- つみたてNISAは、何を買えばいいの?
- 銘柄でおすすめの組み合わせなどがあるなら、知りたい!
つみたてNISAは、満18歳以上の方なら誰でも年40万円まで非課税で投資できるため、投資初心者におすすめな制度です。
いざ始めるとなると、銘柄やその組み合わせ、口座を開設する証券会社はどこがいいかなど気になることも多いでしょう。
本記事を読み終わった頃には、つみたてNISAをスムーズに始めることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
- つみたてNISAは信託報酬に注目して選ぶ
- おすすめのインデックスファンド銘柄は『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』等
- おすすめのアクティブファンド銘柄は『ひふみプラス』等
- つみたてNISA初心者には分散投資がおすすめ
- つみたてNISAに最もおすすめの証券会社は『SBI証券』
- つみたてNISAで失敗しないためには買うタイミングが重要
- つみたてNISAの注意点は個別株には投資できない

目次
つみたてNISA初心者におすすめな銘柄の選び方5つ

つみたてNISAを始める初心者なら、信託報酬などに注目して銘柄を選びましょう。
そのためここからは、つみたてNISA初心者におすすめな銘柄の選び方を5つ紹介していきます。
インデックスファンドorアクティブファンドで選ぶ
つみたてNISAの対象商品は、投資信託が中心となります。
そこでまずは、投資信託の運用方法であるインデックスファンドかアクティブファンドかを選びましょう。
それぞれの違いは、以下の通りです。
投資信託の運用方法 | 特徴 |
---|---|
インデックスファンド | S&P500や日経平均などの株価指数と同じ値動きを目指す |
アクティブファンド | 株価指数を上回るパフォーマンスを目指す |
インデックスファンドは、S&P500や日経平均と同じ値動きになるよう自動的に調整されるため、株価指数が上昇すればリターンが得られます。
アクティブファンドは、目標とする株価指数を上回るパフォーマンスが出るように調整されるため、うまく行けばインデックスファンドよりも大きなリターンが得られます。
ただし、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が手数料である「信託報酬」が高いため、注意が必要です。
もしコスト優先で投資するならばインデックスファンドを選び、パフォーマンス重視で運用したいならアクティブファンドを選びましょう。
全世界or米国で選ぶ
次に、投資する範囲として、全世界か米国で選びましょう。
全世界なら世界中に投資できるので、分散効果が期待できます。
逆に米国だけに絞れば、先進国の中で最も経済成長する米国へ投資できるため、高いリターンが期待できます。
全世界型の投資信託では6割以上も米国銘柄が占めるため、米国株が下落するときは全世界株も下落します。
そのため、分散重視で安定性を求めるなら全世界、リターン重視なら米国を選ぶといいでしょう。
株式型orバランス型を選ぶ
つみたてNISAの投資信託には、株式以外に債券やRIETなども含むバランス型があるため、株式だけの株式型かバランス型を選ぶ必要があります。
株式型は企業の業績と直結するため、業績次第で値動きが激しくなります。
一方、債券は株式と逆の値動きをする場合が多いため、債券なども含むバランス型なら株式型よりも値下がりしにくいという特徴があります。
よって、リターンを求めるなら株式型、安定性を求めるならバランス型を選ぶといいでしょう。
信託報酬が低い銘柄を選ぶ
つみたてNISAを選ぶなら、できるだけ信託報酬が低い銘柄を選びましょう。
つみたてNISAは最長で20年も運用するため、信託報酬が低い銘柄の方がコストを抑えられます。
例えば、100万円を20年間運用した場合、信託報酬が1%違うだけで約33万円も差が生じます。

つみたてNISA対応のインデックスファンドとアクティブファンドの信託報酬の範囲は、以下の通りです。
ファンドの種類 | 信託報酬の範囲 |
---|---|
インデックスファンド | 0.09~1.5% |
アクティブファンド | 0.11~1.65% |
アクティブファンドよりもインデックスファンドの方が、信託報酬は0.15%ほど低く設定されています。
そのためコストを意識して信託報酬を低くしたいなら、インデックスファンドを選んだ方が賢明と言えます。
純資産総額が高い銘柄を選ぶ
つみたてNISAを選ぶ基準として、純資産総額が高い銘柄を選ぶのも重要です。
純資産総額は一定額を下回ると運用できない状態となり、投資家に返還する「繰上償還」が発生します。
繰上償還される金額の目安は30億円以下と言われているので、純資産総額はできれば50億円以上ある投資信託を選びたいところです。
つみたてNISAにおすすめのインデックスファンド銘柄6選

インデックスファンドは、日経平均などの株価指数に連動するように設定されているだけなので、複雑な設定で運用をしている投資信託よりもコストがかかりません。
そこでここからは、つみたてNISAにおすすめのインデックスファンド銘柄6選を紹介していきます。
ファンド名 | 信託報酬 (税込)/年 | 純資産総額 | 投資先 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144%以内 | 約9,152億円 | 国内株式 外国株式 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.132% | 約8,213億円 | 外国株式 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | 約8,067億円 | 外国株式 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023%以内 | 約4,135億円 | 外国株式 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.154%以内 | 1,802億円 | 国内株式 先進国株式 新興国株式 国内債券 先進国債券 新興国債券 国内REIT 先進国REIT |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.187%以内 | 約1,035億円 | 外国株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
運用目安 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
投資先 | 国内株式 外国株式 |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 17,325円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.1144%以内 |
純資産総額 | 約9,152億円 |
トータルリターン | 12.69%(3年) |
設定日 | 2018/10/31 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アップル:3.7% マイクロソフト:2.8% アマゾンドットコム:1.5% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、世界中の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指して運用する株式型の投資信託です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)なら、世界に散らばる主要な大型・中型株の約3,000銘柄へ投資できます。
また、手数料の「信託報酬 (税込)/年」は0.1144%以内と最安クラスであるため、無駄なコストもかかりません。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」とは違い、日本や新興国も含めて投資できるため、世界そのものに分散投資したければ、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を選んでおきましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
ファンド名 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
運用目安 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
投資先 | 外国株式 |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 20,136円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.132% |
純資産総額 | 約8,213億円 |
トータルリターン | 14.42%(3年) |
設定日 | 2017/09/29 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アップル:5.1% マイクロソフト:4.7% アマゾンドットコム:1.9% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、全米の株式に投資し、CRSP USトータル・マーケット・インデックスへの連動を目指して運用する株式型の投資信託です。
楽天・全米株式インデックス・ファンドなら、米国市場の小型・中型・大型株の約4,000銘柄へ投資できます
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」とは違い、米国の上場企業に丸ごと投資できるので、米国そのものに分散投資したければ、楽天・全米株式インデックス・ファンドを選びましょう。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
ファンド名 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド |
運用目安 | S&P500 |
投資先 | 外国株式 |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 17,821円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.0938%程度 |
純資産総額 | 約8,067億円 |
トータルリターン | 14.92%(3年) |
設定日 | 2019/09/26 |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アップル:6.09% マイクロソフト:5.55% アルファベット:3.12% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国のS&P500指数への連動を目指して運用する株式型の投資信託です。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドなら、経済成長が著しいアメリカの上位500社へ一気に投資できるため、高いパフォーマンスが期待できます。
また、手数料の「信託報酬 (税込)/年」は0.0938%程度と最安クラスであるため、無駄なコストもかかりません。
主要なアメリカ企業へ集中投資したければ、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを選んでおきましょう。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ファンド名 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
運用目安 | MSCIコクサイ・インデックス |
投資先 | 外国株式 |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 20,629円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.1023%以内 |
純資産総額 | 約4,135億円 |
トータルリターン | 13.93%(3年) |
設定日 | 2017/02/27 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アップル:2.39% マイクロソフト:1.97% アマゾンドットコム:1.53% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本以外のアメリカやイギリスなどの先進国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックスへの連動を目指して運用する株式型の投資信託です。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスなら、先進国に散らばる主要な中型・大型株の約1,300銘柄へ分散投資できます。
また、手数料の「信託報酬 (税込)/年」は0.1023%以内と最安クラスです。
政治が不安定な新興国ではなく、安定成長が期待できる先進国へバランス良く投資したければ、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを選びましょう。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
ファンド名 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
運用目安 | 東証株価指数(TOPIX) MSCIコクサイ・インデックス MSCIエマージング・マーケット・インデックス NOMURA-BPI総合 FTSE世界国債インデックス JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス |
投資先 | 国内株式 先進国株式 新興国株式 国内債券 先進国債券 新興国債券 国内REIT 先進国REIT |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 13,578円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.154%以内 |
純資産総額 | 約1,802億円 |
トータルリターン | 4.75%(3年) |
設定日 | 2017/05/09 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アリババグループホールディング:0.61% アップル:0.48% マイクロソフト:0.39% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内外の株式、債券、REITへそれぞれ8等分に割り振って投資し、各指数への連動を目指して運用するバランス型の投資信託です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)なら、株式だけでなく債券やREITにも投資できるので、株式だけの投資信託よりも安定性が増します。
ただし、その分リターンは少な目になるので、注意しましょう。
連動を目指す指数は8つあり、以下の通りです。
- 東証株価指数(TOPIX)
- MSCIコクサイ・インデックス
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス
- NOMURA-BPI総合
- FTSE世界国債インデックス
- JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
- 東証REIT指数
- S&P先進国REITインデックス
資産を大きく増やすよりも、暴落などでできるだけダメージを負わない安全な投資信託を探しているなら、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)がおすすめです。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
ファンド名 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
運用目安 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
投資先 | 外国株式 |
運用方法 | インデックスファンド |
基準価額 | 12,730円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.187%以内 |
純資産総額 | 約1,035億円 |
トータルリターン | 7.26%(3年) |
設定日 | 2017/07/31 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | アリババグループホールディング:3.62% JDドット・コム ADR:0.52% バイドゥ:0.44% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、中国やインドなどの新興国の株式に投資し、MSCIエマージング・マーケット・インデックスへの連動を目指して運用する株式型の投資信託です。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスなら、先進国よりも成長率に期待できる新興国に散らばる主要な中型・大型株の約1,200銘柄へ分散投資できます。
この記事で紹介するインデックスファンドの中で信託報酬は0.187%以内と一番高いですが、他のインデックスファンドと比較しても安い部類なので、安心してください、
安定よりもリターン重視で投資したければ、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスを選んでおきましょう。
つみたてNISAにおすすめのアクティブファンド銘柄6選

アクティブファンドは、日経平均などの株価指数以上のパフォーマンスを目指して運用されているので、リターンを重視したい方におすすめです。
そこでここからは、つみたてNISAにおすすめのアクティブファンド銘柄6選を紹介していきます。
ファンド名 | 信託報酬 (税込)/年 | 純資産総額 | 投資先 |
---|---|---|---|
ひふみプラス | 1.078%以内 | 約4,822億円 | 国内株式 海外株式 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 1.34%±0.2%程度 | 約2,316億円 | 国内株式 外国株式 |
セゾン・グローバルバランスファンド | 0.56%±0.02%程度 | 約3,442億円 | 国内株式 海外株式 国内債券 海外債券 |
世界経済インデックスファンド | 0.55% | 約1,740億円 | 国内株式 先進国株式 新興国株式 国内債券 先進国債券 新興国債券 |
のむラップ・ファンド(積極型) | 1.518% | 約1,196億円 | 国内株式 海外株式 国内債券 海外債券 海外REIT |
ニッセイ日本株ファンド | 0.88% | 約1,109億円 | 国内株式 |
ひふみプラス
ファンド名 | ひふみプラス |
運用目安 | なし |
投資先 | 国内株式 海外株式 |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 45,899円 |
信託報酬 (税込)/年 | 1.078%以内 |
純資産総額 | 約4,822億円 |
トータルリターン | 4.54%(3年) |
設定日 | 2012/05/28 |
運用会社 | レオス・キャピタルワークス |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | 三菱UFJフィナンシャル・グループ:2.43% アドバンテスト:2.42% 東京海上ホールディングス:1.90% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
ひふみプラスは、「日本を根っこから元気にする」というコンセプトで、日本の成長企業を中心に投資する株式型の投資信託です。
投資先の80%以上が国内株式であるため、先に紹介した外国株中心の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」などよりも、聞いたことがある国内企業に投資できます。
また、純資産総額が約4,822億円と今回紹介するアクティブファンドの中で最も高額であるため、繰上償還される可能性は皆無と言えます。
国内企業を中心に投資したいなら、ひふみプラスを選んでおきましょう。
セゾン資産形成の達人ファンド
ファンド名 | セゾン資産形成の達人ファンド |
運用目安 | なし |
投資先 | 国内株式 外国株式 |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 32,846円 |
信託報酬 (税込)/年 | 1.34%±0.2%程度 |
純資産総額 | 約2,316億円 |
トータルリターン | 10.67%(3年) |
設定日 | 2007/03/15 |
運用会社 | セゾン投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80:26.4% バンガード米国オポチュニティファンド:21.3% FSSAアジア・フォーカス・ファンド:10.8% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 など |
セゾン資産形成の達人ファンドとは、国際分散投資を目指して、世界中の株式ファンドへ投資する株式型のファンドオブファンズです。
投資先の投資信託数は10銘柄にのぼり、詳細は下記の通りです。
- バンガード 米国オポチュニティファンド
- アライアンス・バーンスタイン SICAVコンセントレイテッドUSエクイティ・ポートフォリオ
- BBH・ルクセンブルグ・ファンズ-BBH・コア・セレクト
- コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80
- コムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンド90
- FSSAアジア・フォーカス・ファンド
- フォントベル・ファンド-mtxサステナブル・エマージング・マーケット・リーダーズ
- スパークス・集中投資・日本株ファンドS
- スパークス・長期厳選・日本株ファンド
- コムジェスト日本株式ファンド
トータルリターンが10.67%(3年)と、今回紹介するアクティブファンドの中で最も高いため、高いリターンが見込めます。
アクティブファンドで世界中の株式に分散投資したければ、セゾン資産形成の達人ファンドがおすすめです。
セゾン・グローバルバランスファンド
ファンド名 | セゾン・グローバルバランスファンド |
運用目安 | なし |
投資先 | 国内株式 海外株式 国内債券 海外債券 |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 19,592円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.56%±0.02%程度 |
純資産総額 | 約3,442億円 |
トータルリターン | 6.95%(3年) |
設定日 | 2007/03/15 |
運用会社 | セゾン投信 |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | 米国株式:31% 米国債券:26.7% 欧州債券:18.1% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 など |
セゾン・グローバルバランスファンドは、株式50%、債券50%という配分バランスで投資するバランス型のファンドオブファンズです。
定期的にリバランスを行うため、常に安定して株式と債券に半分ずつ投資できます。
投資先の投資信託数は8銘柄にのぼり、詳細は下記の通りです。
- バンガード・500・インデックス・ファンド
- バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・U.S.・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
株式だけでなく、債券にも投資して安定的な資産運用をしたい方は、セゾン・グローバルバランスファンをつみたてNISAで購入しましょう。
世界経済インデックスファンド
ファンド名 | 世界経済インデックスファンド |
運用目安 | なし |
投資先 | 国内株式 先進国株式 新興国株式 国内債券 先進国債券 新興国債券 |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 28,927円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.55% |
純資産総額 | 約1,740億円 |
トータルリターン | 6.16% |
設定日 | 2009/01/16 |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | 米国株式:31.1% 米国債券:29.7% 新興国債券:15% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
世界経済インデックスファンドは、株式50%、債券50%というバランス型で、複数のインデックスへ連動させながら安定運用を目指すファミリーファンド方式の投資信託です。
連動目安のインデックスは6銘柄にのぼり、詳細は下記の通りです。
- NOMURA-BPI総合
- FTSE世界国債インデックス
- JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
- TOPIX(東証株価指数)
- MSCIコクサイ・インデックス
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス
信託報酬は0.55%と今回紹介するアクティブファンドの中では一番安いので、コストを意識したい方に向いています。
ただし、先に紹介した「セゾン・グローバルバランスファンド」と違い、新興国債券の比率が高いため、リスク・リターンは高めとなります。
ファンド名 | 組み入れ銘柄 (上位3銘柄) |
---|---|
セゾン・グローバルバランスファンド | 米国株式:31% 米国債券:26.7% 欧州債券:18.1% |
世界経済インデックスファンド | 米国株式:31.1% 米国債券:29.7% 新興国債券:15% |
つみたてNISAでバランス型でもリターン寄りに投資したければ、世界経済インデックスファンドを選んでおきましょう。
のむラップ・ファンド(積極型)
ファンド名 | のむラップ・ファンド(積極型) |
運用目安 | なし |
投資先 | 国内株式 海外株式 国内債券 海外債券 海外REIT |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 28,934円 |
信託報酬 (税込)/年 | 1.518% |
純資産総額 | 約1,196億円 |
トータルリターン | 8.05%(3年) |
設定日 | 2010/03/15 |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | 外国株式:52.3% 外国債券:17.2% 世界REIT:13.7% |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
のむラップ・ファンド(積極型)は、国内外の株式から海外REITまで幅広く分散投資するバランス型の投資信託です。
投資先のファンドは5銘柄にのぼり、詳細は下記の通りです。
- 国内株式マザーファンド
- 国内債券NOMURA-BPI総合 マザーファンド
- 外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド
- 外国債券マザーファンド
- 世界REITインデックス マザーファンド
今回紹介するアクティブファンドの中で唯一、海外REITにも投資しているため、株式や債券以外にも投資して分散効果を得たい方におすすめできます。
ニッセイ日本株ファンド
ファンド名 | ニッセイ日本株ファンド |
運用目安 | TOPIX(東証株価指数) |
投資先 | 国内株式 |
運用方法 | アクティブファンド |
基準価額 | 27,911円 |
信託報酬 (税込)/年 | 0.88% |
純資産総額 | 約1,109億円 |
トータルリターン | 7.04%(3年) |
設定日 | 2001/12/26 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
組み入れ銘柄 (上位3銘柄) | キーエンス:2.9% トヨタ自動車:2.9% 信越化学工業: |
取扱中の証券会社 | SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 など |
ニッセイ日本株ファンドは、TOPIX(東証株価指数)を上回るパフォーマンスを目指して投資する株式型の投資信託です。
投資対象は、TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄から150~300銘柄を選定しています。
この記事で紹介するファンドの中では唯一、国内株式のみだけで構成されているため、国内株中心で投資したい方におすすめです。
つみたてNISA初心者におすすめの組み合わせ3選

つみたてNISAで採用されている投資信託のほとんどは、多くの銘柄に投資しているため、十分な分散効果が期待できます。
しかし、それでも更なる分散効果を期待するなら、2つの投資信託を組み合わせるのがベストです。
そこでここからは、つみたてNISAでおすすめの投資信託の組み合わせ3選を紹介していきます。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド×ニッセイ日本株ファンド|株式のみでバランス重視
国内外の株式にバランスよく投資したいなら、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド×ニッセイ日本株ファンドの組み合わせがおすすめです。
SBI・V・S&P500インデックスなら、アメリカの大型株上位500銘柄へ投資できます。
またニッセイ日本株ファンドなら、厳選された国内株150~300銘柄へ投資できます。
この組み合わせなら、経済大国アメリカの株式と、安定感バツグンの国内株式へ集中投資できるので、株式のみで投資したければ検討しましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)×のむラップ・ファンド(積極型)|分散投資で安定重視
株式以外に債券やREITにも投資したければ、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)×のむラップ・ファンド(積極型)の組み合わせがおすすめです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)なら全世界の株式へ漏れなく投資できるので、一部の国が不景気でも他の景気が良い国でカバーできます。
さらに、のむラップ・ファンド(積極型)なら株式以外にも債券やREITにも投資しているため、株式がダメでも他でカバーできる可能性が高いです。
分散効果をより高めて安定重視で投資したいなら、この組み合わせを考えましょう。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド×SBI・V・S&P500インデックス・ファンド|リターン重視
とにかくリターン重視で投資したいなら、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド×eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの組み合わせがおすすめです。
SBI・V・S&P500インデックスなら、アメリカ大型株の上位500銘柄へ投資できます。
さらに、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスなら、高い成長が期待できる新興国の約1,200銘柄へ投資できます。
アメリカと新興国の高い成長率に期待するなら、この組み合わせで投資しましょう。
つみたてNISAにおすすめな証券会社5選

つみたてNISAをするなら、証券会社によって取扱銘柄の数やサービスに違いがあるので、吟味して選びたいところです。
そこでここからは、つみたてNISAにおすすめな証券会社5選を紹介していきます。
SBI証券|銘柄数No.1でクレカ積立でも最大5%ポイント還元

- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 口座開設数910万を突破
- クレカ積立で0.5~5%ポイント還元
- つみたてNISAの銘柄数は188銘柄と最多クラス
つみたてNISAにおすすめの証券会社第1位は『SBI証券』です。
SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1を獲得した業界最大手のネット証券会社です。
口座開設数も910万を突破しています。
また、クレカ積立で0.5~5%のポイント還元が受けられます。

対象クレジットカード | ポイント還元率 |
---|---|
三井住友カードプラチナプリファード | 5% |
三井住友カードゴールド(NL) | 1% |
三井住友カード(NL) | 0.5% |
つみたてNISAの対象銘柄数は、188銘柄と最多クラスです。
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つみたてNISA | 188銘柄 |
米国株 | 5,600銘柄以上 |
米国ETF | 350銘柄以上 |
日本株 | 4,200銘柄以上 |
日本ETF | 310銘柄以上 |
米国株 | ・売買手数料:約定代金の0.495%(最低手数料0ドル、上限手数料22ドル) ・為替スプレッド:25銭 |
日本株 現物取引スタンダードプラン | 55円~1,070円 ※約定代金により変動 |
日本株 現物取引アクティブプラン | 1日の約定代金合計100万円まで:0円 1日の約定代金合計200万円まで:1,238円 1日の約定代金合計300万円まで:1,691円 以降100万円増えるごとに:+295円 |
楽天証券|楽天カード積立で最大1%ポイント還元

- つみたてNISA口座開設数が3年連続No.1
- 楽天カード積立で最大1%のポイント還元
- つみたてNISAの銘柄数は187銘柄と最多クラス
つみたてNISAにおすすめの証券会社第2位は『楽天証券』です。
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つみたてNISAの対象銘柄数は、187銘柄と最多クラスです。
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つみたてNISA | 187銘柄 |
米国株 | 4,400銘柄以上 |
米国ETF | 370銘柄以上 |
日本株 | 4,000銘柄以上 |
米国株 | 【売買手数料】 約定代金(2.22ドル以下):0円 約定代金(2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満):約定代金の0.495%(税込) 約定代金(4,444.45米ドル以上):22米ドル(税込) 【為替スプレッド】 25銭 |
日本株 「超割コース」 | 55円~1,070円 ※約定代金により変動 |
日本株 「いちにち定額コース」 | 1日の約定代金合計100万円まで:0円 1日の約定代金合計200万円まで:2,200円 1日の約定代金合計300万円まで:3,300円 以降100万円増えるごとに:+1,100円 |
auカブコム証券|au Payカード積立で1%ポイント還元

- 主要ネット証券で信用格付「AA-」にてNo.1
- au Payカード積立で1%のPontaポイント還元
- つみたてNISAの銘柄数は183銘柄と豊富
つみたてNISAにおすすめの証券会社第3位は『auカブコム証券』です。
auカブコム証券は、主要ネット証券で信用格付「AA-」にてNo.1を獲得しています。
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つみたてNISAの対象銘柄数は、183銘柄と豊富です。
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今なら「auIDの登録+投資信託の保有残高に応じて、最大0.24%のPontaポイントプレゼント」を実施中なので、長期保有するつみたてNISAでPontaポイントを貯めたいなら口座開設しましょう。
つみたてNISA | 183銘柄 |
米国株 | 1,800銘柄以上 |
日本株 | 3,000銘柄以上 |
米国株 | 【売買手数料】 最低:0米ドル 約定代金の0.495%(税込) 上限:22米ドル(税込) ※約定代金により変動 【為替スプレッド】 20銭 |
日本株 「ワンショット手数料」 | 55円~4,059円 ※約定代金により変動 |
日本株 「1日定額手数料」 | 1日の約定代金合計100万円まで:0円 1日の約定代金合計200万円まで:2,200円 1日の約定代金合計300万円まで:3,300円 1日の約定代金合計400万円まで:4,400円 1日の約定代金合計500万円まで:5,500円 以降100万円増えるごとに:+1,100円 |

松井証券|投信保有でポイント還元

- 2023年オリコン顧客満足度調査ネット証券「初心者部門」第1位
- 投資信託の月間平均保有額に応じて、最大0.85%のポイントが貯まる
- つみたてNISAの銘柄数は180銘柄と豊富
- 「問い合わせ窓口格付け(証券業界)」で12年連続三つ星受賞
つみたてNISAにおすすめの証券会社第4位は『松井証券』です。
松井証券は、2023年オリコン顧客満足度調査ネット証券「初心者部門」第1位を獲得しています。
また、投資信託の月間平均保有額に応じて、最大0.85%のポイントが貯まります。
さらに、つみたてNISAの銘柄数は180銘柄と豊富です。
しかも「問い合わせ窓口格付け(証券業界)」で12年連続三つ星受賞するほどのサポート体制があるので、疑問があってもすぐ解決できます。

- 新規口座開設で、松井ポイント200ポイントプレゼント
- エントリー+毎月1万円以上の投信積立で、毎月最大100,000ポイントを抽選でプレゼント
今なら「新規口座開設で、松井ポイント200ポイントプレゼント」や「エントリー+毎月1万円以上の投信積立で、毎月最大10万ポイントを抽選でプレゼント」で、10万円分以上のポイントがもらえるチャンスなので、口座開設しておきましょう。
つみたてNISA | 180銘柄 |
米国株 | 1,300銘柄以上 |
米国ETF | 200銘柄以上 |
日本株 | 4,300銘柄以上 |
日本ETF | 280銘柄以上 |
日本株 | 【25歳以下】 無料 【26歳以上】 50万円まで:0円 100万円まで:1,100円(税込) 200万円まで:2,200円(税込) 200万円超~1億円まで:100万円増えるごとに1,100円(税込)加算 |
米国株 | ・売買手数料:約定代金の0.495%(最低手数料0ドル、上限手数料22ドル) ・為替手数料:25銭 |
マネックス証券|クレカ積立で最大1.1%ポイント還元

- マネックスカード積立で1.1%ポイント還元
- 買い物でのカード利用でも1%ポイント還元
- つみたてNISAの銘柄数は161銘柄と豊富
つみたてNISAにおすすめの証券会社第5位は『マネックス証券』です。
マネックス証券なら、マネックスカード積立で1.1%ポイント還元と、ネット証券では最大の還元率を誇ります。
さらに、普段の買い物でのカード利用でも1%のポイント還元が受けられます。

つみたてNISAの銘柄数は、161銘柄と多い部類です。
- 新規口座開設+クイズ正解などで最大2,000円プレゼント
今なら「新規口座開設+クイズに正解などで最大2,000円プレゼント」で最大2,000円もらえるチャンスなので、お得につみたてNISAをスタートしたいなら口座開設しておきましょう。
つみたてNISA | 161銘柄 |
米国株 | 4,500銘柄以上 |
米国ETF | 360銘柄以上 |
日本株 | 4,100銘柄以上 |
日本ETF | 310銘柄以上 |
米国株 | ・売買手数料:約定代金の0.495%(最低手数料0ドル、上限手数料22ドル) ・為替スプレッド:※買付時0銭、売却時25銭 ※定期的に見直しを実施中 |
日本株 取引毎手数料コース(現物取引) | 55円~1,070円 ※約定代金により変動 |
日本株 一日定額手数料コース | 1日の約定代金合計100万円まで:一律550円 以降300万円増えるごとに:+2,750円 |
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つみたてNISAで失敗しない買い方3つ

つみたてNISAは最長20年も投資できるため、できれば買う段階から失敗しないよう気をつけたいところです。
そこでここからは、つみたてNISAで失敗しない買い方を3つ紹介します。
決まった日に定額で買う
始めにつみたてNISAは、決まった日に定額で買うようにしましょう。
なぜなら、買う日や金額がバラバラだと、つみたてNISAの非課税枠(年40万円)を満額消費することが難しくなるからです。
仮に月3万3,000円ずつ購入していけば年間で39万6,000円と、満額近くまで非課税枠が使えます。
また決まった日に定額で買えば、基準価額が安い時に多く買えることから、その後の上昇で大きなリターンを得られるため、おすすめです。
途中で止めずに満期まで買う
つみたてNISAを始めたら、途中で止めずに満期まで買うようにしましょう。
というのも、保有期間が20年以上に満たない場合は、元本割れリスクが高くなるからです。
実際、保有期間が5年の場合と20年の場合の運用成果を比較すると、以下の通りです。

保有期間が5年だと元本割れするリスクがある一方、20年なら2%以上の運用成果が期待できます。
クレカ積立するなら引き落とし先の残高に注意する
つみたてNISAでクレカ積立するなら、引き落とし先の残高に注意しましょう。
もし残高が少ない場合はその月に購入できなくなるので、積立がストップしてしまいます。
そんな時は「ボーナス月設定」を活用しましょう。
ボーナス月設定を使えば、年2回まで追加購入できます。
つみたてNISAの注意点4つ

つみたてNISAにはさまざまなメリットがある便利な制度ですが、一方で注意点も存在します。
そこでここからは、つみたてNISAの注意点を4つ紹介していきます。
個別株には投資できない
つみたてNISAの対象となる商品は指定された投資信託とごく少数のETFだけなので、個別株には投資できません。
そのため個別株に投資したければ、NISA口座ではなく特定口座や一般口座で口座開設する必要があります。
ただし、一般NISAなら個別株にも投資できるので、どうしても個別株を取引したければ、一般NISAを検討しましょう。
非課税枠の再利用・繰越はできない
つみたてNISAでは、非課税枠の再利用や繰越ができません。
非課税枠を使い切った後に年内に売却しても、非課税枠は復活しないのです。
また「満額を使い切らなかった」からと言って、未使用分が翌年に繰り越されることもありません。
非課税の恩恵を十分に受けたいなら、年末までに全額を使い切るようにしましょう。
証券会社の変更は手続が面倒
つみたてNISAは、年に1回であれば証券会社の変更ができます。
しかし、証券会社の変更手続きは面倒なので、できればしない方が賢明です。
- 利用している証券会社に変更したい旨を伝える
- SBI証券で口座開設する
- 「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」などが届くので、記入してSBI証券へ返送する
- 審査完了で変更も完了
上記の手順を踏んで変更手続きをした場合、完了するまで1ヶ月以上かかることがあります。
そのため、つみたてNISAでNISA口座を開設する際は、証券会社をよく吟味してから行いましょう。
つみたてNISAは2023年がラストイヤー
2024年1月から新NISAが始まるため、つみたてNISAは2023年がラストイヤーとなります。
2023年12月まで投資していたつみたてNISAは、そのまま新NISAが開始しても別で運用可能です。
もし、まだつみたてNISAを開始していないのであれば、2023年がお得に投資できる最後のチャンスとなるので、終了前に開始しておきましょう。
つみたてNISAに関するQ&A

つみたてNISAを始めると、いろいろ分からないことが出てくることでしょう。
そこでここからは、つみたてNISAに関するQ&Aを4つ紹介していきます。
つみたてNISAの始め方は?
ざっくりとしたつみたてNISAの始め方は、以下の手順です。
- 証券会社を決めて口座開設する
- 投資商品を選び、積立額を決めて購入する
- 満期まで続ける
つみたてNISAは専用口座がないと始められないので、まずは口座を開設し、証券会社の手順に従って投資商品を注文しましょう。
また、口座開設で本人確認書類としてマイナンバーカードがあると、スムーズに進められます。
マイナンバーカードが無い場合は、「マイナンバー通知書+運転免許証」や「マイナンバー通知書+パスポート」などの組み合わせでも、手続きできます。
つみたてNISAはいくつ買えばいい?
運用目的・期間にもよりますが、つみたてNISAは1~2銘柄まで買えば十分です。
つみたてNISAは、金融庁が認可した銘柄しか存在しません。
安全な銘柄が多いつみたてNISAに投資すること自体、リスクが小さい投資なので、安全性が高いと言えます。
もし2銘柄買うなら、「株式+債券」や「海外+国内」など、異なる投資先をターゲットにしている商品を選べば分散効果が期待できるので、おすすめです。
つみたてNISAと一般NISAはどちらがおすすめ?
つみたてNISAと一般NISAは併用できないので、どちらが自分に合うかで決めましょう。
- 「リスクを取りたくない、手堅く投資をしたい」という方:つみたてNISA
- 「自由にリスクをとって投資をしたい」という方:一般NISA
また、自分の貯蓄や収入と照らし合わせて選ぶのもいいです。
つみたてNISAでは非課税枠の上限が年40万円なので、1カ月当たり33,333円となります。
一方、一般NISAでは非課税枠の上限が年120万円なので、1カ月当たり10万円となります。
つみたてNISAでおすすめの本は?
つみたてNISAでおすすめの本は、2冊あります。
- 「最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい」
- 「マンガでわかるつみたてNISA」
「最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい」なら銘柄が9本にまで厳選されているので、銘柄選びの参考になります。
「マンガでわかるつみたてNISA」はタイトル通りマンガで解説されているので、手っ取り早くつみたてNISAを理解したい人におすすめです。
つみたてNISAは2023年がラストイヤーなので始めておこう
ここまで、つみたてNISA初心者におすすめの銘柄の選び方から注意点まで解説してきました。
本記事をまとめると、以下の通りです。
- つみたてNISAのおすすめの選び方として「信託報酬が低い銘柄を選ぶ」などがある
- おすすめのインデックスファンドとして「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などがある
- おすすめのアクティブファンドとして「ひふみプラス」などがある
- おすすめの組み合わせとして「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド×ニッセイ日本株ファンド」などがある
- つみたてNISAに最もおすすめな証券会社は「SBI証券」
- つみたてNISAで失敗しない買い方として「途中で止めずに満期まで買う」などがある
- つみたてNISAの注意点として「個別株には投資できない」などがある
つみたてNISAは2023年がラストイヤーなので、まだ始めていない方は終了前に始めておきましょう。
もし、どの証券会社でNISA口座を開くか迷っているようならば、「SBI証券」がおすすめです。
SBI証券ならネット証券の中でつみたてNISA対応銘柄が188銘柄と最多クラスで、しかもクレカ積立で最大5%還元が受けられるからです。
今なら「口座開設+クイズ全問正解で2,000円以上プレゼント」を実施中なので、つみたてNISAを始めるならSBI証券で口座開設しましょう。