- リスクを抑えるために小額から株式投資をしたい
- ミニ株の投資方法について知りたい
株式投資と聞くと、数十万円以上のまとまった資金がないと始められないというイメージがあるかもしれません。
また、主婦や学生の方などは、少ない金額でお金を増やしたいと考えている方が多いのではないでしょうか。
その様な方々におすすめしたいのが、1株単位や10株単位から株を購入できる投資方法である「単元未満株」や「ミニ株」です。
この記事では、ミニ株や単元未満株の基本からメリット・デメリット、初心者におすすめのネット証券会社まで解説していきます。
- 小額なので、分散投資がしやすくリスクが抑えられる
- 配当金は受け取れるが株主優待は会社で異なる
- 手数料が少し高い場合がある
- 売買時間があらかじめ決められている
- 課税方法は普通の株式投資と同じ
目次
ミニ株の基本と単元未満株との違い
ミニ株とはどういった投資方法なのでしょうか?まずは、ミニ株の基本について解説をします。
- ミニ株とは?
- ミニ株の特徴
- ミニ株と単元未満株の違い
ミニ株とは?
ミニ株とは、単元数以下で購入出来る投資方法の総称となります。
単元とは、銘柄ごとの取引可能な株数の単位のことで、良くある単元は100株単位や1,000株単位です。
通常の株取引では単元株数の単位でしか株は購入できません。
しかし、ミニ株では、この単元数よりも少ない単位で株を購入することが出来るのです。
また、「単元未満株」や「いちかぶ」と言うのも、ミニ株と呼ばれることもありますが、厳密に言うと少し違いがあります。
必要金額の差はこのようになっています。
現在では、ミニ株取引が出来る証券会社が増えてきています。
ミニ株の特徴
ミニ株は全ての証券会社で取引が出来る訳ではありません。
また、証券会社によっても呼称が異なります。
- 楽天証券:かぶミニ
- SBI証券:S株
- マネックス証券:ワン株
また証券会社だけでなく、企業の中でも下記の理由でミニ株の売買に対応していない場合があります。
- 単元制度を利用していない
- 証券保管振替制度に同意していない
そして、ミニ株の売買は通常の株取引と異なっており、注文をしてもすぐには約定しないことが多いです。
証券会社ごとに決まった時間で約定するため、注文して翌日に約定することもあります。
ミニ株と単元未満株の違い
ミニ株と単元未満株では、購入出来る単元数に違いがあるケースが多いです。
ミニ株の購入単元は10株単位としているケースが多く、単元未満株の購入単元は1株単位としているケースが多いです。
購入する事が出来る株式の単位が、ミニ株と単元未満株では異なるケースがあると言う事を知っておきましょう。
より少額から投資を始めたいという方は、単元未満株を選ぶと良いと言えるでしょう。
また、少しでも配当金や利益を上げたいという考えの方は、ミニ株で10株単位などで株式を保有するのが良いでしょう。
ミニ株や単元未満株のメリット
ミニ株や単元未満株にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、ミニ株や単元未満株のメリットを解説します。
- 少額投資で初心者でも始めやすい
- 幅広く分散投資できる
- 配当金はきちんと受け取れる
少額投資で初心者でも始めやすい
ミニ株や単元未満株なら、1万円未満から株式投資に取り組むことが出来るので、投資初心者や資金の少ない投資家にもおすすめの投資方法となります。
これまで高額で手が出なかった有名企業の株でも購入することができます。
そしてミニ株を使うと、株式投資に慣れていない人でも、少ないリスクで徐々に慣れていくことができます。
ミニ株で株式取引に慣れて継続的に利益が出せるようになって、まとまった資金ができたら通常の株取引を始めるのがおすすめです。
幅広く分散投資ができる
分散投資とは1つの銘柄だけに投資を集中させるのではなく、いくつもの銘柄に投資する資金を分ける方法です。
- 投資する業種や地域を分けてリスクを低減できる
- 売買タイミングを短期的に見極める必要がない
- 複数の銘柄の管理をするのが面倒
- 短期間に大きなリターンを得ることが難しい
ミニ株や単元未満株で取引をすると、分散投資をしたいときに必要な資金も通常の取引より少なくて済みます。
例えば、1株14,000円での投資では必要金額にこのような差が生まれます。
さらに毎月1株ずつ購入していけば、時間の分散効果によって一度にまとめて購入するよりも、価格変動によるリスクを平準化することができます。
配当金はきちんと受け取れる
ミニ株や単元未満株でも、保有する株数に応じて配当金はきちんと受け取れます。
ただし、利益があっても配当金を支払わない会社や利益が無くても支払われる会社も存在します。
配当金を受け取れるタイミングは多くの企業で、年1回の本決算または中間決算の後で、株主のもとに「配当金支払い通知書」が届きます。
ただしミニ株の場合は、株式の名義人は取扱証券会社の株式ミニ投資口名義となっているため、株主総会で議決権を行使することは出来ません。
ミニ株や単元未満株のデメリット
ミニ株にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、ミニ株や単元未満株のデメリットについて解説します。
- 売買の時間を細かく決められない
- 手数料は少し割高になる
- 株主優待は通常受けられない
売買の時間を細かく決められない
ミニ株や単元未満株は、基本的に証券取引所が開いている、平日9時から15時の間のリアルタイムで取引をすることができません。
注文の入力を入れるのは24時間可能ですが約定されるのは1日3回だけです。
いつ取引されるかというと、基本的に証券取引所が開く午前9時と、昼の休場が終わった午後0時30分、そして証券取引所が閉まる午後3時です。
そのためデイトレーダーのように発注板から判断して売買することはできません。
リアルタイムの株価で取引することができないことは、ミニ株や単元未満株の大きなデメリットでしょう。
楽天証券など、一部証券会社ではリアルタイムで取引できるのでおすすめです!
手数料は少し割高になる
取引手数料は各証券会社によって異なりますが、通常の単元株取引と比べると相対的に手数料が高いです。
取引金額ごとの手数料の比率が高く、手数料が割高だと感じることが多いかもしれません。
楽天証券 | SBI証券 | auカブコム証券 | マネックス証券 | |
買付手数料 | 無料 | 無料 | 0.55% 最低手数料55円 | 無料 |
売却手数料 | 11円/回 | 0.55% 最低手数料55円 | 0.55% 最低手数料55円 | 0.55% 最低手数料52円 |
往復コスト (5000円時) | 33円 | 55円 | 110円 | 52円 |
リアルタイム取引 | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
上記の表は、ミニ株を取り扱っている証券会社の手数料一覧です。
手数料を抑えたい方は、楽天証券の利用がおすすめです!
株主優待は通常受けられない
単元株取引でも配当金の受け取りは株数に応じて、可能だと説明をしました。
しかし、自社製品や自社がスポンサーになっているサービスの割引券などを株主に還元する「株主優待」は、ミニ株や単元未満株などの場合は、受けられないことが多いです。
ただし、一部例外もあります。
例えば以下の銘柄では1株単位から、株主優待を実施しています。
銘柄 | 株主優待の内容 | 1株あたりの金額 |
---|---|---|
ジャパンベストレスキューシステム(2453) | キッザニア優待券 | 990円 |
ニップン(2001) | 自社商品の詰め合わせ | 1611円 |
パソナグループ(2168) | 自社レストランで利用できる優待食事割引券 | 3580円 |
いちご(2337) | Jリーグの観戦チケット(抽選への複数回応募権利) | 293円 |
フォスター電機(6794) | FOSTEX ONLINE SHOPの30%購入割引3回分 | 748円 |
ニッケ(3201) | 株主優待カタログでの特別価格販売 | 899円 |
上新電機(8173) | 買物優待券200円相当25枚 | 2099円 |
京セラ(6971) | 優待カタログの通信販売 | 6973円 |
株数に応じて通常の株主と、内容が異なる場合もあるので、株主優待目当てで株を購入する場合は、事前に良く確認をしてから購入しましょう。
ミニ株や単元未満株の売買におすすめの証券会社
ここからは、実際にミニ株や単元未満株を取り扱っている、おすすめの証券会社を紹介します。
- 楽天証券
- SBI証券
- auカブコム
- マネックス証券
- 岡三オンライン
1位:楽天証券(株ミニ)
- 2023年よりミニ株取引を開始
- ミニ株の取引手数料が業界最安値!
- 通常取引と同じ時間でリアルタイム取引が可能
- NISA口座でもミニ株を買える
楽天証券は、ミニ株を買うならおすすめNo.1 の人気ネット証券です。
楽天証券で取り扱っているミニ株は「株ミニ」と呼ばれています。
NISA口座でもミニ株を購入でき、スマホアプリ・Web版どちらもミニ取引に対応しているので購入しやすいです。
また、ミニ株取引でもリアルタイム取引が可能なのでチャンスを逃しません。
手数料も業界最安値なので、楽天経済圏のサービスを利用したことがない方もミニ株を機に楽天証券に登録してみてはいかがでしょうか。
2位:SBI証券(S株)
- 1株数百円から投資が可能
- 約定可能な時間は1日3回(前場始値、後場始値)
- 注文の入力は24時間可能
- 日中の取引コストはやや割高
SBI証券は、ネット型証券会社で口座開設数がNo.1の総合型証券会社です。
SBI証券会社が取り扱っているミニ株取引は「S株」と呼ばれています。
ちなみにSBI証券のミニ株は、グループ企業のSBIネオモバイル証券でも同様のS株を取り扱っています。
SBIネオモバイル証券では、手数料が月額制になっているため、ユーザーの利便性によって使い分けできるようになっています。
SBI証券の「S株」では、東京証券取引所に上場している銘柄は全て取引が可能となっています。
また、取引時間は24時間となっていますが、約定タイミングは1日3回となっている事には注意が必要となります。
取扱銘柄 | 東京証券取引所などに上場する全ての銘柄 |
---|---|
手数料 | 買付手数料:0円
売却手数料:0.55%(最低手数料55円) |
取引時間 | 東証上場銘柄の場合
当日前場始値:0:00~7:00 当日後場始値:7:00~10:30 当日後場引け(終値):10:30~13:30 翌営業日前場始値:13:30~24:00 取引証券所(名古屋・福岡・札幌)により約定時間が異なる。 |
取引手数料 | 【現物取引・1約定制】 ・〜5万円:55円 ・〜10万円:99円 ・〜20万円:115円 ・〜50万円:275円 ・〜100万円:535円 ・〜150万円:640円 ・〜3000万円:1013円 |
---|---|
【現物取引・1日定額制】 ・〜100万円:0円 ・〜200万円:1278円 ※200万円以降は、100万円増加ごとに440円ずつ増加 |
|
NISA | ◯ |
つみたてNISA | ◯ |
iDeCo | ◯ |
米国株 | ◯(約4,000銘柄) |
中国株 | ◯(約1,400銘柄) |
IPO実績 | 122社(2021年) |
取引ツール(PC) | ・HYPER SBI ・CFD(クリック株365)取引サイト |
スマホアプリ | ・SBI証券 株アプリ ・SBI証券 米国株アプリ ・かんたん積立アプリ ・HYPER FXアプリ ・HYPER 先物・オプションアプリ ・取引所CFD アプリ |
3位:auカブコム証券(プチ株)
- 1株数百円から投資が可能
- Pontaポイントを購入につかえる
- 保有証券などを担保にして証拠金の代用証券として活用が可能
- NISA口座での取引も可能
- 取引手数料は約定代金の0.55%
- 注文は24時間可能で、約定価格は注文した時間帯により決定する
auカブコム証券は2019年12月にカブドットコム証券から、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」と「KDDI」のネット証券として誕生しました。
大手ネット証券の中で、手数料の無料化や改定に取り組んでいます。
例えば、「25歳以下の手数料が無料」「シニア割」「女性割」などの割引サービスがあり、他社に比べて特徴のある証券会社です。
そんなauカブコム証券のミニ株は「プチ株」と呼ばれています。
プチ株の制度の中で特徴的な物に、「プレミアム積立プチ株」というサービスがあります。
毎月の積立を自分で金額を設定できて(毎月500円以上1円単位)、その範囲内でプチ株を買付できます。
買付手数料は無料です。
購入代金は、当社証券口座からの自動引落にするか、銀行預貯金口座からの自動引落(口座振替)で決済できます。
プチ株では、Pontaポイントを利用したポイント投資も可能となっていることから、ポイントを利用して気軽に投資デビューすることも出来ます。
また、NISA口座も利用できることから、非課税枠もしっかりと活用することが出来ます。
取扱銘柄 | 東京証券取引所などに上場する全ての銘柄 |
---|---|
手数料 | プレミアム積立(プチ株)手数料:0円
プチ株取引手数料:約定代金の0.55%(最低手数料52円) |
取引時間 | 24時間 |
取引手数料 | 【現物取引・1約定制】 ・〜10万円:99円 ・〜20万円:198円 ・〜50万円:275円 ・50万円〜:約定金×0.099%+99円(上限4059円) |
---|---|
NISA | ◯ |
つみたてNISA | ◯ |
iDeCo | ◯ |
米国株 | × |
中国株 | × |
IPO実績 | 42社(2021年) |
取引ツール(PC) | ・kabuステーション ・カブナビ ・カブボード ・カブボードフラッシュ ・EVER チャート ・kabuスコープ ・kabuカルテ ・残高照会フラッシュ ・保証金シュミレーター ・先物・オプションボード ・先物・オプションボードフラッシュ ・証拠金シュミレーター ・AIデリバティブ ・auカブコム FXナビ ・シストレFXナビゲーター ・auカブコム FX全自動取引「シグナルチャート」 ・債券シュミレーター ・365CFDシンプルチャート |
スマホアプリ | ・kabu.com for iPhone/Android/au ・kabu STATION ・IPO Lab ・PICK UP! 株チャート ・PICK UP! 株テーマ ・PICK UP! 株主優待 ・auカブコム FX ・kabu smart |
4位:マネックス証券(ワン株)
- 取引時間は11:30~17:00までの間を除いて24時間対応
- 主要ネット証券で初めて買付手数料が無料
- 売却定数量は約定代金の0.55%
- NISAとジュニアNISAにも対応していて買付手数料は無料
- 単元未満の株でも貸し株サービスが利用できる
マネックス証券のミニ株取引は「ワン株」といいます。
1株から取引が出来て、有名企業への投資が約1万円から可能な他、ワン株だけの特徴もあるので気になる方は公式サイトをチェックしてみましょう。
また、スマホアプリの「ferci(フェルシー)」を利用する事で簡単に取引注文が出来る仕組みとなっている事や、NISA・ジュニアNISAにも対応しています。
しかし、マネックス証券の「ワン株」では、上場している株式銘柄の多くを取引することが出来ますが、外国株や上場投信などの株式銘柄以外の取り扱いをしていません。
取扱銘柄 | 東京証券取引所などに上場する株式銘柄
株式以外(ETFやREIT)・外国株や売買単位が1株の銘柄などは取り扱いをしていません。 |
---|---|
手数料 | 買付手数料:0円
売却時:約定代金の0.55%(最低手数料52円) |
取引時間 | 当日分は11:30まで
11:30~17時頃の間は注文を受け付けていない 17時以降の注文は翌営業日分 |
取引手数料 | 【現物取引・1約定制】 ・5万円〜10万円:99円 ・〜20万円:115円 ・〜50万円:275円 ・〜100万円:535円 ・〜150万円:640円 |
---|---|
【現物取引・1日定額制】 ・〜100万円:550円 ・〜300万円:2750円 ・〜600万円:5500円 ※以降、300万円増加するごとに、2750円ずつ増加。 |
|
NISA | ◯ |
つみたてNISA | ◯ |
iDeCo | ◯ |
米国株 | ◯(4,000銘柄以上) |
中国株 | ◯(2,300銘柄以上) |
IPO実績 | 65社(2021年) |
取引ツール(PC) | ・マネックストレーダー ・MonexTraderFX ・銘柄スカウター ・マルチボード500 ・フル板情報ツール ・チャートフォリオ ・マーケットボード ・マーケットライダープレミアム ・マーケットライダー ・MONEX VISION |
スマホアプリ | ・マネックストレーダー株式 スマートフォン ・マネックストレーダー株式 タブレット ・トレードステーション米国株 スマートフォン ・MonexTraderFX スマートフォン ・マネックストレーダー先物 スマートフォン |
5位:岡三オンライン証券
- 25歳以下は国内株式手数料が実質無料
- IPOの事前入金が不要
- ミニ株はNISA口座で取引できる
- 25歳以下は国内株式手数料が実質無料
- IPOの事前入金が不要
- ミニ株はNISA口座で取引できる
岡三オンライン証券でもミニ株(単元未満株)の取扱いがあります。
ミニ株の手数料は通常の手数料と異なり、少し高めになりますが、NISA口座で取引できる点がメリットです。
取扱銘柄 | 東京証券取引所などに上場する銘柄およびETF |
---|---|
手数料
(インターネットの場合) |
~2万円:200円(税込220円)
~3万円:300円(税込330円) ~10万円:600円(税込660円) 以降10万円増加毎に:600円(税込660円)ずつ増加 |
手数料
(コールセンターの場合) |
~50万円:5,000(税込5,500円)
以降50万円増加毎に:5,000(税込5,500円)ずつ増加 |
取引時間 | 当日後場寄値:0:00~10:30
翌営業日前場寄値:16:15~21:00 翌営業日後場寄値:21:00~0:00 |
取引手数料 | 【現物取引・1約定制】 ・〜10万円:108円 ・〜20万円:220円 ・〜50万円:385円 ・〜100万円:660円 ・〜150万円:1100円 ・〜300万円:1650円 ・以降100万円増加ごとに330円ずつ増加(※3300円を上限) |
---|---|
【現物取引・1日定額制】 ・〜100万円:0円 ・〜200万円:1430円 ※200万円以降は、100万円増加ごとに550円ずつ増加 |
|
NISA | ◯ |
つみたてNISA | × |
iDeCo | ◯ |
米国株 | × |
中国株 | × |
IPO実績 | 47社(2021年) |
取引ツール(PC) | ・岡三ネットトレーダーシリーズ ・岡三ネットトレーダーWEB2 ・岡三かんたん発注 ・岡三RSS ・岡三ネットトレーダーライトF ・岡三オンラインFX WEB版 ・ネットトレーダー365FX ・RSS 365FX ・e-profit FX ・岡三アクティブFX インストール版 ・岡三アクティブFX WEB版 ・岡三オンライン株365 WEB版 ・ネットトレーダー株365 ・RSS 365CFD ・e-profit 株365 |
スマホアプリ | ・岡三カブスマホ ・岡三ネットトレーダースマホ ・岡三ネットトレーダースマホF ・岡三オンラインFXスマートフォンアプリ ・岡三アクティブFXスマートフォンアプリ ・岡三オンライン株365スマートフォンアプリ |
証券会社のミニ株や単元未満株の売買手数料を徹底比較
ここでは、証券会社のミニ株売買手数料を比較して紹介します。
各証券会社のミニ株手数料に関する概要は次の通りです。
証券会社 | 5000円 | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 5万円 | 10万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
LINE証券 (スプレッド) | 10〜 50円 | 20〜 100円 | 40〜 200円 | 60〜 300円 | 100〜 500円 | 200〜 1000円 |
SBI証券 (売却手数料) | 55円 | 55円 | 110円 | 165円 | 275円 | 550円 |
auカブコム証券 | 52円 | 55円 | 110円 | 165円 | 275円 | 550円 |
マネックス証券 (売却手数料) | 52円 | 55円 | 110円 | 165円 | 275円 | 550円 |
岡三オンライン証券 | 220円 | 220円 | 220円 | 330円 | 660円 | 660円 |
SBIネオモバイル証券 | 月間約定合計額〜50万円:220円、〜300万円:1100円 | |||||
日興フロッギー (売却手数料) | 25円 | 50円 | 100円 | 150円 | 250円 | 500円 |
- LINE証券
売買手数料は無料。銘柄、時間帯によってスプレッドが0.2%〜1.0%の間で変動。 - SBI証券
買付手数料は実質無料(翌月末にキャッシュバック)。売却手数料は約定代金×0.55%。 - auカブコム証券
約定代金×0.55%。ミニ株を積立で買付する場合、買付手数料は無料。 - マネックス証券
買付手数料は無料。売却手数料は約定代金×0.55%。 - 岡三オンライン証券
約定代金:〜2万円/220円、〜3万円/330円、〜10万円/660円。以降10万円増加ごとに660円ずつ増加。 - SBIネオモバイル証券
月額制。約定代金合計額が〜50万円で220円、〜300万円で1100円。 - 日興フロッギー
注文金額100万円以下:買0%、売0.5%|100万円以上:買1.0%、売1.0%
ミニ株や単元未満株のおすすめ銘柄5選【2023年最新】
ここでは、配当金やキャピタルゲインが期待できる、ミニ株や単元未満株のおすすめ銘柄を5つ紹介します。
ロート製薬(4527)
ロート製薬は、目薬や医薬品の販売を中心とした企業で、日本だけでなく世界110ヶ国以上に事業を広げています。
17期連続の増配銘柄であり、18期に関しても増配予定なので、将来性も高いと見込まれます。
サンドラッグ(9989)
サンドラッグは日本の44都道府県に展開するドラッグストアです。
ディスカウント事業の拡大や1000億円規模のM&Aを視野に入れており、それらが実現に向かえば、高確率で増配や株価の回復が見られるでしょう。
住友電気工業(5802)
住友電気工業は、世界40ヶ国以上に展開する、日本最大手の非鉄金属メーカーです。
自動車から情報通信、環境エネルギーまで、多様な事業を抱えており、売上高も3兆円前後で安定しています。
今後のさらなるグローバル事業の拡大、5Gの普及に伴う通信事業の業績良化が予想されるため、増配だけでなくキャピタルゲインの獲得にも期待できます。
村田製作所(6981)
村田製作所は、京都に本社を構える電子部品メーカーです。
世界シェアNo.1の部品が多くラインナップにあり、グローバル市場でも高く評価されています。
過去15期連続で配当が出ているため、インカムゲインに期待できるだけでなく、株価上昇の可能性も高い銘柄です。
ニトリホールディングス(9843)
ニトリホールディングスは、インテリア・家具の販売を手掛ける大手メーカーです。
日本に600店舗以上を構えるほか、中国や台湾にも進出しており、売上高も順調に増加しています。
配当金に関しては、17期連続増配しているため、インカムゲインに向いている銘柄と言えます。
実際にミニ株や単元未満株を取引している方の口コミ
ミニ株や単元未満株を取引している方の評判はどうでしょうか?
ここでは、実際にミニ株や単元未満株を取引している方の口コミを紹介します。
楽天証券
楽天証券ミニ株やるようになったんですね! 以前はなかった気がしかもSBI証券よりも優秀でリアルタイム取引ができる・・デイトレードの練習台としてそのうちやろうかな!
Twitter
楽天証券単元未満ミニ株アプリでいつでも注文できるようになった便利
Twitter
auカブコムは100万以下の取引なら手数料無料なのでおすすめ。代わりにミニ株は使いづらいので楽天証券でミニ株。ミニ株の強さは握力強められること。
Twitter
SBI証券
今までネオモバしてたけど、SBI証券のミニ株が買い付け無料(翌月キャッシュバック)だから、手数料なしで買えて、売る手数料もったいなくてガチホできそう。久々に買っちゃった。
あれ、もうネオモバ卒業近づいてきてる?
ネオモバはNISA対応してないしねぇ出典:Twitter
SBI証券のS株を買い始めたら面白くてどんどん買ってしまう。
入金力低いので1株から買えるのがいいですね。
手数料も後で帰ってくるとのことで実質無料。
ただ一つ残念なのは手数料込みの金額で買付価格になってしまう点。買ったそばから大体含み損に🤣出典:Twitter
SBI証券のS株の買付手数料はあとからキャッシュバックされる実質無料だったんだ。出典:Twitter
マネックス証券
日本の個別株に興味がある方、マネックス証券にワン株というお得な買い付け方法があります。
単元以下なら手数料無料なので、手数料を気にせず取引が出来ます。
単元以下で積み立てたり、スイングする方にはぴったりですね出典:Twitter
マネックス 証券で ワン株(端株)の買手数料が無料になった聞いて、ビックカメラを1株買ってみた
これでいつか長期認定されるかな出典:Twitter
マネックス証券のワン株で花王10株買ってみた!
マネックスはNISA使えるんだね!これは素晴らしい。
花王みたいに単元だと高い銘柄かつずっと持っておく銘柄をコツコツ買っていくには最適かも。
真剣に銘柄選定しなくても興味本位であれこれ買い漁こともできる!
これは新たな境地が開けそう。出典:Twitter
ミニ株や単元未満株に関するQ&A
最後にミニ株や単元未満株に関して良くあるQ&Aをご紹介します。
楽天証券でミニ株や単元未満株の取扱いはありますか?
2023年4月からミニ株取引を開始しました!
NISA口座からも購入でき、スマホアプリ・WEB版どちらにもミニ株取引が対応しています。
- 楽天ポイントを使って積立投資ができる
- 楽天カード決済を設定すれば100円につき1ポイントのポイントが貰える
- 月々100円から積立を設定できる
- 「積立かんたん趣味レーション」で目標金額までの期間や積立額が確認できる
ミニ株や単元未満株は全ての銘柄が対象ですか?
証券会社によって取り扱っている銘柄に違いがあります。
以下の表に各証券会社で取引できる銘柄をまとめます。
約定代金 | 取扱銘柄 |
---|---|
LINE証券 | 日本の有名企業1,015銘柄 |
SBI証券 | 東証上場銘柄 |
マネックス証券 | 東証、名証上場銘柄 |
auカブコム証券 | 東証、名証上場銘柄 |
岡三オンライン証券 | 東証、名証上場銘柄 |
SBIネオモバイル証券 | 東証上場銘柄 |
日興フロッギー | 東証上場銘柄 |
ミニ株や単元未満株の配当金に税金はかかりますか?
通常の株取引と同様に、ミニ株や単元未満株の儲けは課税の対象になります。
ミニ株や単元未満株で受け取った配当金には一律で20.315%の税負担がかかります。
納税の方法は開設した口座の種類によって、確定申告を行う場合と、証券会社が納めてくれる場合に分かれます。
- 確定申告が必要な口座:「一般口座」と「特定口座(源泉徴収なし)」
- 確定申告が不要な口座:「特定口座(源泉徴収あり)」
口座の種類は、口座開設時に選択するのですが、初心者の場合は「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することをお勧めします。
ミニ株や単元未満株を買い増しして100株(単元株)になった場合はどうなりますか?
ミニ株や単元未満株を買い増しして100株になった場合は単元株にすることが可能です。
100株で株主優待が受けられる銘柄の場合は、優待を受けることができるようになります。
また、単元株を超えたミニ株や単元未満株に関しては、引き続きミニ株や単元未満株として取引できます。
ミニ株や単元未満株|まとめ
ミニ株や単元未満株は、投資初心者でも気軽に株式投資に取り組める新しいシステムです。
1株単位や10株単位で好きな会社の株を買うことができるので、1万円もあれば株式投資を始められます。
日本を代表するトヨタ自動車やソフトバンク、任天堂といった有名企業でも可能です。
ミニ株や単元未満株であれば投資額自体が少なくリスクが小さいうえに、少額ずつ様々な企業に投資をすれば分散投資が可能です。
その上、1株単位であっても半年や1年に1回の配当金は、普通の株主と同じようにもらえます。
ただし株主優待がもらえるかは投資する企業によって違うので、株を買う前に確認が必要です。
その他、取引額が高額になるほど手数料が通常取引に比べて高くなる点や、取引時間の制限があるなどデメリットもありますが、投資初心者で小額からコツコツ積立投資をしたい場合には、大きなデメリットにはならないと思います。
ミニ株や単元未満株を扱っている楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券を紹介しましたが、それぞれの特徴を比較して、自分に合った証券会社を選択してミニ株を始めてみてはいかがですか。
- 1株単位から株を購入できる
- 小額投資なので分散投資がしやすく、リスクが抑えられる
- 配当金は受け取れるが、株主優待は会社で異なる
- 手数料が少し高い
- 売買時間があらかじめ決められている
- 課税方法は普通の株式投資と同じ
- ミニ株投資のおすすめはLINE証券のいちかぶ
\ミニ株投資におすすめ/