株で投資をしたいと思っても、まとまった資金が用意できないからと足踏みしていないでしょうか。
実は2022年現在、株を購入するために必要なのは数千円程度であり、銘柄によっては数百円程度から購入することもできるようになっています。しかも配当金の受け取り等も保有している株の枚数に応じて受けることが可能です。
今回は株の少額投資について押さえてポイントについて、詳しく解説していきます。
- 日本株の購入は基本的に100株単位
- 単元未満株やミニ株だと1株や1,000円で購入可能
- 株で少額投資をするにはネット証券の口座が最適
- 少額でも高配当株や株主優待から銘柄を選ぶことは可能
- 株の少額投資で最もおすすめなのはLINE証券
- LINE証券なら1株から投資できる!
\1株から投資できる/
もくじ
少額での株投資に対応している証券会社一覧表
ネット証券会社名 | 特徴 | 公式サイト |
LINE証券 | ・数百円からの少額投資が可能 ・LINEアプリで株式取引ができ、とても使いやすい |
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SBI証券 | ・ネット証券会社の大手なので安心して取引できる ・買付手数料が実質無料なのでコストを抑えられる |
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マネックス証券 | ・買付手数料が無料で使いやすい ・シンプルな成行注文で簡単に取引ができる |
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松井証券 | ・老舗証券会社としての安全な運営体制 ・手数料が低いことが魅力的で、コストを抑えられる |
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auカブコム証券 | ・プチ株というサービスで1株単位から取引できる ・プチ株での積立なら手数料が無料でお得 |
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*スマホの場合は横にスクロールできます
少額から株式投資できる?
そもそも、本当に株式投資を少額で行うことはできるのでしょうか。
結論からいうと数百円から数万円の少額でも株式投資は可能です。
ただし少額投資ができるのは特殊なケースであり、どの銘柄でも当てはまるわけではありません。
数万円から買える日本株はある
まず最初に、株を購入する際にどれくらいの資金が必要になるのか理解しておきましょう。
通常、日本株は「単元株制度」によって最低100株からしか購入できません。
100株というと具体的な金額が想像しにくいですが、例えば株価1,000円の株を買いたいと思ったなら1,000円×100株=10万円が最低購入金額になります。平均的には100株購入するには数十万円が必要です。
日本の有名企業の100株あたりの最低購入金額を見ても10万円以下になることはほとんどありません。
企業 | 1株あたりの購入金額 | 100株あたりの購入金額 |
---|---|---|
ソフトバンク | 6,822円 | 682,200円 |
ファーストリテイリング | 74,120円 | 7,412,000円 |
任天堂 | 51,440円 | 5,144,000円 |
トヨタ自動車 | 2,105円 | 210,500円 |
ソニーグループ | 14,280円 | 1,428,000円 |
NTT | 3,209円 | 320,900円 |
楽天グループ | 1,269円 | 126,900円 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 629円 | 62,900円 |
※2021年11月23日調査時点のデータです。
ファーストリテイリングや任天堂のように株価が10,000円を超えるような銘柄は最低100万円ないと購入すらできないため、ハードルの高さは否めないでしょう。
ただし、実はこういった有名企業の中にも数万円以下の少額から株を購入する方法は存在します。場合によっては数百円程度から株を所有することもできるため、その方法についてこれから解説していきます。
単元未満株やミニ株なら数百円から購入できる
「単元未満株」や「ミニ株」でも少額投資が可能です。
単元未満株はその名の通り、単元株制度による最低100株という購入制限に縛られない株を指します。単元未満株は各証券会社が用意している制度で、1株数百円から購入することができます。
ミニ株は単元未満株と似た意味合いの言葉で、100株以下でも購入ができるサービスの総称です。特徴として1株や10株という単位だけでなく、1,000円など金額を指定して株の購入ができるサービスも含まれます。
単元未満株やミニ株の扱いがある証券会社を選べば最低売買単位である100株に縛られずに株を購入できるので、日本株であっても少額投資が可能です。
米国株は1株から購入できる
少し違った切り口から見ると、米国株は1株からの購入が可能です。
先ほど説明したように日本株には単元株制度があるので銘柄によって少額投資できるか異なりますが、米国株の場合は単元株制度はありません。
そのため、アップルやマイクロソフトといった世界的大企業でも1株20,000円~50,000円程度、銘柄によっては10,000円程度から保有できます。
少額から株を始めたいのであれば米国株のメリットも多いので、候補に入れてみると選択肢が広がります。
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株の少額投資におすすめな口座5選
これまでに説明してきた内容を踏まえて、少額投資におすすめの証券口座を5選紹介します。
※2021年11月23日調査時点のデータです。取扱銘柄は単元未満株・ミニ株で購入できる銘柄数等を記載しています。
LINE証券
最低購入単位 | 1株 |
---|---|
手数料 | 買付手数料:完全無料 売却手数料:0.2%〜1.0%のスプレッドが発生 |
取扱銘柄 | 日本株:約1,500銘柄 |
LINE証券は有名企業だけでなく、中小企業や新興市場を含む1,000銘柄以上に投資できるという強みを持っています。
しかも1株からの購入が可能で価格も数百円~3,000円以下のものが多数用意されているほか、手数料も現物取引の買付手数料が完全無料で取引コストを抑えることができます。
少額投資が目的なら最もおすすめのネット証券です。
SBI証券
最低購入単位 | 1株 |
---|---|
手数料 | 買付手数料:実質無料(取引翌月下旬にキャッシュバック) 売却手数料:約定代金×0.5%(税込0.55%) 最低手数料:55円 |
取扱銘柄 | 東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄 |
SBI証券はネット証券でトップの口座開設数を誇る大手です。
単元未満株以外にも外国株や投資信託など幅広い金融商品の取り扱いがあるため、少額投資に留まらず豊富な選択肢の中から投資する対象を選ぶことができます。
また、NISA枠を使って単元未満株を購入できることもSBI証券を利用するメリットです。NISA枠なら年間120万円まで利益が非課税になるので、積極的に為替差益を狙いたい方におすすめです。
松井証券
最低購入単位 | – |
---|---|
手数料 | 現物取引:50万円まで0円 信用取引:50万円まで0円 |
取扱銘柄 | – |
松井証券は、100年以上の歴史がある、老舗の証券会社です。
その魅力は手数料の安さで、1日に合計50万円までの取引なら、何回取引しても0円になります。
また、25歳以下の方は、なんと金額に上限がなく手数料が0円です。
米国株や中国株などの外国株を扱っていないことがデメリットですが、つみたてNISAやiDeCoなどの積立投資は問題なくできるので、初心者の方にもおすすめです。
PayPay証券
最低購入単位 | 1,000円 |
---|---|
手数料 | 約定代金に対して日本株は0.5~1.0%、 米国株は0.5%~0.7%のスプレッドが発生 |
取扱銘柄 | 日本株:160銘柄 国内ETF:4本 米国株:147銘柄 米国ETF:25本 |
PayPay証券の最大の特徴は、日本株に限らず取り扱い銘柄全て1,000円から購入できることです。
有名企業だと、たとえ1株から購入できても数千円以上になってしまうことが少なくありません。しかしPayPay証券なら全銘柄が1,000円から購入可能なので、できるだけ少額で株を保有したいという方に最適なネット証券といえます。
auカブコム証券
最低購入単位 | 1株 |
---|---|
手数料 | 9,000円まで:52円 |
取扱銘柄 | 東証(1部、2部、マザーズ、ジャスダック) 名証(1部、2部、セントレックス)上場銘柄 |
auカブコム証券でも単元未満株・ミニ株の購入が可能で、買付手数料が無料です。
さらに2021年11月8日からはPontaポイントを株の少額投資に利用できるようになり、取引の幅が広がりました。
メガバンクを運営している三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIが共同でサービス提供を行っているため、ネット証券に不安を感じている方でも利用しやすいでしょう。
少額投資のメリット・デメリット
少額投資のメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。
少額投資のメリット
- 少額で投資するのでリスクが少ない
- 少額だから、さまざまな銘柄や商品に分散投資ができる
- 株取引の知識やノウハウを身につけることができる
少額投資のメリットは、失敗した時のリスクが少ないということです。
そのため、株取引初心者が株取引を勉強するのに最適です。
また、各商品に少額で分散投資しつつ、配当や優待などで利回りを高めるという方法もおすすめです。
投資した商品が値上がりしたタイミングで、売却することで低リスクで利益を生むことができます。
少額投資のデメリット
- リターンが少ない
- 商品が限定される
- ミニ株の場合、指値注文ができない
少額投資のデメリットは、リターンが少ないということです。
少額投資は、ローコストローリターンになります。
そのため、値上がり益は少額になりますが、優待などは同じように受け取ることができます。
また、資金を少額に抑えるためにあまり高い商品を買うことができないため、投資する商品が限定されます。
こちらのデメリットは、投資勉強と割り切って、少額投資から初めていきましょう。
株の少額投資で利益を出す方法は3つ
株の少額投資で利益を出す方法について解説していきます。
少額投資にコツ1:安い銘柄を購入する
まず、少額投資の方法として挙げられるのが、安い銘柄を購入するということです。
基本的に、株式は100株ワンセットなので、1株100円のものであれば10,000円で購入することができます。
会社の方針ややっている事業内容を理解して、自分の考えと照らし合わせて、伸びると感じた企業に投資することができればベストです。
ネット証券会社のスクリーニング機能を利用して、銘柄を検索すると見つけやすくなるでしょう。
また、この方法で利益を安定して出すことができれば、だんだん金額を上げてリターンを増やすというフェーズに移ることになります。
少額投資のコツ2:少額から積立投資で育てる
次に挙げられるのが、少額からコツコツと積立投資をするという方法です。
この方法は、1年2年という短期間では大きな成果を生むことは難しいです。
しかし、何十年という長い複利によって、やるとやらないとでは大きな差が生じます。
税金が一定の額まで免除することのできる、積立NISAに対応しているネット証券会社を選択することが望ましいです。
少額かつ低リスクで、長い時間をかけて資産を形成したいという方におすすめです。
少額投資のコツ3:ミニ株(単元未満株)を購入する
ミニ株(単元未満株)とは、通常の最低取引単位である100株に満たなくても、取引が可能なサービスのことです。
1株から株を購入できるものもあり、このサービスを利用することで初期投資を大きく減らすことができます。
たとえば、次のような世界的に有名な大企業にも、数万円という少額から投資できます。
米国株の銘柄名 | 1株あたりの価格 |
---|---|
アップル | 16,864円 |
マイクロソフト | 32,883円 |
フェイスブック | 39,335円 |
ウォルト・ディズニー | 18,914円 |
コカ・コーラ | 6,148円 |
有名企業以外でも、今後の成長が見込める企業に少額投資をしておくことによって、その企業が急成長した時に効率よく資産を築くことができるでしょう。
株の少額投資の始め方
それでは、実際に少額投資を始める方法を流れに沿って確認していきましょう。
手順としては以下の通りです。
- 証券口座を選ぶ
- 口座を開設して入金する
- 購入する銘柄を選ぶ
- 株を購入する
- 市況から売却か保有かを判断する
ひとつずつ詳しく説明していきます。
①証券口座を選ぶ
まず最初に行うべきことは口座を開くための証券会社選びです。
「少額投資の口座を選ぶポイント」で詳しく解説していますが、株の少額投資は証券会社によって取り組みやすさが大きく変わります。そのため、
- 最低取引単位
- 取扱銘柄数・種類
- 取引手数料
これら3つのポイントから少額投資に向いた証券会社の口座を選びましょう。
②口座を開設し、入金する
証券会社を決めたら口座を開設して入金し、取引を始める準備を整えます。
口座開設の手続きの流れは証券会社によって異なりますが、ネット証券ならインターネットからの申し込みだけで完結することも可能です。
口座開設が完了するまでにかかる時間は証券会社によって異なりますが、長いと1ヶ月近くかかることもあるため事前に確認しておきましょう。
口座開設が済んだら銀行口座などから入金を行います。
証券会社によっては入金の際に手数料が発生することもあるので、できるだけ入金手数料が無料の証券会社を選んでおくとコストを抑えることが可能です。
③購入する銘柄を選ぶ
証券口座への入金が完了したら、購入する株の銘柄を決めましょう。
株を選ぶ際は株主優待や配当金、成長性、購入金額などの要素から自分自身の目的に合ったものを基準に判断することが大切です。
証券会社の中には一定の基準に当てはまる株を探す機能を提供しているところもあるので、自分だけでは決めるのが難しいと感じたら活用してみましょう。
④株を購入する
購入したい銘柄まで決まったら、実際に株を購入します。
株を購入する際は主に2つの注文方法を利用することになるので、違いを把握しておきましょう。
- 指値注文
価格を指定して売買する
買い注文なら指定価格以下で、売り注文なら指定価格以上で売買が成立する - 成行注文
価格を指定せずに売買する
買い注文なら最も安い価格で、売り注文なら最も高い価格で売買が成立する
指値注文は指定価格で売買が成立する安心感がメリットといえますが、逆に相場が大きく変動した場合は約定しない可能性もあります。
一方、成行注文はほぼ確実に成約できるという長所がありますが、相場変動の際には注文時とは大きく異なる価格で成約してしまうリスクも抱えています。
どちらの注文方法にもメリットとデメリットがあるため、相場の状況に応じて使い分けていくことが大切です。
⑤市況を見て売却・保有を判断する
株は購入して終わりではなく、むしろその後の運用が重要になります。
相場は常に変動しているため、保有した株の株価は日々上昇・下降し含み益や含み損が発生します。
その際に引き続き株を保有し続けるのか、リスクを避けるために売却するかを都度判断しなければいけません。
しかし株価の推移や業績、マーケット情報などから株の保有・売却を決めるのは投資初心者だと難しく感じることの多い部分です。
そこで、判断に迷うようなら事前に取引ルールを決めておきましょう。
株価が一定価格まで下がったら損切りをする、などあらかじめルールを設けておけば冷静に判断を下すことができます。
特に人間は損失回避の法則により、損をすることを過度に恐れる性質があるため、損失を出すタイミングで平常心を保てるかどうかが非常に重要です。
少額投資の口座を選ぶポイント
実際に株取引を始めるにあたって悩むのは、どの証券口座を開設すれば良いかということです。
そこで、
- 最低取引単位を見る
- 銘柄の種類・数を見る
- 手数料が安いものを選ぶ
これら3つのポイントから少額投資の証券口座の選び方を解説していきます。
最低取引単位を見る
まず1つ目のポイントは最低取引単位をチェックすることです。
最低取引単位が1株か10株かはパッと見ただけだと小さな違いに思えますが、株を購入する段階になると金額的には10倍の違いが出ます。株価5,000円の株を1株買うなら5,000円ですが、最低取引単位が10株なら最低50,000円必要です。
少額投資で株の運用をしていきたいなら、最低取引単位が1株と小さいネット証券を優先して選ぶことをおすすめします。
また、一言で「少額投資」といってもスタイルは様々です。
例えばLINE証券は最低取引単位が1株ですが、銘柄によって数百円から数万円のものまで幅があります。一方でPayPay証券は1,000円など金額を指定して購入することができるため、自分に合った形式を選ぶことが大切です。
銘柄の種類・数を見る
2つ目のポイントは、銘柄の種類と数が充実しているかどうかです。
いくら1株や10株、1,000円程度から購入できる単元未満株・ミニ株の取り扱いがあったとしても、投資したい銘柄がなければ意味を成しません。取扱銘柄数の多さはもちろん、投資したい銘柄の取り扱いがあるかどうかもチェックしておきましょう。
まだ具体的にどの銘柄に投資するか決めかねている、という場合は「少額投資における銘柄の選び方」の見出しも参考にしてみてください。
手数料が安いものを選ぶ
3つ目のポイントは手数料が安い証券会社を選ぶことです。
少額での取引が前提の場合、取引手数料が安くコストの低い証券会社を選ぶことが非常に重要になります。なぜなら同じ100株の購入でも通常なら1回になる取引回数が、少額投資の場合は100回発生することもあるためです。
少額投資は少ない資金から始められる反面、コストがかさみやすい点を理解しておきましょう。
特に気をつけたいのはネット証券会社と実店舗を構えている大手証券会社との違いです。
1株からの購入が可能なネット証券のSBI証券や楽天証券は手数料も低めですが、大手証券会社の大和証券や野村證券に関しては1回あたりの手数料が高く、取引を繰り返すと大きなコストになってしまいます。
手数料の設定が少額投資に向いた証券口座かどうか、開設前にしっかり確認しておくことが大切です。
株の少額投資における銘柄の選び方
証券会社を決めたら、少額投資に向いた銘柄の選び方も確認しておきましょう。
少額投資における銘柄選びで押さえたいのは以下の3つのポイントです。
- 安定した運用をしたいならインデックスファンド
- 利回りによるリターンを狙うなら高配当株
- 企業ならではの魅力を重視するなら株主優待
それぞれ詳しく解説していきます。
安定重視ならインデックスファンド
安定を重視して運用していきたいならインデックスファンドがおすすめです。
インデックスファンドとは、日経平均株価など特定の指数と同じ値動きをするように運用される投資信託のことです。
投資信託の値動きを特定指標と連動させるために構成銘柄を全て同じ比率で保有することになるので、例えば日系平均連動型のインデックスファンドに投資していれば東証1部全体の銘柄にバランス良く分散投資することができます。
分散投資によってリスクを集中させず、また投資信託よりも低コストで運用できるため、投資初心者にもおすすめの方法です。
利回りを狙うなら高配当株を買う
低リスクで安全に運用するよりもリターンを狙いたい気持ちが強いなら、高配当株を検討してみましょう。
高配当株とは配当利回りが高い株のことを指し、「1株あたりの年間配当金÷現在の株価」で計算できます。具体的に何%からが高配当株にあたるか明確な定義はありませんが、一般的には3~4%以上で高配当株の銘柄とされることが多いです。
ただし配当利回りは株価に応じて変動し、必ずしも株価の上昇・下降に連動するとは限りません。
業績悪化などで株価が下落すると、「1株あたりの年間配当金÷現在の株価」で計算した時に下落前よりも配当利回り自体は高くなります。例えば1株あたりの年間配当金が 50円で株価が2,000円から1,000円に下落した場合、下落前の配当利回り2.5%に対して下落後は5%に上昇します。
このようなケースは将来的に配当金自体が減額される可能性もあるため注意しましょう。
株主優待で選ぶのもアリ
為替差益や配当利回りとは異なるアプローチから、株主優待で選んでみるのもおすすめです。
単元未満株やミニ株だと株主優待は受けられないと思われがちですが、実は1株からの保有でも株主優待を受けられる企業は存在します。
京セラやトヨタ自動車、任天堂といった有名企業でも株主優待の一部を受けることは可能なので、興味のある企業があれば株主優待を一度調べてみましょう。
株の少額投資に関してよくある質問
最後に、少額投資についてよくある質問をまとめておきます。
少額投資を始める前に目を通してみてください。
株式投資はどんな仕組みですか?
株式投資とは、株式会社が発行する株式の売買によって利益を狙うことを指します。
そもそも株式会社は株主の出資によって成り立っています。そして出資者である投資家に対して会社が発行するのが、会社の所有権の一部である株式です。
株式を保有していると株価の値動きによる差益のほか、会社の利益のうち数%が現金として分配される配当金、自社サービスの割引や商品プレゼントなどの株主優待を受けることができます。
学生でも株式投資できますか?
株式投資では投資家の年収規定や年齢規定は定められていないため、法律的には0歳からでも取り組むことは可能です。
ただし未成年の口座開設は証券会社によって対応しているかどうかが異なります。
また、未成年者が証券会社で口座開設する際には「親権者の同意書」の提出や、親権者も該当証券会社で口座開設をしているなど、一定の条件を満たさなければいけません。さらに一部の信用取引やFX取引ははリスクの面で制限がかかってしまうため注意が必要です。
そのため、学生で口座開設を行うなら20歳以上になってからの方が自由度は高いといえるでしょう。
初心者向けの注意点はありますか?
投資初心者が気をつけるべきこととして、最初から集中投資をしないようにしましょう。
早く稼ぎたい、儲けたいという気持ちが強いと期待できる1つの銘柄に大金をつぎこんでしまいがちです。しかし集中投資を行うと株価が突然暴落し大きな損失を抱えてしまうリスクがあります。
1銘柄あたりの投資金額は多くても自己資金の20%程度に抑え、分散投資によってリスクを抱え過ぎないようにすることが大切です。
株の少額投資|まとめ
- 日本株の購入は基本的に100株単位
- 単元未満株やミニ株だと1株や1,000円で購入可能
- 株で少額投資をするにはネット証券の口座が最適
- 少額でも高配当株や株主優待から銘柄を選ぶことは可能
- 株の少額投資で最もおすすめなのはLINE証券
- LINE証券なら1株から投資できる!
\1株から投資できる/
株は数十万円や数百万円など、まとまった資金がないと購入できないイメージが強いかもしれません。
ですが2022年現在は1株などから投資できる単元未満株やミニ株を提供する証券会社が増えてきています。単元未満株・ミニ株を活用すれば数百円から数千円で株を保有することができるほか、もともと1株から購入可能な米国株という選択肢もあります。
少額から株を始めてみたい方はぜひ一度試してみてください。