そんな方に、家庭でも大画面で映画やテレビ、スポーツを楽しめるプロジェクターは人気です。
家庭用プロジェクターは様々な種類のものがあり、どれを選んでよいのか分からない方も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめのホームプロジェクターの選び方のポイントから、それぞれの利用者に合ったプロジェクターをご紹介します。
プロジェクターの種類
プロジェクターには、用途や利用するシーンに合わせていくつかの種類があります。
その中でも主流な「家庭用プロジェクター」と「ビジネスプロジェクター」、「モバイルプロジェクター」について解説していきます。
家庭用プロジェクター(ホームプロジェクター) | 家庭向け
家庭用プロジェクターは自宅で映画鑑賞や、テレビを見るのに向いているプロジェクターです。
映像を映すことを想定して設計されているため、高画質な映像を楽しむことができます。
一方で部屋を暗くして利用することが多いため、画面の明るさはあまり期待できないでしょう。
ビジネスプロジェクター|ビジネスシーン向け
ビジネスプロジェクターは主にビジネスシーンで、会議やプレゼンテーションの際に使います。
部屋が明るい状態で利用することを想定しているため、文字やグラフが見えやすいように画面が明るく、鮮明に映し出されるようになっています。
また、ビジネスプロジェクターはコンパクトな造りであることが多いです。
モバイルプロジェクター|持ち運び向け
モバイルプロジェクターは気軽に持ち運びができるプロジェクターです。
非常に小型で、持ち運びができるためビジネスシーンやアウトドアシーンで活躍します。
また、バッテリーが脱着式であることが多いため、コンセントの必要がなく、コンパクトに使い勝手ができます。
家庭用プロジェクターの選び方
家庭用プロジェクターは、それぞれ機能性や、画質・音質、サイズなどが全く異なります。
そのため、自宅に置くのに向いているプロジェクターを探すのに迷う方も多いでしょう。
そこで、家庭用プロジェクターを購入する際の選ぶポイントを5つご紹介します。
家庭用プロジェクターの選び方➀画素数
画素数は画像数とも呼ばれます。
画素数が高ければ高いほど、きめ細やかで綺麗な映像を投影することができます。
せっかくホームプロジェクターを楽しみたいのなら、画質の良い映像を楽しみたいですよね。
下記は、画像度の主な種類です。
- 4K:4,096×2,160p
- フルHD:1,920×1,080p
- HD:1,280×720p
- SD:720×480p
画質が良いプロジェクター程価格も高くなる傾向があります。
クリアな映像を楽しみたい方は、最低でもHD画質以上のプロジェクターを選ぶことをお勧めします。
家庭用プロジェクターの選び方➁投影距離
投影距離とは、映像を映し出す壁やスクリーンである投影面からプロジェクターのレンズまでの距離のことです。
プロジェクターによって投影距離は異なるため、プロジェクターを置く場所から壁やスクリーンまでの距離を確認し、合うものを選びましょう。
一般的に、投影距離が長いほど画面のサイズが大きくなり、短いほど画面のサイズが小さくなります。
目安として、100インチ以上の画面サイズで楽しみたい方は、約2~3メートルの距離を取る必要があります。
また、映し出す壁や、プロジェクターの置き場にスペースがない場合には、天井に映し出す方法もおすすめです。
家庭用プロジェクターの選び方➂ルーメン数(明るさ)
明るい部屋でもプロジェクターを使うならば、明るさ指数を示すルーメン数も確認するべきポイントです。
ルーメン数が高ければ高い程、電気をつけたままの部屋や、日中の明るい部屋でもはっきり映像を映すことができます。
家庭用のプロジェクターは暗い環境で使用することを想定しているため、1,000~2,000ルーメンが主流です。
さらに明るい環境で使用する場合には、3,000ルーメン以上のモデルを選ぶことをおすすめします。
家庭用プロジェクターの選び方④音質
スピーカーを内蔵しているプロジェクターは、質も良く他に音響機器を用意しなくて済むため便利です。
音質にこだわりがあるのならば、スピーカーの出力を表すワット数(W)を確認しましょう。
ワンルームの部屋のサイズでは、5W~15W程度がおすすめです。
また、さらに広々としたところで利用したい場合は、20W以上あると快適に使えます。
音質が良いプロジェクターならば、さらに迫力のある映像を楽しむことができるので、ぜひワット数も確認してみてください。
家庭用プロジェクターの選び方⑤設置スペース
プロジェクターの設置にはスペースが必要なので、事前に確認し検討しましょう。
高画質だったり質の良いプロジェクターはサイズも大きいモデルが多いです。
一人暮らしやワンルームには短焦点プロジェクターがおすすめです。
プロジェクターには、画面のサイズに対して投影するのに必要な距離が定められています。
しかし、短焦点プロジェクターなら短い距離でも大きな映像を投影できます。
また、壁に投影するスペースが作れないかたは、天井投影モデルがおすすめです。
家庭用プロジェクターの人気のメーカー
次に、ホームプロジェクターの人気のメーカーをご紹介します。
エプソン(Epson)
エプソンのプロジェクターはラインナップが充実していて、家庭用からビジネス用まであります。
それぞれ価格も機能性も異なるため、自分に合ったお気に入りのプロジェクターを探しやすいです。
迷ったら、エプソンのプロジェクターをお勧めします。
ソニー(SONY)
家電を取り扱っている大手であるソニーも大人気です。
ソニーのプロジェクターは、独自の技術を搭載しており、鮮明で綺麗な映像にこだわっています。
高画質な映像を楽しみたい方にお勧めです。
また、コンパクトで軽量化されたモデルも多数出ているため、持ち運びを検討している方にもおすすめです。
ベンキュー(BenQ)
ベンキューのプロジェクターもラインナップが豊富です。
コンパクトなものから画質にこだわっているもの、短焦点レンズのものまで幅広くあります。
好みのプロジェクターを選べるのが人気のポイントです。
おすすめ家庭用プロジェクター10選
そして次に、厳選したおすすめの家庭用プロジェクターを10選ご紹介します。
様々な機能性があるものを選びました。
ぜひ気になるモデルがあれば、検討してみてください。
- エプソン(Epson) dreamio EH-TW5825|オールマイティー
- ネビュラ(Nebula) Anker Nebula Cosmos Laser 4K|高画質
- グロウビュー (GROVIEW) UYH3|コスパ最強
- ベンキュー(BenQ) TH585|ゲームモード
- ソニー(SONY) VPL-VW275|高画質
- BenQ X3000i|ゲーム向き
- クレエ(créer) AA0241-Y0647-P|超コンパクト
- ベンキュー(BenQ) TK850i|高性能
- ネビュラ(Nebula) Anker Nebula Nova|一人暮らし向け
- エクスジミー(XGIMI) Elfin|コンパクト
エプソン(Epson) dreamio EH-TW5825|オールマイティー
これは、家庭での使用からビジネスシーンでの使用まで幅広く使えるプロジェクターです。
画質はフルHDで綺麗で迫力のある映像を楽しめます。
明るさも2700ルーメンと、他のモデルに比べて明るめなので、電気をつけた状態の部屋でも鑑賞することができます。
また、AndroidTV端末が同封されていてBluetoothRスピーカーを組み合わせたら簡単にホームシアターが完成します。
バランスよく機能性に長けているため、どのプロジェクターを買うか迷っている方に一押し商品です。
ネビュラ(Nebula) Anker Nebula Cosmos Laser 4K|高画質
このプロジェクターのポイントは、4Kで高画質な映像を見られることです。
明るさも2,000ルーメンと高く、日中でも好きな映像をみられること間違いなしです。
10Wのスピーカーを2基と、5Wのツイーターも2基搭載しているため、自宅でも迫力のある音声も楽しめます。
また、7,000以上の幅広い対応アプリがあるのも嬉しいポイントです。
高性能なうえにコンパクトな作りのため、持ち運びに便利です。
グロウビュー (GROVIEW) UYH3 |コスパ最強
このプロジェクターはなんといっても価格が安いのにも関わらず、フルHDの画質や、最大200インチの画面を投影できるというコスパ最強のモデルです。
明るさも5,000ルーメンまで対応していて、どれだけ明るい部屋でも鮮明に楽しむことができます。
100インチのプロジェクタースクリーンも付属しているため、スクリーンを別途用意する必要がありません。
初めてプロジェクターを買おうと検討している方や、なるべく安く済ませたい方におすすめのプロジェクターです。
ベンキュー(BenQ) TH585|ゲームモード
このプロジェクターは低遅延モード搭載で、映画視聴からゲーム、スポーツ観戦などあらゆるエンターテインメントに適しています。
また、低遅延に加えゲームモードも搭載しているため、頻繁にプロジェクターでゲームをしようと考えている方におすすめです。
3,500ルーメンの明るさでビジネスシーンにも使い勝手の良いモデルです。
画質もフルHDとストレスなく、鮮明な映像をみることができます。
ソニー(SONY) VPL-VW275|高画質
立体感や奥行き感、精細感が増し、リアリティーが飛躍的に向上するHDRに対応しています。
画面全体の明暗の差が大きい場合でも、細部まで綺麗に表現されます。
さらに画質も4Kなので、映像の質にこだわりたい方におすすめです。
1,500ルーメンなので明るい部屋には向いていないですが、完全に遮光されていない部屋でも利用できます。
ベンキュー(BenQ) X3000i|ゲーム向き
世界初のLED 4Kハイエンドゲーミングプロジェクターは、高輝度が3,000ルーメンで、高音質のスピーカーを誇ります。
さらに業界最高水準の低遅延を謳っています。
そのため、様々な種類のゲームをプレイするのに非常に向いています。
また、縦型台形補正を搭載しているため、斜めからの投影でもまっすぐ映るように設計されています。
クレエ(créer) AA0241-Y0647-P|超コンパクト
この商品はモバイルプロジェクターなのでスマホサイズで超コンパクトな見た目です。
そして充電式のため使う場所を選びません。
Wi-Fiの接続も可能で気軽にアウトドアシーンに持ち運びできます。
フルHD対応で、映像をくっきり安定して投影できます。
自動台形補正が±30度まで対応していて快適に映像視聴が可能です。
ベンキュー(BenQ) TK850i|高性能
4Kの高画質と、3,000ルーメンの高輝度を誇るプロジェクターです。
スポーツ観戦やゲームプレイにも最適なDLP方式によるスムーズで鮮明な描写が特徴です。
100インチ以上の大画面と、質の良い音声で迫力満点の映像を楽しむことができます。
Android TV搭載プロジェクターで、映画からテレビ番組、スポーツ、ライブ番組まで、多岐にわたるエンターテインメントを思う存分楽しんでみてください。
また、自動でキーストーン補正を行い、ズーム調整で完璧に焦点が合った状態を維持するという、便利な性能があります。
ネビュラ(Nebula) Anker Nebula Nova|一人暮らし向け
Android TV搭載で、これ1台でプロジェクターと照明、スピーカーの3つの機能を搭載するシーリングプロジェクターです。
フルHDで、最大200インチの大画面を自宅で楽しめます。
3,600以上のアプリが使用可能で、様々なエンターテインメントを利用できます。
10Wのスピーカーを2基搭載しており迫力満点です。
手が届きやすい価格で一人暮らしの方にぜひおすすめです。
エクスジミー(XGIMI) Elfin|コンパクト
洗練されたデザイン性と持ち運びしやすいコンパクトさを備えた、スマートプロジェクターです。
高品質な映像と音声によって、没入感のある映像体験ができます。
画像の揺れやにじみの問題を解決するアルゴリズムを使用して、より滑らかで明瞭な映像表現が可能です。
また、重量はわずか973gとなっていて持ち運びもしやすいです。
そして価格も安めでコスパ最強のプロジェクターです。
プロジェクターに関するよくある質問
最後にプロジェクターについてのよくある質問をまとめました。
購入する前に疑問点を解決しましょう。
4KとフルHDの違いは?どっちがおすすめ?
フルHDは4Kの2分の1の画質なので、かなり差は見られます。
映像の質にこだわっていたり、より迫力のある映像を楽しみたかったりする方には4Kをお勧めします。
しかし、4Kの方が価格帯は高いので、プロジェクターに費用を掛けられないという方にはフルHDでも十分綺麗な映像を見ることができます。
プロジェクターでテレビはみれる?
ほとんどのプロジェクターでテレビを見ることができます。
プロジェクターでテレビを見るためには、デジタル放送チューナーの映像出力端子とプロジェクターの映像入力端子をHDMIケーブルで接続します。
また、ブルーレイレコーダーとプロジェクターを接続すれば、録画したテレビ番組も視聴することができます。
プロジェクターの必要スペックは?
ユーザーがどんな環境で使いたいかにもよりますが、家庭用プロジェクターなら明るさは1000〜2000ルーメン以上が目安です。
画質はフルHD以上、音質は10W程度が目安になります。
他には設置場所や設置スペース、映したい画面のサイズに合わせた投影距離のものを選ぶのが良いでしょう。