FXで効率良く稼いでいくためには手数料をできる限り抑える工夫が欠かせません。
と疑問に感じたことはありませんか?
そこで今回はFXで発生する手数料について初心者でもわかりやすく解説します。
FXの手数料やスプレッドがよくわからない、という方はぜひ最後まで読んでいってください。
- 国内FX業者のFX手数料は基本的に無料
- FXの主な取引コスト=実質的な手数料はスプレッド
- スプレッドは為替レートの価格差でFX業者が独自に定めている
- スプレッドの狭いFX業者を選ぶことが利益につながる
- 手数料が安いFX会社はGMOクリック証券
目次
FX取引でかかる手数料一覧!実はほぼ無料
まずはFXで発生する手数料について確認しておきましょう。
FXで口座開設を行い、取引をしていく中でかかる手数料には以下のようなものがあります。
しかし、実はここで挙げた手数料はほとんどの国内業者が基本無料としています。
むしろ上記の手数料が有料のFX業者を探す方が難しいですが、それぞれどのような手数料なのかは知っておいて損はありません。
ひとつずつ詳しく説明していきます。
FX口座開設手数料・口座維持手数料
まず最初に発生するのがFX口座を開設する際の手数料です。
ただ、先ほど述べたように口座開設や口座維持の手数料は主要な国内FX業者は全て無料となっています。
口座を所持しているだけなら完全にノーコストなので、気になったFX業者があればひとまず口座開設しておくことをおすすめします。
FX入金手数料
FX入金手数料は取引に使用する資金をFX口座に振り込む際の手数料です。
FX入金手数料についても基本無料としているFX業者がほとんどですが、銀行振込などの振込入金の場合は無料にならないことが多いため注意してください。
FX業者によって名称は違いますが、「クイック入金」や「ダイレクト入金」などの推奨される方法を使った方が手数料を節約できます。
また、手数料とは異なりますが初回最低入金額を設定しているFX業者もあります。
初回最低入金額が設定されている場合は指定金額以上の資金を用意しないと取引を開始できないため、事前に入金できる資金を準備しておくことが大切です。
FX出金手数料
FX出金手数料も基本的には無料に設定されていることが多いです。
ただし各FX業者は最低出金額を定めていることがあり、最低出金額未満の場合に手数料を課しているFX業者も存在します。
FX出金手数料を確認する際は最低出金額までチェックしておきましょう。
FX取引手数料
FX取引手数料は売買を行う時の手数料を指します。
ですがFX取引手数料についてはほとんどのFX業者が無料化しており、実質的には後述するスプレッドがFX取引手数料にあたります
スプレッドのコストについては取引1回ごとに発生するので注意してください。
FX取引でコストを抑えるには、スプレッドが狭いFX業者を選ぶことが非常に重要です。
FXロスカット手数料
FXロスカット手数料はロスカットが行われる際に発生します。
FX業者によって有料・無料が異なるため、口座開設前に手数料の有無と金額を確認しておくのがおすすめです。
FXロスカット手数料がかかるFX業者は負けた時に手数料も上乗せして請求されるため、損失がさらに大きくなってしまいます。
そのためFXロスカット手数料があるFX業者を選ぶか迷った時は、ほかに利用するに値する魅力があるかどうかで決めましょう。
FX手数料の消費税
FX取引そのものは税金がかかりますが、「店頭金融先物取引業者」であれば手数料に対して消費税がかかることはありません。
国内のFX業者は全て金融庁の管理下にあり、「店頭金融先物取引業者」として登録されています。
FXの手数料とスプレッドの違い
ここまでFXの手数料について詳しく見てきましたが、すでに説明したように国内FX業者は手数料を基本無料としているところがほとんどです。
しかし、手数料が無料であっても取引コストが0というわけではありません。
FXの取引にはどの業者でも必ず発生する取引コストが存在します。
それが各業者が独自に設定しているスプレッドです。
スプレッドは為替手数料とも呼ばれますが、厳密には外付け手数料として設定されているものではありません。
ただ国内FX業者は口座手数料などをほとんど無料化しているため、実質的にはスプレッドがFX業者の主要な収入源となっています。
つまりトレーダー側から見ると、スプレッドがFX取引における主要な取引コストであり手数料にあたるのです。
そのため、FX業者ごとの手数料を比べたい場合は主にスプレッドの比較を行いましょう。
スプレッドとは?FX取引の実質的な手数料
各FX業者のスプレッドを確認する前に、スプレッドとは何かをわかりやすく説明していきます。
スプレッドというのはFXで取引1回ごとに発生するコストのことです。
FX取引では、通貨ペアを売る際の「売値(Bid)」と通貨ペアを買う際の「買値(Ask)」、2つの為替レートが提供されています。
そして取引の際には売値(Bid)と買値(Ask)の間に価格差が生じます。
例えば以下のようなケースです。
- USD/JPY(米ドル/円)で売値(Bid)が100.75円
- USD/JPY(米ドル/円)で買値(Ask)が100.74円
売値(Bid)は100.75円、買値(Ask)は100.74円なので、差額は0.01円=1銭となります。
この0.01円の差額がスプレッドです。
国内FX業者は「スプレッド業界最狭水準」などのアピールを行っていることがよくありますが、スプレッドが狭いほど取引で発生するコストも少なくなる、と考えてください。
つまり、
- スプレッドが狭い=取引時のコストが少ない
- スプレッドが広い=取引時のコストが多い
ということです。
トレーダー側からするとスプレッドが狭いほど取引コストを抑えられるため、利益を上げやすくなります。
スプレッドの仕組みと比較の際の注意点
それでは、スプレッドの具体的な仕組みについて見ていきましょう。
スプレッドの仕組みは海外旅行で外貨両替を行う時と同じです。
日本からアメリカに旅行する時は日本円を米ドルに交換し、帰国する時には米ドルを日本円に戻しますが、
- 日本円から米ドルに交換:110円40銭
- 米ドルから日本円に交換:108円40銭
このように交換レートが異なる場合があります。
上の例だと、日本円から米ドルに交換した直後にまた日本円に戻した場合、
と2円の価格差が発生しています。
ここで生じている差額が両替のために金融機関に支払っている手数料であり、スプレッドです。
ただしスプレッドは各業者によって設定している値が異なる点には注意しなければいけません。
各FX業者は提携しているカバー先金融機関から為替レートを提示され、外貨の調達を行っています。
この時、カバー先金融機関の数が多ければ複数提示された候補の中から有利な条件を選ぶことができますが、一つしか提携先がないと手数料分のコストがかさんでしまいます。
そしてかさんだ分のコストがトレーダーに対してスプレッドという形で上乗せされていくのです。
また、FX業者がコストをかけている部分がどこなのかによってもスプレッドの狭さは左右されます。
取引コストをできる限り抑えて利用者数を増やすことに注力するFX業者もあれば、スプレッドはやや広めでも情報発信に力を入れて魅力あるサービスを提供することに努めているFX業者もあります。
このようなFX業者ごとの特徴もスプレッドには表れてくるため、比較の際に意識してみてください。
スプレッドの単位と計算方法
スプレッドの単位としては、
- 銭
- pips
銭については日本円で他国の通貨を取引する際に使用される単位です。
USD/JPY(米ドル/円)やEUR/JPY(ユーロ/円)などの取引の際にはスプレッドの単位は銭になり、1ドル100円50銭などと表現されます。
クロス円と呼ばれる通貨ペアが該当します。
一方のpipsは国際的に使われているスプレッド単位です。
GBP/USD(ポンド/米ドル)やAUD/USD(オーストラリアドル/米ドル)といった日本円以外の通貨ペアでは、スプレッドの単位としてpipsが使用されます。
それぞれの単位の関係性としては以下の通りです。
0.01円=1銭=1pips
例えばUSD/JPY(米ドル/円)のスプレッドが0.2銭の場合で考えてみましょう。
- 1万通貨:0.2銭×10,000通貨=2,000銭=20円
- 1,000通貨:0.2銭×1,000通貨=200銭=2円
このように、1,000通貨単位の取引であれば1回につき2円、1万通貨単位の取引では1回につき20円がスプレッド分のコストとして取られます。
一方、GBP/USD(ポンド/米ドル)のような日本円が絡まない通貨ペアの場合、スプレッドが1pipsだとしたら以下の計算を行います。
- 1万通貨:1pips×10,000通貨=10,000pips=100円
- 1,000通貨:1pips×1,000通貨=1,000pips=10円
円・銭・pipsの関係性を把握しておくだけで自分で計算ができるようになるので、日頃から意識しておくと損失リスクを減らすことにつながります。
スプレッドが利益に及ぼす影響
最後に、実際の取引でスプレッドがどのように影響してくるか確認しておきましょう。
スプレッド0.2銭のUSD/JPY(米ドル/円)で10回取引したとしたら、
- 10万通貨:0.2銭×100,000通貨×10回=200,000銭=2,000円
- 1万通貨:0.2銭×10,000通貨×10回=20,000銭=200円
- 1,000通貨:0.2銭×1,000通貨=200銭=20円
スプレッド分のコストはこのようになります。
国内FX業者の最小取引通貨単位である1,000通貨なら10回取引しても20円と、あまり大きなコストには感じないかもしれません。
しかし資金が増えてきて10万通貨で取引するようになったら、10回取引した時のコストは2,000円です。
取引通貨単位が大きくなるほどスプレッドの影響を受けやすくなることに加え、取引回数の増加に応じてコストも膨らみます。
長期的に資産を増やすことを目指すFXだからこそ、取引回数は長い目で見なければいけません。
また、将来資産が増えた時に取引通貨単位を上げたいと思っても、スプレッドの違いによって数千円~数万円の違いがあるのでは最終的に得られる利益にも大幅な差が生まれます。
スプレッドがFX取引における実質的な手数料であることを考えると、トレード利益を最大限得るためにもできるだけスプレッドが狭いFX業者を選ぶべきです。
FXの手数料が安い口座5選!スプレッドまで徹底比較
ここからは手数料が安い国内FX業者を5つ紹介していきます。
手数料は何度も触れているように基本的には無料としているFX業者がほとんどです。
そのため比較の際にはスプレッドを基準に見ておき、
- FX入金手数料
- FX出金手数料
上の2種類の項目で最低入金額・最低出金額もチェックしておきましょう。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は口座開設数70万件突破の実績を持ち、人気を誇る国内最大手のFX業者です。
利用者数の多さや高機能な取引ツールが充実していることから、初心者からプロトレーダーまで人気があります。
スプレッドに関しても高水準ですが、手数料についてはほかのFX業者よりもシビアです。
特にFXロスカット手数料は1万通貨単位あたり500円かかります。
ロスカットはFX取引を行う上で絶対に使うシステムなので、できる限り取引コストを抑えたい方には向いていません。
また、最低出金額が10,000円以上と高額なことにも注意しておきましょう。
しかし多数の利用者がいる大手FX業者を選びたい方には外せない選択肢です。
GMOクリック証券のFX手数料
手数料の種類 | 料金 |
---|---|
FX口座開設手数料 | 無料 |
FX口座維持手数料 | 無料 |
FX入金手数料 | 無料 ※即時入金サービス(最低入金額1,000円以上、1円単位)のみ無料 ※振込入金(ATM・銀行窓口等)は利用者負担 |
FX出金手数料 | 無料 ※10,000円以上から出金可能(10,000円未満の場合は全額出金) |
FX取引手数料 | 無料 |
FXロスカット手数料 | 1万通貨単位あたり500円 |
GMOクリック証券のスプレッド(原則固定)
通貨ペア | スプレッド(原則固定) |
---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.4銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 0.9銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.5銭 |
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) | 0.7銭 |
参照元:GMOクリック証券の評判・口コミからわかるメリット・デメリットまとめ-BOX-MEDIA
DMM FX
DMM FXは非常に高い知名度を持つFX業者です。
口座開設件数は80万件以上と国内最多であり、豊富な取引ツールを用意していることからプロトレーダーも愛用しています。
各種手数料は無料になっていて、スプレッドも狭いため低コストで利用しやすいところが魅力です。
ただし最低入金額が5,000円からとやや高額で、最低出金額についても2,000円以上となっています。
また、DMM FX最小取引通貨単位が10,000通貨なのでUSD/JPY(ドル/円)であっても最低数万円が必要です。
手数料に直接絡む部分ではないものの、少額の入出金や取引を行いたい方にとってはやや不自由な点があることは注意しましょう。
DMM FXのFX手数料
手数料の種類 | 料金 |
---|---|
FX口座開設手数料 | 無料 |
FX口座維持手数料 | 無料 |
FX入金手数料 | 無料 ※クイック入金サービス(最低入金額5,000円以上)のみ無料 ※振込入金は利用者負担 |
FX出金手数料 | 無料 ※2,000円以上から出金可能(ただし口座残高を全額出金する場合は2,000円未満も出金可能) |
FX取引手数料 | 無料 |
FXロスカット手数料 | 無料 |
DMM FXのスプレッド
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.5銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 1.0銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.6銭 |
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) | 1.2銭 |
みんなのFX
みんなのFXは、スプレッド・スワップポイント共に業界でも高水準で、名前の通り初心者からプロトレーダーまでみんなが使いやすいFX口座です。
またホームページから過去のセミナー動画を見ることができるので、初心者は知識もつけていくことができます。
みんなのFXのFX手数料
手数料の種類 | 料金 |
---|---|
FX口座開設手数料 | 無料 |
FX口座維持手数料 | 無料 |
FX入金手数料 | 無料 |
FX出金手数料 | 無料 |
FX取引手数料 | 無料 |
FXロスカット手数料 | 無料 |
みんなのFXのスプレッド
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.4銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 0.9銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.6銭 |
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) | 0.7銭 |
外為どっとコム
まず最初にチェックしておきたいのが外為どっとコムです。
外為どっとコムは業界内でも老舗のFX業者であり、18年の運営実績を誇ります。
一流アナリストによる相場分析やFXを初歩から学べる情報コンテンツのほか、値動きの自動予測ツールなど、初心者から熟練者まで利用しやすい体制が整っていることが特徴です。
各種手数料についても全て無料となっていることに加え、口座への最低入金額が1,000円からなので、一度に大きな資金を用意することが難しい方や少額ずつ取引したい方にとっても非常に使い勝手が良いFX業者です。
スプレッドも業界最狭水準を維持しており、実質的な取引コストは業界最小レベルといえるでしょう。
情報配信や取引ツールで高いクオリティを維持しつつ最安レベルの取引コストを提供しているのは、ほかのFX業者とは一線を画す大きな強みです。
外為どっとコムのFX手数料
手数料の種類 | 料金 |
---|---|
FX口座開設手数料 | 無料 |
FX口座維持手数料 | 無料 |
FX入金手数料 | 無料 ※クイック入金サービス(最低入金額1,000円以上、1円単位)のみ無料 ※銀行振込(銀行窓口・ATM等)は利用者負担 |
FX出金手数料 | 無料 |
FX取引手数料 | 無料 |
FXロスカット手数料 | 無料 |
外為どっとコムのスプレッド
通貨ペア | スプレッド(※1) (原則固定、例外あり) |
---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.4銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 0.9銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.5銭 |
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) | 0.7銭 |
(※1)2023年9月14日時点
キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
LIGHT FX
LIGHT FXはトレイダーズ証券が運営しているFX業者です。
トレイダーズ証券のFX業者としてはみんなのFXもありますが、みんなのFXは自動売買やバイナリーオプションまで扱っている一方でLIGHT FXは通常のFX取引を中心としています。
FXで裁量取引をメインに稼ぎたい方にはLIGHT FXの方が向いているでしょう。
手数料は全て無料でスプレッドについても非常に優れた値が設定されており、取引コストを最大限抑えたい方におすすめです。
ただしLIGHT FXはマーケット情報が1社だけに限定されているため、市場の情報を手に入れにくいというデメリットがあります。
特にファンダメンタル分析を重視する方にとっては情報配信の薄さはネックになるため、トレードスタイルも踏まえて利用を考えなければいけません。
LIGHT FXのFX手数料
手数料の種類 | 料金 |
---|---|
FX口座開設手数料 | 無料 |
FX口座維持手数料 | 無料 |
FX入金手数料 | 無料 ※ダイレクト入金(最低入金額5,000円以上)のみ無料 ※銀行振込は利用者負担 |
FX出金手数料 | 無料 ※2,000円以上から出金可能(2,000円未満の場合は全額出金) |
FX取引手数料 | 無料 |
FXロスカット手数料 | 無料 |
LIGHT FXのスプレッド
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.4銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 0.9銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.6銭 |
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) | 1.0銭 |
FXの手数料について現役トレーダー・ひろぴーさんにインタビュー
今回は、FX初心者の参考になればと思い、現役トレーダー&FXコラムニストのひろぴーさんにインタビューしました。
FXの手数料にはどのようなものがありますか?
広義の意味では、スプレッドやマイナススワップ、外付手数料などの手数料があります。
しかし狭義の意味では、外付手数料がいわゆる「手数料」ですので、今回は外付手数料について説明します。
また多くのFX会社は取引手数料(外付手数料)無料ですが、まれに外付手数料制を採用している業者さんがたまにいます。
ただし外付け手数料使ってるところは外資系のFX会社で、大口取引トレーダー向けなので、あまり気にしなくていいかなと思います。
ちなみになぜ外付け手数料というサービスが存在するのかというと、インターバンクに直結していたり、板取引があったりでスプレッドの透明性があるので、スプレッドが非常に狭いので、外付け手数料を設けて収益を上げます。
ちなみに外付け手数料を採用しているFX会社は、スプレッドが開きにくいっていうメリットはあります。
スプレッドも手数料として扱われますか?
これは扱われません。スプレッドはスプレッドなので、手数料という概念はありません。
ただし外付け手数料は、確定申告や法人口座の場合経費で使えるので、収益に対して手数料を経費控除した金額が純粋な利益で、それに対して税金がかかります。
なので確定申告したり法人の決算に使います。
対してスプレッドで取られたものに対しては経費扱いできないので、残った利益に対してすべて課税がかかります。
FX初心者が手数料に関して気をつけることは何でしょうか?
厳密には手数料ではありませんが、スプレッドやマイナススワップは、実質的に手数料のようなものですので気をつけてください。
デイトレーダーであればスプレッドを、スイングトレーダーであればマイナススワップを気にすると良いでしょう。
スプレッドは主に時間帯で異なり、またスワップポイントは毎月の各国の政策金利で変更します。
スプレッドもスワップポイントも、FX会社ごとに違いますので自分が使っているFX会社の情報を、チェックするようにしましょう。
FX手数料は本当に無料?スプレッドとの違いや比較方法を解説|まとめ
今回解説してきたように、FX手数料は基本的に無料化されています。
ですが手数料が無料だからといって取引コストが全くかからないわけではなく、利益を最大限まで引き上げるためにはスプレッドを意識する必要があることは覚えておきましょう。
スプレッドが狭いFX業者を選べば実質的な手数料も少なくなるため、事前に比較検討をすることが大切です。