「一番還元率が高い法人カードは?」「ポイントを貯めて経費削減する効率的な方法は?」こんな疑問を抱く経営者や個人事業主の方は少なくありません。
結論からお伝えすると、還元率の高いカードは利用するシチュエーションにより異なります。条件などを考えるのが面倒なら「基本還元率」に注目すると良いでしょう。
この記事では、還元率の高いおすすめの法人カード10選やポイントの貯め方、使い方まで詳しく解説します。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズなら条件達成で最大1.5%※の還元を受けられる
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは還元率が低いがその分優待が多い
- NTTファイナンスBizカードは基本還元率が1.0%と高いので場面を選ばず高還元
最もおすすめなのは三井住友カード ビジネスオーナーズです。
基本ポイント還元率は0.5%と控えめですが、支払いでポイント還元率が1.5%※にアップします。最短3日※で作成できるため、ぜひ申し込みをご検討ください!
※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。
※約1週間でカード到着
※金融機関サイトで口座振替設定が完了しなかった場合、書面によるお手続きが必要です。
書面の場合は1ヵ月程度お時間がかかります。
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目次
高還元率の法人カードのおすすめ10選
カード名 | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | NTTファイナンス Bizカード | 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 楽天ビジネスカード | JCB一般法人カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | Airカード | ラグジュアリーカード ブラック |
年会費 | 無料 | 22,000円 (初年度無料) | 無料 | 5,500円(税込) (年100万円以上利用で以降永年無料) ※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。 | 2,200円 | 1,375円 (初年度無料) | 13,200円 (初年度無料) | 36,300円 (初年度無料) | 5,500円 | 110,000円 |
還元率 | 0.5〜1.5%※ ※対象の三井住友カードと2枚持ち且つ対象のご利用をすることが条件です。 | 0.5〜1.0% | 1.0〜2.0% | 0.5〜1.5%※ ※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。 | 1.0〜5.0% | 0.47~1.49% | 1.0% | 1.0% | 1.5% | 1.25% |
申込条件 | 満18歳以上 ※満18歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主)の方 | 20歳以上 | 20歳以上 | 満18歳以上〜 ※満18歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主)の方 | 20歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 | 本人確認書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 預金口座振替依頼書 | 本人確認書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 登記簿謄本 | 本人確認書類 登記事項証明書 登記簿謄本 | 本人確認書類 (一部業種は許可証等が必要) | 本人確認書類 |
国際ブランド | Visa Mastercard | AMEX | Visa | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、JCB | JCB | AMEX | AMEX | JCB | Mastercard |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 | ショッピング保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1. 三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5〜1.5%※ |
申込条件 | 満18歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主)の方 |
必要書類 | 本人確認書類 |
国際ブランド | Visa Mastercard |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 |
還元率の高さを求めるなら、三井住友カード ビジネスオーナーズを最初に検討しましょう。
- 最大ポイント還元率が1.5%※と高い
- 年会費無料で申込条件もかんたん
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
三井住友カード ビジネスオーナーズは、次のような場面で利用すると還元率が1.5%になります。
年会費は無料で、追加カードは18枚まで作成可能です。さらに、設立3年未満の法人でも作成できるなど、誰でも申し込みやすくなっています。
最高2,000万円の海外旅行保険も付帯しており、コスパの高いカードだと言えるでしょう。
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※対象の三井住友カードと2枚持ち且つ対象のご利用をすることが条件です。
2. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 22,000円 (初年度無料) |
基本還元率 | 0.5〜1.0% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
還元に加えて優待や旅行サポートなどの付帯サービスも重視したい方には、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが最適です。
- コンシェルジュサービスで旅行が楽
- 国内の空港ラウンジを無料で使える
- 利用額の増額ができる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、旅行などに役立つサービスが充実しています。
コンシェルジュサービスでは、ホテルやレストラン、旅行に関する相談ができます。さらに、航空券や特急券、ホテル予約などの手配が可能です。
国内やハワイの空港ラウンジなら無料で利用でき、海外の空港でも「プライオリティパス」によりエグゼクティブなラウンジを利用できます。
また、利用額を一時的に増額できるのも特徴です。旅行が多い方や資金繰りが苦しい方はありがたみを感じられるカードでしょう。
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3. NTTファイナンスBizカード
年会費 | 無料 |
基本還元率 | 1.0〜2.0% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 |
国際ブランド | Visa |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
還元率アップの条件などを考えるのが面倒な方は、NTTファイナンスBizカードレギュラーがおすすめです。
- 年会費が永年無料
- 基本還元率が1.0%と高い
- 最高2,000万円の国内外旅行保険が付帯
NTTファイナンスBizカードレギュラーは、基本還元率が1.0%と高いのが最大の特徴です。還元を受けるのに特別は条件はありません。
還元率の高さに反し、年会費は永年無料です。追加カードも無料で発行できるため、大変コスパの高いカードだと言えるでしょう。
優待はそこまで多くありませんが、最高2,000万円の旅行傷害保険が付帯しています。国内外どちらでも対象になるため、幅広い場面で役立つカードです。
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4. 三井住友カード ビジネスオーナズ ゴールド
年会費 | 5,500円(税込) 年100万円以上利用※で 以降永年無料 |
基本還元率 | 0.5〜1.5%※ |
申込条件 | 満18歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主)の方 |
必要書類 | 本人確認書類 |
国際ブランド | Visa Mastercard |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 ショッピング保険 |
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
- 年100万円以上利用で翌年以降年会費無料
- 国内やハワイの空港ラウンジが無料
- 新幹線のネット予約が可能
三井住友カード ビジネスオーナズ ゴールドは、年100万円以上利用すると翌年以降は永年無料で保有できます。ノーマルカードとの主な違いは、旅行関連のサービスです。
国内やハワイの空港でゴールドカードを提示すれば、ラウンジを無料で利用できます。早く空港に着いてしまった場合も、時間を有効活用できます。
さらに、新幹線のネット予約も可能です。チケットを受け取る必要がなく、割引も受けられるため、出張の際に役立つでしょう。
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※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
5. 楽天ビジネスカード
年会費 | 2,200円 |
基本還元率 | 1.0〜5.0% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 預金口座振替依頼書 |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
楽天ビジネスカードは、プライベートとビジネスでカードを分けたい場合に向いています。
- プレミアムカードの付随カード
- 基本還元率が1.0%と高め
- 旅行関連の豪華な優待を受けられる
楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードを持っている方のみ年会費に2,200円プラスで作れます。プライベートとビジネス双方でシナジーを持たせたい方に最適です。
基本還元率は1.0%と高いうえに、公共料金や税金の支払いでも還元率は変わりません。楽天市場や楽天ペイと組み合わせれば、さらに還元率がアップします。
また、プレミアムカードだけあって優待も豪華です。
- 国内やハワイのラウンジ無料
- プライオリティパスで海外のラウンジを利用可能
- 旅行に役立つトラベルデスク
- 最高5000万円の国内外旅行保険
楽天プレミアムカードを持っていない方も、同時に作成を検討してみましょう。
6. JCB一般法人カード
年会費 | 1,375円 (初年度無料) |
基本還元率 | 0.47~1.49% |
申込条件 | 18歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
自身だけでなく、社員にもカードを共有して利用するならJCB一般法人カードがおすすめです。
- 追加カードも年会費無料
- 利用額に応じてポイントがアップする
- 利用状況をインターネットで確認できる
JCB一般法人カードなら年会費はかかりません。追加カードも無料で作れるため、コストを気にせず社内でカードを共有できます。
また、毎年の利用額に応じて翌年の年会費がアップするのも特徴です。社員全員で使えば、条件を達成するのは難しくありません。
年間の利用額 | 還元率 |
---|---|
30万円以上 | 0.55% |
50万円以上 | 0.60% |
100万円以上 | 0.75% |
他にも、優待店でポイントが2〜20倍になります。例えば、シェル石油なら還元率2倍、オリックスレンタカーなら6倍です。
利用明細はインターネットでいつでも確認できるため、安心してカードを共有できるでしょう。
7. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン
年会費 | 13,200円 (初年度無料) |
基本還元率 | 1.0% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 登記簿謄本 |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
カードに関する幅広いサポートを求める方には、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードが最適です。
- 年会費は13,200円(税込)
- 基礎還元率が1.0%と高い
- 法人向けのサポートを受けられる
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは年会費が13,200円(税込)と高額ですが、還元率、付帯サービスともに充実しています。
基本還元率は1.0%と高めで、仕入れや公共料金の支払いなど、あらゆる場面でメンバーシップ・リワードのポイントを貯められます。
さらに、専用のコンサルタントサポートも大変魅力です。入会から1年間は、カードの有効活用方法や経費削減のコツなどを教えてもらえます。
8. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
年会費 | 36,300円 (初年度無料) |
基本還元率 | 1.0% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 登記事項証明書 登記簿謄本 |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
グリーンカードよりもさらに付帯サービスやステータス性を高めたい場合は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを選びましょう。
- 限度額に一律の制限がない
- 国内やハワイの空港ラウンジが無料
- 接待で役立つサービスが豊富
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは基本還元率が1.0%と高いうえに、限度額に制限がありません。一時的な増額の相談も可能です。
旅行の場面では、空港ラウンジの利用や手荷物宅配サービスを無料で利用できます。荷物が多い方でも、身軽に商談に向かうことができるでしょう。
また、接待に役立つサービスも豊富です。
- ゴルフ関連の優待やゴルフ場の無料手配
- 京都の特別観光ラウンジ
- ワインに関する相談ができるサービス
プライオリティパスやコンシェルジュサービスは付帯していませんが、多くの方には十分な優待だと言えるでしょう。
9. Airカード
年会費 | 5,500円 |
基本還元率 | 1.5% |
申込条件 | 18歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 (一部業種は許可証等が必要) |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | ショッピング保険 |
Airカードは還元率が高い代わりに、細かいサービスを取り払ったカードだと言えるでしょう。
- 年会費は初年度無料
- 基本還元率が1.5%と非常に高い
- ETCカードを無料で発行できる
Airカードは、還元率1.5%と非常に高めに設定されているのが特徴です。通常年会費が5,500円(税込)かかりますが、初年度のみ無料で利用できます。
ETCカードも無料で発行できるうえに、高速道路の利用に応じて割引があるため、大変コスパの高いカードだと言えるでしょう。
- 休日割引:土日祝に30%OFF
- 深夜割引:0~4時まで30%OFF
- 平日朝夕割引:平日6~9時、17~20時は最大50%OFF
ただし、限度額が100万円と低めな点や、支払日が毎月10日しか選べない点には注意しましょう。
10. ラグジュアリーカード ブラック
年会費 | 110,000円 |
基本還元率 | 1.25% |
申込条件 | 20歳以上 |
必要書類 | 本人確認書類 |
国際ブランド | Mastercard |
付帯保険 | 国内旅行保険 海外旅行保険 ショッピング保険 |
ラグジュアリーカード ブラックは名前の通り、年会費が高い代わりに付帯サービスが非常に豪華な法人カードです。
- 1.25%のキャッシュバックがある
- 優待やプレゼントが非常に豪華
- 最高1.2億円の国内外旅行保険が付帯
ラグジュアリーカード ブラックは、年会費が110,000円(税込)と非常に高額です。その代わり、還元率は1.25%と高めに設定されています。
また、旅行や食事、ホテルなどあらゆる場面で優待を受けられるのが特徴です。
- 世界148カ国のラウンジが無料
- レストランで2名分の料金が半額
- 人気ホテルで5.5万円相当の優待
- 毎月映画鑑賞券をプレゼント
- 国立美術館の利用料が無料
さらに、旅行傷害保険は最高1.2億円と非常に手厚くなっています。年会費は高額ですが、価値を感じる方はぜひ申し込みを検討してください。
高還元率の法人カードを選ぶ3つのポイント
人によって最もお得なカードは異なります。法人カードを選ぶ際は、以下3つのポイントを重視しましょう。
- 年会費
- 還元率アップの条件
- 付帯サービス
1. 年会費
まずは年会費をチェックしましょう。
法人カードの年会費は、無料から2〜3万円を超えるものまであります。年会費の高いカードの方が還元率は優れていますが、利用する機会が少ないと損しやすいでしょう。
こだわりがない方は、年会費無料のカードから選ぶのも手です。
法人カード | 年会費 | 還元率 |
---|---|---|
三井住友カード ビジネスオーナーズ | 無料 | 0.5〜1.5%※ ※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。 |
NTTファイナンスBizカード | 無料 | 1.0% |
法人カードの年会費は経費扱いになるので、経費も考慮して選びましょう。
2. 還元率アップの条件
還元率アップの条件も確認しておきましょう。
基本還元率が高いカードでも、利用する場所やサービス、使い方によっては他のカードの方が還元率が高くなるケースもあります。
例えば、三井住友カード ビジネスオーナーズでは、ETCの高速料金の支払いでポイント還元率が最大1.5%※(対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。)にアップします。
どのような場面で還元率が上がるのかだけでなく、条件を無理なく達成できるかどうかも試算しておくと有効です。
3. 付帯サービス
ポイント還元率だけでなく、付帯サービスも重要です。仮に還元率が低くても、ポイント以上に価値のある付帯サービスのあるカードなら作成する価値があります。
法人カードには、主に次のようなサービスが付帯しています。
- ETCカード
- 旅行傷害保険
- ラウンジ無料
- 旅行アシスト
- 特定ソフトの割引
例えば、高速道路を利用する機会が多い法人の場合、ETCマイレージが付帯したカードを選ぶとお得です。カードの利用シーンをイメージしてから作成しましょう。
高還元率の法人カードでポイントを上手く貯める3つのコツ
さらに還元率を高めたい場合は、次のような工夫を実践してみましょう。
- 損益分岐点を考える
- 支払いを集約する
- 還元率アップの特典を把握する
1. 損益分岐点を考える
カードを選ぶ時は損益分岐点を考えましょう。
年会費の高いカードは、その分還元率が多い傾向にあります。年間いくらカードを利用すればお得になるのか知っておけば、カード選びの際に役立つでしょう。
例えば、年間費が10,000円かかる代わりに還元率が0.5%高いカードの場合、年間200万円以上利用すればお得になります。
あまりカードで支払いしないにも関わらず、むやみに年会費の高いカードを契約してしまうと、元を取れない可能性があるため注意しましょう。
2. 支払いを集約する
できるだけ支払いを1枚のカードにまとめましょう。法人カードによっては、年ごとの利用額に応じて還元率がアップするケースがあるためです。
例えば「JCB法人カード」は、年間の利用額が多くなればなるほど還元率がアップする仕組みです。
年間の利用額 | 還元率 |
---|---|
30万円以上 | 0.55% |
50万円以上 | 0.60% |
100万円以上 | 0.75% |
支払いをメインカードにまとめ、利用額に応じて還元率アップするカードを選べば、よりポイントを獲得しやすくなるでしょう。
3. 還元率アップの特典を把握する
必ず還元率アップ特典について理解しましょう。せっかく法人カードを作っても、還元率アップの条件を理解していないと活用しきれません。
還元率アップの条件は法人カードによって異なりますが、主に次のような条件が挙げられます。
- 対象店舗・サービスでの利用
- 年間一定金額以上の利用
還元率アップの条件を無理なく満たせるカードなら、ポイントを貯めやすいでしょう。
法人カードを発行する手順
法人カードを発行する手順は以下の通りです。
- 申し込み
- 必要事項の入力
- 必要書類の提出
- カードの受け取り
基本的には通常のクレジットカードと変わりません。具体的な手順を三井住友カード ビジネスオーナーズを例に解説します。
1. 申し込み
まずは、申し込みたい法人カードの公式サイトにアクセスし、申し込みを開始しましょう。
公式サイトには申込条件も記載されているため、あらかじめ確認してください。
2. 必要事項の入力
必要事項を入力していきます。入力する項目は法人カードによって異なりますが、多くのケースでは次のような情報が必要になります。
- 本人の情報
- 勤務先の情報
- 支払方法
内容に誤りがあると、確認のため審査により時間がかかってしまうケースがあります。確認画面でミスがないかチェックしておきましょう。
3. 必要書類の提出
法人カードの発行には書類提出が必須です。情報の入力が完了したら、カード会社の指示に従って書類を提出しましょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、次のような本人確認書類のみで作成できます。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 住民票の写し
必要書類は法人カードによって異なります。カードによっては登記簿謄本や登記事項証明書などが必要になるため、あらかじめ確認し、用意しておきましょう。
4. カードの受け取り
無事審査に通っていれば、後日自宅にカードが届きます。
審査結果の通知方法は、メールか電話が一般的です。なかなか連絡が来ない場合は、審査に時間がかかっている可能性もあるため、オペレータに問い合わせましょう。
審査にかかる時間はカードによって異なります。三井住友カード ビジネスオーナーズなら、最短3営業日で発行可能です。
法人カードに申し込む前の3つの注意点
法人カードを作る前に、次のような点に注意してください。
- ポイントには有効期限がある
- ポイントの価値が異なるケースがある
- ポイントがつかないカードもある
1. ポイントには有効期限がある
ほとんどのポイントには有効期限があります。
有効期限は1〜2年程度に設定されているケースが多く、期限が切れるとポイントが無効になってしまうため注意してください。
期限切れを防ぐには、あらかじめポイントの使い道を考えておくのが有効です。良い使い道がないなら、カードの利用額に充当するのも良いでしょう。
なお、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードならポイントに有効期限がありません。有効期限を気にしたくない方は、ぜひ申し込みを検討してください。
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2. ポイントの価値が異なるケースがある
ポイントは交換先によって価値が異なるケースがあります。
特定のギフト券や商品券などに交換すると、より還元率が大きくなる場合があります。反対に、他社ポイントやマイルに交換すると、価値が下がってしまう場合も少なくありません。
例えば、三井住友カード ビジネスオーナーズのVポイントの交換先は次の通りです。
- 他社ポイント
- ギフトカード
- 景品
ギフトカードや景品への還元率は低めですが、ANAカードを持っていれば1ポイント = 2〜3マイルで交換できます。
3. ポイントがつかないカードもある
カードを利用しても必ずポイントがつくわけではありません。
法人カードによってはポイントシステムがなく、還元を受けられないケースもあります。例えば、次のような法人カードにはポイントプログラムがありません。
- JAL法人カード
- ビュー法人カード
- freee MasterCardワイド
また、ポイントプログラムのあるカードでも、支払方法によってはポイント付与の対象外となります。例えば、アメックスカードは公共料金などの支払いでポイントが付かないため注意しましょう。
法人カードのポイントの使い方3選
法人カードで貯まったポイントは、次のような使い道があります。
- 利用代金に充当する
- 他社ポイントやマイルに交換する
- 商品券やギフト券に交換する
1. 利用代金に充当する
使い道が考えられない場合は、利用額に充当するのがおすすめです。
法人カードによっては、貯まったポイントをカードの利用額に充当できます。支払う金額が減るので、純粋に経費削減につながるでしょう。
ただし、全てのカードで使える方法ではありません。法人カードによっては利用額への充当ができないケースもあるので、作成前に確認しておきましょう。
2. 他社ポイントやマイルに交換する
ゆとりがあればポイントやマイルに交換しましょう。
法人カードによっては、ポイントの使い道が限られるケースがあります。楽天ポイントやVポイントなど使いやすいポイントに交換すれば、利便性が向上します。
また、マイルにも交換可能です。マイルへの交換はレートが下がるケースも多いですが、航空券などをお得に購入できるため、結果的に還元率を高められるでしょう。
3. 商品券やギフト券に交換する
商品券やギフト券もおすすめです。使い道が限られてしまう代わりに、交換レートが高めに設定されているケースが多いためです。
商品券だけでなく、家電や備品などに直接交換もできます。仕事用にオフィスの備品を購入したり、家電などをイベントの景品にしたりするのも良いでしょう。
高還元の法人カードに関するQ&A
- 個人事業主に最強のビジネスカードは?
- 個人事業主の方には三井住友カード ビジネスオーナーズがおすすめです。
設立3年以内でも作成でき、決算書などが必要ないため、気軽に作成できます。買い物はAmazonで行うようにすれば、1.5%のポイント還元を受けられます。
- 法人カードのポイントの使い方は何がおすすめ?
- 有効な使い道はカードによってさまざまです。
例えば、ギフト券や商品券、マイルへの交換によって支払ったポイント以上の還元を受けられるケースもあります。
- 法人カードのポイントはマイルに換えられる?
- カードによってポイントの交換先は異なります。
基本的に、カード会社と提携しているマイルとしか交換できません。
JALやANA、他によく使う航空会社がある場合、その航空会社のマイルと交換できるかあらかじめチェックしておきましょう。
- 法人カードの会計処理は?
- 会計処理はポイントを消費した段階で行いましょう。
例えば、5月1日にポイントを獲得して6月1日に利用した場合は、6月1日の仕訳で支払金額からポイントを差し引いた金額を記入します。
まとめ
最も高還元の法人カードは人によって異なります。
中でも最大ポイント還元率最大1.5%(※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。)の三井住友カード ビジネスオーナーズが最適です。一方、何も考えずに使うなら、基本還元率1.0%のNTTファイナンスBizカードが良いでしょう。
還元率はもちろん、旅行保険や優待などの付帯サービスも加味して法人カードを選んでみてください。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズなら条件達成で最大1.5%のポイント還元※(対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。)を受けられる
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは還元率が低いがその分優待が多い
- NTTファイナンスBizカードは基本還元率が1.0%と高いので場面を選ばず高還元