「融資を受けたいけれども、銀行は難しそう……。」
「審査の難易度が甘いと話題の融資制度はあるのでしょうか……?」
こんな悩みを抱える事業者には、ビジネスローンの利用が最適です。
銀行などで融資を受けるよりも難易度が低いため、多くの事業者が利用しています。
この記事ではそんなビジネスローンの特徴や種類、おすすめのビジネスローン9選などを紹介していきます。
審査落ちしてしまう理由や、審査通過のコツについて確認しておきたい事業者も必見です。
- 審査が甘い事業資金の融資を探しているならビジネスローンが最適
- ビジネスローンは銀行融資と比較すると、審査が甘く融資スピードも早い
- ビジネスローンの専門会社やノンバンク系の方が、審査が甘いと言われている
- 銀行系のビジネスローンは審査の難易度が高め
- ビジネスローンで審査落ちしたらファクタリングの利用も検討する
目次
事業資金の融資なら審査が甘いと言われるビジネスローンがおすすめ!
「急に事業のためにまとまった資金が必要になりました……。」
「すぐにでも現金が必要です……。」
「審査が甘い融資はありますか……?」
事業に資金が必要で、審査の甘い融資を探している事業者には、ビジネスローンの利用がおすすめです。
審査が甘いといっても、借り入れという性質上、本当にお金を貸して問題ないかという確認が必ずあります。
言い換えると、比較的柔軟な審査を行ってくれるのがビジネスローンということになります。
ここからはビジネスローンとは一体何なのかということや、種類について解説していきます。
そもそもビジネスローンとは何?
「そもそもビジネスローンとは何でしょうか……?」
「どんな仕組みの借り入れなのか教えてください……!」
ビジネスローンとは用途を事業資金に絞ったローンのことを言います。
事業資金専門のローンということで、申し込みできるのは法人と個人事業主のみです。
似たような商品にカードローンがありますが、二つの大きな違いはビジネス専門のローンなのかそれとも使い道が制限されていないローンなのかという点になります。
ビジネスローンを扱う会社とは?
ひとくににビジネスローンといっても扱う会社が異なれば、特徴や金利なども異なります。
- 銀行(メガバンクやネット銀行、地方銀行など)
- ノンバンク(信販会社や消費者金融、クレジットカード会社など)
一般的には銀行系が展開するビジネスローンの方が金利が低くなり、ノンバンク系の方が金利が高くなる傾向にあります。
しかし金利が低ければ低いほど審査の難易度は上がり、金利が高ければ高いほど審査が甘くなりやすいと言われています。
ビジネスローンの種類
ここまでお伝えしてきたビジネスローンには2通りの契約方法があります。
- 証書型
- 極度額型
証書型とは契約後、一気にお金を借り入れる契約方法で毎月ほとんど同じ金額を返済していくタイプです。
ある程度毎月の返済額がわかるため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。
強いてデメリットを挙げるとすれば、追加での借り入れはできないということが言えます。
そのため途中で再度借り入れが必要になった際は、改めて審査に申し込む必要があります。
続いて極度額型とは、借り入れが必要になったときに利用限度額に達するまで何回でも追加で借り入れられるタイプです。
証書型のように改めて審査を受ける必要もないため、気軽に借り入れできます。
その分、きちんと管理できないとどんどん借り入れ額が膨らんでいくというデメリットがあります。
なお返済遅延などが起きる可能性が大きい分、証書型よりも金利が高めに設定されています。
事業資金の融資でビジネスローンを利用するメリット
続いて、事業資金が必要になったときにビジネスローンを利用するメリットについて解説していきます。
①銀行融資などよりも早く事業資金を調達できる
事業を行なっている方が融資を受ける際に最初に検討されるのが、銀行や日本政策金融公庫が打ち出す融資でしょう。
上記の融資制度は金利が低いものの、審査の難易度が高く審査にも時間を要する傾向があります。
その結果、融資が完了するまでに1ヶ月以上の時間を要することも稀ではないのです。
つまり言い換えると、急いで事業資金を用意しなくてはならないタイミングではあまり頼りになりません。
その一方、ビジネスローンであれば申し込みから最短即日で事業資金の融資を受けられます。
最短即日とはいかなくても、10日以内に融資が完了することが多いため、急いで事業資金を調達しなければならない際に役立つでしょう。
②総量規制に当てはまらない
申込者の年収3分の1を超える貸付を行なってはいけないという、総量規制が定められた法律があります。
そのため個人がお金を借りる場合、年収の3分の1以上の金額を借り入れすることはできません。
しかしビジネスローンは法人や個人事業主が事業資金を借り入れる商品という側面から、総量規制に当てはまりません。
年収の3分の1を超える事業資金を借り入れたいときは、ビジネスローンの利用が最適なのです。
③基本的に保証人と担保は不要
銀行や日本政策金融公庫で融資を受ける際は、保証人や担保が必要になることがあります。
事業者によっては保証人や担保を用意できないこともあるでしょう。
そのような場合は、保証人も担保も不要で借り入れできるビジネスローンの利用が最適です。
審査が甘いビジネスローンを見分ける5つのコツ
ヤミ金以外で審査が甘いビジネスローン があると言い切ることはできませんが、銀行融資などと比較すると審査に通りやすい商品があるのは事実です。
審査に通過する自信がない場合は特に、下記でお伝えする審査が甘いビジネスローンを見分ける5つのコツを参考にしてください。
より多くの条件を満たす会社のビジネスローンに申し込むことで、審査落ちしない確率を上げられるでしょう。
①ビジネスローン専門で営業している
少しでも審査落ちするリスクを減らしたいのであれば、ビジネスローン専門で営業している会社に申し込むのが一番です。
上記の特徴に当てはまる会社は、事業者に借り入れしてもらわなければ利益が出ません。
そのような側面から他社よりも審査を甘くすることで、利益を出しています。
とはいえ、貸し倒ればかり発生していてはビジネスローン専門会社が倒産してしまいます。
そういったことを回避するために、貸し倒れリスクに関する豊富な知識があり損を出さない方法についても熟知している傾向があるのです。
このような理由から専門会社に申し込むことをおすすめします。
②上限金利が高めに設定されている
金利の上限が高めに設定されている会社も、一般的には審査に通りやすいでしょう。
というのも金利を高めに設定することで、万が一貸し倒れが発生したとしても大きな損が出ないようにしているのです。
- ノンバンク系:18.0%
- 銀行系 :9.0%から15%
銀行系の方が金利が低めに設定されている分、審査の難易度も上がります。
上限金利が高めの会社を利用したいのであれば、ノンバンク系が最適でしょう。
③銀行ではなくノンバンク系の会社
先ほどノンバンク系の方が審査が甘い傾向にあるとお伝えしました。
ノンバンク系とは信販会社や消費者金融、クレジットカード会社などに該当する会社のことを指します。
銀行業務を行わず、俗にいうお金を貸す与信業務をメインに展開しています。
その分、審査の難易度が抑えられていると言えるでしょう。
④大手ではなく中小企業など規模が小さい
大手はAIが審査通過の有無を判断するスコアリングシステムを導入しています。
具体的には、法人の業績や個人信用情報機関の情報をもとに審査が行われます。
スコアリング審査のメリットは情報に基づいた均一な判断が下される点にありますが、その分柔軟な審査はしてもらえません。
その一方で中小企業など規模が小さくなればなるほど、人の目で実際に確かめながら審査を行っています。
大手では審査の対象項目に入らない申込者でも印象や人柄なども加味した上で、審査をしてもらえるため柔軟な対応が可能なのです。
つまり大手で審査落ちしたとしても、印象が良ければ審査に通過する可能性もあります。
信用情報に問題があったり、審査に通過する自信がない場合は、最初から中小企業に申し込みましょう。
⑤担保や保証人が必要ない
意外かもしれませんが、担保や保証人が必要ないビジネスローンに申し込むのも一つの手です。
というのも、担保や保証人が不要ということは申込者の印象や努力次第で審査に通過する可能性があるということです。
言い換えれば担保や保証人を設定できるか否かに関係なく、申込者本人に返済能力があるということを示せれば借り入れできるということになります。
事業資金融資の審査が甘いおすすめビジネスローン9選
「審査に甘いビジネスローンを見分けるコツを活用することが大切なのですね……!」
「事業の状況から審査に受かる自信がないので、参考にしたいと思います。」
「それではさっそく、おすすめのビジネスローンについて教えてください……。」
ここからは、事業資金の融資が必要な事業者向けに、銀行融資などと比較すると審査が甘いと言われるビジネスローンを9選紹介します。
ここでは、審査に通過しやすい順に、ビジネスローン 専門会社、ノンバンク系、銀行系でおすすめのビジネスローンを3つずつ解説していきます。
それぞれの商品ごとに特徴や内容をお伝えするので、参考にしてください。
ビジネスローン専門会社
ビジネスローンを専門に事業を展開しているのが、ビジネスローン専門会社です。
つまりビジネスローンを利用してもらわなければ、利益が出ません。
そのため他社よりも積極的に借り入れさせてくれる可能性があるでしょう。
①アイフルビジネスファイナンス「ビジネスローン」
対象者 | 法人(75歳まで) 個人事業主(69歳まで) |
融資額 | 50万円から1,000万円まで |
金利 | 3.1%〜18.0%(実質年率) |
融資スピード | 最短即日 |
返済期間 | 元利均等返済:最長5年(60回以内) 元金一括返済:最長1年(12回以内) |
審査に通りやすいビジネスローン といえば、アイフルビジネスファイナンスの商品です。
15万口座以上の利用実績があるなど、業界の中でももっとも利用されているビジネスローンだと言えるでしょう。
法人だけでなく個人事業主も利用可能で、融資額は50万円から1,000万円になります。
融資に成功している事業者が多いということは、それだけ審査の難易度が甘いことが予測されます。
赤字決算でも融資可能な場合があるなど、柔軟に審査してくれるでしょう。
最短だと即日の融資が可能など、対応スピードにも優れています。
②ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」
対象者 | 法人 個人事業主 |
融資額 | 50万円から500万円まで |
金利 | 9.98% 〜 18.0%(実質年率) |
融資スピード | 最短5日 |
返済期間 | 最長5年 |
50万円から500万円までの資金が必要な事業者には、ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」の利用が最適です。
手数料不要、セブン銀行のATMから24時間365日利用可能など、利便性に優れています。
事業資金であれば使い道は自由で、カード利用の場合1万円から追加融資が可能です。
申し込みから融資まで最短5日かかるなど、他社と比較すると融資スピードは遅めと言えるでしょう。
そのためすぐに事業資金が必要な事業者は、融資スピードに満足できるのか考えてから申し込むなど、一度他社と比較してみることをおすすめします。
③オージェイ「無担保融資(ビジネスローン ・事業資金融資)
対象者 | 法人 個人事業主 |
融資額 | 30万円から2,000万円まで |
金利 | 10.00%~18.00%(実質年率) |
融資スピード | 最短即日 |
返済期間 | 最長36ヶ月 |
30万円から2,000万円の資金を調達したい事業者には、オージェイの利用が最適です。
法人や個人事業主向けのビジネスローンだけでなく、ファクタリングなど様々な資金調達サービスを展開しています。
保証人や担保は原則不要ですが、法人が利用する場合は代表者本人の保証が必要になります。
なお2期分の決算書や確定申告書が必要なことから、2年以上事業を継続している事業者が対象となる点に注意しましょう。
返済方法に関しては一括、元金均等、元利金等、自由返済の中から好きな方法を選択できます。
ノンバンク系
信販会社や消費者金融、クレジットカード会社などに該当する会社のことをまとめてノンバンク系と言います。
最短即日などすぐに資金調達できることをアピールする会社も多く、審査のスピードが早く難易度も低い点が特徴です。
銀行系と比較すると審査が甘い分、上限金利は高めに設定されています。
そんなノンバンク系の利用をおすすめする事業者の特徴は、以下の通りです。
- 他より高い金利を支払ってでも、すぐに事業資金を借り入れなければならない事業者
- 他よりも審査の難易度が低いサービスに申し込みたい事業者
①プロミス「自営者カードローン」
対象者 | 個人事業主 |
融資額 | 300万円まで |
金利 | 6.3%~17.8%(実質年率) |
融資スピード | 最短即日 |
返済期間 | 最長6年9ヶ月 |
個人事業主で300万円以内の事業資金が必要な場合は、プロミスの「自営者カードローン」がおすすめです。
申し込み時間が早ければ最短即日での借り入れもできます。
全国にあるプロミスATMだけでなく、提携ATMから出し入れできるため、日本全国どこに住んでいても利用しやすいでしょう。
なお初めてプロミスを利用する場合、メールアドレス登録とWeb明細の利用で30日間無利息サービスが適用されます。
そのため一時的にまとまった事業資金が必要な個人事業主は、上記の利用を検討してみましょう。
②セゾンファンデックス「カードローン(個人事業主専用)」
対象者 | 個人事業主 |
融資額 | 500万円まで |
金利 | 6.5%~17.8%(実質年率) |
融資スピード | 最短即日 |
返済期間 | 60ヶ月 |
1万円から500万円以内の事業資金が必要な個人事業主には、セゾンファンデックス「カードローン(個人事業主専用)」がおすすめです。
他社の商品と比較すると限度額が高めなため、まとまった資金調達が必要な際に最適でしょう。
個人向けではないため総量規制の対象外で、繰り返しの借り入れも可能です。
ATM手数料は0円で、ネットでのキャッシングが可能など、利便性にも優れています。
平日9時から14時30分までに申し込めば、最短数十秒後に振り込み確認ができるケースがあるなど、入金スピードに関しても優れていると言えるでしょう。
利便性が高く入金スピードが早いなど使い勝手の良いサービスですが、返済が定額リボルビング方式となる点に注意が必要です。
借り入れ金額が大きくなるほど、返済額も大きくなるため本当に返済の目処が立つのか考えた上で申し込みましょう。
③アコム「ビジネスサポートカードローン」
対象者 | 個人事業主 |
融資額 | 300万円まで |
金利 | 12.0%~18.0%(実質年率) |
融資スピード | 最短即日 |
返済期間 | 最長8年7ヵ月 |
300万円までの資金が必要な場合は、アコム「ビジネスサポートカードローン」の利用も検討してみましょう。
テレビCMなどメディアでの露出も多い大手企業な分、安心して利用できるはずです。
もちろん総量規制に該当することもありません。
なおカードローン型であるため、24時間365日いつでも借り入れできるのも同商品を利用するメリットだと言えます。
銀行系
メガバンクや都市銀行などが提供するビジネスローンのことを、銀行系ビジネスローンと言います。
銀行との取引ということで安心感は抜群ですが、審査に時間がかかったり、審査難易度が高かったりと利用できる事業者を選びます。
しかし融資可能額が高めに設定されていて、金利が低いといったメリットもあります。
経営状況がよく、審査が甘いかどうかをあまり気にしない事業者は銀行系に申し込んでみましょう。
①三菱UFJ銀行「融活力」
対象者 | 法人 |
融資額 | 5,000万円まで |
金利 | 2.35%~9.0%(実質年率) |
融資スピード | 最短2週間程度 |
返済期間 | 最長3年 |
5,000万円までの事業資金が必要な法人には、三菱UFJ銀行のビジネスローン「融活力」の利用がおすすめです。
ビジネスローン専門会社やノンバンク系の商品と比較すると、金利が非常に低めに設定されていることがわかります。
その分、審査の難易度は高めで融資完了までに時間もかかります。
なお申し込み可能な法人は、以下の条件を全てクリアした法人に限られている点に気をつけましょう。
- 業歴が2年以上かつ2期分の決算書を提出できる法人
- 最新の決算で債務超過していない法人
- 申し込み時に税金の未納がない法人
- 三菱UFJ銀行の窓口に来店できる法人
上記の条件を全てクリアしている法人であれば、厳しい審査に通過できる可能性もあります。
少しでも良い条件で借り入れるためにも、条件に当てはまるのであればチャレンジしてみましょう。
②東京スター銀行「スタービジネスカードローン」
対象者 | 法人 個人事業主 |
融資額 | 50万円から1,000万円まで |
金利 | 4.5%~14.5%(実質年率) |
融資スピード | 最短1週間程度 |
返済期間 | 最長12ヶ月 |
開業してから1年しか経っていない事業者には、東京スター銀行「スタービジネスカードローン」の利用が最適です。
2期分の決算書や鑑定申告書が必要な銀行が多い中で、1期分の収入がわかる書類を提出できれば申し込みできます。
なお申し込みから契約まで店舗に来店する必要もありません。
全国の提携ATMから借り入れ可能なため、利便性にも優れています。
銀行系の中では審査に通りやすいと言われているため、申し込み条件をクリアしているのであればチャレンジしてみましょう。
③三井住友銀行「ビジネスセレクトローン」
対象者 | 法人 |
融資額 | 1億円まで |
金利 | 最低年2.125% |
融資スピード | 最短2週間程度 |
返済期間 | 最長7年 |
運転資金や設備資金、賞与などのために資金調達が必要な法人には、三井住友銀行「ビジネスセレクトローン」の利用が最適です。
最高1億円までの借り入れが可能で、金利は最低年2.125%となっています。
申し込み可能なのは法人のみで、下記の条件を全てクリアしている必要があります。
- 業歴2年以上
- 取引可能なエリアに所在している法人
- 最新の決算で債務超過していない法人
- 申し込み時に税金の未納がない法人
上記4つの条件を全てクリアしている法人は、チャレンジしてみても良いでしょう。
審査が甘いと宣伝するヤミ金に要注意!見分け方を解説
「それぞれどのようなサービスがあるのかわかりました……。」
「やはりビジネスローン専門会社やノンバンク系が審査の難易度は低そうですね……!」
「「審査が甘い!」という趣旨の広告を見かけたのですが、申し込んでも問題ないでしょうか……?」
残念ながらビジネスローンの審査が甘い会社を探す中で、ヤミ金だと見分けがつかずに契約してしまう事業者も一定数いるのが現状です。
そこでここでは、ヤミ金と契約しないために見分け方や注意点を解説していきます。
①広告で審査が甘いということを主張している
審査に通過する自信がない事業者は特に、「審査に絶対合格!」や「100%融資」など、審査が甘いということを主張する広告に気をつけましょう。
というのも、審査が甘いことを主張する広告を打ち出す会社はヤミ金です。
全良な会社であればきちんとした審査基準を設けているため、必ず審査に通過するということはあり得ません。
②固定の電話番号を掲載していない
固定電話がない会社はヤミ金です。
ヤミ金は住所を知られてはまずいため、固定電話を所有していません。
なおご存知の事業者がほとんどだとは思いますが、街中で見かける電柱などに張り紙をしている会社もヤミ金です。
いくら事業資金が必要で焦っていても、絶対にヤミ金には手を出さないようにしましょう。
一時期は資金を調達できたと安堵しても、高い金利を支払う羽目になるため結果的に経営状況が悪化してしまいます。
③金利が高すぎる
全良なビジネスローン会社であれば、必ず出資法を守った金利に設定しています。
しかしヤミ金は出資法を超えた金利を請求してきます。
具体的には下記の上限を超えた金利を要求してくる会社はヤミ金だと言えるでしょう。
- 100万円以上:15%
- 10万円以上100万円未満:18%
- 10万円未:20%
上記の金利を超えたらヤミ金なので、絶対に契約しないでください。
ビジネスローンの審査の審査基準とは?審査通過のコツを解説
「いくら審査の甘い会社に申し込みたいと思っても、ヤミ金には注意しなければなりませんね。」
「全良な会社であれば、審査基準を設けているのでしょうか……?」
「審査の基準についても気になりました。ぜひどんな点を確認されるのか教えてください……!」
審査が甘いと言われるビジネスローンですが、対策せずに全ての事業者が利用できるわけではありません。
確実に審査に通過するためには、審査の基準を知って対策することが重要です。
そこでここからは、審査基準や審査通過のコツを解説していきます。
何度も審査に申し込んでは審査落ちするといった事態にならないためにも、下記でお伝えする事柄を参考にしてください。
①審査が甘いと言われるビジネスローンに申し込む
当たり前のことですが、必ず審査に通過したいのであれば、審査が甘いと言われるビジネスローンに申し込むことが重要です。
銀行系よりもノンバンク系、ノンバンク系よりも専門会社といったように選びましょう。
なお専門会社でも申し込み可能条件や融資限度額、金利などは異なります。
複数の商品を比較した上で、自社にとって一番良い会社に申し込みましょう。
②納めるべき税金を事前に支払っておく
ビジネスローンを利用するということは、返済能力がある事業者なのかということが一つの審査基準になってきます。
そのため、税金の未納がないか確認されることも少なくありません。
銀行系を利用したいのであれば特に、期日内に税金の支払いを済ませましょう。
税金の未納があるだけで自社の評判を自ら下げてしまいます。
審査落ちする状況を自ら作り出さないためにも、普段から税金を期日内に支払う癖をつけておきましょう。
③虚偽申告は絶対にしない
審査に通過したいのであれば、絶対に虚偽申告してはいけません。
虚偽申告とは、申込書などに事実とは異なる年収や個人事業方などを記載することを言います。
審査に通過したい一新で嘘の情報を記載しても、何らかのかたちで本当の情報ではないことを知られてしまうでしょう。
なお悪気がなかったとしても、間違った情報を記載してしまうと虚偽申告したと捉えられてしまうことがあります。
自ら信用を失うことがないよう、書類関係は念入りな確認を欠かさないようにしましょう。
④借り入れしたい希望額を低めに設定する
借り入れしたい希望額が大きければ大きいほど、審査の難易度は上がります。
初めてビジネスローン を利用する場合は特に、借り入れ希望額を低めに設定するなどの対策が必要です。
たとえ希望額を調達できなくても、少額から借り入れて返済実績を積むことで、借り入れできる金額が上がることもあります。
審査が甘いと言われるビジネスローンで審査に落ちる5つの理由
「審査基準や、通過するためのコツについてよくわかりました……!」
「最初は少額で借り入れるなど、きちんと対策を取りたいと思います……。」
「審査通過のコツについて理解した上で申し込んでも、審査落ちすることはあるのでしょうか?」
結論からお伝えすると、審査が甘いと言われるビジネスローンでも当然、審査落ちすることはあります。
ここでは審査落ちした場合に考えられる5つの理由について解説していきます。
これから事業資金を調達するためにビジネスローン の利用を考えている事業者は、審査落ちする理由を確認した上で対策を練りましょう。
①スコアリングの評価が低い
大手などスコアリングによる審査をするサービスでは、評価が低いと審査落ちする可能性があります。
特に開業1年未満、赤字決算など信頼が低いケースでは、スコアリング評価が低くなるため審査通過が難しくなるでしょう。
とはいえ、基本的に問題なくクレジットカードを新規作成できる状態であれば、スコアリング評価は良好だと言えます。
②ブラックリストなど信用情報に問題がある
ブラックリスト入りしているなど、信用情報に問題がある場合も審査落ちする可能性が高くなります。
ビジネスローンの審査では必ず信用情報が開示されるため、過去に自己破産していたり、返済を長期間遅延していたりした場合は、審査通過が難しくなるでしょう。
税金の未納に関しても厳しく審査される項目です。
支払い義務のある税金に未納があるということは、ビジネスローンの返済も難しいと判断されてしまうのです。
法人の場合でも代表本人の信用情報が良好でなければなりません。
とはいえ、信用情報に問題があっても柔軟に審査してくれる会社もあります。
先ほどお伝えしたように、審査通過の自信がない場合はビジネスローンの専門会社に申し込むなど工夫してみましょう。
③申し込み書類に不備がある
信用情報に問題がなく本来であれば審査に通過するはずの事業者でも、申し込み書類に不備があると審査落ちしてしまいます。
審査に申し込む前に必ず、記入漏れや不備がないか何度も確認しましょう。
④返済能力を示せない
どんなに審査が甘いと言われるビジネスローンであっても、返済能力を示せない事業者に融資してくれる会社はありません。
特に債務超過など、経営状況が良くない場合は審査通過が難しくなります。
とはいえ、債務超過している時点で絶対に審査落ちするわけではありません。
現状、債務超過していたとしても理屈の通った経営改善計画書を作成するなど、解消する見込みを示せれば審査に通過する可能性もあります。
債務超過している事業者が申し込むのであれば、解消できる見込みがあるということを示せる資料を提出するなど、何らかの対策が必要でしょう。
⑤既にビジネスローンを利用している
既に他社でビジネスローンを利用している場合も、審査落ちする可能性が高くなります。
というのも、複数のビジネスローンを利用したいということは経営状況が悪いのではないかと判断されてしまうのです。
貸し倒れリスクを軽減するために、当然ビジネスローン会社は慎重に審査するでしょう。
直近6ヶ月の間にビジネスローンに申し込んでいる場合は、信用情報に記載されています。
複数の会社に申し込むことは結果的に、自社の首を絞めてしまうため止めましょう。
ビジネスローンに審査落ちしたらファクタリングの利用がおすすめ
「どのようなケースで審査落ちしてしまうのか、その理由についてわかりました……。」
「審査落ちする理由に当てはまらないためにも、日頃から気をつけたいと思います。」
「それでも審査に通過しなかった場合、事業資金の調達を諦めるしかないのでしょうか……?」
対策を取っても審査に通過しなかったり、借り入れに該当する資金調達方法を利用したくない場合は、ファクタリングを利用するという手があります。
ファクタリングとは、売掛債権のある事業者であれば誰でも申し込める資金調達方法です。
要するに、入金まで時間のある請求書や注文書が発生しているのであれば、申し込み可能です。
ビジネスローンとファクタリングの大きな違いとは?
ビジネスローンとファクタリングの大きな違いは、借り入れかそれとも売却かということです。
前述の通りビジネスローンは借り入れで、ファクタリングは売掛債権の売却なので借り入れではありません。
そのためファクタリングを利用しても、賃借対照表上で借入金の項目が増えることもないのです。
将来的に大きな事業資金が必要になる見込みがある場合は、ファクタリングを利用することで銀行からの印象を良くすることもできるでしょう。
ファクタリングを利用した方が良い事業者とは?
ここまでビジネスローンについて詳しく解説してきましたが、下記の事柄に当てはまる事業者はファクタリングを利用した方良いでしょう。
- 売掛債権を抱えている
- 入金サイトが長いせいで現金が枯渇しそう
- 資金ショートを起こしそう
- なるべく借り入れはしたくない
ファクタリングを利用するにあたって、売掛債権を抱えているということが大前提になります。
その上で、入金サイトが長いせいで資金ショートを起こしそうな事業者や、借り入れしたくない事業者はファクタリングの利用を検討してみましょう。
軍事資金の融資にはビジネスローンを利用しよう
この記事では事業資金の融資を受ける方法として、ビジネスローンについて解説してきました。
銀行融資と比較すると、審査が甘いと言われる資金調達方法です。
審査に通過する自信がない事業者は特に、ビジネスローンの専門会社やノンバンク系を利用するなど難易度が低い会社に申し込みましょう。
なおどの会社のビジネスローンを利用するか検討する中で、ヤミ金と契約してしまわないように細心の注意を払ってください。
広告で審査が甘いことを強調している、携帯の番号しか記載されていない、金利が異常に高いという特徴に当てはまったら、その会社と契約するのはやめましょう。
この記事で紹介した9つの会社はどれも全良なサービスを提供しています。
ビジネスローンを利用するのが初めての場合は特に、9社の中から申し込み先を選べば安全でしょう。
なお審査落ちした事業者で売掛債権がある場合は、ファクタリングの利用もおすすめです。
この記事が事業資金の調達が必要な事業者のみなさまの参考になれば幸いです。