これからも大きな成長が見込める米国株(アメリカ株)。
と米国株(アメリカ株)の買い方や注意点について疑問に思いますよね。
この記事では、米国株(アメリカ株)の買い方、注意点、おすすめの証券会社を紹介します。
初心者の方にも優しくわかりやすく紹介しているので、米国の株式投資に挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。
- 米国株(アメリカ株)はネット証券で簡単に購入できる
- 円貨決済と外貨決済で手数料の負担が変わる
- 米国株(アメリカ株)には少額取引や配当利回りの良さなどのメリットがある
- 日本語の情報が少ない点などは工夫する必要がある
- 米国株(アメリカ株)の取引には手数料が安いネット証券がおすすめ
\一番人気の米国株(アメリカ株)口座/
目次
米国株(アメリカ株)とは?日本株と比較
米国株(アメリカ株)をやろうとしている人は既に日本株の取引を行ったことがある方が多いと思います。
なので、既に知っている日本株と比較しながら米国株(アメリカ株)を紹介した方が想像しやすいですよね。
ここでは米国株(アメリカ株)を日本株と比較しながら紹介します。
米国株(アメリカ株)とは?
米国株(アメリカ株)とは、アメリカ合衆国で取引されている株式のことです。
世界中の方が取引を行っていますが、実際に株式の取引が行われているのは、アメリカ合衆国の市場です。
アメリカ合衆国は現在世界最大の経済大国であり、米国株(アメリカ株)式市場は大きな成果を出す続けています。
平成30年間だけでも、日経平均が低迷するなか、米国株(アメリカ株)式を代表するダウ平均は約12倍に上昇しています。
このように日本株にはない大きな成長率があるのが米国株(アメリカ株)の魅力にもなっています。
米国株(アメリカ株の魅力については以下で詳しく扱っているので、ぜひご覧ください。
米国株(アメリカ株)と日本株比較表
日本株 | 米国株(アメリカ株) | |
---|---|---|
取引所 | 東京取引所 名古屋取引所 福岡取引所 札幌取引所 |
ニューヨーク取引所 |
最低購入単位 | 100株〜 | 1株〜 |
配当金の回数 | 年1〜2回 | 年4回 |
取引時間 | 日本時間 9:00〜11:30 12:30〜15:00 |
日本時間 通常:23:30〜翌6:00 サマータイム:22:30〜翌5:00 |
最低手数料 | 0円〜 | 0ドル〜 |
注文有効時間 | 当日・週中・期間指定 (最長で1ヶ月先まで) |
当日・週中・期間指定 (最長で90日先まで) |
1日の制限値幅 | あり | なし |
米国株(アメリカ株)の魅力とは?
米国株(アメリカ株)を取引する際には、国内株にはない独自の魅力があることも理解しておくとメリットを引き出しやすくなります。
米国株(アメリカ株)ならではの魅力として挙げられるのは以下の3つのポイントです。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
1株から取引できる
米国株(アメリカ株)の魅力の1つ目は、国内株よりも少額で取引できることです。
国内株は「単元株制度」によって基本的に100株が最低取引単位となっています。
100株を購入するには平均的に見て数十万円かかるため、国内株を買いたいと思っても購入金額が高いハードルになってしまいます。
ですが米国株(アメリカ株)は1株からの購入が可能なので、AppleやAmazonなどの世界的企業でも数千円〜数万円で購入できます。
長期的な見通しが良い
米国株(アメリカ株)の魅力の2つ目は、高い成長性による見通しの良さです。
2021年になって、米国株(アメリカ株)の主要インデックスであるNYダウ、S&P500は史上最高値を更新しています。
しかもどちらの指数も2010年以降、コロナショックなどを乗り越えながら成長し続けていることから、長期的な成長も十分に見込めるでしょう。
また、日経平均株価・日経225とアメリカ主要企業の株価連動指数・S&P500を比較してみると、国内株と米国株(アメリカ株)の成長性の違いが顕著に出ています。
日経225が最高値を記録したのは1989年であり、2021年現在まで更新できていません。
ですが、S&P500は1920年代からの長期で見ても右肩を続けています。
長期的な見通しの良さを考えると、米国株(アメリカ株)に早めに投資しておく価値は大いにあるといえます。
配当利回りが高い
米国株(アメリカ株)の魅力の3つ目は、頻度や配当額など総合的に見て配当利回りが良いことです。
米国企業は配当金による株主還元を重視している傾向にあり、株主優待がない代わりに高配当の株が多めです。
高配当株の例としては、
- AT&T(T):8.18%
- エクソンモービル(XOM):5.40%
- ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ):4.86%
- ファイザー(PFE):3.62%
などが挙げられます。連続増配を行っている企業も珍しくないため、長期保有による配当金の増加も十分に期待できます。
国内株の配当頻度は年1~2回程度なので株を保有してから配当金がもらえるまで半年以上かかることもあります。
しかし、米国株(アメリカ株)は3ヶ月に1回程度のペースで配当金がもらえるタイミングが回ってきます。
もともと高めの配当金額で頻度も高いため、配当金による定期的な収入が見込めるでしょう。
米国株(アメリカ株)の買い方の流れ
手が出しづらいイメージもある米国株(アメリカ株)ですが、購入する方法は難しくありません。
米国株(アメリカ株)の簡単な買い方について、4つのステップを解説していきます。
①買う銘柄を選ぶ
米国株(アメリカ株)を始めるのには、まず買う銘柄を決めましょう。
なぜなら、米国株(アメリカ株)は特に証券会社によって、扱っている銘柄が違うからです。
買う銘柄を決めてからではないと自身が買いたい銘柄がない可能性があります。
証券会社によって、扱っている銘柄が違うので、まずは買う銘柄を決めましょう
②外国株を扱う証券会社で口座開設
買う銘柄が決まったら、買おうとしている銘柄を扱っている証券会社で口座を開設しましょう。
また、すでにその証券会社で証券口座を持っていれば申請するだけですぐ取引開始できる場合が多くなっています。
普段利用している証券会社だと手続きから取引開始までがスムーズです。
新しく外国株取引口座を開設する場合は、ネット証券がおすすめです。
ネット証券は口座開設から米国株(アメリカ株)の購入までを全てネット上で完結することができ、実店舗に出向く必要がありません。
投資初心者にも勧められるネット証券会社は、以下で紹介しています。
③資金を入金する
外国株取引口座の開設ができたら、米国株(アメリカ株)を購入するための資金を用意します。
ただし、個人で銀行などに行って両替する必要はありません。
ネット証券ではサイト上でドルを購入することができるため、「円貨決済」か「外貨決済」いずれかの方法でドルを準備しましょう。
- 円貨決済:投資家自身がドルを調達する
- 外貨決済:証券会社がドルを調達する
それぞれの詳しい購入手順については、以下で紹介しています。
④選んだ銘柄を購入する
証券口座にドルを入金できたら米国株(アメリカ株)を購入する準備は完了です。
注文方法や取引時間、手数料などは証券会社によって異なるため、取引を始める前に必ず確認しておきましょう。
最初にどの銘柄を購入すべきかわからない、という場合は今後も高い成長性が見込める「GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)」がおすすめです。
- Apple
- Amazon
- Microsoft
- ETF(投資信託)
分散投資によってリスクを抑えることができるETF(投資信託)も投資初心者向きといえます。
ETFについては、以下で紹介しています。
米国株(アメリカ株)の2つの購入方法
米国株(アメリカ株)を購入するためにはドルが必要となります。
そしてドルを手に入れる方法は円貨決済か外貨決済のどちらかです。
それぞれメリットとデメリットがあるため、特徴を理解した上でドルの準備を行いましょう。
しかし、急いでいる場合のみ円貨決済を利用するなど使い分けもおすすめです。
円貨決済
円貨決済はドルへの両替を行わず、外国株取引口座で直接米国株(アメリカ株)を購入する方法です。
証券会社が円をドルに両替して取引を行ってくれるので、ドル入金が即座に行われます。
今すぐ米国株(アメリカ株)の購入を行いたいなど、スピード感が求められるタイミングでの使い勝手が良い方法です。
しかし、円貨決済は外貨決済と比べてコストが高くなりやすいという点は注意しなければいけません。
そのため、証券会社が指定した為替レートで両替することになるので、外貨決済よりも高いレートが指定される傾向にあります。
さらに円貨決済は取引のたびにドルを調達しなければならず、為替手数料が取引ごとに発生することも円貨決済のネックです。
外貨決済
外貨決済は証券会社を通して投資家自身が円をドルに両替します。
最大のメリットは円貨決済と違い、売買益をドルで保有しておけることです。
円貨決済は取引のたびにドルを調達しなければならないため毎回為替手数料が発生しますが、外貨決済ならコストを最小限に抑えることができます。
ただし円貨決済の即時反映に対し、外貨決済は両替が完了するまでに時間がかかることが多いです。
外貨決済で両替されるまでにかかる時間は証券会社によって異なりますが、翌営業日など1日程度はかかると考えておきましょう。
米国株(アメリカ株)を購入する際の注意点
国内株にない魅力がある米国株(アメリカ株)ですが、買い方には注意点も存在します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
米国株(アメリカ株)の買い方1つ目の注意点は、日本語での情報収集がしにくいことです。
ただ、米国株(アメリカ株)は当然ですが米国企業への投資なので出回る情報も基本的に英語であり、日本語の情報は多くはありません。
そこで活用したいのが日本語で米国株(アメリカ株)の情報収集ができるメディアです。
例えばアメリカのメディアである「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ロイター」は日本語で閲覧できます。
「オックスフォードインカムレター」のようなメルマガを活用する方法もあります。
TwitterやYouTubeも貴重な情報源になるため、常に新鮮な情報のもと投資判断ができるようにしておきましょう。
為替リスクがある
米国株(アメリカ株)の買い方2つ目の注意点は、株価変動とは別に為替変動の影響も受けることです。
株価が上昇していても為替変動によって利益分が帳消しになってしまうリスクがあります。
このように、米国株(アメリカ株)を購入する際は決済時の為替レートに応じて損益が左右されることを覚えておかなければいけません。
為替変動はリスクばかりではなく逆に利益をもたらす可能性もあります。
そのため、為替の知識を身につけるとリスクを抑えつつ利益を伸ばせる可能性が高くなるでしょう。
売買手数料が割高で税金の対象にもなる
米国株(アメリカ株)の買い方3つ目の注意点は、国内株よりも多くのコストがかかることです。
米国株(アメリカ株)の取引では米国現地の手数料と国内の委託手数料、両方が発生します。
また、「米国株(アメリカ株)を購入するドルの入手方法」で解説したように円貨決済の場合は取引のたびに為替手数料が発生するので、手数料がかさみがちです。
さらに、手数料とは別に必ず発生するコストとして覚えておかなければならないのが税金です。
国内株ももちろん税金の対象ですが、米国株(アメリカ株)だと日本の税金に加えて米国の税金でも対象になります。
こうしたコストを削減するために外貨決済を利用したり、確定申告で外国税控除を行って二重に課税されている分の還付を受けるなど対策が必要です。
成長株は無配当が多い
米国では成長株は無配当のことが多いです。
なぜなら、米国では外部に資金を放出するよりも内部(社内)に蓄えて、次の成長のために資金力があるようにしておくのが米国会社の支流です。
日本株では無配当は業績が悪いイメージがありますが、米国では必ずしもそうではありません。
日本とは違い値幅制限がない
米国では、日本のようにストップ高やストップ安の制度がありません。
米国が取引の権利を保障しているので米国株(アメリカ株)ではこのような制度となっています。
しかし、権利が保障されていても、値幅制限がないということは株価の変化が予想が難しいので成行注文は危険です。
米国株(アメリカ株)は値幅制限がないから、成行注文は危険
決算に注意する
これは米国株(アメリカ株)に限ったことではありませんが、決算の結果によって、株価が大きく動く可能性があります。
決算が取引の前でしたら、俊敏に株価の値動きに対応できますが、取引後の場合は対応が厳しいです。
なので、取引後に決算がある場合は特に警戒しておきましょう。
特に個別銘柄の値動きが大きい
米国株(アメリカ株)のおすすめ投資スタイル
初心者の方はどのように米国株(アメリカ株)の投資をしたらいいか迷うと思います。
以下が初心者にもやりやすくおすすめな投資スタイルとなっています。
バリュー投資
企業の業績に良いのに、株価が安い銘柄に投資すること
バリュー投資とは企業としての業績は良いのに、株価が安い銘柄に投資をすることです。
割安な株に投資をして、業績に見合った株価になることを期待した投資を行うことです。
短期間で売買を繰り返して、利益を追求するのもありですし、長期保有して多額な利益を狙うこともできます。
グロース投資
グロース投資とは企業の売上や利益が上がってきている銘柄に投資をすること
グロース投資とはその名の通り成長している銘柄に投資することであり、特に市場の平均売上や利益よりも高い銘柄に投資をする方法です。
企業の売上や利益が上がってきているということは、その分企業の価値が高まってくるので、株価も自ずと上がるでしょう。
米国株(アメリカ株)の売り方
損をしてしまうのでくれぐれも記入ミスはしないようにしましょう。
売却時に、円貨決済の場合は日本円の残高として、外貨決済の場合は外貨残高となります。
※証券会社によってはどちらか一方しかできないことがあります。
売却時もこの2つのSTEPで簡単にできるので、気軽に取引に挑戦してみましょう。
米国株(アメリカ株)の取引におすすめな証券会社4選
それでは、米国株(アメリカ株)の取引におすすめの証券会社を紹介していきます。
いずれもネット証券なので手数料は低めに設定されています。
手数料以外の比較ポイントとして、取扱銘柄数や情報収集のしやすさにも注目してみましょう。
取扱銘柄数が多ければそれだけ投資の選択肢が広くなり、現在はマイナーでも今後の成長が期待できる株に投資できる可能性も出てきます。
また「日本語で企業情報を集めにくい」で解説したように、米国株(アメリカ株)は日本語の情報が少ないため、証券会社が発信するニュース等も貴重な情報源になります。
SBI証券
米国株(アメリカ株)取扱銘柄数 | 6,000銘柄以上 |
---|---|
ETF取扱銘柄数 | 350銘柄 |
最低取引額 | 1株 |
取引手数料 | 約定代金の0.495% |
為替手数料 | 1ドルにつき25銭 |
*銘柄数は2022/9/8調査時点のものです。
SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1の業界最大手のネット証券会社です。
外貨入出金サービスを使えば為替手数料が片道4銭になるため、取引にかかるコストが全体的に安い点も大きな魅力といえます。
さらに、業界最大手だけあって米国株(アメリカ株)関連の情報発信力も安定しています。
米国株(アメリカ株)に関する決算速報ニュースや投資レポートを閲覧できるので、総合力が高くおすすめの証券会社です。
マネックス証券
米国株(アメリカ株)取扱銘柄数 | 4,579銘柄 |
---|---|
ETF取扱銘柄数 | 354銘柄 |
最低取引額 | 1株 |
取引手数料 | 約定代金の0.495% |
為替手数料 | 1ドルにつき25銭(買付時は無料) |
*銘柄数は2022/9/8調査時点のものです。
マネックス証券は4,000銘柄を超える米国株(アメリカ株)の取引ができる、業界最大手のネット証券です。
どの証券会社でも利用できる成行注文、指値注文のほかに逆指値注文、トレールストップ注文、OCO注文、連続注文といった様々な種類の注文方法を利用できます。
中でも株価の上昇・下落に合わせて自動的に逆指値注文の価格が変更されるトレールストップ注文は非常に使い勝手が良く、トレードの強い味方になります。
DMM株
米国株(アメリカ株)取扱銘柄数 | 1,615銘柄 |
---|---|
ETF取扱銘柄数 | 245銘柄 |
最低取引額 | 1株 |
取引手数料 | 無料 |
為替手数料 | 1ドルにつき25銭 |
*銘柄数は2022/9/8調査時点のものです。
DMM株はDMM.comが運営しているネット証券です。
業界最大手のSBI証券でも手数料は有料なので、コストの低さはDMM株独自の強みといえます。
ただし米国株(アメリカ株)やETFの取扱数はほかのネット証券に比べるとはるかに少ないことはデメリットです。
DMM株を利用する際は、投資したい銘柄を扱っているかどうか事前に確認しておきましょう。
IG証券 CFD
- 株式をCFDで取引できる
- ハイレバレッジ取引ができる
- FXやバイナリーオプション取引も可能
また、160銘柄のノックアウト・オプション、21銘柄のバイナリーオプション、101銘柄のFX、商品CFDなどの取引ができます。
CFD(Contract for Difference)は差金決済取引のことです。
簡単にいうと差額でやり取りをすることです。
せどりなんかと似ているかもしれないですね
買い・売り両方から入ることができ、資金効率を高めるレバレッジ取引ができます。
アナリストレポートやIGアカデミー、マーケットニュース、IGTV、取引戦略レポートなど、投資に役立つ情報も豊富です。
銘柄が多い証券会社で取引したい方やCFD取引に興味がある方におすすめです。
IG証券の概要 | |
---|---|
米国ETF手数料 | 片道手数料:2.2セント/1株 オンライン取引最低手数料:16.5ドル 電話取引最低手数料:27.5ドル |
ETF取扱銘柄 | 日本、米国 |
外国株 | 米国株(アメリカ株)、欧州株など ※CFD |
国内株 現物取引手数料 | 片道手数料:0.055% オンライン取引最低手数料:110円 電話取引手数料:1,100円 |
投資信託銘柄数 | − |
IPO実績 | − |
NISA | なし |
つみたてNISA | なし |
iDeCo | なし |
口座開設までの期間 | 最短2日 |
米国株(アメリカ株)に関するQ&A
最後に米国株(アメリカ株)についてよくある質問をまとめておきます。
米国株(アメリカ株)の買い方で迷ったら一度目を通してみてください。
米国株(アメリカ株)の取引時間帯はいつですか?
米国株(アメリカ株)の取引時間帯は米国時間の9時30分~16時までです。
日本時間だと23時30分~翌日6時までとなるため、取引可能な時間帯は主に夜間となります。
また、3月第2日曜日から11月第1日曜日まではサマータイムなので取引時間が日本時間の22時30分〜翌5時までとなっています。
SBI証券の人気ランキングを見ると、上位5銘柄はこのようになっています。
- アップル(AAPL)
- マイクロソフト(MSFT)
- テスラ(TSLA)
- コカ-コーラ(KO)
- エヌビディア(NVDA)
※2022年上半期時点でのランキング
高い成長性が見込まれる「GAFAM」のうちAppleとMicrosoftがランクインしています。
また、飲料メーカーで安定した業績が期待できるコカ・コーラも「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットが投資しているほどの有力な銘柄です。
初心者におすすめの買い方はありますか?
投資初心者であれば人気銘柄への投資のほかに、ETFへの投資もおすすめです。
ETFとは米国の証券取引所に上場していて、市場で売買が可能な投資信託を指します。
ETFは特定の銘柄に連動するようになっており、S&P500に連動するタイプなら1株所有するだけで米国株(アメリカ株)500銘柄に分散投資できます。
米国株(アメリカ株)の利益に税金はかかりますか?
米国株(アメリカ株)でも国内株と同様に税金が発生します。
- 売却益:譲渡益課税(国内でのみ課税)
- 配当金:配当課税(米国・国内どちらも課税)
- 損益通算
このような区分になり、配当金の二重課税を防ぐためには確定申告で外国税額控除を行う必要があります。
また、国内株等と損益通算をする場合も確定申告を行わなければいけません。
ただし譲渡益に関しては、源泉徴収ありの特定口座や年間の損益合計によっては確定申告が不要になるケースもあります。
証券会社の選び方にポイントはありますか?
米国株(アメリカ株)の取引にあたって証券会社を選ぶポイントは以下の3つです。
- 取引手数料
- 取扱銘柄数
- 注文方法
「米国株(アメリカ株)の取引におすすめな証券会社4選」で紹介したように、ネット証券のほとんどは取引手数料を約定代金の0.495%に設定しています。
しかし中には手数料を無料化している証券会社もあるため、事前に確認しておきましょう。
初心者の方は手数料が無料な証券会社がおすすめ
また、取扱銘柄数や注文方法に関しても証券会社ごとに異なるため比較の際の重要なポイントです。
注文方法についても成行注文、指値注文以外にトレールストップ注文などが使える証券会社があります。
なので、あらかじめチェックしておくと証券会社の比較がしやすくなります。
円高・円安などの為替との関係とは?
米国株(アメリカ株)を始めるにあたって、1番悩んでしまうのが円高と円安のことですよね。
円高・円安を理解しておくとおかないでは米国株(アメリカ株)の取引でも大きな支障が出てきてしまうのでしっかりと理解しましょう。
円高とは?
円高とは文字通りに日本円が高くなったことです。
例えば、このように1ドル100円で買えていたのですが、時間が経って1ドル50円で買えるようになることを円高と言います。
簡単にいうと、1ドルを今よりも安く買えたら円高です。
1ドル100円よりも安く買えたら、円高である
円安とは?
こちらも文字通り日本円が安くなったことを意味します。
例えば、このように1ドル100円で買えていたのが、1ドル200円で買えることが円安です。
簡単にいうと、1ドルが今よりも高かったら円安です。
1ドル100円よりも高い場合は、円安である
また、円安はドルとして持っていたものを円に売るタイミングでもあります。
米国株(アメリカ株)の買い方 まとめ
米国株(アメリカ株)は国内株にはない様々なメリットがある魅力的な投資先です。
国内株と比べると投資のハードルが高いイメージもありますが、実際には国内株とほとんど同じ手順で購入することができます。
将来的な伸びが期待できる見通しの良い銘柄が多いことも米国株(アメリカ株)の特徴なので、気になった銘柄があれば積極的に投資してみてください。
- 米国株(アメリカ株)の買い方は実は国内株とほとんど同じで難しくない
- ドルの入手方法はコストが抑えられる外貨決済がおすすめ
- 米国株(アメリカ株)は1株からの購入が可能で配当金や配当頻度によるメリットが大きい
- 日本語版の海外メディアを活用すれば米国株(アメリカ株)の情報も手に入る
- ネット証券を使えば米国株(アメリカ株)取引にかかる手数料が安くなる