住宅ローンを見直さないで、損をしていませんか?
損をしないためにも「住宅ローン借り換え」を検討しましょう。
住宅ローン借り換えの金融機関ランキングを知りたい
住宅ローン借り換えのシミュレーションをして、借り換えのタイミングを知りたい
このように「住宅ローン借り換え」について、疑問に思いますよね。
この記事では、住宅ローン借り換え金融機関ランキングを中心に、注意点、手数料などについて解説します。
住宅ローン借り換えを検討している方は、この記事をぜひ役立ててください。
目次
住宅ローンの借り換えとは?
住宅ローンの借り換えとは、現在借りている住宅ローンを新しい金融機関で組みなおして一括で返済することです。
現在借りている住宅ローンの金利が高い場合、金利が低いローンに借り換えれば総返済額を減らすことができます。
住宅ローンの借り換えを利用するきっかけで最も多いものは、マイナス金利政策の導入です。
マイナス金利政策の導入により住宅ローンの金利が引き下げられ、契約中のローンよりもお得なものが増えたからです。
マイナス金利とは、金融機関が日銀に預けている預金金利をマイナスにすることです。
マイナス金利が適用されるのは金融機関が持つ日銀の当座預金の一部です。
各金融機関が資金を日銀に預けたままにしておくと日銀は金利を支払わなければならくしました。
実際、マイナス金利の導入によって長期金利は低下が続いています。
その影響から、住宅ローンも金利が低下しています。
住宅ローンの借り換えにおすすめな金融機関ランキング
それでは、住宅ローン借り換えのおすすめランキングを見ていきましょう。
今回は大手から中小まで10社を徹底比較します!
おすすめな金融機関ランキング比較表
金融機関 | 金利 |
---|---|
1位:auじぶん銀行 | 変動金利 全期間引き下げプラン :年0.410% 固定金利特約10年 :年0.495% 固定金利特約20年 :年0.865% |
2位:三菱UFJ銀行 | ネット専用住宅ローン 変動金利 :年0.475% ネット専用住宅ローン 固定3年 :年0.340% ネット専用住宅ローン 固定10年 :年0.64% |
3位:イオン銀行 住宅ローン金利プラン |
金利 :年0.520% |
4位:PayPay銀行 | 全期間引き下げ型 :年0.380% 当初期間引き下げ型 :年0.499% |
5位:三井住友銀行 | 最後までずーっと 引き下げプラン :年0.475%〜 超長期固定金利型プラン :年1.08〜年1.15% |
6位:みずほ銀行 | 変動金利 :年0.475% 全期間重視10年 :年0.70% |
7位:りそな銀行 | 全期間変動金利 :年0.470% 当初型10年固定金利 :年0.645% 当初型20年固定金利 :年0.995% |
8位:ソニー銀行 | 住宅ローン固定2年 :年0.700% 変動セレクト住宅ローン :年0.507% 固定セレクト住宅ローン 固定10年 :年0.600% |
9位:SBIマネープラザ | 住信SBIネット銀行 の住宅ローン 通期引き下げプラン 変動金利 :年0.390% 住信SBIネット銀行 の住宅ローン 当初引き下げプラン 固定金利特約タイプ10年 :年0.880% |
10位:楽天銀行 | 変動金利 :年0.537% 固定金利(10年固定) :年0.917% |
1位:auじぶん銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
変動金利全期間引き下げプラン :年0.410% 固定金利特約10年 :年0.495% 固定金利特約20年 :年0.865% |
変動金利 ・固定金利特約 |
保証金 | 事務手数料 |
無料・保証人なし | 借入金額の2.20% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料 |
借入額 | 来店 |
500万円~2億円 | 不要 |
メリット&特徴
- 金利の低さ
- au金利優遇制度(最大:年0.1%の金利引き下げ)
- 申し込みから契約まで自宅で完結
- ケガ・病気・がん保証
- 借入に必要な諸経費のほとんどが0円!
auじぶん銀行はau回線とじぶんでんきを合わせて契約すれば「au金利優遇割」が利用でき、さらに金利を0.1%も下げることが可能です。
ネット銀行ならではの、申込みから契約までの手続きを自宅で行えるという手軽さも人気の理由です。
住宅ローン借入に必要な保証料や収入印紙代などの経費も0円です。
できるだけお得な住宅ローンを使いたい人におすすめ
2位:三菱UFJ銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
ネット専用住宅ローン変動金利 :年0.475% ネット専用住宅ローン固定3年 :年0.340% ネット専用住宅ローン固定10年 :年0.64% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
無料・保証人なし | 借入金額の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料 |
借入額 | 来店 |
500万円~1億円 | 不要 |
メリット&特徴
- 固定3年プレミアム住宅ローンが年0.34%
- 手厚い保障の団体信用生命保険
- サポートの丁寧さ
- 0.475%というメガバンク最低水準の金利!
- 申し込みから本審査まで最短2週間!
- 民間金融機関住宅ローンの中でNo.1の取り扱い実績!
三菱UFJ銀行は日本3大メガバンクの1つですが、ネット銀行と同様で低金利かつ手軽に住宅ローンを利用できる点が魅力です。
変動金利は年で0.475%という低水準です。
また、申込みはネットで完結する上に本審査まで最短2週間というスピード感も備えています。
ネット銀行とメガバンクのいいとこどりな住宅ローンを使いたい人におすすめ
3位:イオン銀行 住宅ローン金利プラン
金利 | 金利タイプ |
---|---|
金利:年0.520% | 変動型 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料 |
借入額 | 来店 |
200万円~1億円 | 不要 |
メリット&特徴
- ゴールドカードが無料でついてくる
- イオンの中に窓口がある
- がん特約は0.1%の上乗せだけ
- イオングループでの買い物に5%のポイントが付与!
- 土日や祝日でも住宅ローンの相談が可能!
イオン銀行の当初10年固定特別金利プランは借入から10年もの間0,67%という低金利で利用することができます。
また「審査が通りやすい!」という声が非常に多い住宅ローンでもあります。
くわえて取扱手数料が110,000円と確定している「定額型」と、借入額の2.2%の「定率型」の2種類から選べるというのも大きな特徴の1つです。
金利の低さと便利さを両立したい方におすすめ
4位:PayPay銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
全期間引き下げ型:年0.380%
当初期間引き下げ方:年0.499% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料~年0.3% |
借入額 | 来店 |
500万円~2億円 | 不要 |
メリット&特徴
- 金利の安さ
- 団体信用生命保険をつけても金利が低い
- ネットで契約が完結
- 電話やチャットで手続きサポート!
- 借入額の0.2%を現金でキャッシュバック!
PayPay銀行の全期間引下げ型の金利は0.380%で、この数字は業界でも最安の数字です。
同様に借入時の初期手数料も最安水準となっています。
用意されている団信プランも非常に豊富で、あなたに最適な団信を探すことが可能です。
とにかく安く住宅ローンを利用したい人におすすめ
5位:三井住友銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
最後までずーっと 引き下げプラン :年0.475%~ 超長期固定金利型プラン :年1.08%~年1.15% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
有料 | 借入金額の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料 |
借入額 | 来店 |
100万円~1億円 | 不要 |
メリット
- ネット銀行に匹敵する金利の低さ
- 2人で借りたときの「クロスサポート」
- 借り換えの相談ができる「かんたん審査」
- 業界トップレベルの保障充実度
- 車や教育のローンが引き下げ金利でお得に利用可能
三井住友銀行は日本3大メガバンクの1つに数えられる大手金融機関です。
金利が特別低いわけではありませんが、三井住友銀行は保障が他の銀行と比べて圧倒的に充実しています。
保障の手厚さは、保障適用となる疾病がどれくらい幅広いかで決まるのが一般的ですが、三井住友銀行では、自然災害専用や共働き世帯の夫婦専用など非常に幅広い保障を備えています。
1つの銀行でライフプランを設計したい方におすすめ
6位:みずほ銀行
金利 | 金利タイプ |
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変動金利 :年0.475%全期間重視10年 :年0.70% |
変動型 ・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
事務手数料として33,000円が必要 (保証料を一部前払いする場合 は11,000円が控除となる、 金利上乗せ型の場合は 年率0.2%上乗せ、 ローン取扱手数料型の場合は 借入金額の2.2%を一括支払い) |
借入金額 の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用 生命保険 |
33,000円 (みずほダイレクトで 手続きすると無料) |
無料 |
借入額 | 来店 |
50万円~1億円 | 不要 |
メリット
- ネット銀行並みの金利の低さ
- 保障の充実
- サポートの手厚さ
- ライフイベントに寄り添った返済が可能!
- 子育て応援のプランも利用できる!
日本3大メガバンクの1つであるみずほ銀行の住宅ローンは、他メガバンクと比べても低い金利水準で提供されています。
ネット銀行と比べると金利は高くなりますが、メガバンクというだけあり安心感のある住宅ローン利用が可能です。
全国各地に店舗を構えているため相談も簡単で、一大イベントである住宅ローン借入に親身に寄り添ってくれると人気です。
柔軟性と安心感のある住宅ローンを使いたい人におすすめ
7位:りそな銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
全期間変動金利 :年0.470% 当初型10年固定金利 :年0.645% 当初型20年固定金利 :年0.995% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
融資手数料型・ 保証料金利上乗せ型の場合、 無料 (保証料一括前払い型 の場合は要保証料) |
借入金額の2.2% (保証料一括前払い ・保証料金利 上乗せ型 の場合、無料) |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料~年0.3% |
借入額 | 来店 |
50万円~1億円 | 不要 |
メリット
- ネット上で契約を完結繰上げ返済も無料
- WEB限定の借り換えローンの金利が低い
- 0.3%上乗せで保障がつく
- 店舗を構える大手銀行ながら低金利での利用が可能!
- 健康上の問題で団信加入できない人のため「ワイド団信」も完備!
りそな銀行は全国的にサービスを展開する大手金融機関の1つです。
日本各地に店舗を持ちながらも、比較的金利が高いとされる大手銀行の中で0.470%という低金利を実現しています。
健康上の理由で加入ができない方向けの「ワイド団信」も用意されているため保障面も充実しています。
ライフプランに寄り添った銀行がいい人におすすめ
8位:ソニー銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
住宅ローン固定2年 :年0.700% 変動セレクト住宅ローン :年0.507% 固定セレクト住宅ローン固定10年 :年0.600% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額 の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用 生命保険 |
無料 | 無料~年0.2% |
借入額 | 来店 |
500万円~2億円 | 不要 |
メリット
- 金利が安く見直しも柔軟に行える
- ガン団信50が無料付帯
- 借り入れ後の変更や支払いが簡単
- 仮審査の結果が最短60分でわかる!
- 勤続1か月から審査対象という敷居の低さ!
ソニー銀行はネット銀行で初めて住宅ローンサービスを提供した金融機関です。
ソニー銀行の固定セレクト住宅ローンでは、自己資金が10%以上あれば0.70%という非常に低水準の金利で借入が可能です。
また、仮審査の結果が出るまで最短60分という驚きのスピードも魅力です。
面倒な手続きは少なくお得に住宅ローンを使いたい方におすすめ
9位:SBIマネープラザ
金利 | 金利タイプ |
---|---|
住信SBIネット銀行 の住宅ローン 通期引き下げプラン 変動金利 :年0.390% 住信SBIネット銀行 の住宅ローン 当初引き下げプラン 固定金利特約タイプ10年 :年0.880% |
変更金利・固定金利 |
保証金 | 事務手数料 |
保証料:無料 | 借入金額の2.2% |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料~年0.4% |
借入額 | 来店 |
500万円~2億円 | 必要 |
メリット
- 保証料0円、一部繰上返済手数料0円
- 相談から契約まで丁寧
- 9店舗のマネープラザで相談
- すべての病気やケガに対する充実した保障!
- 申し込みは自宅で完結可能!
住信SBIネット銀行は金利の低さが大きなメリットです。
借入から20年間は1.37%という低い金利で利用することが可能です。
また「金利引下げプラン」として設定されている三井住友信託銀行での取引を申し込むと、金利が0.01〜0.03%引下げになります
住宅ローンを利用したいけど余計な時間や費用をかけたくない方におすすめ
10位:楽天銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
変動金利 :年0.537% 固定金利(10年固定) :年0.917% |
変動型・固定型 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 330,000円 |
繰上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 無料 |
借入額 | 来店 |
500万円~1億円 | 不要 |
メリット
- 金利の安さ
- 全疾病保障とがん団信50が無料で付帯
- 事務手数料が一定
- 住宅ローンに関する相談が夜22時までできる!
- 支払い口座を楽天銀行にすれば金利が0.3%引下げ!
楽天銀行住宅ローンの大きな魅力は「全疾病特約付団信」が無料で付帯すること。
全疾病特約付団信は通常の保障内容に加え、あらゆる病気やケガで1年以上働けない場合ローンが全額返済となる、非常に強力な団信です。
また、手数料が借入額を問わず330,000円一律というのもメリットです。
充実した団信保障と手続きの楽さを両立した住宅ローンを使いたい人におすすめ
【低金利順】変動金利の住宅ローン借り換え金融機関3選
変動金利の住宅ローン借り換えの金融機関を低金利順で紹介します。
返済総額を減らしたい方はなるべく金利の低い金融機関が得です。
すでに出てきている金融機関に関しては説明を省略します。
【低金利順】変動金利の金融機関3選
金融機関 | 金利 |
---|---|
auじぶん銀行 | 変動金利:年0.289% |
新生銀行 | 変動金利:年0.350% |
PayPay銀行 | 変動金利:0.330% |
auじぶん銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
変動金利:年0.289% | 変動金利 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 必要 |
借入額 | 来店 |
500万円〜2億円 | 不要 |
新生銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
変動金利:年0.350% | 変動金利 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
無料 | 必要 |
借入額 | 来店 |
500万円〜3億円 | 不要 |
メリット&特徴
- 借入額を問わず取扱手数料55,000円という圧倒的な安さ!
- ほとんどの各種コストが無料!
- あらゆる疾病に対応する団信が無料で付帯!
- すべての手続きがリモートで可能!
- 契約した時点の金利が適用!
新生銀行の住宅ローンはとにかく借入時の諸費用の安さが魅力です。
一般的な金融機関の住宅ローンの取扱手数料は借入額×2.20%がほとんど。
そのため借入が3,000万円なら66万円、1億円なら220万円とかなりの金額になります。
とにかく借入時にかかる経費を抑えたい人におすすめ
PayPay銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
変動金利:0.330% | 変動金利 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
一部有料 | 必要 |
借入額 | 来店 |
500万円〜2億円 | 不要 |
【低金利順】固定金利の住宅ローン借り換え金融機関3選
固定金利は変動金利より金利が高くなってします。
なので、固定金利の中でも金利が低い順で金融機関を紹介します。
すでに出てきている金融機関に関しては説明を省略します。
【低金利順】固定金利の金融機関3選
金融機関 | 金利 |
---|---|
auじぶん銀行 | 当初固定金利10年:0.695% |
りそな銀行 | 当初固定金利10年:0.695% |
PayPay銀行 | 当初固定金利10年:0.860% |
auじぶん銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
当初固定金利10年:0.695% | 当初固定金利10年 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
33,000円 | 必要 |
借入額 | 来店 |
500万円〜2億円 | 不要 |
りそな銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
当初固定金利10年:0.695% | 当初固定金利10年 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
一部有料 | 必要 |
借入額 | 来店 |
50万円〜1億円 | 不要 |
PayPay銀行
金利 | 金利タイプ |
---|---|
当初固定金利10年:0.860% | 当初固定金利10年 |
保証金 | 事務手数料 |
無料 | 借入金額の2.2% |
繰り上げ返済手数料 | 団体信用生命保険 |
一部有料 | 必要 |
借入額 | 来店 |
500万円~2億円 | 不要 |
住宅ローン借り換えのメリット
住宅ローン借り換えにはメリットやデメリットがあるのですが、計画をしっかりと立てて住宅ローン借り換えを行えば、メリットの方が大きいです。
以下が住宅ローン借り換えで得られるメリットの中でも特に大きなメリットとなっています。
総返済額を減らせる
住宅ローンを借り換えるメリットは、総返済額を減らして月々の返済額も減らせることです。
また、月々の返済額を減らすかわりに返済期間を減らすことも可能です。
以下の条件を満たしていれば総返済額を減らせる可能性があります。
- 借り換えによる金利の差が年率1%以上
- 住宅ローンの残高が1000万円以上
- 返済期間が10年以上
住宅ローン借り換えを行えば、総返済額が減り、それに伴って月々の返済額も減る
団体信用生命保険の保障
本来、住宅ローン借入後には団体信用生命保険を変更することはできません。
ですが、住宅ローン借り換えを行うと、保証が充実している団体信用生命保険に加入することができます。
しかし、健康状態に問題があったりする場合は加入できないケースもあります。
健康状態に問題がなければ、借り換え後、充実した団体信用生命保険に加入することができる
また、保障内容によっては金利に上乗せされるものもあるので、保障と金利のバランスを考えて検討してください。
住宅ローンの債務者が返済期間中に死亡または高度障害状態になったときなどに、その保険金で住宅ローンの残高が完済される保険です。
完済後は住宅ローンの返済が不要になります。
金利タイプの変更
住宅ローン借り換えをすれば、金利タイプを変更することも可能です。
マイナス金利政策によって、長期固定金利でも1%前後の金利で借換えできる金融機関もあります。
将来の金利上昇が不安な人は長期固定金利、低金利の情勢が続き金利上昇の可能性がない場合は変動金利を選択すること
将来の金利上昇が不安な場合は長期固定金利で借換えることで、金利の変動リスクを軽減することができます。
もしくは、今後も低金利の情勢が続いたり金利上昇の可能性が低いという予想をする場合であれば、長期固定金利から変動金利に借換える選択肢もあります。
住宅ローン借り換えのデメリット
住宅ローンの借り換えにはメリットに加えて、デメリットも伴ってきます。
借り換え後に後悔しないためにもしっかりと以下のデメリットを理解しましょう。
費用
手数料などの諸費用
住宅ローン借り換えのデメリットの1つ目は、手数料などの費用です。
住宅ローンの借り換えをする場合、手数料は非常に重要になります。
以下で住宅ローン借り換えの手数料について詳しく扱っているので、必ずご覧ください。
手続き
手順を踏む手続きが必要になる
住宅ローン借り換えのデメリットの2つ目は、手続きが必要なことです。
主に必要な手続きは2つです。
審査書類の準備・契約手続き
審査のために住民票や所得証明書を取りに役所に行ったり、自宅を購入したときの物件資料を探し出したりする必要があります。
審査が承認された後も、契約手続きのためにまとまった時間の確保が必要となります。
給与振り込み口座・引き落とし口座の変更
借り換えをした後は、新しい銀行の口座から住宅ローンの返済が引き落とされます。
勤務先に連絡をして給与振込の口座を変更したり、それに合わせて公共料金やクレジットカードの引き落とし口座を変更したりする必要もあります。
勤務先の都合で給振口座を変更できない場合は、毎月給与が振り込まれるたびにお金を移動しなければならないこともデメリットとなります。
住宅ローン借り換えの詳しい手続きの流れについては以下をぜひご覧ください。
しっかりと計画を立てないと損をする場合がある
住宅ローン借り換え前と後のシミュレーションを行わないと損をします。
住宅ローン借り換えのデメリットの3つ目は、しっかりと計画を立てないと損をする場合があることです。
住宅ローン借り換えをして損をしていては意味がないので、住宅ローン借り換えを行う場合は借り換え前と後の収支のシミュレーションをしましょう。
住宅ローン借り換えのシミュレーションは以下のでリンクを飛んだらできるので、しっかりとシミュレーションしましょう。
住宅ローン借り換えのタイミング
住宅ローンの借り換えを検討していてもいざ実行に踏み切れていない方が多いのではないでしょうか?
以下から住宅ローン借り換えのタイミングを紹介するのでぜひ判断材料にしてください。
収入が下がりそうなとき
収入が下がりそうなとき、実際に収入が下がる前に住宅ローン借り換えを行いましょう。
なぜなら、住宅ローン借り換えには再度借入審査が必要となり、実際に収入が下がってからだと審査には不利です。
住宅ローン借入審査はある程度安定した収入を得ている方が審査には有利です。
住宅ローンの再度借入審査が不利になるので、収入が実際に下がる前に住宅ローン借り換えを行いましょう。
現在の住宅ローンの金利が上がったとき
全期間固定金利の場合は例外ですが、変動金利・当初型固定金利の場合は金利が上がる可能性があるので、金利が見直されて金利が上げられる前も良いタイミングです。
金利が実際に上がる前に、他の金利が低い金融機関に住宅ローン借り換えを行うのが良いでしょう。
金利が低い方が返済負担も減ります。
変動金利型と当初固定金利型の場合は、金利が見直されて金利が実際に上がる前に住宅ローン借り換えを行いましょう。
今よりも良い条件の金融機関を見つけたとき
現在契約している住宅ローンの金利よりも低い金融機関を見つけた時も住宅ローン借り換えのタイミングです。
金利は数%違いでも返済総額が大きく異なるので、すぐに住宅ローン借り換えを検討しましょう。
ただし、住宅ローン借り換えには手数料がかかるのでその点は考慮する必要があります。
今契約している金融機関の金利よりも低いところを見つけたら、すぐに住宅ローン借り換えをすること
手数料に関しては以下で詳しく扱っているので、ぜひ参考にしてください。
住宅ローン借り換え 審査の流れ
住宅ローン借り換えの審査の流れは以下の通りです。
STEP.2の事前審査はいくつも出せるので、落ちた時のために3つくらい住宅ローン借り換え先を見つけておきましょう。
住宅ローンの仮審査は最短で60分ほどです。
しかし、契約者の年収に対して借入金額が大きい場合・契約者が自営業の場合・住宅ローン以外にもローンを借りている場合などは、審査にそれ以上の日数がかかることもあります。
事前審査が通ったら、本審査に申し込みましょう。
事前審査で複数審査に出していて、複数事前審査で通った場合は本審査は1つに絞りましょう。
本審査に通ったら、現在契約中の住宅ローンの金融機関に借り換えをすることを連絡し、全額繰上げ返済するこ手続きをする
契約の手続きは必要書類を送る版とWEBで入力する版があります。
WEB版の方が収入印紙が不要になるのでおすすめです。
※WEB版を対応していない金融機関もあるので注意してください。
契約が結ばれたら、融資が実行されます。
住宅ローン借り換え 審査基準
住宅ローン借り換えをする際の主な審査基準は以下の通りです。
1.完済時の年齢
最も重視される項目は「完済時の年齢」です。
おおよその金融機関では、80歳までに住宅ローンを完済することを条件にしています。
2.健康状態
次に重視される項目は、「健康状態」です。
住宅ローンを契約するためには、団体信用生命保険への加入を必須としている場合が多いです。
つまり、健康状態が悪く団体信用生命保険に加入できないと住宅ローンに申し込みができません。
3.担保評価
3番目に重視されるのは、「担保評価」です。
仮に住宅ローンの返済ができなくなった場合、担保にしている不動産を売却することで金融機関は融資した金額を回収できます。
そのため、担保評価が低いと回収しづらく審査に不利になってしまいます。
4.借入時の年齢
住宅ローンの借入時の年齢は20歳以上と決められています。
最長では65歳か70歳までと決められています。
しかし、定年退職してからは安定した収入が難しいので、定年までに住宅ローンは完済していることが望ましいです。
住宅ローン借入の年齢は20歳〜65歳もしくは70歳の範囲
5.年収
住宅ローンの審査において年収は非常に重要な審査の要素になってきます。
住宅ローンが上がるにつれて、借入額も上昇していきます。
住宅ローンの年収のことについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
6.勤務年数
住宅ローンの借り換え審査において、勤務年数は2年か3年以上としているところが多いです。
中には6ヶ月以上というところもありますが、勤務年数は3年はみておいた方がいいでしょう。
住宅ローン借り換えの勤務年数審査には3年以上の勤務歴が必要なので、転職後は控えよう
7.返済負担率
返済負担率とは、住宅ローンの年間返済額を年収で割ったパーセンテージのことです。
一般的に返済負担率は25%〜35%に設定されます。
返済負担率はなるべく抑えるのが望ましい
8.金融機関の営業エリア
金融機関には営業エリアが決まっていて、これが住宅ローンの審査項目にほとんどの金融機関が入ってきます。
審査に通るには金融機関の営業エリアに住むかもしくは勤務する必要があります。
全国的に展開されている金融機関は特に営業エリアを決めていないところが多いです。
9.雇用形態
雇用形態に関しても非常に重要な審査基準になってきます。
安定した雇用形態でかつ持続的な形態かが審査の重要性となってきます。
雇用形態かつ安定な収入を証明するため、3年分の確定申告の写しを提出する必要がある
10.国籍
住宅ローンを組む際に日本の多くの金融機関は「日本国籍である、もしくは永住許可を有する人」と基準を定めています。
永住権を持っていない外国人は融資を受けられません。
永住権を持って入れば、外国人でも住宅ローンを組める
11.申し込んだ人の取引情報
過去のクレジットカードの取引情報やローンの状況が住宅ローンを借りる際に審査の要素に入ります。
特に現在車や携帯などのローンを組んでいる人は審査に影響が出ます。
これも収入が高ければ、高いほど審査に影響が出にくいです。
12.業種
業種も住宅ローンの審査基準に入ってきます。
しかし、業種は特に反社会的勢力でない限りあまり審査には影響しません。
ポイントとしては、持続可能な業種かだけがみられるでしょう
住宅ローン借り換えの注意点
住宅ローン借り換えの際に関する注意点があるので、以下を確認んしてください。
注意点を確認するとしないでは、大きく住宅ローン借り換えについての理解が違うので、必ず確認しましょう。
金利タイプ選択は慎重に
住宅ローンの金利には、「変動金利」「全期間固定金利」「当初型固定金利」の3つがあります。
全期間固定金利は金利の上昇によって、返済額が上がることはないのですが、変動金利・当初型固定金利は金利が上昇して返済額が上がる可能性があります。
変動金利・当初型固定金利は全期間固定金利よりも金利がかなり低く設定されているのですが、金利の上昇に注意しましょう。
金利タイプによって、メリット・デメリットがあるので慎重に選択しよう
健康状態によっては団体信用保険に入れない
団体信用生命保険は健康状態によっては入れない可能性があるのに注意しましょう。
団体信用生命保険に入れないことは相当大きなリスクになるので、住宅ローン借り換え前に慎重に検討しましょう。
加入ができなかった場合、病気や高度障害になった場合、支払いに困ってしまします。
団体信用生命保険は金融機関によって、審査基準が異なるので、借り換え前にしっかりと調べましょう
手続きにかかる諸費用に注意する
住宅ローンの借り換えには金利に目が行きがちですが、諸費用にもきちんと焦点を当てましょう。
諸費用の値段によっては金利が低くても、総返済額が高くなってしますので気をつけましょう。
諸費用については以下をご覧ください。
しっかりと得ができるかシミュレーションをする
住宅ローン借り換えは何度でもでき、借り換えした1年後でも得をする場合があるので、しっかりと1年ごとに収支のシミュレーションをすることが大切です。
シミュレーションは金利だけでなく諸費用も含めた実質金利で計算しましょう。
以下でシミュレーションの仕方について詳しく扱っているので、ぜひ定期的に収支のシミュレーションをしてみてください
住宅ローン借り換えの手数料について
住宅ローンの借り換えを行うときに1番厄介になるのが手数料です。
現在契約中の住宅ローンの金利より低い金融機関を見つけて借り換えをしようとしても手数料が高くては損をする場合があります。
住宅ローン借り換えにかかる諸費用一覧
- 繰上げ返済手数料
- 印紙税
- 事務手数料
- 抵当権設定登記費用
- 抵当権設定登記手数料
- 住宅ローン保証料
- 団体信用生命保険料
- 火災保険料
- 地震保険料
上記が住宅ローン借り換えにかかる諸費用です。
1つずつ解説していきます。
繰上げ返済手数料
繰上げ返済手数料とは現在契約中の住宅ローンを完済するためにかかる諸費用です。
繰上げ返済手数料は金融機関によって料金が異なるので、現在契約している住宅ローンの金融機関のホームページを見ましょう。
印紙税
住宅ローンに限らず、金融機関とローン契約をするこには金額に応じた印紙税が必要になってきます。
1000万〜5000万円以下:2万円
5001万〜1億円以下:6万円
事務手数料
事務手数料は借入を行う金融機関に払う手数料のことです。
事務手数料は金融機関によって、大きく料金が異なります。
事務手数料の借入も住宅ローンと一緒にできる
抵当権設定登記手数料
抵当権とは、住宅ローンが返済できなくなったときに、返済の代わりに土地や建物を支払うことを約束することです。
抵当権の所有者は金融機関となります。
住宅ローンで借りたお金の0.1%ほどかかる
抵当権設定登記手数料
抵当権設定登記手数料とは、抵当権設定の手続きをする際に、手続きを代行してくれる司法書士に支払う費用のことです。
司法書士により異なるが、5万円前後が一般的な相場
住宅ローン保証料
住宅ローン保証料は、住宅ローンの支払いができなくなった場合に、信用保証会社が代わりに住宅ローンを支払ってくれるの保証料金です。
金融機関によって異なるが、無料の金融機関が多い
団体信用生命保険料
住宅ローンを契約している本人が死亡、高度障害になった場合に住宅ローンの返済の全てがゼロになる生命保険です。
住宅ローンは団体信用生命保険料の加入が必須となっていて、団体信用生命保険料は金利に含まれており、無料の場合が多いです
火災保険料・地震保険料
火災保険料・地震保険料は火災、災害、地震、津波に備えて加入する保険です。
火災保険・地震保険は住宅ローンとは別なので、契約の解約、更新、新規契約に関しては別途連絡が必要になります。
事務手数料&保証料
住宅ローン借り換えの諸費用には金融機関によって、料金に変動がある費用とそうではない費用があります。
- 事務手数料
- 保証料
- 団体信用生命保険料
この3つの中でも「事務手数料」「保証料」だけが金融機関によって、料金が大きく異なります。
- 事務手数料:最小33,000円〜最大で借入額の2.2%
- 保証料:最小0円〜金利に上乗せで0.2%、借入金額×2.2%
住宅ローン借り換えのシミュレーション
住宅ローン借り換えの計算は自分でできます。
しかし、諸費用なども考慮しなくてはいけなく、複雑になることもあるので、そのような時は各金融機関に設置されているシミュレーターを使いましょう。
自分で計算する方法
ここでは住宅ローン借り換えのための計算式を以下の2つ紹介します。
月々の住宅ローン返済額の計算式
上記の計算式で月々の返済額は求めることができます。
では具体的に数字を扱ってみましょう。
- 借入額:2000万
- 年利:0.03%
- 返済年数:15年
住宅ローンの総支払額の計算式
上記の計算式で総支払額を求めることができます。
住宅ローン借り換え前と後のシミュレーションをして比べて、得をするか確認しましょう。
住宅ローン借り換えで後悔しないためには?失敗談も合わせて解説
住宅ローン借り換えを行ったのに、後悔してしまってる人が多々いるので、読んでいるあなたが後悔しないように注意点&失敗談を解説します。
住宅ローン借り換えをする目的をはっきりさせる
住宅ローン借り換えのほとんどの人の目的が「返済額を減らしたい」です。
なので、きちんと住宅ローン借り換え前と後の返済額のシミュレーションをきちんとしましょう。
返済額が減らせるかきちんと確認する
以下でシミュレーションができるので、必ず行ってください。
現在契約している住宅ローンに金利が低くできるか打診すること
住宅ローンの借り換えをするときには、借り換え先の銀行を決めてから現在返済中の銀行に連絡をするのが一般的なダンドリです。
しかし、ファイナンシャル・プランナーは、仮審査の後、本審査の前に現在返済中の銀行に相談をしてみる方法も勧めています。
借り換えを検討していて仮審査にいくつか通っていることを伝えた上で、金利の引き下げが可能かどうか打診してみましょう。
ケースにもよりますが、対応してもらえる可能性もあります。
同じ銀行内での条件変更になるので、手間も諸費用もかかりません。
納得できる金利での条件変更がかなわなければ、仮審査でOKをもらった中から本審査を申し込むのも1つの手段です。
WEBで仮審査を受けられる銀行が多いので、多くの仮審査を受けて審査が通ったところから魅力的な借り換え先を選ぶのがおすすめです。
その際に注意したいのは諸費用です。
他の銀行より低金利でも、諸費用が高くトータルではおトク感が少ないこともあります。
住宅ローン借り換えの実際の失敗談
ここではよくある実際の失敗談について紹介します。
これから住宅ローン借り換えをしようとしいる方は必ず教訓にしてください。
失敗談①:複数の金融機関を借り換え前に比べなかった
1つの金融機関だけ、シミュレーションをして、今の住宅ローンの契約よりも良かったので、すぐにその金融機関に決めてしまいました。
その結果、、金利だけでなく、諸費用も比べたら、他の金融機関の方がより効果が出たということがあります。
金利だけでなく、諸費用も含めて、複数の金融機関を借り換え先の金融機関として検討しよう。
失敗談②:住宅ローン借り換えの審査に苦戦する
住宅ローン借り換えを行う前に、他の車のローンや携帯のローンなどの支払いがあり、さらに支払いが滞納されていました。
結果、住宅ローン借り換えの審査に落ちてしまいました。
住宅ローン借り換え前には、他のローンを組まない、全て返済しておきましょう
失敗談③:ボーナスに頼りすぎて返済ができなくなった
住宅ローン借り換えに限らず、新規で契約するときにもよくあることですが、給与のボーナスを多めに見てしまい、住宅ローンの返済ができなくなってしまいました。
特に今はコロナの影響によって、経営が傾いている企業が多いので、より一層注意しましょう。
給与のボーナスには期待しないこと
住宅ローン借り換えに関してよくある質問
最後に住宅ローン借り換えに関してよくある質問について、詳しく解説します。
住宅ローンは人生の中でも最も大きな買い物なので、疑問点は残さずに、住宅ローン借り換えを実行しましょう。
住宅ローン借り換えは何回までできるのか?
回数に制限がなく、何度でもできます。
住宅ローン借り換えには制限がないので、移ろうとすれば、次々に安い金利のところに移れます。
例えば、3年ごとに金利の安い金融機関に移るハイエナ方式のように、やっている方が現実にはいます。
ただし、借り換えをするごとに手数料が取られることだけは注意してください。
住宅ローン借り換え後に住宅ローン控除は使えるのか?
原則として、借り換え後は住宅ローン控除を受けられない
住宅ローン借り換え後は原則として、住宅ローン控除を受けられません。
ただし、一定の要件を満たす、以下の対象者は受けられます。
借り換え前に控除を受けていた対象者が引き続き、住宅ローン控除の適用を受ける場合
「借り換え前に控除を受けていた対象者が引き続き、住宅ローン控除の適用を受ける場合」にも以下の要件があります。
- 借り換え前の住宅ローンの返済期間が10年以上ある人
- 借り換えした住宅ローンが借り換え前の住宅ローンの返済であることが明確なこと
- 借り換えした住宅ローンの返済期間が10年以上あること
- 住宅ローン控除の要件を満たしていること
この4つの条件を満たしている対象者が引き続き住宅ローン控除を受けられることになります。
注意点としては、控除を受けられる期間は借り換えから10年間ではなく、対象の物件に住むことになったときから10年間が控除の対象です。
例えば、住宅ローン新規借入で3年間控除受けていたら、住宅ローン借り換え後は7年間控除が受けられることになり、計10年間住宅ローン控除を受けられることになります。
控除期間 | |
---|---|
住宅ローン新規借入 | 3年間 |
住宅ローン借り換え後 | 7年間 |
※2022年8月現在新築住宅・買取再販は13年、既存住宅は10年の住宅ローン控除期間となっています。
以下で記事で住宅ローン控除について詳しく扱っているので、ぜひ参考にしてください。
住宅ローン控除を受けていなかった方が借り換えによって、要件を満たし適用対象者になる場合
「住宅ローン控除を受けていなかった方が借り換えによって、要件を満たし適用対象者になる場合」にも以下の要件があります。
- 金融機関から借入していない
- つなぎ融資を受けていない
- 借り換えした住宅ローンが借り換え前の住宅ローンの返済であることが明確なこと
- 借り換えした住宅ローンの返済期間が10年以上あること
- 住宅ローン控除の要件を満たしていること
この5つの要件を満たしていれば、住宅ローン控除を受けられます。
ただし、両親や親類、知人などから借り入れた場合(住宅資金援助)は、借り換え後の返済期間が10年以上の住宅ローンを借りることで住宅ローン控除を受けられます。
※つなぎ融資とは、住宅ローンを借りる前に土地取得費用や工事費などを支払うために一時的に民間企業からお金を借りるローンのことです。
住宅ローン借り換えを同じ銀行でできるのか?
同じ銀行内での住宅ローンの借り換えはできない
自分が住宅ローンを借りたときよりも住宅ローンの金利が低くなっていて、不公平に感じるでしょう。
しかし、同じ銀行内での住宅ローンの借り換えは不可能です。
なぜなら、銀行からしたら、以下のデメリットがあるからです。
- 住宅ローンの契約者数が増えるわけではない
- 契約者の金利が低くなり、銀行側の利息収支がマイナスになってしまう
住宅ローン借り換えにかかる期間は?
住宅ローン借り換えには約1か月〜1か月半かかります。
以下が手続きにかかるそれぞれの日数です。
重要な選択になるので、しっかりと慎重に借入先を選ぶこと
即日から1週間程度
2週間から3週間程度
金融機関に連絡するだけですので、1日あれば終わります
1週間〜2週間程度
1週間程度
少しでも早く住宅ローン借り換えを終わらせたい方は、書類の誤字脱字をしないようにしましょう。
住宅ローン借り換え まとめ
いかがでしたか?
今回は、住宅ローンの借り換えについて詳しく見ていきました。
住宅ローン借り換えをするときに最も重要なことは、自分にあった銀行でローンを組むことです。
焦らずにしっかりと見極めたうえで、住宅ローン借り換えを行うようにしましょう。