近年、多くの企業で業務効率化を狙った、RPAツール(自動化ツール)の導入が進められています。
しかし、いざ導入しようとしてもRPAツール(自動化ツール)の種類が多すぎてどのツールが自社に合っているのか迷われている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、おすすめのRPAツール(自動化ツール)14選を比較しながら紹介します。
自社に合ったRPAツール(自動化ツール)選びの参考にしてみてください。
- RPAツールをうまく活用すればデータ集計や分析が一気にできる
- RPAツールを選ぶときは、自社の規模に合ったシステムを選ぼう
- RPAツールを使用すれば人件費を大幅にカットできる
- システムエラーなどで業務が止まってしまう可能性があるので注意が必要
- システムを導入するときはプロジェクトチームを立ち上げよう
RPAツールは種類ごとに自動化できる業務に違いがあるため、どのツールが自社に合っているのか適切に選ばないと導入のメリットが得られない場合があります。
1社1社検討するよりも、資料請求などを利用し、複数ツールを一度にまとめて比較することをおすすめします。
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目次
RPAツール(自動化ツール)とは
はじめに、そもそもRPAツール(自動化ツール)とは何か?についてわかりやすくご紹介いたします。
RPAツール(自動化ツール)とは何か?
RPAツール(自動化ツール)はこれまで手作業で行われていた事務作業などの単純で継続的に行われる業務をロボットを使って自動化できるツールです。
RPA(Robotic Process Automation)ツールと呼ばれます。
RPAツール(自動化ツール)では決められた業務を素早く、しかもミスなくこなせるため、業務の大幅な効率化を図ることができます。
しかし、RPAツール(自動化ツール)はPC上での複数システムを横断した操作や、正確に同じ操作を繰り返し実行することが得意ですが、人と違い、状況に応じた「判断」はできません。
自社にRPAツール(自動化ツール)を導入し、業務の自動化を検討する際は、対象範囲の見極めが重要です。
RPAツール(自動化ツール)はどんな業務に対応するのか?
RPAツール(自動化ツール)は使える範囲が非常に広いのが特徴で、複数の異なるソフトやシステムをまたいで操作できるため、手順やルールが明確であればどんな業務でも自動化できます。
例えば、エクセルにあるデータを会計システムに移行するような作業はこれまで手入力で行われていましたが、RPAツール(自動化ツール)を使えば簡単に短時間で移行できるようになります。
RPAツール(自動化ツール)が対応する代表的な業務は以下の通りです。
- データ入力
基幹システムへの伝票入力
一覧情報のアップロード - 情報収集
社内データマートからのデータ抽出
社外Webサイトからの情報収集 - データ集計
抽出した情報の数値集計
複数ファイルの統合や加工 - システム間・アプリ間連携
インターフェース機能補完
複数アプリを用いた連続業務 - データ検証
複数の一覧表の比較や照合
ルールに基づいたデータチェック - 資料作成・送付
資料への自動転記
決まった宛先へのメール送信
このような、人が行うと集中力がなくなってミスが発生しやすい業務にRPAツール(自動化ツール)は最適です。
次の章にて、その業務内容についてさらに詳しく解説していきます。
RPAツール(自動化ツール)の選び方
RPAツールを導入する際は複数社の資料を比較して、自動化したい業務に適したサービスを選ぶことが重要です。
その理由は「自動化したい業務に適していないサービスを導入してしまうことを防ぐため」です。
万が一選び方を間違えてしまうと次のようなトラブルが起こる可能性があります。
本当に自社に合ったツールかどうか確かめるために、すでに導入している企業の導入実績を確認し、自動化設定が簡単なツールを選びましょう。
最低5社以上、できれば10社は見比べると導入ミスが起こる可能性が低くなります。
その際、1社ずつ問い合わせるとかなりの時間と工数が必要になるため、一括資料請求を利用するようにしましょう。
比較せずに導入してしまい、効率化を実感できず別のツールの導入し直しにより150万円以上余計にかかってしまったという失敗例もあります。
また、設定やメンテナンス面の扱いが難しく、限られた人に作業が集中し、以前よりも効率的でなくなってしまったという人材面での不都合も生じやすくなります。
RPAツールの導入検討段階では、すこし時間がかかったとしても資料請求で丁寧に比較・検討しましょう。
RPAツール(自動化ツール)でできること・できないこと
次に、RPAツール(自動化ツール)では何ができて何ができないのか、それぞれ見ていきましょう。
RPAツール(自動化ツール)でできること
RPAツール(自動化ツール)でできるのは、「定型業務」と呼ばれるものです。
具体的には、決まった作業を繰り返すような仕事や、マニュアル通りにやればできる仕事などがRPAツール(自動化ツール)でできるようになります。
具体的には、以下のような作業をRPAツール(自動化ツール)で自動化できます。
- 伝票の入力
- 請求書の管理や発行
- データの収集と分析
- システムのメンテナンス など
RPAツール(自動化ツール)でできないこと
一方、RPAツール(自動化ツール)でできないことは主に「発想力が必要なもの」と「臨機応変な対応が必要なもの」です。
RPAツール(自動化ツール)が決められたことしかできないため、発想や臨機応変な対応は苦手としています。
具体的には、以下のような作業を自動化するのは難しいでしょう。
- 営業
- 取引先との交渉や契約
- クレームへの対応
- 企画立案
- デザインなどクリエイティブな仕事 など
ただし、これらの業務は「現時点ではできない」というだけです。
今後、技術が進歩していけば、上記のような業務も自動化できる可能性があります。
自動化したい内容に最も適したシステムを導入できるように、検討段階では複数社のシステムを比較するようにしましょう。
【総合力が高い】RPAツール(自動化ツール)比較5選
RPAツール(自動化ツール)の中でも、特にシェアが高く、多くの人に支持されているツールは総合力が高くておすすめです。
数あるRPAツール(自動化ツール)の中でも、特に総合力が高いものは以下の5つと言えます。
それぞれのRPAツール(自動化ツール)について詳しく見ていきましょう。
おすすめのRPAツール比較①batton
battonは、数々のRPAアワードを受賞しているRPAツールです。
業種や業務、企業規模を問わずに、あらゆる業務の自動化に適しています。
料金は月額サポート付きで148,000円からとなっていますが、1つのライセンスで社内のパソコンに無制限で導入できるので、規模の大きい会社に特におすすめです。
AIがパソコン上の画像や解像度を自動で検出してくれるため、1つのパソコンで学んだことを他のパソコンでも再現できる点も魅力です。
サポートも充実しており、業務の自動化ノウハウがない企業でも最適な方法で、導入・定着・目標達成を支援してくれます。
- 実績の多いサービスを探している
- 導入サポートを活用したい
- 見やすくわかりやすいシステムを探している
おすすめのRPAツール比較②アシロボ
アシロボは月給5万円のコスパ最強RPAツールです。
中小企業からでも導入できる価格帯であることが魅力と言えます。
低価格でありながら、完全無料のサポート付です。
導入実績としても『株式会社朝日新聞社』・『株式会社読宣』・『株式会社リクルート』など名だたる企業が名を連ねており、実績としても申し分ありません。
無料体験版もあるので、まずは導入してみたいという場合でもおすすめです。
- 低コストで運用したい
- 導入サポートを活用したい
- 実績の多いサービスを探している
おすすめRPAツール比較③BizRobo!
BizRobo!はRPAテクノロジーズが提供しているRPAツール(自動化ツール)です。
これまで10万以上のロボットを開発してきたノウハウが蓄積されているのが強みです。
製品ラインナップが豊富で、小規模に始められるBizRobo! miniや特に人気が高いサーバー型のBizRobo! Basicなどさまざまな種類があります。
また、書類のスキャニングに特化したBizRobo! Documentなど、特定の業務に特化したRPAツール(自動化ツール)も揃っています。
- 無制限にロボット作成したい
- 充実したサポートを求める
- 簡単に操作できるRPAを探している
おすすめのRPAツール比較④UiPath
UiPathは特にユーザーからの人気が高いRPAツール(自動化ツール)です。
日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021のRPAソフト/サービス部門では2年連続で1位を獲得しています。
コーディングが不要で直感的な操作でRPAツール(自動化ツール)を導入できるのが魅力的です。
多くの企業から選ばれていて、国内RPA市場の売上シェアで1位を獲得しています。
- 無料トライアルを行って試したい
- AIなど多くの機能を使用したい
- 難しい操作を行いたくない
おすすめのRPAツール比較⑤BluePrism
BluePrismは大規模な運用管理に強みがあるRPAツール(自動化ツール)です。
各部署を横断するような大規模な業務も残さず自動化できます。
ドラッグアンドドロップでシンプルに操作できるのも魅力的です。
セキュリティ性にも優れていて、管理者は部署ごとにアクセス権限は作業範囲を定められ、ログイン履歴などを閲覧することもできます。
- 大規模な運営を行いたい
- 直感的な操作を行いたい
おすすめのRPAツール比較⑥Automation Anywhere
Automation Anywhereは90カ国以上で16年以上事業を展開してきた豊富な実績を持つRPAツール(自動化ツール)です。
専門家からの評価も高く、多くの受賞を受けています。
運用中にパフォーマンスの分析もでき、自動化の精度を挙げていけるのも特徴です。
- 様々な業種を扱っている
- 多機能性を求める
- データ分析なども行いたい
おすすめのRPAツール比較⑦WinActor
WinActorはNTTグループが提供するRPAツール(自動化ツール)です。
実際の操作を録画すればすぐに自動化できて直感的に操作でできるため、技術に明るくない人でも簡単に業務を自動化できます。
柔軟なニーズに答えられるようにNTTに認定された講師や全国のパートナー企業によるサポートを受けることも可能です。
- プログラミングせず自動化を行いたい
- Windowsを使用している
- 導入後のフォローもお願いしたい
【低価格】RPAツール(自動化ツール)比較4選
RPAツールを使い始めたいと思っても、価格が高いと躊躇してしまいますよね。
特に中小企業だと大きな予算はかけられないものです。
数あるRPAツール(自動化ツール)の中でも、特に価格が安くて助かるのは以下の4つです。
それぞれのRPAツールについて詳しく見ていきましょう。
価格が安いRPAツール比較①EzRobot
EzRobotは、月額5万円から導入できるRPAツールです。
業種や業務、企業規模を問わずに、あらゆる業務の自動化に適しています。
わかりやすいUIが魅力で、一般事務の方でも使いこなすことができます。
中小企業の現場を考えて設計されており、リリースから1年半で350社以上の企業への導入に成功した実績があります。
導入サポートも徹底しているので、RPA導入・定着についての不安もとことん相談できます。
- 実績の多いサービスを探している
- 導入サポートを活用したい
- 見やすくわかりやすいシステムを探している
価格が安いRPAツール比較②Asteria Warp Core
Asteria Warp Coreは国内でも8,000社以上が導入するRPAツール(自動化ツール)です。
初期費用0円、月額3万円の低価格から導入することができます。
直感的な操作が可能で、プログラミングの知識がなくても業務自動化が可能です。
- 初期費用をかけたくない
- Excelを自動化したい
価格が安いRPAツール比較③Autoジョブ名人
Autoジョブ名人はブラウザを操作できるだけでなく、Windowsのアプリケーションも操作できるRPAツール(自動化ツール)です。
年間18万円から利用開始することができます。
- コスパを最優先で考えたい
- 使いやすいサービスを探している
価格が安いRPAツール比較④BizteX cobit
BizteX cobitは直感的な操作でユーザビリティが高く、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
作業を数回行えば、その作業を記憶して自動化することができます。
導入コストも安く、月額10万円、最短即日から利用開始できます。
- 誰でも使用できるサービスを探している
- 多様なサポートを求める
価格が安いRPAツール比較⑤Robo-Pat DX
Robo-Pat DXは中小企業向けに開発されたRPAツール(自動化ツール)です。
画面設計がわかりやすいため、初心者でも操作しやすくなっています。
料金は月額12万円で、繁忙期のみロボットを追加するなど柔軟な対応ができる点が魅力的です。
導入した企業の満足度は96%と高い評価を得ています。
- 実績のあるサービスを使用したい
- 無料でサポートを使用したい
【簡単操作】RPAツール(自動化ツール)比較3選
いくら性能の高いRPAツール(自動化ツール)でも、操作が難しくて使いこなせなければ意味がありません。
数あるRPAツールの中でも、操作が簡単で初心者でも使いやすいものは以下の3つです。
それぞれのRPAツールについて詳しく見ていきましょう。
操作性が抜群のRPAツール比較①パトロールロボコン
パトロールロボコンは独自のプログラムで大規模なデータ運用から複雑な処理まで自動化できるツールです。
シナリオ開発を支援するツールがあり、簡単な操作で業務を自動化できます。
これまで多くの企業で作業の無人化を実現してきた実績があります。
- 自由度が高いサービスが良い
- 低コスト低リスクで運用したい
操作性が抜群のRPAツール比較②ipaSロボ
ipaSロボはサーバー型・デスクトップ型のRPAツール(自動化ツール)です。
導入のしやすさと操作の難易度の低さが特徴的です。
直感的に操作できる他、デスクトップ版なら1台のPCから運用することも可能です。
- システム連携を実現したい
- 様々なサポート体制を求めている
- スモールスタートで導入コストを抑えたい
操作性が抜群のRPAツール比較③NEC Software Robot Solution
NEC Software Robot Solutionは純国産のRPAツール(自動化ツール)で簡単な操作で自動化が可能です。
実行状況の確認なども行えるため、安心して自動化することができます。
自社にRPAツール(自動化ツール)のノウハウを蓄積したいという企業向けに、技術サポートや教育サービスも提供しています。
→NEC Software Robot Solutionの資料を見る
- 直感的に操作できるサービスを探している
- 小さな業務から自動化したい
【業務特化型】RPAツール(自動化ツール)比較2選
数あるRPAツールの中でも、特定の業務に特化しているものは以下の2つです。
それぞれのRPAツールについて詳しく見ていきましょう。
特定の業務対応ありのRPAツール比較①NICE Robotic Process Automation
NICE Robotic Process Automationはコールセンター業務に特化したRPAツール(自動化ツール)です。
コールセンターでは電話の対応が基本になりますが、それと平行して書類や帳簿への記入、請求、発注などの入力業務や処理業務が多くあります。
NICE Robotic Process Automationではこれらの業務を自動化し、人間によるミスを防ぐことができます。
顧客との会話やチャットの内容を分析してスタッフが必要とする情報を引き出すことまで可能です。
→NICE Robotic Process Automationの資料を見る
- コールセンター業務を自動化したい
- 顧客情報をうまく活用したい
特定の業務対応ありのRPAツール比較②HRRobo For SAP HCM
HRRobo For SAP HCMは人事部門に特化したRPAツール(自動化ツール)です。
人災採用、人事プロセス、福利厚生の管理などの業務を自動化することができます。
導入コンサルティングや運用支援などのサポートも行っているようです。
- 人事業務を効率化したい
- サポート体制を求める
RPAツール(自動化ツール)を比較する6つのポイント
RPAツール(自動化ツール)は数多く存在します。
そんなRPAツール(自動化ツール)は以下の6つのポイントで比較するのがおすすめです。
それぞれの比較ポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント①:大手のRPAツール(自動化ツール)を選ぶ
RPAツール(自動化ツール)を比較するポイントとしてまず挙げられるのが、大手のRPAツール(自動化ツール)を選ぶことです。
RPAツール(自動化ツール)の中でも、特に多くの人に利用されている大手のツールなら安心して利用することができます。
さまざまな会社に選ばれているツールは総合力が高く、あなたの会社でも役立つ可能性が高いでしょう。
ポイント②:RPAツール(自動化ツール)操作性で選ぶ
RPAツール(自動化ツール)を操作の簡単さで選ぶという方法もあります。
いくら高性能なRPAツール(自動化ツール)でも操作が難しく使わなくなってしまっては意味がありません。
特に社内にプログラミングなどの技術に明るい人がいない場合、できるだけ直感的に操作できるようなツールを選ぶと良いでしょう。
たとえば、実際の業務を行うだけで作業の手順をフローチャートにしてくれるようなツールであれば簡単に使いこなすことができます。
ポイント③:自動化したい業務で選ぶ
RPAツール(自動化ツール)を自動化したい業務で選ぶという方法もあります。
RPAツール(自動化ツール)によって、何を自動化するのが得意か変わってくるからです。
RPAツール(自動化ツール)の中には、特定の業務に特化したものもあります。
たとえば、今回紹介するRPAツール(自動化ツール)の中には、コールセンター業務に特化したものや人事の業務に特化したものがあります。
ポイント④:価格で選ぶ
RPAツール(自動化ツール)価格で選ぶという方法もあります。
特に中小企業の場合、大企業に比べて自動化できる業務が少なく、予算も限られています。
そのため、できるだけ低価格で導入できたらうれしいですよね。
そんな時には安価で導入できる自動化ツールを検討してみましょう。
ポイント⑤:セキュリティの高さで選ぶ
セキュリティの高さで選ぶという方法もあります。
RPAツール(自動化ツール)は便利ですが、セキュリティのリスクがある場合があります。
たとえば、RPAツール(自動化ツール)の中でもクラウド型はインターネット通信を行う必要があるので、比較的セキュリティが弱いと言われています。
セキュリティを重視している企業の場合は、できるだけセキュリティリスクが抑えられる自動化ツールを選ぶと良いでしょう。
ポイント⑥:社内システムとの相性で選ぶ
社内システムとの相性で選ぶという方法もあります。
RPAツール(自動化ツール)の中には、あなたの社内システムに対応している場合もあれば、対応していない場合もあります。
RPAツール(自動化ツール)を選ぶ時には、社内システムとの相性も確認しておくようにしましょう。
このようにRPAツールは複数のポイントを押さえて抑えて選ぶ必要があります。
より効率的で自社に適したツールを導入できるよう、検討段階ではできるだけ多くのシステムを比較することをおすすめします。
RPAツール(自動化ツール)の3つの種類
RPAツールには大きく分けて以下の3つの種類があります。
それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
デスクトップ型
デスクトップ型は1台のパソコンにダウンロード・インストールできるRPAツールです。
自動化できる業務がごく限られている場合に便利です。
他のRPAツールに比べて、導入費用も安めに設定されている場合が多いです。
サーバー型
サーバー型はライセンスを使って会社の全体のパソコンで利用できるRPAツールです。
自動化できる業務が多く、複数のロボットを連携して稼働していきたい場合に便利なタイプです。
インターネット接続を行わないことから、クラウド型に比べてセキュリティが強固なのが魅力的です。
クラウド型
クラウド型は全社で利用でき、機能が更新された時にすぐにアップデートを受けられることが便利なタイプです。
サーバー型に比べて安価に導入できる点も魅力的です。
会社や自動化したい内容によって最適なタイプが異なってきますので、複数社のシステムを比較することをおすすめします。
RPAツール(自動化ツール)の3つのメリット
RPAツールを導入することには以下のような3つのメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
RPAツールのメリット①:単純作業以外の業務に専念できる
RPAツール(自動化ツール)の最大のメリットはやはり単純作業から解放される点です。
単純作業は決まりきった仕事で多く時間が取られる分、ミスを防ぐために注意して取り組まなければならず、これまで従業員の大きな負担になってきました。
しかし、RPAツール(自動化ツール)を導入すれば、その間従業員は人間にしかできない業務を行うことができます。
RPAツール(自動化ツール)は人間がいない間も業務を行ってくれる点も魅力的ですね。
これらの理由から、RPAツール(自動化ツール)を導入すれば会社全体の生産性を大きく向上できます。
RPAツールのメリット②:人件費が削減できる
RPAツール(自動化ツール)は、人件費を削減できる点もメリットと言えます。
人件費は会社にとって大きな費用になります。
そんな人件費をロボットでもできる単純作業のために使うのはあまりにももったいないです。
RPAツール(自動化ツール)でこれまで人が行っていた業務をロボットに行わせれば、より低い費用で業務をこなすことができます。
人間はその間に違う仕事ができるため、人件費をより成果に結びつけることが可能です。
RPAツールのメリット③:ヒューマンエラーを予防できる
RPAツール(自動化ツール)はヒューマンエラーを予防できる点もRPAツールのメリットと言えます。
ヒューマンエラーは主に不注意から起こりますが、ロボットに不注意という概念はなく、ルール通りに忠実な仕事を行うため、数値の打ち間違いなどのミスを起こしません。
そのため、RPAツール(自動化ツール)に業務を行わせれば人が業務を行う負担から解放されるだけでなく、よりミスなく業務を行えるのです。
RPAツール(自動化ツール)の3つのデメリット
RPAツールの導入には以下のような3つのデメリットもあります。
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
RPAツールのデメリット①:不正利用で情報漏えいする可能性がある
不正利用によって情報漏えいする可能性がある点についてはRPAツール(自動化ツール)のデメリットと言えます。
特にインターネットに接続する必要があるクラウド型のRPAツール(自動化ツール)の場合、インターネット接続経由で侵入される可能性があります。
特に機密性の高いデータを扱っている業務の場合、セキュリティ対策はきちんと行っておく必要があります。
RPAツールのデメリット②:システム障害で業務が停止する可能性がある
システム障害で業務が停止する可能性がある点についてもRPAツール(自動化ツール)のデメリットと言えます。
たとえばサーバーやパソコンなど、システムに障害が発生してしまうとRPAツールは動くことができません。
そんな時に誰も業務をどのように行うか把握できてないと、業務に支障が出てしまいます。
自動化する時には、これまで業務をどのように行っていたかマニュアルを作っておく必要があるでしょう。
RPAツールのデメリット③:誤動作の可能性がある
誤動作の可能性がある点もRPAツール(自動化ツール)のデメリットと言えます。
RPAツール(自動化ツール)はルール通りに忠実に業務を行いますが、臨機応変に対応する能力はないため、例外が発生した時に誤動作してしまう可能性があります。
誤動作が起こった時に即時に対応できるよう、自動化について詳しい担当者を置いておくことなどの対応策が必要と言えます。
RPAツール(自動化ツール)を実際に導入する7つの手順
RPAツール(自動化ツール)を実際に導入する時には、以下のような手順を踏むのがおすすめです。
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
RPAツールの導入手順①:プロジェクトチームを立ち上げる
RPAツール(自動化ツール)を実際に導入する時にはまずプロジェクトチームを立ち上げると良いでしょう。
RPAツール(自動化ツール)を導入する時にはこれから説明するさまざまな業務を行う必要が出てくるからです。
この時に、プロジェクトを主導する人の他に、自動化する業務を実際に行っていた人を加えるとスムーズな自動化が実現できるでしょう。
RPAツールの導入手順②:自動化する業務を1つ選択する
RPAツール(自動化ツール)を導入する時には、最初から全業務に適用するのではなく、まずは自動化する業務を1つ選んで自動化してみるのがポイントです。
初めは小規模にRPAツールを導入すれば、万が一失敗した時のリスクが少ないからです。
最初に選ぶ業務としては、「業務上かならず行わなければならないものの、発生してからすぐ行う必要がないもの」が適切でしょう。
このような業務は自動化に失敗したとしても、人力でカバーしやすいからです。
RPAツールの導入手順③:RPAツールの運用ルールを整備する
次に、RPAツール(自動化ツール)の運用ルールを整備しましょう。
後々の混乱を避けるためにも、「例外が発生した時に誰に報告すれば良いのか」などを決めておく必要があります。
できれば事前に整備しておいたほうが無難ですが、状況が許す場合はRPAツール(自動化ツール)を実際に導入しながらどのようなルール作りが必要なのか考えていく手段もあります。
RPAツールの導入手順④:RPAツールを導入する
次に、いよいよRPAツール(自動化ツール)を導入します。
自動化する業務に合わせて導入するRPAツールを選択し、連絡を取って実際に導入してみましょう。
失敗した時のリスクを抑えるため、最初はトライアル版を導入できるツールを選ぶと良いでしょう。
RPAツールの導入手順⑤:小規模に運用開始する
RPAツール(自動化ツール)を導入したら、次はいよいよ小規模な運用を開始します。
まずは手順②で選択した業務を自動化してみましょう。
自動化する方法がわからない場合は、細かなサポートを受けられるRPAツール(自動化ツール)を導入するのがおすすめです。
RPAツールの導入手順⑥:成果を確認する
次に、自動化によって得られた成果を確認します。
実際に削減できた時間などを計算し、RPAツール(自動化ツール)のコスパがどの程度なのか明らかにしましょう。
また、実際に導入することでわかった課題についても整理しておくと良いでしょう。
社内全体に導入する方向になった場合、本格導入するためにかかる費用も計算しておく必要があります。
RPAツールの導入手順⑦:大規模に導入する
最後に、RPAツール(自動化ツール)を大規模に導入します。
社内の業務のうち、自動化できそうなものにRPAツールを使ってみましょう。
最初はさまざまな問題点が出てくる可能性があるので、安定した運用ができるようになるまで定期的に確認しておくべきです。
RPAツール(自動化ツール)の比較のまとめ
RPAツール(自動化ツール)は単純作業を削減することができるツールです。
RPAツール(自動化ツール)を比較するポイントとしては以下のようなものが挙げられます。
おすすめのRPAツール(自動化ツール)はポイントごとに以下のようになっています。
RPAツール(自動化ツール)には以下のような3つの種類があります。
RPAツール(自動化ツール)のメリットは以下の3つです。
一方、RPAツール(自動化ツール)には以下のような3つのデメリットもあります。
RPAツール(自動化ツール)を実際に導入する手順は以下のとおりです。