子供の教育費を準備するのに、学資保険以外の方法を活用する人が増えています。
子供の教育資金を準備するのは学資保険という時代ではなくなっているのです。
学資保険は返戻率が低くなり魅力が半減しているのが原因です。
松葉 直隆
この記事では、低解約返戻金型終身保険・外貨建て保険・投資などで教育資金を準備するメリット・デメリットについて解説します。
それぞれのメリット・デメリットと、学資保険を活用するメリット・デメリットを比較して、自分に合った方法で教育資金の準備をしましょう。
- 学資保険の代わりになるのは終身保険や外貨建て保険
- 非課税枠を使った投資をする人も増えている
- 学資保険よりも効率よくお金を増やせるというのがポイント
- 元本保証ではないケースが多いため教育資金の準備に不向きな面も
- 学資保険は教育費の積立に特化している保険商品
- おすすめの学資保険はフコク生命の「みらいのつばさ」
- 教育費準備の悩みは保険見直しラボに相談してみましょう
記事監修者紹介
松葉 直隆 / 保険のプロ
大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体を経て、現在はマネーグロースにて記事監修を務める。
目次
学資保険の代わりに教育資金を準備する方法
学資保険の代わりに教育資金準備をする方法は主に以下の4つとなります。
低解約返戻金型終身保険
学資保険の代わりとして活用されることが多いのが低解約返戻金型終身保険です。
保険料の払込期間と解約のタイミングによっては、学資保険よりも多くお金が貯まることから、学資保険の代わりとして活用されています。
保険料払込期間を10年などの短期で設定することで、解約返戻金を子供の大学進学費用に充てることが可能となります。
注意点として、保険料払込期間終了後から解約返戻金が支払保険料を上回るので、できるだけ保険料払込期間を短くするようにしましょう。
現在、学資保険の代わりとして活用できるのは、オリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」のみとなります。
低解約返戻金型終身保険は、短い保険料払込期間の契約が多く売れてしまったため、各保険会社は商品改定をおこないました。
松葉 直隆
外貨建て保険
外貨建て保険は、円建て保険に比べて積立利率が高いことから、学資保険の代わりとして活用される人が多いです。
学資保険では返戻率が最高でも110%前後となりますが、外貨建て保険では返戻率が150%~200%になる商品もあります。
返戻率の高さから人気となりましたが、為替リスクが伴う保険商品ということに注意が必要です。
外貨建て保険の特徴は、保険金・解約返戻金などのすべてが外貨で運用されます。
そのため、円安・円高などの為替相場によって、受け取れるお金が変わることから決して堅実な積立ではありません。
外貨建て保険は、長期間の積立に向いている保険であり、基本的には老後資金の準備として活用される人が多いです。
大学進学時など、決まったタイミングで円高になると、思ったよりもお金が増えていないという結果になることもあります。
松葉 直隆
ジュニアNISAなどを使った投資
ジュニアNISAなどの非課税制度を使って投資する方法で教育資金を準備する人も増えています。
ジュニアNISAとは、2016年1月から始まった未成年者少額投資非課税制度であり、毎年80万円の新規投資の益金に関して最長5年間は非課税となる仕組みです。
投資可能商品や買付方法は、一般のNISAと同様に上場株式やETF・投資信託などになります。
注意点としては、投資可能期間が2023年までとなることと、原則18歳までは災害などのやむを得ない事由以外では払い出しができないことになります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
出典:NISAとは?-金融庁
ジュニアNISAや積立NISAは、投資の利益に対する税金を非課税にするという制度となります。
松葉 直隆
貯蓄
子供の学資金準備として最も安全ともいえるのが、銀行口座などに貯蓄することです。
説明することもありませんが、銀行口座などを利用してお金を貯めることです。
定期預金などでは、銀行によって預金利率を優遇するサービスが展開されていますが、近年の預金利率は0.001%などとなっています。
保険や投資に比べて、銀行に預けてもお金が増えるということはありませんが、元本は保証されお金が減るリスクはありません。
増えなくてもいいから減らしたくない人におすすめの方法といえます。
預金利率は、普通預金よりも定期預金の方が有利になりますので、10年定期預金など少しでも預金利率のいい方法を選びましょう。
松葉 直隆
学資保険以外にも、子供の教育資金を準備する方法はあります。
保険見直しラボでは、お金のプロに教育資金の相談も可能となります。
子供の教育資金という明確な目的なら学資保険を活用するのがおすすめとなります。
松葉 直隆
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学資保険代わりの方法で教育資金を準備するメリット
学資保険の変わりの方法として、終身保険や外貨建て保険を活用する方が多いですが、それぞれにどのようなメリットがあるのか気になりますよね。
ここからは、学資保険代わりに活用できる教育資金準備方法のメリットを解説します。
低解約返戻金型終身保険
学資保険の代わりに低解約返戻金型終身保険を活用するメリットは、学資保険に比べて返戻率が高いことです。
学資保険の返戻率は最高でも110%前後となりますが、低解約返戻金型終身保険なら120%~130%まで高くなります。
金額にすると微々たる差となりますが、少しでも有利にお金を増やしたいと考えるのであれば、低解約返戻金型終身保険は最適でしょう。
また、子供の教育費に使わなかった場合には、解約をせずにおいておくだけで解約返戻金は増え続けるため、子供の結婚資金など活用の幅も広がります。
低解約返戻金型終身保険は終身保険であるため、解約をしない限り保障は一生涯続きます。
解約返戻金も増え続けますが、万が一の死亡保障としても活用することもできます。
解約しない限り解約返戻金が増え続けるため、長期的に見ても貯蓄よりも有利にお金を増やし続けられます。
松葉 直隆
外貨建て保険
外貨建て保険を学資保険代わりに使うメリットも、学資保険よりも返戻率が高いことです。
先ほども解説しましたように、円建ての学資保険よりも外貨建て保険の方が積立利率が高くなるため、学資保険よりも大きなお金を準備できます。
主に米ドル建ての保険商品が多いですが、豪ドルなど米ドル以外の通貨を選べる商品もありますので、積立利率の高さで商品を選ぶと良いでしょう。
外貨建て保険の多くは米ドル建てとなり、世界通貨という安心感から米ドル建を選ぶ方が多いです。
積立利率が高いため、低解約返戻金型終身保険よりも大きくお金を増やせる可能性があります。
松葉 直隆
ジュニアNISAなどを使った投資
学資保険の代わりにジュニアNISAなどを使った投資をするメリットも、学資保険よりも大きくお金を増やせる可能性があることです。
ジュニアNISAや積立NISAなどは、上場株式や投資信託で資産運用をすることとなります。
投資先を投資信託やETFなどに分散することでリスクを回避しながら、学資保険の代わりとして活用されている人が増えています。
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。
あくまでも投資なので、分散投資をしてリスクも分散しておくことが重要となります。
松葉 直隆
貯蓄
学資保険を活用するよりも貯蓄をするメリットは、学資保険よりもお金を自由に使えることです。
学資保険や終身保険などに加入すると、保険料払込期間中に大きな出費があっても自由にお金を用意することはできません。
しかし、銀行口座などに預金をしておけば急な出費にも対応できます。
保険や投資は、大きく資産を増やせる可能性はありますが、急な出費に対応することができないのです。
大きくお金を増やすことはできないけれど、自由にお金を使える点が貯蓄の大きなメリットとなります。
定期預金などは、自由に引き出せない可能性もあります。
松葉 直隆
学資保険代わりに終身保険や外貨建て保険を使うのは、返戻率の高さが主な目的となります。
より効率的に教育資金を準備したい方は保険見直しラボで相談してみましょう。
学資保険のネックは返戻率の低さから大きくお金を増やせなくなり、よりお金を増やせる方法を活用する方が増えているのです。
松葉 直隆
学資保険代わりの方法で教育資金を準備するデメリット
学資保険の代わりに終身保険や外貨建て保険を使うのには、当然ですがデメリットも存在します。
ここからは、学資保険の代わりに終身保険や外貨建て保険を使うデメリットを解説します。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険を学資保険の代わりに使うデメリットは特にありませんが、強いてデメリットというなら選ぶ商品数の少なさです。
学資保険の人気は落ちているとはいえ、選べる保険商品数は5商品以上はありますが、低解約返戻金型終身保険は実質1種類のみです。
また、学資保険同様に保険料払込期間中に解約をすると、支払った保険料の約7割しか戻ってこないので元本割れも起こします。
返戻率を比較しても大きな差がないことから、学資保険の代わりとして積極的に使う必要性は低いともいえます。
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間終了後から解約返戻金が支払保険料を上回ります。
その事から、保険料払込期間を最低でも15年以下で設定する必要があります。
中学校を卒業する年齢までに保険料払込期間が終了する商品は限られています。
松葉 直隆
外貨建て保険
外貨建て保険を学資保険代わりに活用する大きなデメリットは為替リスクです。
外貨建て保険は、保険料の払込・保険金・解約返戻金など、すべてを米ドルなどの外貨で取引をおこないます。
そのため、解約時に円安になっていれば大きくお金が増えることになりますが、円高になっていれば最悪の場合は元本割れする可能性もあります。
子供の教育資金として活用するのであれば、リスクの高い方法のひとつといえるのです。
外貨建て保険は為替変動の影響を大きく受けることから、世界情勢に大きく左右されるため、決まったタイミングで決まった金額を受け取れる保証はありません。
子供の教育資金を準備するために活用するには、ハイリスク・ハイリターンといえます。
松葉 直隆
ジュニアNISAなどを使った投資
学資保険代わりにジュニアNISAなどの非課税制度を活用して投資をするデメリットは元本保証ではないことです。
学資保険や終身保険・外貨建て保険などとは違い、投資なので当然ですが元本保証はありません。
分散投資をしてリスクを減らすことが重要になりますが、金融情勢によっては大きく資産が減る可能性もあります。
ジュニアNISAは、あくまでも投資利益に関する税金を非課税にするという制度であるため、元本保証はないということに注意しましょう。
投資の基本でもありますが、投資先の業種などを分散することでリスクも軽減することができますが、絶対に安心ということではありません。
ジュニアNISAなどの制度を理解していない方も多いですが、投資はお金を増やせる可能性があるというだけで失敗する可能性もあります。
松葉 直隆
貯蓄
学資保険を利用せずに貯蓄をするデメリットは、お金が増えにくいということです。
銀行預金に貯蓄をすると、お金が減ることはありませんが大きく増えることもありません。
普通預金の金利は0.001%などとなり、定期預金でも0.015など、5年預けようが10年預けようが数円増えるか増えないかです。
お金を少しでも増やすことを考えるのであれば、貯蓄は避ける方がいいでしょう。
大手都市銀行などの預金金利は普通預金なら0.001前後となり、定期預金でも0.015など雀の涙程度となります。
資産は減りませんが、資産が増えることもありません。
大手都市銀行などの店頭に金利が表示されていますので一度確認してみましょう。
松葉 直隆
低解約返戻金型終身保険でも外貨建て保険でも、学資保険代わりに使うにはデメリットがあります。
リスクをなくして効率的に教育資金の準備を考えるなら保険見直しラボに相談してみましょう。
学資保険は日本の教育制度に沿って作られている日本独自の保険ともいえますので、代替え方法を活用する際にはしっかり比較をしましょう。
松葉 直隆
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学資保険代わりの方法で教育資金を準備する注意点
ここからは、学資保険の代わりになる方法で教育資金を準備する際の注意点について解説します。
それぞれの注意点を確認して、失敗しないようにしましょう。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険を学資保険代わりに活用する際には、保険料払込期間に注意しましょう。
低解約返戻金型終身保険は保険料払込期間終了後から、解約返戻金が支払った保険料を上回っていきます。
そのことから、できるだけ短い期間で保険料を払い終えなければ、低解約返戻金型終身保険を活用する意味がありません。
保険料の払込期間を10年で設定すれば、大学進学時の費用と考えるなら据置期間は8年間となりますので返戻率も120~130%まで増えるでしょう。
低解約返戻金型終身保険を活用する際に、最も重要なのは据置期間をどれだけ長くできるかです。
低解約返戻金型終身保険を学資保険代わりに活用する際には、保険料払込期間が短い保険商品を活用するようにしましょう。
おすすめは、オリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」となります。
松葉 直隆
外貨建て保険
外貨建て保険を学資保険の代わりに活用する際には、支払保険料の金額が変動する可能性があることに注意しましょう。
外貨建て保険の場合、基本的に保険料の払込や保険金・解約返戻金の受取はすべて外貨でおこないます。
契約者は日本円で保険会社へ保険料を支払い、保険会社が外貨に両替をするという仕組みとなっているのです。
外貨建て保険でも、契約者は日本円で支払うケースが多いため、為替変動によって支払う保険料も毎月変動する可能性があることに注意しましょう。
保険料を支払うときだけではなく、解約返戻金を受け取るときにも為替変動の影響を受けることを理解しておきましょう。
円安になれば得をするケースが多いですが、円高になっていれば元本割れまで考えられますので注意が必要です。
松葉 直隆
ジュニアNISAなどを使った投資
学資保険の代わりにジュニアNISAなどを使った投資を活用する際には、元本保証ではないことに注意しましょう。
ジュニアNISAは、これまでも解説しましたように、あくまでも投資利益を非課税にする制度というだけです。
そのため、上場株式や投資信託に投資をして、株価の上昇や配当金などによって資産を増やすことになります。
決して元本保証というわけではなく、金融情勢によっては大きく資産を減らしてしまう可能性もあることには注意しましょう。
国内株式だけではなく、海外株・投資信託・ETFなど、様々な銘柄などに分散して投資することでリスクも分散できます。
株式だけではなく、金などの現物資産に投資するという方法などもあります。
松葉 直隆
貯蓄
貯蓄に関しては、大きな注意点はありません。
元本も保証されて堅実にお金を増やせますが、金利情勢が良くないため大きくお金を増やせることはできないことだけ理解しておきましょう。
また、唯一の注意点とすれば、銀行が破綻する可能性もごく僅かですがあり得ますので注意するようにしましょう。
銀行が破綻した際にも、預貯金に関しては最低限保証される金額が決まっていますので、心配な方は確認しておきましょう。
松葉 直隆
学資保険の代わりに終身保険や外貨保険を活用する際の注意点はしっかりと理解しておきましょう。
子供の教育資金準備に関する相談も保険見直しラボがおすすめです。
終身保険も外貨建て保険も、教育資金を準備ために作られた商品ではないので、学資保険の代わりに活用するなら注意点も多くなります。
松葉 直隆
【基礎から確認】学資保険とは
これまで、学資保険の代わりになる方法を解説しましたが、ここからは学資保険について解説をします。
学資保険の特徴やメリット・デメリットを確認して、どちらが自分に合っているか考えてみましょう。
学資保険は子供の教育資金を準備するための保険
学資保険とは、子供の教育資金準備に特化した積立型の保険です。
多くの学資保険は、一番お金が掛かるとされる大学進学時に照準を合わせて学資金が受け取れるタイプとなっています。
しかし、商品によっては、幼稚園の入園から大学入学までの節目毎に祝い金・学資金が受け取れるタイプも用意されています。
保険料の払込は子供が12歳や15歳までに設定されているケースが多く、加入可能年齢も子供が0歳~7歳までに設定している学資保険が多いです。
学資保険は、日本の教育制度に合せて作られているため日本独自の保険といえます。
そのため、国内生命保険会社の商品が多く、外資系の生命保険会社では扱っていないケースが多いです。
学資保険は、学資金の受取タイミングが重要となる保険商品となります。
松葉 直隆
学資保険のメリット
学資保険は返戻率が低くて魅力がないといわれがちですが、学資保険にしかないメリットがあります。
学資保険のメリットは以下の3つとなります。
計画的な積立ができる
学資保険は、契約時に学資金の受取タイミングと受け取り金額が決まります。
そのため、計画的に学資金の積み立てが可能となるのです。
外貨建て保険や投資では、元本の保証もなく用意できる金額も不透明となります。
子供の教育資金は、必要になるタイミングが決まっていますので、タイミングや金額が事前に決まっていると、資金計画も立てやすくなります。
こういった、資金計画が立てやすいことが学資保険の大きな魅力です。
もしもの保障がある
学資保険では、契約者である親に万が一のことがあっても学資金が支払われる仕組みとなっている商品が多いです。
また、契約者に万が一のことがあった場合や高度障害になってしまった場合などは、以後の保険料の支払も免除になる商品も多いです。
もしもの時の保障に関しては、終身保険・外貨建て保険・投資・貯蓄などにはないため学資保険の大きな魅力となります。
預貯金よりも有利
学資保険は、支払った保険料よりもどれだけ増えるのかが重要になる保険商品です。
そのため、終身保険や外貨建て保険・投資などと比べると、返戻率や増える金額は劣りますが、銀行預金などの貯蓄と比べると有利になります。
また、外貨建て保険や投資は、上手くいけば大きく資産を増やせるかもしれませんが逆も起こりえます。
学資保険では大きく資産が減るということはありません。
学資保険は、子供の教育資金を準備するための保険です。
そのため、万が一の保障もしっかりと用意されているといえるのです。
学資保険には、学資保険のメリットがあることから、堅実的な積立をしたい人に最適な方法といえます。
松葉 直隆
学資保険のデメリット
学資保険は、決してメリットだけではなく以下のようなデメリットもあります。
ここからは、学資保険のデメリットについて解説します。
インフレリスクがある
学資保険は、インフレリスクに弱いという特性があります。
学資保険は、生まれたばかりの子供が大学に進学する費用を主に準備するための保険です。
そのため、学資金を受け取るタイミングが加入してから17年・18年後となるケースが多くなります。
18年も年月が経つと、物価が高くなり加入当初予定していた金額では、入学金や授業料などの費用を賄えない可能性もあります。
学資保険は、物価上昇によるインフレリスクに弱いことが大きなデメリットです。
途中解約をすると元本割れをする
学資保険は、途中解約をすると元本割れを起こす可能性があることがデメリットになります。
学資保険は、契約者から支払われた保険料を基に保険会社が資産運用をおこない、契約者に支払う学資金の準備をしています。
そのため、保険料払込期間中や据置期間中に解約をされると非常に困るのです。
学資保険に限った話ではありませんが、保険は解約のタイミングを間違えると損をしやすくなっていますので注意しましょう。
お金を自由に引き出せない
学資保険は、お金を自由に引き出せないこともデメリットのひとつです。
学資保険は、先ほども解説しましたように、途中解約をすると元本割れを起こす可能性がある保険です。
そのため、急に大きなお金が必要になったというような場合などに対応できません。
貯蓄なら急にお金が必要になっても自由にお金を引く出すことが可能となりますが、学資保険ではすぐにお金を引出すことはできません。
資金的な柔軟性に欠けるという点は、学資保険のデメリットともいえますが、終身保険や外貨建て保険のデメリットともいえます。
長期間にわたる保険だからこそのデメリットが学資保険にはあります。
インフレリスクは一番のデメリットともいえますので、注意するようにしましょう。
近年の物価上昇が著しいことから、インフレリスクを気にされる人は多いです。
松葉 直隆
学資保険も特徴やメリット・デメリットがあり、決して教育資金の準備方法として劣っているというわけではありません。
学資保険についてもっと知りたい方は保険見直しラボを利用してみましょう。
学資保険には学資保険の特性があり、教育資金の準備方法としては非常におすすめできる方法のひとつです。
松葉 直隆
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おすすめの学資保険
学資保険は返戻率の高さを重視して商品をピックアップしています。
学資保険 | 特徴 | 返戻率 | 評価項目(5点満点) | ||
---|---|---|---|---|---|
返戻率の高さ | 満足度 | コスパ | |||
みらいのつばさ |
兄弟割引を活用すると返戻率が約110%になる | 110.3% (兄弟割引あり) |
4.9 | 4.3 | 4.5 |
学資金準備スクエア |
受け取りタイミングを3つのタイプから選べる | 108.7% | 4.7 | 4.5 | 4.0 |
ニッセイ学資保険 |
こども祝金ありタイプを選択することが出来る | 108.9% | 4.7 | 4.5 | 4.0 |
参考元:フコク生命の学資保険の特設サイト「みらいのつばさ」
学資保険のことなら学資金準備スクエア-ソニー生命保険
ニッセイ学資保険-本生命保険相互会社
フコク生命「みらいのつばさ」
- 月払での返戻率が業界内トップ水準の最大110.4%
- 幼稚園入園から祝い金が貰えるタイプがある
- 兄弟割引があるため第2子以降の保険料や返戻率が有利になる
フコク生命の「みらいのつばさ」は、返戻率の高さが魅力の学資保険です。
2023年4月1日以降の契約から保険料が値下げされることで返戻率が非常に高くなります。
大学入学時と満期時に祝い金と満期保険金が受け取れるJ(ジャンプ)型であれば、兄弟割引を適応して最大110.4%(女性が契約者)となります。 月払の返戻率としては、他社と比較しても非常に高い水準です。
また、祝い金・満期金の受け取り方法も2つのタイプから選べ、幼稚園入園から祝い金を受け取れるのも大きな特徴となります。
返戻率重視で学資保険を探している方に特におすすめです。
保険内容 | S(ステップ)型:幼稚園から大学入学・20歳・満期時のそれぞれ祝い金・満期保険金が受け取れる J(ジャンプ)型:大学入学時と満期時に祝い金と満期保険金が受け取れる |
---|---|
保険料 | 男性:20,749円 女性:20,725円 ※契約者(親)30歳・被保険者(子)0歳・J(ジャンプ型)・受取額資金総額300万円・保険料払込期間11歳まで |
返戻率 | 男性:109.5%(兄弟割引ありの場合110.3%) 女性:109.6%(兄弟割引ありの場合110.4%) |
参考サイト:フコク生命の学資保険の特設サイト「みらいのつばさ」
ソニー生命「学資金準備スクエア」
- 返戻率が高く効率的に学資金の準備ができる
- 受け取りタイミングが3タイプから選べることから中学入学費用にも備えられる
ソニー生命の「学資金準備スクエア」は、返戻率の高さが魅力の学資保険です。
返戻率は月払でも108%前後となりますので、まとまったお金がないという方でも効率的に学費への準備ができます。
受け取り方法も3タイプ用意されているため、細かなニーズに応えられる保険内容になっていますが、選ぶタイプによって返戻率は異なります。
大学などに進学後の毎年の学費への備えとして活用できるⅢ型の返戻率が最も高くなりますので、大学在学中の費用を準備したい方におすすめです。
保険内容 | Ⅰ型:中学・高校・大学などの進学資金への備え Ⅱ型:大学などの進学資金への備え Ⅲ型:大学進学後の毎年の学費への備え |
---|---|
保険料 | 男性:23,160円 女性:23,124円 ※契約者(親)30歳・被保険者(子)0歳・22歳満期・Ⅲ型・受取額資金総額300万円・保険料払込期間10歳まで |
返戻率 | 男性:107.9%(年払いの場合108.7%) 女性:108.1%(年払いの場合108.9%) |
参考サイト:学資保険のことなら学資金準備スクエア-ソニー生命保険
日本生命「ニッセイ学資保険」
- 学資保険の中でも返戻率が高い水準となる
- 小学校入学から祝い金を受け取れるプランがある
日本生命の「ニッセイ学資保険」は、返戻率の高さとこども祝金の有無を選択できることが特徴の学資保険です。
大学入学となる18歳に受け取れる第1回学資年金は基準保険金と同額となり、第2回目~第5回目までは第1回学資年金の50%の学資年金となります。
その事から、大学進学時の費用だけではなく大学在学中の学費にも備えられる保険内容です。
また返戻率は下がりますが、小学校から高校までの入学時に「こども祝金」を受け取れるタイプもあります。
大学進学に備えたい方だけではなく、小学校から大学までの進学費用を心配している方におすすめの学資保険です。
保険内容 | こども祝金なし型:18歳から満期まで毎年学資年金を受け取れる(合計5回) こども祝金あり型:上記の学資年金に加えて小学校から高校入学時にこども祝金が受け取れる |
---|---|
保険料 | 男性:23,320円 女性:23,280円 ※契約者(親)30歳・被保険者(子)0歳・22歳満期・こども祝金なし型・学資年金開始年齢18歳 受取額資金総額300万円・保険料払込期間10歳まで |
返戻率 | 男性:107.2%(年払いの場合107.6%) 女性:107.3%(年払いの場合107.8%) |
参考サイト:ニッセイ学資保険-本生命保険相互会社
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松葉 直隆
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店舗数 | 20店舗 |
取り扱う保険の種類 | 生命保険、医療保険、がん保険、学資保険 個人年金保険、自動車保険、火災保険、地震保険など |
取り扱い保険会社数 | 50社以上 |
受付時間 | 24時間・365日 |
オンライン相談 | 可能 |
保険は難しいので、オンライン相談だと理解できるか不安でした。
しかし、担当の方は保険の仕組みからわかりやすい説明をしていただきました。
自分たちに本当に必要な保障や、求めている商品を押し売りされることなく、自分で選択することができました。
出典:保険ライフ
保険は難しいので、オンライン相談だと理解できるか不安でした。イチから丁寧にお話してくださり、とてもわかりやすかったです。
不安に思うことがないほど、十分な説明や提案が安心して相談できました。
第一印象や接客態度もとても良かったです。
出典:保険ライフ
ほけんのぜんぶ|FP資格取得率100%
ほけんのぜんぶは、札幌、仙台、埼玉、東京、神奈川、金沢、名古屋、京都、大阪、兵庫、広島、愛媛、福岡、沖縄など26か所に拠点があり、全国どこでもFPの派遣が可能な保険代理店です。
- 全国どこでも足を運んでくれる(離島を除く)
- 41社の保険会社の商品を扱い、商品を一気に比較できる
- FPの資格取得率が100%
ほけんのぜんぶの最大の特徴として、在籍している相談員の100%が国家資格であるFPの資格を所持しているという点です。
ほけんのぜんぶは比較的新しいサービスなので、口コミや実績は保険見直しラボには及びませんが、お金に関する相談には定評があります。
ほけんのぜんぶでは以下のプレゼントがもらえます。
ほけんのぜんぶ 利用者の口コミ
よく分からなかった保険のしくみや内容が納得のいくものに
皆入っているからと、何となく加入した保険でしたが、毎月結構な額を払っていることに気付き本当に必要なのか、また、自分の加入している保険のことがいまいちよく分からないと思っていました。
そんな時にネットでほけんのぜんぶのサイトを見つけて相談してみようと利用しました。
実際に相談した方は、物腰が柔らかく、FPの方も経験豊富な感じで、分からないことにも丁寧に説明していただき、やっと保険のことが理解した気持ちになりました。
結果、今後のことを考えて別の保険の方がいいかもと思い、紹介していただいたプランに加入しました。大満足です。
もっと早く知っていたら良かったと思います。
保険の専門家が厳選した無料の保険相談についてご紹介しました。
無料の保険相談について、より詳細に解説した記事もあるのでぜひ確認してみましょう。
学資保険の代わりの方法によくある質問
計画的に資金準備ができるので、教育資金を準備する方法として有効です。
低解約返戻金型終身保険や外貨建て保険を使う人が多いですが、確実性に欠けるというデメリットがあります。
大きくお金を増やしたいのであれば、外貨建て保険や投資もいい方法ですが、元本保証ではないので教育資金の準備としてはおすすめできません。
外貨建て保険は、保険料の支払い・保険金・解約返戻金など、すべて外貨でおこないますので、為替変動の影響を大きく受けます。
子供の進学時に円安になっている円高になっているかで、準備できるお金が大きく異なります。
>>>教育資金の準備に関する悩みは保険見直しラボに相談してみましょう!<<<
学資保険の代わりになる方法も含めて教育資金を賢く準備しましょう
学資保険の代わりに、低解約返戻金型終身保険や外貨建て保険を活用する人は多くなっています。
しかし、お金を増やすということを重要視しすぎているため、確実性に欠けるという部分を認識していないケースも多いです。
子供の教育資金は、必要になるタイミングが決まっていることから、計画的に決まった資金を準備する必要があります。
学資保険は、子供の教育費を準備することに特化して作られている保険商品となります。
そういったことを、しっかりと理解して、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合った方法で教育資金を準備しましょう。
- 学資保険の代わりになるのは終身保険や外貨建て保険
- 非課税枠を使った投資をする人も増えている
- 学資保険よりも効率よくお金を増やせるというのがポイント
- 元本保証ではないケースが多いため教育資金の準備に不向きな面も
- 学資保険は教育費の積立に特化している保険商品
- おすすめの学資保険はフコク生命の「みらいのつばさ」
- 教育費準備の悩みは保険見直しラボに相談してみましょう