「アコムの限度額を増額したいけど、手続き方法は?」
「アコムの増額審査は甘い?増額できないことってあるの?」
アコムで現在の利用限度額以上の融資を受けたい場合は、増額申請手続きをとり、増額審査に通過する必要があります。
しかし、増額の申請・審査については新規申し込み時より注意すべき点が多いため、不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
本記事は増額を検討中の方が抱く不安や悩みを解消できるよう、増額の申請や審査で気を付けるべきポイントや対処法を解説します。
【この記事でわかること】
- アコムで限度額を増額する方法と手続きを早く進めるコツ
⇒アコムで増額申請をするならインターネットからの手続きがおすすめ - アコムで増額ができるタイミングの見極め方
- アコムの増額申請や審査で注意すべきポイント
- アコムの増額申請に通過できない理由と対策
- どうしても当日お金が必要な場合の対処法
⇒増額申請するより大手消費者金融へ新規申し込みした方が融資が早い
もくじ
アコムの限度額を増額する方法
アコムでは増額の審査なしでお金を借りることができません。
そのため、アコムで限度額以上のお金を借りたい場合は、増額申請の申し込みが必要となります。
アコムの増額申請の方法は、以下の4つです。
対応時間 | |
---|---|
電話(アコム総合カードローンデスク) | 9時30分から18時(土日・祝日は対象外) |
インターネット | 24時間 |
アコムATM | 24時間 |
自動契約機(むじんくん) | 年収無給(年末年始は対象外) |
ここでは、それぞれの申し込み方法について解説します。
アコムでは利用者の返済状況や信用情報を確認する「途上与信」を定期的に実施しています。
【途上与信とは?】途上与信とは、ローンやクレジットカードの契約後定期的に行われる「利用情報・返済状況の審査」を指します。
途上与信の結果「信用力が高い顧客」と判断された場合、アコムから電話やメールで「増額可能の案内」が来るケースがあることも覚えておきましょう。
また、今すぐお金が必要な方は増額審査を待つよりも、他社の消費者金融がおすすめです。
なぜなら、融資時間も早く、はじめて利用する消費者金融カードローンは無利息期間を活用することもできるからです。
融資速度 | 金利(実質年率) | 無利息期間 | 電話連絡 | |
---|---|---|---|---|
アイフル | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます |
年3.0%~年18.0% | 30日間 | なし |
プロミス | 最短20分 | 年4.5%~年17.8% | 30日間 | なし |
SMBCモビット | 最短30分 | 年3.0%~年18.0% | なし | WEB完結申込でなし |
他のカードローンを利用する場合は、アコムを解約する方法について執筆しているこちらの記事もぜひ参考にしてください。
増額するならアコム総合カードローンデスクが早い
アコムの増額申請5つ方法のうち、「アコム総合カードローンデスクへの電話申し込み」はもっともおすすめです。
電話申し込みはオペレーターによる対人対応となるため、会話をしながら不明点を解消しながら手続きを行えます。
そのため、電話による申し込みは他の方法と比較して不備がでにくく、増額申請手続きをスムーズに進められます。
また、システムの関係でインターネットから増額申し込みができない場合も、電話であれば申し込み可能なケースがあるので覚えておきましょう。
Q.利用枠(契約極度額)を増額したいのですが、どうすればいいですか?
A.マイページから増額のお手続きをしていただくことができます。マイページのメニューに「ご利用可能額を増やす」が表示されています。
そちらからお手続きが可能です。※表示されていない方は、アコム総合カードローンデスクへご連絡ください。
アコム総合カードローンデスク
電話で増額申請を行いたい場合は、アコム総合カードローンデスクへ連絡をしましょう。
電話一本で増額の相談をすることができ、担当者がその場で増額申請が可能かどうか調べてくれるので安心です。
電話番号 | 0120-629-215 |
---|---|
受付時間 | 平日9時から18時 |
アコム総合カードローンデスクで増額申請を行う場合、手続きの流れは次の通りとなります。
【電話による増額申請手続きの流れ】
- アコム総合カードローンデスクへ電話
- 電話機で個人情報などを入力(自動音声応答)
- 電話機で暗証番号の入力(自動音声応答)
- 契約内容・入力項目に関する同意(自動音声応答)
- 担当オペレーターに電話接続
- 担当オペレーターによる最終確認(※)
- 増額申請手続き完了
※増額に関する質問などについても対応してもらえます。
電話による増額申請の手続きは、アコム総合カードローンデスクの受付時間外には行えないので注意が必要です。
アコム総合カードローンデスクの受付時間内に手続きを行えない場合は、インターネットなど、ほかの手続き方法を検討しましょう。
インターネット
インターネットから増額申請を申し込む場合は、「マイページ」にログインして手続きを進めます。
【インターネットによる増額申請手続きの流れ】
- マイページにログインし「ご利用可能額を増やす(※)」を選択
- 画面内に表示されている必要事項を入力する
- 確認画面で入力情報に誤りがないかチェックする
- 入力に誤りがなければ「申込」ボタンを押す
- 「変更完了」が表示されれば手続き完了
※「ご利用可能額を増やす」が表示されていない場合は、アコム総合カードローンデスクへ問い合わせが必要
インターネットからの申し込みは24時間いつでも可能です。
ただし、マイページの「契約内容を変更する」の項目に「ご利用可能額を増やす」の表示がない場合は、電話による問い合わせが必要なので注意しましょう。
自動契約機(むじんくん)
アコムの自動契約機(むじんくん)からも、増額申請の手続きができます。
自動契約機(むじんくん)からの申し込みはタッチパネルを操作するだけで手続きを完了できるのが特徴で、その場でオペレーターに相談することも可能です。
【自動契約機による増額申請手続きの流れ】
- 本人確認書類(※1)・収入証明書(※2)を用意する
- 画面の指示に従い、タッチパネルで増額申請を行う
- 受話器でオペレーターに必要事項を伝える(※3)
- 増額申請手続き完了
※1 運転免許証(運転免許証がない人は、パスポートまたは健康保険証)
※2 利用限度額50万円以上、または他社を含む借入借り入れ総額が100万円を超える場合に必要
※3 増額に関する質問などについても対応してもらえます
アコムの自動契約機(むじんくん)は駅周辺や繁華街など利便性の高い場所に設置されているため、仕事帰りなどに利用しやすいという特徴があります。
ただ、自動契約機の利用は消費者金融での借り入れがバレることにつながります。
家族だけではなく知人や職場の方に内緒でバレずにお金を借りたい方は他の増額方法や他のサービスを検討しましょう。
営業時間は「午前9時〜午後21時(※)」と長いため、「オペレーターに相談しながら手続きをしたいけど、電話は受付時間的に難しい」という方におすすめです。
※年末年始期間・一部店舗を除く
アコムATM
アコムATMから増額申請の手続きを行う場合の流れは、以下の通りです。
【アコムATMによる増額申請手続きの流れ】
- アコムATMへローンカードを挿入
- 暗証番号を入力
- ATM画面の右下にある「極度額等の変更申込」を選択(※)
- 画面上の案内にしたがってATMを操作
- 増額申請手続き完了
※「極度額等の変更申込」が表示されていない場合は、アコム総合カードローンデスクへ問い合わせが必要
アコムで利用できるATMには「アコムATM」「提携ATM」がありますが、増額申請の手続きが行えるのは「アコムATM」のみです。
増額の場合はアコムの提携銀行やコンビニでお金を借りることができないので注意しましょう。
土日でも最短24時間で審査完了
アコムの増額申請手続きが完了すると、増額審査が行われます。
増額審査とは利用者の取引実績や返済能力を総合的に調査し「利用限度額(融資枠)を増やせるかどうか」を判断する審査です。
アコムの増額審査には以下のような特徴があります。
【アコムの増額審査の特徴】
- 原則、増額申請当日に審査の回答がある
- 土日祝日でも増額審査可能
アコムの増額審査は原則として申し込み手続きを行った当日に回答があるため、最短申込当日に利用限度額が増額可能か確認することができます。
また、土日でも審査可能という点もアコムの増額審査の大きな特徴です。
土日に増額申請の手続きをとり、当日中に審査の結果を知りたい場合は、できるだけ早い時間帯に手続きを完了させるようにしましょう。
【土日に増額申請した場合の審査対応時間】
申込手段 | 申込可能時間 | 審査対応時間 |
---|---|---|
インターネット | 24時間可能 | 9時~21時 |
自動契約機 | 9時~21時 | 9時~21時 |
アコムATM | 24時間可能 | 9時~21時 |
※年中無休・年末年始は除く
アコムの土日の審査対応時間は「9時~21時」ですが、増額申請手続きが21時直前に完了した場合、審査が翌日に回される可能性があります。
土日に即日融資を受けたい方は当日中に増額審査の結果が届くように余裕を持って19時頃までには手続きを完了させましょう。
また、休日にお金を用意する必要がある方は、土日にすぐお金を借りることができるカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
収入証明書の提出を求められることもある
アコムで増額申請を行う場合、利用限度額によっては収入証明書の提出が必要となります。
【増額申請で収入証明書の提出が必要となるケース】
- 利用限度額が50万円を超える場合
- アコムの利用限度額と他社借入の合計額が100万円を超える場合
- 前回の収入証明書の提出から3年以上経過している場合
万が一、収入証明書の提出ができない場合は、増額審査を受けることができないため注意が必要です。
【提出が求められる収入証明書(1点提出)】
- 源泉徴収票
- 給与明細書(直近2カ月分)
- 市民税・県民税額決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書
※給与明細書以外は最新年度のものが必要
収入証明書の提出方法は以下の4つから選択できます。
【収入証明書の提出方法】
- パソコン・アプリからアップロードで提出
- FAXで送信
- 自動契約機(むじんくん)に持参
- 郵送
なお、提出した収入証明書は審査の結果を問わず返却されないので、返却が必要な書類は郵送しないよう注意しましょう。
在籍確認は転職により契約から勤務先に変更がある場合
原則として、アコムの在籍確認は勤務先への電話連絡を実施していません。
そのため、アコムは増額審査でも基本的に職場への電話連絡は行われません。
Q.勤務先に在籍確認の電話がかかってきますか?
A.原則、実施しません。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
ただし、転職によって勤務先に変更があった場合は、増額審査時に電話による在籍確認が行われるケースがあります。
これは転職による勤務先の変更や年収の増減が、増額審査において返済能力を判断する重要な要素・材料となるためです。
アコムの増額審査で「転職後の勤務先の確認が必要」と判断された場合は、事前に同意を得てから電話による在籍確認が実施されます。
仮に事情があり「電話による在籍確認を回避したい」といった場合は、事前確認の段階で代替手段による在籍確認ができないか相談するとよいでしょう。
アコムの増額審査は甘くない
アコムの審査では基準が公表していませんが、貸金業法に基づき厳正な審査が行われます。
しかし、アコムは月次ごとの新規顧客数などを掲載したマンスリーレポートを公表しており、そのなかで「新規貸付率」を確認できます。
【アコムの新規貸付率(2022年8月~2022年10月)】
2022年8月 | 2022年9月 | 2022年10月 | |
---|---|---|---|
新規申込者数(件) | 58,273 | 67,298 | 70,564 |
新規契約者数(件) | 22,636 | 26,646 | 28,600 |
新規貸付率(%) | 38.8 | 39.6 | 40.5 |
※参考:アコム マンスリーレポート 2023年3月期 上期/下期
新規貸付率は「新規申込者のうち、どの程度の人が審査を通過し契約まで進んだか」を示すもので、数値が高いほど審査通過率が高い傾向があります。
アコムの場合、2022年3月から10月の新規貸付率の平均は約39.0%(※)が実情です。
※参考:アコム マンスリーレポート 2023年3月期 上期/下期
なお、一般的にカードローンの増額審査の難易度は、新規申し込み時の審査と同等もしくは高いとされています。
その理由は増額審査は新規申込み時の審査とは異なり、審査項目に「取引実績(利用実績)」が加わるためです。
【増額審査で重視される取引実績の項目(一例)】
- 契約時から現在までの借入金額
- 契約時から現在までの返済履歴
- カードローンの利用頻度
増額審査では増額を申請するカードローンの取引実績や、滞りなく返済を重ねることで得られる信用力などが重視されます。
これらのことを踏まえると、アコムの増額審査通過は決して簡単ではないと考えてよいでしょう。
アコムの増額審査の通過を目指す場合、増額審査で重視される「取引実績」が具体的に何を指すのか、しっかり理解することが重要となります。
続いて、増額審査で重要となる取引実績を基にした、増額審査に通過するためのポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
アコムで増額できない理由は5つの条件を満たしていないから
アコムで増額できない(=増額審査に通過できない)理由は、問い合わせても開示されることはありません。
そのため、増額できない理由を知るには「増額審査で重視されるポイントや条件」に関する理解を深めることが大切です。
ここでは、アコムの増額審査で重視される5つのポイントについて解説します。
【アコムの増額審査で重視される5つの条件】
カードローンの新規申込み審査では、返済能力を判断するために「信用情報」や「申込者の属性」が重視されます。
しかし、契約後の増額審査ではさらに「取引実績(利用実績)」が審査項目に追加されるということを、まずは押さえておきましょう。
延滞なく返済実績がある
カードローンの増額申請では、申請者の信用をはかる基準として「返済履歴・返済実績」が信用情報から確認されます。
カードローンの利用において返済実績があると判断される期間は、最低6カ月と言われています。
そのため、増額を希望する場合は最低6カ月以上延滞のない返済実績を積み、その上で増額申請の手続きをとることが大切です。
増額申請前に一度でも延滞を起こした場合、増額審査通過の可能性はグッと下がってしまいます。
延滞なく返済実績を重ねられるよう、借り入れ・返済は計画的に行うよう心がけましょう。
なお、増額審査ではアコム返済実績だけでなく、他金融機関の各種ローン・クレジットカード返済実績やスマホの割賦契約の返済についても確認されます。
増額審査の際、返済実績に関しては信用情報機関に登録されている「返済履歴」が照会されます。
【信用情報機関とは?】信用情報機関とは、ローン契約やクレジットカードなどの申し込み・取引に関する情報(=信用情報)を、収集・管理・提供する機関のことです。
日本には以下の3社の信用情報機関があります。
【信用情報機関】
他社借入や割賦契約の返済に関する延滞についても、増額申請申し込み時にごまかしは一切効かないため注意が必要です。
6カ月以上の利用実績がある
増額審査では「アコムで定期的に借り入れ・返済をしているか」といった利用実績・利用履歴もチェックされます。
利用実績が審査で重視されるのは定期的にアコムを利用している方の場合、増額をきっかけにさらなる借り入れをしてくれる可能性が高いためです。
利用実績をしっかり積み重ねている方はアコムからすると「優良顧客」と判断されるため、増額審査で有利になると考えられます。
利用実績は「契約から現在までどれだけ定期的な借り入れ・返済を重ねているか」を示すものです。
増額申請を行う場合は、最低でも最低6カ月以上の実績がある状態で申し込むことをおすすめします。
【利用実績を積む際の注意点】定期的に借り入れ・返済を行い利用実績を積み「優良顧客」と判断されるためには、十分な返済能力があることが条件となります。
アコムを定期的に利用していても、返済能力に見合わない借り入れを行っている場合は「増額は見送り」と判断される可能性が高いので注意しましょう。
収入が増加している
カードローンは増額後に借入額が増えると月々の約定返済額も大きくなるため、増額にともなう返済負担に応じた収入が必要となります。
【約定返済額とは?】
約定返済額とは、毎月返済しなければならない最低限度の金額のことを指します。アコムの場合、約定返済額は「最後に借入したときの借入残高(借入金額)×一定の割合」で計算されています。
増額審査では「増額しても問題なく毎月返済を続けていけるだけの収入があるか」が重視されるため、前回審査時より収入が増加している方が有利です。
増額申請を検討する場合は、「年収が上がった」「ボーナス額がUPした」など、収入が増加したタイミングで申し込みを行うとよいでしょう。
なお、カードローンの増額審査の場合、収入額の確認は原則として「申込者の申告」「信用情報」「収入証明書(提出した場合)」で行っています。
収入証明書を提出しない場合でも、収入は勤務先や勤続年数、信用情報などによって的確に推測されるため、嘘やごまかしは通用しません。
増額申請の申し込みを行う場合は虚偽記載を疑われないよう、収入に関係する項目の記入は正確に行うことが大切です。
収入証明書を提出する
アコムの増額審査では、以下のケースのいずれかに該当する場合に収入証明書による年収確認が必要となります。
収入証明書による年収確認が必要なケース
当社のご利用限度額が50万円を超える場合
当社のご利用限度額と他の貸金業者からのお借入の合計額が100万円を超える場合
既にご提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合
収入証明書が提出できない場合は増額審査が受けられないだけでなく、アコムの利用・融資を一時的に停止されるケースがあるので注意が必要です。
増額審査で収入証明書として認められる書類は、以下の5点です。
【アコムで収入証明書として認められている書類】
収入証明書の種類 | 収入証明書として認められる条件 |
---|---|
源泉徴収票 | 現在発行可能な「最新年度のもの」 |
給与明細書 | 「氏名」「発行年月」「勤務先」「月収」が明記されているもの手書きの場合は勤務先の社印または社判が必要(※1)賞与がある場合は直近1年分の賞与明細書も提出 |
市民税・県民税額決定通知書 | 現在発行可能な「最新年度のもの」 |
所得証明書 | 現在発行可能な「最新年度のもの」前年分の所得を証明するものを提出 |
確定申告書 | 現在発行可能な「最新年度のもの」 |
※ 年金証書・年金通知書は取扱なし
※1 担当印のみの場合は受付不可
収入証明書の提出が求められた場合は、次の提出方法のうち都合がよい方法を選び、速やかに提出手続きをとりましょう。
【収入証明書の提出方法】
- パソコン・アプリからアップロードで提出(※)
- 郵送で提出
- 自動契約機(むじんくん)に持参
- FAXで送信
※パソコンからは会員ページ「アップロードで提出」から画像データの送信が可能
収入証明書の提出方法のなかでも、アップロードによる提出は印刷や郵送の手間がかからないのでおすすめです。
【収入証明書の提出|アプリを使ったアップロードの流れ】
- アコムのスマホアプリをダウンロードする
- アプリを起動して「書類提出」を選択
- 「アコム会員のお客さま」を選択
- お客さま番号(会員番号)を入力(※)
- 提出する収入証明書を選択
- アプリで収入証明書の撮影
- 撮影した画像にブレや不鮮明な部分がないか確認
- 「書類を送信する」を選択して送信終了
※お客さま番号(会員番号)はローンカードや契約書などに記載された8桁の数字です。
また、増額審査の状況によっては、前述の「収入証明書による年収確認が必要なケース」に合致していなくても提出が求められる場合があります。
増額に関する手続きをスムーズに進めるためにも増額申請を行う場合は、収入証明書をいつでも提出できる準備を整えておきましょう。
カードローン審査に有利な属性
カードローンの増額審査は増額した場合に考えられる「毎月の約定返済額の増加」に応じた返済能力があるかどうかが重視されます。
そのため、属性の項目の中でも特に返済能力の判断材料となる、次の8つの項目が重点的にチェックされると考えてよいでしょう。
【カードローン審査で見られる属性】
- 年収
- 年齢
- 職業・勤務先・雇用形態
- 勤続年数
- 収入形態
- 居住形態・居住年数
- 住宅ローン・家賃の負担額
- 家族構成
※ここでいう属性とは、収入や勤務先、年齢などの個人情報を指します
以下の表は、増額審査で重視される属性の8つの項目で有利となる条件をまとめたものです。
【増額審査で重視される8つの項目】
属性の項目 | 有利となる条件 |
---|---|
年収 | 高いほど有利/同年代の平均年収を上回ると有利 |
年齢 | 20代後半~50代前半は有利(働き盛りの年代) |
勤務先・雇用形態 | 公務員・上場企業の正社員は有利 |
勤続年数 | 長いほど有利/3年以上の場合、不利になるケースは少ない |
収入形態 | 歩合給・一部歩合制より固定給が有利 |
居住形態・居住年数 | 賃貸より持ち家が有利/居住年数3年以上あれば有利 |
住宅ローン・家賃の負担額 | 負担額が収入の3分の1以上あると不利なケースが多い |
家族構成 | 親と同居している場合は有利/一人暮らしは不利 |
なお、増額審査の場合、「前回審査時より年収が増加したかどうか」「同年代の平均年収と比較して高いかどうか」が特に重視される傾向にあります。
同年代の平均年収は、国税庁による「民間給与実態統計調査」などの資料が参考になるので、増額申請前にチェックしておくとよいでしょう。
【例:年齢階層別の平均給与|令和2年分 民間給与実態統計調査】
年齢階層 | 平均給与(男女合計/男性/女性) |
---|---|
19歳以下 | 129万円/146万円/115万円 |
20~24歳 | 260万円/277万円/242万円 |
25~29歳 | 362万円/393万円/319万円 |
30~34歳 | 400万円/458万円/309万円 |
35~39歳 | 437万円/518万円/311万円 |
40~44歳 | 470万円/571万円/317万円 |
45~49歳 | 498万円/621万円/321万円 |
50~54歳 | 514万円/656万円/319万円 |
55~59歳 | 518万円/668万円/311万円 |
参考:令和2年分 民間給与実態統計調査| 年齢階層別の平均給与
また、転職直後は「勤続年数がリセットされる」「現職で収入を得た履歴がない」など属性が更新された状態のため、審査に通りにくい傾向にあります。
【転職直後、増額審査に通りにくくなる理由】
- 勤続年数がリセットされて0からカウントし直しとなるため
- 固定給を継続して受け取った実績がないため
- 勤務先の規模・雇用形態が変更となるため
- 転職によって収入が減っている場合、審査で不利となるため
転職後に増額申請を行う場合は、最低6カ月程度、可能であれば1年以上勤続年数を重ねてから申し込みを行うのがおすすめです。
増額審査で重視される属性がわかると、増額申請の申し込みに適したタイミングや審査対策に対する理解が深まります。
この項目で解説した「増額審査で重視される属性の8つの項目」と「審査で有利となる条件」を、ぜひ参考にしてください。
アコムで増額するより他社借入の方が早いこともある
アコムの増額を検討するにあたり「増額申請から審査完了まで、一体どのくらいの時間がかかるのだろう」と疑問をお持ちの方も多いかと思います。
公式サイトには増額審査の特徴として以下の2点が記載されているため、「増額審査の回答は最短即日で確認可能」であることは確実です。
【アコムの増額審査 2つの特徴】
- 原則、増額審査の結果は当日に回答
- 土日祝でも増額審査可能
しかし、増額審査は新規申し込み時の審査と異なり、アコムでの利用実績や返済履歴など確認項目が多岐にわたるため、若干時間がかかる傾向にあります。
そのため、急いでお金が必要な場合は増額申請をするより、他社のカードローンから借り入れする方が早いケースがあることを覚えておきましょう。
特に大手消費者金融カードローンは最短20分~30分で審査完了・即日融資にも対応しているため、増額申請よりも早く融資を受けられる可能性が高いです。
【大手消費者金融カードローン 審査時間目安】
大手消費者金融 | 審査時間目安 | 最短即日融資 |
---|---|---|
アコム | 最短20分※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 | ○ |
プロミス | 最短20分(仮審査結果表示 最短15秒) | ○ |
アイフル | 最短20分(融資可否診断「1秒診断」あり) ※申込状況によっては希望に添いかねます |
○ |
レイク | 最短25分(仮審査結果表示 最短15秒) | ○ |
SMBCモビット | 最短30分(仮審査結果表示 最短10秒) | ○ |
さらに、大手消費者金融カードローンの新規申込はネットで申し込みを完了できる「Web完結」に対応している点も見逃せないポイントです。
Web完結申込の場合、審査完了後すぐに融資が受けられるケースが大半のため「急な出費に対応したい!」という要望にもしっかり応えてくれます。
アコムの増額に関してよくある質問
ここでは、アコムの増額に関するよくある質問を3つご紹介します。
【アコムの増額|よくある質問を3つ】
- アコムではいくらまで借りることができますか?
- アコムの利用可能期間とは何ですか?
- 利用可能金額や残高はどこから確認できますか?
よくある質問に対する回答をわかりやすく解説していますので、増額を検討している方はぜひチェックしてみてください。
アコムではいくらまで借りることができますか?
アコムで借りることができる金額の上限(=利用限度額)は、審査によって「1万円~800万円」の範囲内で決まります。
実際にアコムから借りることができるお金の限度額は、以下の3つの要素で決定します。
【限度額を決める3つの要素】
- 貸金業法による総量規制
- 申込者の返済能力・利用実績
- 申込者の信用情報
【総量規制とは】
総量規制は、消費者を過度な借り入れから守るために設けられた「借りすぎ・貸しすぎを防ぐ規制」です。
総量規制によって、貸金業者からの借入借り入れ総額の上限は「年収の3分の1まで」規制されています。
参考:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
貸金業法Q&A:金融庁
「アコムでいくらまで借りることができるか」は実際に申し込みを行い、審査通過後に利用限度額が設定されるまでわからないというのが実情です。
審査通過後は利用限度額に応じてすぐにキャッシングすることができます。
参考までに、新規申込の場合はアコムでの利用実績がまだない状態のため、利用限度額は「10万円~50万円未満」程度となるケースが多いようです。
なお、アコムで定期的に借り入れ・返済を行って利用実績を積むと、利用限度額の増額ができる可能性が高まります。
アコムで利用限度額以上のお金が借りたい場合は、増額で利用限度額の上限を上げることを検討するとよいでしょう。
アコムの利用可能金額とは何ですか?
アコムの利用可能金額とは、「顧客が利用限度額の枠内で、あといくら借りることができるか」を示した金額のことです。
Q.利用可能金額って何ですか?
A.契約書の契約極度額(※)を上限として、お客さまが「あといくら借りられるか」という金額を「ご利用可能金額」といいます。※お客さまのお申し込み金額の範囲内でアコムが審査のうえ、決めさせていただく金額を指します。
例えば、契約時の利用限度額(契約極度額)が10万円で7万円借り入れを行っている場合、利用可能金額は「3万円」となります。
利用可能金額が3万円の状態では、10万円を借りる必要があっても借りることができません。
また、利用限度額上限まで借り入れを行った場合は「利用可能金額0円」となり、元金の返済を行うまで融資は受けられなくなります。
利用可能金額は、返済・借り入れによって増減するとイメージするとよいでしょう。
利用可能金額や残高はどこから確認できますか?
利用可能金額や借り入れ残高は、マイページ(ログイン後の会員ページ)やスマホアプリから確認できます。
また、ATMのご利用明細にも残高の記載があるので、アコムATMや提携ATMで借り入れ・返済をする方は、ご利用明細書でチェックするとよいでしょう。
なお、提携ATMには借り入れ・返済を行わず残高確認だけを行う方法もあります。
【提携ATMを利用した残高確認方法】
- 提携ATMにローンカードを挿入する
- 画面上の「残高確認」を選択する
- 暗証番号を入力
- 表示された残高を確認する
提携ATMを利用した残高照会は数十秒で完了するので、コンビニの買い物のついでに気軽に利用するとよいでしょう。
この記事の執筆者
T.saegus
1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。メガバンクにて7年間、法人営業として投資信託・融資・保険の提案業務、事業承継サポートを担当。退職後の現在、FPとして個人向け相談(資産運用・保険診断・相続対策等)に対応。並行して金融系コンテンツに特化したWebライターとして活動中。
この記事の監修者情報
宮野茉莉子
1984年生まれ。東京女子大学卒業後、野村證券に入社。ファイナンシャルプランナーとして活躍。2011年よりフリーランスでライターとして活動し、マネー分野の記事を執筆している。
得意分野:金融商品、投資
資格:2級FP技能士、証券外務員一種、中学高校社会科教員免許
この記事へのコメントはありません。