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不動産売却はどこがいい?大手や中小の不動産の選び方を徹底解説

不動産売却どこがいい

不動産を売却するならどこがいいだろう?

不動産売却をしたいと考えても、不動産会社選びに悩む人は多いのではないでしょうか。

不動産会社は担当者によって左右される部分も多いので、不動産売却で損をしないためにも迷うのは当然ですよね。

そこで今回は、おすすめの一括査定サイトや、不動産会社がどこがいいかを見極める方法について詳しくご紹介します。

不動産会社9選を見て、気になった不動産会社を利用してみましょう。

また、不動産売却の流れや、査定時の注意点についても解説していますので、ぜひ不動産売却選びの参考にしてください。

目次

不動産売却どこがいい?おすすめの一括査定サイト9選と不動産会社比較

不動産_売却_どこがいい_おすすめ_一括査定_会社比較

不動産売却をするならどこがいいでしょうか?

世の中にはたくさんの査定サイトや不動産会社が存在するので迷いますよね。

ここでは、おすすめの一括査定サイトや不動産会社を一挙にご紹介し、比較したいと思います。

以上のサイトと不動産会社について、一つずつご紹介していきます。

スーモ

suumo-マンション売却

出典:SUUMO不動産売却

一括査定サイトのスーモは、テレビCMを流しているので知名度が高いですね。

緑の愛嬌のあるキャラクターを思い浮かべる人も多いかもしれません。

大手なので初心者でも使いやすいよう、サイトのデザインに力を入れていて、スーモのサポートサービスも充実しています。

まずはこのスーモの特徴について見てみましょう。

スーモの特徴
  • 株式会社リクルートホールディングスが運営している
  • 提携社数は約2,000社にも及ぶ
  • 同時依頼可能数が最大10社と多い
  • 全国の不動産に対応
  • 利用者満足度が91%
  • 担当者のクオリティが高い
  • しつこく営業される心配が少ない

大手企業が運営していて、多くの人に利用され続けているスーモは、信頼性の高いサイトと言えるでしょう。

スーモには独自の不動産会社の検索機能がついており、複数の方法で検索できるので、自分に合う不動産会社を探しやすいという強みがあります。

スーモは不動産会社の特徴をわかりやすくするための紹介ガイドを提供しています。

掲載されている画像や文章から不動産会社の雰囲気がうかがえるので、不動産を事前に確認したい方にはおすすめの機能となっています。

不動産売却が初めての人でも、不安を感じることなく安心して利用できます。

サイトの使いやすさだけでなく、物件の情報が充実していることから、利用者満足度が高いというのも納得ですね。

不動産売却を検討するにあたって、安心して利用できます。

対応エリア 全国
対応可能物件 マンション、一戸建て、土地
入力時間 約60秒
査定の費用 無料
提携会社数 2,000社以上
同時査定依頼数 10社※査定可能会社数は物件所在地によって異なります

イエウール

ieul-マンション売却

出典:イエウール

イエウールは利用者人数や売却実績に定評のある一括査定サイトです。

 

イエウールの利用者人数は約1,000万人を超えており、数ある不動産査定サイトの中でも日本一位を誇っています。

不動産売却を検討している多くの人から支持されていることがわかりますね。

イエウールは2014年に運営を開始し、比較的新しいにもかかわらず、運営を開始してから数年で利用者数一位を獲得しました。

イエウールには以下の特徴があり、その特徴から実力がうかがえるでしょう。

イエウールの特徴
  • 都心部だけではなく地方にも力を入れている
  • 提携社数が1,900社以上ある
  • 同時依頼可能数は最大6社
  • 累計利用者数は1,000万人以上
  • 年間売却実績は20万件を突破
  • 全国の不動産に対応
  • クレームの多い不動産会社を提携から外している
  • 熱心で質の良い担当者が多い

イエウールは、「はじめての不動産売却にお役立ちメディア」を掲載しているという点でも魅力的です。

記事には専門家が携わっているため、不動産の知識がない人にもわかりやすい内容になっています。

利用者数だけでなく、そのほかの面でも高い評価を受けていると、利用者数日本一位の理由がわかりますね。

イエウールは地域密着型の中小不動産会社が多いのですが、全国規模で店舗を出している大手不動産会社も多く提携しています。

幅広い不動産会社と提携しているため不動産会社の種類が豊富なので、不動産を選ぶ際に比較参考が簡単にできます。

また、イエウールは売主を守るためにクレームの多い悪徳業者を徹底的に排除しているため、初めての人でも安心して利用できるでしょう。

対応エリア 全国
対応可能物件 分譲マンション、一戸建て、土地、一棟アパート/マンション/ビル、区分マンション、区分所有ビル、店舗・工場・倉庫、農地、その他
入力時間 約60秒
査定の費用 無料
提携会社数 約1,900社
同時査定依頼数 最大6社

リビンマッチ

リビンマッチサイト

出典:リビンマッチ

リビンマッチはリビン・テクノロジーズ株式会社が運営・提供している不動産総合サイトです。

様々な不動産に関するサービスを行っているサイトで、その中に一括査定が含まれています。

査定1回につき6社の査定額を比較でき、査定の申し込みも簡単で無料で利用可能です。

リビンマッチの概要
  • 運営元:リビン・テクノロジーズ株式会社
  • 加盟数:約1,700社
  • 対応エリア:全国
  • 最大依頼件数:6件
  • 利用者:年間12万件の査定依頼・資料請求がある、利用者数は440万人を突破

リビンマッチは全国対応で、どこの地域の不動産でも査定をすることができるのが特徴です。

提携不動産会社数は約1,700社(2021年8月現在、同社調べによる)で、2,600事業所もあります。

大手不動産会社から地域に密着した会社まで多数と提携しているので、いろいろな会社が選べますね。

提携不動産会社数が多いだけでなく、さまざまな条件の不動産会社があるのは嬉しいです。

査定ができるのは最大6社までで、不動産査定一括サイトのなかでは標準的ですが、チャットによる質問形式で依頼できるという差別化できる特徴もあります。

不動産と名のつくものなら査定ができ、取り扱い物件の幅も広いことから、利用者数も多いリビンマッチは人気の一括査定サイトでおすすめです。

リビンマッチの基本情報
社名 リビン・テクノロジーズ株式会社
設立 2004年1月
上場市場 東京証券取引所マザーズ市場
リビンマッチが査定可能な物件 ・一戸建て
・分譲マンション
・投資用マンション、アパート
・土地
・アパート一棟
・マンション一棟
・事務所・店舗ビル一棟
・事務所・店舗ビル一室 など不動産全般
査定の費用 無料
許認可・認定・代理店 ・有料職業紹介事業許可 13-ユ-308903
・労働者派遣事業許可 派13-308471
・プライバシーマーク認定事業者 10830322(08)
・Google AdWords 正規代理店
・Yahoo!リスティング正規代理店

ホームフォー・ユー

home4u不動産情報サイト

出典:HOME 4U

ホームフォー・ユーは新しい価値観や生活様式への対応など、新たな社会のニーズにこたえるためにできた日本初の不動産一括査定サイトです。

知名度という点ではスーモなどCMに力を入れている有名サイトには及びませんが、国内トップクラスのシェアを誇っています。

また、ホームフォー・ユーは2001年に誕生し、20年以上も淘汰されずに利用され続けています。

サービスの利用開始をしてからの売却査定数は累計45万件にも上り、一括査定サイト業界で一番運営歴が長いので心強いですね。

ホームフォー・ユーの特徴は以下の通りです。

ホームフォー・ユーの特徴
  • 株式会社NTTデータスマートソーシングが運営
  • 提携社数は約1,800社
  • 同時依頼可能数は最大6社
  • 売却実績は累計45万件を突破
  • 全国の不動産に対応
  • 安心の電話サポートあり
  • 優良企業だけと提携するようにしている
  • 宅地建物取引士の資格を持つスタッフが多い
  • 不動産投資や土地活用のノウハウもある

ホームフォー・ユーには長年の実績がありますし、運営会社はNTTデータの子会社ですので、信頼性が高いと言えます。

ホームフォー・ユーには不動産会社の選定を厳選しているシステムがあるので、安心して利用できますね。

加えて、サイトの個人情報保護のためにセキュリティに関して厳しいという点も、利用者側からも企業側からも信頼できます。

ユーザーの個人情報の保護のため、個人情報に関する審査をクリアした事業者のみ使用できるプライバシーマークを取得しているのです。

以上の点を踏まえると、利用者からの口コミ評価が高いのも納得できますね。

リガイド

re-guide不動産一括査定サイト

出典:RE-Guide

リガイドは2006年に「SBI不動産ガイド」という名称でスタートした不動産一括査定サイトです。

リガイドには(途中でサイト名を変更)現在15年以上の実績があります。

大手不動産会社から地域密着型の不動産会社まで提携しているので、幅広く対応できることがわかるでしょう。

また、サイトが比較的シンプルに、かつ利用しやすいように造られています。

リガイドには下記の特徴があります。

リガイドの特徴
  • 提携社数は800社以上
  • 審査をかけて提携先を信頼性の高い所だけに絞っている
  • 同時依頼可能数が最大10社と多い
  • 全国の不動産に対応
  • Yahoo!アカウントを使って登録できる

リガイドは提携社数がそれほど多くありませんが、それは不動産会社を厳選しているからです。

リガイドは提携する不動産会社を、会社独自の審査を通過した企業のみとすることで、サービスの質を保っています。

一時的な審査だけではなく、日々サービスのチェックも行っているので、悪徳業者を避けたい人におすすめのサイトです。

不動産一括査定を行う際の入力項目が他会社よりやや多めというのが難点ですが、不動産売却が終わるまでの手間を軽減できると言えるでしょう。

ライフルホームズ

lifulhome's不動産情報サイト

出典:LIFUL HOME’S

ライフルホームズは2008年に開設された一括査定サイトです。

テレビCMもかけており、少しずつ知名度が上がっており、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ライフルホームズはより正確な情報を提供するため、ライフルホームズは自主規制ルールに則っているほか、業界の改善についても努めています。

それだけではなく、個人情報の取扱いを徹底的に管理しているため、安心してご利用していただけます。

ライフルホームズには以下の特徴があります。

ライフルホームズの特徴
  • 提携社数3,600以上と非常に多い
  • 同時依頼可能は最大10社
  • サービス利用者数は800万人以上
  • 全国の不動産に対応
  • 各不動産会社の資料を豊富に揃えている
  • サイトがわかりやすく使いやすい
  • 匿名での審査も可能
  • 無料の売却相談窓口「うるサポ」

ライフルホームズには、無料で利用できる住まいの売却相談窓口「うるサポ」があります。

「うるサポ」は、ライフルホームズ専属のアドバイザーが、中立的な立場で中古のマンションを売却サポートするサービスです。

受付対象になっているのは東京都のマンションのみとなっているので注意しましょう。

また、ライフルホームズは参加社数が業界最多で、地方にも強みがあります。

匿名で審査を申し込むこともできますので、お試しで利用したい人にもおすすめです。

すまいバリュー

すまいバリューは2016年に開設された、比較的新しいサイトです。

小田急不動産、東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所の住まいリレー、三井不動産リアルティ、野村不動産ソリューションズの大手6社で共同運営しています。

通常の不動産一括査定サイトでは、中小企業を中心に提携会社を集め、数多くある中から利用者が好条件なものを選ぶ形式になっています。

すまいバリューの提携会社は最初から会社が絞られているため、あまり迷うことなく取引ができるでしょう。

大手の安心感があるすまいバリューの特徴は、以下の通りとなっています。

すまいバリューの特徴
  • 提携社数および同時依頼可能は大手6社のみ
  • 売却実績は累計77万件以上
  • 売却成約率が79.7%と非常に高い水準にある
  • 全国の不動産に対応
  • 全国に店舗を展開しており、対面でサービスを受けられる
  • 「安心感がある」と回答した割合が95.5%

すまいバリューの査定依頼先は6社のみですが、相談できる店舗数が合計で875店舗あり、広範囲のエリアの対応をしています。

広範囲のエリア対応だけではなく、大手ならではのサポートが充実しているのも魅力です。

仲介のサポートやライフプランニング、アフターフォローの相談にも乗ってくれるのは嬉しいですね。

2022年度の成約件数は11万件以上に上るので、すまいバリューの実績も十分と言えます。

また、店舗で相談することもできるため、買い手からの信頼による成約率の高さによる早期売却にも繋がっていることがわかるでしょう。

対応エリア 全国
対応可能物件 マンション、一戸建て、土地、マンション一棟、アパート一棟、ビル一棟
入力時間 約60秒
査定の費用 無料
同時査定依頼数 最大6社
運営会社 ・住友不動産販売
・野村の仲介
・小田急不動産
・三菱地所の住まいリレー
・東急リバブル
・三井のリハウス

住友不動産販売

すみふの仲介

出典:住友不動産販売

住友不動産販売はその名の通り、住友グループが展開している不動産会社です。

住友不動産というブランド力は、買い手も安心して依頼や相談をすることができます。

また、住友不動産販売の全国の直営店舗数は全国で237の営業センター(2023年4月1日時点)、年間取扱物件数は35,000件以上の実績(2020年度)を持ちます。

業界大手なので、地方ごとに店舗同士が強いネットワークを持つだけでなく、豊富な実績から的確な査定と販売活動が魅力です。

住友不動産販売の特徴は下記の通りです。

住友不動産販売の特徴
  • 全国で237の営業センター(2023年4月1日時点)
  • 抱える購入希望者数は合計3.2万人
  • 不動産を売却できた売主の満足度が95.1%
  • 一般の購入希望者だけでなく宅地建物取引業者にもアプローチ
  • 保証や修理、清掃など、売却後のサポート体制も充実
  • 物件情報を自社公式サイトだけでなくスーモなどの大手ポータルサイトにも掲載

住友不動産販売は、地域密着の丁寧なサービスで高評価を得ています。

そのため売却物件をアピールする力に長けており、売りにくいような地方の物件でも成約に繋げることができます。

早期に売却したい人や住み替えのために確実に売りたい人などにおすすめです。

住友不動産販売では他の不動産会社と違い、最初から最後までの担当者が1人のマンツーマンの営業体制をしています。

マンツーマン体制なので、お客さまの希望を実現できる可能性が他の不動産会社よりも高くなるといえるでしょう。

これは住友不動産販売の大きな強みといえますね。

三井のリハウス

rehouse不動産情報サイト

出典:三井のリハウス

三井のリハウスは三井不動産リアルティ株式会社が運営している不動産会社です。

三井不動産グループの中でも大きなグループ会社の1つとなっています。

運営会社の三井不動産リアルティ株式会社は仲介業で急成長し、他を圧倒する実績を持っています。

三井のリハウスには下記の特徴があります。

三井のリハウスの特徴
  • 売買仲介取引件数が35年連続で全国ナンバーワン
  • 累積取扱件数は100万件を突破した
  • 物件のイメージを高めるノウハウに強みがある
  • マンションについてはAI査定を導入している
  • WEB上で無料査定ができる
  • 住まいについてのオンライン相談にも対応
  • 売却した物件の修理を一定期間サービス

三井のリハウスは、長年にわたり売買仲介取引件数でトップに君臨し続けています。

三井のリハウスは全店舗直営店となっていて、大手の中でも直営店の店舗数は非常に多いです。

また、三井のリハウスには売主と買主両方が使える360°サポートというサービスがあります。

そのほかにも豊富な売主向けのサポートがあり、不動産売却を検討している方におすすめです。

依頼主が求めるサポートを提供できるようなノウハウや実績があるわけですので、安心して不動産売却をお任せできるでしょう。

不動産売却はどこがいい?迷っている人のための不動産選びのポイント5つ

不動産_売却_どこがいい_迷っている人_選び_ポイント

不動産を選ぶ際には、大手か地元かあるいは大手か中小かで悩む人も多いかもしれません。

しかし、不動産売却という仲介を依頼する場合には、会社の規模はそこまで重要ではありません。

大手不動産会社と地域密着型の地元の不動産はそれぞれ得意分野が違うので、売却を検討している不動産に合わせて会社を選ぶといいでしょう。

ここでは不動産選びの重要ポイントとして、以下の5つをご紹介します。

これらのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

地元に精通している

不動産選びの1つ目のポイントは、地元に精通していることです。

地元に精通していると、物件自体の良さだけではなく、物件がある地域の良さや利点も購入希望者にアピールできるからです。

例えば、交通量や治安状況、子育て環境、学区や評判の良いスーパーなど、その地域のミクロな情報を把握しています。

このような実際に住んでみるときに役立つ情報は、売却活動において武器になるでしょう。

不動産会社が遠すぎない

不動産選びの2つ目のポイントは、売却したい物件から店舗や営業店が遠すぎないことです。

理由は2つあります。

まず、遠い店舗から営業担当者が来る場合、移動や時間的な負担が大きいために、ドライな対応になる傾向にあるからです。

もちろん、建前では他のお客と差別しないことになっていますが、担当者も人間ですので、遠すぎると仕事が雑になるかもしれません。

別の理由としては、遠方の不動産会社と近距離にある不動産会社の場合では、査定額に差が出ることがあるからです。

物件の近くの不動産会社の方が地域の事情を把握しているため、適正な査定額を付けることができます。

物件の近くの大手不動産会社と地元不動産会社の双方に査定依頼をすることで、この問題に対処することができますね。

このような理由で、売却したい物件から店舗や営業店が遠すぎる不動産会社は避けた方がよいでしょう。

質問や連絡に関する対応が早い

不動産選びの3つ目のポイントは、質問や連絡に関する対応が早いことです。

対応がスピーディな不動産会社は安心感がありますよね。

事実、そうした会社は要望をしっかりキャッチしてくれて機動力も高い傾向にあるため、早期の売却を期待できます。

不動産がどこがいいか判断するにあたっては、対応の早さにも要注目です。

専門性があり、親身になってくれる

不動産選びの4つ目のポイントは、専門性があって親身になってくれることです。

なぜなら、専門性があって親身な不動産会社は、有益で的確なアドバイスをしてくれるからです。

不動産売却はなるべく好条件でしたいものですが、優良な不動産会社はそれを全力でサポートしてくれます。

中には自社の利益のみを考えた提案や情報隠しをするような不動産会社もありますので、注意が必要です。

どこがいいか迷っている場合、ぜひ専門性や親身になってくれるかに注目して不動産会社を選びましょう。

相場よりも高い査定金額を提示してこない

不動産選びの5つ目のポイントは、相場よりも高い査定金額を提示してこないことです。

なぜなら、相場より高い査定額を提示するような不動産会社は、契約してもらうためにお得感を演出しているだけの可能性があるからです。

そもそも査定額は、その物件が実際にその価格で売れることを保証するものではありません。

ネットが普及して誰でも物件情報を見ることができる今の時代、相場を大きく上回る物件はほとんどの場合売れません。

結局、売却までに時間がかかり、値下げもしなければならないという結果になるでしょう。

そのような点を踏まえると、だいたいの相場を自分で調べておくことが重要になります。

調べておくことで、査定額が相場よりも高いか低いかどうか判断でき、優良な不動産会社を選ぶ助けになります。

迷っている人のための、不動産会社選びの大切なポイントを5つご紹介しました。

これらのポイントを踏まえたうえで、大手と地元の不動産それぞれの特徴を掘り下げて見ていきましょう。

大手不動産会社の特徴

大手_不動産_会社_特徴

大手不動産会社は、知名度と安心して任せられるという部分が大きいです。

大手不動産会社はブランド力が高く、安心材料になるので買い手が見つかりやすくなるでしょう。

不動産選びのポイント5つを踏まえたうえで、検討対象に加えるかどうかを選ぶ方が適切です。

大手不動産会社には下記の特徴があります。

それぞれについて詳しく見てみましょう。

資金力と販売実績がある

大手不動産会社の特徴として、資金力と販売実績があることが挙げられます。

資金力があるため、チラシやインターネット掲載だけではなく、テレビCMやラジオ、雑誌を使った広告宣伝の豊富さが魅力と言えますね。

結果的に多くの人に物件を見てもらうことができ、早期売却の可能性が高まります。

また、多くの販売実績があるため、豊富な情報やノウハウを持ってることも魅力です。

購入希望者が求める情報を知っていれば、目に付くような広告を作ることができますね。

アイデアの引き出しが多く、さまざま提案やアドバイスを受けることができるので、売却前の査定から契約までスムーズに進みます。

サービスが充実していて安心

大手不動産会社の別の特徴として、サービスが充実していることがあります。

例えば、保険や修理、ハウスクリーニング、インスペクションといったサービスを用意しているのは大手ならではの特徴です。

ハウスクリーニングとは、単なる掃除ではなく、なるべく新築時と同じような綺麗さにするためのクリーニングのことを指します。

インスペクションは、住宅の専門家が行う住宅診断のことで、建物の劣化状況や、設備等の動作確認、目視での確認が主な審査内容です。

大手不動産会社では、それらサービスを無償でつけることが増えてきています。

売却予定の不動産の状況と照らし合わせて、必要なサービスが無料になるのは嬉しいですね。

また、大手は社員教育を徹底していることが多いので、スタッフのレベルも安定しており、安心感があります。

近くに営業店がない

大手の不動産会社の場合、売却物件の近くに営業店があるとは限りません。

地元の不動産会社よりも、大手不動産会社はこの点が不利になります。

このため、その地域の情報に疎く、物件の魅力を十分にアピールできないことがあるので、近くに営業店があるかどうかは重要なポイントです。

既述の通り、遠方の売主には対応がドライになることも考えられます。

土地や農地に関しては、地域の需要の方が強い傾向にあるので、地域に精通した地元の不動産会社がおすすめです。

地元の不動産会社の特徴

地元_不動産会社_特徴

続いて、地元の不動産会社の特徴を見てみましょう。

それぞれの特徴について、以下で詳しくご紹介します。

その地域に精通している

地元の不動産会社の特徴として、その地域に精通していることがあります。

地域密着型の不動産として、その場所ならではの情報や特性を把握していることが多いです。

不動産売却の査定を受けた場合の査定金額は、こちらの方が適正価格になりやすいです。

また、他の地域密着型の中小企業とコネクションを築いており、そこから売却のきっかけをつかむケースもあります。

不動産会社の力量にバラつきあり

地元の不動産会社の場合、会社によって力量にバラつきがあります。

大手はどの会社にも一定のサービスを期待できますが、中小の場合は当たりや外れがあるのです。

大手以上に親身になって対応してくれるところもあれば、不誠実な会社も存在します。

また、従業員の規模が小さく販売実績も少ないため、得意な分野と不得意な分野があるのが現実です。

買い主からの認知度は低め

地元の不動産会社の場合、買い主からの認知度は低めです。

大手とは異なり、高額な費用がかかる大々的な広告を打ち出すことはできないからです。

物件情報を買い主が目にする回数は少ないため、早く売りたいという場合はデメリットかもしれません。

その一方で、土地や農地などは、地域の需要を知っている地元の不動産会社がおすすめです。

持っている不動産の需要がどこにあるのかを確認して、不動産会社を選ぶとよいでしょう。

不動産の売却方法は2つ

不動産_売却_方法

不動産売却の方法には、大きく分けて「不動産会社の仲介」と「不動産会社の買取」の2つがあります。

以下で、それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。

不動産の仲介のメリットデメリット

不動産会社の仲介で売却する場合、価格設定の自由度が高く、まずは強気の価格で売り出して、様子を見て値下げをしていくこともできます。

仲介で売却するメリット 仲介で売却するデメリット
・価格設定の自由度が高い
・売却価格が高めになる
・仲介手数料がかかる
・売却までに時間がかかる
・内覧希望者に対応する必要がある
・契約不適合責任を負わなければならない

結果として、不動産会社の買取よりも高い価格で売却できることが多いです。

ただし、適正価格を大幅に上回った価格をつけてしまうと、いつまでも売却できなくなる可能性が高くなってしまいます。

不動産仲介の大きなデメリットになるのは、時間とお金がかかることです。

仲介手数料がかかることや、売却までに4〜6か月は必要になります。

不動産の買取のメリットデメリット

不動産会社の買取で売却をする場合、売却の価格は低めになりますが、仲介手数料を支払う必要がなくなります。

買取で売却するメリット 買取で売却するデメリット
・仲介手数料がかからない
・早期に売却できる
・内覧の必要がない
・契約不適合責任が免責となる
・売却価格が低めになる
・不動産によっては買取してくれない

不動産会社の買取では早期に売却および現金化できますし、あまり手間もかかりません。

素早く手間をかけずに不動産売却したい人におすすめの方法です。

不動産会社との手続きがシンプルなので、不動産会社主導で提示される査定額に納得できれば、すぐに代金を受け取れます。

不動産の売却査定額の決め方

不動産_売却_査定額_決め方

不動産を売却するにあたっては、査定金額の決め方や特徴を押さえておくことも大切です。

売却査定額の決め方には、以下の2つの方法があります。

不動産の売却査定額の決め方2つ

2つの方法はどう違うのか、算出方法と調査内容について見ていきましょう。

ネット(机上)査定の方法

ネット(机上)査定は、対象物件を訪問することなく大まかな売却価格を算出することです。

  • 類似物件の成約価格を参考にして算出する
  • 周辺物件の売り出し価格を参考にして算出する
  • 不動産市場の動向に基く予測により算出する
ネット(机上)査定の場合、物件情報と個人情報を入力するだけで、当日〜3日くらいのうちに結果が出ます。

ただし、訪問査定のように実際に現物を見るわけではないため、精度は劣ります。

実際に売却できる金額と差がでることを前提に考えておくとよいでしょう。

誤差に惑わされないためにも、できるだけ多くの査定を受けることが大切です。

訪問査定の方法

訪問査定は、実際に現地に出向き、物件の状態や周辺地域を調べて売却価格を算出することです。

訪問査定の調査内容について
  •  内装の状態
  • 見晴らしや日当たり
  • 隣地や境界の状態
訪問査定のメリットは、より正確な査定金額を出せることです。

また、現地で物件を確認しながら不動産スタッフのアドバイスを直接聞くことができるのも利点でしょう。

ただし、査定額の算出に1週間程度かかりますし、訪問を受けるためにはスケジュールを空けておかなければなりません。

訪問査定で出た査定額が絶対とは限りませんが、ネット査定よりも比較的近い金額を知ることができます。

加えて、頼んだ不動産会社の力量を知ることができることがメリットとしてあげられますね。

不動産売却をするメリット

不動産_売却_メリット

不動産売却をすることには、以下のメリットがあります。

これらのメリットについて詳しく見ていきましょう。

現金が手元に入る

不動産売却をする最大のメリットは、現金が手元に入ることです。

数百万から数千万を現金化できる方法は他になかなかないでしょう。

例えば、その資金を使って住宅ローンを完済すれば、銀行保証料やその後の利子を節約できます。

また、より条件の良い不動産に買い換えることも可能です。

維持費を負担せずに済む

不動産売却をする別のメリットは、維持費の負担がなくなることです。

住宅や物件を所有している場合、そこに誰も住んでいなくてもメンテナンスや手入れが必要で、それには費用がかかります。

もちろん、固定資産税もかかるでしょう。

一戸建ての場合、年間の維持費は平均で40万円ほどにもなると言われています。

売却してしまえばこうした維持費はなくなります。

所有するとどうしてもリスクを背負うことになるので、手放すことで得られるメリットは大きいです。

早く売ると資産価値が高い

早くに不動産売却すると資産価値が高いというメリットもあります。

建物や設備はどんどん劣化していきますので、年数とともに価値が下がっていくのです。

例えば、価値が2,000万円で耐用年数が20年の不動産の場合、毎年100万円ずつ資産価値が減少していくと言われています。

このため、早く売った方が高い値が付きます。

不動産売却をするデメリット

不動産_売却_デメリット

一方、不動産売却には下記のデメリットもあります。

不動産売却をするときになぜデメリットになってしまうのか、一つ一つご説明します。

メリット以外の部分も知り、不動産売却は必要なのかどうかを冷静に考えましょう。

売却先を見極めないと損をする場合も

不動産売却のデメリットとして、売却先を見極めないと損をする場合があります。

つまり、不当に安い値段で買われてしまうというリスクがあるということです。

このため、不動産を比較して、自分の判断でどこがいいのか見極めることが大切になります。

すぐに売却先が見つかるとは限らない

不動産売却の別のデメリットは、すぐに売却先が見つかるとは限らないことです。

売却は相手がいて初めて成立しますから、望んだタイミングで売れるとは限りません。

不動産選びが早期売却のための第一歩ですから、どこがいいのかしっかり考えるようにしましょう。

売却費用や税金を支払わなければならない

売却費用や税金を支払わなければならないことも、不動産売却のデメリットです。

売却の際には、仲介手数料測量費印紙税といった費用が発生します。

また、売却で発生した利益に対して譲渡税がかかる場合もあります。

こうした費用を合計すると、不動産売却額の5〜7%はかかると考えておいた方がよいでしょう。

きちんと計算しておかないと、自分が思っていたよりもかなり高額になることがありますので、注意が必要です。

不動産売却査定のときの注意点

不動産_売却_査定_注意点

ここで、不動産売却査定のときの注意点をご紹介します。

これらの注意点について一歩違えば、売却を検討している売主にとって不利になってしまう可能性があります。

以下で一つずつ解説していきますので、よく確認しましょう。

家や土地の整理をすること

不動産売却をするときには、家や土地の整理をすることが大切です。

訪問査定の場合、担当者が実際に物件を見て価格を算定しますので、家や土地が整理整頓されていないと査定額に影響が出ます。

片付けをしっかりしておきましょう。

リフォームやリノベーションを独自に行わないこと

不動産売却をするとき、リフォームやリノベーションを独自に行わないようにしましょう。

リフォームやリノベーションをすれば高く売れると考える人もいますが、実際にはかかる費用の方が大きいので損する場合が多いです。

査定価格のまま販売しないようにすること

不動産売却では、査定価格のまま販売しないようにすることも重要です。

査定価格はあくまでも目安ですので、そのままの金額で売らなければならないわけではありません。

時間に余裕がある場合には、査定価格よりも強気な価格で売りに出し、様子を見て徐々に値下げすることもできます。

一方、急いでいる場合には、査定価格よりも低い価格で売ることもできるでしょう。

何事にも、柔軟性とその加減が大切です。

瑕疵(読み:かし)(不動産の重大な欠陥や不具合)は開示すること

不動産売却をするときには、不動産の重大な欠陥や不具合を開示するようにしましょう。

重要事項説明書に瑕疵を明記せずに売却した場合、売主は原則として契約不適合責任を負うことになるからです。

これにより、物件の引き渡し後、追完請求、代金減額請求、契約解除、損害賠償請求などに応じなければならなくなります。

欠陥や不具合は隠さずに開示しましょう。

査定見積もりの内容を確認すること

不動産売却をするとき、査定見積もりの内容を必ず確認するようにしましょう。

既述の通り、相場よりかなり高い査定額を提示してくる不動産会社には注意が必要です。

このため、自分で相場を調べた上で、不動産会社が出してきた査定見積もりの内容をよく確認することが大切になります。

不動産売却の主な流れ

不動産_売却_流れ

不動産売却の大まかな流れは以下の通りです。

不動産売却の流れとは?
  1.  住宅ローンの残高を確認
  2. 大まかな不動産の相場を調べる
  3. 不動産一括査定サイトに査定を依頼する
  4. 不動産の売却に必要な書類を準備する
  5. 依頼したい不動産会社と媒介契約を結ぶ
  6. 物件を引き渡す
上記の流れを押さえておくと、落ち着いて売却を進めることができるでしょう。

不動産会社との契約方法3つ

不動産_会社_契約方法

不動産会社との契約は「媒介契約」です。

媒介契約は簡単に言うと、不動産会社に物件の売買の斡旋をしてもらうことです。

それには以下の3つタイプがあります。

それぞれについて解説していきます。

一般媒介契約とは

一般媒介契約とは、複数の不動産会社に重複して売却を依頼できるタイプの契約です。

また、売主は自分で購入希望者を見つけた場合、その人と直接取引することもできます。

不動産会社には成約に向けて積極的に努力しなければなりませんが、売主に対して売却活動の報告をする義務はありません。

契約期間は最長で3カ月(更新可)となっています。

専任媒介契約とは

専任媒介契約は、1つの不動産会社のみに売却を依頼し、他の不動産に重ねて依頼することができないタイプの契約です。

売主は自分で購入希望者を見つけた場合、その人と直接取引することもできます。

不動産会社は物件情報を国土交通大臣が指定する「不動産流通機構」に7営業日以内に登録する義務を負います。

また、売却活動の状況について14日に1回以上の頻度で売主に報告しなければなりません。

契約期間は最長で3カ月(更新可)となっています。

専属専任媒介契約とは

専属専任媒介契約も、専任媒介契約と同様、1つの不動産会社にしか売却を依頼できないタイプの契約となっています。

ただし専任媒介契約とは違い、売主が自分で購入希望者を見つけたとしても、依頼した不動産会社を通して取引しなければなりません。

不動産会社は物件情報を国土交通大臣が指定する「不動産流通機構」に5営業日以内に登録する義務を負います。

売却活動の状況については7日に1回以上の頻度で売主に報告しなければなりません。

契約期間は最長で3カ月(更新可)となっています。

不動産売却に関するよくある質問

不動産_売却_よくある質問

最後に、不動産売却に関するよくある質問をご紹介します。

以下で、これらの質問の答えを確認しましょう。

売る前に準備するものはなんですか

不動産会社に売却相談をする前に、所有物件の詳しい情報がわかるものを準備しておくと、プロセスがスムーズに進みます。

具体的には、以下のような書類があるとよいでしょう。

・登記済証(権利証)または登記識別情報
・分譲時のパンフレット
・土地の測量図面
・建物の図面

住みながら売りに出すことはできますか

住みながら売りに出すことは可能です。

事実、中古物件の場合は大半の人が住みながら売却を進めています。

不動産を売却しやすい時期はありますか

不動産を売却しやすい時期は、3月前後と9月前後と一般的に言われています。

なぜなら、これらの時期は転勤や入学等で人が動く時期だからです。

ただ、これらのタイミングは競合物件が多くて価格競争になりやすいという側面もあり、必ずしも高く売れるわけではありません。

また、不動産市場の盛り上がりは税制改正金利等によっても左右されます。

「3月と9月が良い」と決めつけずに、不動産会社に相談してみましょう。

売却金額はいつもらえますか

売却金額は、まず売買の契約時に、手付金として代金の5〜10%くらいを受け取れるのが一般的です。

その後、引き渡し時に残金をもらうことができます。

不動産売却まとめ

不動産_売却_まとめ

今回は、おすすめの不動産の一括査定サイトや、不動産会社がどこがいいかを判断する方法についてご紹介しました。

また、不動産売却の流れや方法、売主が陥りがちな注意点についてもご説明しました。

不動産売却は一生のうち何回もすることではありません。

ぜひ今回の記事を参考にして、後悔のない判断をしてください。