生命保険に加入する際に、様々な方法で保険商品について調べますよね。
しかし、保険会社が倒産・破産するリスクに関して調べる方は少ないのではないでしょうか?
生命保険会社も会社組織である以上は、倒産・破産をする可能性があります。
そこでこの記事では、生命保険会社の運営に関する安全性の指標とも言える「保険会社信用格付けランキング」を紹介をします。
生命保険会社の安全性の指標や契約者を守るための対策は、どのように整備されているのか、しっかりと確認しておきましょう。

\\ 格付けランキングを先に見る //
- 保険の格付けとは、生命保険会社の信用度を計る目安のようなもの
- 独立した第三者である格付会社が、利用者へ保険金を支払う確実性について、アルファベットなどで格付けをしている
- ただし格付けは、利用者への保険金・給付金の支払い等を、確実に保証するものではないので要注意。
- あなたにぴったりの保険を見つける近道は、保険のプロ資格を有するファイナンシャルプランナー(FP)に相談すること
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目次
生命保険会社の『格付け』とは?
生命保険会社の信用度を測る目安のようなものは無いのでしょうか?
『格付け』は健全な経営をしているかの基準
どんな契約者のニーズにも合う優れた保険商品を販売する保険会社でも、破綻する可能性はゼロではありません。
仮に破綻したとしても、日本では契約者を保護する救済措置が設けられています(こちらについては後述)。
もちろん保険商品の申込を希望する方々は、商品の内容をチェックしますが、健全な経営で安定した保険会社と契約する必要があります。
ご自分の気になる保険会社は、はたして『健全な経営なのか』の目安として参考にするのが【格付け】です。
格付けとはいっても、国際機関や日本の行政機関が保険会社を評価するわけではなく、独立した第三者である格付会社が評価することになります。
保険会社をどうやって格付けする?
格付けは独立した第三者である格付会社が、生命保険会社の利用者へ保険金を支払う確実性について、アルファベットや記号・単語等で表します。
もちろん収益のみで表すわけでは無く、保険会社の財務・収支情報、営業・経営戦略等さまざまな情報に基づき決定されています。
ただし、格付け会社は一社だけではなく、複数存在します。
それぞれの格付会社で見方が異なり、同じ生命保険会社でも格付会社によって評価の異なる場合があります。
また、この格付けの取得が法律で義務付けられているわけではありません。
そのため、格付けを取得していない生命保険会社もあります。
格付けを取得していないからといって、今にも潰れそうな保険会社というわけではないので安心してください。
格付けはあくまで格付け会社の評価であり、利用者への保険金・給付金の支払い等について保証を行うものではありません。
また、格付会社が取得した時点までの数値・情報等で評価するので、その後、評価は変更される可能性があります。
保険会社を格付けする会社の紹介
格付け会社は国内外に存在します。
ここでは、主な会社を取り上げて紹介します。
スタンダード&プアーズ(SP)
米国の格付け会社である「S&P Global Ratings(S&P グローバル・レーティング)」を指します。
政府が発行する国債、各企業の社債の利払いや償還能力を、財務調査等で評価しています。
格付けを表す格付け記号はS&Pの場合、基本的には長期格付けは「AAA」が最高位で、「BBB」までが「投資適格」と評価しています。
ムーディーズ・ジャパン(MJ)
ムーディーズは、前述したスタンダード&プアーズと並ぶ2大格付け会社の一つです。
ムーディーズ・ジャパンはその日本法人です。
企業・債券などの信用力を調査し、信用格付けを行っています。
ムーディーズの長期格付けは「Aaa」が最高位で、「Baa3」までが「投資適格」と評価しています。
日本格付研究所(JCR)
研究所という名称ですが、日本の格付け会社です。
国債・社債の利払いや償還能力で、財務調査等を通し評価しています。
日本格付研究所の長期格付けは「AAA」が最高位で、「BBB」までが「投資適格」と評価しています。
格付投資情報センター(RI)
日本の格付け会社です。
国債・社債の利払いや償還能力で、財務調査等を通し評価しています。
付投資情報センターの長期格付けは「AAA」が最高位で、「BBB」までが「投資適格」と評価しています。
フィッチレーティングス(FR)
アメリカのニューヨークとイギリスのロンドンに本拠を置く格付け会社です。
こちらも財務調査等を通し評価しています。
フィッチレーティングスの長期格付けは「AAA」が最高位で、「BBB」までが「投資適格」と評価しています。
営業利益や支払余力と格付け評価の関係
気になる保険会社をチェックする時は参考にしたいです。
しかし、これら格付け会社の評価が良好なら安心なのでしょうか?
やはり保険会社が利益を上げるのは大切!
信憑性はあるにしても、格付けはあくまで格付け会社の評価です。
やはり利用者への保険金・給付金の支払い等を、確実に保証するものではありません。
申込希望者や保険加入者は格付会社の評価と共に、加入前または加入中の保険会社の次のような状況も、毎年チェックしましょう。
- 売上高:生命保険会社の場合は「保険料等収入」がどの位か?
- 営業利益:生命保険会社の場合は「基礎利益」がどの位か?
- 支払余力:ソルベンシー・マージン比率で表され、「財務健全性」の指標はどの位か?
これらの状況も、保険会社の経営状態を判断する非常に大切なデータと言えます。
当然ながら格付会社の評価と同様、毎年変動する場合があります。
保険へ加入したからと放置せず、一定期間に保険会社の現況をチェックしておいた方が無難です。
ソルベンシー・マージン比率とは?
ソルベンシー・マージン比率(Solvency Margin Ratio)とは、生命保険会社の健全性を測る指標の一つです。
生命保険会社は、過去の統計等で想定した保険事故を保障できるよう保険料などを決めています。
とはいえ、予測不可能な大規模損害が発生した場合であっても、自己資本・準備金等から保険金・給付金を支払わなければいけません。
そのような通常の予測を超えたリスクに対し、その支払余力がどの程度あるのかを判断するのに用いられます。
比率が大きいほど健全で、200%を下回れば行政指導の対象となってしまいます。
ソルベンシー・マージン比率の計算式は次のとおりです。
【ソルベンシー・マージン比率(%)=ソルベンシー・マージン総額(※)÷(通常の予測を超えるリスクに対応する額÷2)×100】
(※)ソルベンシー・マージン総額:有価証券の含み益等も含む保険会社の自己資本の額のこと。
経営状態をはかる指標は1つではない!?
もちろん、契約した保険会社のソルベンシー・マージン比率が800%・1,000%だからといって『経営は問題なく盤石』と判断することは適当と言えません。
資産運用の状況、保険契約数、業績の推移等の毎年発表される経営情報から総合的に判断する必要があります。
当然、その判断には各保険会社の格付けも参考とするべきです。
次章以降では、生命保険会社の格付けや売上高および支払余力で算定した、信用格付けランキングを発表します。
また、ランキング上位の生命保険会社(第1位~第5位)までを取り上げ、各保険会社の特徴について解説していきます。
生命保険会社『信用格付け』ランキング!
やはり信用はどんな企業にも不可欠なので、信用格付け上位ランキングを教えて下さい。
信用格付け上位ランキングはこちら!
こちらでは生命保険会社の信用格付け上位ランキング、第1位~第10位までを発表します。
順位/格付け等 | SP | MJ | JCR | RI | FR | 売上高 | 支払余力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位:アフラック生命 | A+ | Aa3 | AA | AA- | 1.4兆円 | 880.9% | |
2位:日本生命 | A+ | A1 | AA+ | AA | A+ | 5.7兆円 | 1047.5% |
3位:住友生命 | A+ | A1 | AA- | AA- | A+ | 2.4兆円 | 870% |
4位:第一生命 | A1 | AA- | AA- | A+ | 2.3兆円 | 984.4% | |
5位:東京海上日動あんしん生命 | A+ | AA+ | 8,751.4億円 | 1516.3% | |||
6位:明治安田生命 | A+ | A1 | AA- | AA- | A+ | 2.9兆円 | 1143.6% |
7位:かんぽ生命 | A | AA | AA- | 3.2兆円 | 1068.9% | ||
8位:ソニー生命 | A+ | AA | 1.3兆円 | 2476.3% | |||
9位:SOMPOひまわり生命 | A+ | AA | 4,465.1億円 | 1472.1% | |||
10位:T&Dフィナンシャル生命 | AA- | AA- | 3,359.1億円 | 1033.6% |
表をみれば信用格付けの場合、売上高・支払余力の高い保険会社が、常に上位となるわけではないということがわかります。
※売上高・支払余力(ソルベンシー・マージン比率)は2019年度(2020年3月期)を参考にしました。
格付けや売上高および支払余力は高いけれど・・・
第1位~第10位までにランキングされた生命保険会社は、いずれも格付け会社の評価はA以上、売上高は1兆円を超える企業も多く、支払余力(ソルベンシー・マージン比率)は800%を超えています。
しかし、保険商品の不適切な販売で大混乱を招いた「かんぽ生命」が、上位の7位に入っているのも事実です。
不適切な販売により、かんぽ生命は金融庁から業務停止の処分を受けていました。
かんぽ生命全体に浸透していた『自社の利益のためなら契約者を騙して良い』という悪しき姿勢は、国民や行政の信頼を大きく損なう事態となっています。
信用格付けだけでは測れない、このような不安定要素で経営が傾いていく場合もあることを、保険会社はもちろん、契約者も肝に銘じておくべきでしょう。
ランキング上位でも油断は禁物!
ランキング上位の生命保険会社であっても、魅力的な保険商品や時代に合ったシステムの構築を行っていかなければ、次第に利用者のニーズと乖離し、営業利益等も減少していくことでしょう。
我々保険利用者としては、毎年の保険契約件数や保険料等収入も定期にチェックして、経営状態が悪化していないかどうか確認することが大切です。
ランキング上位の生命保険会社を紹介
第1位~第5位までの生命保険会社のデータや特徴について教えてほしいです。生命保険会社のデータや特徴について教えて欲しいです。
第1位『アフラック生命』
信用格付け上位ランキング第1位は「アフラック生命」です。
このアフラック生命の格付け、売上高・支払余力そして営業利益のデータ、保険商品や提供システムの特徴を見ていきましょう。
アフラック生命とは
アフラック生命は、1974年に「アメリカン・ファミリー ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス(日本支店)」として創業しました。
日本で半世紀近くも保険事業を行ってきた外資系の生命保険会社であり、その独自の事業展開や、日本人のニーズに合った商品の開発・販売で確固たる地位を築きました。
アフラック生命の格付け、売上高・支払余力・営業利益
アフラック生命の2019年度(2020年3月期)のデータは次の通りです。
アフラック生命 | データ |
---|---|
スタンダード&プアーズ | 格付けA+ |
ムーディーズ・ジャパン | 格付けAa3 |
日本格付研究所 | 格付けAA |
格付投資情報センター | 格付けAA- |
フィッチレーティングス | – |
売上高 | 1.4兆円 |
支払余力 | 880.9% |
営業利益 | 3,264.6億円 |
アフラック生命の特徴
販売する保険は、主力商品である医療保険「ちゃんと応える医療保険EVER」をはじめ、がん保険、死亡保険、介護保険、学資保険と多岐にわたります。
特に医療保険やがん保険では、契約後の利用者のニーズの変化に対応できるよう、途中からでも特約の追加が可能な商品もあり人気となっています。
また、柔軟な思考・事業展開に秀で、現状に合わせた最適なシステムの構築や、保障の仕組みを考案し利用者のニーズに応えています。
例えば【新型コロナウイルス感染症】の大流行で、不要不急の外出が求められる中、アフラック生命では保険の提案から説明、契約までネットで完結できるシステムを稼働させています。
既に本システムは10月末から全国展開されており、新型コロナウイルス感染症で社会が大混乱の最中、わずか半年で本システムを開発したことになります。
このような予想外の世界的な危機に、迅速・柔軟に対応できる点も高評価の一つと言えます。
第2位『日本生命』
信用格付け上位ランキング第2位は「日本生命」です。
この日本生命の格付け、売上高・支払余力そして営業利益のデータ、保険商品や提供システムの特徴を見ていきましょう。
日本生命とは
1889年に創業し、歴史のある日本の生命保険会社の一つです。
大阪府大阪市に本店が置かれています。
保有契約高・保険料収入・総資産は他社を大きく上回り、名実ともに国内最大手の保険会社となっています。
日本生命の格付け、売上高・支払余力・営業利益
日本生命の2019年度(2020年3月期)のデータは次の通りです。
日本生命 | データ |
---|---|
スタンダード&プアーズ | 格付けA+ |
ムーディーズ・ジャパン | 格付けA1 |
日本格付研究所 | 格付けAA+ |
格付投資情報センター | 格付けAA |
フィッチレーティングス | 格付けA+ |
売上高 | 5.7兆円 |
支払余力 | 1047.5% |
営業利益 | 6,474.5億円 |
日本生命の特徴
老舗の保険会社ですが、非常に革新的な保険商品を販売し、申込希望者・契約者(加入者)ニーズに合った商品を提供しています。
販売する生命保険は、主力商品である組立保険「ニッセイ みらいのカタチ」の他、学資保険、個人年金保険、金融機関窓口販売商品として、変額型の終身保険・年金等と幅広い種類の商品が販売されています。
特に組立保険「ニッセイ みらいのカタチ」は、医療保険、死亡保険、介護保険、年金保険等を単品として提供、申込希望者はご自分に必要な保険を選び、自由自在に組み合わせることができます。
また、契約後も保険の見直し、または追加が可能で、契約者のライフステージの変化に応じ、最適な保障をカスタマイズできます。
この様なユニークな商品が販売され、利用者の支持を集めています。
第3位『住友生命』
信用格付け上位ランキング第3位は「住友生命」です。
この住友生命の格付け、売上高・支払余力そして営業利益のデータ、保険商品や提供システムの特徴を見ていきましょう。
住友生命とは
1907年に創業し、歴史のある日本の生命保険会社の一つです。
世界的に有名な住友グループの生命保険会社です。
保険料収入や総資産では、日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命保険とならぶ保険会社大手となっています。
住友生命の格付け、売上高・支払余力・営業利益
住友生命の2019年度(2020年3月期)のデータは次の通りです。
住友生命 | データ |
---|---|
スタンダード&プアーズ | 格付けA+ |
ムーディーズ・ジャパン | 格付けA1 |
日本格付研究所 | 格付けAA- |
格付投資情報センター | 格付けAA- |
フィッチレーティングス | 格付けA+ |
売上高 | 2.4兆円 |
支払余力 | 870% |
営業利益 | 3,715.4億円 |
住友生命の特徴
住友生命は死亡保険・医療保険・がん保険・個人年金保険、そして学資保険と幅広い保険商品を販売しています。
とりわけ、就業不能・収入保障に力を入れており「1UP」という商品では、一体で提供していた生前のための保障・死亡の保障を分離しています。
この工夫で生前のための保障・死亡保障額を自由に設定可能となり、様々なリスクごとで保険加入者が必要とする、合理的な保障額が選択できるようになりました。
この様なユニークな仕組みの保険商品が販売され、利用者の好評を得ています。
第4位『第一生命』
信用格付け上位ランキング第4位は「第一生命」です。
この第一生命の格付け、売上高・支払余力そして営業利益のデータ、保険商品や提供システムの特徴を見ていきましょう。
第一生命とは
1902年に創業し、こちらも歴史のある日本の生命保険会社の一つです。
現在は持株会社である第一生命ホールディングスの子会社です。
第一生命は総資産が、かんぽ生命保険、日本生命保険に次ぐ第3位となっています。
第一生命の格付け、売上高・支払余力・営業利益
第一生命の2019年度(2020年3月期)のデータは次の通りです。
第一生命 | データ |
---|---|
スタンダード&プアーズ | – |
ムーディーズ・ジャパン | 格付けA1 |
日本格付研究所 | 格付けAA- |
格付投資情報センター | 格付けAA- |
フィッチレーティングス | 格付けA+ |
売上高 | 2.3兆円 |
支払余力 | 984.4% |
営業利益 | 4,221.3億円 |
第一生命の特徴
第一生命では、複数の保険を組み合わせ可能な組立保険「ジャスト」が主力商品です。
死亡・医療・介護を自在にカスタマイズ可能です。
こちらは契約後でも自由に追加・変更可能なので利用者に人気となっています。
この「ジャスト」の他、学資保険、個人年金保険、提携している第一フロンティア生命を引受保険会社とする、外貨・変額型の終身保険・年金等と幅広い種類の商品が販売されています。
第5位『東京海上日動あんしん生命保険』
信用格付け上位ランキング第5位は「東京海上日動あんしん生命」です。
この東京海上日動あんしん生命の格付け、売上高・支払余力そして営業利益のデータ、保険商品や提供システムの特徴を見ていきましょう。
東京海上日動あんしん生命とは
1996年に設立された、比較的新しい日本の生命保険会社です。
こちらの主要株主は東京海上ホールディングス株式会社です。
東京海上日動火災保険の代理店が主な販売チャネルとなっています。
東京海上日動あんしん生命の格付け、売上高・支払余力・営業利益
東京海上日動あんしん生命の2019年度(2020年3月期)のデータは次の通りです。
東京海上日動あんしん生命 | データ |
---|---|
スタンダード&プアーズ | 格付けA+ |
ムーディーズ・ジャパン | – |
日本格付研究所 | – |
格付投資情報センター | 格付けAA+ |
フィッチレーティングス | – |
売上高 | 8,751.4億円 |
支払余力 | 1516.3% |
営業利益 | 495.6億円 |
東京海上日動あんしん生命の特徴
東京海上日動あんしん生命では、他社でほとんどの場合【掛け捨て型商品】となっている、医療保険・がん保険に、使わなかった保険料分が戻るユニークな仕組みを導入しています。
そのため、掛け捨て型の仕組みに抵抗のある利用者から高評価を得ています。
その他に、死亡保険やこども保険等が販売されています。
結局、保険の相談は誰にすればいいの?
ここまで、各保険会社の格付けを様々な面から見てきました。
ただし、保険会社の状況は年々変化していくもので、最新の状況はこまめにチェックするのが良いでしょう。
また、会社の将来性はもちろん大切な指標ですが、満足のいく保障が受けられなければ保険に入る意味がありません。
保険の加入や見直しを考えた際には、各社の状況と保険についての知識が深い保険のプロに相談してみましょう。
加入したい会社やプランが決まっている方は、保険会社の営業マンに直接相談するのが良いでしょう。
しかし、まだ検討段階だったり一つの商品に決めていない方は、ファイナンシャルプランナーと一緒に比較しながら相談できる保険相談サービスがおすすめです。
加入を決めてなくても、自社商品を一番よく知っている営業マンに聞くのが良いかと思われがちですが、商品のデメリットについては詳しく説明されないこともあります。
中立な立場で提案してくれるというのも保険見直しラボなどの保険相談窓口を利用するメリットの一つです。
それでは、保険代理店を利用するメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。
- FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
- 二重に保障されている部分などを見つけてもらえる
- 何度でも無料で相談できる
FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
生命保険だけでも全国に約40社の保険会社があり、それぞれの会社で10~50個の保険商品を扱っているため、最大2,000個の保険商品の中から自分に合った保険を選ぶことになります。
保険を見比べるために保険会社に足を運んでも、勿論その保険会社は他社の保険のことは紹介してくれません。
気になる会社に1社ずつ足を運ぶ手間を省いてくれるのが保険代理店です。
さらに、保険代理店ではFP(ファイナンシャルプランナー)が直接相談に乗ってくれるため、複数の保険の比較に加えて家計に関するアドバイスまでもらうことが出来ます!
一人一人に適した保険アドバイスがもらえる
膨大な数ある保険商品に複数加入している場合、二重に保障がされている、保障が抜けているなどの事態が発生していることがあります。
保険代理店はこれらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
何度でも無料で相談可能
前述のような、保険の見直しに対して手厚いサポートをしてくれる保険代理店ですが、いくら相談しても無料なのです!
「新しい保険に入ることを考えている」「ライフステージが変わったため、保険を見直したい」などとお考えの方は、ぜひ気軽に一度保険代理店を利用してみることをおすすめします。
どの代理店を利用するか決められない場合は、納得するまでいくつかの保険代理店を利用してみるのも一つの手ですよ。
複数の保険相談代理店に行くメリットを紹介します!
保険に限らずどの業界でも同じことが言えますが、担当してもらう人の質はやはり運という部分も無きにしもあらずです。
保険に限って言えば、保険の相談を何年もしてきている人もいれば、経験の浅い新人に担当される場合もあるでしょう。
こればかりは仕方がないことでもありますので、時間が許す限り複数の代理店で相談をしてみることに損はありません。
複数の商品を知れるメリット
さらに、担当して下さる方によってあなたに勧めてくる保険が異なることは十分にあり得ます。
保険会社や保険商品は今やごまんとある時代。
同じ商品を勧めて来られるほうが稀かもしれません。
勧めて来られるからには理由があります。
あなたにとってのベストな選択肢が増えることはメリットでしかないでしょう。
長い付き合いになる保険会社と商品とのお付き合い。
損をしないためには、少なくとも2つから3つの代理店に相談をして、比較することができるとなお良いです。






おすすめ保険相談サービス
私は毎月の保険料と保障内容のバランスを誰かに相談して保険内容を決めたいので、保険相談窓口を使ってみようと思います。
でも、いろんな窓口があって、どれを利用するべきか悩んでしまいます…
基本的に、そのような方には保険見直しラボというサービスをおすすめしています。
ただし、保険相談窓口は何個か利用して比較検討すると、より良い保険選びが可能になります。
そこでこの章では、おすすめの保険サービスについて一挙ご紹介します!
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それでは、ランキング形式でおすすめの代理店をご紹介いたしましょう。
1位 保険見直しラボ
保険相談の中でも、利用者の口コミが最も良いのが保険見直しラボです。
- 取扱保険会社36社と保険を比較するには十分な量
- 経験歴の長いベテラン相談員が多数在籍しているので、保険のトレンドや保険料を抑えるノウハウを知っている
- 相談員全員がすべての保険を取り扱える(これが意外と珍しいんです…!)
保険見直しラボは、全国に約70拠点展開している国内最大級の訪問型保険代理店。
平均業界歴12年以上のベテランファイナンシャルプランナーが来てくれます!
取扱保険会社数は36社と、保険を広く比較するには十分の量です。
他社にはない保険見直しラボの特徴は、会社として強引な保険勧誘をしないと宣言をしていること。
相談だけしたいのに保険加入を勧められそうで怖いという方こそ利用してみてください。
保険代理店では定番のプレゼントキャンペーンですが、保険見直しラボでは以下のプレゼントがもらえます。
【保険見直しラボの無料相談の流れ】
保険見直しラボは、自宅、勤務先など都合の良い場所まで相談員が来てくれます。
保険の見直しに関するアドバイスはもちろん、加入を検討している保険の診断もしてくれます。
保険に関する知識がない方でも、保険の基礎からしっかり話してくれるので安心です。
一人一人の希望やライフプランに合わせて複数社の保険商品の中から、比較検討して最適な保険の提案をしてもらえます。
保険見直しラボ 利用者の口コミ
以前、保険ショップで相談しましたが、
提案内容に納得がいかず、ネットで他の保険相談ができるサービスを探しました。 色々な比較サイトを見てみましたが、業界歴の平均がここまで長いところはなく、ベテランに相談したいと思い、申込みすることに決めました。
結果は保障もしっかりしている上に保険料も安く大満足でした。
ご紹介された方は、以前外資系金融機関出身で、保険の知識はもちろんですが、保険以外の知識も豊富な方で今回の保険見直しだけではなく、今後ともお付き合いしたいと思っております。
出典:保険見直しラボ
2位 ほけんのぜんぶ
ほけんのぜんぶは、札幌、仙台、埼玉、東京、神奈川、金沢、名古屋、京都、大阪、兵庫、広島、愛媛、福岡、沖縄などに26か所の拠点があり、全国どこでもFPの派遣が可能な保険代理店です。
- 全国どこでも足を運んでくれる(離島を除く)
- 41社の保険会社の商品を扱い、商品を一気に比較できる
- FPの資格取得率が100%
ほけんのぜんぶの最大の特徴として、在籍している相談員のほぼ100%が国家資格であるFPの資格を所持しているという点です。
ほけんのぜんぶは比較的新しいサービスなので、口コミや実績は保険見直しラボには及びませんが、お金に関する相談には定評があります。
ほけんのぜんぶでは以下のプレゼントがもらえます。
ほけんのぜんぶ 利用者の口コミ
よく分からなかった保険のしくみや内容が納得のいくものに 皆入っているからと、何となく加入した保険でしたが、毎月結構な額を払っていることに気付き本当に必要なのか、また、自分の加入している保険のことがいまいちよく分からないと思っていました。
そんな時にネットでほけんのぜんぶのサイトを見つけて相談してみようと利用しました。
実際に相談した方は、物腰が柔らかく、FPの方も経験豊富な感じで、分からないことにも丁寧に説明していただき、やっと保険のことが理解した気持ちになりました。
結果、今後のことを考えて別の保険の方がいいかもと思い、紹介していただいたプランに加入しました。大満足です。
もっと早く知っていたら良かったと思います。
3位 保険相談ニアエル
保険相談ニアエルは保険代理店ではなく、保険代理店と保険の相談をしたいお客様をつなげるサービス(ポータルサイト)を提供している会社です。
- 当日の保険相談にも対応
- コロナの影響でWEBオンライン相談が可能に
- 店舗ごとの評判や口コミを見ることができる
保険相談ニアエルの特徴は以上の3つ。
まず、当日の保険相談が対応しているところです。
そのため、忙しい方でも予定が急に空いたときなどに予約できるため、融通が利きますね。
WEB上でいくつかの個人情報を入力するだけで予約が可能です。
また、他の利用者のクチコミを確認できる相談窓口もそう多くないでしょう。
店舗ごとの評判を確認でき、接客態度はどうだったのかやお客様の声についても見ることができます。
このように保険で迷われた場合は、保険相談サービスの利用が便利です。
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『生命保険契約者保護機構』とは?
でも、やはり生命保険会社の破綻はとても心配です。
絶対に破綻しない保険会社は無い!?
格付けで高い評価、売上高や支払余力が高く営業利益は順調、今後も安定するなら『この保険会社は健全な経営で大丈夫だろう』と安心するのは当然です。
しかし、保険・金融の世界では絶対大丈夫という会社・商品は存在しません。
例えば、世界的規模の経済低迷となったサブプライムローン(優良客よりも下位の層向けのローン)を含んだ証券化商品は、健全性の指標である最高位の「AAA」の格付けとなっていました。
その後、不動産バブルがはじけ大暴落が発生、世界経済がパニックとなったのは記憶に新しいことでしょう。
また、現在の新型コロナウイルス感染症で保険会社の経営がどうなっていくか、まだまだわからない状況です。
生命保険契約者保護機構とは?
わが国では生命保険会社が破綻した場合のことを想定し生命保険契約者保護機構が設立されています。
この機構は、保険契約者を保護するため設立された法人です。
日本国内で事業を行うすべての生命保険会社が、この機構へ加入しています。
この機構が破綻した保険会社の契約を、何とか継続する施策を行っていくことになります。
破綻した生命保険会社だけで、保険契約者の方々に何らかの償いをしていくわけではないので安心してください。
会員会社は42社!?
生命保険契約者保護機構の会員会社(加盟会社)の名称は、次の通りです(2020年9月28日時点)。
- アクサ生命保険株式会社
- アクサダイレクト生命保険株式会社
- 朝日生命保険相互会社
- アフラック生命保険株式会社
- イオン・アリアンツ生命保険株式会社
- SBI生命保険株式会社
- エヌエヌ生命保険株式会社
- FWD富士生命保険株式会社
- オリックス生命保険株式会社
- カーディフ生命保険株式会社
- 株式会社かんぽ生命保険
- クレディ・アグリコル生命保険株式会社
- ジブラルタ生命保険株式会社
- 住友生命保険相互会社
- ソニー生命保険株式会社
- ソニーライフ・ウィズ生命保険株式会社
- SOMPOひまわり生命保険株式会社
- 第一生命保険株式会社
- 第一フロンティア生命保険株式会社
- 大樹生命保険株式会社(旧三井生命保険株式会社)
- 大同生命保険株式会社
- 太陽生命保険株式会社
- チューリッヒ生命T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
- 東京海上日動あんしん生命保険株式会社
- ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社
- 日本生命保険相互会社
- ネオファースト生命保険株式会社
- はなさく生命保険株式会社
- 富国生命保険相互会社
- フコクしんらい生命保険株式会社
- プルデンシャル生命保険株式会社
- PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)
- マニュライフ生命保険株式会社
- 三井住友海上あいおい生命保険株式会社
- 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社
- みどり生命保険株式会社
- 明治安田生命保険相互会社
- メットライフ生命保険株式会社
- メディケア生命保険株式会社
- ライフネット生命保険株式会社
- 楽天生命保険株式会社
ただし、「少額短期保険会社」と呼ばれ、保険金額が少額、保険期間1年(または2年)以内の保険で、保障性商品の引受のみを行う会社は会員となっていないので注意しましょう。
『生命保険契約者保護機構』が行う救済方法は?
では、生命保険契約者保護機構が行う救済には、どんな方法があるのでしょうか。
救済保険会社が現れた場合の救済方法
当然ながら契約者の損害を抑えるには、破綻した生命保険会社の保険契約の継続が図られなければいけません。
破綻した生命保険会社に救済保険会社が現れた場合、保険契約の全部または一部が救済保険会社へ移転されます。
また、例えば救済保険会社が合併により消滅する破綻した生命保険会社の権利義務の一切を承継する吸収合併が行われることもあります。
その他、救済保険会社が株式を取得し、破綻した生命保険会社株式を譲り受け、経営も移転させて保険契約を継続する場合があります。
救済保険会社が現れなかった場合の救済方法
破綻保険会社の負債の規模・状況があまりに深刻で、救済保険会社がどこも現れなかったというケースもあります。
こちらの場合は、破綻保険会社の契約継続のため、生命保険契約者保護機構が承継保険会社(子会社)を設立する、または保護機構自身が引き受けることになります。
この承継保険会社で契約の継続する場合、生命保険契約者保護機構が必要に応じて資金援助を行い、保険契約者へ支払う保険金・給付金を守ることになります。
契約者は絶対守られるの?
前述したように生命保険会社の経営がたとえ破綻しても、締結していた保険契約がいきなり消滅するわけではありません。
日本では、生命保険契約者保護機構を中心とした措置がとられます。
深刻な事態になっても保険契約の存続等、適切な対策は行われることになります。
しかし、必要に応じて責任準備金(将来の保険金・年金・給付金等を支払うためのお金)を削減したり、予定利率の引き下げ等の契約条件変更が行われたりすることもあります。
この様な措置がとられれば、貯蓄目的に生命保険契約をした方々の場合、返戻率(受取率)へかなり影響が出てくることになるでしょう。
一方、貯蓄性が低い定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険等ならば、いざという時に支払われる保険金(給付金)の金額へあまり大きな影響は出ません。
まとめ
生命保険会社の格付けはあくまで目安です。
加入した生命保険会社の経営状況は毎年、常に把握しておく必要があるでしょう。
保険会社が破綻する訳はないと思う方も、いらっしゃるかも知れませんが、過去にはいくつもの生命保険会社が破綻をしています。
保険会社は破綻しない会社では無く、普通に破綻する可能性のある会社です。
そのため、最後に解説したような生命保険契約者保護機関と言う救済を行う機関もあるのです。
救済機関があるので、大きな心配をすることはありませんが、生命保険への加入の際には、保険会社の経営が健全かもしっかりと確認するようにしましょう。
- 保険の格付けとは、生命保険会社の信用度を計る目安のようなもの
- 独立した第三者である格付会社が、利用者へ保険金を支払う確実性について、アルファベットなどで格付けをしている
- ただし格付けは、利用者への保険金・給付金の支払い等を、確実に保証するものではないので要注意。
- あなたにぴったりの保険を見つける近道は、保険のプロ資格を有するファイナンシャルプランナー(FP)に相談すること
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