外貨預金におすすめの銀行ランキング2023年|デメリットや金利について解説

外貨預金におすすめの銀行は?」

「外貨預金はおすすめしないと言われる理由は?」

外貨預金は、円で預金するよりも高金利であることから、資産運用方法として注目を集めています。

しかし「おすすめしない」という意見もあるので、理由を知った上で始めたいところです。

そのためこの記事では、外貨預金の概要から外貨預金のデメリットなどを解説していきます。

この記事をざっくり言うと……
  • 外貨預金がどのような資産運用なのかが分かる
  • 外貨預金でおすすめの銀行の選び方3つが分かる
  • 外貨預金におすすめの銀行ランキング8選が分かる
  • 外貨預金のデメリット6つが分かる
  • 外貨預金のメリット4つが分かる
  • 外貨預金におすすめの通貨4選が分かる
  • 外貨預金の注意点3つが分かる
  • 外貨預金以外の資産運用方法5つが分かる

※本記事で取り扱っている証券会社は、金融庁からの許可を受け関東財務局長に登録されています。

外貨預金とは?

外貨預金とは?

外貨預金とは、米ドルやユーロといった外国の通貨で預金することです。

日本円で預金する場合は、そのまま円で預金しますが、外貨預金では円を外国通貨に交換してから預金します。

外貨預金は円で銀行預金するよりも高金利であることから、注目を集めています。

MEMO
外貨預金は、為替レートの変化によって預金額が増えることも期待できる資産運用方法です。

外貨預金とは

外国の通貨を扱うため難しいイメージはありますが、実際に利用するのは日本の金融機関なので、日本語による手厚いサポートも受けられます。

しかし、日本円による預金とは違う部分が多いため、注意しておきたいこともいくつかあります。

外貨預金のメリットやデメリットなどをきちんと理解したうえで、利用しましょう。

外貨預金でおすすめの銀行の選び方3つ

外貨預金の銀行の選び方3つ

外貨預金する前に、おすすめの銀行の選び方を理解しておきましょう。

外貨預金でおすすめの銀行の選び方は、3つあります。

外貨預金でおすすめの銀行の選び方

通貨の種類・特徴

銀行によって、扱っている通貨の種類は異なります。

銀行が主に扱っている通貨の種類は、以下の通りです。

銀行が主に扱っている通貨の種類
  • 米ドル
  • ユーロ
  • 英ポンド
  • 豪ドル
  • トルコリラ
  • 南アフリカランド

それぞれ特徴があるので、どの通貨で外貨預金するかを検討するためにも参考にしてください。

米ドル

米ドルは取引高世界1位で最も取引されているアメリカの通貨で、「基軸通貨」として流通しています。

MEMO
基軸通貨とは、国際社会で中心的な地位を占め、ありとあらゆる取引で使われる通貨のことです。

原油や金の取引など、ほとんどの取引は米ドルで行われており、その取引量は「通貨別取引額シェア(2022年)」の約40%以上を占めるほどです。

その取引量の多さから情報量が多いため、ネットやテレビでも情報収集がしやすいという特徴があります。

取引量と情報量の多さで値動きも安定しているため、初心者でも取り組みやすい通貨と言えます。

ユーロ

ユーロはEU(欧州連合)が発行している通貨で、取引量は米ドルに次いで2位と多いです。

その取引量の多さから、「第二の基軸通貨」と呼ばれています。

EU内でGDPが最も高いドイツと、次いで多いフランスがEUで経済大国なので、この2国の景気や政策によって上下しやすいという特徴があります。

MEMO
GDPとは「Gross Domestic Product(国内総生産)」の略で、国内で一定期間の間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額のことです。

米ドルとは違う値動きをするので、米ドル以外で安定した預金先を求めているなら、ユーロで決まりでしょう。

英ポンド

英ポンドはイギリスが発行している通貨で、かつて基軸通貨だったこともあり、世界で4番目に取引量が多いです。

MEMO
英ポンドは、第2次世界大戦までは基軸通貨として機能していました。

また、同じヨーロッパの通貨であるユーロと同じ値動きをする傾向があります。

しかし、値動きは比較的荒いのが特徴なので、為替レートの変動による損益の発生に注意が必要です。

そのため、米ドルやユーロよりもリスクを取りたい方向けの通貨と言えます。

豪ドル

豪ドルはオーストラリアの通貨で、世界で6番目に取引量が多いです。

オーストラリアは石炭や鉄鉱石などのエネルギー資源が豊富なので、エネルギーの先物価格に連動する特徴があります。

また、最大の貿易相手が中国であるため、中国の景気に左右されやすいという特徴もあります。

もし中国の景気が良くなると期待するなら、豪ドルを買うといいでしょう。

MEMO
ただし、2021年頃からオーストラリアと中国の関係が悪化してきているので、注意しましょう。

トルコリラ

トルコリラは親日国であるトルコの通貨で、金利が高いことで有名です。

トルコの総人口は7,700万人ですが、そのうちの半数は35歳未満が占めています。

そのため、これから到来する「人口ボーナス期」により経済が発展する可能性が高いため、値上がりが期待できます。

MEMO
「人口ボーナス期」とは、働き盛りの年齢層の人口比率が増えて、急速に経済成長する期間のことです。

ただし、トルコリラはマイナーな通貨であるため、取引量が少ない点から為替レートの変動も大きいという特徴があります。

トルコリラは高金利目的で外貨預金するならおすすめですが、為替変動には気をつけましょう。

南アフリカランド

南アフリカランドは南アフリカ共和国の通貨で、トルコリラと同じく金利が高いです。

南アフリカ共和国は金やプラチナなどの埋蔵量がトップクラスなので、南アフリカランドは金などの先物価格に連動する特徴があります。

また取引量が少ないことから、為替レートの変動も大きいです。

南アフリカランドは高金利な一方、為替変動も大きいので、外貨預金するなら様子を見ながら行いましょう。

金利

外貨預金するなら、金利が高い銀行を選びましょう。

というのも、金利は銀行により自由に設定されているため、銀行によって異なるからです。

また外貨預金は円預金と比べて、基本的にどの通貨を選んでも高金利です。

MEMO
円預金と同様に、外貨預金も定期預金の方が金利は高く設定されています。

銀行によっては、数ヶ月間の期間限定で「高金利キャンペーン」などを実施しているので、開催時期を狙って預金するといいでしょう。

高金利の外貨預金なら、低金利の円預金よりも多くの利息が受け取れます。

手数料

円から外貨、外貨から円にするときに為替手数料が発生するので、手数料が安い銀行を選びましょう。

為替手数料は、銀行や通貨の種類によって異なります。

基本的には店舗のある銀行よりもネット銀行のほうが安く、また流通量の多いドルやユーロなどのメジャー通貨の方が為替手数料は安くなります。

可能な限り多くの銀行で為替手数料を調べて、少しでも安い銀行で外貨預金をしましょう。

外貨預金におすすめの銀行ランキング8選

外貨預金におすすめの銀行ランキング8選

基本的に、金利の高さや手数料の安さで選ぶなら、ネット銀行がおすすめです。

ここからは、外貨預金におすすめの銀行ランキング8選を紹介していきます。

銀行名 為替手数料
(往復1通貨当たり)
東京スター銀行 米ドル:0.5円
ユーロ:0.5円
豪ドル:0.5円
NZドル:0.5円
南アフリカランド:0.12円
ソニー銀行 米ドル:0.15円
ユーロ:0.15円
英ポンド:0.45円
豪ドル:0.45円
NZドル:0.5円
カナダドル:0.45円
スイスフラン:0.45円
香港ドル:0.09円
ブラジルレアル:0.9円
中国元:0.3円
南アフリカランド:0.2円
SWEクローナ:0.09円
楽天銀行 米ドル:0.5円
ユーロ:0.5円
英ポンド:0.9円
豪ドル:0.9円
NZドル:0.9円
メキシコペソ:0.4円
中国元:0.4円
南アフリカランド:0.6円
住信SBI銀行 米ドル:0.12円
ユーロ:0.28円
英ポンド:0.48円
豪ドル:0.48円
NZドル:0.48円
カナダドル:0.48円
スイスフラン:0.48円
香港ドル:0.1円
南アフリカランド:0.38円
auじぶん銀行 米ドル:0.25円
ユーロ:0.25円
豪ドル:0.50円
NZドル:0.40円
ブラジルレアル:0.9円
中国元:0.2円
南アフリカランド:0.2円
ウォン:0.2円
GMOあおぞらネット銀行 米ドル:0.08円
ユーロ:0.22円
英ポンド:0.40円
豪ドル:0.30円
NZドル:0.28円
カナダドル:0.28円
スイスフラン:0.32円
南アフリカランド:0.20円
PayPay銀行 米ドル:0.10円
ユーロ:0.28円
英ポンド:0.60円
豪ドル:0.60円
NZドル:0.60円
カナダドル:0.60円
スイスフラン:0.60円
香港ドル:0.12円
南アフリカランド:0.30円
SBI新生銀行
(スタンダードステージの場合)
米ドル:0.30円
ユーロ:0.80円
英ポンド:1.2円
豪ドル:0.40円
NZドル:0.40円
カナダドル:1円
香港ドル:0.50円
シンガポールドル:1円
ブラジルレアル:2円
人民元:0.80円
南アフリカランド:0.5円
ノルウェークローネ:0.24円
トルコリラ:2円
銀行名 外貨普通預金
金利
東京スター銀行 米ドル:0.001%
ユーロ:0.001%
豪ドル:0.001%
NZドル:0.001%
南アフリカランド:0.5%
ソニー銀行 米ドル:1.4%
ユーロ:0.2%
英ポンド:1.25%
豪ドル:0.85%
NZドル:1.35%
カナダドル:1.5%
スイスフラン:0.1%
香港ドル:0.5%
ブラジルレアル:0.5%
中国元:0.01%
南アフリカランド:2.1%
SWEクローナ:0.2%
楽天銀行 米ドル:0.01%
ユーロ:0.01%
英ポンド:0.01%
豪ドル:0.01%
NZドル:0.01%
メキシコペソ:0.25%
中国元:0.01%
南アフリカランド:0.5%
住信SBI銀行 米ドル:0.5%
ユーロ:0.2%
英ポンド:1.25%
豪ドル:0.85%
NZドル:1.35%
カナダドル:1.65%
スイスフラン:0.01%
香港ドル:0.5%
南アフリカランド:2.1%
auじぶん銀行 米ドル:0.5%
ユーロ:0.1%
豪ドル:0.4%
NZドル:0.5%
ブラジルレアル:0.5%
中国元:0.1%
南アフリカランド:0.8%
ウォン:0.001%
GMOあおぞらネット銀行 米ドル:2.25%
ユーロ:0.81%
英ポンド:1.61%
豪ドル:1.81%
NZドル:2.31%
カナダドル:2.31%
スイスフラン:0.26%
南アフリカランド:5.15%
PayPay銀行 米ドル:0.05%
ユーロ:0.01%
英ポンド:0.05%
豪ドル:0.01%
NZドル:0.05%
カナダドル:0.05%
スイスフラン:0.001%
香港ドル:0.001%
南アフリカランド:1%
SBI新生銀行 米ドル:0.001%
ユーロ:0.001%
英ポンド:0.001%
豪ドル:0.001%
NZドル:0.001%
カナダドル:0.001%
香港ドル:0.001%
シンガポールドル:0.001%
ブラジルレアル:0.1%
人民元:0.1%
南アフリカランド:0.1%
ノルウェークローネ:0.1%
トルコリラ:0.5%
銀行名 外貨普通預金
金利
東京スター銀行
(スターワン外貨定期預金)
(1,000通貨以上)
※南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:3.5%(1年)
ユーロ:1.4%(1年)
豪ドル:3.2%(1年)
NZドル:4%(1年)
南アフリカランド:6.1%(1年)
ソニー銀行
(1通貨以上)
米ドル:4.5%(1年)
ユーロ:1.8%(1年)
英ポンド:2.4%(1年)
豪ドル:3%(1年)
NZドル:3.8%(1年)
カナダドル:2.5%(1年)
スイスフラン:0.55%(1年)
香港ドル:2%(6カ月)
ブラジルレアル:7%(3カ月)
中国元:0.2%(6カ月)
南アフリカランド:30%(1カ月)
SWEクローナ:0.9%(6カ月)
楽天銀行
※通貨や預ける期間により預け入れ枚数が変動
米ドル:8%(7日)
ユーロ:0.02%(7日)
英ポンド:0.02%(7日)
豪ドル:20%(7日)
NZドル:12%(7日)
中国元:0.51%(1年)
南アフリカランド:40%(7日)
住信SBI銀行 米ドル:5%(3ヶ月)
豪ドル:9%(1ヶ月)
NZドル:10%(1ヶ月)
南アフリカランド:60%(1ヶ月)
auじぶん銀行
(100通貨以上)
※NZドルは150通貨以上
※ブラジルレアルは200通貨以上
※中国元・南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:5%(1年)
ユーロ:1.9%(1年)
豪ドル:7%(1ヶ月)
NZドル:4%(1年)
ブラジルレアル:3%(1ヶ月)
中国元:0.95%(1年)
南アフリカランド:35%(1ヶ月)
GMOあおぞらネット銀行 (設定無し)
PayPay銀行
(10通貨以上)
※南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:4.25%(3ヶ月)
ユーロ:0.7%(1年)
英ポンド:2%(1年)
豪ドル:2.1%(1年)
NZドル:2.1%(1年)
カナダドル:2%(1年)
スイスフラン:0.001%(1ヶ月)
香港ドル:0.001%(1ヶ月)
南アフリカランド:4%(1ヶ月)
SBI新生銀行
(円からはじめる特別金利プラン金利)
(10万円以上)
米ドル:10%(1ヶ月)
ユーロ:6%(1ヶ月)
英ポンド:8%(1ヶ月)
豪ドル:8%(1ヶ月)
NZドル:8%(1ヶ月)
人民元:10%(1ヶ月)
南アフリカランド:20%(1ヶ月)
トルコリラ:30%(1ヶ月)

東京スター銀行

東京スター銀行

東京スター銀行の特徴
  • 取扱通貨は5通貨
  • 豊富な商品ラインナップ
  • 「スターワン外貨定期預金」で南アフリカランドの金利が6.1%(1年)
  • 南アフリカランドの為替手数料が往復0.12円と最安クラス

東京スター銀行は、取扱通貨が5通貨と少ないですが、豊富な商品ラインナップを揃えている銀行です。

東京スター銀行の商品
  • スターワン外貨定期預金
  • 王様金利外貨定期預金
  • スターエリート外貨定期預金

特に「スターワン外貨定期預金」なら、南アフリカランドの金利が6.1%(1年)と高く設定されています。

また、為替手数料も南アフリカランドなら往復0.12円と、他銀と比較しても最安クラスです。

銀行名 南アフリカランドの為替手数料
東京スター銀行 0.12円
ソニー銀行 0.2円
auじぶん銀行 0.2円
GMOあおぞらネット銀行 0.2円

今なら「外貨送金で送金枚数に応じて、最大100,000円キャッシュプレゼント」を実施中なので、南アフリカランドで外貨定期預金するなら、東京スター銀行で口座開設しましょう。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.5円
ユーロ:0.5円
豪ドル:0.5円
NZドル:0.5円
南アフリカランド:0.12円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.001%
ユーロ:0.001%
豪ドル:0.001%
NZドル:0.001%
南アフリカランド:0.5%
スターワン外貨定期預金
金利
(1,000通貨以上)
※南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:3.5%(1年)
ユーロ:1.4%(1年)
豪ドル:3.2%(1年)
NZドル:4%(1年)
南アフリカランド:6.1%(1年)
東京スター銀行のキャンペーン
  • 外貨送金で送金枚数に応じて、最大100,000円キャッシュプレゼント

東京スター銀行で
口座開設(無料)

ソニー銀行

ソニー銀行

ソニー銀行の特徴
  • 取扱通貨が12通貨と最多クラス
  • 外貨普通預金の金利が高い
  • 為替手数料も全通貨で0.5円以下と低水準
  • キャンペーンが豊富

ソニー銀行は、取扱通貨が12通貨と最多クラスの銀行です。

そのため、中国元やSWE(スウェーデン)クローナなどのマイナーな通貨への預金もできます。

外貨普通預金の金利も高く、米ドルなら1.4%、南アフリカランドなら2.1%です。

また為替手数料も全通貨で往復0.5円以下と低水準で、米ドルやユーロでも往復で0.15円しかかかりません。

さらに金利アップやキャッシュバックなどのキャンペーンが豊富に用意されているので、いつ口座開設しても外貨預金が始めやすい銀行と言えます。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.15円
ユーロ:0.15円
英ポンド:0.45円
豪ドル:0.45円
NZドル:0.5円
カナダドル:0.45円
スイスフラン:0.45円
香港ドル:0.09円
ブラジルレアル:0.9円
中国元:0.3円
南アフリカランド:0.2円
SWEクローナ:0.09円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:1.4%
ユーロ:0.2%
英ポンド:1.25%
豪ドル:0.85%
NZドル:1.35%
カナダドル:1.5%
スイスフラン:0.1%
香港ドル:0.5%
ブラジルレアル:0.5%
中国元:0.01%
南アフリカランド:2.1%
SWEクローナ:0.2%
外貨定期預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:4.5%(1年)
ユーロ:1.8%(1年)
英ポンド:2.4%(1年)
豪ドル:3%(1年)
NZドル:3.8%(1年)
カナダドル:2.5%(1年)
スイスフラン:0.55%(1年)
香港ドル:2%(6カ月)
ブラジルレアル:7%(3カ月)
中国元:0.2%(6カ月)
南アフリカランド:30%(1カ月)
SWEクローナ:0.9%(6カ月)
ソニー銀行のキャンペーン
  • 全通貨で外貨ご購入の為替コスト0円
  • 円と米ドルのセット定期預金で、金利が最大年30.01%
  • 新規口座開設+外貨預金で、最大3,000円プレゼント
  • 外貨送金で送金額に応じて、最大100,000円キャッシュプレゼント

ソニー銀行で
口座開設(無料)

楽天銀行

楽天銀行

楽天銀行の特徴
  • 外貨定期預金(7日)の金利が高い
  • 「楽天デュアル定期預金」の金利も高い
  • 取扱通貨は8通貨

楽天銀行は、7日などの短期型の外貨定期預金において金利が高い銀行です。

例えば、メジャー通貨の米ドルでも8%(7日)の金利が付き、南アフリカランドなら40%(7日)とトップクラスです。

また「楽天デュアル定期預金」なら、2週間もので10~12%という高金利で設定されています。

「楽天デュアル定期預金」の金利
  •  米ドル:12%(2週間)
  • ユーロ:10%(2週間)
  • 豪ドル:11%(2週間)

ただし、取扱通貨は8通貨と少ない点には注意しましょう。

今なら「楽天銀行と楽天銀行の同時口座開設で、3,000円プレゼント」を実施中なので、短期の外貨定期預金で運用したければ楽天銀行がおすすめです。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.5円
ユーロ:0.5円
英ポンド:0.9円
豪ドル:0.9円
NZドル:0.9円
メキシコペソ:0.4円
中国元:0.4円
南アフリカランド:0.6円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.01%
ユーロ:0.01%
英ポンド:0.01%
豪ドル:0.01%
NZドル:0.01%
メキシコペソ:0.25%
中国元:0.01%
南アフリカランド:0.5%
外貨定期預金
金利
※通貨や預ける期間により預け入れ枚数が変動
米ドル:8%(7日)
ユーロ:0.02%(7日)
英ポンド:0.02%(7日)
豪ドル:20%(7日)
NZドル:12%(7日)
中国元:0.51%(1年)
南アフリカランド:40%(7日)
楽天銀行のキャンペーン
  • 楽天銀行と楽天銀行の同時口座開設で、3,000円プレゼント

楽天銀行で
口座開設(無料)

住信SBI銀行

住信SBI銀行

住信SBI銀行の特徴
  • 取扱通貨は9通貨
  • 外貨定期預金で南アフリカランドの金利が60%(1ヶ月)
  • 「外貨損金チェッカー」が便利

住信SBI銀行は、取扱通貨として9通貨を揃えている銀行です。

外貨定期預金で、南アフリカランドの金利が60%(1ヶ月)と最高クラスです。

また「外貨損益チェッカー」を使えば、外貨預金が初めての人でも損益の確認が簡単にできます。

今なら「新規口座開設+条件達成で、最大6,000円相当プレゼント」を実施中なので、南アフリカランドで外貨定期預金を考えているなら、口座開設して運用しましょう。

為替手数料
(片道1通貨当たり)
米ドル:0.12円
ユーロ:0.28円
英ポンド:0.48円
豪ドル:0.48円
NZドル:0.48円
カナダドル:0.48円
スイスフラン:0.48円
香港ドル:0.1円
南アフリカランド:0.38円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.5%
ユーロ:0.2%
英ポンド:1.25%
豪ドル:0.85%
NZドル:1.35%
カナダドル:1.65%
スイスフラン:0.01%
香港ドル:0.5%
南アフリカランド:2.1%
外貨定期預金
金利
米ドル:5%(3ヶ月)
豪ドル:9%(1ヶ月)
NZドル:10%(1ヶ月)
南アフリカランド:60%(1ヶ月)
住信SBI銀行のキャンペーン
  • 新規口座開設+条件達成で、最大6,000円相当プレゼント

住信SBI銀行で
口座開設(無料)

auじぶん銀行

auじぶん銀行

auじぶん銀行の特徴
  • 取扱通貨は8通貨
  • 預入時の為替手数料が全通貨で無料
  • 「AI外貨自動積立」や「AI外貨予測」などが便利

auじぶん銀行は、メジャー通貨を中心に8通貨を取り扱っており、銀行では珍しいウォンも扱っています。

金利はそこまで高くないものの、預入時の為替手数料が全通貨で無料になるのが特徴です。

また、AIを使って最適なタイミングを見極めて自動積立してくれる「AI外貨自動積立」を使えば、時間が無い方でも簡単に外貨預金が始められます。

さらに、的中率69.7%で為替予測してくれる「AI外貨予測」もあるため、分析するのが苦手な初心者でも安心してスタートできます。

今なら「1年円定期10万円以上+外貨定期預金の預金額で、最大30,000円プレゼント」を実施中なので、気軽に外貨預金をしたいなら、口座開設しておきましょう。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.25円
ユーロ:0.25円
豪ドル:0.50円
NZドル:0.40円
ブラジルレアル:0.9円
中国元:0.2円
南アフリカランド:0.2円
ウォン:0.2円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.5%
ユーロ:0.1%
豪ドル:0.4%
NZドル:0.5%
ブラジルレアル:0.5%
中国元:0.1%
南アフリカランド:0.8%
ウォン:0.001%
外貨定期預金
金利
(100通貨以上)
※NZドルは150通貨以上
※ブラジルレアルは200通貨以上
※中国元・南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:5%(1年)
ユーロ:1.9%(1年)
豪ドル:7%(1ヶ月)
NZドル:4%(1年)
ブラジルレアル:3%(1ヶ月)
中国元:0.95%(1年)
南アフリカランド:35%(1ヶ月)
auじぶん銀行のキャンペーン
  • 1ヶ月外貨定期預金で、通常金利+年5%の金利1ヶ月分プレゼント
  • 1年円定期10万円以上+外貨定期預金の預金額で、最大30,000円プレゼント

auじぶん銀行で
口座開設(無料)

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行の特徴
  • 取扱通貨は8通貨
  • 外貨定期預金がない代わりに、普通預金の金利が高い
  • 為替手数料は最安クラス
  • 「つかいわけ口座」で目的別に資産を管理できる

GMOあおぞらネット銀行は、2018年から営業を開始し、メジャー通貨を含め8通貨を扱っている銀行です。

外貨定期預金はありませんが、代わりに普通預金の金利が高いという特徴があります。

例えば、米ドルなら2.25%、NZドルとカナダドルなら2.31%と高金利です。

また、為替手数料が往復0.08~0.4円と最安クラスです。

他にも「つかいわけ口座」を利用すれば、1つの口座を目的別に分けて利用できるため、口座管理がしやすくなります。

今なら「はじめての外貨普通預金で預入金額に応じて、最大3,000円プレゼント」を実施中なので、普通預金で高金利運用がしたい人は口座開設しておきましょう。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.08円
ユーロ:0.22円
英ポンド:0.40円
豪ドル:0.30円
NZドル:0.28円
カナダドル:0.28円
スイスフラン:0.32円
南アフリカランド:0.20円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:2.25%
ユーロ:0.81%
英ポンド:1.61%
豪ドル:1.81%
NZドル:2.31%
カナダドル:2.31%
スイスフラン:0.26%
南アフリカランド:5.15%
GMOあおぞらネット銀行のキャンペーン
  • はじめての外貨普通預金で預入金額に応じて、最大3,000円プレゼント

GMOあおぞらネット銀行で
口座開設(無料)

PayPay銀行

PayPay銀行

PayPay銀行の特徴
  • 取扱通貨は9通貨
  • 米ドルの為替手数料が往復0.1円と最安クラス
  • 300円から毎日積立ができる

PayPay銀行は、取扱通貨が9通貨と比較的多く取り揃えている銀行です。

米ドルの為替手数料が往復0.1円と最安クラスなので、米ドルでの外貨預金のコストを抑えられます。

また、300円から毎日積立ができるので、少額から始めることも可能です。

今なら「口座開設+条件達成で、最大1,100円分のPayPayポイントプレゼント」を実施中なので、米ドルで外貨預金を考えているなら、PayPay銀行で口座開設しておきましょう。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
米ドル:0.10円
ユーロ:0.28円
英ポンド:0.60円
豪ドル:0.60円
NZドル:0.60円
カナダドル:0.60円
スイスフラン:0.60円
香港ドル:0.12円
南アフリカランド:0.30円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.05%
ユーロ:0.01%
英ポンド:0.05%
豪ドル:0.01%
NZドル:0.05%
カナダドル:0.05%
スイスフラン:0.001%
香港ドル:0.001%
南アフリカランド:1%
外貨定期預金
金利
(10通貨以上)
※南アフリカランドは5,000通貨以上
米ドル:4.25%(3ヶ月)
ユーロ:0.7%(1年)
英ポンド:2%(1年)
豪ドル:2.1%(1年)
NZドル:2.1%(1年)
カナダドル:2%(1年)
スイスフラン:0.001%(1ヶ月)
香港ドル:0.001%(1ヶ月)
南アフリカランド:4%(1ヶ月)
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SBI新生銀行

SBI新生銀行

SBI新生銀行の特徴
  • 取扱通貨が13通貨
  • 外貨定期預金(1ヶ月)の金利が高い
  • 一部通貨の為替手数料が高い

SBI新生銀行は、取扱通貨が13通貨と多く、シンガポールドルやノルウェークローネ、トルコリラなども扱っている銀行です。

外貨定期預金は、1ヶ月などの短期型の外貨定期預金で金利が高く設定されています。

例えば、メジャー通貨の米ドルでも10%(1ヶ月)、南アフリカランドなら30%(1ヶ月)と最高クラスの金利です。

ただし、為替手数料が英ポンドで往復1.2円、カナダドルが往復1円と一部のメジャー通貨では高い設定なので、気をつけましょう。

今なら「新規口座開設+エントリー+3万円以上入金で、最大3,000円プレゼント」を実施中なので、短期の外貨定期預金で運用したければ、SBI新生銀行で口座開設しましょう。

為替手数料
(往復1通貨当たり)
(スタンダードステージの場合)
米ドル:0.30円
ユーロ:0.80円
英ポンド:1.2円
豪ドル:0.40円
NZドル:0.40円
カナダドル:1円
香港ドル:0.50円
シンガポールドル:1円
ブラジルレアル:2円
人民元:0.80円
南アフリカランド:0.5円
ノルウェークローネ:0.24円
トルコリラ:2円
外貨普通預金
金利
(1通貨以上)
米ドル:0.001%
ユーロ:0.001%
英ポンド:0.001%
豪ドル:0.001%
NZドル:0.001%
カナダドル:0.001%
香港ドル:0.001%
シンガポールドル:0.001%
ブラジルレアル:0.1%
人民元:0.1%
南アフリカランド:0.1%
ノルウェークローネ:0.1%
トルコリラ:0.5%
円からはじめる特別金利プラン
金利
(10万円以上)
米ドル:10%(1ヶ月)
ユーロ:6%(1ヶ月)
英ポンド:8%(1ヶ月)
豪ドル:8%(1ヶ月)
NZドル:8%(1ヶ月)
人民元:10%(1ヶ月)
南アフリカランド:20%(1ヶ月)
トルコリラ:30%(1ヶ月)
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外貨預金のデメリット6つ | おすすめしないと言われる理由

外貨預金のデメリット6つ

外貨預金は「預金保護の対象にならない」などの理由から、おすすめしないと言われています。

そのためここからは、外貨預金のデメリットを6つ紹介していきます。

預金保護の対象にならない

まず押さえておきたいのが、外貨預金は預金保護の対象にはなりません

MEMO
預金保護とは万が一、金融機関が破綻した際に1,000万円と利息等が保証される制度のことです。

基本的に円預金なら預金保護の対象となるため、上限はありますが、安心して預けられます。

しかし、外貨預金は預金保護の対象ではないため、金融機関が破綻すると預金は戻ってきません。

外貨預金、譲渡性預金、金融債(募集債及び保護預り契約が終了したもの)、特別国際金融取引勘定において経理された預金(オフショア預金)等は、保護の対象から除かれます。

出典:預金保険機構

よって一つの銀行に預けるのではなく、複数の銀行に預けてリスク分散しておくのが大切と言えます。

国内銀行の破綻リスクは少ないのですが、こうしたリスクもあることを知ったうえで外貨預金は利用しましょう。

為替変動の影響を受ける

外貨預金は円を外貨に両替して預けるため、為替変動の影響を受けます。

というのも、為替は諸外国の経済動向や政策金利によって常に変動しているため、その影響を外貨預金では受けるからです。

例えば、1ドル=100円の時に10万円を米ドルにして、1,000ドル預けたとします。

もしその後に1ドル=80円に円高すれば、1,000ドル×80円から8万円に減るので、2万円の損となります。

ですが、1ドル=120円に円安すれば、1,000ドル×120円から12万円に増えるので、2万円の儲けとなります。

MEMO
実際の外貨預金では為替手数料も発生するので、円高・円安に関係なく、受け取り金額はその分だけ減りします。

よって外貨預金では為替変動の影響を受けるため、為替レートがどれくらい変動するかを気にして取引しましょう。

元本割れする時がある

外貨預金は為替変動の影響を受けるため、預けた時よりも円高に傾くと、元本割れする時もあります。

つまり、1ドル=100円の時に10万円を米ドルで預けたとしても、円高で1ドル=80円になれば2万円の損が生まれるのです。

為替変動は、各国の金融政策や事件など、さまざまな要因で変動します。

そのため、円高や円安の予測はプロでも難しいため、プロでない私たちが予測して預けるのは困難と言えます。

MEMO
国内外の経済ニュースに目を光らせたり、チャート分析したりすることで、ある程度は予測することは可能です。

よって高金利で利息が多額になる反面、元本割れリスクも承知の上で、外貨預金で預けるようにしましょう。

手数料がかかる

外貨預金は円預金とは異なり、為替手数料がかかります

MEMO
為替手数料とは、円を外貨にする時と外貨から円に払い戻しする時に発生する手数料のことです。

為替手数料は金融機関や通貨の種類によって変わるので、できれば手数料が安い銀行を利用しましょう。

とくに店舗型の支店が多い大手銀行では手数料が高く、ネット銀行よりも10倍近く取られるケースがあります。

そのため利用するなら、手数料が安いネット銀行がおすすめです。

確定申告が必要な場合がある

外貨預金で利益が出ると、確定申告が必要になります。

具体的には、外貨預金の為替差益と利息分に対してそれぞれ税金が課税されます。

為替差益などで発生する税金などは、以下の通りです。

損益 税金 確定申告の有無
為替差益(為替レートの予約あり) 雑所得(源泉徴収)で20.315% 不要
為替差益(為替レートの予約なし) 雑所得(総合課税)で15~55% 場合により必要
利息 利子所得で20.315% 不要
MEMO
雑所得(総合課税)は、住民税5%と所得税5~45%の合算により15~55%で、収入や利益により変動します。

為替差益には預ける際に為替レートを予約するタイプとしないタイプが存在し、それぞれ税率や確定申告の有無が異なります。

特に「為替差益(為替レートの予約なし)」は、以下に該当するなら確定申告が不要になるので、チェックしておきましょう。

確定申告が不要になるケース
  • 会社員で年収2,000万以下かつ為替差益を含めた給与所得、および退職所得以外の所得が年間20万円以下
  • フリーランス、主婦、学生などで年間所得の合計金額が48万円以下

もし「為替差益(為替レートの予約なし)」で、かつ上記に該当しない場合は確定申告が必要になるので、忘れずに行いましょう。

普通預金だと金利が低い

外貨預金でも、定期預金よりも普通預金の方が金利は低いです。

なぜなら普通預金はいつでも下ろせるというメリットがあるため、一定期間下ろせなくなる定期預金よりも金利が低く設定されているからです。

例えば、東京スター銀行の普通預金と定期預金の金利を比較すると、以下の通りです。

通貨 普通預金の金利 定期預金の金利
米ドル 0.001% 3.5%(1年)
ユーロ 0.001% 1.4%(1年)
豪ドル 0.001% 3.2%(1年)
NZドル 0.001% 4%(1年)

普通預金だと金利は0.001%ですが、定期預金なら1.4~4%と高く設定されています。

MEMO
他の銀行でも米ドルなどのメジャー通貨の普通預金金利は、0.001~0.05%と低水準なところがほとんどです。

そのため、外貨預金で多くの利息を受け取りたいなら、高金利の定期預金で預ける方がベストとなります。

外貨預金のメリット4つ | おすすめされる理由

外貨預金のメリット4つ

外貨預金は「為替レートの変動で利益が得られる」などの理由で、おすすめされます。

そのためここからは、外貨預金のメリットを4つ紹介していきます。

円で預金するよりも金利が高い

通貨にもよりますが、一般的に外貨預金であれば、円で預金するよりも金利が高いです。

というのも、日本の金利は長らく「ゼロ金利政策」によって低く抑えられているため、金利を上げている外貨の方が円よりも金利が高くなるからです。

例えば、ソニー銀行の円金利とそれ以外の通貨の定期預金金利を比較すると、以下のようになります。

通貨 定期預金金利
0.17%(1年)
米ドル 4.5%(1年)
ユーロ 1.8%(1年)
豪ドル 3%(1年)
NZドル 3.8%(1年)

円は1年預けても金利は0.17%(1年)しか付きませんが、米ドルなら4.5%(1年)と約25倍以上の金利が付きます。

MEMO
南アフリカランドのような新興国通貨なら、金利が10%以上と高い場合が多いです。

また、金利は同じ通貨でも銀行や時期によって異なります。

金利による利息収入をメインに運用したいなら、高金利な通貨や銀行を選んで定期預金しましょう。

為替レートの変動で利益が得られる

外貨預金は金利の他に、為替レートの変動でも利益が得られます。

MEMO
為替差益とは、円高の時に買って、円安の時に売った場合に発生する利益のことです。

預け入れた時よりも円安になっていれば、払い戻した時に戻ってくる額が大きくなります。

為替レートの変動による利益

1ドル100円のときに100万円を外貨預金すると、1万ドル。
数年後に円安が進み、1ドルが120円のときに払い戻すと、1万ドルは120万円。
元手100万円が120万円になったので、為替差益は20万円。

もちろん、1ドル80円などの円高の時に買っていれば、さらに大きな為替差益を得られます。

ですが、タイミング良く円高の時に購入したければ、為替知識や相場チェックが必要です。

為替差益をメインで運用していくなら、為替の知識をつけてから、しっかりと情報を集め、慎重に運用しましょう。

外貨をそのまま海外で使える

銀行の中には、預けた外貨をそのまま外国で使えるサービスを提供しているところもあります。

このサービスは、外貨預金口座にあるお金をそのまま使えるため、事前に両替する必要はありません。

また、円高のときに外貨預金し、その後に現地で利用すれば、円安のときに両替するよりもお得になります。

銀行によってはこのサービスがないため、利用したい場合は事前に確認しておきましょう。

MEMO
ソニー銀行の「Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)」なら、海外から預けた外貨をそのまま引き出せます。

資産をリスク分散できる

円以外の外貨に両替しておけば、資産をリスク分散できます。

例えば、急激な円安が進行すると、Amazonなどのネットショッピングで買っていた品物の価格が以前よりも高くなります。

MEMO
モノの価格が上がる状態のことをインフレと呼びます。

ですが、あらかじめ米ドルに両替しておけば、円安が進行しても少しずつ円に戻すことで、インフレの影響を小さくできるのです。

円だけで貯金するよりも、円高の時に多少の手数料を払って外貨に両替しておけば、インフレ対策となります。

つまり資産を円だけで持つと円安に対抗できずに消費が増えるので、外貨も所有してリスク分散するといいでしょう。

外貨預金におすすめの通貨4選

外貨預金におすすめの通貨4選

続いては、外貨預金におすすめの通貨を4つ紹介します。

初心者の方にもおすすめできる通貨もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

外貨預金におすすめの通貨

米ドル

米ドルは世界で1番取引されているメジャーな通貨なため、取引量も多く換金性に優れています。

そのため、ほとんどの銀行で取り扱っているという特徴があります。

価値も安定しているため値動きが小さく、初心者におすすめできる通貨の1つです。

南アフリカランドのよう高金利通貨と比べると金利は低めですが、信頼性が高い通貨なので低リスクと言えます。

2023年1月時点で、アメリカの政策金利は4.5%です。

MEMO
アメリカの政策金利は、FOMC(連邦公開市場委員会)が決定・発表しています。

2022年初頭から利上げペースが続いているので、外貨預金する時期としては絶好のチャンスと言えます。

ユーロ

ユーロは、米ドルの次に取引量が多いEUの通貨です。

ドイツやフランスの経済指標の影響を受けやすいですが、EUは政治や経済が安定している国が多いため、値動きは安定しています。

米ドルと同じように信頼性が高く、低リスクな通貨なので、初心者におすすめです。

2023年1月時点で、EUの政策金利は2.5%です。

MEMO
EUの政策金利は、ECB(欧州中央銀行)が決定・発表しています。

2022年7月から開始した利上げは今後も続く見通しが強く、高金利が期待できるため、これからユーロで外貨預金するには良い時期と言えます。

エコノミストらは2月と3月のECB会合について、現時点で0.5ポイントずつの利上げを予想している。

出典:Bloomberg

南アフリカランド

南アフリカランドは値動きが激しく、取引にリスクが伴う通貨です。

他の通貨と比べて高金利であるため、短期間で大きな利息が手に入ります。

ですが、預けっぱなしには向かない通貨なので、こまめにチェックする必要があります。

2023年1月時点で、南アフリカ共和国の政策金利は7%です。

MEMO
南アフリカ共和国の政策金利は、SARB(南アフリカ準備銀行)が決定・発表しています。

購入後の円安で利益が出る一方、円高で大きな損失を負う可能性もあるため、経験のある方や上級者向けの通貨と言えます。

トルコリラ

トルコリラはマイナー通貨であるため、値動きは激しいですが、高金利な通貨です。

ただし、扱っている銀行が少なく、この記事で紹介する銀行の中では「SBI新生銀行」のみとなります。

SBI新生銀行の外貨定期預金なら、「トルコリラ:30%(1ヶ月)」と高金利です。

2023年1月時点で、トルコの政策金利は9%です。

MEMO
SBIトルコの政策金利は、トルコ中央銀行が決定・発表しています。

2017年から政策金利が8%を下回ったことがないため、高金利を維持して運用したい方におすすめできます。

外貨預金の注意点3つ

外貨預金の注意点3つ

外貨預金は利息や為替差益を受け取れるため、「資産が増える」と期待しがちです。

しかし、これから外貨預金を始めるのであれば、さまざまなリスクもあると理解しておいた方がいいでしょう。

ここからは、外貨預金の注意点を3つ紹介していきます。

外貨預金はFXとほぼ同じ

外貨預金と聞くと、日本の預金とあまり大差がなく、安全な資産運用の一つのように考えてしまいがちです。

しかし実際には、為替レートの変動で常に勝者と敗者が存在するFXとほぼ同じです。

FXと違う点を挙げるなら、レバレッジの有無があります。

MEMO
レバレッジとは、必要となる元本をどれだけ大きくして取引できるかを示す倍率のことです。

FXにはレバレッジがあるため、少ない元本で始められます。

ですが、外貨預金にはレバレッジがないため、ある程度の資金が必要です。

また、外貨預金もFXと同じように、為替レートの変動で元本割れすることがあります。

そのため外貨預金は、円預金と同じように元本保証されるイメージはありますが、「決して損はしない」という訳ではありませんので、注意しましょう。

手数料は往復でかかる

外貨預金では、「円から外貨で預ける時」と「外貨から円へ受け取る時」の両方、つまり往復で手数料がかかります。

特にメガバンクでは手数料が高いため、預金時にプラスであったとしても、受け取り時に「手数料込みだと、マイナスになった」ということがよく起こります。

MEMO
メガバンクとは、総資産1兆ドルを超える銀行グループのことです。日本には「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」などがあります。

手数料は金額に比例して高くなるので、できるだけ手数料が安い銀行を選ぶようにしましょう。

通貨は1種類だけにしない

外貨預金をするなら、預ける通貨は1種類だけにするのは止めておきましょう。

というのも、1種類だけに絞って預けた後に為替レートが暴落してしまうと、為替差損で大損する可能性があるからです。

例えば、米ドルで200万円分を預けた後に円高で為替レートが20%下落すると、評価額は160万円になってしまいます。

MEMO
逆に、預けた後に円安で20%上昇すると、評価額は240万円になります。

よって外貨預金は通貨を1種類だけに絞るのではなく、複数通貨で預金してリスク分散するように心掛けましょう。

外貨預金以外でおすすめの資産運用方法5選

外貨預金以外でおすすめの資産運用方法5選

外貨預金も資産運用の1つとして利用するのもいいですが、投資信託など他にもおすすめの運用方法があります。

そのためここからは、外貨預金以外でおすすめの資産運用方法5選を紹介していきます。

外貨預金以外で、初心者が低リスクで運用したいと考えているなら、参考にしてください。

投資信託

投資信託とは、投資の専門家であるファンドマネージャーに、自分たちの代わりに投資してもらう投資方法のことです。

ファンドマネージャーは複数の投資家から集めた資金を使って、株式や債券、REITなどに分散して投資します。

証券会社にもよりますが、積立購入なら100円から開始できます。

MEMO
投資信託は、購入時手数料を無料にしている商品が多いので、コストが少ないのも魅力の1つです。

投資信託は多くの種類や本数があるので、基本的に低リスクなものを中心に選べば安全性は高いでしょう。

少額から専門家に任せられるので、投資に関する知識や経験がない人におすすめできます。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、投資をAIロボットに任せるサービスです。

1回登録さえしてしまえば、あとは自動で投資信託とETFを中心に資産運用してくれます。

登録時に年齢や資産運用の目的、年収などを入力するだけで、その人に合った運用プランを提示するタイプもあり、便利です。

MEMO
ロボアドバイザーには、全自動で投資を行う「投資一任型」と、投資に関するアドバイスをする「投資助言型」の2種類があります。

取引や分析する時間が無い人に、おすすめできる運用方法と言えます。

ミニ株(単元未満株)

ミニ株(単元未満株)とは、1株・10株単位で国内株米国株を購入する投資方法です。

ミニ株(単元未満株)であれば1万円以下で株が買えるため、資金が少なくても株式投資を始められます。

また株を所有していれば、配当金株主優待をもらうこともできます。

MEMO
株主優待とは、一定株式を保有する株主に対して、食事券や割引券などをプレゼントするサービスのことです。

株と聞くと難しいイメージがありますが、大企業に絞って投資すれば、リスクを低くすることができます。

例えば、米国株ならアップルやマイクロソフトなどがおすすめです。

多少の知識は必要になりますが、積極的に運用益を狙って資産運用していきたい人におすすめです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金(iDeCo)とは、毎月設定した金額を投資信託や保険などに積立投資しながら、掛け金と運用益を所得控除できる制度のことです。

MEMO
投資信託などで発生した運用益には、通常20%の税金が発生します。

運用資金は、60歳まで積立てし、60歳以降に受け取りとなります。

掛け金と運用益は所得控除されるため、老後の資金を効率よく作りたい人におすすめな運用方法です。

つみたてNISA

つみたてNISAとは、年40万円まで節税しながら投資信託やETFを運用する制度のことです。

節税期間は最長20年なので、その間に発生した利益には税金がかかりません。

MEMO
投資信託やETFで発生した利益には、通常20%の税金が発生します。

100円から積立投資できるので、節税しながら少額投資したい人におすすめです。

外貨預金に関するQ&A

外貨預金のQ&A

外貨預金をしようにも、疑問が浮かんで戸惑うことも少なくないでしょう。

そのためここからは、外貨預金に関するQ&Aを3つ紹介していきます。

外貨預金は円高と円安どちらの時にしたらいい?

外貨預金なら、円高時に始めれば得をしやすいです。

円高で預けて円安になってから受け取れば、為替差益が得られます。

外貨預金の本でおすすめは?

外貨預金を始めるなら、「上手にはじめる外貨預金 (株やFXを知らなくてもできる外貨運用スタートガイド)」がおすすめです。

外貨預金の基礎知識が身につけられます。

外貨預金でおすすめの国は?

外貨預金するなら、米ドルのアメリカがおすすめです。

アメリカなら南アフリカ共和国やトルコなどの新興国と比べて、情報収集しやすい点と為替レートが安定している点から、初心者でも運用しやすいからです。

外貨預金するなら、まずは口座開設から始めよう

ここまで外貨預金の概要から、外貨預金以外でおすすめの資産運用方法までを解説してきました。

本記事をまとめると、以下の通りです。

外貨預金におすすめ銀行のまとめ
  • 外貨預金とは外国の通貨で預金して、為替変動や金利で利益を出す資産運用方法のこと
  • 「通貨の種類・特徴」「高金利」「手数料の安さ」で銀行を選ぶ
  • 外貨預金におすすめの銀行は、商品ラインナップが多く高金利な「東京スター銀行」
  • 外貨預金のデメリットには「預金保護の対象外」などがある
  • 外貨預金のメリットには「円預金よりも高金利」などがある
  • 外貨預金におすすめの通貨には「米ドル」や「南アフリカランド」などがある
  • 外貨預金の注意点には「手数料は往復でかかる」などがある
  • 外貨預金以外でおすすめの資産運用方法には「投資信託」などがある

円預金では低金利のためほとんど利息は付きませんが、外貨預金なら円預金の数十倍以上のペースで利息が付きます。

さらに上手く活用すれば、為替差益も得られます。

そんな外貨預金を始めるなら、まずは口座開設から始めましょう。

もし外貨預金で口座開設する銀行を探しているなら、「東京スター銀行」がおすすめです。

東京スター銀行なら商品ラインナップが豊富なため、高金利で外貨預金ができます。

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