ 払った保険料の総額 × 100
実際に個人年金保険に100万円払い込んだ場合を考えてみると、以下の通りです。
受け取った金額 | 返戻率 |
---|---|
90万円 | 90% |
120万円 | 120% |
返戻率が高ければ高いほど、老後資金の貯蓄を効率的に行えることを意味します。
老後の資産のために貯蓄率を比較することは極めて重要です。
円建てなのか、外貨建てなのか
どの通貨で保険会社に資金を運用してもらうのか、この点についてもとても重要になります。
どの通貨で運用するのかによっても、結果は大きく変わってくるからです。
円建てで運用しても、日本は金利が低いため大きなリターンは見込めません。
しかし、アメリカや新興国は金利が高いため、大きなリターンを見込める国もあります。
つまり、その通貨の国の金利が高ければよい運用結果、そうでなければ悪い運用結果になることが予想できます。
保険料を支払った時よりも受け取るときに円安になれば受取金額は増加しますが、円高になれば受取金額は減少します。
このように、外貨建て保険は返戻率が下がってしまう可能性があるリスクをはらんでいるのです。
保険料の支払い方法
支払方法も保険選びでは重要です。
保険料の支払いは、口座振替、代金引換、クレジットカード払いなど様々な種類があります。
特にクレジットカードで保険料を支払いたいという方は、ポイントを貯めたいという理由からくるのではないでしょうか。
保険によっては、クレジットカードで払えないものもあります。
もしそうなったときは、その保険はクレジットカードで払わなくてもお得なのかどうか、ほかに自分に合った保険はクレジットカードが使えるかなどを確認しておきましょう。
例えば月々の保険料が2万円、クレジットカードの還元率が1.0%だと仮定すると、年間で貯まるポイントは1,200ポイントになります。
受け取り方
受け取り方についても、個人年金を選ぶうえで重要でしょう。
どのような受け取り方をするかによって、税金がかかってしまったり返戻率が変動してしまったりすることがあります。
具体的にまとめると、以下の通りになります。
受け取り方によっても、最終的に受け取れる金額が変わってくることがあります。
個人年金の確定申告に関して他の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ一緒にご覧ください。
運用期間
貯蓄型の保険を選ぶうえで、運用期間も大切です。
一般的に、運用期間が長ければ長いほど返戻率が高くなります。
理由としては、保険会社は私たちの支払った保険料を運用し、その収益で私たちの保険金に還元されるからです。
そのため、支払った保険料の運用期間が長ければ長いほど返戻率も高くなります。
給付開始年齢
給付開始年齢も返戻率に影響を与えます。
給付開始年齢を遅らせれば、返戻率が高くなります。
保険料を払い終えてから給付開始年齢まで待つことを据え置きと呼びます。
この据え置きをする期間が長ければ長いほど返戻率も上がるのです。
これも上記の運用期間と同じ考え方で、お金を運用する期間が長くなる分、返戻率も高くなります。
特約をつけるかどうか
保険に入る前に、特約がどれぐらい選べるのか、どんな特約があるのかを確認しましょう。
保険は、メインとなり主契約と任意で追加できることが特約があります。
特約にはさまざまな種類がありますが、生命保険における特約の代表例をいくつか例をあげてみます。
主契約は必ず必要で、これがなければ保険は成立しません。
一方で特約はオプションのようなもので、契約するかしないかはご自身で決めることができます。
最近ではスマートフォンの格安プランが登場しましたが、いろいろなサービスを付け加えるトッピングのようなものが保険でいう特約と考えていただければわかりやすいかと思います。
生命保険において特約は、できるだけつけないことをおすすめします。
なぜなら、特約は月々の保険料が高くなってしまうケースが多いからです。
もちろん無料な特約も中にはありますので、その特約にメリットを感じるのであればつけたほうがよいです。
ですが、特約は主契約の機能を低下させ、保険料も高めてしまう可能性があります。
どうしても特約を付けたいのであれば、特約の代わりとして他の保険にはいることをおすすめします。
個人年金保険の注意点
個人年金保険への加入を検討する際に注意点が気になる方もいるでしょう。
ここからは、個人年金保険の注意点を解説します。
以下で詳細に解説していきます。
解約返戻率が100%以下(元本割れ)になる可能性が高い
貯蓄型の保険は、途中解約をすると元本割れする可能性が高いです。
出来るだけ解約しないのが得策だと思います。
しかし、それでも解約したいのであれば必ず理由を明確にしましょう。
解約する目的を明確にしてから解約しましょう。
解約したら、その目的をもとにして今後の生活に生かしていくことが大事です。
具体的には、解約返戻金を必ず学費に充てる、返戻率が満足できない場合はもう少しリスクをとって投資するといった理由でしょうか。
ただなんとなく、やみくもに解約してしまうのは損をするだけですのでおすすめしません。
外貨建ての場合、為替動向の確認をする
加入した保険が外貨建ての保険でしたら、必ず解約する前に為替の動向を確認しましょう。
なぜなら、円安なのか円高なのかによって、解約返戻率が変わってくるからです。
例えば、3万ドルを受け取るときに1ドル=100円と90円とでは受け取れる金額が大きく変わってくるのです。
レート | 返戻率の変動 |
---|---|
1ドル = 90円 | 30,000ドル × 90円 = 270万円 |
1ドル = 100円 | 30,000ドル × 100円 = 300万円 |
この場合の為替相場が5円違うと15万円、10円違うと30万円と金額が変わってくることになります。
外貨建ての保険の場合は、きちんと為替相場を必ず確認したうえで解約するタイミングかどうかを判断してください。
予定利率は何%の保険なのかを確認する
解約する前に、どれぐらいの予定利率なのかを確認しましょう。
予定利率が高ければ、最終的に返戻率も高くなります。
景気の良い時代(30年ほど前)に加入した保険は、予定利率が高いことから解約返戻金も高くなっているのです。
以下の表をご覧ください。
契約日 | 保険期間 | ||
---|---|---|---|
10年未満 | 10〜20年 | 20年超 | |
~昭和27年3月 | 3.00% | 3.00% | 3.00% |
昭和27年4月~昭和51年3月 | 4.00% | 4.00% | 4.00% |
昭和51年4月~昭和56年3月 | 5.50% | 5.50% | 5.00% |
昭和56年4月~昭和60年3月 | 6.00% | 5.50% | 5.00% |
昭和60年4月~平成2年3月 | 6.25% | 6.00% | 5.50% |
平成2年4月~平成5年3月 | 5.75% | 5.50% | 5.50% |
平成5年4月~平成6年4月 | 4.75% | 4.75% | 4.75% |
平成6年4月~平成8年3月 | 3.75% | 3.75% | 3.75% |
平成8年4月~平成11年4月 | 2.75% | 2.75% | 2.75% |
平成11年4月~平成13年3月 | 2.00% | 2.00% | 2.00% |
平成13年4月~平成25年3月 | 1.00〜1.50% | ||
平成25年4月~ | 1.00% |
平成元年の近い年に加入された方の予定利率はとても高く設定されていますね。
少なくとも、2000年あたりまでは今の金利と比較すると高い水準にあるといえるでしょう。
上記のような金利が高い時代に加入し、予定利率が高い保険を「お宝保険」といわれています。
お宝保険を解約するのは、この金利が低い時代において非常に損をすることになります。
そうならないよう、昔に加入した保険は解約せずにまずは予定利率を確認しましょう。
個人年金保険以外のおすすめ保険・金融商品
個人年金以外でおすすめの金融商品がないか気になりますよね。
そんな方のために、個人年金保険の代わりになりそうな金融商品をいくつかピックアップします。
それぞれ見ていきます。
個人型確定拠出年金(iDeCo)
個人型確定拠出年金(iDeCo)とは、老後の資金を自分で運用する年金制度のことです。
このiDeCoは、任意加入の保険になります。
国民年金以外は、任意の保険(=民間保険)と考えていただければ大丈夫です。
iDeCoも、保険料を支払った分だけ所得を控除することが出来ます(小規模企業共済等掛け金控除)。
このiDeCoですが、個人年金保険やNISAや積み立てNISAと異なり控除額の条件がないため、所得が多い方には特におすすめできます。
なぜなら、所得が多い方は多くの金額を投資に回すことができるからです。
iDeCoに投資すればするほど所得控除する金額が大きくなるので、節税効果が大きいです。
しかし、個人年金保険と異なり、自分ですべて金融商品を選び運用しなければならないため、投資が苦手な人やリスクをとりたくない方にはおすすめできません。
ただ、限られた人しかできないほど難しいものでもありません。
もしiDeCoを始めてみたいという方は、まずは投資に関する本を読んでみることをおすすめします。
個人年金保険とiDeCoどちらがおすすめかについて、他の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ一緒にご覧ください。
NISA・つみたてNISA
NISAも老後の資金を運用するにはとてもよい金融商品になります。
通常、株や投資信託を投資し、売却して値上がり益や売却益、配当などの利益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、NISAを利用すれば、税金が非課税に(税金がかからなく)なります。
このNISAとつみたてNISAの違いですが、NISAは5年間が非課税、つみたてNISAは10年間非課税になります。
年間の非課税枠も異なり、NISAでは1年間の非課税枠が120万円に対して、積み立てNISAでは年間40万円になります。
それぞれの所得にあった選び方をするとよいでしょう。
iDeCoもNISAも、投資の設定によって利息は複利で増えるので、投資をして置いておく時間が長ければ長いほど収益が大きく増えやすいです。そのため、投資は早いうち・若いうちから始めることをおすすめします。
つみたてNISAのおすすめ、NISAとつみたてNISAの違いについて気になる方は他の記事で詳しく紹介しているため、一緒にご覧ください。
日本国債
日本の国債も、個人年金保険の代わりになりそうです。
日本の国債は、今でさえ金利は0.05%(最低保証金利)と、昔と比較してとても低い金利となっています。
しかし、この0.05%という金利は現在の銀行預金よりも高い金利なのです。
しかも、日本の国債に関しては、満期まで保有すると100%元本が保証されるのでノーリスクと言えるでしょう。
そのため、リスクをとって投資をしたくない、もしくは投資は難しくてわからないという方でも、満期まで保有すれば現在の銀行預金よりもお金を増やすことができるのです。
詳しくは、財務省の個人向けの国債のページをご覧ください。
【保険選びに迷う方】おすすめの無料保険相談3選
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ここからは、記事監修を務める保険のプロもおすすめの無料保険相談サービスを紹介します。
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年金保険に関するよくある質問
- 年金保険は加入した方が良い?
- 老後資金を準備することを考えるなら加入することをおすすめします。
- 年金保険の受取は一括と年金どっちがおすすめ?
- 税金や資金計画のことを考えると年金形式で受け取る方がおすすめです。
- 年金保険は元本割れをしないの?
- 途中解約をしない限り元本割れをする可能性は低いです。
- 年金保険以外に老後資金を準備する方法は?
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- 年金保険をおすすめする理由は?
- 契約時に受け取る金額が決まっていることから、堅実な資産運用ができることがおすすめポイントです。
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おすすめの個人年金保険を利用して生活の不安を解消しよう
近年は、公的年金の支給額が年々減少していく傾向が見られるため、余裕のある老後を過ごすには、それぞれ各自で老後の資金を貯蓄しなければなりません。
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