投資ブームの今、株に興味を持ち外国株を検討している方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、中国株です。
中国株は、成長率の高さに期待できるという点で、大変人気がある株です。
この記事では、中国株の購入におすすめの証券会社やおすすめの銘柄をランキング形式で紹介します。
投資初心者でもわかりやすく丁寧に解説しますので、参考にしてみて下さい。
目次
中国株とは? | 基本情報
中国は経済大国であり、今後も様々な分野での成長が望めます。
そのため、中国株は成長株を安く手に入れられることがメリットといえます。
また、日本株に比べて配当が高いことも特徴です。
ただ中国株は株価の変動が激しいため、注意が必要になります。
日本株の特徴とは違った点もあるため、中国株に関するサービスが充実している証券会社を選ぶようにしましょう。
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中国株おすすめの人気銘柄ランキング
ここからは、中国株の中でも売買代金の高い人気銘柄をランキング形式で紹介していきます。
企業の業績は変化が伴いますので、こちらもしっかりと確認した上で投資を始めるようにしましょう。
ひとつずつ解説していきます。
※2022年9月時点の情報です。
騰訊控股 (テンセント・ホールディングス)
騰訊控股 (テンセント・ホールディングス)は、中華人民共和国広東省に本拠を置くIT企業となります。
ソーシャルネットワーキングサービスやインスタントメッセンジャーなどのサービスを提供していることから、これからの業績も期待する事が出来るでしょう。
また、投資持株会社であり、多国籍に渡る企業から投資を受けていることから、多国籍企業という側面もあります。
小米集団(シャオミ)
小米集団(シャオミ)は、中華人民共和国北京市に本社を置く総合家電メーカーです。
元々は、スマートフォンメーカーとして創業し、日本でもスマートフォンの販売を行っていることから、馴染みのあると言う方も多いのではないでしょうか。
主力事業でもあるスマートフォンのシェアは、中国国内ではアップルよりも高くサムスン電子・レノボに次ぐ3位となっています。
世界的にも販売台数・シェア数が伸びていることから、今後の成長も期待できると言えるでしょう。
比亜迪(BYD)
比亜迪(BYD)は、自動車とIT部品の2大事業を行っている会社です。
プラグインハイブリッド車の中国市場シェアは1位になっています。
また、4つの事業を行っているため事業同士でのカバーができ、安定していることが特徴です。
それぞれの分野でも拡大が期待できる点がおすすめです。
中国銀行(バンクオブチャイナ)
中国では金融業界が高配当であるとして注目されています。
その中で、中国銀行(バンクオブチャイナ)は、中国の5大銀行の一つです。
直近配当利回りは8.04%と高配当になります。
金融業界は安定事業であるため、コロナ禍でも大きな打撃を受けなかった点も魅力でしょう。
アリババ集団
アリババ集団は、中華人民共和国浙江省杭州市に本社を置くIT企業です。
インターネット通販サイト(企業間電子取引サポートマッチングサイト)を中心として、検索サイト・電子マネーサービスなどを展開しています。
アメリカのyahooが筆頭株主という部分でも信頼度が高く、日本のソフトバンクグループとも交流があることから、日本でも知名度が高い企業と言えるでしょう。
インターネット通販事業が今後も成長・成熟すると考えると、これからも安心出来る企業とも言えます。
上海汽車集団
上海汽車集団は、中国の電気自動車メーカーです。
電気自動車は、ニュースでも目にするように非常に注目されている分野です。
さらに、上海汽車集団はスマートEVなどに3000億元の投資をしました。
そのため、今後の事業拡大も予想されます。
現在も、欧米を中心にシェアが拡大しているので今後の成長が期待できる点が魅力です。
中国株の購入におすすめの証券会社4選
ここでは中国株のおすすめな証券会社を紹介していきます。
そもそも中国株を扱っている証券会社は少ないので、しっかりと検討して利用するか決めましょう。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- 岡三オンライン証券
ひとつずつ解説していきます。
※2022年3月10日時点の情報です。
SBI証券
出典:【SBI証券】ネット証券口座開設数No.1|SBI証券 (sbisec.co.jp
中国株取扱銘柄数 | 約1300銘柄 |
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ETF取扱銘柄数 | 約20銘柄 |
最低取引額 | 銘柄によって異なる |
取引手数料 | 約定代金の0.26% |
SBI証券はネット証券の中でも大手の証券会社になります。
アプリなどのコンテンツや、外国株の取り扱いの充実度が高く、初心者から上級者でもおすすめしたい証券会社となっています。
また、中国株には「IPOスピードキャッチ」というサービスがあります。
未上場の企業が新たに株式を上場し、市場で売買できる
IPOを予定している企業の上場日などの詳細データをお知らせするサービスです。
このようなサービスがあるのでIPOにも力を入れて運用したいという方にもおすすめです。
\初心者から上級者までおすすめ/
マネックス証券
出典:マネックス証券 | ネット証券(株・アメリカ株・投資信託) (monex.co.jp)
中国株取扱銘柄数 | 約2600銘柄 |
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ETF取扱銘柄数 | 約15銘柄 |
最低取引額 | 銘柄によって異なる |
取引手数料 | 約定代金の0.25% |
マネックス証券は取引のためのツールが充実しています。
また、中国株含む外国株は取扱銘柄数が多いことや手数料の安さが特徴です。
更に、事前の香港ドルへの振替を必要とせず、日本円から中国株を購入することが出来ます。
多くの銘柄から選びたい方、外国株の運用をメインにしたい方はマネックス証券がおすすめです。
楽天証券
出典:楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA) (rakuten-sec.co.jp)
中国株取扱銘柄数 | 約1200銘柄 |
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ETF取扱銘柄数 | 約20銘柄 |
最低取引額 | 銘柄によって異なる |
取引手数料 | 10万円まで 550円 10万円超100万円未満 約定代金 0.55% 100万円以上 5,500円 |
楽天証券は、楽天グループ同士の連携が魅力の証券会社です。
中国株は、上海A株市場に上場している株も扱っており、豊富な選択肢があることがメリットです。
A株:中国の国内投資家専用の市場で上場している株式
B株:深セン証券取引所や上海証券取引所で上場している株式
H株:中国本土の企業で香港取引所に上場している株式
また、中国株に関する情報も充実しています。
そのため計画的に投資をすることができ、多くの人におすすめです。
岡三オンライン証券
出典:岡三オンライン|岡三証券株式会社が提供するネット証券サービス(株・投信・先物・くりっく365・株365) (okasan-online.co.jp)
中国株取扱銘柄数 | 約200銘柄 |
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ETF取扱銘柄数 | なし |
最低取引額 | 銘柄によって異なる |
取引手数料 | 約定代金×1.1% |
岡三オンライン証券は、連携先が岡三証券としっかりした会社なので安心できる強みがあります。
また、株運用のツールの充実度はかなり高いと評判です。
中国株は取扱は約200銘柄と少ないですが、国内株も中国株も運用したい方には、岡三オンライン証券がおすすめです。
中国株がおすすめな理由
中国株には、国内株や他の外国株と異なる特徴があります。
そこで、ここでは中国株のおすすめしたい要素を3つ紹介していきます。
成長率の高さが期待出来る
成長率の高さは中国株の特徴です。
・世界時価総額ランキングには中国企業がいくつか載っている
・GDPは世界2位である
企業の株価×発行済株式数
企業の規模や価値を表すものとされている
このように、これからの成長にもしっかり期待できる裏付けがあります。
株の運用では企業の成長が大きなカギとなるので、中国株は利益を期待した株の運用におすすめです。
高配当
中国株は、高配当であることも選ばれる理由の1つです。
企業から利益の一部を分配してもらうこと
変動は減配のみなので、株の売買よりも安定した利益を得られる
国内株は一般的に4%を超える利回りの場合高配当と言われます。
それに対し中国株は6%を超える株も多く見られ、かなりの高配当株となっています。
特に、銀行や不動産などは配当が高いのでおすすめです。
デイトレードに向いている
中国株は一日でも株価の変動が大きいことが特徴としてあります。
このような場合、デイトレードが向いています。
同じ銘柄の株の売買を一日で行うこと
一日でも大きな株価の変動があるため、デイトレードでもしっかり利益を得られるでしょう。
短いスパンでの株の運用を考えている方にもおすすめです。
中国株運用の注意点
中国株は他国の株と異なる点がある分、運用には注意が必要です。
ひとつずつ解説していきます。
中国株特有のリスク
中国株は中国政府の政策によって株価が変動しやすいところが特徴です。
中国政府の判断で政策が大きく変化することになります。
さらには、企業への介入や政府系ファンドによる株式買い支えなどがあり、中国株の相場に変化をもたらしています。
そのため、中国株の長期運用をするには中国経済の状況にも目を配ることが必要です。
中国企業の情報は集めにくい
株の運用には、企業の情報は欠かせないものです。
国内株であれば、ニュースや人伝などで情報は入ってきやすいです。
しかし、中国株はそのようにはいきません。
自発的、定期的に情報を調べたり、少ない情報を見極めることが必要です。
そのため、初心者の方や情報収集が不安な方には、まずは日本株をおすすめします。
中国株の購入は、企業についてしっかり調べたうえで行うようにしましょう。
SBI証券なら、情報提供のサービスも充実しているのでおすすめです。
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為替変動
こちらは外国株に共通するリスクです。
外国のお金での取引の場合、日本円との為替相場の変動で、利益や損失に影響が出ます。
そのため、株自体の損益だけではなく、為替変動によるリスクも考えたうえでの運用が必要です。
中国株運用のコツ
中国株は国内株とは異なる特徴が多くあることがわかっていただけたかと思います。
そのため、中国株は紹介するコツを意識して運用しましょう。
- 情報収集
- 売買のタイミング
情報提供や、売買へのサポートが充実している証券会社を選ぶようにしましょう。
中国株に関するよくある質問
ひとつずつ解説していきます。
中国株の取引時間は?
上海市場・深セン市場では10:30~16:00。
香港市場では10:30~17:30になります。
日本にはない、「プレ・オープニング」と「クロージング・オークション」があるのが特徴です。
中国株の税金は?
配当金は、日本居住者には日本の税制によって税金がかかります。
また、売却での利益は譲渡益税の対象となります。
税率や申告などは、国内株と同様です。
中国株の取引ルールは?
上海市場 | 深セン市場 | 香港市場 | |||
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株の種類 | A株 | B株 | A株 | H株 レイドチップ 香港株 |
GEM |
取引通貨 | 人民元 | USドル | 人民元 | 香港ドル | |
取引時間 | 10:30~16:00 | 10:30~17:10 | |||
値幅制限 | 前日終値の±10% | 制限なし | |||
日本人の取引 | 〇 |
このようになっています。
日本株とは値幅制限や取引時間に違いがあるので注意が必要です。
中国株は注意点を押さえれば成長や高配当が期待できる!
中国株は、おすすめしたい要素が多くある株になります。
今回ランキングで紹介した銘柄は、売買代金の高いとされる人気銘柄や割安銘柄が中心となっています。
また、中国株の取引には注意する点も多くありますので、それらの点を踏まえて購入を決めることがおすすめです。
また、証券会社がうまく運用するかのカギを握っているので、こちらも慎重に決めるようにしましょう。
- 中国株は成長株や高配当株が多くある
- 中国株は国内株とは違った特徴があるため、注意が必要
- 中国株の良さを活かした株運用は利益をうみやすい
- 中国株の運用を効率よく行うならSBI証券がおすすめ
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