ファクタリングには金利は存在しない!?手数料を金利換算にしたらどうなるかを解説

「ファクタリング」とは、ご自身の会社が持っている売掛金を買い取ってもらい現金化するサービスです。

ご自身の会社にとっては、手数料を支払うものの、売掛金をすぐに現金化することができます。

資金繰りを安定させたい場合や、すぐに必要な資金があっても銀行の融資では間に合わない場合など、様々な場面で頼もしいサービスと言えます。

一方で、金利はどうなるのか、保証人を立てなければいけないのか、担保はどうなるのか、様々な不安を覚える方々も多いはずです。

最近、ファクタリングと言う言葉をよく聞きますが、どう言うサービスなのか気になっています。
ファクタリングはすぐに現金化が出来ると聞きますが、デメリットはないのでしょうか。

この記事では、ファクタリングとは金利の負担はあるのかメリット・デメリットおすすめのファクタリング会社を解説します。

ファクタリング金利をザックリ言うと
  • ファクタリングとは、売掛金の請求権を譲渡して現金化をする資金調達方法である。
  • ファクタリングには、2社間(者間)3社間(者間)保証型ファクタリング国際ファクタリング医療ファクタリングと5つの種類がある。
  • ファクタリングは種類によって手数料が異なる
  • ファクタリング手数料を金利換算すると高金利となる。
  • ファクタリングは、法整備が追いついていないため悪徳業者も多い

ファクタリングとは?

ファクタリングとは?

私の会社はまだまだ新しく設立したばかり、資金的な余裕はありません。
資金繰りを安定させたり、運転資金のつなぎにしたり出来る資金調達の手法はないものでしょうか。

こちらでは、ファクタリングとはどんな資金調達手法なのか手続きの方法や必要書類2社間ファクタリング・3社間ファクタリングについて解説します。

ファクタリングについて
  • ファクタリングとはどんな資金調達手法?
  • ファクタリングの契約手続きと必要書類
  • 2社間(者間)ファクタリング
  • 3社間(者間)ファクタリング

ファクタリングとはどんな資金調達手法?

ファクタリングとは、ご自身の事業所が有する売掛金を迅速に現金化したい場合に有効な資金調達手法です。

ご自身の事業所の売上債権をファクタリング・サービス会社へ譲渡、手数料等を差し引かれた上で代金が受け取れます。

つまり契約は「売買契約」です。

また、手形の割引と近い感覚ともいえるでしょう。

消費者金融や金融機関による融資と異なり、担保の提供は必要ありません。

あくまで売掛先の信用力が審査対象です。

そのため、ファクタリング・サービスを利用する事業者が中小企業や個人事業主でも、審査に通りやすいという特徴があります。

ご自身の事業所が赤字決算や債務超過、税金滞納をしていても利用できるのがポイントです。

とはいえ、契約である以上は然るべき手続き・必要書類の提出が必要です。

MEMO

ファクタリングとは、会社の売上債権を手数料を支払って買い取って貰うサービスとなり、すぐに現金が欲しい場合に有効な資金調達方法となる。

ファクタリングの契約手続きと必要書類

契約手続きや必要書類の収集はさほど難しくありません。

手続きの流れ

契約手続きの流れは非常にシンプルです。

手続きの流れ
  1. 相談(事前相談):売掛債権額はどの位かを明示し、手数料等を確認
  2. 申込:契約内容に合意し、申込開始
  3. 必要書類の提出する
  4. 審査:売却可能な売掛債権かをチェック
  5. 契約締結

後述しますが、ファクタリング業界は、まだ法規制が緩く、悪質な業者が大量に流入してきています

そのため、事前相談では手数料ばかりを気にせず、悪徳業者の有無も良くチェックしましょう。

優良なファクタリング会社を見つけるには、1社だけでなく複数の業者に相談した方が無難です。

必要書類

基本的には次のような書類が必要です。

必要書類
  • 契約書
  • 発注書・見積書・納品書・検収書等
  • 請求書・請求書に対する証票
  • 銀行通帳
  • 登記簿謄本
  • 印鑑証明書

書類に不備が無く、審査でも売却可能な売掛債権であることがわかれば、いよいよ契約締結です。

なお、ファクタリング契約にも種類があります

次項では一般的なファクタリング契約である、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングについて解説します。

注意

ファクタリングは、法規制が緩いため悪徳業者が多くなっている。

ファクタリングサービスを利用する際には、複数の会社で相談をするのが無難と言える。

2社間(者間)ファクタリング

2者間ファクタリングとも呼ばれます。

2社間(者間)ファクタリングの契約方法は、ファクタリングの利用者とファクタリングのサービス会社の2社間(者間)で契約する仕組みの買取手法です。

ご自身の事業所としては、取引先への通知が不要なので、売掛金を売却した事実について知られることはなく、取引関係に悪影響を与えることはありません。

また、2社間(者間)での契約ため、手続きも比較的に簡単かつ迅速に現金化できます。

急に資金が必要となり、とても売掛金の回収時期まで待てない場合に最適な手法です。

後述しますが、ファクタリング会社で「最短当日入金」が可能なのは、この2社間(者間)ファクタリングです。

ただし、サービス会社に支払う手数料は、3社間ファクタリングより高い傾向があります。

2社間(者間)ファクタリングの、契約~回収した売掛金の支払いまでの流れを見ていきましょう。

2社間(者間)ファクタリングの流れ
  1. ファクタリング利用者とファクタリング・サービス会社で契約を締結する
  2. ファクタリング・サービス会社からファクタリング利用者へ手数料を差し引いた売却代金が支払われる
  3. 取引先(契約を結んだ事情は知らない)からファクタリング利用者へ売掛金が入金される
  4. ファクタリング利用者は回収した売掛金をサービス会社へ支払う
MEMO

2社間(者間)ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2社間(者間)で行う契約のため、利用者の取引先に影響は与えない。

3社間(者間)ファクタリング

3者間ファクタリングとも呼ばれます。

3社間(者間)ファクタリングの契約方法は、ファクタリング利用者とサービス会社・取引先の3社間(者間)で契約する仕組みの買取手法です。

こちらのケースでは取引先も関与することになります。

ファクタリング利用者とサービス会社から、取引先へ債権譲渡を通知します。

取引先がそれに応じたら、ファクタリング利用者はファクタリング・サービス会社へ売掛金を売却・資金調達します。

2社間ファクタリングとは違い、取引先からの売掛金はサービス会社へ入金されます。

やや面倒な手順ですが、2社間ファクタリングよりも手数料は軽減されます。

売掛金の回収時期まで期間があり、なるべく手数料を抑えたい事業者向きの手法です。

ただし、合意形成が込み入った仕組みとなるので、その段取り・資料の作成等に手間がかかり、迅速な現金化は困難です。

それに加え、取引先に「あの事業所は資金繰りが苦しいのか?」という印象を与えてしまいます。

そのため、後日の取引に影響が出る可能性もあります。

取引先へ通知する場合は、正確な情報を伝えられるよう配慮する必要があります。

3社間(者間)ファクタリングの、契約~回収した売掛金の支払いまでの流れを見ていきましょう。

3社間(者間)ファクタリングの流れ
  1. ファクタリング利用者とサービス会社で契約を締結する
  2. ファクタリング利用者とサービス会社が取引先へ債権譲渡通知を行う
  3. 取引先はファクタリング利用者とサービス会社に承諾通知を行う
  4. ファクタリング利用者がサービス会社へ売掛債権を売却する
  5. サービス会社からファクタリング利用者へ売掛金が入金される
  6. 取引先は売掛金をファクタリングサービス会社へ支払う
注意

3社間(者間)ファクタリングは、ファクタリング利用者の取引先をも巻き込む方法となるので、迅速な現金化は困難な場合もある。

また、取引先への印象が悪くなる可能性もある。

ファクタリングには金利は存在しない?

ファクタリングには金利は存在しない?

ファクタリングに掛かる費用は手数料だけなのでしょうか?
金利のような負担も気になるのですが。

こちらでは、ファクタリング・サービスを利用する際の費用負担について解説します。

ファクタリングを利用する際の費用
  • ファクタリングは金利ではなく手数料
  • ファクタリングに金利がない理由
  • ファクタリングの手数料を金利換算すると

ファクタリングは金利ではなく手数料

ファクタリングはあくまで金利でなく手数料という形で、ファクタリングサービス会社に支払います。

手数料は利用金額の〇%という形で差し引かれます。

その手数料も「一律〇%」と決まっている訳ではなく、各ファクタリング・サービス会社の設定・利用金額・ファクタリング契約の種類ごとに変化します。

手数料の割合は差が大きく1.5%~20%程度です。

手数料が気になる場合、各ファクタリング・サービス会社ホームページはもとより、事前相談の際にケース毎の手数料割合を聞いておきましょう。

MEMO

ファクタリング会社は、金利ではなく手数料であり、手数料率は会社や利用金額などによって異なるが、1.5%~20%が目安となる。

ファクタリングに金利がない理由

ファクタリング・サービスは、いわゆる貸金サービスと異なり、あくまで「売掛債権の譲渡」です。

そのため、金利が掛かってしまう訳ではなく、手数料を負担することになるのです。

金利とは、消費者金融・金融機関からお金を借りた際に、借りたお金に対して支払う利息の割合のことです。

そのため、売掛債権を売却する手法であるファクタリングとは、仕組みが全く異なるのです。

皆さんの中には「それでは、ファクタリングを利用した方が融資を受けるよりお得なのでは?」と、考える人もいるはずです。

次項では、ファクタリングの手数料を金利換算すれば、どれ位の負担となるのかについて考察してみます。

MEMO

ファクタリングは、銀行融資などと違い売掛金の譲渡となるので、金利ではなく手数料という扱いになる。

ファクタリングの手数料を金利換算すると

ファクタリングの手数料は1%程度からと、金利と比較してかなり低い割合のように思われます。

金利と同様に「%」で示されるので、手数料の方がかなり負担は低いと考えるのも無理のないことです。

しかし、金利は「年率」が原則であるものの、ファクタリングの手数料は売掛金期間1ヶ月の場合「月率」となります。

そのため、ファクタリング手数料を金利と同じ「年率」で比較する必要があります。

ファクタリング手数料を年率換算する場合は、ファクタリングの手数料を12倍して揃えます。

とすると、ファクタリング手数料が5%でも、金利換算すれば60%もの高金利に相当します。

ファクタリング手数料と金利は実際のところ全く別物であることを理解しておきましょう。

注意

ファクタリングの手数料率を年率換算にすると、非常に高金利に相当する割合となる。

ファクタリングを継続的に利用すると、大きく損をする可能性がある。

ファクタリング会社の金利(手数料)を比較

ファクタリング会社の金利(手数料)を比較

ファクタリング金利(手数料)、1%のケースもあるんだと安心していたら、冷水を浴びせかけられた気分です。
ファクタリング会社の金利(手数料)はどうなっているのでしょうか。

こちらでは、ファクタリング会社が設定する、種類別ファクタリング手数料相場の目安を比較してみましょう。

ファクタリング会社が設定する種類別手数料相場の目安

各社で設定しているファクタリング種類別手数料相場の目安は下表の通りです。

ファクタリング種類別 手数料の相場
2社間ファクタリング 月率10%~30%程度
3社間ファクタリング 月率1%~10%程度
保証型ファクタリング 年率2%~15%程度
国際ファクタリング 月率1%~2%程度
医療ファクタリング 月率1%~2%程度

ファクタリングの種類によっては月率30%を超えるケースもあります。

年率に直せば360%という割合となります。

ファクタリング種類

ファクタリングには2社間ファクタリング・3社間ファクタリングのみならず、前述したあまり聞き慣れないファクタリングも存在します。

こちらの特徴を解説しましょう。

ファクタリングの種類
  1. 保証型ファクタリング
  2. 国際ファクタリング
  3. 医療ファクタリング

保証型ファクタリング

保証型ファクタリングとは、資金の調達を目的としないファクタリングです。

信用力について不安がある会社との取引等で、売掛債権の貸し倒れのリスクが回避できるサービスです。

不運にも取引先が倒産してしまい、売掛金が回収できなくなったら、保証会社が保証金を支払ってくれるシステムです。

どちらかと言えば、「保険」に近いサービスと言えます。

もちろんファクタリング会社は、取引先を信用調査した後、保証枠を決めることになり、保証枠内の金額で売掛債権を保証してくれます。

MEMO

信用力に不安のある会社など、売掛金の回収に不安のある取引時に活用できるファクタリングサービスである。

国際ファクタリング

国際ファクタリングとは、出企業の債権回収リスク、売掛金の管理をサポートする目的で、世界各国の金融機関が連携し、安全・確実な輸出代金の回収サービスを提供するサービスです。

MEMO

輸出などを主な事業とする企業向けのファクタリングサービスです。

医療ファクタリング

医療ファクタリングとは、病院・クリニックの診療報酬、調剤薬局の調剤報酬、介護事業者の介護報酬の債権買取をするファクタリングです。

3社間ファクタリングに分類されます。

各報酬は国民健康保険・健康保険(社会保険)へ請求した後、入金されるまで2ヶ月ほどかかります。

その期間を大幅に短縮できるのが強みです。

ただし、国民健康保険や健康保険(社会保険)へ通知が必要となります。

MEMO

公的医療保険の報酬支払までを短縮できるファクタリングとなりますが、各保険者への通知が必要となる。

ファクタリング金利(手数料)と他の融資の金利を比較

ファクタリング金利(手数料)と他の融資の金利を比較

ファクタリング種類別手数料相場もかなり違いますね。
他の融資の金利と比較してみたいです。

こちらでは、ファクタリング手数料と他の融資の金利を比較してみます。

ファクタリング手数料と他の融資との比較

2社間ファクタリング・3社間ファクタリングと、銀行カードローン・消費者金融カードローン・ビジネスローン・クレジットカード(キャッシング)を比較すると下表の通りです。

種類 金利(年率)
2社間ファクタリング 120%~360%程度

※なお月率10%~30%程度

3社間ファクタリング 12%~60%程度

※なお月率1%~10%程度

銀行カードローン 2%~15%程度
消費者金融カードローン 4%~18%程度
ビジネスローン 5%~18%程度
クレジットカード(キャッシング) 15%~18%程度

年率に直せば、2社間ファクタリングが飛びぬけて高い負担となります。

利用する場合は十分注意する必要があります。

銀行カードローンやビジネスローンなら安心?

前述した表をみれば、銀行カードローンが圧倒的に低金利と言えます。

資金を必要としていても、個人事業主ならば時間的に余裕がある場合は、銀行カードローンを優先的に検討した方が無難なように思えます。

ただし、銀行カードローンは事業用資金への利用が制限されているケースも多いので注意が必要です。

それでは、金利5%~18%程度のビジネスローンならば安心かと言えば、必ずしもそうとはいえません。

ビジネスローンで設定される限度額はたいてい少額(概ね1,000万円まで)です。

ビジネスローンだけで、ご自身の事業所に必要な資金を賄うことが出来るかは疑問です。

一方、ファクタリング会社では、ほとんど下限・上限なしで利用金額が設定されています

利用金額の幅広さで言うなら、ファクタリングが断然有利と言えます。

MEMO

金利だけを考えるなら銀行カードローンが有利だが、利用上限額が少額なため、利用額のことを考えるとファクタリングを活用する方が有利となる場合がある。

ファクタリングサービスのメリット

ファクタリングサービスのメリット

他の融資サービスにもやはり一長一短はある訳ですか。
それでは、ファクタリングサービスを利用する利点について教えて欲しいです。

こちらでは、ファクタリングサービスのメリットについて解説します。

ファクタリングサービスのメリット
  1. 迅速な入金が約束される!
  2. 売掛金保証でダメージ軽減!
  3. 資金調達先の多様化

迅速な入金が約束される!

通常の取引の場合は皆さんご存知の通り、商品やサービスを提供→代金請求のため取引先へ請求書・手形発行を行います。

もちろん、これが売掛金です。

ただし、取引先からの売掛金回収(入金)は、通常1~2ヵ月後がほとんどです。

つまり、ご自身の事業所は、すぐ現金を手に入れることができません。

一方、ファクタリングならファクタリング会社と契約を結べば、売掛金をすぐ現金化することができます。

資金繰りが不安定で、資金に余裕がない個人事業主や小規模企業、スタートアップ企業には喜ばれるシステムと言えます。

もちろん手数料は前述した通り差し引かれます。

しかし、ファクタリング会社からの入金は契約締結後、最短即日で受取可能です。

迅速な資金確保が期待できます。

MEMO

売掛金の現金化が迅速に出来る事から、個人事業主や起業仕立ての会社などには頼もしいサービスである。

売掛金保証でダメージ軽減!

前述した保証ファクタリングでは、ご自分の事業所にとって「保険的機能」を有するサービスです。

なぜなら、ファクタリング契約を結んでいれば、取引先の経営状況がどんなに悪化の一途を辿っても、ファクタリング会社から売掛金をすでに入金されているので、リスクが大幅に軽減されます。

このような強みがあるため、取引先が多い大手企業でも、急に取引先が倒産や不渡り出す事態を警戒し、ファクタリングを利用する企業は多いです。

ファクタリング会社に手数料は数%取られるものの、取引先1社の倒産するダメージの方が大きいというケースもあります。

大企業でも、ファクタリングをリスクヘッジの一手段として利用する場合があります。

MEMO

取引先の倒産などによる売掛金の回収不能を防ぐことが可能となる。

資金調達先の多様化

ご自身の事業所が順調に業績を伸ばし、法人化または会社の規模が大きくなれば、地方銀行やメガバンクからの融資も受けやすくなります。

ご自身の会社の希望に応じて、銀行側も積極的に資金を融資してくれることでしょう。

しかし、かつて発生したリーマンショックのような不景気に世の中が突入したり、現在の新型コロナウイルス感染症のパニックで経済が大混乱に陥ったりすると、銀行はたとえご自身の会社が優良企業でも、手のひらを返したような対応に出るかもしれません

遺憾ながら新型コロナウイルス感染症のパニックで、既に理不尽な対応を受けている会社も多いはずです。

理不尽な対応とは、銀行側が新規融資を渋る融資額の減額を迫る、あるいは返済期限前でも資金の回収を積極的に行うというやり方です。

これは「貸し剥がし」と呼ばれています。

深刻な事態を経験したならば、なおのこと銀行だけに頼らず、資金調達先を多様化することが経営安定化の方法の一つと言えます。

こういった事情から、ご自身の事業所が、どんなに銀行と良好関係であっても、ファクタリングは資金調達手段の選択肢の一つとして選んでおいた方が安心なのです。

MEMO

資金調達の方法として銀行融資を考えていても、世間の情勢によっては手のひらを返されることもあるため、資金調達の方法の一つとしてファクタリングを利用する場合もある。

ファクタリングサービスのデメリット

ファクタリングサービスのデメリット

ファクタリングは資金調達手段の一つと言えますね。
融資先の銀行とどんなに良好な関係でも、ファクタリングを選択肢として検討するべきだと思います。
それでは、ファクタリングサービスを利用する際に、確認しておくべき点について教えて欲しいです。

こちらでは、ファクタリングサービスのデメリットについて解説します。

ファクタリングサービスのデメリット
  1. 債権譲渡登記が必要なケースも
  2. 受け取れる資金は売掛金額の範囲内

債権譲渡登記が必要なケースも

2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの手数料や短所は既に述べた通りです。

その他に、ケースによっては手続きが面倒な事態も発生します。

それが「債権譲渡登記」です。

債権譲渡登記が必要なケースとは?

通常のファクタリングなら、ファクタリング会社との契約書のみで売掛債権の売却(債権譲渡)が可能です。

ただし、一部のファクタリング会社との契約や、かなり債権額が多い場合など、確実に売掛債権が譲渡されたことを証明するため登記の必要が出てきます

登記はもちろん法務局で申請手続きを行います。

そのため、手間や時間がかかり迅速な現金化というファクタリングの大きな強みも活かせなくなります。

債権譲渡登記はマイナス効果?

また、債権譲渡登記をすれば、法務局でチェックすると誰でも債権譲渡した事実を知ることができます

債権譲渡の事実を対外的に証明できる効果も生じます。

ただし、この事実は金融機関へも知られてしまうことを意味します。

そのため、ご自身の事業所が銀行等へ融資を申し込む際、債権譲渡登記の有無をチェックされてしまい、評価に悪い影響を与えるリスクもあるのです。

注意

場合によっては、売掛債権が確実に譲渡されたという証明が必要になる場合があり、法務局での登記が必要なるため迅速な現金化が出来ないケースもある。

また、銀行融資などに影響を与える可能性もある。

受け取れる資金は売掛金額の範囲内

当たり前と言えば当たり前ですが、いかにファクタリング会社の利用金額の限度額に上限・下限が設定されていなくても、受け取れる資金はあくまで、ご自身の事業所の「売掛債権の範囲内」です。

当然、ご自身の事業所の売掛債権が1,000万円なのに、2,000万円を入金してもらいたいと、ファクタリング会社へ要求しても拒否されます。

もしも、ご自身の事業所で1,000万円の売掛債権で2,000万円を調達したいなら、ファクタリングではなく1,000万円の売掛債権を担保にして、銀行等から融資を受ける必要があります。

注意

あくまでも売掛金額内が利用上限となるため、売掛金額以上の資金が必要な場合には利用できない。

ファクタリングサービスを利用する際の注意点

ファクタリングサービスを利用する際の注意点

ファクタリングの便利な点や限界についてよくわかりました。
資金調達方法の一つとしてファクタリングを利用したいです。
利用前に注意すべき点があるなら、是非教えて欲しいです。

こちらでは、ファクタリングサービスを利用する際の注意点について解説します。

悪徳ファクタリング会社にご注意!

ファクタリング会社と称するヤミ金に近い組織・ヤミ金融という、いかがわしい輩が運営しているケースもあります

償還請求権(売主が回収できない場合、売掛債権者がリスクを負う)の契約をさせられ、法外な手数料を取られてしまうおそれがあります。

  • ファクタリングでも著しく不利な契約内容
  • 償還請求権がある
  • 数十%が当たり前の手数料
  • 苛烈な取り立て

など

上記の様な、ヤミ金融と同様の手口が実行されるケースもあります

このような悪質な輩が紛れ混んでいるのは、ファクタリングの法規制はまだまだ不十分である点があげられます。

残念ながら参入障壁は低いと言えます。

消費者金融業界に居場所を失くしたヤミ金が、一斉に規制の低いファクタリング業界になだれ込んでいると言われています。

規制が緩い以上、ファクタリング会社を選ぶ場合は、よくその会社をチェックしてから申込しましょう。

注意

規制が緩く参入へのハードルが低くため、悪徳業者の参入が多くなっている。

規制が少ない点は懸念材料

前述したようにファクタリング業界は規制が緩く、消費者金融業界に居場所を失くしたヤミ金も多く進出する事態となっています。

ファクタリングは融資でないため、融資の規定が明記された銀行法・貸金業法の対象外である盲点を突いたのです。

ファクタリングは利用者を保護する法律が未整備であり、言い方は悪いかもしれませんが「なんでもあり状態」なのです。

なんとか法整備は急がれるべきですが、もしもヤミ金や法外な手数料を要求するファクタリング会社(またはファクタリング会社❝もどき❞)と契約してしまったら、弁護士に相談するのが賢明です。

とはいえ、裁判所から著しい違法性がないと判断されると、泣き寝入りせざるを得ないケースもあり得ます。

注意

法整備が整っていないため悪徳業者も多く、もしも悪徳業者と契約をしてしまっても泣き寝入りになる可能性もある。

おすすめのファクタリング会社5選

おすすめのファクタリング会社5選

ファクタリング・サービス、やはり気を付けるべき点はきちんと把握するべきですね。
それでは、おすすめのファクタリング会社があれば教えてください。

こちらでは、おすすめのファクタリング会社を紹介します。

おすすめのファクタリング会社
  1. ビートレーディング
  2. 日本中小企業金融サポート機構
  3. アクセルファクター
  4. トライ(TRY)
  5. ウィット

ビートレーディング

ファクタリング 金利 ビートレーディング

「株式会社ビートレーディング」のファクタリング・サービスです。

手数料は2%~と低いです。

こちらも最短30分で審査結果が頑迷、審査通過率はなんと98%以上という驚異の通過率を誇ります。

累計問い合わせ数10.9万件月間契約数約400件(2020年度)、累計取扱高688億円という輝かしい実績があります。

基本的なサービス内容は次の通りです。

項目 内容
利用金額 下限上限なし

※10万円〜7億円の買取実績

手数料 2%~
入金スピード 最短即日
売掛金種類 どんな売掛金でもOK

※回収遅れの不良債権・将来債権は不可

契約方法 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
保証人・担保 不要

日本中小企業金融サポート機構

ファクタリング 金利 日本中小企業金融サポート機構

一般社団法人「日本中小企業金融サポート機構」のファクタリング・サービスです。

手数料は1.5%~と破格の低さです。

審査は最短30分、その審査通過率は95%以上という高さを誇ります。

最短即日で資金調達できるため、金融機関が融資の審査している間の「つなぎ資金」としても利用できます。

財務局・経済産業局から認定された経営革新等支援機関として信頼を得ており、ファクタリングの他に、経営全体のサポートも期待できます。

基本的なサービス内容は次の通りです。

項目 内容
利用金額 売掛金の金額範囲内での資金調達
手数料 1.5%~10%
入金スピード 最短即日
売掛金種類 仕事が完了している売掛金

※振込済売掛金、架空の仕事の売掛金不可

契約方法 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
保証人・担保 不要

アクセルファクター

ファクタリング 金利 アクセルファクター

「株式会社アクセルファクター」のファクタリング・サービスです。

手数料は2%~と低いです。

年間相談件数3000件買取申込額は290億円を超えます

なんと最短1時間(5割以上の利用者が即日)というスピーディーな入金が評価されています。

専属の担当者が、問合せ~審査・契約までマンツーマンで行ってくれます。

基本的なサービス内容は次の通りです。

項目 内容
利用金額 30万〜1億円
手数料 2%~20%
入金スピード 最短1時間
売掛金種類 基本的にどんな売掛金でも
契約方法 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
保証人・担保 不要

トライ(TRY)

ファクタリング 金利 トライ(TRY)

「株式会社SKO」のファクタリング・サービスです。

2018年設立という比較的若い会社です。

手数料は5%~です。

利用金額はわずか10万円から契約でき、個人事業主や小さな会社には嬉しい設定となっています。

また、全国出張での対応が可能です。

資金繰りのコンサルティングサービスに対応し、BtoB紹介で顧客同士の紹介が可能な点も特徴です。

基本的なサービス内容は次の通りです。

項目 内容
利用金額 10万円~5000万円

※5000万円以上は要相談

手数料 5%~
入金スピード 最短即日
売掛金種類 売却できる請求書のある売掛金

※不良債権は買い取り不可

契約方法 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
保証人・担保 不要

ウィット

ファクタリング 金利 ウィット

「株式会社ウィット」のファクタリング・サービスです。

中小企業、個人事業主へ特化したサービスを展開しています。

手数料は5%~です。

法人・個人事業主問わずスマートフォンのみで全国どこでも利用可能と大変便利です。

中小企業、個人事業主の方々が希望する500万円以下の資金調達が得意な会社です。

基本的なサービス内容は次の通りです。

項目 内容
利用金額 上限なし
手数料 5%~
入金スピード 最短2時間
売掛金種類 基本的にどんな売掛金でも
契約方法 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
保証人・担保 不要

ファクタリング 金利|まとめ

ファクタリング 金利|まとめ

ファクタリングは、ご自身の会社が保有する売掛金をファクタリング提供企業へ譲渡する仕組みため、審査期間が短くさらに担保・保証人が不要でお得です。

個人事業主や小さな会社には頼りとなる資金調達手段と言えます。

また、大きい会社であっても、銀行等の融資だけに頼らないもう一つの手法として注目しておくべきです。

もちろん金利という負担も無いですが、手数料は30%まで達する事態もあることを念頭においておきましょう。

ファクタリングの利用の際はメリットだけではなく、デメリットを良く把握するべきです。