医療保険へ加入しているけれども「保険料が重荷になった」または「新たな医療保険へ入り直したい」等という理由で、解約を希望する人がいることでしょう。
生命保険会社の医療保険は任意加入の仕組みである以上、中途解約するかどうかは契約者本人の自由です。
しかし安易な解約は思わぬ事態を引き起こす可能性があるため、慎重な判断が求められます。
そこでこの記事では、医療保険の解約のタイミング、解約返戻金の有無、解約する場合の注意点、おすすめの医療保険等について解説します。
医療保険の解約を考えている方は一緒に確認していきましょう。
- 医療保険を解約するタイミングはライフステージが変化したとき
- 医療保険に限らず主契約のみの解約は出来ない
- 医療保険を解約すると保険料負担から解放される
- 医療保険を解約して新たな医療保険へ加入する事で医療技術と医療保障を合わせることが出来る
- 医療保険を解約する際は、新たな保険の内容をしっかり比較する必要がある
- 医療保険の解約は新しい医療保険へ加入してから行うのが基本である
記事監修者紹介
松葉 直隆 / 保険のプロ
大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
目次
医療保険を解約するタイミングは?
こちらでは、医療保険を解約するベストなタイミングを解説します。
解約はいつでも自由
生命保険会社が販売している医療保険は任意保険です。
基本的に誰でも加入することとなる健康保険・国民健康保険のような公的医療保険と異なり、保険契約を継続するのも中途解約するのも自由です。
民間の医療保険を中途解約したところで、ペナルティはありませんし、実際のところ「保障内容が合わない」「保険料が負担だ」「別の医療保険の方が魅力」と、いろいろな理由で中途解約されています。
とはいえ中途解約すれば、新たな医療保険へ加入するまで、医療サポートは手薄となります。
解約するタイミングは慎重に考慮するべきです。
解約するベストなタイミング
タイミングはいろいろな視点から検討できます。
ライフステージの変化
解約するタイミングとしては、ご自身のライフステージの変化の際に考慮するべきです。
具体的に言えば、ご自身が結婚・出産・リタイアした場合などが挙げられます。
結婚・出産の場合に保険を見直すのは、ご家庭を持ち、配偶者・子供を支える必要が出てくるからです。
受け取れる給付金は使途が自由なので、ご自身が入院している間、妻子の生活費へ一部または全部を回しても構いません。
このように、生活保障として活用できる一面があります。
現在の保険内容でサポートが不十分と考えるなら、入院保障や手術保障の更なる充実のため、新たな医療保険へ入り直す必要があります。
逆にリタイアした場合、退職金や年金等で以後の生活を支えることになり、保険料を継続して負担しなければならないケース(終身払等で契約した場合)では、保険料が重荷になるかもしれません。
また、高齢となれば後期高齢者医療制度に移行し、公的サポートが一層手厚くなります。
もはや、民間の医療保険に頼る必要が無いと感じたら解約しても構いません。
年齢の変化
ご自身がまだ20代で病気というより、どちらかといえばケガが心配な場合は、契約内容としては入院給付金・手術給付金程度で十分なはずです。
しかし、40代・50代になっていくと「生活習慣病」のリスクが増していきます。
特に三大疾病と呼ばれる生活習慣病「がん・心疾患・脳血管疾患」を発症すれば、最悪の場合には死亡する事態となります。
そのため、より生活習慣病のサポートが厚い医療保険へ、新たに入り直す必要を感じることでしょう。
この場合は、生活習慣病のリスクが増す前(30代後半から40代)で、現在の医療保険を解約して、充実したサポートの受けられる保険商品へ加入した方が無難です。
医療保険の解約に関して決まったタイミングは無いが、ライフスタイルの変化や年齢の変化などによって、必要な保障やリスクが異なるため、ご自身の環境の変化によって保険の見直しをするのが無難と言える。
医療保険の解約返戻金とは
こちらでは、医療保険に解約返戻金はあるのか、便利なリターン制度を解説します。
医療保険に解約返戻金はあるのか?
生命保険会社の販売する医療保険は、解約返戻金制度があるもの・ないものが存在します。
定期タイプや終身払の医療保険は解約返戻金無し
少なくとも、個人向けの民間医療保険で定期タイプの商品には、解約返戻金制度が設けられていません。
一方、法人向けの定期医療保険のほとんどには解約返戻金制度が用意されています。
そのため、個人向けの定期医療保険は払い込む保険料が非常に安いのが特徴です。
また、終身医療保険でも保険料を終身払いとすることで、月々の保険料は比較的安くなります。
終身払いとは、契約者(被保険者)が亡くなるか、中途解約するまで一生涯払い続ける仕組みです。
こちらの場合も解約返戻金が用意されていません。
終身医療保険の短期払で契約した場合は解約返戻金あり
終身医療保険では、短期払(歳払済・年払済)という形で保険料を払い込む場合に解約返戻金が用意されています。
この歳払済とは、例えば60歳まで、65歳までというように一定の年齢となるまで払い続ける方法です。
一方の年払済は10年や20年というように払い続ける期間が決まっている払込方法です。
保険料を払い込んだ後、何らかの理由で保障継続をやめたい場合、中途解約することで解約返戻金が受け取れます。
ただし、払い込んだ保険料の満額が戻るわけではなく、その一部にとどまることになります。
ほとんどの生命保険会社では、「入院給付金日額×10倍」と設定しています。
便利なリターン制度
解約返戻金制度のない医療保険の中でもでも、数は少ないですが一定の条件または年齢に達すれば「健康祝金」「健康還付給付金」という形で、保険料が返還される保険商品もあります。
例えば、給付金を利用しないまま一定の期間が過ぎた、一定の年齢に達したというケースで、払い込んだ保険料の一部または全部)ただし、主契約分に限られる)を受け取れるのです。
ただし、所定の条件等に該当しなければリターンが受け取れなかったり、給付金を受け取った分を差し引かれ返還されたりする等、制約も存在します。
医療保険は、基本的に解約返戻金を設定している商品は無いと思っていた方が良い。
また、ここ数年で支払った保険料を返してくれる「リターン系」の医療保険も数が多くなってきている。
医療保険を解約する方法
こちらでは、解約の際の手続きについて解説します。
気軽に解約できる訳ではない
医療保険はインターネット申込の出来る商品が多くなりました。
申込手続き自体は割と簡単に、時間を選ばず可能です。
しかし、インターネット申込が出来る商品でも、同じくインターネットで解約手続きが可能な訳ではありません。
医療保険加入先の生命保険会社の指示に従い、手続きを進めることが必要です。
インターネットなどで簡単に解約の手続きが出来る訳ではない。
手続きの流れ
こちらでは解約手続きの手順を説明します。
- 事前の準備
- 生命保険会社への連絡
- 生命保険会社の案内
- 書類の提出
- 手続き完了
第1段階|事前の準備
手続きを行う医療保険契約の証券番号を「保険証券」等で確認します。
第2段階|生命保険会社へ連絡
契約者本人が生命保険会社の担当者または窓口(カスタマーセンター)へ連絡します。
その際には、対応した職員から証券番号を尋ねられることでしょう。
第3段階|生命保険会社の案内
解約手続きのため、提出する書類等が案内されます。
その際に担当者から、執拗に解約を思いとどまるよう説得されることは殆どありません。
第4段階|書類の提出
生命保険会社から解約手続きに必要な書類等が送付されたら、それらの書類等に必要事項を記入し返送します。
第5段階|手続き完了
解約手続き書類等を送後、しばらくしてから「支払明細書」を郵送されます。
その内容をよく確認しましょう。
解約の手続きは、契約者本人が保険会社へ連絡するのが基本である。
また、保険会社へ連絡をする際には解約する保険の証券番号が必要になるが、もしも証券が無い場合などは、その旨を保険会社へ伝えると、契約内容の照会をしてくれる。
医療保険を解約して良かったこと
こちらでは、医療保険を解約するメリットについて2点取り上げます。
現状に見合った医療サポートへ変更できた
現状に合わなくなった医療保険を解約し、ご自身のニーズにあった医療保険へ入り直すことで、医療サポートの更なる充実が図れます。
もちろん、医療保険を複数商品併用して、保障継続しても構いません。
しかし、毎月の保険料負担はその分重くなり、家計を圧迫するリスクもあるのです。
そのため、現在のご自身に見合った医療保険へ新しく加入して不要な医療保険を解約することで、保障の更なる充実や保険料のスリム化を図ることができます。
ただし、現在加入中の医療保険では保障の不足を感じているが、解約にも抵抗があるという人もいるはずです。
そんな場合は、ご自身の厚くしたい保障や新しく付帯したい保障が、特約の追加で足りるかどうかよく検討してみましょう。
特約の追加で足りると感じたら、無理に解約する必要はありません。
まずは契約中の保険内容に特約を追加できるか、保険担当者等へ確認してみましょう。
医療保険を解約して新たな保険に加入することで、現在の医療技術に保険の内容を合わせることが出来る。
保険料負担から解放される
前述したように、ご自身が高齢(75歳)となれば、後期高齢者医療制度が利用できます。
現在75歳以上の高齢者の自己負担割合は原則1割負担です。
公的な医療サポートが充実する中、保険料を払い続け民間医療保険を継続させる必要性が薄いと感じたら、解約した方が良いでしょう。
ただし、後期高齢者医療制度も通常の公的医療保険と同じく、保険診療の範囲しか給付対象となりません。
つまり、保険診療外の医療サービスである差額ベッド代等は残念ながら保障外です。
このように、保険診療以外の医療サービスを、今後もサポートしてもらいたいなら、やはり医療保険の契約は継続するべきでしょう。
いったん解約してしまうと、高齢者の医療保険の新加入は非常に難しくなります。
このようなリスクも十分考慮することが大切です。
高齢になると、医療費は原則1割負担になるため、民間の医療保険は必要性が低くなるが、差額ベッド代などを考慮するなら医療保険に加入し続けるという手もある。
また、高齢になると健康面や契約条件などで、新たな保険への加入は難しくなる。
医療保険を解約して後悔したこと
こちらでは、医療保険を解約するデメリットについて2点取り上げます。
希望した医療保険へ加入できなかった
医療保険を解約後、新たに医療保険へ加入する場合も健康告知が必要です。
一定の年齢になれば医師の診査が要請される保険商品もあります。
解約後に結構年齢が上がっている場合には、ご自身が全く自覚していない間に病気になっていたというケースもあります。
そして診査の際に、その事実が発覚して、お目当ての医療保険へ加入できなかったという事態も十分想定されます。
そのため、健康告知や診査に不安を感じているなら、まず現在の医療保険を解約する前に、健康診断を受けましょう。
その際に異常が発覚し治療の必要性があれば、現在加入中の医療保障を受けられます。
医療保険への加入には健康面の審査があるため、新しい医療保険に加入したくても健康面で加入を断られることもある。
解約した医療保険の方がお得だった
現状に合わないと解約した医療保険が、実はご自身にとって有利な保障内容だったというケースがあります。
例えば、ご自身が入院保障を厚くするため、長期入院保障が充実している医療保険へ入り直したとします。
おかげで入院が長引いても、入院給付金の支払限度額を超える心配はなくなりました。
その後、入院する事態となりましたが幸い4日で退院できる運びとなります。
そこで入院給付金を生命保険会社に請求するため、保障条件を改めて確認すると5日以上の入院からしか保障されないことに気付きました。
解約した医療保険は、日帰り入院でも10日分の入院給付一時金がもらえる内容だったので、これでは非常にもったいないです。
このように、保障が受け取れない事態を想定し、保険の入り直しを検討する場合は、必ず解約する医療保険の保障内容以上のサポートが期待できるか、新たに入り直す医療保険をよく比較してみましょう。
新たに入り直す医療保険の方で、現在加入中の医療保険より見劣りする部分はないか、事前にチェックしておくことが大切です。
現在加入している医療保険の内容と、新しく加入する医療保険の内容をしっかりと比較しなければ、思わぬ不利益を被ることがある。
医療保険の解約における注意点
こちらでは、解約の際の注意点について解説します。
- 主契約だけを解約はできない
- 解約した保険は同じ条件で再加入できない
- 解約による保障の空白期間が長引くことも
- 過去の請求忘れを確認する
主契約だけを解約はできない
医療保険の主契(基本保障)である、入院給付金や手術給付金だけを解約して、特約部分だけ契約の継続を望むことはできません。
特約は主契約に付随する保障なので、主契約を解約すれば自動的に特約も解約されてしまいます。
逆に不要だからと特約だけ解約することは可能です。
解約した保険は同じ条件で再加入できない
以前解約した医療保険へ、もう一度入り直すことは可能ですが、以前と同じ保険料額で契約を再開することはできません。
保険料は加入時の年齢で決まるので、加入できても保険料は高くなっているはずです。
保険料を抑えて加入したいならば、保障金額の設定を低くする、特約を付帯しない等と工夫が必要です。
また、加入時に年齢が上がっているので、以前より健康状態が悪くなっていることも考えられます。
その場合は加入を拒否されるケースがあるので注意しましょう。
解約による保障の空白期間が長引くことも
解約してから、ご自身に合った医療保険を探し始めると、どうしても保険の空白期間が長くなります。
この期間は公的医療保険しか適用されないので、サポートが手薄な状況となっています。
この期間に病気やケガで入院や手術をする事態も想定されます。
そのため、必ず解約前に新しく加入する医療保険候補を複数見つけておきましょう。
また、新たな医療保険へ加入した後に、不要となった医療保険を解約するのも無難な方法です。
双方の保険料を支払うことになりますが、その分、空白期間に万一の事態が起きるリスクを回避できます。
新しい医療保険への加入が出来ない場合もあるため、医療保険を解約するのは、新しい医療保険への加入が決まってからにするのが基本である。
過去の請求忘れを確認する
以前に給付金を請求する機会があったのに、すっかり忘れていたというケースも中にはあります。
概ね生命保険会社では、約款にて給付金の請求の期限を、請求権者が給付金を請求できる日から3年間と約款に明記されています。
なお、一部の約款では、給付金を請求できるようになった日の翌日から3年間と定めているところもあります。
つまり、3年前まで遡り請求が可能なのです。
この3年間で請求漏れがないかよく確認してから、解約手続きを行った方が無難です。
医療保険に限らず、主契約のみの解約は出来ない。
また、一度解約すると同じ条件で再加入することが基本的には出来ない。
医療保険を解約する際は、新しい医療保険への加入が決まってからにするのが基本である。
保険請求の時効は3年と決められている。
おすすめの医療保険5選
こちらでは、個性豊かな医療保険を5つ紹介します。
- シンプルで安い医療保険なら「アクサダイレクトの定期医療」
- 日帰り入院を充実させたいなら「医療保険 EVER Prime」
- がん治療の保障を充実させたいなら「新CURE[キュア]」
- 貯蓄型の医療保険に入りたいなら「総合医療保険」
- リターンで得をしたいなら「新メディフィット リターン」
シンプルで安い医療保険なら「アクサダイレクトの定期医療」
出典:https://www.axa-direct-life.co.jp/products/medical_term/index.html
アクサダイレクト生命が提供する定期医療保険です。
こちらの医療保険は、掛け捨て型なので解約しても保険料は戻りません。
アクサダイレクトの定期医療は、インターネット専用の医療保険なので、保険担当者との対面手続き無しでスムーズに加入できます。
保障内容はとてもシンプルでわかりやすく、保険料が安いので若い方々がはじめて加入する医療保険に最適です。
保障内容
基本保障は次の通りです。
保障 | 内容 |
---|---|
疾病・災害入院給付金
(1入院60日まで) ※通算支払限度1,095日 |
5,000円~15,000円 (1,000円単位)
※1日目から保障 |
手術給付金
(回数無制限) |
5万円~15万円
※入院給付金日額の10倍 |
特約は次の通りです。
保障 | 内容 |
---|---|
入院時一時金給付特約
(1年間に2回の入院まで) |
1回3万円 |
契約内容
契約内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険期間・保険料払込期間 | 10年 |
契約可能年齢 | 満20歳~満69歳 |
保険料払込方法 | 月払 |
保険料払込方法 | 口座振替またはクレジットカード払 |
保険料
入院給付金1日5,000円の場合、月払保険料は次の通りです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 670円 | 670円 |
30歳 | 840円 | 840円 |
40歳 | 960円 | 960円 |
50歳 | 1,480円 | 1,480円 |
日帰り入院を充実させたいなら「医療保険 EVER Prime」
出典:https://www.aflac.co.jp/iryo/everprime/
アフラックが提供する終身医療保険です。
こちらの医療保険は、保険料払込期間を歳払済・年払済(主契約のみ)にしている場合、解約時に一部の保険料が戻ります。(主契約のみ、入院給付金日額×10倍)
厚生労働省の調査によれば、4泊5日以内の入院が在院期間全体の34.2%を占めています。(出典:厚生労働省「平成26年患者調査」)
そこで、「医療保険EVER Prime」では、日帰り入院から手厚いサポートを行い、一律10日分の入院給付金が給付されます。
日帰り入院・短期入院にもしっかりサポートを受けたい方々に最適な医療保険です。
保障内容
基本保障は次の通りです。
保障 | 入院給付金日額10,000円コース | 入院給付金日額5,000円コース |
---|---|---|
入院給付金
(1入院60日・120日型) ※通算支払限度1,095日 |
10日以内:一時金10万円
11日~:1日につき10,000円 |
10日以内:一時金5万円
11日~:1日につき5,000円 |
手術給付金
(回数無制限) |
外来・入院:1回10万円
特定手術:1回40万円 |
外来・入院:1回5万円
特定手術:1回20万円 |
放射線治療給付金
(60日1回で回数無制限) |
1回10万円 | 1回5万円 |
特約には通院特約、三大疾病無制限入院特約、三大疾病一時金特約等があります。
契約内容
契約内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 60歳・65歳・2年・10年・終身 |
契約可能年齢 | 0歳~85歳 |
保険料払込方法 | 月払・半年払・年払・前納払 |
保険料払込方法 | 口座振替またはクレジットカード払 |
保険料
入院給付金日額5,000円(60日型)コースで終身払の場合、月払保険料は次の通りです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 1,200円~ | 1,315円~ |
30歳 | 1,500円~ | 1,570円~ |
40歳 | 1,985円~ | 1,815円~ |
50歳 | 3,025円~ | 2,600円~ |
がん治療の保障を充実させたいなら「新CURE[キュア]」
出典:https://www.orixlife.co.jp/medical/n_cure/
オリックス生命が提供する終身医療保険です。
こちらの医療保険は、保険料払込期間を歳払済・年払済にしている場合、解約時に一部の保険料が戻ります。(主契約のみ、入院給付金日額×10倍)
いろいろな生活習慣病、特にがん治療のサポートに手厚く、幅広い病気・ケガをカバーしつつも、がんへの充実したサポートを受けたい方々に最適な医療保険です。
保障内容
基本保障は次の通りです。
なお、生活習慣病に関する入院給付金は、支払限度日数が無制限となる「三大疾病無制限プラン」「七大疾病無制限プラン」が選べます。
保障 | 入院給付金日額10,000円コース | 入院給付金日額5,000円コース |
---|---|---|
入院給付金
(1入院60日・120日)) ※通算支払限度1,000日 |
1日につき10,000円 | 1日につき5,000円 |
手術給付金
(回数無制限) |
入院:1回20万円
外来:1回5万円 |
入院:1回10万円
外来:1回2.5万円 |
先進医療特約 | 給付金:通算2,000万円限度
一時金:給付金の10%相当額 |
給付金:通算2,000万円限度
一時金:給付金の10%相当額 |
がんに関する特約は次の通りです。
保障 | 入院給付金日額10,000円コース | 入院給付金日額5,000円コース |
---|---|---|
がん一時金特約
(1年に1回限度) |
1回につき10万円~200万円 | 1回につき10万円~100万円 |
がん通院特約 | 1回につき3,000円~10,000円 | 1回につき3,000円~5,000円 |
他に重度三大疾病一時金特約等があります。
契約内容
契約内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 55歳・60歳・65歳・70歳・10年・終身 |
契約可能年齢 | 0歳~80歳 |
保険料払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料払込方法 | 口座振替またはクレジットカード払 |
保険料
三大疾病無制限プランを選び、入院給付金日額5,000円(60日型)コースで終身払の場合、月払保険料は次の通りです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 1,152円~ | 1,385円~ |
30歳 | 1,531円~ | 1,683円~ |
40歳 | 2,166円~ | 2,000円~ |
50歳 | 3,165円~ | 2,697円~ |
貯蓄型の医療保険に入りたいなら「総合医療保険」
出典:https://www.sonylife.co.jp/examine/lineup/list/pdf/OA12.pdf
ソニー生命が提供する終身医療保険です。
貯蓄型保険であり解約返戻金が受け取れます。(入院給付金日額×10倍の制限無し)
ただし、特約の場合は保険期間を通して解約返戻金がありません。
普段は病気・ケガの入院や手術に備えつつも、いざという時に中途解約して、まとまったお金を得たいという方々に最適です。
保障内容
基本保障は次の通りです。
保障 | 内容 |
---|---|
疾病・災害入院給付金
(1入院60・120・360・730日型) ※通算支払限度1,000日 |
3,000円~20,000円
※5日以上の入院から保障 |
手術給付金 | 3万円~80万円
※入院給付金日額×10・20・40倍 |
死亡給付金 | 30万円~200万円
※入院給付金日額×100倍 ※解約返戻金額が死亡給付金額を上回れば解約返戻金受取 |
特約には先進医療特約、入院初期給付特約、抗がん剤治療特約等があります。
契約内容
契約内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 要問合せ |
契約可能年齢 | 3歳~85歳 |
保険料払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料払込方法 | 口座振替 |
解約返戻金額等
こちらでは事例を挙げて、解約返戻金額や死亡給付金額をシミュレーションしてみます。
- 1入院:120日型
- 入院給付金日額:5,000円
- 保険料払込期間:60歳まで
- 月払保険料:5,610円
経過年数(年齢) | 払込保険料累計 | 解約返戻金額 | 死亡給付金額 |
---|---|---|---|
5年(40歳) | 336,600円 | 169,480円 | 500,000円 |
15年(50歳) | 1,009,800円 | 736,605円 | 736,605円 |
25年(60歳) | 1,653,000円 | 1,288,940円 | 1,288,940円 |
35年(70歳) | 1,653,000円 | 1,282,860円 | 1,282,860円 |
リターンで得をしたいなら「新メディフィット リターン」
出典:https://www.medicarelife.com/products/shop/medifit_nrt/pdf/shop_medifitnrt_pamph.pdf
メディケア生命が提供する終身医療保険です。
こちらの医療保険は終身払のみなので解約しても保険料は戻りません。
「新メディフィット リターン」には解約返戻金制度はないですが、所定の年齢になれば、主契約部分の100%または105%がリターンされる仕組みとなっています。
ただし、リターン前に給付金を受け取れば、その分だけ差し引かれます。
つまり、リターンされるまで健康でこの医療保険を利用しなければ、主契約部分の保険料全額または保険料全額+5%が戻ります。
医療保険へ加入しても油断しないよう、健康維持に気を付け、その見返りを受けたい方々に最適な商品です。
保障内容
基本保障は次の通りです。
なお、特定3疾病で入院した場合は支払限度無制限です。
保障 | 日額10,000円プラン | 日額5,000円プラン |
---|---|---|
入院給付金
(1入院60日型) ※通算支払限度1,095日 |
1日につき10,000円 | 1日につき5,000円 |
手術給付金 | 入院:1回10・20・50万円
外来:1回5万円 |
入院:1回5・10・25万円
外来:1回2.5万円 |
放射線治療給付金 | 1回20万円 | 1回10万円 |
骨髄移植給付金 | 1回50万円 | 1回25万円 |
骨髄ドナー給付金 | 1回10万円 | 1回5万円 |
特約には入院一時給付特約、通院治療特約等があります。
契約内容
契約内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険期間・保険料払込期間 | 終身 |
契約可能年齢 | 0歳~55歳
※健康還付給付割合105%の場合:0歳~50歳 |
保険料払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料払込方法 | 口座振替またはクレジットカード払 |
保険料
入院給付金日額5,000円の場合、月払保険料は次の通りです。
(1)健康還付給付割合:105%
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 2,625円~ | 2,670円~ |
30歳 | 3,430円~ | 3,235円~ |
40歳 | 4,635円~ | 3,720円~ |
50歳 | 6,685円~ | 5,080円~ |
(2)健康還付給付割合:100%
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 2,345円~ | 2,410円~ |
30歳 | 3,085円~ | 2,945円~ |
40歳 | 4,145円~ | 3,375円~ |
50歳 | 5,820円~ | 4,445円~ |
健康還付給付割合
リターンが受け取れる年齢は、契約年齢によって異なります。
年齢/健康還付給付割合 | 105% | 100% |
---|---|---|
0~35歳 | 65・70歳いずれか | 60・65・70歳いずれか |
36~40歳 | 70歳 | 65・70歳いずれか |
41~45歳 | 75歳 | 70歳 |
46~50歳 | 80歳 | 75歳 |
51~55歳 | – | 80歳 |
健康還付給付金受取例
こちらでは事例を挙げて、どの位の健康還付給付金が戻って来るかシミュレーションしてみます。
- 契約年齢:30歳男性
- 1入院:60日型
- 入院給付金日額:5,000円
- 健康還付給付金支払年齢:65歳
- 月払保険料:3,430円
主契約分の既払込保険料相当額は
3,430円×12ヶ月×35年=1,440,600円
契約割合が105%なので
1,440,600円×105%=1,512,630円
65歳時に150万円を超える健康還付給付金が受け取れます。
保険代理店を味方につければ保険選びは簡単になる!
保険は特徴が様々なことや条件によって返戻率が大きく異なることから、一人一人適切な保険が異なります。
必要な時に必要な金額を用意するためにも、ファイナンシャルプランナーと相談して適切な保険を見つけるのがおすすめです。
保険代理店を使うことで中立な立場からアドバイスもらうことができます!
なぜ保険代理店を使ったほうがいいの?
保険に入りたいなら直接保険会社に行けばいいのに、なぜ保険代理店が存在し、利用する人が増えているのでしょうか。
- FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
- 二重に保障されている部分などを見つけてもらえる
- 何度でも無料で相談可能
FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
生命保険だけでも全国に約40社の保険会社があり、それぞれの会社に10~50個の保険商品を扱っているため、最大2,000個の保険商品の中から自分に合った保険を選ぶことになります。
保険を見比べるために保険会社に足を運んでも、勿論その保険会社は他社の保険のことは紹介してくれません。
気になる会社に1社ずつ足を運ぶ手間を省いてくれるのが保険代理店なのです。
さらに、保険代理店ではFP(ファイナンシャルプランナー)が直接相談に乗ってくれるため、複数の保険の比較に加えて家計に関するアドバイスまでもらうことが出来ます!
一人一人に適した保険アドバイスがもらえる
膨大な数ある保険商品に複数加入する場合、二重の保障がされている、保障が抜けてしまっているなどの事態が発生していることがあります。
これらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
何度でも無料で相談可能
前述のような、保険の見直しに対して手厚いサポートをしてくれる保険代理店ですが、なんといくら相談しても無料なのです!
「新しい保険に入ることを考えている」「ライフステージが変わったため、保険を見直したい」などとお考えの方は、ぜひ気軽に一度保険代理店を利用してみることをおすすめします。
おすすめ保険相談サービス
保険相談検討者
保険相談窓口がどういったサービスなのか詳しく見ていきましょう。
松葉 直隆
保険相談サービスは以下の項目に当てはまる方々にぴったり寄り添ってくれます。
- 仕事などの都合で店舗の営業時間に間に合わない
- 妊娠中や小さな子供が居て遠出が難しい
- 直近にならないと予定がわからない
- 近くに店舗型の相談所がない
- 調べるのが面倒
保険相談検討者
松葉 直隆
平均業界歴11.8年のFP |
|
相談員全員がFP資格取得者 |
厳選した2500人以上のFP |
それでは、ランキング形式でおすすめの代理店をご紹介いたしましょう。
おすすめ相談窓口1位 保険見直しラボ
保険相談の中でも、利用者の口コミが良いのが保険見直しラボです。
- 取扱保険会社約34社と保険を比較するには十分な量
- 経験歴の長いベテラン相談員が多数在籍しているので、保険のトレンドや保険料を抑えるノウハウを知っている
- 相談員全員がすべての保険を取り扱える(これが意外と珍しいんです…!)
保険見直しラボは、全国に約70拠点展開している国内最大級の訪問型保険代理店。
平均業界歴12年以上のベテランファイナンシャルプランナーが来てくれます!
取扱保険会社数は34社と、保険を広く比較するには十分の量です。
他社にはない保険見直しラボの特徴は、会社として強引な保険勧誘をしないと宣言をしていること。
相談だけしたいのに保険加入を勧められそうで怖いという方こそ利用してみてください。
保険代理店では定番のプレゼントキャンペーンですが、保険見直しラボでは以下のプレゼントがもらえます。
【保険見直しラボの無料相談の流れ】
保険見直しラボは、自宅、勤務先など都合の良い場所まで相談員が来てくれます。
保険の見直しに関するアドバイスはもちろん、加入を検討している保険の診断もしてくれます。
保険に関する知識がない方でも、保険の基礎からしっかり話してくれるので安心です。
一人一人の希望やライフプランに合わせて複数社の保険商品の中から、比較検討して最適な保険の提案をしてもらえます。
保険見直しラボ 利用者の口コミ
以前、保険ショップで相談しましたが、提案内容に納得がいかず、ネットで他の保険相談ができるサービスを探しました。
色々な比較サイトを見てみましたが、業界歴の平均がここまで長いところはなく、ベテランに相談したいと思い、申込みすることに決めました。
結果は保障もしっかりしている上に保険料も安く大満足でした。
ご紹介された方は、以前外資系金融機関出身で、保険の知識はもちろんですが、保険以外の知識も豊富な方で今回の保険見直しだけではなく、今後ともお付き合いしたいと思っております。
出典:保険見直しラボ
おすすめ相談窓口2位 ほけんのぜんぶ
ほけんのぜんぶは、東京、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、京都、奈良、札幌、愛媛、岡山、仙台、静岡、沖縄に拠点があり、全国どこでもFPの派遣が可能な保険代理店です。
- 全国どこでも足を運んでくれる(離島を除く)
- 34社の保険会社の商品を扱い、商品を一気に比較できる
- FPの資格取得率が100%
ほけんのぜんぶの最大の特徴として、在籍している相談員のほぼ100%が国家資格であるFPの資格を所持しているという点です。
ほけんのぜんぶは比較的新しいサービスなので、口コミや実績は保険見直しラボには及びませんが、お金に関する相談には定評があります。
ほけんのぜんぶでは以下のプレゼントがもらえます。
ほけんのぜんぶ 利用者の口コミ
よく分からなかった保険のしくみや内容が納得のいくものに
皆入っているからと、何となく加入した保険でしたが、毎月結構な額を払っていることに気付き本当に必要なのか、また、自分の加入している保険のことがいまいちよく分からないと思っていました。
そんな時にネットでほけんのぜんぶのサイトを見つけて相談してみようと利用しました。
実際に相談した方は、物腰が柔らかく、FPの方も経験豊富な感じで、分からないことにも丁寧に説明していただき、やっと保険のことが理解した気持ちになりました。
結果、今後のことを考えて別の保険の方がいいかもと思い、紹介していただいたプランに加入しました。大満足です。
もっと早く知っていたら良かったと思います。
おすすめ相談窓口3位 保険相談ニアエル
保険相談ニアエルは保険代理店ではなく、保険代理店と保険の相談をしたいお客様をつなげるサービス(ポータルサイト)を提供している会社です。
- 当日の保険相談にも対応
- コロナの影響でWEBオンライン相談が可能に
- 店舗ごとの評判や口コミを見ることができる
保険相談ニアエルの特徴は以上の3つ。
まず、当日の保険相談が対応しているところです。
そのため、忙しい方でも予定が急に空いたときなどに予約できるため、融通が利きますね。
WEB上でいくつかの個人情報を入力するだけで予約が可能です。
また、他の利用者のクチコミを確認できる相談窓口もそう多くないでしょう。
店舗ごとの評判を確認でき、接客態度はどうだったのかやお客様の声についても見ることができます。
このように保険で迷われた場合は、保険相談サービスの利用が便利です。
松葉 直隆
医療保険の解約まとめ
民間の医療保険の解約は任意加入である以上、中途解約するのは自由です。
歳払済・年払済で払い込んでいたなら、払い込んだ保険料の一部が戻るはずです。
しかし、解約以後のサポートは一時的に公的医療保険のみとなることもあるでしょう。
また、健康告知等が原因で新たに加入することができないケースもあります。
民間の医療保険の解約は慎重に検討するべきです。