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格安SIMのメリット・デメリット!乗り換えにおすすめなのはどこ?

スマホの料金を安くするために、格安SIMへの乗り換えを検討する方はたくさんいます。

一方で通信速度やプラン内容、アフターサポートなど、格安SIMが自分のニーズに合っているのか心配な方も多いです。

そこで本記事では、格安SIMには一体どのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説します。

あわせて、おすすめの格安SIM5社や契約時の注意点にも触れていくので、格安SIMに興味がある方の参考になれば幸いです。

格安SIMとは?

格安SIMとは、他社の回線を借りて通信サービスを提供する事業者です。

他社の回線とは、主にドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアと呼ばれる独自の回線を所有する事業者を指します。

格安SIMは回線を自身で所有していない分、設備の維持管理に関するコストを最小限に抑えられる利点があります。

また、大手キャリアと比較して店舗数が少ない・オンライン受付のみの格安SIMも多く、実店舗運営のコストも少ないです。

そのため、格安SIMには以下の特徴があります。

  • プラン料金が安い
  • 大手キャリアと比較すると通信速度が不安定
  • オンラインで手軽に契約手続きできる
  • 実店舗が少ない
  • 格安SIMが多くアフターサービスが充実していない

格安SIMという名前の通り、大手キャリアと比較して料金が安いため、スマホの料金を安く抑えたい方には非常に魅力的です。

一方で、格安SIMは時間帯によって遅くなるなど通信品質が不安定になる傾向もあり、速度重視の方には不向きな場合もあります。

このように格安SIMはメリットだけでなくデメリットもあるため、自分のニーズに合っているのか見極めることが大切です。

格安SIMの4つのメリット

格安SIMを契約する4つのメリットは以下の通りです。

格安SIMのメリット

・料金が安い
・音声通話機能の有無など複数のプランが選べる
・5万円以下の格安スマホのラインナップが充実
・オンラインで簡単に契約手続きできる

格安SIMは料金の安さの他に、プランの種類や格安スマホのラインナップが充実しているなど、魅力的な点が多くあります。

下記にて、それぞれの格安SIMのメリットについて詳しく解説します。

料金が安い

格安SIMは大手キャリアよりも安い料金で利用できます。

格安SIMは大手キャリアよりも設備維持や実店舗運営のコストがかからないため、安い料金で通信サービスの提供が可能です。

実際に、ドコモの料金と格安SIM「OCNモバイルONE」の料金を比較しました。

データ容量ドコモOCNモバイルONE
無制限7,205円なし
7GB6,765円1,760円
※10GB
5GB5,665円1,320円
※6GB
3GB4,565円990円
1GB3,465円770円
500MBなし550円
※表の価格は税込です。
※ドコモは各種割引適用前の料金です。

OCNモバイルONEはドコモと同じ回線を利用していますが、ドコモよりもかなり安く利用できることがわかります。

ドコモも家族複数人での利用による割引や、光回線とのセット割引が適用されると上記料金よりも安くなります。

しかし、ドコモの割引を最大限活用したとしても、OCNモバイルONEの料金はドコモの半額以下です。

大手キャリアの料金が高いと感じている方や、スマホの料金を安く抑えたいと考えている方は、格安SIMがおすすめです。

音声通話機能の有無など複数のプランが選べる

格安SIMにはデータ通信専用プランなど、音声通話機能のないプランも選べます。

データ通信専用プランは音声通話機能つきプランよりも料金が安い傾向にあり、通話機能が不要な端末での利用に最適です。

例として、OCNモバイルONEの音声通話機能つきプランとデータ通信専用プランの料金を紹介します。

OCNモバイルONE音声通話機能つきデータ通信専用SMS対応
500MB550円なしなし
1GB770円なしなし
3GB990円858円990円
6GB1,320円1,188円1,320円
10GB1,760円1,628円1,760円
※表の価格は全て税込です。

OCNモバイルONEにはデータ通信専用プランだけでなく、SMS機能つきのデータ通信専用プランもあります。

SMS機能つきのデータ通信専用プランは、LINEなどSMS認証が必要なアプリを利用する際に便利です。

タブレットや2台目のスマホの利用を検討している方は、ぜひデータ通信専用プランも検討することをおすすめします。

5万円以下の格安スマホのラインナップが充実

格安SIMはスマホも販売しており、5万円以下の格安スマホを多く扱っているのが特徴です。

iPhoneやXperiaなどの高性能機種と比べるとスペックは劣りますが、性能にこだわらない方であれば支障なく使えます。

スマホでLINEなどのSNSやネット検索程度しか使わないライトユーザーの方も、スマホの購入費用を安く抑えられます。

例として、IIJmioで現在取り扱われている端末の一部を紹介します。

IIJmio価格特徴
OPPO A55s 5G23,500円・6.5インチの大画面
・薄型・軽量で持ちやすい
moto g3119,800円・約5,000万画素の4眼カメラ
・長持ちする5,000mAhのバッテリー
AQUOS sense749,800円・暗い場所でも明るく撮影できる高性能カメラ
・省エネディスプレイ搭載で電池持ちも良い
※表の価格は税込です。

また時期によっては、スマホの機種代金が割引されるキャンペーンを開催する格安SIMも多いです。

格安SIMへの乗り換えと同時にスマホを買い替えたい方は、お得なキャンペーンの開催時期を狙うことをおすすめします。

オンラインで簡単に契約手続きできる

格安SIMは基本的にオンライン契約が主流であり、店舗に行かずに契約手続きを進められます

オンラインでの契約手続きの手順は以下の通りです。

  1. 格安SIMの公式サイトから申し込み画面へ進む
  2. プランやオプションを選択する
  3. 必要情報を入力する
  4. 本人確認書類(免許証)などの画像をアップロードする
  5. 契約完了後、購入した商品(SIMやスマホ)が自宅に郵送される
  6. 初期設定を行い利用開始する

プランやオプションが決まっている方や、オンラインでの手続きに慣れている方であれば最短10分ほどで手続きは完了します。

またオンライン申し込みは基本24時間可能なため、店舗へ行く時間がない方や手短に手続きを済ませたい方にも適しています。

格安SIMの4つのデメリット

格安SIMの4つのデメリットは以下の通りです。

格安SIMのデメリット

・通信速度が遅い・不安定になる傾向がある
・対面サポートを受けられる会社が少ない
・iPhoneなどハイエンドモデルの最新機種を扱っていない
・無制限でネットを使えるプランが少ない

格安SIMでは、通信速度が不安定になる点や対面サポートが充実していない点がデメリットとして挙げられます。

下記にて、それぞれの格安SIMのデメリットについて詳しく解説します。

通信速度が遅い・不安定になる傾向がある

格安SIMは大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しているため、混雑時など通信速度が不安定になる場合があります。

特にお昼休みの12時から13時など、スマホを利用する人が多い時間帯は通信速度が遅くなりやすいので注意が必要です。

例として、IIJmioとドコモの時間帯別の通信速度を紹介します。

項目ドコモIIJmio
151.97Mbps44.67Mbps
121.01Mbps8.53Mbps
夕方141.69Mbps35.58Mbps
111.48Mbps41.03Mbps
深夜130.1Mbps49.98Mbps
※出典:みんそく

IIJmioもドコモも昼の時間帯は通信速度が落ちますが、ドコモは元々の通信速度が速いので昼間も通信品質が安定しています。

スマホを快適に使うには30Mbps程度の速度が必要なので、IIJmioを昼に使う際にはストレスを感じてしまうかもしれません。

格安SIMでネットを使う際は、混雑する時間帯の利用を避ける・Wi-Fiを活用するなど工夫が必要です。

対面サポートを受けられる会社が少ない

格安SIMは実店舗を持つ会社が少ないため、契約時に対面でスタッフに相談することが困難です。

また店舗があっても、家電量販店など契約手続きのみ対応可能な店舗も多い傾向があります。

契約後のアフターサポートを受けられない可能性があるので、契約後も対面でわからないことを聞きたい方には不便です。

格安SIMはスマホの知識に自信がない方や、対面で相談し手続きしたい方には敷居が高いと感じてしまうかもしれません。

対面サポートを受けたい方は、契約後の変更や照会などの業務の対応が可能な店舗を持つ格安SIMを選ぶのがおすすめです。

iPhoneなどハイエンドモデルの最新機種を扱っていない

格安SIMではスマホも販売されていますが、iPhoneやXperiaなどのハイエンドモデルはほぼ取り扱われていません

ハイエンドモデルが販売されることもありますが、型落ちになったものがほとんどです。

大手キャリアのように発売当日に手に入れられないため、最新の高性能スマホをすぐに購入したい方は注意が必要です。

一方でAppleなどのメーカーやキャリアで、回線契約せずにスマホのみ単体で購入できます。

格安SIMで高性能スマホを発売当日に購入したい方は、スマホを別の店舗で購入しSIMを差し替えて使うことをおすすめします。

無制限でネットを使えるプランが少ない

大手キャリアにはネットを無制限で使えるプランがありますが、格安SIMはかなり少ないです

一部の格安SIMには使い放題プランがありますが通信速度が制限されているため、高速通信では利用できません。

また100GB以上のプランを扱っている格安SIMもありますが、大手キャリアの無制限プランと比較すると割高です。

そのためスマホで容量気にせずネットを使いたい・Wi-Fi代わりにスマホのネット回線を使いたい方は注意が必要です。

格安SIMを使うメリットはなくなった?大手キャリアの格安プランとの違い

ahamo料金プラン
出典:ahamo公式サイト

大手キャリアから格安料金の専用プランが登場し、「格安SIMのメリットはなくなったのでは?」という声もあります。

大手キャリアの格安料金プランは以下の通りです。

  • ドコモ:ahamo
  • au:povo
  • ソフトバンク:LINEMO

大手キャリアが直接運営している格安プランであるため、格安SIMよりも通信品質が安定している傾向にあります。

しかし、大手キャリアの格安プランにもいくつかデメリットがあるので注意が必要です。

大手キャリアの格安プランのデメリット

・料金プランが少ない※povoは必要に応じてオプション追加(トッピング)が必要
・オンライン受付のみで店舗サポートがない
・キャリアメールを無料で引き継げない

ahamoとLINEMOはプランが2種類のみであり、自分の用途に合ったデータ容量を選ぶことが難しいです。

povoはオプションを追加して自分好みにカスタマイズできますが、有効期限が切れる度に何度も買い足さなければいけません。

また基本的にオンライン専用のプランであるため、店舗でのサポートも対応していないのが特徴です。

※ahamoはドコモショップにて店舗サポートが可能ですが1回あたり3,300円(操作補助のみ)かかります。

さらにキャリアメールも引き継げないので、継続利用する場合は各キャリアのメール持ち運びサービスの利用が必要です。

つまり通信速度が安定していることを除けば、大手キャリアの格安プランは格安SIMとあまり変わりません。

より安さを求めるのであれば、格安SIM各社をリサーチした方が料金を安く抑えられる可能性もあります。

格安SIMも大手キャリアの格安プランも、各社のプランや料金を比較し自分のニーズに合っている方を選ぶことが大切です。

乗り換えにおすすめ!格安SIM5社を紹介

大手キャリアから乗り換える際におすすめの格安SIMは以下の5社です。

  • ワイモバイル
  • UQモバイル
  • mineo
  • OCNモバイルONE
  • IIJmio

格安SIMは会社によって料金プランやサービス内容、通信速度が異なります。

下記にて、格安SIM5社のプランや特徴について詳しく解説するので、乗り換えを検討中の方の参考になれば幸いです。

ワイモバイル

Y!mobileの料金画像
出典:ワイモバイル公式サイト

ワイモバイルはソフトバンクが運営する格安SIMであり、通信速度の速さと家族割引などの割引サービスに定評があります。

ワイモバイル項目
料金プラン3GB:2,178円
15GB:3,278円
25GB:4,158円
利用可能な回線ソフトバンク
通信速度
※出典:みんそく
ダウンロード:74.16Mbps
アップロード:15.09Mbps
実店舗の有無
※表の価格は税込です。
※表の料金は音声通話機能付きSIMの料金です。

ソフトバンク系列の格安SIMなので、利用できる回線もソフトバンクです。

通信速度が他社と比較して速いため、「通信速度が快適な格安SIM」として大手キャリアからの乗り換え先としても人気です。

また割引サービスも充実しており、複数回線利用時に2回線目以降の料金から1,188円割引される「家族割引」があります。

さらにソフトバンク光・SoftBank Airとセットで使うと1,188円割引される「おうち割光セット(A)」も適用可能です。

※家族割引とおうち割 光セット(A)は併用できません。

そのため、家族で格安SIMの利用を検討している方やソフトバンク光を現在使っている方にもワイモバイルはおすすめです。

UQモバイル

UQmobileの料金画像
出典:UQモバイル公式サイト

UQモバイルはauと同じKDDI株式会社が運営しており、ワイモバイルと同様速度の速さに定評があります。

UQモバイル項目
ミニミニプラン
※4GBの小容量プラン
2,365円
トクトクプラン
※15GBまでの従量制プラン
0~1GB:2,277円
1GB超~15GB:3,465円
コミコミプラン
※20GB+通話10分かけ放題
3,278円
利用可能な回線au
通信速度
※出典:みんそく
ダウンロード:78.06Mbps
アップロード:12.7Mbps
実店舗の有無
※表の価格は税込です。
※表の料金は音声通話機能付きSIMの料金です。

20GB+通話かけ放題のプランや使った分だけ料金がかかる従量制プラン、4GBの小容量プランと種類豊富なプランが特徴です。

またトクトクプランとミニミニプランは、対象のネットやでんきとセットで利用すると1,100円の割引が適用されます。

ネットやでんきとセットで使っていない場合は、家族で複数回線利用すると1台あたり550円割引されます。

※コミコミプランは割引対象外なので注意が必要です。

割引対象のネットやでんきとのセット利用、まはた家族で契約を検討している方は、UQモバイルがおすすめです。

通信速度も他社格安SIMと比較して速く安定しているため、通信速度の速さを重視したい方にも適しています。

mineo

mineoの料金プラン画像
出典:mineo公式サイト

mineoは「必要なものを必要なだけ」をスローガンに立ち上げられた格安SIMであり、無駄のないお得なプランが人気です。

mineo項目
マイピタ
※高速通信対応の定額プラン
1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
マイそく
※一定の通信速度で使い放題
最大32kbps:250円
最大300kbps:660円
最大1.5Mbps:990円
最大3Mbps:2,200円
利用可能な回線ドコモ・au・ソフトバンク
通信速度
※出典:みんそく
ダウンロード:42.13Mbps
アップロード:10.23Mbps
実店舗の有無
※表の価格は税込です。
※表の料金は音声通話機能付きSIMの料金です。

mineoには高速通信で一定量ネットが使える「マイピタ」と、速度制限下でネット使い放題になる「マイそく」があります。

※マイそくは月曜から金曜の12時~13時に通信速度が最大32kbpsに制限されます。

YouTubeの普通画質の動画視聴には1.1Mbps程度必要だといわれているので、マイそくでもYouTubeの視聴は可能です。

高速通信が必要ない方や、多少低速でも容量を気にせずに動画を楽しみたい方はマイそくを選ぶことをおすすめします。

加えて、mineoには余ったデータ容量を他人とシェアできる「パケットギフト」や「フリータンク」のサービスがあります。

家族や友人だけでなく、他のmineoユーザーともデータ容量をシェアできるので、データが余った月も無駄なく利用可能です。

自分の用途に合わせて、必要なものを必要なだけ使える点がmineoの最大の魅力といえます。

OCNモバイルONE

OCNmobileONEの料金プラン比較画像
出典:OCNモバイルONE

OCNモバイルONEはドコモ回線の格安SIMの中で通信速度が特に安定しているといわれており、通信速度重視の方に人気です。

OCNモバイルONE項目
料金プラン500MB:550円
1GB:770円
3GB:990円
6GB:1,320円
10GB:1,760円
利用可能な回線ドコモ
通信速度
※出典:みんそく
ダウンロード:51.75Mbps
アップロード:10.5Mbps
実店舗の有無
※ドコモショップで契約手続きが可能
※表の価格は税込です。
※表の料金は音声通話機能付きSIMの料金です。

OCNモバイルONEは「ドコモのエコノミーMVNO」としてドコモと提携しており、ドコモショップでも契約できます。

※ドコモショップでは契約手続きのみであり、情報照会や変更などの手続きはできません。

500MBのプランは月額550円で利用できるので、料金を安くしたい方やスマホでネットをあまり使わない方にお得です。

OCNモバイルONEはスマホ販売も積極的に行っており、定期的に開催されるセールでは1円でスマホが買える場合があります。

3GBまでのプランなら1,000円以下で利用できるので、スマホも月額料金も安くしたい方はOCNモバイルONEがおすすめです。

IIJmio

出典:IIJmio公式サイト

IIJmioはインターネットイニシアティブが運営する格安SIMであり、料金の安さに定評があります。

IIJmio項目
料金プラン2GB:850円
5GB:990円
10GB:1,500円
15GB:1,800円
20GB:2,000円
利用可能な回線au・ドコモ
通信速度
※出典:みんそく
ダウンロード:37.56Mbps
アップロード:8.85Mbps
実店舗の有無
※契約手続きのみ
※表の価格は税込です。
※表の料金は音声通話機能付きSIMの料金です。

3GBで990円の格安SIMが多い中で、IIJmioは5GBプランを990円で利用可能です。

他社と比べてプランのコストパフォーマンスが高いので、料金を抑えつつネットをできるだけ多く使いたい方に適しています。

取り扱っているスマホの種類も豊富で、2023年5月現在では40種類以上です。

iPhoneやGalaxyの型落ちハイエンドモデルもあるので、高性能なスマホが欲しい方にもぴったりです。

また定期的に開催されるスマホセールでは、対象機種が最安500円で販売されることもあります。

多くの機種の中から自分に合ったスマホを選びたい方はぜひIIJmioをチェックすることをおすすめします。

格安SIMを契約する時の注意点4つ

格安SIMを契約する時の4つの注意点は以下の通りです。

  • 大手キャリアのメールアドレスを継続利用する場合は有料
  • 今利用しているスマホをそのまま使う場合は動作確認を忘れずに
  • 支払い方法は主にクレジットカード
  • APN設定を必ず行う

メールアドレスの継続利用の有無やスマホの動作確認など、格安SIMへ乗り換える前に確認すべき項目がいくつかあります。

下記にて、格安SIMを契約時の注意点について詳しく解説します。

キャリアメールを継続利用する場合は有料

格安SIMで大手キャリアのメールアドレスを使い続けるには、有料の「メール持ち運びサービス」を利用する必要があります。

乗り換え時に、移転元のキャリアでメール持ち運びサービスの手続きをすれば、引き続き同じメールアドレスが利用可能です。

メール持ち運びサービスの料金は以下の通りです。

キャリア料金
ドコモ月額:330円
au月額:330円
ソフトバンク月額:330円
年額:3,300円
※表の価格は税込です。

ソフトバンクは年額制にも対応しており、1年以上長期的に使うのであれば年額の方がお得です。

解約後31日以内に申し込まないとメールのデータが削除されてしまうため、なるべく早めに手続きすることをおすすめします。

今利用しているスマホをそのまま使う場合は動作確認を忘れずに

乗り換えの際に現在使用しているスマホをそのまま格安SIMで利用する場合は、動作確認することをおすすめします。

スマホの機種によっては、乗り換え先の格安SIMで利用できない可能性があるので、事前確認が重要です。

スマホの動作確認は、格安SIM公式サイトの「動作確認済端末一覧」などの文言で記載されたページにてチェックできます。

例:ワイモバイル:SIM動作確認機種一覧

また、スマホによってはSIMロック解除が必要になります。

SIMロック解除が必要なケースは以下の通りです。

・2021年9月30日以前に購入したスマホ(iPhone 13シリーズを除く)

・乗り換え先の回線とスマホを購入したキャリアが一致しない場合

・キャリアは一致しているが、動作確認にてSIMロック解除が必要と表示された時

SIMロック解除は、スマホを購入したキャリアにて手続きが可能です。

SIMロックを店頭で行う場合は3,300円の手数料がかかりますが、My docomoなどのオンライン手続きを使えば無料になります。

乗り換えが完了すると、SIMロック解除は店頭のみ対応可能となるので、乗り換え前に手続きすることをおすすめします。

支払い方法は主にクレジットカード

格安SIMでは、対応している支払い方法がクレジットカードのみの会社が非常に多いです。

そのため、口座振替などクレジットカード以外の決済方法を検討中の方は事前に確認することをおすすめします。

ちなみに、本記事で紹介した格安SIM5社のうち、口座振替に対応しているのはワイモバイルとUQモバイルです。

mineoも口座振替を利用できますが、eo光ネットを利用中で支払い方法を口座振替に設定している方のみと限定されています。

口座振替を利用したい方は、乗り換え予定の格安SIMで口座振替が使えるかどうか確認することが大切です。

APN設定を必ず行う

格安SIMに乗り換えた際、SIMをスマホに差し込んだ後にAPN設定を行う必要があります。

APN設定とは?

格安SIMの回線を利用するための設定です。APN設定をしないとインターネットが使えません。

APN設定の方法は機種によって異なります。

Android機種の場合は、格安SIMが開示しているAPN情報を直接端末に入力する方法が主流です。

一方でiPhoneは端末の状態を更新しただけで接続できたり、専用のプロファイルを読み込むなど、会社によって異なります。

また格安SIMで新たにスマホを購入した場合は、APN設定不要でインターネットが使える可能性が高いです。

格安SIMの公式サイトには、APN設定を含む初期設定の手順が記載されているので、確認することをおすすめします。

料金や速度など自分の用途に合わせて格安SIMを選ぼう

最後に、格安SIMのメリット・デメリットについてまとめます。

格安SIMのメリット

・料金が安い
・音声通話機能の有無など複数のプランが選べる
・5万円以下の格安スマホのラインナップが充実
・オンラインで簡単に契約手続きできる

格安SIMのデメリット

・通信速度が遅い・不安定になる傾向がある
・対面サポートを受けられる会社が少ない
・iPhoneなどハイエンドモデルの最新機種を扱っていない
・無制限でネットを使えるプランが少ない

格安SIMは料金が安い点が魅力ですが、通信速度が不安定・最新の高性能スマホが買えないなどのデメリットもあります。

料金を安くすることを重視している方であれば、格安SIMをお得に活用することが可能です。

一方で快適にインターネットを使いたい方は、格安SIMの通信速度で問題ないか一度考えることをおすすめします。

一方で格安SIMの中には、ワイモバイルやUQモバイルのように通信速度が安定していると定評のある会社もあります。

格安SIMによって料金や速度、サービスが異なるので、各社の特徴を比較し自分に合った会社を見つけることが大切です。