auカブコムFXはauカブコム証券株式会社の運営するFXサービスです。
2012年にサービスを開始した「シストレFX」を2021年3月にブランドリニューアルしたものが「auカブコムFX」であり、運営年数は合計で10年にもわたります。
ですがリニューアル後のauカブコムFXがサービスを始めてからはまだ日が浅く、
といった悩みを抱えることは珍しくありません。
そこでこの記事ではauカブコムFXの評判を実際の利用者の口コミも踏まえて徹底解説していきます。口座開設に迷っている方はぜひ最後まで読んでいってください。
- 業界最小水準のスプレッドで低コストの取引を実現
- 自動売買を利用でき低スプレッドも適用
- ブランドリニューアルで新たなPC版取引ツールを提供
- auカブコム証券の株式・投資信託の資金も利用可能
- MUFGグループならではの盤石なトレード環境
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もくじ
auカブコムFXの概要
auカブコムFXを運営するauカブコム証券株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFGグループ)の一員です。
グループ内ではネット金融サービスの中核を担う会社でもあり、経営理念として「顧客投資成績重視の経営」を掲げています。
また、メガバンクグループならではの強みとしてグループ内各社との連携に加え、システムの完全内製化によるシステム自社開発・運用も実現し、利用者が儲かるサービスの提供に努めています。
auカブコムFXとは?
auカブコムFXは2012年からauカブコム証券株式会社が運営してきた「シストレFX」をリニューアルしたサービスです。
それまで提供してきた取引ツール「シストレFXナビゲーター」を一新した「auカブコム FX ナビ」をリリースするなど、リニューアルに際してはトレーダーの利便性を向上させるためのサービス改善にも取り組んでいます。
auカブコムFXの通貨ペア・スプレッド
auカブコムFXの13種類の通貨ペアを扱っています。スプレッドについては以下の通りです。
通貨ペア | 通常・ミニ | 大口 |
---|---|---|
EUR/JPY (ユーロ/円) |
0.5銭 | 1.1銭 |
GBP/JPY (ポンド/円) |
1.0銭 | 1.6銭 |
AUD/JPY (オーストラリアドル/円) |
0.6銭 | 1.2銭 |
CHF/JPY (スイスフラン/円) |
4.0銭 | 4.6銭 |
CAD/JPY (カナダドル/円) |
2.8銭 | 3.4銭 |
NZD/JPY (ニュージーランドドル/円) |
2.2銭 | 2.8銭 |
ZAR/JPY (南アフリカランド/円) |
3.0銭 | - |
TRY/JPY (トルコリラ/円) |
※ | ※ |
MXN/JPY (メキシコペソ/円) |
0.3銭 | 0.9銭 |
EUR/USD (ユーロ/米ドル) |
0.4pips | 1.0pips |
GBP/USD (ポンド/米ドル) |
1.0pips | 1.6pips |
AUD/USD (オーストラリアドル/米ドル) |
1.8pips | 2.4pips |
※掲載スプレッドは2022/3/20調査時点のものです。また、TRY/JPY(トルコリラ/円)については取り扱いはありますがスプレッドは公開されていません。
通常・ミニ・大口の種別については、auカブコムFXが独自に設けている取引単位ごとの区分けです。
ミニ | 1,000通貨単位 | 1,000通貨~9,000通貨 |
---|---|---|
通常 | 1万通貨単位 | 1万通貨~100万通貨 |
大口 | 10万通貨単位 | 110万通貨~300万通貨 |
このように、ミニは1,000通貨単位、通常は1万通貨単位、大口は10万通貨単位での注文になります。そして1万通貨以上の取引なら通常となり、100万通貨以上の取引なら大口として分類されます。
ミニと通常は取引の単位が変わるもののスプレッドは共通なので、注意すべきは100万通貨以上の取引です。
ミニと通常は業界でも最小水準のスプレッドですが、大口のスプレッドになると比較にならないほど広がってしまい、USD/JPY(米ドル/円)に関してはミニ・通常の4倍です。そのため、100万通貨以上の取引をする方は他社を検討することをおすすめします。
auカブコムFXの取引手数料
auカブコムFXでは、取引手数料をはじめ、以下に挙げる手数料が一律で無料となっています。
- 口座開設手数料
- 口座管理料
- ネット振込手数料
- 銀行振込手数料(三菱UFJ銀行、auじぶん銀行、ゆうちょ銀行)
- 出金手数料(三菱UFJ銀行、auじぶん銀行、池田泉州銀行、中京銀行、イオン銀行)
- 外貨送金・出金手数料(三菱UFJ銀行日本橋中央支店)
- 取引手数料
振込手数料や出金手数料は無料の対象となる銀行が限られているものの、外貨送金まで手数料無料の選択肢があることは魅力的です。
ただしauカブコムFX口座の入出金はauカブコム証券口座を通して振替を行う必要があるため、直接入金などはできない点に注意しましょう。
auカブコムFXの取引時間
auカブコムFXの取引時間は以下の通りです。
期間 | 月曜日 | 火曜日〜金曜日 |
---|---|---|
夏時間 | AM7:00〜翌AM5:50 | AM6:10〜翌AM5:50 |
冬時間 | AM7:00〜翌AM6:50 | AM7:10〜翌AM6:50 |
auカブコムFXの最低取引金額
auカブコムFXの最低取引金額は1,000通貨です。
「auカブコムFXの通貨ペア・スプレッド」で説明したように、auカブコムFXには通常・ミニ・大口の3種類の取引種別があります。できる限り低コストで取引を行いたい場合、取引種別としてはミニが最も小さな単位で1,000通貨から取引可能です。
国内FX会社の最大レバレッジである25倍でトレードすれば、USD/JPY(米ドル/円)の必要証拠金は4,000円程度まで抑えられます。少額の資金からFXを始めたい方におすすめできるFX会社といえるでしょう。
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auカブコムFXのメリット
ここからはauカブコムFXを利用するメリットについてまとめていきます。
- 業界最小水準のスプレッドを提供
- システムトレードで自動売買が可能
- PC・スマホで使える充実の取引ツール
- 株式・投資信託を証拠金として使用可能
- MUFGグループだからこその安心感
それぞれ詳しく説明していきます。
業界最小水準のスプレッド
「auカブコムFXの通貨ペア・スプレッド」で解説したように、auカブコムFXは通常・ミニの取引と大口取引でスプレッドが変化するという特徴があります。
通常・ミニであれば業界最小水準といえる優秀なスプレッドを提供していますが、大口になると提供スプレッドが数倍になってしまう通貨ペアもあるため注意しましょう。とはいえ、大口となる取引は100万通貨以上なので少額取引なら問題ありません。
実際に業界他社と比較してみると、通常・ミニ取引におけるauカブコムFXのスプレッドは非常に優秀であることがわかります。
通貨ペア | auカブコムFX | GMOクリック証券 (原則固定) |
DMM FX | SBI FXトレード | 外為どっとコム (原則固定※例外あり) |
---|---|---|---|---|---|
USD/JPY(米ドル/円) | ー | 0.2銭* | 0.2銭 | 0.09銭 | 0.2銭 |
EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.5銭 | 0.5銭* | 0.5銭 | 0.3銭 | 0.5銭 |
GBP/JPY(ポンド/円) | 1.0銭 | 1.0銭* | 1.0銭 | 0.69銭 | 1.0銭 |
AUD/JPY(オーストラリアドル/円) | 0.6銭 | 0.6銭* | 0.7銭 | 0.4銭 | 0.7銭 |
EUR/USD(ユーロ/米ドル) | 0.4pips | 0.4pips* | 0.4pips | 0.19pips | 0.4pips |
GBP/USD(ポンド/米ドル) | 1.0pips | 1.0pips* | 1.0pips | 0.88pips | 1.0pips |
※掲載スプレッドは2022/5/23調査時点のものです(キャンペーンは除く)。
スプレッドに特に力を入れているSBI FXトレードを除いて、主要通貨はGMOクリック証券やDMM FXといった業界最大手にも劣らない水準です。
何より、上記スプレッドが自動売買にも適用されることはauカブコムFXを利用する大きなメリットです。
FXにおいてスプレッドは実質的な手数料ともいわれ、1回の取引ごとに発生します。そのため、スプレッドが狭いFX会社を選び取引コストをできるだけ抑えることがFXで儲かるためには重要です。
特に取引回数が多いデイトレード主体でFXに取り組んでいる方にとってスプレッドは非常に重要な要素なので、メインのFX口座としてもauカブコムFXはおすすめできます。
システムトレードで自動売買できる
auカブコムFXは「全自動売買(システムトレード)」による自動売買の提供も行っています。
全自動売買(システムトレード)とは、あらかじめ取引ルールを設定しておけばシステムが自動的に注文発注を行ってくれる仕組みのことです。チャートが設定内容にマッチした際はシステム側で察知するので、パソコンの前に張りついている必要がありません。
テクニカル指標を選んで条件の入力を行うだけでルールの設定ができるため、インジケーターの特徴などを簡単に押さえておけば誰でも自動売買を利用できます。複数のテクニカル指標を組み合わせてオリジナルの自動売買プログラムを作成することも可能です。
全自動売買(システムトレード)の利用を開始するにあたっての条件も確認書への同意をするだけと簡単なので、FX初心者でも始めやすい自動売買システムといえます。
なお、auカブコムFXは2021年3月のブランドリニューアルの際に新たなPC版取引ツール「auカブコム FXナビ」の提供を開始しました。
そのため、旧取引ツールである「シストレFXナビゲーター」や、ツール内の機能であった「シストレFXナビゲーター FX全自動取引 シグナルチャート」は2021年9月末にサービスが終了しました。
auカブコムFXナビは、単純移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表などのテクニカル指標をもとに取引条件を設定し、FXの自動売買を行うことができます。
取引ツールが充実している
auカブコムFXは取引ツールとしてPC版とスマホ版の2種類を提供しています。
PC版は「auカブコム FXナビ」で、WindowsだけでなくMacにも対応する高機能ツールです。
カスタマイズ性に優れ、60種類近くのチャート種別を搭載しています。FX関連の情報もツール内で仕入れることができるため、情報収集から注文・決済までをスムーズに進められます。
一方、スマホ版ツール「auカブコム FX for iPhone/Android」はiPhone・Android両対応のFX専用アプリです。
スマホ画面に適した見やすいレイアウトに加えて、直感的な操作が可能なのでスムーズに取引を進めることができます。さらに11種類のテクニカル指標を搭載していることから外出先でも精度の高いチャート分析が可能です。
トレード環境や端末に適した取引ツールが利用できることも、auカブコムFXの大きなメリットといえるでしょう。
株式・投資信託を証拠金にできる
auカブコムFXの特色として、株式や投資信託の資金をFXの証拠金に使える点も挙げられます。
代用有価証券のサービスによって評価額の70%をFXの証拠金にあてられるので、すでにauカブコム証券に残高があれば新たに追加資金を投入しなくてもトレードを始めることが可能です。
株式や投資信託で資産を持っていれば現金なしでもFXができるのはauカブコムFXならではの魅力といえるでしょう。
また、安定的な資産運用を行っていく上では分散投資によってリスクの集中を防ぐことが求められます。株式や投資信託で資産運用をしてきた方も新たにFXという投資先を増やすことでリスクの分散ができるため、理に適った運用方法といえます。
MUFGグループの安心感
auカブコムFXを利用するメリットの決め手となるのは、MUFGグループの一員であるという安心感です。
グループ内で連携を行っていることは「auカブコムFXとは?」でも説明しましたが、auカブコムFXは利益の追求のみに留まらず、利用者が安心してFXに取り組める環境作りにも力を入れています。その取り組みとして挙げられるのが以下の3つです。
- 障害災害時専用サイト(BCPサイト)
- サービス品質保証制度(SLA)
- 分別保管
それぞれ詳しく解説しましたので、気になる方はチェックしてみてください。
障害災害時専用サイト(BCPサイト)は大規模システム障害や災害に備えて設置されているバックアップ用のサイトです。
通常のサイトとは別のデータセンターに設置してデータの保護を行い、通常サイトが障害等で利用できなくなった場合に注文受付などを行います。そのため、通常サイトが突発的に使えなくなったタイミングでも取引チャンスを逃すことがありません。
サービス品質保証制度(SLA)に関しては、システムトラブル等でトレーダーに不利益が発生した場合、不利益分の返還を行うというものです。
システム障害や事務手続きの際の人為的ミスによって損害が出たなら、auカブコムFX側で補填してくれます。
分別保管はトレーダーが預けている資金を会社の資金とは別に管理することを指します。
万が一運営元であるauカブコム証券株式会社が倒産しても資金はトレーダーに返還されます。分別保管している資金に不足が生じた場合であっても「日本投資者保護基金」から1人ごとに1,000万円まで補償を受けることが可能です。
このように、auカブコムFXはトレーダーを守るための仕組みを何重にも施しています。MUFGグループだから築ける盤石な体制こそ、強い安心感の源といえるでしょう。
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auカブコムFXのデメリット
一方で、auカブコムFXにも利用を検討するにあたってデメリットとなるポイントは存在します。
- 取り扱っている通貨ペア数が少ない
この2点について詳しく説明していきます。
通貨ペアが少なめ
auカブコムFXを利用するデメリットとして、取り扱い通貨ペア数が少ない点が挙げられます。
2021年9月現在、auカブコムFXの取り扱い通貨ペア数は13となっています。国内FX会社には20通貨ペア以上取り扱っているところも多く存在するため、通貨ペアの数で比較した場合に物足りなさを感じてしまう可能性は否めません。
ただし、取り扱っている通貨ペアにはUSD/JPY(米ドル/円)などの主要通貨からTRY/JPY(トルコリラ/円)といった高金利通貨まで揃っています。
- USD/JPY(米ドル/円)
- EUR/JPY(ユーロ/円)
- GBP/JPY(ポンド/円)
- AUD/JPY(オーストラリアドル/円)
- CHF/JPY(スイスフラン/円)
- CAD/JPY(カナダドル/円)
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)
- ZAR/JPY(南アフリカランド/円)
- TRY/JPY(トルコリラ/円)
- MXN/JPY(メキシコペソ/円)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
- GBP/USD(ポンド/米ドル)
- AUD/USD(オーストラリアドル/米ドル)
通貨ペアによって取引が活発になり、ボラティリティが増す時間帯は異なります。例えばAUD/JPY(オーストラリアドル/円)は朝~昼頃にも活発な動きを見せますが、USD/JPY(米ドル/円)が活発に動き出すのは夜間です。
また、主要通貨をメインで取引するのか、高金利通貨を狙っていくかによってもトレードする通貨ペアは変わってきます。
通貨ペアは種類が多いほど選択肢は増しますが、多ければ勝てるわけでもありません。自分自身がメインでトレードしている通貨ペアや、トレードスタイルに合った通貨ペアがあるかどうかで判断しましょう。
auカブコムFXのリアルな評判・口コミ
それでは、auカブコムFXの評判を実際に利用している方の口コミから見ていきます。
auカブコムFXの良い評判
auカブコムFXキャンペーンの5000円着金してた 1取引で4970円の利益♫Twitter
auカブコムFX月曜から使って3日で6000円儲かった 海外FXと比べたらしょぼいけど1日2%って続けられたらすごいよなあTwitter
決めた!今週末は代用有価証券FXをどうするか考えをまとめる ずーっとホールドする予定で適当に積み立ててた投資信託があるから、実行するならauカブコムにうつす!Twitter
auカブコムFXのイマイチな評判
auカブコムFXのPC版とスマホ版のレートが違いすぎて使えない・・・ 大切なイベント時にこれはダメでしょ。Twitter
auカブコムFXのWindowsアプリの字が小さすぎて見えない 文字サイズ最大に設定してもノートPCだと豆つぶ状態なんですけど…Twitter
auカブコムFXのメキシコペソ円の買スワップは1万通貨当たり4円と高くも低くもないレベルでした。 LIGHT FX等には見劣りしますが、人力トラリピにはちょうど良いかも~Twitter
auカブコムFXが向いている人・いない人
これまでの内容を踏まえて、auカブコムFXが向いているのは以下に当てはまる方です。
- できるだけ狭いスプレッドで取引コストを抑えたい
- FXに費やせる時間が少なく自動売買で稼ぎたい
- 株式や投資信託への投資経験を活かしたい
業界最小水準のスプレッドを自動売買まで適用しているのは、auカブコムFXの大きな強みといえます。また、株式・投資信託の資金を証拠金にあてられることもauカブコムFXならではの特徴です。
また、2021年11月30日より、デモトレードにも対応しているので、事前に使用感を試してから口座を開設したいという方にもおすすめです。
一方、以下に挙げた内容に当てはまっている方はauカブコムFXにはあまり向いていません。
- 多様な通貨ペアを使い分けて取引している
auカブコムFXで取り扱っている通貨ペア数は決して多くないので、様々な種類の通貨ペアを状況に応じて使い分けたい方には不向きです。
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まとめ
auカブコムFXは業界最小水準のスプレッド提供によって業界大手と比較しても劣らないサービスを実現しています。
しかしauカブコムFXの魅力はひとつだけではありません。低スプレッドの自動売買や障害災害時専用サイトの準備など、トレーダーの利益を第一に考えたサービスの充実にこそauカブコムFXの真価があります。
できる限り低コストで自動売買を行いたい方や、万一障害などが起こった際にも安心してトレードに打ち込める環境を重視したい方におすすめのネット証券会社です。
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