学資保険は、子供の教育費を積み立てる事を目的に作られた保険です。
学資保険には、他の保険には無いメリットもありますが、デメリットも多くなってきています。
お金を積み立てる事が目的であれば、その他の方法も知りたいと言う方も多い事でしょう。
この記事では、学資保険の基本的な解説とメリット・デメリットの解説から、おすすめ商品の紹介と学資保険以外で教育費を準備する方法までを紹介します。
\おすすめの学資保険を先に見る!/
- 学資保険とは子供の教育資金を準備することに特化した保険です。
- 学資保険なら子供の進学に合わせて学資金を受け取ることが出来る。
- 学資保険は商品によって学資金を受け取るタイミングが異なる。
- 学資保険は比較的安全に教育資金を積み立てる事が出来る。
- 学資保険なら契約者である親にもしものことがあっても保険料払込免除などの保障がある。
- 学資保険は生命保険料控除の対象になるため節税効果も期待できる。
記事監修者紹介
松葉 直隆 / 保険のプロ
大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
目次
学資保険とは
ここでは、学資保険がどう言った保険商品なのかを解説します。
学資保険は教育資金の準備を目的に作られた保険
学資保険は生命保険の一種ではありますが、子供が進学するときの費用を積み立てる事を目的として作られた保険商品です。
そのため、小学校・中学校・高校・大学と、それぞれの進学のタイミングで【学資金】を受け取れる内容となっています。
また、高校・大学への進学に関しては、大きなお金が必要になることが多い事から、この時期に多くの学資金が受け取れる内容になっている学資保険が多くなっています。
学資保険は学資金の積み立てだけじゃない!?
学資保険は、子供の進学資金を準備する目的の保険ですが、契約者である親のもしもにも備えることが出来る様になっている商品が多いです。
学資保険では、契約者である親が亡くなってしまった場合や高度障害状態になってしまった場合に、保険料の支払いが免除になる保険が多いです。
保険料の払込が免除になっても、受け取れる学資金は契約通りに受け取れるので、子育て期間にもしもの事があっても子供の教育資金に困ると言うことは回避する事が出来ます。
学資保険は教育資金の準備に特化した保険商品であり、子供の進学に合わせて学資金や祝金を受け取れる積立型の保険である。
また、親にもしものことがあっても、子供の教育費に困らないようになっている。
学資保険のメリット
ここでは、学資保険の3つのメリットを紹介します。
子供が進学するタイミングで学資金を受け取ることが出来る
学資保険の最大にメリットと言えるのが、進学のタイミングで学資金を受け取る事が出来る所になります。
多くの学資保険では、大きなお金が掛かると言われる高校入学・大学入学の前の年に、纏まった学資金を受け取れる内容になっています。
そのため、入学金や授業料と言う比較的大きな資金を、入学前に確保することが可能となります。
また、保険商品によっては、幼稚園の入園時や小学校・中学校の入学のタイミングから学資金を受け取れる保険もあれば、大学入学時にまとめて学資金を受け取れる商品など、ニーズに合わせて受け取るタイミングが選べるのも学資保険のメリットと言えます。
そして、子育てで忙しくても、契約時に決められたタイミングで学資金が支払われますので、受け取りを忘れる・受け取り損なうと言う事はありません。
比較的安全に資金を積み立てられる
学資保険は、保険会社の販売する保険商品なので、つみたてNISAなどの投資商品とは性質が大きく異なります。
そのため、資金を積み立てる際のリスクは非常に低くなり、銀行預金より有利に資金を増やすことが出来ます。
考えらるリスクは、保険会社の経営破綻となりますが、保険会社が経営破綻をしても、保険契約自体は生命保険契約者保護機構によって保護されるので、保障内容などが目減りする可能性がありますがゼロになる事はありません。
その事から、比較的安全に教育資金を積み立てられると言えるでしょう。
投資などはリスクが有るけれど、銀行預金では利息が悪すぎると考えている方には、学資保険が向いていると言えるでしょう。
親や子供に何かあっても保障される
学資保険は、教育資金の積み立てが目的に作られている保険商品ではありますが、保険商品に違いはありません。
そのため、先ほども少し書きましたように、親にもしものことがあった場合には保険料支払いが免除されたりします。
また、子供のケガや病気に対する保障を付けられる学資保険もあります。
子供のケガや病気に対する保障を付けられる保険商品は、学資保険と言うよりもこども保険として販売をされている場合が多いです。
そして、親や子供の保障を付ける際には、積み立て部分と保障部分の2階建ての保障となりますので、支払う保険料と受け取る学資金の割合を示す返戻率は低くなりますので、注意が必要となります。
わかりやすく言うと、もしもの保障を付けると元本割れを引き起こす可能性があると言うことです。
学資保険のメリットは、子供の進学に合わせて学資金が受け取れることと、比較的安全に教育資金の準備が出来るところである。
学資保険のデメリット
ここでは、学資保険のデメリットを3つ紹介していきます。
大きく資金を増やすことは出来ない
学資保険は、子供の教育費を積み立てる目的で作られている保険商品ですが、コツコツ積み立てても大きく資産を増やすことは出来ません。
多くの学資保険では、返戻率(支払った保険料と受け取る学資金の割合)が103%~109%ほどになっています。
少しわかりやすく言うと、15年掛けて200万円を積み立てても、受け取る学資金の総額は206万円~218万円となると言う事です。
そのため、銀行預金をするよりは増えるけれど、投資をするよりは増えないと言う事が言えます。
大きく資産を増やして入学金などに充てたいと考える方には、学資保険は向かないと言えるでしょう。
元本割れをする商品がある
マイナス金利制度が導入されたことにより、学資保険をはじめとする生命保険商品全体的な保険料が値上がりをしています。
その事から、学資保険では受け取れる学資金の金額は変わらないのに、保険料が上がったことによって返戻率が低くなる商品が多くなりました。
そして保険商品の中には、支払った保険料よりも受け取れる学資金の金額の方が少なくなる商品が出てきました。
要は、学資保険が元本割れを起こしている状態になっていると言うことです。
親や子供のもしもの備える保障がないのに、返戻率が100%を割っている商品は、完全に元本割れを起こしていて損しかしない学資保険となっています。
また、保険料の支払い方法によって、元本割れを起こす学資保険もあるので注意するようにしましょう。
途中で資金を引き出すことは出来ない
学資保険は、10年・15年掛けて教育資金を積み立てていく保険商品となっています。
そのため、学資保険の保険料払込期間中に大きなお金が必要になっても、どうすることも出来ません。
最悪の場合は、学資保険を解約すると言う事態になるかもしれないですが、学資保険は保険料払込期間中に解約をすると、支払った保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れない場合が多いです。
簡単に言うと、学資保険は保険料を支払っている間に解約をすると確実に損をすると言う事です。
そのため、学資保険に加入する際には、何があっても保険料を払い続けられる金額で契約をするようにしましょう。
もしも、どうしても資金が必要になった場合には、契約者貸付という制度があり、学資金を担保に保険会社からお金を借りられる場合がありますが、個人的にはあまりおすすめはしません。
学資保険は、マイナス金利制度導入後に値上げをしている商品が多く、元本割れを起こす商品がある。
また、投資などとは違うため、大きく資産を増やすことは出来なく、保険期間中にまとまったお金が必要になっても引き出すことは出来ない。
学資保険の必要性|預貯金と比較!
このように、学資保険をするか貯金をするかで悩む方も多いかと思います。
そこで今回は学資保険の必要性に関して貯金と比較して解説していきます。
まずは、簡単に学資保険と貯金に関するそれぞれのメリット・デメリットに関して解説していきます。
学資保険・預貯金のメリット・デメリットを比較
それぞれのメリット | |
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学資保険 | 預貯金 |
・親や子供に何があっても保証される ・安定的に資金を積み立てられる ・預貯金よりも少しお金が多く貯まる |
・もしもの時いつでも引き下ろせる ・預ける資金をいつでも変えられる |
それぞれのデメリット | |
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学資保険 | 預貯金 |
・途中で資金を増やすことはできない | ・いつでも引き下ろせるので貯まらない可能性がある ・コツコツ貯金できない人には不向き ・利息に所得税がかかってしまう ・親が亡くなってしまっても保証はない |
学資保険・預貯金をおすすめできる人
それぞれのメリット・デメリットをまとめた上で学資保険・預貯金をおすすめできる人についてそれぞれまとめました。
学資保険をおすすめできる人
- 自分では貯金ができない方
- もし親に何かあっても子供は何としても卒業させたい方
- 毎月安定した保険料を払い続ける経済力がある
預貯金がおすすめな人
- もうすでに貯金がある程度ある方
- 収入が安定しておらず収入に合わせて貯金したい方
- 資産運用などで投資ができる方
おすすめの学資保険5選を紹介!
そこで、おすすめの学資保険をいくつか教えて欲しいです。
ここでは、おすすめの学資保険の特徴と内容を紹介していきます。
フコク生命「学資保険みらいのつばさ」
出典:https://www.fukoku-life.co.jp/gakushi/index.html
フコク生命の学資保険は、「成長に合わせたS(ステップ)型」と「大学入学資金に重点のJ(ジャンプ)型」の2種類に分れています。
それぞれ、学資金を受け取るタイミングが異なりますが、どちらのタイプも返戻率は100%を超えています。
「学資保険みらいのつばさ」の内容
「成長に合わせたS(ステップ)型」と「大学入学資金に重点のJ(ジャンプ)型」の内容は以下のようになっています。
成長に合わせたS(ステップ)型
商品名 | 成長に合わせたS(ステップ)型 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 幼稚園入園~大学入学・成人・満期(22歳) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~7歳 |
返戻率 | 104.7%
(受取総額210万円・11歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々15,186円
(契約者が30歳・男性の場合) |
大学入学資金に重点のJ(ジャンプ)型
商品名 | 大学入学資金に重点のJ(ジャンプ)型 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 大学入学・満期(22歳) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~7歳 |
返戻率 | 105.5%
(受取総額200万円・11歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々14,354円
(契約者が30歳・男性の場合) |
「学資保険みらいのつばさ」のポイント
「学資保険みらいのつばさ」では、幼稚園入園から祝金を満期時に満期金を受け取れるタイプと、大学入学の祝金と満期時の満期金を受け取れるタイプの、2タイプがラインアップされています。
また、祝金は事前に申し出を行わなければ自動的に据え置かれることから、必要であれば事前に保険会社へ連絡をしなければいけませんが、必要なときに据え置かれている祝金を合わせて引き出すことも出来るなど、自由度の高い積み立てが出来るとも言えます。
貯蓄性を重視した学資保険ですが、契約者が死亡または高度障害状態になった際には、保険料払込免除も適応されるので、もしもの時も安心する事が出来る学資保険と言えるでしょう。
兄弟割と言う割引もあるので、2人目・3人目の学資保険に利用するとより効率的に教育資金の準備が出来るのも、おすすめポイントとなります。
日本生命「ニッセイ 学資保険」
出典:https://www.nissay.co.jp/kojin/gakushi/
日本生命の学資保険である「ニッセイ 学資保険」は、小学校入学から大学卒業までの教育資金の準備が可能な保険商品となっています。
保険料の支払い方法によっては、非常に返戻率も高くなる保険商品となります。
また、「こども祝金あり」と「こども祝金なし」の2つのタイプに分れて加入年齢なども異なります。
「ニッセイ 学資保険」の内容
「こども祝金あり」と「こども祝金なし」の内容は以下のようになっています。
こども祝金あり
商品名 | ニッセイ 学資保険 こども祝金ありタイプ |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 6歳・12歳・15歳まで(祝金)・18歳から22歳まで(学資年金5回) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~2歳 |
加入可能年齢(契約者) | 18歳~39歳 |
返戻率 | 102.2%
(受取総額360万円・18歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々16,300円
(契約者が30歳・男性の場合) |
こども祝金なし
商品名 | ニッセイ 学資保険 こども祝金なしタイプ |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から22歳まで(学資年金5回) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~6歳 |
加入可能年齢(契約者) | 18歳(女性は16歳)~67歳
(被保険者が3歳~6歳の場合は60歳まで) |
返戻率 | 104.0%
(受取総額300万円・18歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々13,350円
(契約者が30歳・男性の場合) |
「ニッセイ 学資保険」のポイント
「ニッセイ 学資保険」でも、こども祝金の有無で祝金・学資年金の受け取りタイミングが異なります。
また、18歳から22歳まで毎年学資年金を受け取れる内容となっているため、大学在学中の費用に備えるのが目的となっている学資保険と言えるでしょう。
返戻率自体は、フコク生命の学資保険よりも低くなっていますが、保険料を5年間で支払う事が出来れば、返戻率が最大で109%まで引き上げることが可能となっています。
お金に余裕があって、大きな金額の保険料を支払えるのであれば、魅力的な学資保険と言えるでしょう。
そして、「ニッセイ 学資保険」では、お子さんの加入年齢の上限だけではなく、契約者にも契約可能年齢が設定されていますので、祖父母の方が利用する際には気をつけるようにしましょう。
明治安田生命「明治安田生命 つみたて学資」
出典:https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/list/tumitategakushi/index.html
明治安田生命の学資保険「明治安田生命 つみたて学資」も、貯蓄性の高さを強みにしている学資保険となります。
また、明治安田生命の学資保険「明治安田生命 つみたて学資」は、大学在学中の費用を準備する事に特化した内容となっています。
「明治安田生命 つみたて学資」の内容
「明治安田生命 つみたて学資」の内容は以下のようになっています。
商品名 | 明治安田生命 つみたて学資 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から21歳までの計4回(教育資金・満期保険金) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~満6歳 |
加入可能年齢(契約者) | 満18歳~満45歳 |
返戻率 | 105.7%
(受取総額300万円・10歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々23,640円
(契約者が30歳・男性の場合) |
「明治安田生命 つみたて学資」のポイント
「明治安田生命 つみたて学資」は、大学在学中の費用を準備するのに特化した学資保険となっているため、18歳までは学資金も祝金も設定されていません。
そのため、幼稚園や小学校の入学から祝金が欲しいと言う方には向かない学資保険となっています。
また、保険料の払込期間によっても返戻率が異なり、被保険者であるお子さんが10歳になるまでに保険料を払い込むと返戻率は105%となり、他の学資保険よりも有利に大学在学中の費用を積み立てる事が出来ます。
そして、保険料を一括で支払うことが出来る場合には、返戻率は最高で109%まで引き上げることが出来ます。
日本生命の学資保険と同様で、まとまったお金を用意できるのであれば、他の学資保険よりも有利に大学在学中の費用を準備できる学資保険となっています。
住友生命「たのしみキャンバス」
出典:https://www.sumitomolife.co.jp/lineup/select/shouhin/tanocan/
住友生命の学資積立保険「たのしみキャンバス」は、学資保険ではなく個人年金保険を学資保険のように活用する保険商品となっております。
内容としては、お子さんが18歳を迎えてから5年間の年金形式で給付金を受け取る形になりますので、大学在学中の費用を準備する学資保険と同じ効果を得られます。
ただし、学資保険とは異なる面がいくつかあるので注意が必要とも言えます。
「たのしみキャンバス」の内容
「たのしみキャンバス」の内容は以下のようになっています。
商品名 | たのしみキャンバス |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から年金形式で5年間 |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~8歳 |
返戻率 | 103.4%
(受取総額300万円・12歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々20,145円
(契約者が0歳・男性の場合) |
「たのしみキャンバス」のポイント
冒頭でも書きましたが、住友生命「たのしみキャンバス」は、学資保険ではなく個人年金保険となりますので、契約者と被保険者がお子さんとなります。
また、年金の受け取りは、初回が基本年金額の2倍となり、2回目以降は基本年金額となります。
個人年金保険を学資保険のように活用していますので、細かな違いがありますので注意が必要となります。
また、保険料控除は個人年金保険の枠に入りますが、契約者がお子さんになりますので、たとえ親が保険料を払っていたとしても保険料控除が使えない可能性がありますので注意が必要となります。
また住友生命では、子供の病気の保障を付加できる学資保険「こどもすくすく保険」と言う商品もあります。
こちらの保険商品は、純粋な学資保険となっていますが貯蓄性は高くありません。
貯蓄性よりも子供の病気にも備えておきたいという方は、「こどもすくすく保険」も検討してみるのも良いでしょう。
第一生命「こども学資保険」
出典:https://www.dai-ichi-life.co.jp/examine/lineup/products/kodomo_mickey/index.html
第一生命の学資保険「こども学資保険」は、大学在学中の費用を準備するのに特化した学資保険となっています。
また「こども学資保険」は、基本的な内容は同じなのですが、保険料払込免除の範囲によって保険の名前とタイプが異なります。
「こども学資保険」の内容
第一生命の「こども学資保険」は、保険料払込免除の範囲によって、「こども応援団 A型」と「Mickey(ミッキー) B・C型」に分れています。
「こども応援団 A型」
商品名 | こども学資保険 「こども応援団 A型」 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から22歳の満期まで5回(学資金・満期保険金) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~10歳 |
返戻率 | 100.8%
(受取総額300万円・15歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々16,525円
(契約者が30歳・男性の場合) |
保険料払込免除の条件 | 所定のがん・急性心筋梗塞・脳卒中・所定の要介護状態・所定の身体障害状態・死亡 |
「Mickey(ミッキー) B型」
商品名 | こども学資保険 「Mickey(ミッキー) B型」 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から22歳の満期まで5回(学資金・満期保険金) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~10歳 |
返戻率 | 102.1%
(受取総額300万円・15歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々16,323円
(契約者が30歳・男性の場合) |
保険料払込免除の条件 | 死亡 |
「Mickey(ミッキー) C型」
商品名 | こども学資保険 「Mickey(ミッキー) C型」 |
---|---|
学資金(祝金)受け取りタイプ | 18歳から22歳の満期まで5回(学資金・満期保険金) |
加入可能年齢(お子さん) | 0歳~10歳 |
返戻率 | 102.7%
(受取総額300万円・15歳まで払込の場合) |
保険料例 | 月々16,226円
(契約者が30歳・男性の場合) |
保険料払込免除の条件 | 保険料払込の免除保障なし |
「こども学資保険」のポイント
第一生命の「こども学資保険」は、契約者のもしもの時の保障が充実している学資保険と言えます。
親にもしもの事があった場合の、保険料免除の条件によって商品の名前やタイプが異なるので、少し複雑に見えるかもしれないですが、内容は至ってシンプルな物となっています。
学資保険としては、お子さんが18歳になった時から5年間に渡って学資金が受け取れる内容なので、大学在学中の費用を準備するのに向いていると言えますが貯蓄性はそこまで高くはありません。
しかし、先ほども書きましたように、契約者にもしもの事があった場合の保険料払込免除の条件を選ぶことが出来る様になっています。
その事から、『返戻率は高くなくても良いからもしもの事が起こっても大丈夫なようにしたい』と言う方には最適な保険と言えるでしょう。
学資保険の選び方ポイント
それでは、学資保険の選び方についてポイントがあれば教えて欲しいです。
ここからは、学資保険の選び方のポイントを紹介します。
学資金を受け取るタイミングで選ぶ
学資保険は、保険商品によって学資金を受け取るタイミングが異なります。
多くの学資保険では、高校入学・大学入学のタイミングに合わせて学資金を受け取れる内容になっていますが、商品によっては幼稚園入園から大学卒業までの節目で祝金や学資金を受け取れる保険商品や、大学在学中に学資金を毎年受け取れる保険商品もあります。
そのため、ご自身が、どのタイミングで学資金を受け取りたいのかを考えて学資保険を選ぶことも出来ます。
幼稚園の入園から中学校卒業までは公立に通うと大きなお金は掛からないと言われますが、それでも入園・入学時には様々な道具などを揃えなければいけません。
そう言った事から、幼稚園から中学卒業や高校卒業まで少額でも良いから祝金が貰えると嬉しいという方は、幼稚園から祝金が受け取れる学資保険を選びましょう。
一方で、高校入学や大学入学・大学の授業料に焦点を当てて学費の準備をしたいと言う方は、高校入学時・大学入学時に大きな学資金を貰える学資保険を選べば良いでしょう。
学資保険と一言で言っても、学資金を受け取るタイミングが商品によって異なると言う事を知っておきましょう。
返戻率を重視して学資保険を選ぶ
学資保険は、教育に掛かるお金を積み立てる保険です。
そのため、支払った保険料よりも貰える学資金がどれぐらい増えるのか気になる方が多いです。
そうした事から、学資保険も返戻率を売りにしている商品も多くあります。
学資保険の返戻率は、大体101%~104%となっていますが、保険料の支払い方によっては105%~109%にまでなる保険商品もあります。
学資保険では、受け取る学資金は変わりませんが、支払う保険料は支払方法によって変わってきます。
月払よりも年払い、年払いよりも一括払いと、まとめて保険料を払うと保険料は安くなりますので、自ずと返戻率は高まっていきます。
返戻率を重視して学資保険を考えている方は、月払での返戻率に加えて、保険料をまとめて支払うことが出来るのかも確認して、より保険料を安く出来る保険商品を選ぶと良いでしょう。
保障内容も気にして学資保険を選ぶ
学資保険には、親にもしも事があったときの保障が付いている商品もあります。
ご自身がもしも亡くなってしまったら、重い病気に罹ってしまったら、学資保険どころではなくなる可能性もあります。
そうなると、お子さんの教育にも影響が出かねません。
学資保険では、契約者にもしもの事があった場合には、保険料の払込免除を設定している保険商品もあります。
また、保険料の支払いが免除されても、受け取れる学資金は変わりません。
それだけではなく、契約者が亡くなってしまった場合に育英年金を支払う内容の学資保険もあります。
学資保険以外の死亡保障でカバーするのも良いのですが、もしもの事が起こっても教育に掛かる費用は別口でカバーしておきたいと考えている方は、保障内容もしっかりと確認して学資保険を選ぶようにしましょう。
学資保険の選び方のポイントは、返戻率と学資金の受け取りタイミングが重要となる。
また、保険料払込免除の条件なども、学資保険選びでは重要なポイントとなる。
松葉 直隆
保険代理店を味方につければ学資保険選びは簡単になる!
学資保険は特徴が様々なことや条件によって返戻率が大きく異なることから、一人一人適切な保険が異なります。
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しかし、担当の方は保険の仕組みからわかりやすい説明をしていただきました。
自分たちに本当に必要な保障や、求めている商品を押し売りされることなく、自分で選択することができました。
出典:保険ライフ
保険は難しいので、オンライン相談だと理解できるか不安でした。イチから丁寧にお話してくださり、とてもわかりやすかったです。
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第一印象や接客態度もとても良かったです。
出典:保険ライフ
ほけんのぜんぶ|FP資格取得率100%
ほけんのぜんぶは、札幌、仙台、埼玉、東京、神奈川、金沢、名古屋、京都、大阪、兵庫、広島、愛媛、福岡、沖縄など26か所に拠点があり、全国どこでもFPの派遣が可能な保険代理店です。
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ほけんのぜんぶの最大の特徴として、在籍している相談員の100%が国家資格であるFPの資格を所持しているという点です。
ほけんのぜんぶは比較的新しいサービスなので、口コミや実績は保険見直しラボには及びませんが、お金に関する相談には定評があります。
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ほけんのぜんぶ 利用者の口コミ
よく分からなかった保険のしくみや内容が納得のいくものに
皆入っているからと、何となく加入した保険でしたが、毎月結構な額を払っていることに気付き本当に必要なのか、また、自分の加入している保険のことがいまいちよく分からないと思っていました。
そんな時にネットでほけんのぜんぶのサイトを見つけて相談してみようと利用しました。
実際に相談した方は、物腰が柔らかく、FPの方も経験豊富な感じで、分からないことにも丁寧に説明していただき、やっと保険のことが理解した気持ちになりました。
結果、今後のことを考えて別の保険の方がいいかもと思い、紹介していただいたプランに加入しました。大満足です。
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学資保険の注意点
学資保険で気をつけなければいけない事ってあるのでしょうか?
ここでは、学資保険の注意点をいくつか紹介しておきます。
学資保険は元本割れする商品がある?
マイナス金利制度導入後に、多くの学資保険は保険料の値上げを行いました。
受け取れる学資金は変わらないのに、支払う保険料が値上げされたことによって、返戻率が100%を割る保険商品が出始めるようになりました。
保険料払込免除や育英年金などの保障を付けている学資保険では、返戻率が100%を割り込んでも保障部分が有るので納得出来る方も居ると思いますが、そうではなく積み立てだけの商品でも100%を割り込む商品が出てきてしまっています。
要は、その保険に加入するだけで損をする学資保険があるという事です。
そう言った保険商品は、保険会社のホームページ上の商品説明などに赤文字で『元本割れを起こす可能性があります』と言う表記をしている場合が多いので、注意するようにしましょう。
パンフレットなどには表記しきれていない場合もありますので、保険会社の名前で保険を決めるのではなく、一度ホームページなどで最新の情報を確認するようにしましょう。
学資金の受け取り時の税金に注意!
学資保険では、一般的に契約者と学資金の受取人は共に親となる場合が多いです。
しかし、なかには契約者が祖父母で学資金受取人が親や子供(孫)になるケースがありますが、こう言った場合に受け取った学資金が贈与税の対象となる場合があります。
贈与税では、年間110万円の基礎控除があるため、受け取った学資金が110万円を超えてしまうと贈与税の課税対象となります。
これは、支払った保険料と受け取った学資金の差額ではなく、受け取った学資金の金額となります。
また、一般的な契約形態である、契約者・学資金受取人共に親の場合なら、受け取った学資金は一時所得となり課税対象になり得る場合があります。
一時所得の場合には、50万円の特別控除がありますので、支払った保険料よりも受け取る学資金が50万円以上増えていれば課税対象になり得ますので注意しておきましょう。
加入年齢に上限がある!?
学資保険には、加入できる年齢に上限がある場合が多いです。
この加入年齢は、被保険者となるお子さんの年齢となり、多くの学資保険では3歳~5歳を上限としています。
これは、学資金の受け取り時期が中学卒業ぐらいのタイミングとなると、保険会社は被保険者が15歳の時には学資金を支払わなければいけません。
保険会社は、契約者が支払った保険料を運用してお金を増やしますので、出来るだけ保険料払込期間が長くないと困るのです。
学資保険への加入を検討しておられる方は、出来るだけ早いタイミングで学資保険への加入をするようにしましょう。
学資保険では元本割れを起こす商品もあり、また契約者と学資金受取人の関係によっては、思わぬ税金を支払わなければいけくなるケースがある。
また、加入できる年齢制限もあるため、親御さん・お子さん共に加入できる年齢かどうかを確認する必要もある。
学資保険以外で教育費を準備する方法
学資保険以外の教育資金を準備する方法を教えて欲しいです。
ここでは、学資保険以外で教育資金を準備する方法を4つ紹介します。
終身保険を活用する方法
終身保険は、教育資金の準備だけではなく、老後資金の準備にも活用されることがあります。
終身保険とは、一生涯の死亡保障であり、貯蓄性のある保険としても知られているため、資産運用に活用することもあります。
資産運用に終身保険を活用する場合は、終身保険の中でも貯蓄性の高い『低解約返戻金型終身保険』を利用する場合が多いです。
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金を支払った保険料の7割程度に抑えることで、月々の保険料は安くて返戻率は高くすることが出来ると言う特徴があります。
保険料払込期間中に解約をすると損をしますが、保険料払込期間を終えると解約返戻金は増え続ける仕組みとなっているため、資産運用に向いている終身保険となっています。
ただし、学資保険と同様にマイナス金利制度導入後には、保険料が値上げされたこともあり返戻率が以前よりも低くなっています。
また、保険料払込期間も10年や15年ではなく60歳まで・65歳までなど、長期間に亘る保険料払込期間しか選択できなくなっている商品が多くなっていますが、商品によっては短期間の保険料払込期間を設定出来る商品もありますので、10年・15年で保険料を払い込める低解約返戻金型終身保険なら学資保険代わりに活用する事が出来ると言えるでしょう。
つみたてNISAを利用して投資をする方法
非課税枠のある、つみたてNISAを利用して投資をすることで、教育資金を確保するのも一つの手と言えます。
投資信託などをつみたてNISAを利用してコツコツと購入することで、学資保険などの保険商品を利用するよりも大きな資産を確保する事も出来ます。
また、非課税枠もありますので、税金面の心配も少ないでしょう。
ただし、あくまでも投資となりますので、資産の目減りや資産がなくなるリスクもある事は理解しておきましょう。
教育費の確保という目的であれば、少しリスクの高い方法と言えるかもしれません。
コツコツ貯蓄をする方法
保険も投資も不安という方は、銀行などの定期預金等にコツコツと貯蓄していく方法もあります。
ただし、金利情勢が今後爆発的に良くなると言う事も考えにくい中で、コツコツ預けてもお金が大きく増えることは無いと言えるでしょう。
保険・投資・貯金のなかでは、一番リスクがない方法とは言えますが、大きく資産を増やすことは出来ないと言うことだけは理解しておきましょう。
また、貯蓄を選択する場合は、普通預金よりも定期預金を選ぶようにしましょう。
普通預金よりも定期預金の方が金利がいくらか高く設定されていますので、コツコツと貯めてある程度の金額が貯まったら定期預金に預け直すと言うようにこまめに資産を管理するようにしましょう。
外貨建て保険を活用する方法
あまりおすすめする方法ではありませんが、外貨建て保険を活用する事も可能です。
外貨建て保険は、貯蓄性の高さを売りに販売されているので、教育資金の準備に活用できるという営業もされると思います。
ただし、外貨建て保険に為替リスクと世界情勢のリスクがありますので、決まった時期に必要になるであろう教育資金の準備には向かない保険とも言えます。
まず、大きな問題として外貨で保険料の支払いと保険金・解約返戻金の受け取りをすることから、為替の影響を大きく受ける保険となっています。
その上、日本円ではなく外貨を利用する事から、利用する外貨の情勢によっても大きく保険金・解約返戻金が変わる可能性があります。
そのため、〇〇年後に〇〇円を貯めたいというようなニーズには合わない保険となっています。
貯蓄性だけを見て、外貨建て保険で教育資金の準備をしようとするのは止めておきましょう。
学資保険以外にも、低解約返戻金型終身保険やつみたてNISAなどを活用する方法もあるが、それぞれに教育資金の準備に特化はしていないため、こまめに資金管理が出来ないのであれば学資保険を活用する方が良いと言える。
学資保険メリット・デメリットのまとめ
学資保険のメリット・デメリットや注意点について解説をしてきました。
学資保険も、商品によって特徴が異なりますので、ご自身のニーズをしっかりと把握して保険選びをするようにしましょう。
終身保険や、つみたてNISAを利用した投資信託など、学資保険の代わりになる様な資産運用の方法もありますが、学資保険には学資保険の強みがあります。
学資保険では、子育てに忙しくても決まった年齢や時期が来れば学資金が受け取れる様になっていますので、終身保険や投資のようにこまめに資金管理をする必要が無いのは大きな魅力とも言えるでしょう。
また、学資保険は、加入年齢が限られている場合が多いですが、出生前から加入できる保険もありますので、出来るだけ早い段階から保険を比較検討しておくのも良いでしょう。
子供の教育費は意外とお金が掛かりますので、より有利に教育費を貯める方法を考えておきましょう。