色々な証券会社があるなかで、DMM.com証券の株取引「DMM株」はどのような理由で、ユーザーに選ばれているのでしょうか。
このような疑問や、悩みを抱えている方に向けて、今回はDMM株について詳しく解説します。
DMM.com証券は国内株式・米国株式、FXやCFDなどの多様な金融商品を取り扱っているネット型の証券会社です。
株式取引の手数料が安く、独自のポイントがもらえるオリジナルなサービスがあります。
DMM証券で口座を開設して株を始めようと考えている人に向けて、DMM株の特徴やメリット・デメリット、口コミ情報などを紹介します。
- 国内株式、米国株式の取引手数料が格安
- パソコンやスマホアプリが充実している
- DMM株ポイントや24時間の電話サポートが特徴
- 取扱い商品が少ない
- つみたてNISA、iDeCoがない
- 手数料重視で取引したい方にはおすすめ
\手数料が国内最安水準/
もくじ
DMM株の概要
DMM株は、DMM.com証券で株式取引ができるサービスです。
国内株式(IPO含む)や米国株式の取引手数料が業界最安値で利用できて、取引ツールやアプリが無料で使えるメリットがあります。
口座開設が簡単で、初心者で個別銘柄取引を始めるのならおすすめの証券会社です。
DMM株のメリット7つ
DMM株の特徴を説明するために、まずはメリットからご紹介いたします。
取引手数料が業界最安クラス
DMM株の株取引手数料は、同じネット証券の中でもトップクラスの安さです。
主要ネット証券と国内株式の現物取引と信用取引の手数料の違いをまとめて紹介します。
①現物取引手数料
約定代金ごとの手数料は以下の通りです。
約定金額 | DMM.com証券 | SBI証券 スタンダードプラン |
楽天証券 超割コース |
---|---|---|---|
5万円まで | 50円 | 50円 | 50円 |
10万円まで | 80円 | 90円 | 90円 |
20万円まで | 97円 | 105円 | 105円 |
約定代金が10万円以上では、DMM.com証券の手数料が一番安いことが分かります。
②信用取引手数料
1日の約定代金ごとの手数料は以下の通りです。
約定金額 | DMM.com証券 | SBI証券 スタンダードプラン |
楽天証券 超割コース |
---|---|---|---|
10万円まで | 80円 | 90円 | 90円 |
20万円まで | 80円 | 135円 | 135円 |
50万円まで | 80円 | 180円 | 180円 |
300万円まで | 80円 | 350円 | 350円 |
300万円以上 | 0円 | 350円 | 350円 |
現物手数料と同じく、約定代金が10万円以上では、DMM.com証券の手数料が一番安いことが分かります。
特に約定代金が300万円以上では、DMM.com証券の取引手数料は無料になり、SBI証券や楽天証券との差額は350円にもなります。
ちなみに信用取引の金利や貸株料を比較しても、DMM.com証券が一番安くなっています。
DMM.com証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
買方金利(制度信用) | 2.10% | 2.80% | 2.80% |
買方金利(一般信用:無期限) | 3.09% | 2.80% | 2.80% |
売方金利 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
貸株料(制度信用) | 1.10% | 1.15% | 1.15% |
米国株の取引ができる
米国株式には、アマゾン、コカコーラ、ナイキ、アップルやマクドナルドのような、日本にいても誰もが聞いたことのある馴染み深い企業が多数あります。
日本国内に比べて、人口増加やグローバル化で高い成長を続けている企業も多くあります。
DMM株は米国株式の取引も可能で、アマゾンなどの個別銘柄や米国ETFなど、900銘柄以上を取り扱っています。
取扱数は、SBI証券や楽天証券に比べるとやや少ないですが、取り扱いは徐々に増えてきています。
また取引手数料は、他社でと違って約定代金に関わらずに一律0円です。
- 1つのアプリで国内株式から米国株式まで取引可能
- 米国株式は取引手数料0円(※)
- 米国株式の保有株が担保になる
- 初心者でも米国株式が始めやすい
- 平日24時間サポート
- 為替取引(円⇔ドル)を行う手間がかからない
※別途、1ドルあたり25銭の為替手数料が必要になります
PCの取引ツールが充実
初心者からプロまで様々な投資スタイルに対応した取引ツールが用意されています。
DMM.com証券以外の証券会社に口座を持っていて、取引ツールを使ったことがあると、チャートやランキング、ニュースなどのいくつもの機能が詰め込まれていて、使いにくいイメージを持つ人も多いと思います。
そういったツールは慣れて使いこなせれば、豊富な情報を手に入れられるようになりますが、初心者やツールに慣れないうちは、返って調べたい情報にたどり着くのに時間がかかってしまうことがあります。
その点、DMM株のパソコン用の取引ツールは2種類に分かれていて、初心者からベテラン投資家まで使いやすいツールを揃えています。
1つ目の初心者向けの取引ツール『DMM株 STANDARD』は、シンプルな画面構成で、見やすい画面で操作が簡単です。
2つ目の取引ツールは、ベテラン投資家まで使える『DMM株 PRO』です。
この高機能トレーディングツールは省スペース画面の中に、豊富な情報を見やすく配置し、様々な注文方法をスピーディーにこなせる優れものです。
それではDMM証券の取引ツールの特徴をご紹介します。
①『DMM株 STANDARD』
- 「使いやすさ」にこだわったWebブラウザ版取引ツール
- シンプルな画面構成のPC取引ツール
- ワンクリックで、チャート、ニュース、ランキングなどが見られる
- 決算情報やIR情報などを見ながら、個別銘柄の注文を発注できる
②『DMM株 PRO』
- 板情報を見ながら素早く売買ができる
- チャートなど他画面と注文画面を見やすく省スペースに配置
- 注文方法が「指値」「成行」以外にもカスタマイズが可能
- トレード板画面の「ワンクリック発注モード」でスピード発注が可能
- 34種類のテクニカル指標と10種類の描画機能
スマホアプリでも簡単に取引できる
パソコンを普段使わない人には、スマホアプリで取引が簡単にできるツールをお勧めします。
DMM株のスマホ用アプリ『DMM株』なら、1つのアプリで国内株式と米国株式が管理や取引が可能です。
またパソコン用ツールと同様に、初心者には操作が簡単な「かんたんモード」と、充実した機能の「ノーマルモード」の2つがあります。
2つのモードは1つのアプリで切り替えて使うことが可能です。
①『かんたんモード』の特徴
- 見やすさを追求したシンプルなレイアウトで、直感的な操作が可能
- 注目のテーマを選ぶだけで、それに合った銘柄がスクリーニングできる
- キーワードやランキングで簡単に銘柄を選べる
- 手数料無料のクイックがワンタップで完了
- チャートや板情報を見たいときは、すぐにノーマルモードに切り替え可能
①『ノーマルモード』の特徴
- 板情報やチャートからワンタップでスピード発注が可能
- パソコンと連携して最大2000銘柄までお気に入り銘柄が登録可能
- リアルタイムで四季報・みんかぶ・モーニングスターの投資情報を閲覧可能
- 複数条件を指定した絞り込み検索で、自分の望む銘柄を簡単に見つけられる
- 多様なテクニカル分析に対応、トレンドラインの描画が可能
ただしメンテナンス時間は注文ができません。
- 月曜~土曜:04時00分~05時00分
- 月曜~金曜:15時00分~16時00分
DMM株ポイントが貯まる&現金化できる
DMM.com証券で国内株式の取引をすると、手数料の1%が「DMM 株ポイント」として受け取れます。
DMM株ポイントは1ポイント1円に交換できて、すぐにDMM株口座に入金されて、株取引に使えます。
もちろん自分の口座に出金することも可能です。
DMM株ポイントは、取引が完了した翌日に付与されます。
DMM株ポイントの交換方法は以下の通りです。
- 『DMM株 STANDARD』にログインして、「ポイント交換」をクリック
- 画面上部の「ポイント交換」をクリック
- 交換するポイント数を入力して、取引暗証番号を設定してから「確認」をクリック
- 「注文」をクリックするとポイント交換が完了
もちろんスマホアプリ「DMM株」でもポイント交換が可能です。
- アプリを起動したら、画面左上のメニューを開いて「ポイント交換」をタップ
- 画面上部の「ポイント交換」をタップ
- 交換するポイント数を入力して、取引暗証番号を設定してから「確認」をタップ
- 「注文」をクリックするとポイント交換が完了
24時間の電話サポートがある
DMM株では平日は24時間と、土曜日の早朝まで対応の電話サポートがあります。
- 口座開設に関する質問
- 入出金・入出庫・株券担保サービス
- システムやツールの使用方法
- 住所変更など登録内容の変更、パスワードに関すること
- 取引方法
- その他
DMM株では電話サポート以外にも、メールやLINEでも問い合わせが可能です。
最短で即日取引が可能
DMM株はホームページの申込フォームを入力して、「スマホでスピード本人確認」を利用すれば、最短で当日から取引が可能です。
SBI証券や楽天証券で口座を開設する場合は、ホームページから資料請求を行って郵送で資料を送ってもらう手順があります。
その後、本人確認の資料などを添付して申込書を返送して、口座開設へ進めるので10日ほどかかります。
\ネットでかんたん口座開設/
DMM株のデメリット3つ
それでは次にDMM株の3つのデメリットをご説明いたします。
取引可能な銘柄数は少なめ
DMM株は取引手数料が安く、パソコンやスマホツールが充実していますが、取り扱い商品が多くないのがデメリットです。
- 現物株式(ETF、IPO含む)
- 信用取引
- 米国株式
- NISA
- ジュニアNISA
投資信託やコモディティ、つみたてNISAは取引ができません。
現物株取引に特化した証券会社なので、複数の金融商品で分散投資をしてリスク管理をしたいと考えている投資家の場合、SBI証券や楽天証券といった他の証券会社との併用が必要になります。
米国株以外の外国株は取扱なし
DMM株は米国株取引の手数料が無料ですが、外国株はそれ以外の国の株は取り扱っていません。
主要な証券会社では以下のように、様々な国の株式を購入できます。
- 中国株
- 韓国株
- ロシア株
- ベトナム株
- インドネシア株
- タイ株
- マレーシア株
DMM株の外国株取引はあくまで、米国の個別銘柄を格安の手数料で行いたいという投資家向けです。
つみたてNISA・iDeCoはできない
DMM株はつみたてNISAとiDeCoの取り扱いがありません。
つみたてNISAとは年間40万円の上限枠の中で、毎月投資信託などの金融商品に非課税で積立投資できる制度です。
取り扱っている投資信託のほとんどが手数料が無料で、低コストで資産運用ができるお得なシステムです。
iDeCoも同様に一定の上限額が決められた中で、毎月非課税で投資信託などを運用する制度です。
つみたてNISAとの大きな違いは、60歳になるまで引き出すことができないことです。
そのため個別株式以外に、つみたてNISAやiDeCoにも投資をしたい場合は、DMM株で低コストで個別株を取引して、SBI証券や楽天証券などでつみたてNISAやiDeCoを運用する必要があります。
DMM株の評判・口コミ
それではDMM株の評判と口コミをご紹介いたします。
※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、情報収集をされた上で最終的にご判断下さい。
良い評判・口コミ
DMM株の信用取引手数料の安さは驚異的だよね。
GMOクリックやライブスターよりも圧倒的に安い。
4月からDMM株も使ってみる!出典:Twitter
マネックスに慣れているので戻りたいものの手数料高くて段階的二離脱してます
口を開けて冷や汗をかいた笑顔機能は限られるのですが、DMM株はすごく使いやすいので頻繁な取引はDMM、投信とかほったらかし投資は楽天にしてます。
SBIはなんであんなに人気なんですかね。
先発だからでしょうか…出典:Twitter
ボーナスの時期ですね
気になってた個別株を買っちゃおうかなという人も多いはず
個別サテライトには米国株が取引手数料0円のDMM株はおすすめですね
配当が円建てというデメリットあるけどスイングには関係ないしw
ボーナスで個別米国株をするならDMM株は良いかも出典:Twitter
悪い評判・口コミ
DMM株の事前登録が今日までで、今日(というかさっき)申請出したんだけどまだ審査おりない…。
DMMFXの口座持ってるけどマイナンバー登録してないパターンだったのが悪いのかな…。
あと20分ちょいで今日終わるんだけど、先行特典付けてくれなくなるのかな…。出典:Twitter
DMM株は米国株の手数料も割安だけど、配当金は円貨受け取りなのか。
為替差益を狙えないのはデメリットなのかもしれない。
迷う・・。出典:Twitter
DMM株は米国株の取引手数料0%ですが、為替手数料25銭でも円貨決済しか出来ないため、ドルで置いておけないのが困る。
最大のデメリットの配当金の為替手数料1円も配当金が出ないGLDMには相性が良い。
売却を何度も分けてしなければ、選択肢の一つではある? 出典:Twitter
DMM株の口座開設方法
それではDMM株の口座開設方法をご説明いたします。
口座開設に必要な書類
まず口座開設に必要な書類は以下のパターンがあります。
- マイナンバー「個人カード」
- マイナンバー「通知カード」+顔写真付き本人確認書類1点
- マイナンバー「通知カード」+顔写真なしの本人確認書類2点
- マイナンバー「住民票の写し」or「住民票記載事項証明書」+顔写真なしの本人確認書類1点
顔写真付き本人確認書類とは、運転免許証やパスポート、「住民基本台帳カード」などです。
顔写真なしの本人確認書類は「各種保険証」、「住民票の写し」、「住民票記載事項証明書」などが使用できます。
口座開設の流れ
続いて口座開設の流れをご説明いたします。
入金方法
入金方法はクイック入金・振込入金の2種類があります。
クリック入金であれば手数料が無料です。
パソコンかスマホアプリどちらでも入金が可能で、リアルタイムで口座残高に反映されます。
振込入金の場合は、銀行窓口・ATM等からの振込手続きを行います。
手数料は本人負担となり、口座残高に反映されるまで約30分かかります。
\手数料が国内最安水準/
まとめ
DMM株のメリットやデメリットを中心に、口コミ情報などを解説してきました。
DMM株は国内株式・米国株式の個別銘柄取引の手数料が格安で、取引手数料に応じたポイントが現金換算でもらえるので、スイングトレードのように頻繁に取引する場合におすすめです。
また頻繁にトレードをする投資家に使いやすいように、分かりやすく高機能な取引ツールが用意されています。
ですが取り扱っている金融商品が少なく個別銘柄取引以外で、つみたてNISAやiDeCoを利用して投資信託を非課税で運用したい場合は、他に取り扱いのある証券会社と併用する必要があります。
DMM株の口コミ情報を見ると、やはり手数料の安さや取引ツールが好評かを受けていることが分かります。
国内や米国の個別銘柄取引を考えているならば、コストやツールの扱いやすさでメリットが大きい証券会社です。