【2024年最新】北海道でおすすめの移住先4選～メリット・おすすめの世代・ポイント～

本記事は、上記のように考える人におすすめです。

北海道でおすすめの移住先・移住のメリット・気を付けるべきポイント、サポート機関を詳しく解説しています。

「北海道でおすすめの移住先4選」、ぜひ最後までご覧ください。

北海道ってどんなまち？

そもそも移住を考える前に、北海道はどんなまちかを見ていきます。

気温やエリアごとの特徴、用意すべきものを解説します。

気温

北海道の年間平均気温は5~10℃で、東京とは7~9℃ほどの差があります。

夏の平均気温は21℃と過ごしやすく、反対に冬は-1.9℃と冷涼な気候です。

北海道の中でも差があり、札幌や函館は比較的暖かく、釧路などは寒いと言われています。

陸別町は、特に寒い地域として有名です。

エリアごとの特徴

出典：https://www.kuraso-hokkaido.com/area/

ここではエリアごとの気候や産業の特色を解説します。

自分が求める条件が、どのエリアに当てはまるかチェックしてみてください。

道央

図のオレンジ色の部分です。

北海道総面積の30％を占める、広大なエリアです。

最大の都市札幌を有し、石狩・空知・後志・胆振・日高の5振興局も含んでいます。

経済の中心となり、札幌駅や新千歳空港など交通の要所も構えています。

都会的な面を享受したい場合は、移住をおすすめしたいエリア。

道南

図の紫色の部分です。

かねて海の玄関口として栄えた部分です。

函館や松前、江差など、異国情緒あふれる雰囲気が、観光地として人気を集めています。

北海道の中では、比較的温暖な気候です。

北海道新幹線の開通による発展が期待されており、歴史文化と現代が融合した空気を味わうことができます。

道北

図の水色の部分です。

「大雪山国立公園」「利尻礼文サロベツ国立公園」など、美しい自然があふれる場所が数多くあります。

旭川や富良野、美瑛などが観光地として有名で、米どころとしても知られています。

近年は太陽光発電や風力発電などに挑戦しているところも特徴。

北海道らしい雄大かつ荘厳な自然に触れたい方におすすめの地域です。

オホーツク

図の緑色の部分です。

道内の14％を占める、大規模な農業が展開されるエリアです。

冬の寒さは厳しいものの、穏やかな太陽を眺めることができます。

北見市や網走市、紋別市などを有し、畑作や酪農に力を入れています。

水産資源を育むオホーツク海に面しており、流氷が見られることでも有名。

農業に携わりたい方におすすめの地域です。

十勝

図のブラウンの部分です。

日本最大の食糧基地としての役割を担います。

夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きいことから農業に適しており、耕地面積は道内の22％を占めています。

有名な食品メーカーや菓子メーカーもあり、酪農を生かした職に就きたい人におすすめです。

釧路・根室

図のピンク色の地域です。

北海道の中でも自然のスケールが大きく、釧路湿原や阿寒湖などが有名です。

夏は避暑地として人気ですが、冬も貴重な自然の宝庫として、大切にされている地域。

酪農や漁業など、一次産業がさかんです。

北海道の厳しい自然を感じることのできるエリアです。

都市間の距離と移動時間

出典：https://www.kuraso-hokkaido.com/hokkaido_detail/distance.html

北海道の土地は大変広大なため、移動距離や時間、手段を知っておくことが必要です。

図は最短ルートと時間を示しています。

交通の観点でおすすめなのは、大都市に近い場所に居を構えること。

車の移動であっても、高速道路を使える区間であれば、利便性は高いでしょう。

また道内でも飛行機を使う場合があります。

北海道に移住するメリット

気温が低く、まち同士の距離も遠い北海道。

一見住むのに不便では？と思いますが、夏は過ごしやすく、広々とした生活を味わえるというメリットも。

ここでは北海道に住むことで得られる利点を6点、解説します。

美しい自然に囲まれて暮らせる

都心では体験することのない雪、一面に広がるラベンダー畑、建物に隠れていない大空。

時に厳しくもある自然ですが、これに囲まれて暮らすという経験は、何にも代え難い貴重なものです。

圧倒されるような大自然に、大人も子どもも心を動かされるでしょう。

スキーや登山、カヌーなど、自然と結びついたアクティビティがすぐに楽しめるのも良い点ですね。

食べ物が美味しい

ウニ、いくら、カニ、メロン、バター、チーズ、ラーメン、スープカレー…。

挙げ出したら止まらないほど、北海道は美味しいもので溢れています。

身近で新鮮な食材がとれるという魅力を、これでもかと享受することができます。

市場や専門店を回るのも楽しみになりそうですね。

家賃が比較的安い

出典：https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/ijukouryuu/iju-simulation.html

家賃によって差がありますが、家賃が平均よりも安い点がメリットとして挙げられます。

• 空知エリア　　　　　　　1LDK：47,750円、2LDK：59,050円
• 石狩エリア　　　　　　　1LDK：54,750円、2LDK：86,150円
• 後志エリア　　　　　　　1LDK：70,300円、2LDK：87,650円
• 胆振・日高エリア　　　　1LDK：54,200円、2LDK：62,100円
• 渡島・檜山エリア　　　　1LDK：43,700円、2LDK：60,600円
• 上川・留萌・宗谷エリア　1LDK：49,850円、2LDK：53,600円
• オホーツクエリア　　　　1LDK：48,150円、2LDK：60,150円
• 十勝エリア　　　　　　　1LDK：48,450円、2LDK：51,650円
• 釧路エリア　　　　　　　1LDK：49,200円、2LDK：65,250円
• 根室エリア　　　　　　　1LDK：60,250円、2LDK：47,550円

住む地域によっては、今までよりも家賃を抑えることが可能です。

実は室内が快適

夏はよくても冬が…と心配されている方も多いでしょう。

しかし北海道の家の中は、寒さ対策が万全。

室内温度の高さは日本一とも言われており、優れた機密性や断熱性を持つ住宅が多くあります。

有名な観光地が近い

スキー場や牧場、ラベンダー畑、動物園、自然遺産、温泉…。

日本でも有数の観光地がたくさんある北海道では、休日も退屈することはありません。

これらが生活に近いところにあるのは、魅力的ですよね。

本来旅行で行くところに、すぐ行けてしまうというメリットがあります。

ゴキブリが出ない

虫が苦手な人には嬉しいこちらの情報。

北海道の気温は1年を通して低いため、ゴキブリが繁殖しにくいと言われています。

チャバネゴキブリは-5℃の環境に24時間さらされていると死んでしまいますが、北海道の冬は、-5℃を下回ることが多いです。

ひとり暮らしでも退治を恐れずにすみ、安心です。

北海道のおすすめ移住先4選

自然豊かで広大な土地をもつ北海道。

その中でも特におすすめの移住先を4市町、ご紹介します。

北海道・下川町

出典：https://shimokawa-life.info/shimokawa/abouttown/

移住に力を入れているまち、下川町。

特におすすめしたいのは「小さいお子さんや小学生がいる家庭」と「新しいことに挑戦したい人」。

おすすめポイントは以下のとおりです。

森林が子育て支援に

土地の約9割が森林の下川町。

学校などの公共施設の熱需要量の6割が、森林バイオマスで賄われているという特徴があります。

燃料コスト削減に繋がった財源の半分は、不妊治療支援や幼児センター保育料の引き下げ、給食費助成などに使われます。

子育てをがんばるパパ・ママに優しいまちです。

移住者に優しい

「幸せ日本一」を目指す下川町。

それぞれのやり方や幸せのかたちを応援するため、新しいことを始めたい方にもぴったりです。

新規事業を始める人、事業を受け継ぐ人、新しい地で生きる人。

皆に合った人生を受け止めてくれる、懐の深いまちです。

自然と触れ合い、慈しむ生活

冬には-30℃になったこともある、自然の厳しさを感じられるまち。

ただ住民の皆さんは、それを受け入れた生き方をしています。

都会ではできないレジャーや新鮮で美味しい食べ物、雄大な空など、大自然がそこらじゅうにちりばめられています。

治安が良い

事件や事故がほとんどなく、ファミリーにも安心なまちです。

地域の人が一緒になって見守ってくれて、時には自分の子のことのように叱ってくれることも。

地域一体となって子育てをしたい人には、ぴったりの環境です。

コンパクトで、アイデア実現可

半径1㎞の範囲に病院や金融機関、衣食住に関わるお店が存在するので、生活に困ることは少ないです。

自転車で町内を回れるというコンパクトさが魅力。

また小さな町だからこそ、アイデアを通しやすいという面もあります。

「ちっちゃな縁日」というイベントでは、「イベントに来る人を楽しませたい」という思いから、有志で町民が知恵を絞っています。

北海道・深川町

出典：https://www.city.fukagawa.lg.jp/iju/index.html

移住へのサポートが手厚いまち、深川。

特におすすめしたいのは、「共働き世帯や小さい子どもがいる家庭」「移住にあたり、職や住環境をサポートしてほしい人」。

おすすめポイントは、以下のとおりです。

食に恵まれている

深川町は「ゆめぴりか」や「ななつぼし」などの米どころとして有名です。

また作付面積・生産量ともに全国2位のそばや、リンゴやサクランボ、ブドウなどの果物も人気。

アスパラガスやキュウリ、馬鈴薯などの生産もさかんなので、新鮮な作物に困ることはなさそうです。

交通アクセスが良い

深川は北海道のほぼ中心に位置し、多少時間はかかるものの交通アクセスも良好です。

特急列車の乗降口があるほか、高速道路のインターチェンジも完備されています。

また路線バスや市内循環バスもあり、空港2つへのアクセスも良いという完璧さ。

旭川まではJRで20分、札幌まではJRで1時間、新千歳空港にはJRで1時間40分、旭川空港には車で1時間が目安です。

子育てしやすい

深川の「コウノトリ応援プラン」は、妊娠届を出した時点で336,000円（第1子の場合。第3子以降は536,000円）が支給されるというもの。

また全小学校区に学童保育所を設置したり、病気などで集団保育が困難な時用の一時預かりがあったりと、共働きにも嬉しい制度があります。

サポートが手厚い

深川には住宅の新築や購入、企業などを応援する制度が整っています。

移住コンシェルジュがサポートをしてくれるため、不安が多い移住も安心です。

移住した人向けの職業相談所もあるため、仕事探しをしたい人にもぴったり。

移住体験ができる

想像とのミスマッチをなくしたい方におすすめです。

1day体験からお試し移住、フルーツ狩りなどのアクティビティ体験まで、様々な体験をすることができます。

北海道・大空町

出典：https://ozoralife.com/support/akiyabank/

都会と空で繋がる、食の豊かなまち大空町。

特におすすめしたいのは「中学生までの子どもがいる家庭」「二拠点ライフを満喫したい人」。

おすすめポイントは、以下のとおりです。

空き家物件を紹介してくれる

大空町の空き家物件を、不動産事業者と役場が協力して紹介してくれます。

「売買」「賃貸」「売買・賃貸」「土地」のカテゴリーがあり、それぞれ広さや価格などから選ぶことが可能です。

物件まで紹介してくれる市町村は、ありがたい存在ですね。

大都市圏からのアクセスが良い

東京から100分、名古屋から120分、大阪から130分という驚きのアクセスの良さ。

さらに女満別空港からは4㎞で、これは車で4分程度です。

ストレスレスな生活や、二拠点生活にはおすすめのまち。

年間を通して過ごしやすい

年間平均気温は6℃で晴天も多い、非常に過ごしやすい気候が特徴。

春はスギ花粉飛散が少なく、夏は涼しく梅雨もありません。

台風や地震などの自然災害も少ないまちで、住むのに便利です。

冬も生活に支障が出るのどの積雪はまれで、冬のレジャーを楽しむ人が多いようです。

子育てしやすい

• 中学生まで医療費無料
• 給食費無料
• 小児ワクチン無料
• 高校・大学進学支援

これらの子育て支援のおかげで、多くの家族が助けられています。

移住を支援してくれる

医療費助成や保育支援、不妊治療助成に高校・大学への進学支援など、豊富な移住支援メニューがあります。

移住者や二拠点生活者向けの支援制度が用意されているのは魅力的ですね。

北海道・登別市

出典：https://www.noboribetsu-iju.jp/

温泉が有名で、温暖な気候で過ごしやすさも確保したまち、登別。

特におすすめなのは「便利さと自然の恵みを両方享受したい人」「仕事とプライベートを両方充実させたい人」。

登別市のおすすめポイントは、以下のとおりです。

雪が少なく温暖

北海道の中でも比較的温暖な場所に位置する登別市。

1日の気温差が少なく、降雪量も少ないことから、移住者にとって住みやすいまちだといえます。

生活に支障があるほどの雪ではないものの、雪景色は存分に楽しむことができますよ。

温泉のおかげで、仕事とプライベートのバランスがとれる

登別市は日本随一の温泉リゾート地。

国内外から400万人もの観光客を惹きつける登別温泉は、9種類もの温泉が湧き出すことで知られています。

仕事の疲れを癒し、充実したプライベートを過ごすための環境が整ったまちです。

子育て支援が充実している

不育症治療費助成、読書活動を推進する活動など、市独自の子育て支援が揃っています。

また登別のファミリーサポートセンターは、北海道で最初に取り組みを始めた施設です。

支援をしたい人と受けたい人がそれぞれ登録し、保育園の送迎などを担当します。

ライフスタイルに合わせた支援メニューがある

創業・開設支援に就業支援、子育て支援、移住定住支援まで、様々な分野の支援が揃っているのも特徴。

補助金を出してくれたり、経験豊富なカウンセラーが担当してくれたり、安心材料が揃っています。

特にビジネス環境は整っており、農業・工業・観光業など、多くの可能性を提示してくれています。

新鮮な海の幸を堪能できる

近くに漁港があるため、季節によって豊富な種類の魚介類を新鮮なままいただくことができます。

スケトウダラをはじめ、サケやホッキ、毛ガニ、イカなどが味わえます。

海産物好きな方には嬉しい特徴ですね。

北海道に移住する際のポイント

北海道に移住するためには、仕事や移動手段、寒さ対策などの準備が必須です。

具体的な生活を思い浮かべて、確認が必要な項目を見ていきます。

仕事

北海道で生きる上で、生計を立てていくのはもちろん必須。

田舎であれば求人は少ないですが、その分人手不足は深刻。

自分の経験に合った業界・業種だけではなく、様々な職業を当たってみると良いでしょう。

特に移住先に始めやすい仕事は、以下のとおりです。

• インターネット環境があればできる仕事
• 農業や漁業
• 医療・介護
• 起業
• 事業継承

北海道の自然を生かした仕事がしたいのであれば、一次産業である農業や漁業から探してみるのがおすすめです。

都心で働いた経験を活かしたい場合は、起業などに挑戦してみても良いでしょう。

移動手段

北海道の広大な土地は大変魅力的ですが、その分移動が大変だというデメリットもあります。

住む場所にもよりますが、少し出かけるのにも車が必要になる場合も。

また最寄り駅までの距離や、中心地への移動時間なども確認しておくと、不便さを和らげることができます。

用意しておくべきもの

雪国には、本州とは違う「対策グッズ」が必要不可欠。

冬でも快適な生活を送るためにも、必ずチェックしておきましょう。

• 分厚いアウター
• ママさんダンプ（雪かき道具）
• スノーブラシ
• 雪用長靴（スノーブーツ）
• 冬用タイヤ
• 加湿器
• 布団・衣類乾燥機（浴室乾燥機がない場合）

雪との共存生活なので、都心では縁のない、雪関連グッズを新たに準備しましょう。

資金

移住にはある程度のお金がかかるので、事前に準備しておく必要があります。

具体的にかかるお金の項目は、以下のとおりです。

• 退去費用
• 入居費用
• 引越費用
• 旅費交通費
• 新生活必需品費用

新居の初期費用は、家賃の4.5~5カ月分を用意しておくと安心です。

また引越費用は、北海道が本州から遠いため、必然的に高額になります。

500㎞以上の引越は、4人家族で平均238,990円かかると言われています。

その他仕事探しなどで必要になる交通費も、事前にカウントしておくと良いでしょう。

また他地域と違い、北海道で特にかかってしまう費用は、「暖房費」や「除雪費」などがありますので、多めに見積もっておくと安心です。

北海道移住に関してのサポート

北海道に移住するには、楽しみだけでなく不安も大きいでしょう。

そんな中でも、親身になってサポートをしてくれるサイトや団体をご紹介します。

北海道で暮らそう！

出典：https://www.kuraso-hokkaido.com/ja/

こちらは北海道の移住ポータルサイト。

北海道移住応援カードや移住者の声などを載せた、移住者に寄り添ったサイトです。

就業支援フェアやオンライン移住カフェ、個別相談会などのイベントについても掲載しているので、まずは気軽に移住を検討することができます。

北海道‐相談窓口の紹介‐ふるさと回帰支援センター

出典：https://www.furusatokaiki.net/consultation_counter/hokkaido-tohoku/hokkaido/

こちらは認定NPO法人の活動です。

有楽町駅徒歩1分の場所にあり、移住相談と地方グルメ情報をセットにした1日を過ごすことが可能です。

移住までのステップをおさらいし、実際に移住するまでの段階をスムーズに踏んでいくことができます。

少人数での、親切な案内が特徴。

道内14振興局のホームぺージ・ポータルサイト

出典：https://www.pref.hokkaido.lg.jp/gyosei/shicho/index.html

こちらは現地の人からの情報を得られるサイト。

エリア独自の情報を手に入れられるので、ある程度住みたいエリアが決まっている人におすすめです。

北海道空き家情報バンク

出典：https://www.hokkaido-akiya.com/

こちらは空き家を有効活用するためのサイト。

住まい探しをしている人にぴったりのもので、効率的にお得な物件を探すことができます。

北海道でおすすめの移住先｜まとめ

北海道は自然豊かで食べ物も美味しく、大変魅力的な場所です。

しかし雪対策や自分に合ったエリアなど、快適な暮らしのための下調べをすることは必要不可欠。

この記事を、ご自身にとって最適な移住先を選ぶためのヒントにしてみてください。

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