看護師の平均年収はいくら?年齢・男女で違う?給料upの方法まで徹底解説!

看護師の年収は高いって聞くけどホント?
もっと年収をアップさせるにはどうしたらいい?

本記事は、看護師の年収についての疑問に詳しくお答えします!

この記事を読めば、看護師の平均年収や給料の内訳はもちろん、年収を決める大切な要素や年収UPの秘訣も丸わかりです!

性別・年齢・地域・学歴別などで看護師の平均年収も解説していますのであなたの年収と比べてみましょう!

看護師の平均年収はいくら?年収が高いって本当?

看護師_年収_平均_中央値_高い_いくら

まず初めに、みんなどのくらい給料をもらってるの?

という方の為に、厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」から看護師の平均年収をご紹介します。

全職種との比較もご紹介していきますよ♪

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看護師の平均年収や中央値は?

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、

POINT

正看護師の平均年収は491.8万円
(月収33.8万円×ボーナス85.8万円)

です。

看護師_年収_平均_中央値_高い_いくら

基本給の他、ボーナス・各種手当(夜勤手当・残業手当・家族手当など)を含む総支給額のこと。
(詳しくは次章で解説しています。)

看護師の年収は、国や公的医療機関が運営する病院で働く(公務員)場合は勤務先によって大きな違いはないと言われています。

しかし、クリニックや民間病院・施設で働く場合はその勤務先によって年収は大きく変わるという特徴があります。

看護師の平均年収は他の職種よりも高い?

厚生労働省の調査結果から、令和2年の全職種と看護師の平均年収を比べてみました。

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

全体 男性 女性
全職種 487.3 546.9 381.9
看護師 491.8 505.9 490.0

上の表からわかる通り、全職種の平均年収は487.3万となっています。

つまり正看護師の平均年収は、日本の平均年収よりも高いことが分かります。

看護師の年収平均は、全職種に比べて35万円ほど高いことが分かります!

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また、女性に限って比べてみると全職種よりも約100万円も高いことが分かります。

看護師_年収_平均_中央値_高い_いくら

女性にとっては、他の職種よりもかなり年収が高いと言えそうです。

【性別・年齢・地域・施設規模・資格・学歴別】看護師の平均年収は?

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ここから性別・年齢・地域など条件別にに平均年収を比較していきます。

看護師の平均年収を以下6つの特徴別に紹介していきます。

「看護師の平均年収は他と比べて高いって聞いたけどホントかな?」という疑問をお持ちの方はぜひご覧になってください。

  1. 性別
  2. 年齢(20代~60代)
  3. 地域
  4. 施設規模
  5. 資格(正看護師・准看護師・看護助手)
  6. 学歴(大卒・専門卒)

①看護師の給料は男女で違う?【男女別】年収の差とは

まずは、看護師では男女で年収に差があるのかを見ていきましょう。

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男女別平均年収は、

POINT
  • 男性の平均年収・・・505.9万円
  • 女性の平均年収・・・490.2万円

です。

男女の月収(手当等含む)・ボーナスを比較するとこんな感じです。
▼スマホは表を縦横スライドできます。

平均額 男性 女性
月収 34.9万円 33.7万円
ボーナス 86.7万円 85.6万円
合計(年収) 505.9万円 490.2万円

このように、年収にして約16万円程男性の方が多いという結果になりました。

これは、他の職種と比べると年収の男女差は少ないと言えます。

年収差ができる原因は、

  • 男性は世帯主の場合が多く、家族手当が多い
  • 女性は結婚・出産・子育てなどで働き方を変える

などライフステージに合わせた変化が主な原因と考えられます。

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また、男性の場合は給与の高い大病院などで働くという背景も関係ある可能性があります。

②20代~60代で給料は上がる?【年代別】年収の差とは

次に、看護師の年収は年齢(勤続年数)でどのくらいUPしていくのかを見ていきましょう。

下記は、女性看護師のみの集計結果です。

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

年齢 月収 年収
20~24歳 28.5 万円 391.9万円
25~29歳 31.3万円 450.4万円
30~34歳 31.9万円 460.6万円
35~39歳 32.8万円 475.2万円
40~44歳 34.1万円 500.2万円
45~49歳 35.9万円 531.3万円
50~54歳 37.2万円 549.4万円
55~59歳 38.0万円 563.2万円
60~64歳 33.3万円 478.7万円
65~69歳 30.4万円 417.3万円

※月収=各種手当を含む

この結果から、

  • 年齢と共に給料もUPする
  • 子育て世代の20代後半~30代はUP率が低い
  • 50代後半の年収が最も高い
  • 60代でも年収が高い

などの特徴があることが分かります。

多くの病院などでの看護師の定年は、基本的には60歳です。

しかし、

  • 年金支給開始年齢が65歳となった
  • 看護師業界は年代を問わず人手不足が続いている
  • 経験豊富な看護師を求めている

などの理由からパートなどの形で定年後にも働く看護師が増えています。

そのため、看護師の年収は50代後半がピークとなっていますが、60代を過ぎても高い年収を保っています。

③看護師の年収は地域で違う?【都道府県別】年収ランキング

次に、勤務地(都道府県)で看護師年収に差はあるのかについてご紹介します。

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都道府県別の年収平均のベスト3、ワースト3をご紹介しますよ♪

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

ベスト3 ワースト3
1位 青森県(540.5万円) 大分県(405万円)
2位 岐阜県(530.4万円) 熊本県(424.4万円)
3位 神奈川県(521.8万円) 高知県(440.7万円)

最上位の青森県と、最下位の大分県では、平均年収に約135万円も差があることがわかりました!

その他の県も見てみると、全体的に

  • 関東・関西・東海などの都市部は年収が高い
  • 四国や九州・沖縄地方の年収は低い

という傾向が見られました。

この傾向はこれは看護師に限ったことではありません。

人口が多く、仕事が多い地域ほど年収(給与)が高くなるのは一般的です。

その分都市部は物価も高いですからね。

④大病院が有利?【施設規模別】年収の差とは

施設の規模によっても看護師の平均年収には差が出てくるのでしょうか?

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ここでは、施設規模の目安として職員数を用いて平均年収を比べてみましょう。

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

職員数 平均年収 年間
100名未満 456.1万円 300万円
100名~1,000名未満 479.8万円 64万円
1,000名以上 521.6万円 12万円

この表からわかる通り、施設規模の大きい勤務先の方が平均年収も高いことが分かります。

病床数」で統計をとっても同じような結果になりますよ!

これは、一般的に施設規模が大きくなるほど、人事の評価・昇給制度がキッチリと整備されていることが多いためと言われています。

ただし病床数が多いということは、ナースコールや入退院の対応などの業務も多くなります。

また、救急医療、先進医療、多くの診療科など幅広い知識やスキルが求められる特徴があります。

⑤准看護師・看護助手の平均年収は?【資格別】年収の差とは

POINT
  • 准看護師の平均年収・・・413万円
  • 看護助手の平均年収・・・312万円

です。

正看護師と准看護師の月収(手当等含む)・ボーナスを比較するとこんな感じです。
▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

平均額 正看護師 准看護師 看護助手
月収 33.8万円 28.8万円 22.2万円
ボーナス 85.8万円 67.4万円 45万円
合計(年収) 491.8万円 413万円 312万円

このように、正看護師の年収と比べて准看護師は約80万円、看護助手は約180万程度少ないようです。

その理由は、免許や業務内容などに違いがあるためです!
詳しくは下記を参考にしてくださいね。

  • 正看護師・・・国家資格。厚生労働大臣が発行する免許
  • 准看護士・・・都道府県知事が発行する免許
  • 看護助手・・・免許不要

▼スマホは表を縦横スライドできます。

正看護師 准看護師 看護助手
免許所得方法 看護大学/看護短大/専門学校のどれかを卒業→看護師国家試験に合格 准看護師養成所(2年)を卒業→准看護師認定試験に合格 免許不要
業務内容 自身の判断で医療行為・ケアを行える 医療行為は可能だが必ず医師や看護師の指示の元に行う 書類作成や患者の介助など(医療行為は不可)
勤務場所 どの医療現場でも働ける どの医療現場でも働くことができるが、大学病院や総合病院の求人は少ない 准看護師に同じ
キャリア 管理職への昇格
専門看護師・認定看護師へのキャリアアップ
まずは正看護師になる必要がある 看護師を目指す土台になる

⑥大卒・専門卒の違いはどのくらい?【学歴別】初任給(1年目)の年収差とは

日本看護協会の「2020年病院看護実態調査」によると、大卒・専門卒の初任給(月収)は

POINT
  • 大卒・・・27.3万円(うち基本給20.9万円)
  • 専門卒・・・26.2万円(うち基本給20.2万円)

です。

MEMO

こちらの初任給には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、当直手当等を含みます。

専門卒の方が若干初任給が少なく、年収で言うと約9万円程度少なくなるようです。

▼スマホは表を縦横スライドできます。

大学 専門学校
期間 4年 3年
カリキュラム 看護分野の他、一般教養科目も充実し幅広い分野を学べる 実習数が豊富で即戦力がつく
学費 高め
安め
卒業資格 看護師国家試験の受験資格を得る
その他、保健師国家資格や助産師、養護教諭の受験資格を得られる大学もある
→大学院への進学の他、企業や保健所などからも需要あり
看護師国家試験の受験資格を得る

看護師年収の内訳とは?手当の種類や手取りとの違いを解説!

看護師_年収_内訳_手取り_手当

この章では、

看護師の年収には基本給の他にどんな手当が含まれるの?

年収と手取りってどう違う??

など看護師の年収の内訳がよくわからない方の為に、年収に含まれる手当の種類や、手取りとの違いなどを詳しく見ていきます!

まず看護師の年収は、

POINT

月収×12カ月+ボーナス

で求められます。

看護師の年収の内訳をわかりやすくまとめたのがこちらです。

看護師_年収_内訳_手取り_手当

このように、年収は基本給の他に各種手当やボーナスを含んだ給与の総支給額のことを言います。

なんだかたくさんの項目がある月収部分(月々の給与)については、給与明細を使ってご説明します!

こちらは、ある病院のある月の給与明細書です。

看護師_年収_内訳_手取り_手当

「支給」「控除」「勤怠」の3項目についてそれぞれ解説していきます。

看護師の「支給」項目の内訳

看護師の「支給」項目は、

  1. 所定内給与
  2. 所定外給与

の2種類に分類されます。

明細書1列目を「所定内給与」、2列目を「所定外給与」と言います。

①所定内給与とは?

支給される給与のうち、超過勤務等に対する給与以外のものを言います。

所定内給与には、

  • 基本給
    給与の基本の部分で、勤務先の給与規定により決まる
  • 家族手当
    家族を扶養している人に対して、家族増加による生活費増加を補う目的で支給される手当
  • 役職手当
    管理職・役付者に支払われる手当
  • 資格手当
    看護師という資格について支払われる手当
  • 通勤手当
    通勤の費用に対して支払われる手当。
    (1か月10万円までは非課税)
  • 危険手当
    業看護師自体に危険や危害が及ぶ可能性が高い場合に支払われる手当

などが含まれます。

看護師_年収_内訳_手取り_手当

毎月金額がコロコロ変わるものではないというのが特徴です。

これらの手当には任意の物も多く、勤務先によっては支払われない手当もあります。

②所定外給与とは?

所定労働時間外の勤務を行ったことに対する給与のことです。

所定外給与には、

  • 超過勤務手当(残業手当)
    法定労働時間(原則1週40時間、1日8時間)を超えて就労した場合に支払われる手当
  • 深夜手当
    22時~5時までに就労する場合に支払われる手当
  • 休日手当
    法律で定められた休日(法定休日)に就労する場合に支払われる手当
  • 夜勤手当
    看護師の夜勤に対して支払われる手当

などがあります。

こちらの手当は、月々の勤務日数・時間によって毎月変化をするという特徴があります。

上記手当のうち、夜勤手当以外は労働基準法で定められた手当です。

そのため各手当ごとに、「給与の〇%以上増し」というように「法定割増賃金率」が決まっています。

1時間当たりの給与(基本給+諸手当(住宅手当、家族手当、通勤手当を除く)÷所定労働時間 (160時間など))×法定割増賃金率×深夜勤務時間数

区分 法定割増賃金率
時間外勤務給 1カ月45時間まで 25%以上
1カ月45時間を超え60時間未満及び年360時間超える 25%を上回る割増賃金率
(努力義務)
60時間を超える
(中小事業所※については現在猶予中)
50%以上
休日勤務割増給 35%以上
深夜勤務割増給 25%以上(22時~5時の勤務)
時間外勤務+深夜勤務 50%以上(25%+25%)
休日労働+深夜労働 60%以上(35%+25%)

※中小事業所:医療業の事業所では、常時使用する労働者数が100人以下の事業所

この①②2つの給与を足した総額が「支給総額」、いわゆる「月収」と呼ばれるものです。

看護師の仕事は、

  • 24時間体制の看護が必要
  • 患者の急変など不測の事態への対応が必要

という特性があります。

そのため、他の職種に比べて所定外給与の割合が高くなるという特徴があります。

夜勤手当や残業手当の占める割合が多いということです!

看護師の「控除」項目の内約

給料明細の控除項目には、

  • 社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料など)
  • 所得税
  • 住民税

などがあります。

看護師_年収_内訳_手取り_手当

これらが、給与から差し引かれる額でありその合計を「控除総額」と言います。

つまり、

POINT

手取り=「支給総額」(月収)-控除総額

と言うわけです。

一般に年収の75~80%が手取り額となると考えましょう!

ちなみに、これらの控除項目は看護師特有のものではありません。

一般のサラリーマンでも自営業者でも、種類は違えどそれぞれ規則に則った控除項目が存在します。

そのため、個人ではどうにもならない項目と言えます。

「勤怠」項目とは?

給与明細の一番下にある「勤怠」項目には、勤務の状況が記載されます。

夜勤手当・残業手当などの計算に関わってくるため、残業時間や夜勤日数、有給日数が正しく記載されるかを確認する必要があります。

残業しているのに残業時間が付かないなどの場合、ブラック企業と言えますよ!

看護師の年収を決める3大要素とは?

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

看護師の年収内訳の中で、主に年収を決める大きな要素は、

  1. 基本給
  2. 夜勤手当
  3. ボーナス(賞与)

の3つと言われています。

ここでは、それぞれの特徴や平均額を詳しく見ていきましょう。

看護師の基本給の特徴と平均額は?

基本給の特徴は次の通りです。

「基本給」の特徴
  1. 勤務先によって年功給、職務給、年功給+職務給など、様々な決め方パターンがある
  2. ボーナスや各種手当の基本となるため超重要!

看護師の基本給は、年齢(勤続年収)や役職などによって違いがあります。

またその決め方(昇給の仕方)は勤務先によって様々です。

自分の基本給がどのように昇給するのかを知っていると、将来のライフプランを考えるのにも役立ちますのでチェックしてみましょう。

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

また、

看護師の給料は手当が大きいって言うし、基本給は重要じゃないのでは?

という方もいるかもしれませんがそれは大きな間違いです。

まず、基本給は給与の中で最も大きなウエイトを占めます。

そして、基本給は

POINT

各種手当、ボーナス、退職金の算定に用いられます!

残業手当・深夜手当・休日手当などは、すべて基本給の〇%割増というように、基本給を基準にして算定されています。

その他、ボーナスも基本給×4などというように基本給が基準となります。

つまり、基本給が高ければ手当・ボーナス・退職金などにも有利と言えます。

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

また、結婚後や出産後に日勤のみで働くようになった場合、夜勤手当などがもらえなくなります。

その時に基本給が高いことはかなり重要になってきます。

一件手当が高い方が収入が多くなると思われがちです。

しかし、生涯賃金で比べた場合は同じ給与総額であれば基本給の占める割合が高い方がメリットが大きいです。

基本給はすべての基準になるからとっても重要なんですよ!

基本給の平均は?

日本看護協会の「2020年病院看護実態調査」によると、基本給の平均は

POINT
  • 初任給・・・約20万円/月
  • 30~40代(非管理職)・・約25~30万円/月

です。

毎年5,000円程昇給するというイメージを持っておけばよいでしょう。

看護師の夜勤手当の特徴と平均額は?

夜勤手当の特徴は次の通りです。

「夜勤手当」の特徴
  1. 法的なルールはないため、勤務先によって異なる
  2. 夜勤時間が長い2交代制の方が手当が多い

まず、「夜間手当」は「深夜手当」などとは異なり支払額についての法的なルールがありません。

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

そのため、就業先が自由に設定でき、支給額に差があるということを覚えておきましょう。

また、

日本看護協会の「2020年病院看護実態調査」では、夜勤1回あたりの手当の相場は次の通りです。

平均手当額
2交代制(夜勤) 11,283円/回
3交代制(準夜勤) 4,154円/回
3交代制(深夜勤) 5,122円/回

※ 手当額は深夜時間帯(22 時~翌 5 時)の割増賃金を除いた定額部分のみ

この結果からわかる通り、2交代制の方が夜勤時間が多い分1回の夜勤手当が多いことが分かります。

転職・就職する際には、この平均額を参考にしましょう!
平均より多くもらえる職場を選ぶとよいですね!

夜勤手当の平均は?

看護師の夜勤手当の年間平均額は、

POINT
  • 2交代制の場合・・・5.3万円/月(約64万円/年)
  • 3交代制の場合・・・3.5万円/月(約42万円/年)

です。

こちらは、それぞれの交代制勤務の平均的な夜勤回数(2交代制:4.7回/月、3交代制:7.7回/月)から導き出した夜勤手当の平均です。

年間で見ても、2交代制の方がたくさんの手当てをもらえる場合が多いことが分かります。

看護師夜勤の流れやメリット・デメリットなどさらに詳しく知りたい方はこの記事を読んでみてくださいね!

深夜手当との混同に要注意!

ちなみに、何度も言いますが「夜勤手当」と「深夜手当(深夜割増手当)」は違います。

深夜手当(深夜割増手当)とは?

労働基準法で定められた手当。
22時~5時までに就労する場合、給与の25%増し以上の給与を支払うことが定められている。

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

深夜手当が法律で定められているのに対し、夜勤手当は勤務先が独自のルールで決めることができる手当です。

就職・転職する際には、

  • そもそも夜勤手当が出るのか
  • 「深夜手当」と混同されていないか

などをきちんとチェックするようにしましょう!

看護師の賞与(ボーナス)の特徴と平均額は?

賞与(ボーナス)の特徴は次の通りです。

「ボーナス」の特徴
  1. 法律上の支払い義務はない
  2. 企業業績により支給額は変動する(基本給×〇カ月分と表される)
  3. 年2回に分けて支給されるのが一般的
  4. 派遣やパート・アルバイトには支給されない

ボーナスは法律上必ず支払わなければならないものではありません。

企業が「ボーナスを支払う」と会社規定などに定めた場合のみ、支払う義務が生まれます。

そのため、ボーナスの支払い時期や回数、支給額は企業により異なります。
(年2回(6月・12月)の場合が多い)

転職・就職する際には、勤務先のボーナス規定をしっかりチェックしましょう!

支給額は、企業の業績の良し悪しで毎年変わるのが一般的です。

また、時給換算である派遣社員やパート・アルバイトには支給されません。

賞与(ボーナス)の平均は?

厚労省の調査によると、

POINT

看護師の賞与(ボーナス)年間平均額は85.8万円

となっています。

ちなみにこちらは年2回(夏・冬)の合計額です。

基本給の平均から考えると、基本給×1.4~1.7カ月分/回(2.8~3.4カ月分/年)の支給が平均的と言えます。

看護師_年収_基本給_手当_ボーナス_平均

年齢が増して基本給が増えるにつれてボーナスもUPします。

厚生労働省によると、20代では年間平均約50万円だったボーナスも、40代後半~50代には年間平均約100万円ほどになるとしています。

看護師のボーナスは他の職種よりも高い?

ちなみに、看護師と全職種の平均ボーナス額を比較するとこのような結果になります。

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

全体 女性
全職種 90.6 62.8
看護師 85.8 85.6

全職種で見ると格段高いとは感じませんが、女性に限ったボーナス平均額を見ると高く感じます。

よって、女性の職種の中では「看護師のボーナス」は高いと言えます。

【結論】看護師の平均年収の内約はこんな感じ!

上記で説明したそれぞれの年間平均額を考慮すると、看護師の平均年収の内約の目安はこんな感じです。

▼スマホは表を縦横スライドできます。(単位:万円)

月収 年収
基本給 25万円 300万円
夜勤手当 5.3万円 64万円
残業手当 1万円 12万円
その他手当 2.5万円 30万円
ボーナス 85.8万円
 合計(年収) 491.8万円
こちらは勤続10年程度の正看護師をモデルにした場合です!

注意

厚生労働省と日本看護協会の各内訳の平均を基にしたおおよそのデータになります。
参考程度にしてください。

看護師の年収を上げる方法とは?800万~1000万円超えも可能?

看護師_年収_平均_上げる_600万_800万_1000万_上がらない_アップ

さて、今までに見てきたデータも参考にしつつ看護師の年収を上げる方法をご紹介します。

看護師で600万・800万・1000万稼ぐのは可能か?
具体的にどうしたら良いの
かも解説しますよ!

給料がなかなか上がらない!

と悩む方はぜひ参考にしてみましょう!

看護師の年収を上げる5つの基本

まず、年収を上げる5つの基本は次の通りです。

  1. 労働条件(規約)の良い勤務先を選ぶ
  2. 大規模・都市部・社会保険関係団体の勤務先を選ぶ
  3. 給与が高い科を選ぶ
  4. 資格を増やす
  5. 管理職にキャリアアップする
看護師の平均年収から飛び出すための基本をそれぞれご紹介しますよ!

①労働条件(規約)の良い勤務先を選ぶ

今から就職・転職を考えている看護師の方は、まず基本給・手当・ボーナスの実績が高い勤務先を選びましょう。

看護師_年収_平均_上げる_600万_800万_1000万_上がらない_アップ

特に手当は病院ごとに種類や支給額が違いますので細かくチェックしましょう。

さらに、

  • 福利厚生は良いか
  • 無理なシフトを組んでいないか
  • 労働時間が正しく記載されるか
  • 昇給率は高いか

などの労働条件を確認することも大切です。

これらの情報は、看護師におすすめの就職・転職サイトで知ることができますよ♪

②大規模・都市部・社会保険関係団体の勤務先を選ぶ

働きたい地域や病院の希望が特にない方は、できるだけ都市部の施設規模が大きい勤務先を選びましょう。

平均年収のデータを見てわかる通りそれらの病院は年収が高くなる傾向があります。

また、施設の開設主体でいうと

  1. 社会保険関係団体
    (社会保険・厚生年金・健保連など)
  2. 公的医療機関
    (都道府県立・市町村立・赤十字・済生会など)

  3. (国立・労災など)
  4. 公益法人
  5. 医療法人・個人

の順に年収が高いと言われています。

その他、私立学校法人や日本赤十字社も高いと言われていますよ!

高年収を得たい方は、社会保険関係団体や公的医療機関の病院をチェックしてみるとよいでしょう。

③給与が高い科を選ぶ

看護師の年収は、勤務する科によっても変わってきます。

一般的には、次のような特徴を持つ科が年収が高いです。

  • 手術が多い科
    (整形外科・呼吸器外科・脳神経外科、循環器科など)
  • 高いスキルが必要な科
    (透析科・泌尿器科)
  • 自由診療が多い科
    (美容整形外科・美容皮膚科)
  • 手当が多い&ハードな科
    (救急救命病棟(ER)や集中治療室(ICU))
  • 患者数が多くなっている科
    (糖尿病内科・乳腺外科)

つまり、収益が高い科&心身ともにハードな科が年収が高いと言えます。

看護師_年収_平均_上げる_600万_800万_1000万_上がらない_アップ_高い科

いくら年収が高くても負担が多すぎると続きません!
リスクも考えて科を選びましょう!

④資格を増やす

看護師がスキルアップするために日本看護協会では

  1. 専門看護師
    日本看護協会の専門看護師委員会によって定められた13の特定専門分野において専門性を持つことを証明する資格
  2. 認定看護師
    高い水準の看護を実践、そして看護職への指導や相談対応も十分に行えることを証明する資格
  3. 認定看護管理者
    病院や介護関連施設の管理者として優れた資質を持ち、
    組織を発展させる能力があると認められた看護師に与えられる資格

という3つの資格認定制度を運営してしています。

資格支援制度を行っている病院では、これらの資格を取ると資格手当が付くことが多く、年収アップにつながります。

看護師_年収_平均_上げる_600万_800万_1000万_上がらない_アップ

また、管理職にキャリアアップするためにも必要な場合があります。

「認定看護管理者」は、看護師長・部長や副院長・介護関連施設の副施設長向けの資格です!

その他、勤務する科によっては

  • 消化器内視鏡技師
  • 糖尿病療養指導士
  • ケアマネージャー
  • 助産師
  • 保健師
  • 精神保健福祉士
  • 理学療法士・作業療法士
  • 呼吸療法認定士

など看護師以外の資格を持っている(ダブルライセンス)とその分仕事の幅が広がります。

そのため給与面でも優遇される場合が多いと言えます。

⑤管理職にキャリアアップする

看護師の役職には、

  • 看護職副院長
  • 看護部長
  • 副看護部長
  • 看護師長
  • 副看護師長
  • 看護主任

などの役職があります。
(上に行くほど高い役職です。)

役職が付けば役職手当や基本給もアップし、当然年収も上がります。

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ただしそう簡単ではありません。

高い役職を目指すには、看護業務の質や長い経験だけではなく、資格所得や人を束ねる能力・忍耐力など様々な努力が必要です。

看護主任になるだけでも、10年以上の経験が求められることが多いんですよ!

看護師が年収600万~800万円を超えるための方法とは

ここからは、年収600万~800万円になるためには具体的にどんな方法があるかをご紹介します。

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  1. 資格・役職ありで50代前後にクリア可能
  2. 給与水準の高い一般企業に就職する
  3. 夜勤専従バイト等のダブルワークをする
  4. 助産院(助産所)やレディースクリニックの助産師になる
  5. 投資・副業で稼ぐ

①資格・役職ありで50代前後にクリア可能

病院等に勤務する看護師の場合、「看護師長」になれば年収700万を達成できると言われています。

また、そこまでの役職がなくとも

  • 年収が一番高くなる50代
  • 年収の高い病院・科(ICUなど)
  • 資格や役職を持ち成績も良好

などの好条件が重なれば達成できる年収と言えます。

②給与水準の高い一般企業に就職する

病院ではなく、産業看護師として一般企業で働くという手もあります。

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POINT

企業看護師は、医療機関で働く看護師より1割程平均年収が高い!

と言われています。

特に外資系の会社は給料が高いです。

また、治験コーディネーターや臨床開発モニターとして働く場合も給料は好条件です。

ただし、

  • 求人数が少ない
  • 仕事の幅が広くビジネススキルや高度な専門知識を求められる
  • ビジネスレベルの英語が必要な場合がある

など難しい条件がたくさんあります。

③夜勤専従バイト等のダブルワークをする

夜勤専従でダブルワークをすると、夜勤手当・深夜手当などで年収が増えて600万達成は可能でしょう。

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しかし、通常の勤務+夜勤専従となると長期で続けるのは心身ともに難しいと言えます。

短期的に年収を増やす方法としてはありかもしれません。

④助産院(助産所)やレディースクリニックの助産師になる

転職サイトを見ていると、助産院やレディースクリニックの助産師で年収700万円という求人を結構見かけます。
(ただし、助産師としてのキャリアが10年以上など条件あり)

POINT

助産師の平均年収は約570万円!

看護師年収平均よりも約80万円も高いため、助産師の資格を持っている場合は助産師として働くことで年収をUPさせることができます。

⑤投資・副業で稼ぐ

最後の方法は、看護師以外の方法で稼ぐというものです。

夜勤慣れしている看護師は、夜に会員制クラブや水商売など時給が高いバイトをしている場合も多いようです。

その他、医療系ライターやブログ執筆などでもしっかり働けば年間100万円程収入をUPさせることは不可能ではありません。

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ただし、本業の勤務時間外でも働くことになるため、心身への負担があることは覚えておきましょう。

MEMO
ただし、国公立の病院で働く看護師(公務員)は副業は法律で禁止されています。
民間病院の場合も就業規則を確認しましょう。

看護師の副業について、詳しくは以下の記事をご覧ください!

もう1つの方法として、投資で稼ぐ方法もあります。

株式投資やFXは資産運用と考えられるため、公務員でも取り組めます。

ただし、投資は元本割れの可能性もあることは覚えておきましょう。

看護師の年収1000万円越えは可能?

最後に、看護師で年収1000万円を達成するにはどうしたらよいのでしょうか?

看護師の平均年収の2倍以上の年収となりますが、そもそも可能なのでしょうか?

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結論としては、

POINT

普通の病院勤務ではほぼ不可能です!

では、年収1000万円を達成しているのはどんな人達なのでしょうか?

あくまで可能性ですが、一例をいくつかご紹介します。

  1. 病院勤務では経営に近い役職につくことが必要
  2. 有名な美容外科クリニックの成績優秀者になる
  3. 臨床開発モニターで管理職になる
  4. 訪問看護ステーションの管理者になる

①病院勤務では経営に近い役職につくことが必要

看護師の役職のトップと言えば、看護部長や看護職副院長です。

ここまでいくと、病院の経営者側の1人となります。

これらの役職を兼任し、かつ給与がトップクラスの大病院勤務でやっと達成できるかどうかというレベルです。

そう簡単になれるものではありませんね。

②有名な美容外科クリニックの成績優秀者になる

美容外科クリニックでは、

  • 自由診療のためもともと給料が高い
  • 仕事に応じて歩合制報酬がもらえる

という特徴があります。

収益が高い有名美容クリニックで、役職ありの営業成績者であれば年収1000万円も夢ではありません。

③臨床開発モニターで管理職になる

看護師がなれる給与の高い職業に臨床開発モニターがあります。

臨床開発モニター(CRA)とは、新薬の臨床開発業務におけるスペシャリスト。
治験を行う医療機関の選定や臨床データの収集、プロジェクト全体の管理などを行う。

臨床開発モニターには国家資格などは必要ありませんが、薬学や医学の知識・コミュニケーション能力・英語力・IT知識などは必須です。

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そのため、薬剤師・MR認定資格・臨床検査技師・看護師など、実務経験者や医療系資格を持つ人が優遇されます。

この臨床開発モニターでさらに管理職になれば年収1000万円を超えることもあるようです。

④訪問看護ステーションの管理者

最後は、訪問看護ステーションの管理者という道です。

住み慣れた自宅で療養生活が送れるように、医師や他の医療専門職、ケアマネジャーなどと連携し、訪問看護サービスを提供する事業所のこと
ホームヘルパーを派遣するだけでなく、行政と連携を取ってサービスを提供している

管理者に特別な資格は必要ありませんが、人員の確保や営業・経営など幅広い能力が求められます。

いきなり管理者になるのはやはり難しく、訪問看護の経験も大切です。

起業すれば売る上げに応じて年収もいくらでもアップします。

逆に事業に失敗すれば、それなりのリスクがあります!

このように、年収1000万を達成できる職業はどれもかなり特殊なことが分かります。

まとめ

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今回は、看護師の年収について平均年収や性別・地域・年齢などでどのように違ってくるかをご紹介しました!

また、看護師の年収を上げる方法や年収の内訳もおわかりいただけたと思います。

  • 正看護師の平均年収は491.8万円
    →全職種(女性限定)と比較すると約100万円も高い
  • 看護師の年収を決める三大要素は基本給・夜勤手当・ボーナス
  • 看護師年収は大卒・正看護師都市部の大病院で高い傾向にある
  • 看護師年収を増やす基本は
    資格・管理職へのキャリアアップ・給与が高い科を選ぶこと
  • 年収1000万を超えるには普通の病院勤務ではほぼ不可能
    →大病院の副院長クラス・美容皮膚科のエース・臨床開発モニターなど特別な職が必要

この記事を読んで、現在看護師の方はもちろん、これから就職・転職する方も年収について詳しく理解できたのではないでしょうか。

看護師の仕事は年収が高めな分、交代制勤務や患者への気遣いで心身ともに大変なお仕事です。

そんな仕事だからこそ、満足できる年収がもらえる勤務先を選んでくださいね!