QQQという投資商品に興味はあるものの、どんなものかわからずに手が出せていないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではQQQの投資商品としての特徴やメリット・デメリットについて紹介をします。
この記事を読めば、QQQがどんな投資商品かがわかり、自分との相性を判断できるようになります。
今回の記事を参考に、ぜひQQQを活用した資産運用に挑戦してみましょう。
- QQQの構成銘柄はアップルやマイクロソフトなど大型ハイテク株で占められている
- QQQの株価推移は長期的に右肩上がりだったが2022年は下落傾向にある
- QQQはSBI証券など日本の大手証券会社で取り扱いがある
- QQQのメリットは長期的なリターンが大きく将来性に期待できる
- QQQのデメリットは1株当たりの金額が高く価格変動リスクが大きい
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目次
QQQとは
まず、QQQの投資商品としての概要及び特徴について紹介します。
投資信託と混同する方が多いかもしれませんが、投資信託とは性質の異なる投資商品です。
QQQの概要
QQQとは「Invesco QQQ Trドルt Series 1」の略称で、米国株のインデックスETFです。
アメリカの株価指数の中で最も主要なものの1つであるNASDAQ100に連動した運用を目指していて、インベスコという運用会社が運用しているETFです。
NASDAQ100に連動するインデックスETFとしては最も歴史があり、1999年10月3日に設立され、今に至っています。
NASDAQ100とは、アメリカのNASDAQ証券取引所に上場する銘柄のうち、金融機関を除き時価総額が上位の100社の株価を基に算出される指数のことです。
つまり、QQQはアメリカの主要な企業の株価に連動して運用される投資商品ということになります。
名称 | Invesco QQQ Trドルt Series 1 |
---|---|
住所 | Invesco PowerShares Capital Mgmt LLC 3500 Lacey Road Suite 700 Downers Grove, IL 60515 ドルA |
市場 | NASDAQ・GM |
運用会社 | インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 |
3年来トータルリターン(2022年6月29日時点) | 15.66% |
QQQの特徴
QQQの最大の特徴といえば、ハイテク銘柄を取り扱っているという点が挙げられます。
ハイテク銘柄の中でも特に大手の企業の取り扱いがあるのが特徴です。
Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft・テスラといった世界的に著名な企業が名前を並べます。
QQQを購入して資産運用をするということは、これら有名はハイテク銘柄に分散投資ができるということになります。
QQQ以外にもこれらハイテク銘柄を組み入れたETFはあります。
例えばS&P500もハイテク株を組み入れて資産運用を行っています。
しかし、これらハイテク株の含有割合が異なります。
S&P500がおよそ23%であるのに対し、QQQは50%を超えています。
ハイテク銘柄の中には、今後価値を上昇させる余地の大きな将来性の高い銘柄も含まれています。
将来的な値上がりを期待してQQQを購入するという投資家も非常に多いです。
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QQQの構成銘柄
QQQが組み込んでいる主要な銘柄は、以下の通りです。
- Apple
- Microsoft
- Amazon.com
- テスラ
- エヌビディア
- アルファベット(GOOG)
- アルファベット(GOOGL)
- メタ・プラットフォームズ
- ペプシコ
- コストコホールセール
AppleやMicrosoftはデジタルコンテンツの最大手の業者ですし、Amazon.comは今や世界的に配送網を広げる通販サービス業者です。
大手の企業の銘柄を多く組み入れているため、相場の安定感や時価総額の大きさは他のETFと比較しても群を抜いています。
大手のハイテク企業以外では、将来性の高い中小のハイテク銘柄が含められています。
米国ETFにはQQQ以外にも様々な銘柄がありますが、その中でもQQQは比較的情報系の企業が多く含まれているという特徴があります。
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QQQの株価推移
QQQは、ETFであるため投資信託の特徴を持ちながらも証券市場に上場をしているれっきとした1銘柄です。
そのため、他の株式と同様日々株価が変動します。
QQQの株価推移をとらえることは、適切な投資のタイミングを図るうえで非常に重要な要素になります。
以下で、2022年6月時点における過去1か月及び過去5年の株価推移を紹介していきます。
直近1ヶ月の株価推移
まず、QQQの直近1ヶ月の株価推移を見ていきましょう。
出典:Google
2022年6月のQQQの株価は、下降気味です。
300ドル 強でスタートした株価は徐々に下落を見せ、6月16日にはおよそ271ドルにまで下落しています。
その後若干の上昇を見せ、6月24日には294ドル台に回復し、6月29日現在でおよそ283ドルで推移しています。
過去5年の株価推移
続いて、QQQの過去5年間の株価推移を見ていきましょう。
出典:Google
過去5年(2017年7月~2022年6月)のQQQ株価は、総じて上昇傾向が見られました。
2017年7月初旬は140ドル以下であった株価が徐々に上昇を見せ、2019年11月には200ドルを突破し、2021年11月には400ドルを突破しています。
2011年11月以降は下落傾向が見られ、2022年6月時点では280ドル台で推移しています。
5年間のQQQの株価推移は、NASDAQ100の指数とほぼ同じ傾向が見られます。
NASDAQ100のインデックスETFらしい値動きが見られます。
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QQQにおすすめの証券会社
QQQはアメリカのETF銘柄ですが、一部の日本の証券会社でも取り扱いがあります。
わざわざアメリカの証券会社で口座を開設するなどの手続きは必要ないので安心してください。
日本でQQQの銘柄を取り扱っている証券会社はいくつかあります。
QQQの取り扱いをしている証券会社を中心に、おすすめの会社を以下に5社紹介します。
- SBI証券
- LINE証券
- マネックス証券
- DMM株証券
- IG証券
以下、5社のそれぞれの特徴について紹介していくので、どの証券会社を利用するか判断する際の参考にしてみてください。
SBI証券
SBI証券は、「2021年 みんなの株式ネット証券比較ランキング総合」で第1位を獲得するなど、非常に知名度が高く人気のある証券会社です。
外国株も豊富に取り扱っており、選択肢が広いです。
手数料の低さも大きな魅力で、SBI証券での米国株式の取扱手数料は0ドル~22ドルとかなり低い水準になっています。
テクニカル分析の充実ぶりやアプリを利用した取引など、トレードを実践するという面でも非常に魅力があります。
初めて米国株式の取り扱いをする方にも利用しやすいおすすめの証券会社です。
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LINE証券
LINE証券は、大手SNSサービスを提供するLINEが運営する証券会社です。
LINEサービスと連動した便利な機能が充実した証券会社で、スマートフォンでの取引をメインにしたいと考える方におすすめです。
スマートフォンの画面を効率よく使った見やすいトレード画面に定評があります。
2022年6月現在、QQQの取り扱いはありませんが、日本はもちろんのこと各国の主要な銘柄を取り扱っています。
株式銘柄をはじめ、ETF銘柄にも注力しており、投資先としての選択肢は非常に広いです。
取引ボリュームに応じてLINEポイントが付与されるというメリットもあります。
普段からLINEを使っていて、スマートフォンでのトレードに興味がある方に特におすすめの証券会社といえるでしょう。
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マネックス証券
マネックス証券は、投信積立決済によるポイント還元率が高いことなど、初心者でも利用しやすいお得でおすすめの証券会社です。
マネックス証券は米国株の取り扱いが非常に豊富であるのが大きな特徴です。
2022年1月現在、米国株取扱銘柄数が5,000銘柄を突破しています。
海外ETFの取り扱いもあり、その中にQQQも含まれています。
取引手数料も0ドルから22ドルの間で設定されているため、コスト面でも非常に優遇されています。
DMM株証券
DMM株証券は、初心者でも利用しやすい充実したシステムが用意されている証券会社です。
スマートフォンアプリとパソコンの両方で見やすくトレードがしやすい画面が用意されています。
DMM株証券では米国ETFの取り扱いが非常に充実しています。
2022年6月現在、245もの米国ETFの取り扱いがあり、その中にQQQも含められています。
DMM株証券の場合は米国株を1株単位で購入できるため、まとまった資金が無くても少額から取引を開始できます。
取引手数料は約定代金に関わらず一律0円に設定されているため、安心して取引を展開できます。
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IG証券
IG証券は、世界的に事業を展開する大手金融グループのIGグループが運営する証券会社です。
日本だけでなく世界各地に店舗を構え、世界規模で金融サービスを展開しています。
IG証券では米国株式だけでなく世界各国の銘柄や金などの各種商品取引も行えます。
さらに、IG証券ではCFDによる米国株式の取り扱いが可能です。
CFDとは「差金決済取引」のことで、FXもこのCFDの一種です。
株式銘柄そのものを購入するのではなく、取引の権利のみを売買し、実際の代金決済は売買時に発生する差額のみとなります。
少額から投資を始められ、大きな利回りを実現できる可能性がある手法です。
QQQの取引においてもレバレッジを生かした効率の良い運用ができるのがIG証券の強みといえるでしょう。
QQQのメリット
数ある投資商品の中で、QQQが持つメリットとはどんなものでしょうか。
どんな投資商品でも良い面もあれば注意するべき点もあります。
総合的に判断して自分に合っているかどうかを決めましょう。
QQQの主なメリットとして、以下の3項目を紹介します。
- 長期的なリターンが大きい
- ハイテク株に分散投資ができる
- 将来性が期待できる
長期的なリターンが大きい
QQQは、長期的に見てトータルリターンが大きいとされています。
トータルリターンとは、株式の評価額に配当で得た収益を加えた数値と、株式購入額と手数料などのコストを加えた数値との割合のことを指します。
数値が大きいほど、費やしたコストに対する収益の割合が大きいということになり、効率の良い資産運用ができているということになります。
QQQは、2022年3月29日時点において、1年で16.03%・3年で27.76%・5年で23.51%という非常に高いトータルリターンを実現しています。
2022年6月現在における直近のトータルリターンはマイナスとなっていますが、長期の運用をすればするほどリターンも大きくなっていることが分かります。
ハイテク株に分散投資ができる
QQQを購入するということは、ハイテク株に分散投資をしていることと同義であると言えます。
前述のように、QQQが組み込んでいる銘柄のうち、AppleやMicrosoftなど大手のハイテク株が大きな割合を占めているためです。
投資の基本として、分散投資を提唱する方も多いのではないでしょうか。
一つの銘柄に集中して資産を注ぐと、その銘柄の価値が下落してしまえば、たちまち運用成果が大きくマイナスとなってしまいます。
一方、複数の異なる銘柄に資産を分散して運用することで、ある銘柄が下落しても他の銘柄の価値に上昇によりトータルでプラスの運用成績を確保できます。
通常、株式投資において分散投資をするためには自ら複数の銘柄を選択して購入する必要があります。
一方、QQQの場合はアメリカの有名なハイテク企業の銘柄を運用対象に含めています。
QQQを購入すれば自動的に分散投資を行っていることになるため、自身で運用するべき米国株を選択できないという方にもQQQはおすすめできます。
将来性が期待できる
QQQは、将来さらに価値が上昇する可能性を大いに秘めています。
QQQが組み込んでいるのは大手のハイテク株がメインですが、それだけではありません。
現状では中小企業のハイテク銘柄も多く含んでいます。
IT関連の事業は、場合によっては大幅に実績を伸ばす可能性があります。
QQQが組み込んでいるIT関連の銘柄が将来急速に成長し、高い収益性を生む可能性が十分にあります。
大手ハイテク企業と将来の成長が期待できるグロース株をバランスよく組み込んでいるQQQは、安定的な成長とともに将来における爆発的な成長を期待できる非常に魅力的なETFといえるでしょう。
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QQQのデメリット
QQQのメリットについて紹介をしてきましたが、同時にデメリットもあります。
運用する商品を選択する場合は、メリットの部分にだけ注目するのではなく、必ずデメリットについてもしっかりとチェックして、自分に合っているか総合的に判断しましょう。
QQQのデメリットとして一般的に考えられているのは、以下の2項目です。
- 価格変動リスクが大きい
- 1株当たりの金額が高い
価格変動リスクが大きい
QQQのデメリットとして、価格変動リスクが大きいという特徴には注意しないといけません。
QQQが組み入れている銘柄の多くが今後の成長が期待される中小のハイテク銘柄であることは前述のとおりです。
将来の成長が期待される銘柄というのは、実際にその銘柄が持っている価値よりも高値で取引されることが多くみられます。
銘柄を購入する方々の将来への期待値が高いほど、企業自体の実力以上に高値で取引されるケースが増えます。
しかし、このように実力不相応で価値が上昇した状態は急に暴落してしまう恐れがあります。
暴落のきっかけは様々考えられますが、例えば市場全体が下落傾向になれば、該当の銘柄自体に何も落ち度がなくても銘柄の割高感から価値の急落が起こるケースが起こりえます。
QQQは将来の期待感が高いというメリットがありますが、同時に価値の暴落のリスクがあるということもよく理解しておくべきでしょう。
1株あたりの金額が高い
QQQは1株当たりの金額が大きいというデメリットもあります。
2022年6月30日現在、QQQは280ドル台で取引されています。
ドル/円の換算レートを135円とすると、1株購入するためにおよそ37,800円の資金が必要になります。
他の米国ETFの中には、もっと価格が安いものもあります。
例えば、こちらも米国株ETFの代表格であるVEAは、2022年6月30日現在では40ドル前後で推移しています。
同様に円換算するとおよそ5,400円で1株購入することができます。
QQQは単価が高いので、資金が潤沢に用意できない方やいきなり高額の資金を投入することが難しい初心者にとってはあまり適切でない銘柄といえるかもしれません。
投資初心者の方は、QQQ以外の比較的安価な銘柄を選択して経験を積みながら資金を増やしていき、そのうえでQQQに取り組んでみるというのがおすすめです。
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QQQへの投資方法
QQQを購入する方法には、以下の2種類があります。
- 現物取引
- CFD取引
いずれの方法を選択する場合でも、証券会社で口座開設をする必要があります。
ただ、QQQをCFD取引にて売買できる証券会社は2022年6月現在ではごく限られています。
証券会社を選択する場合は、自分が希望する取引ができる会社かどうかを見極めることが重要になります。
現物取引
現物取引とは、市場の時価で計算された金額の受け渡しを行う、一般的な購入方法です。
前述の例でいうと、1株購入するために37,800円を用意する必要があります。
QQQを購入するにはまとまった資金が必要になりますが、複雑な計算をする必要がないため理解がしやすいという特徴があります。
QQQの現物取引を扱っているのは、2022年6月現在は以下のような証券会社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- SMBC日興証券
- マネックス証券
- サクソバンク証券
以上のように、ネット系証券会社での取り扱いが多くみられます。
CFD取引
CFD取引とは、「Contract For Difference」の略称で、日本語では「差金決済取引」という意味になります。
現物取引のように、QQQを市場価格で購入するのではなく売買を行った差額部分のみに資金の受け渡しが発生します。
CFD取引をする際に必要になるのが証拠金です。
CFDでは投入した証拠金に対して、レバレッジを乗じた金額で取引ができます。
レバレッジは投資商品ごとに決まっており、QQQのような米国ETFをCFDで取引する場合は5倍のレバレッジをかけて取引ができます。
例えば、QQQの1株の円換算後の価格が37,800円であった場合、現物取引ですとそのまま37,800円の資金が必要になります。
しかし、CFD取引の場合は7,560円(37,800÷5)の証拠金を投入すればQQQ1株を購入することができます。
決済をした際の例も紹介します。
例えばQQQを37,800円で1株を購入したとします。
その後値上がりを見せ、円換算で40,000円になってから売却をしたとします。
現物取引の場合は、購入時に37,800円を支払って、決済時に40,000円を受け取るという流れになります。
一方、CFD取引の場合は、購入時には現金の受け渡しは発生せず、決済時に差額の2,200円を受け取るという流れになります。
レバレッジが活用できる分、CFD取引のほうが少額の資金でも米国株の売買ができるという特徴があります。
さらに、CFD取引の場合は「売り」からトレードを開始することもできます。
例えば、1株円換算で37,800円の時に売りを行ない、1株35,000円になった時に買い戻すトレードをすれば、差額の2,800円を利益として獲得できます。
現物取引だと株価が上がらないと利益を獲得できませんが、CFD取引の場合は下落傾向の相場でも利益を獲得できるチャンスがあります。
2022年6月現在、QQQをCFD取引で売買できる証券会社は以下の2社のみです。
- IG証券
- サクソバンク証券
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QQQに関するよくある質問
QQQに対して多くの方が抱く疑問について、以下にまとめて紹介します。
- QQQの購入方法は?
- QQQの配当利回りは?
- ETFとは?
- NASDAQ100とは?
実際にQQQで運用を開始する前に、ぜひ参考にしてみてください。
QQQの購入方法は?
QQQを購入する方法は、現物取引とCFD取引の2通りがあります。
現物取引は、市場で取引されている単価をもとに算出された金額を引き渡して購入する方法になります。
難しい計算がなくわかりやすいですが、単価の高いQQQを購入するためにはまとまった資金が必要になるのがネックです。
CFD取引は「差金決済取引」であるため、株式の購入時に代金の受け渡しをすることはなく、決済時に発生した差額のみの受け渡しをする仕組みです。
QQQの場合は5倍のレバレッジを効かせたトレードができるため、投資資金が少なくても高い利益を獲得できる可能性があります。
いずれの方法を用いるにも、まずは証券会社で口座開設をする必要があります。
日本の証券会社で、QQQが売買できる証券会社は限られているので、QQQの取り扱いがある証券会社を選択することが必須条件です。
その中でもCFD取引を扱っている証券会社は、IG証券とサクソバンク証券の2社だけであるため、CFD取引をしたいと考える方は証券会社を間違えないように気を付けましょう。
QQQの配当利回りは?
QQQは、複数の銘柄を運用しているという点で投資信託に似ていますが、独自に証券市場に上場をしているれっきとした株式銘柄です。
そのため、QQQを保有する株主に対して定期的に配当金が提供されます。
2022年6月現在、直近の配当利回りは税込みで0.75%という結果になっています。
配当利回りとは、1株当たりの配当額を1株の市場価格で除して算出します。
QQQの配当利回りは、比較的低いと考えておきましょう。
例えば、同じく海外ETFのVODでは、2022年6月上旬の権利落ちの配当において、8.98%という配当利回りが実施されます。
QQQで資産運用をする際には、長期的な配当狙い寄りは値動きをとらえて売買を行なうスタイルの方が適していると考えられます。
ETFとは?
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略称で、日本語では「上場投資信託」という言葉です。
ETFは、投資信託と同じ要領で複数の銘柄に投資をする金融商品です。
しかし、ETF自体が証券取引所に上場しているため、一般的な株式銘柄と同様に売買による取引が可能です。
市場で売買されることから、価格の上下動もリアルタイムで発生します。
つまり、ETFは投資信託としての特徴と株式としての特徴を両方併せ持った投資商品と考えるとよいでしょう。
NASDAQ100とは?
NASDAQ100とは、アメリカのNASDAQ証券取引所に上場する銘柄のうち、金融機関を除き時価総額が上位の100社の株価を基に算出される指数のことです。
NASDAQ100の指数を構成する会社100社の中には、様々な業種及び様々な規模の会社が含まれています。
ただ、もう一つの米国市場指数の代表例であるS&P500と比較すると、情報技術系の企業が多いという特徴があります。
QQQは、S&P500よりも新興銘柄が多く将来的に有望な会社が比較的多く含まれているといえます。
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QQQのメリット・デメリットを抑えて効率よく運用しよう!
以上、QQQについて紹介をしました。
QQQの特徴及びメリット・デメリットは以下のようにまとめられます。
- QQQの構成銘柄はアップルやマイクロソフトなど大型ハイテク株で占められている
- QQQの株価推移は長期的に右肩上がりだったが2022年は下落傾向にある
- QQQはSBI証券など日本の大手証券会社で取り扱いがある
- QQQのメリットは長期的なリターンが大きく将来性に期待できる
- QQQのデメリットは1株当たりの金額が高く価格変動リスクが大きい
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日本の証券会社でもQQQを取り扱うことは可能です。
日本にいながら海外銘柄に手軽に投資できるため、QQQを資産運用に活用する投資家も少なくありません。
将来性有望で値上がりの可能性を大いに含むQQQを、資産運用の手段の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。