「SMBC日興証券」は、日本三大証券に数えられる大手総合証券です。
しかし、近年はSBI証券や楽天証券といった手数料の安いネット証券での証券取引の人気が高くなっているため、
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
SMBC日興證券には以下のようなメリット・デメリットがあります。
この記事では、SMBC日興証券のメリット・デメリットから独自の魅力まで初心者でもわかりやすく解説しています。
実際の利用者の口コミ・評判も掲載しているので、SMBC日興証券で口座開設するか迷っていた方はぜひ最後までご覧ください。
- SMBC日興証券はオンライン取引でも実店舗サポートあり
- SMBC日興証券は取引を通じてdポイントの運用が可能
- SMBC日興証券はIPOの取扱銘柄数が多く全体の6~7割を網羅
- SMBC日興証券は100円からの株式購入や毎月1,000円からの投資信託購入が可能
- SMBC日興証券は第三者機関によるサポート体制の調査で最高評価を獲得
- おすすめの証券会社はSBi証券
目次
SMBC日興証券の基本情報
それでは、まずSMBC日興證券の基本情報を紹介していきます。
どう言った会社なのか、手数料はいくらなのか、どう言った商品を取り扱っているのかを確認して見ましょう。
SMBC日興証券の概要
SMBC日興証券の概要は以下の通りです。
会社名 | SMBC日興証券株式会社 |
---|---|
株主 | 三井住友フィナンシャルグループ(東証プライム・8316) |
設立日 | 2009年6月15日(1918年起源) |
口座開設件数 | 約380万件(2022年9月時点) |
取扱商品 | 株式 債券 投資信託FX 日興ファンドラップ ロボアドバイザー 年金・保険 投信つみたてプラン 個人型確定拠出年金(iDeCo) 証券担保ローン(イージー・コムストックローン) |
次に取引において重要な手数料を紹介します。
SMBC日興證券では、総合コースとダイレクトコースという2つの取引方法がありますので、それぞれの手数料を紹介します。
SMBC日興証券の手数料は、総合コースとダイレクトコースで異なる値が設定されています。
総合コース
約定代金(国内株式) | 総合コース |
---|---|
10万円 | 1.265%(最低5,500円) |
100万円 | 1.265%(最低6,325円) |
200万円 | 0.990%+2,750円 |
500万円 | 0.770%+8,800円 |
1,000万円 | 0.660%+14,300円 |
総合コースは手数料が高めに設定されています。
しかし、手数料が割高な代わりに店舗でのコンサルティングサービスを受けられるなどの特典があります。
また、支店取引よりも、オンライン取引は30%割引、オペレーター利用の取引は15%割引と、お得に取引が出来る方法もあります。
ダイレクトコース
約定代金(国内株式) | ダイレクトコース |
---|---|
10万円 | 137円 |
100万円 | 880円 |
200万円 | 1,650円 |
500万円 | 3,300円 |
1,000万円 | 4,950円 |
ダイレクトコースは総合コースと比較すると圧倒的に手数料が安いです。
総合コースのようなコンサルティングサービスが不要で、オンライン取引だけでも困らない場合はダイレクトコースの方がおすすめです。
特に数十万円~数百万円の投資では、ダイレクトコースの方が総合コースよりも手数料をはるかに安く抑えられるでしょう。
SMBC日興証券の取り扱い商品
次に、SMBC日興證券が取り扱う商品について紹介をします。
株式
国内株式・外国株式を始めとして、ETF(上場投資信託)・REIT(不動産投資信託)など、幅広い株式取引が可能です。
その他にも「キンカブ」という100円から株式を購入する事が出来る事から、少額からでも株式取引が可能となっています。
また、新規公開株式(IPO)や公募・売出し(PO)などの取引も可能となっています。
SMBC日興證券での株式購入方法は、プライマリとセカンダリと言う2種類があります。
プライマリ:新規上場株や新株発行などの際に、募集に参加する購入方法
セカンダリ:一般的な株式購入の方法であり、上場後の株式などを市場で購入する方法
債権
個人向け国債・新券債券・既発 外貨建て債券・既発 円建て債券の4種類の債券を取り扱っています。
日本の国債だけではなく、新たに発券される債券や海外の債券も購入することが出来ます。
手堅い資産運用を考えている方にもおすすめと言えるでしょう。
投資信託
国内・グローバル株式型から債券型やバランス型など、多くのファンドの取り扱いを行っています。
また、日興外貨MMFやMRFなど、市場金利に沿った安定的な投資も可能となっています。
幅広くリスク分散投資をしたい方にもおすすめと言えるでしょう。
日興ファンドラップ
日興ファンドラップは、一人一人に合せた運用プランをを提案して、SMBC日興證券が代わりに資産運用をする仕組みとなります。
日興ファンドラップを簡単に言うと、資産運用をSMBC日興證券に全て任せるという仕組みとなります。
資産運用に関する知識が無いと言う方や資産運用に掛ける時間がないと言う方に、おすすめの方法と言えるでしょう。
ただし、資産運用を全て任せることになりますので、人によって評判は様々となります。
年金・保険
外貨建て型・円建て型・通貨指定型の個人年金保険や終身保険を取り扱っています。
取り扱っている保険商品は、第一フロンティア生命や住友生命などの保険会社の商品となります。
SMBC日興證券が直接販売している商品ではありませんので、提案を参考程度に聞いておくのが良いかもしれません。
投信つみたてプラン
毎月1,000円から買付が出来る積立投資プランとなります。
NISA口座でも取引が出来るプランとなりますので、少額からコツコツを積立をしたいと言う方におすすめと言えます。
また、取り扱いファンドも約800本と豊富なファンドを取り扱いしているため、投資先の選択肢も非常に多くなっています。
iDeCo
SMBC日興證券の個人型確定拠出年金(iDeCo)では、30本の厳選されたインデックスファンドの信託報酬が業界最低水準となります。
また、運営管理手数料も無料となることから、運用に関する費用を抑えられると評判となっています。
将来に向けて資産運用を行いたいという方で、運用コストを下げたいという方におすすめと言えるでしょう。
日興FX
日興FXでは、28通貨ペアの取り扱いをしています。
手数料・口座管理手数料に関しては無料となっています。
FX取引において28通貨ペアは決して多い方とは言えませんが、主要通貨ペアや人気通貨ペアもカバーされ評判も悪くないと言えるでしょう。
FX初心者でも安心して取引が出来ると言えるでしょう。
SMBC日興証券の評判・口コミ
SMBC日興証券に関する評判・口コミについてもまとめておきます。
良い評判・口コミ
日興フロッギーではdポイントを使って株(ETFを含む)を買える。1株単位ではなく、100円単位なので使いやすい。余ったdポイントがあれば、国内債券ETF(2510)を買ってすぐに売れば現金化可能。ただし売却時はほんの少しだけ手数料あり。日興フロッギーでの売買は実質SMBC日興証券のキンカブ扱い。
出典:Twitter
意外と知られてないけど株は100円から買えます。なので「お金貯まるまで投資しない」はもったいない。今日のコーヒーを我慢したお金で最初の売買をするべき。SBI証券・LINE証券が使いやすいけど手数料が安いのはSMBC日興証券。なんならLINE証券は口座開設で3個株くれるから0円で投資を始められます。
出典:Twitter
SMBC日興証券のほうがホールセール系証券会社でも一番使いやすいな、やっぱりサービスもここがいい
出典:Twitter
100円から株が買えることや、使いやすさから良い評判や口コミを得ていることが分かります。
このことから、初心者でもSMBC日興証券は使いやすいと言えますね。
イマイチな評判・口コミ
単元未満株の購入にはSMBC日興証券のキンカブをつかっているけど、正直使いにくいかな。SBIネオモバイル証券の口座開設しようかなぁ。証券口座はすでに野村、SMBC日興、SBI、楽天とあるので増やしたくないのだけど使い勝手がよさそうなので迷う。
出典:Twitter
この際だから書くけど、SMBC日興証券の口座作るとバンク&トレードという機能があり、三井住友銀行の口座に認証なしで飛べて便利なんだけど、SMBC日興証券の口座は2段階認証なくて、三井住友銀行の2段階認証よりセキュリティー強度が一段下がるんですよ。で、それ指摘したら、知るか!って返事でした。
出典:Twitter
SMBC日興証券は三井住友銀行と連携だけど、ネット銀行じゃないから、他行振込手数料かかったりして使いにくいですね。各連携銀行にそれぞれ資金あるんですか?こちらは楽天銀行に余裕資金あるので、楽天銀行と各証券会社とのやりとりになるかと思います。タイムリーな入出金できないですけどね。
出典:Twitter
SMBC日興証券は、ネット銀行やネット証券と比べた際に手数料が高いという内容の悪い評判が多く見られました。
SMBC日興証券の6つのメリット
SMBC日興証券のメリットは以下の6つとなります。
1つずつ詳しく説明していきます。
実店舗取引とネット取引から口座を選べる
SMBC日興証券を利用するメリット1つ目は、実店舗での取引とネット取引から自分に合ったコースを選べることです。
「SMBC日興証券の手数料」で説明したように、SMBC日興証券には総合コースとダイレクトコースの2種類のコースがあります。
約定代金(国内株式) | 総合コース |
---|---|
10万円 | 1.265%(最低5,500円) |
100万円 | 1.265%(最低6,325円) |
200万円 | 0.990%+2,750円 |
500万円 | 0.770%+8,800円 |
1,000万円 | 0.660%+14,300円 |
約定代金(国内株式) | ダイレクトコース |
---|---|
10万円 | 137円 |
100万円 | 880円 |
200万円 | 1,650円 |
500万円 | 3,300円 |
1,000万円 | 4,950円 |
これら2つのうち、総合コースは実店舗で担当者に相談が可能で、ダイレクトコースは手数料が安いという特徴を持っています。
実店舗に行って担当者と相談しながら取引したいか、手数料の安さを選ぶか、ニーズに沿った選択が可能です。
また、仮にダイレクトコースを選んだ場合でも実店舗の利用そのものはできるようになっています。
しかし、ネット証券は実店舗での対面サービスは行っていないことがほとんどです。
SMBC日興証券の実店舗では、各種問い合わせや事務手続き、投資相談にも応じてもらえるので、投資初心者にとって心強い環境が提供されています。
つみたてNISAの銘柄数が多い
SMBC日興証券を利用するメリット2つ目は、つみたてNISAの取扱銘柄数が多いことです。
2022年11月時点だと、大手総合証券の中でもSMBC日興証券が取り扱っている銘柄数は他の追随を許しません。
大手総合証券 | つみたてNISA銘柄数 |
---|---|
SMBC日興証券 | 158本 |
野村證券 | 7本 |
大和証券 | 22本 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | -(取り扱いなし) |
*表内の情報は2022年11月時点のものです。
全177銘柄中の158銘柄取り扱いがあれば、高い確率で希望の銘柄に投資することができるでしょう。
つみたてNISAの選択肢の幅が広いことは、SMBC日興証券を利用する大きな利点といえます。
SMBC日興証券を利用するメリット3つ目は、IPOの取扱実績が豊富なことです。
IPOで購入した株式は初値が値上がりすることが非常に多く、勝率が高いことから個人投資家に人気があります。
SMBC日興証券は2020年度の全IPO銘柄のうち70%ほど、2021年度も65%ほどを網羅しています。
特に2021年度のIPO取扱実績はSBI証券に次いで2位とトップクラスなので、IPOを重視するなら必ず口座開設しておきたい証券会社といえるでしょう。
【毎月1000円から】「投信つみたてプラン」で少額から始められる
SMBC日興証券を利用するメリット4つ目は、「投信つみたてプラン」を利用すると毎月1,000円から投資信託の購入が出来る点です。
投信つみたてプランでは毎月一定額を取引口座や預貯金口座から引き落としを行い、投資信託を自動的に買い付けることができます。
引き落とし先には日興MRF(マネー・リザーブ・ファンド)を選ぶことも可能です。
日興MRFは換金性や流動性に優れ、元本割れしにくい運用を行っているファンドなので、投信つみたてプランと併せて利用すると良いでしょう。
投資情報やツールが充実している
SMBC日興証券を利用するメリット5つ目は、投資に関する情報や使用できるツールが充実していることです。
SMBC日興証券は日本三大証券に数えられる証券会社であり、投資情報は非常に充実しています。
投資に関する情報が充実していると初心者も使いやすいですよね。
- リアルタイム株価
- 株式情報
- 投資信託情報
- 債券情報
- IR情報
- 個別銘柄情報
- 会社四季報
- 年金・保険情報
- マーケットニュース
- アナリスト分析
こういった情報をいち早く入手することができるので、取引の際には手に入れた情報を元に素早く対応することが可能です。
動画によるネットセミナーも開催しているため、投資初心者でも少しずつ知識を蓄積していける環境が整っています。
さらに、SMBC日興証券が提供する「日興イージートレード」や「AI株価見守りサービス」といった便利なツールも見逃せません。
日興イージートレード | ・自動更新されるチャートや出来高をリアルタイムで確認でき、スムーズな取引が可能
・スマホアプリだけで本格的な情報収集と取引が完結 |
---|---|
AI株価見守りサービス | ・固有している国内株式の株価をAIがリアルタイムで監視
・投資戦略に基づいた売却タイミングをお知らせ |
それぞれこういった機能があるので、投資初心者の方でも取引に臨めます。
日中は仕事で忙しく株価を見ている時間が取れないという方にもおすすめのツールです。
問い合わせ・相談窓口が充実している
SMBC日興証券を利用するメリット6つ目は、問い合わせや相談の窓口が充実している点です。
SMBC日興証券は、HDI-Japanによる「問合せ窓口格付け / Webサポート」2021年調査において、複数部門で最高評価を獲得しています。
世界初の国際認定資格制度を築き、顧客の視点からのWebサービス格付けベンチマークを実施。
最高評価を獲得した「問合せ窓口」部門は国内で唯一16年連続、「Webサポート」部門でも11年連続とサポート体制のクオリティは高いと言えます。
コンタクトセンターは電話のほかLINEやチャットにも対応しているため、利用者にとっての利便性が高いことも安心して使えるポイントでしょう。
SMBC日興証券の4つのデメリットと解決策
多数のメリットがある一方で、SMBC日興証券のデメリットは以下の4つです。
また、ネット上でSMBC日興証券について検索した際に「やばい」「不祥事」という内容をみて驚かれた方もいるのではないでしょうか。
ここでは、4つのデメリットに加えて不祥事の内容についても解説したいと思います。
1つずつ詳しく説明していきます。
手数料は大手ネット証券より高め
SMBC日興証券が抱えるデメリット1つ目は、大手ネット証券と比較すると手数料が高いことです。
「SMBC日興証券の手数料」で解説したように、SMBC日興証券はコースによって手数料が異なります。
そしてダイレクトコースであれば手数料を抑えられますが、実はネット証券と比べると決して安くありません。
約定代金(国内株式) | SMBC日興証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
10万円 | 137円 | 99円 | 99円 |
100万円 | 880円 | 535円 | 535円 |
500万円 | 3,300円 | 1,013円 | 1,013円 |
1,000万円 | 4,950円 | 1,013円 | 1,013円 |
このように、少額取引でも高額取引でも手数料の安さはネット証券に軍配が上がります。
プランによっては、SBI証券や楽天証券は100万円までの手数料を0円にすることも出来るので、手数料を最優先に考えるならネット証券を検討すべきでしょう。
SMBC日興證券は、実店舗でのサポートが強みとなるため、インターネットでダイレクトに取引を行いたい方には不向きと言えます。
サポート体制を望むのか、手数料の安さを望むのか、自分の取引方法をしっかりと考えて決めると良いでしょう。
IPOの一般抽選割合は低い
SMBC日興証券が抱えるデメリット2つ目は、IPOの一般抽選割合が低いことです。
「IPOの取扱実績が良い」で解説したように、SMBC日興証券は全IPOのうち6~7割と豊富な銘柄を取り扱っています。
しかし、IPOは抽選なので申し込んだとしても必ず当たるわけではありません。
SMBC日興証券のIPO抽選は、預かり資産額などに応じて決められるステージで当選確率が変動します。
SMBC日興証券をよく利用しているほど当選確率も上がる仕組みであり、ステージが最高であっても確実に当選する保証はありません。
投資資金が少ない方や投資初心者にとっては、ややハードルが高いことは否めないでしょう。
IPOの取引に力を入れたい場合には、他社証券会社の口座も開設して、申し込みをするのが良いと言えるでしょう。
ただし、SMBC日興證券の利用頻度を高くすることで、抽選確率を挙げる事が効果的とも言えます。
先物やオプション取引は扱っていない
SMBC日興証券が抱えるデメリット3つ目は、先物取引やオプション取引ができないことです。
SMBC日興証券では、以下の商品の取り扱いがあります。
しかし先物取引やオプション取引はないので、日経225の先物取引がしたいといったニーズは満たせません。
そのため、先物・オプション取引をしたい場合はSBI証券や楽天証券など、取り扱いのある証券会社で口座開設すると良いでしょう。
幹部による不正な取引があった
2021年4月までの1年3か月、不正な株取引を行ったとされ相場操縦の罪にSMBC日興証券の幹部が東京地検から起訴されるという事件がありました。
また、金融庁はSMBC日興証券に対し、問題となった業務について一定期間の一部業務停止をはじめとする業務改善命令を出す方向で議論が進められています。(2022年9月時点)
この事件を受け、今後どうなるのか心配に思った方もいるでしょう。
SMBC日興証券は、改善・再発防止に取り組むといった内容のコメントをしているので、今後はより安心して利用できるようになるのではないでしょうか。
【他の証券会社にない】SMBC日興証券の独自のサービス4選
SMBC日興證券には、他社の証券会社には無い独自のサービスを展開しています。
ドコモのポイントサービスであるdポイントが貯まるサービスや、少額から株取引が出来るサービスなど、どれもユニークなサービスです。
ここでは、SMBC日興證券の独自サービスを紹介します。
SMBC日興証券の独自のサービス1つ目は、取引によってdポイントが貯まることです。
貯まったdポイントは、日頃のお買い物やdポイント投資に活用することも出来ます。
dポイントが貯まる条件には以下のようなものがあります。
- 現物株式の取引を行う
- 日興フロッギーの記事を読む
- 投信つみたてプランを利用する
現物株式の取引を行うと、委託手数料200円ごとにdポイントが1ポイント付与されます。
預かり資産額や信用取引金額に応じてステージが決定し、もらえるポイント数も増えていきます。
その事から、SMBC日興証券を多く利用している方ほどdポイントが貯まりやすいと言えるでしょう。。
また、日興フロッギーで「+3dポイント」と表示がある記事を読むことでも3ポイントを獲得できます。
毎日読んでいれば1ヶ月間で100ポイント近くにもなります。
さらに、毎月1,000円から投資できる投信つみたてプランもdポイント付与の対象です。
投信つみたてプランをダイレクトコースで取引した場合、積立金額に応じて毎月最大300ポイントのdポイントが手に入ります。
貯めたdポイントは、キンカブ取引で1ポイント1円として使えるので、投資資金への還元も可能となります。
「キンカブ」で100円から株を取引できる
SMBC日興証券の独自のサービス2つ目は、「キンカブ」を活用して100円から株の取引が出来る点です。
SMBC日興証券には、日興フロッギーを通して100円で株式購入ができる「キンカブ」と言うサービスがあります。
通常、国内株式は単元株制度によって100株が最低取引単位となっています。
基本単元数の100株での購入となると、まとまった資金が必要となります。
例えば、ユニクロを運営しているファーストリテイリングなら700万円以上、任天堂なら500万円以上、トヨタ自動車でも18万円が必要です。
しかし、キンカブなら100円以上の任意の金額で注文できるため、ハードルが大きく下がります。
手数料も約定代金や委託手数料はかからず、スプレッドのみとなっています。
注文金額 | 買付 | 売却 |
---|---|---|
100万円以下 | 0.0% | 0.5% |
100万円超 | 1.0% | 1.0% |
キンカブは、少額の資金から株式の取引を始めたい方におすすめです。
FXや株式などの取引において、売買時に発生する手数料となります。
「日興フロッギー」で記事から株を購入できる
SMBC日興証券の独自のサービス3つ目は、「日興フロッギー」の記事から株式購入が出来る点です。
日興フロッギーは、情報メディアと取引機能が一体化した無料の投資サービスです。
最大の特徴は、記事に掲載されている企業の株式を、その場で購入できる点にあります。
記事を読んでから銘柄を探すと言った手間がなく、スピーディに手続きができる手軽さが魅力です。
また、「取引でdポイントが貯まる」でも触れたように、SMBC日興証券では各種取引などでdポイントを貯めることができます。
そして、貯まったdポイントは日興フロッギーでポイント投資が可能です。
期間限定ポイントも投資に回すことが出来るので、dポイントをよく利用する方にとっては使い勝手の良い環境といえるでしょう。
「株式るいとう」で株を定期購入できる
SMBC日興証券の独自のサービス4つ目は、「株式るいとう」を使うことで株式の定期購入が出来る点です。
「株式るいとう」は、株・REIT・ETFを月10,000円以上1,000円単位で購入できるサービスで、1口座あたり20銘柄まで選択可能です。
毎月一定額ずつ購入するドル・コスト平均法を採用しているので、株価の変動や購入タイミングに左右されず、効率的に資産運用をしていくことができます。
購入金額を常に一定にして定期的に買付を行う投資法。
長期的に見て全体の購入価格が平均化されていくため、リスクに強いという特徴がある
毎月少しずつ株式を購入しようと思っていても忘れてしまう方や、購入すべきタイミングを見極めることが難しいと感じる方におすすめのサービスです。
SMBC日興証券がおすすめな人
これまでの内容を踏まえて、SMBC日興証券がおすすめできるのは以下に当てはまる人です。
実店舗でのサポートを受けたい人
SMBC日興證券の大きな特徴と言えるのが、実店舗取引とインターネット取引の2種類から取引方法が選べると言うところになります。
実店舗で取引を行えば、サポートやアドバイスを受ける事が出来るので、株取引などでサポートを受けたい方には心強いと言えるでしょう。
また、株取引などになれてきて知識も付いてこれば、インターネット取引に切り替えて手数料を抑えると言うことも可能となります。
自分に合った取引方法を選びたいという方には、おすすめな証券会社と言えるでしょう。
IPOやつみたてNISAの利用を検討している人
SMBC日興證券は、IPOの主幹事になることが多いです。
そのため、IPO取引に力を入れたいという方には、アドバンテージになると言えます。
また、つみたてNISAに関しても銘柄数が充実している事から、コツコツと資産運用を行いたい方にもおすすめ出来ます。
IPOの取引やつみたてNISAでの資産運用を考えている方は、口座を開設しておいても良いと言えるでしょう。
100円などの少額投資をしたい人
SMBC日興證券では、「キンカブ」と言われる100円から株式購入が出来るサービスを展開しています。
その事から、最初から多額の投資資金を用意することが難しいという方におすすめと言えます。
100円から変える銘柄なんて、無名な銘柄や不安定な銘柄と思われる方もいるでしょう。
しかし、単元未満株と言って、有名企業などの株式でも1株単位などで購入することが出来るのです。
単元未満株であれば、株主優待や議決権が無いというケースもありますので、デメリットや注意点も理解しておきましょう。
SMBC日興証券の口座開設方法
最後に、SMBC日興証券の口座開設方法について解説していきます。
SMBC日興証券では、ネットと郵送の2種類の申し込み方法があります。
SMBC日興証券での口座開設を検討している方は、順番に手続きを進めてみてください。
郵送の場合はダイレクトコースに加え、総合コースも申し込めます。
総合コースはネットからの申し込みはできないので注意してくださいね。
ここではインターネットから簡単に口座開設の申し込めるダイレクトコースを紹介します。
必要な本人確認書類
まずは、口座開設を開始する前に本人確認書類を用意しておきましょう。
マイナンバーカードがあれば、ほかの本人確認書類は必要ありません。
その他、本人確認書類として使える書類は以下にまとめた通りです。
写真あり本人確認書類 | 写真なし本人確認書類 |
---|---|
運転免許証 パスポート 各種福祉手帳 |
健康保険証 国民年金手帳 住民票の写し 印鑑登録証明書 |
マイナンバーカードがない場合、「通知カード+運転免許証」や「住民票の写し*本人確認書類のいずれか1点」など、申込方法に応じた組み合わせで提出する必要があります。
口座開設の流れ
口座開設の流れは以下のようになります。
- 各種留意事項等の確認と同意
- 個人情報の入力
- 国籍・職業の入力
- 本人確認書類の提出
- 金融機関(送金先口座)の選択
- 証券総合口座の設定
- 各種規定等の確認と同意
- 申し込み内容の確認
証券総合口座の設定については、NISA口座・つみたてNISA口座の選択や、源泉徴収ありの特定口座にするかを決定します。
NISA口座とつみたてNISA口座は、どちらか一方しか開設できません。
その事から、SMBC日興証券でNISA・つみたてNISA口座を作ると他社で作れなくなるため注意してください。
入金方法
口座開設ができたら、取引開始に向けて入金を行います。
入金方法には以下の4種類があります。
- 銀行振込
- 日興カードで最寄りの提携ATMから振込
- 日興イージートレード(インターネット決済サービス)
- 即時入金(バンク&トレード)
即時入金が使えるのは、三井住友銀行の口座を所有している場合のみです。
汎用性の高さでは、24時間利用できる日興イージートレードがおすすめです。
入金が完了すれば国内株式の購入やIPO申込ができるようになるので、少額取引のキンカブなどを活用して資産運用に取り組んでいきましょう。
口コミ評判からSMBC日興証券があなたに合うのか確認しよう
SMBC日興証券は大手総合証券だけあって、情報発信やサポート体制は非常に充実しています。
加えて、オンライン取引であるダイレクトコースでも、実店舗で相談できるなど利便性が高い点も魅力といえるでしょう。
ただし、手数料が高めでコスト面ではネット証券に及ばないことや、IPOの取り扱い数が多くても抽選に優遇制度があるなど、細かなマイナスポイントも存在しています。
口座開設の際には、SMBC日興証券のメリット・デメリットを理解した上で、他のネット証券も併せて検討することをおすすめします。
- ダイレクトコースでも実店舗サポートを受けられる
- dポイントを貯めたりポイント投資ができる
- 全体の6~7割にあたるIPOを取り扱っている
- 株式や投資信託への少額投資ができる
- 最高評価を獲得したサポート体制を10年以上維持している