カーリース人気に伴い利用者が増え、カーリース会社が様々なサービスを展開しています。
そのためカーリースを選ぶときには、月額料金だけでなく利用のしやすさやサービス内容も比較検討する必要があります。
そこで本記事ではおすすめのカーリースについて、比較のポイントやメリット・デメリットなどを詳しく解説しています。
カーリースを少しでも安く利用したい方は、この記事を参考にしておすすめのカーリース会社や安いプランを選ぶコツを確認しましょう。
- 月額料金の安さや契約方式を比較
- 車種のラインナップを比較
- 月額料金に車検や任意保険が含まれているか比較
- 独自のサービスや契約満了時の選択肢で比較
- カーリースのメリットやデメリットを知っておく
カーリースを選ぶときの比較ポイント6選
カーリースは会社やプランによって料金やサービス内容が大きく変わります。
ここではカーリースを選ぶときに押さえておきたい6つの比較ポイントについて解説します。
カーリース比較ポイント1.月額料金の安さや支払い方法
同じ車種、同じグレードの車でもカーリース会社によって月額料金が異なります。
また、同じ車種でもリース期間が長いほど月額料金は安くなります。
たとえ月々の支払いが安くても、ボーナス払いの負担が重いと支払いが困難になるので、支払プランは慎重に検討しましょう。
カーリースは途中で契約内容を変更できないため、月額料金の負担が重いと支払いに困ってしまう可能性もあります。
月々の支払額だけでなく、年間の費用も比較することで、カーリース会社を選びやすくなります。
カーリース比較ポイント2.車種のラインナップ
カーリースで選べる車種は、取り扱いがあるもののみです。
例えばトヨタのカーリースではトヨタ車しか選べないなど、カーリース会社によって選べる車種に差があります。
車種にこだわりがなくたくさんの自動車メーカーから安い車種を選びたい場合は、複数メーカー取り扱いのカーリースを選ぶことがポイント。
車種やグレードにこだわりがある人は、車種を決めてからカーリース会社を比較すると絞り込みが容易です。
カーリース比較ポイント3.契約年数や契約方式
カーリースの契約方式には、残価精算をするオープンエンドと、残価精算のないクローズドエンドの2種類があります。
残価とは、契約終了時に車を売った場合の値段(価値)のことです。
オープンエンドは、残価を新車価格からあらかじめ引いた上で、リース価格を設定します。
クローズエンドは、残価を計算せずにリース価格を設定する契約方式です。
月額料金が安くなるのはオープンエンドですが、契約満了時に残価が予定よりも下がっていると追加料金が発生します。
追加支払いが心配な方はクローズエンドがおすすめです。
【契約方式の違い】
契約方式 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
オープンエンド | 残価精算あり | ・月額料金が安くなる ・残価が公開される |
・返却時に差額請求の可能性がある ・残価を気にして車を汚せない |
クローズドエンド | 残価精算なし | ・返却時の差額請求の心配がない ・残価は非公開になる |
・月額料金は高め ・残価で車を買い取ることはできない |
また、カーリースの契約は、3年や7年など契約年数があらかじめ決まっています。
基本的に契約年数が長いほど月額料金は安くなります。
ただし、長期間の契約ではライフプランが変わり契約中に乗り換えたくなっても、乗り換えができないことがほとんどです。
結婚や出産などを予定していて必要な車が変わる可能性のある方は、リース期間中でも返却や乗り換えができるカーリースを選びましょう。
カーリースは新しい車に乗り継ぐことが容易なのも魅力です。
残価を高めに設定して契約期間を3〜5年と短くし、常に新しいクルマに乗るのも良い利用方法です。
カーリース比較ポイント4.月額料金に車検や任意保険が含まれているか
カーリースの月額料金は、各種税金や自賠責保険料などの諸費用が含まれます。
どの部分が含まれるかはカーリース会社によって異なるので、諸費用がどこまで月額料金に含まれるかも比較しましょう。
一般的に毎月のリース料には、次の費用が含まれています。
- 登録手数料
- 各種税金
- 自賠責保険料
- 車検費用
- 定期メンテナンス費用
- 任意保険加入
- 故障補償
定期メンテナンスには、消耗品の費用負担が含まれているものと、別途支払いが必要なものとがあります。
メンテナンスの範囲もカーリス会社やプランによって違ってくるのでよく確認します。
任意保険はカーリース用のものが用意されていて、個人加入より保険料が安くなることも。
いらないサービスを省くことで月額料金が安くなるので、本当に必要な費用だけが含まれるようにしましょう。
カーリース比較ポイント5.契約満了時の選択肢
カーリースには、契約終了後に車を返却するだけでなく、買い取りできたり、同じ車でリース契約を結び直したりできます。
- 契約満了時に車がもらえる
- 新しい車に乗り換え
- そのまま同じ車に乗り続けられる「再リース」
- 残価を支払ってマイカーにする「買取り」
買い取りの場合は、残価精算した後に残価分を支払い所有権を移します。
契約満了時に車がもらえる契約も人気で、長く同じ車に乗るなら検討してもいいでしょう。
カーリース比較ポイント6.独自サービスの充実度
カーリースは会社ごとに独自のサポートサービスを設けています。
車を快適に使うために、必要だと思うサービスがあるカーリースを選びましょう。
- ガソリン代やオイル交換費用の割引が受けられる
- 消耗品類やタイヤ交換
- 24時間対応のサポート窓口
- 走行距離制限がなくなる
- 車のカスタムや貰えるオプション
カーリースでは車のメンテナンスやガソリン代、消耗品交換などで割引が受けられるサービスが人気です。
カスタムやドライブレコーダーなどのカー用品の付属品の無料オプションが充実していると車両代金を抑えられます。
各カーリース会社がキャンペーンなどでお得なプランを出していたりするので、検討時にキャンペーン内容を確認してみましょう。
目的別おすすめカーリース会社
安く乗りたい、思い切りカーライフを楽しみたいなど、目的に合わせたおすすめのカーリース会社をご紹介します。
とにかく安く乗りたい人におすすめカーリース3社
月々1万円以下で車に乗れるカーリースで、車は移動手段でよく、安くて手軽に乗れるのが優先な方におすすめです。
【おすすめの安いカーリース】
カーリース名 | 月々の支払金額(税込) | 特徴 |
---|---|---|
リースナブル | 6,600円~ | ・人気車種のみ取り扱い ・短期契約(3年または5年) ・スピード納車 |
ニコノリ | 5,500円~ | ・サービスプランが豊富 ・審査に通りやすい ・点検が充実 |
フラット7 | 8,800円~ | ・7年契約でずっと定額 ・選べる車種が多い ・人気の軽が選べる |
リースナブルは、人気車種を一括購入し新車在庫として会社が所有していることが特徴。
走行距離を年間9,000km(750km/月)設定しているため残価を高く設定でき、月額料金を安くしています。
車は休日に乗るのが中心で、街乗り中心ならお得に車に乗れます。
ニコノリはメンテナンス料金や消耗品の交換などが基本料金に含まれている安心なカーリースです。
独自の専用任意保険もあるため、万が一のときも安心です。
貰えるパックを利用すれば、契約満了時に乗っていた車を受け取ることができ、そのまま乗り続けられます。
フラット7は、軽自動車のカーリースで、ほぼすべてのメーカーから選べます。
他社より残価が高く設定されているため、月々のリース料が安くなっています。
走行距離が年間10,000kmとなっているため、街乗り中心の方向けです。
車をアクティブに乗りこなしたい人におすすめカーリース3社
走行距離制限なし、消耗品無料サービス、リース期間中の乗り換えや返却が可能などの特徴があるカーリースです。
アクティブに車を乗りこなしたい方におすすめです。
【アクティブに車に乗れるおすすめカーリース】
カーリース名 | 月々の支払金額(税込) | 特徴 |
---|---|---|
KINTO | 1,4740円~ | ・残価精算なし ・保険が充実 ・定期的に乗り換え可能 |
カーリース・オンライン | 9,900円~ | ・ネットで申込完了 ・ほぼすべての国産車から選べる ・中古車あり |
定額カルモくん | 11,830円~ | ・中古車あり ・自宅に納車 ・メンテナンスプラン充実 |
KINTOはガソリン代と駐車場代以外の車にかかる費用すべてが月額料金に含まれる車のサブスクリプションです。
トヨタ車の中から好きな車種が選べます。
任意保険もコミコミで、万が一車が全損事故や盗難にあっても追加料金不要です。
カーリース・オンラインは、月々1万円台で新車に乗れることで人気のカーリースで、たくさん車に乗りたい方に向いています。
契約期間が5年、7年、9年の3つのプランから選べて、車検やオイル交換が無料になるクーポンが付いてきます。
契約満了後に車が貰えるため、ずっと同じ車を乗り続ける方が多く人気です。
定額カルモくんは、契約期間は1年〜11年まで1年刻みで自由に選択できる珍しいカーリース。
7年以上の契約や中古車のプランでは走行距離制限がなく、好きなだけ自由に乗りこなせます。
契約満了時には車が貰える月額500円の「もらえるオプション」もあります。
カーリースおすすめ人気ランキング
最新のカーリースおすすめ人気ランキングは以下の通りです。
月々の支払料金が安く、サービスの良いプランが豊富なカーリース会社を厳選しています。
カーリースの特徴とおすすめの人・おすすめしない人
同じ車を利用する人でも、カーリースで得をする場合と向かない場合があります。
カーリースの特徴と、カーリースがおすすめの人・おすすめできない人を解説します。
カーリースの特徴!車を購入する場合との差は?
契約者が選んだ車種の新車をカーリース会社が代わりに購入して、定額制で貸し出すしくみのサービスです。
用意される車は契約者専用で、レンタカーではありません。
【カーリースと車を購入する場合との比較】
手段 | カーリース | カーローン | 現金購入 |
---|---|---|---|
車の所有権 | なし | ローン支払い中はなし、完済後は自分のもの | あり |
金銭負担 | ・初期費用0円 ・車にかかる費用を定額にできる ・車両代金が安価 |
・購入の負担を減らせる ・初期費用や金利がかかる ・税金や車検など大きな出費が多い |
・購入時の負担が大きい ・税金や車検など大きな出費が多い ・長く乗ると支払総額は一番安い |
車使用の自由度 | 使用に制限あり | 自由 | 自由 |
車の管理費用 | リース会社負担 | 使用する人の負担 | 使用する人の負担 |
現金で購入するときと比べて一時的な金銭負担が少ないのがカーリースです。
カーリースは契約期間が決まっているため、契約満了時に返却される車の価値をあらかじめ車両本体価格から差し引いています。
そのため初期費用0円で車に乗れて、月々の支払の負担も少ないのが特徴です。
カーリースがおすすめの方
カーリースが向いている方は、常に新しいクルマに安く乗りたい方や、ワングレード上の車に乗りたい方です。
月々の管理や車の維持管理費用の準備が煩わしく、楽に車に乗りたい方にもカーリースがおすすめです。
- 最新モデルに安く乗りたい方
- 3~5年で乗り換えたい方
- 月々の支払いを軽減したい方
- ワングレード上の車に乗りたい方
- 毎年の自動車税、車検時の重量税・自賠責などの出費を均等化したい方
頻繁に車を乗り換える場合は、購入よりもカーリースがお得になります。
また、車の維持管理が面倒で、多少車関連の費用が高くなってもカーリース会社に任せたい場合も利用価値が高いです。
カーリースをおすすめしない方
カーリースは優れたサービスですが、向いていない方もいます。
以下に当てはまる場合は、カーリース以外を検討してもいいかもしれません。
- 月に3,000km以上の長距離を乗る方
- 同じ車を長期間乗りたい方
- 車を資産として所有したい方
- カーローンの審査に問題がない方
- 税金や車検の費用も準備できる方
車検費用や自動車税など出費が多くなる月があっても問題ない方も、カーリースでなくてもいいです。
カーリースをおすすめするメリット4つ
カーリースには、クルマに安く手軽に乗れる4つのメリットがあります。
順番に見ていきましょう。
カーリースのメリット1.頭金0円で新車に乗れる
車の現金一括購入は、何年も前から計画してお金を積み立てておかないといけません。
カーローンも頭金が必要だったり、初期費用がかかったりとまとまった資金が必要です。
貯金額が少ない方は車の頭金を捻出してしまうと貯金がなくなり、いざという時に困りますよね。
しかし、カーリースなら頭金が0円で、初期費用が不要で貯金を取っておけるので、いざという時も安心です。
新車に乗りたいけど貯金がない方も、カーリースを利用すると新車に乗ることができます。
カーリースのメリット2.面倒な手続きや管理費がない
車の購入には、車の登録や自賠責の加入、任意保険の手続きなど手間がかかります。
購入後もずっと毎年の自動車税の支払いや車検など車の維持管理に時間とお金を取られます。
カーリースなら面倒な手続きや税金の支払い、維持管理の費用や手間はかかりません。
乗り換えのときも、車はカーリース会社に返却するだけでいいので面倒が少ないです。
カーリースのメリット3.気軽に乗り換えできる
カーリースは期限を決めての利用なので、3年、5年、7年と言った決まった期間で乗り換えができるのがメリットです。
独身のときは自分の趣味に使えるSUV、子供がいるときはファミリーカーなど、ライフステージにあわせて乗り換えもスムーズにできますよ。
また、どんな車でもリース対象になりますから、憧れだったスポーツカーに3年だけ乗ってみるということも可能です。
乗り換えが簡単にできるので、いろいろな車に乗ってみることができるのもカーリースの魅力です。
カーリースのメリット4.法人や個人事業主は経費で乗れる
法人や個人事業主が仕事で使用する車を購入した場合、耐用年数に応じて減価償却をする比喩用があります。
車の維持費はそれぞれの科目に分けて計上しなければならず、経費処理の手間もかかります。
カーリースは月額料金をそのまま経費として計上できるので、法人には有利です。
個人事業主も月額料金をそのまま家事按分で割ればいいので簡単に帳簿付けできます。
カーリースのデメリット4つ
カーリースにも注意すべきデメリットがあります。
ここではカーリースのデメリット4つを紹介します。
カーリースのデメリット1.走行距離の制限がある
カーリースは車の価値を維持するために、月間の走行距離が制限されます。
契約時に1か月や1年あたりの走行距離の上限が定められ、契約満了時に制限距離をオーバーしていると違約金が発生します。
特に気をつけたいのが、走行距離を選べるプランです。
月額料金を安く抑えたくて少なめの距離にしてしてしまうとオーバーすることもあるため、たくさん乗りたい方は走行距離制限がないプランを使いましょう。
カーリースのデメリット2.残価精算のリスクがある
カーリースは返却が前提で、返却時の車の価値を予測計算して月々の支払いが決定しています。
返却時に車の状態が設定した残価より下がってしまうと、不足分を追加で支払わなければなりません。
また、カーリースは契約時と同じ状態で返却するのが原則なので、リース中についた傷や車内の汚れの修理費用は、使用者の負担になります。
残価はあくまで目安なので、利用期間中に傷をつけてしまい車の価値が当初の予定より下がると、残価精算で支払いをする必要があります。
カーリースのデメリット3.中途解約できない
カーリースは原則中途解約できません。
やむを得ず中途解約するときは、残りのリース料を一括で支払わなければならないケースが大半で、違約金が必要なこともあります。
解約できないだけでなく、乗り換えやプランの変更も基本的にできません。
途中で解約したり乗り換えたくなるかもしれない方は、リース期間中の乗り換えができるカーリースを選びましょう。
カーリースのデメリット4.審査に通らないと利用できない
個人向けカーリースの審査では、おもに年収や雇用形態、勤続年数などの信用情報をもとに、審査を受ける必要があります。
審査に通らないこともあり、その場合はカーリースを利用できません。
- 勤続年数が1年に満たない
- 収入が安定していない
- 携帯電話料金などの未納や滞納
ただしカーリースはカーローンより審査に通る可能性が高いので、カーローンに通らなかったとしても利用できる可能性があります。
カーリースに関するよくある質問
カーリースに関する疑問や質問をQ&A形式で回答しています。
同じような疑問を抱えていたら、ここで解決してください。
- 自動車保険の等級の引き継ぎはできますか?
- カーリースで事故を起こすとどうなるの?
- 残価設定ローン(残クレ)とカーリースの違いは?
- カーリースの審査基準を教えて!
- カー用品の後付はできるの?
- リース車のナンバーは「わ」になるの?
自動車保険の等級の引き継ぎはできますか?
リース車両でも自動車保険の等級の引き継ぎは可能です。
詳細については契約されている保険会社へお問い合わせください。
カーリースで事故を起こすとどうなるの?
車が全損で廃車になると強制的に契約解除になります。
このときに中途解約金が発生したり、残りのリース料金の支払を求められるので、事故には十分注意しましょう。
修理して乗れる場合は契約続行となります。
事故を起こしたことをリース会社に連絡して、車の状態や修理について相談しましょう。
また、カーリースの契約内容に事故の報告義務がある場合は、連絡しないと違反になるので必ず事故があったことを報告をしましょう。
事故車の修理や相手への補償はリース料金に含まれていません。
利用者が自分で支払う必要があり、ほかの自動車事故と同じように自動車の任意保険でまかないます。
残価設定ローン(残クレ)とカーリースの違いは?
カーリースも残価設定ローンも、契約終了後の車の価値ぶんを差し引いて月々の支払金額を抑える方法です。
違うのは、カーリースには車検や税金などの維持費用が含まれていることです。
残価設定ローンはあくまで車両価格のみなので、維持費や税金は別途支払う必要があります。
カーリースの審査基準を教えて!
カーリースの審査年齢は18歳以上75歳以下、定期収入があることが条件です。
主婦や学生の場合は連帯保証人が必要です。
カー用品の後付けはできるの?
違法改造やカスタマイズにならない限り、カー用品の後付けは可能です。
- ETC車載器
- カーナビ
- ドライブレコーダー
- アルミホイール
ただし、返却時には原状回復義務があるので、後付けしたカー用品の取り外し費用がかかってしまうことがあります。
必要なら最初からオプションで取り付けてしまう方が安心です。
契約終了後に車をもらえるプランなら、返却時のことを気にする必要はありません。
リース車のナンバーは「わ」になるの?
リース車は、リース会社があなたのために購入した車でレンタカーではありません。
そのためレンタカーであることを示す「わ」ナンバーではないです。
乗っている人が言わなければリース車だとわからないので気にせずに車に乗れます。
カーリースでお得に快適なカーライフを送ろう
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もしもどのカーリースがいいのか悩んでいたら、この記事でご紹介しているカーリース会社の中から選んでみてくださいね。