サイト売買とは、Webサイトを売りたい人と買いたい人が取引することです。
現在ではWebサイトの市場価値が高くなり、高額で取引されることも多くなっていますよね。
しかし、サイト売買の金額が大きくなるほど、契約上のトラブルも数多く発生しています。
では、サイト売買におけるトラブルとは、どういったものがあるのでしょうか。
上記のような疑問にお応えするために、この記事ではサイト売買で起きるトラブルと解決策を具体的にご紹介します。
この記事を読むことで、トラブルや詐欺を事前に避けることができ、安全でスムーズなサイト売買ができるでしょう。
最後までお読みください。
- サイト売買のトラブルには、Webサイトの買い手が被害にあうものや、売り手の損害になるものまで多種多様
- 買い手側がサイト売買時に気をつけるべきトラブルには、不正なSEO対策のWebサイトや、PV数やアクセス数の虚偽などがある
- 売り手側がサイト売買時に気をつけるべきトラブルには、Webサイトの情報が抜き取られることや、お金が支払われないことがある
- サイト売買でのトラブルを防止するには、Webサイトの情報確認や検収期間を設けること、契約書内容を確認すること
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目次
サイト売買にはどんなトラブルがある?
サイト売買のトラブルには、Webサイトの買い手が被害にあうものや、売り手の損害になるものまでさまざまです。
Webサイトを譲渡したのにも関わらず、料金が入金されない場合や、Webサイトを買収したが事前に聞いていた情報と全く違っているなどがあるでしょう。
その他にも、契約途中で取引相手が音信不通になってしまう場合もあります。
こういったトラブルに巻き込まれないようにするには、どういったトラブルや詐欺があり、どのように防げるのかを知っておく必要があるでしょう。
売り手も買い手も気持ちよくサイト売買を行えるように、トラブルにならないようなサイト売買のポイントを抑えておくことが重要です。
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サイト売買時に気をつけるべきトラブルと解決策【買い手側】
ここでは、買い手側のサイト売買時に気をつけるべきトラブルと、その解決策をご紹介します。
ここでご紹介する解決策を事前に把握しておくことで、トラブルを事前に防いだ上でスムーズなサイト売買が可能になるでしょう。
不正なSEO対策をしているWebサイトだった
取引しているWebサイトが、不正なSEO対策をしているWebサイトだったというトラブルです。
Webサイトの情報を確認する際には、収益やアクセス数などの数値を確認することは重要です。
しかし、その数値が不正なSEO対策によるものだった場合、注意が必要でしょう。
不正なSEO対策とは、自作自演の被リンクの獲得や、被リンクの購入などがあげられます。
また、他のWebサイトの記事をコピーして投稿する、コピーコンテンツを行っている場合もあるでしょう。
このような不正を行ったWebサイトは、検索エンジンからのペナルティを受けてしまう可能性があります。
検索エンジンからのペナルティを受けてしまうと、検索順位が落ちてしまい、最悪の場合には検索結果から除外されてしまうでしょう。
不正なSEO対策を行っているWebサイトを買収してしまった場合、買収後すぐに収益が入らなくなってしまう危険性もあります。
不正なSEO対策をしているWebサイトに対する解決策
買収予定のWebサイトが投稿しているいくつかのコンテンツを、ツールを利用して確認しておきましょう。
無料の被リンクチェックツールや、コピペチェックツールを利用することで、そのコンテンツが不正を行っているかを簡単に確認できます。
Webサイトの全てのコンテンツをチェックする必要はなく、いくつかのコンテンツを確認するだけである程度確認できるでしょう。
明らかに異常な数値の被リンクを獲得している場合や、コピペに当てはまる数値が出た場合は買収を避けることをおすすめします。
また、売り手に対して、コンテンツ制作の際のこだわりや、目的をしっかりと確認しておくことも大切です。
質問への答えが、明確でしっかりとした意志のあるものであれば、安心していいでしょう。
一方で、質問への答えがあいまいな場合や、他の人に任せっきりにしている場合は、注意が必要です。
サイト売買を行う際には、買収予定のWebサイトが不正なSEO対策を行っていないかどうかを必ず確認しましょう。
PV数やアクセス数の虚偽
PV数やアクセス数を、偽って提示していたというトラブルがあります。
基本的に売り手が提示してきたWebサイトの情報や数値は、ツールを使った偽りのないデータであることがほとんどです。
しかし、売り手が本当の数値を偽って、虚偽のデータを買い手に提示する危険性がないとは言い切れません。
またサイト売買サービスや個人間での直接交渉の場合、仲介人を挟まないことが多いので、基本的に売り手から言い渡される情報が全てとなるでしょう。
しかし、その情報は確認する方法がないため、相手の言葉を信じるしかないですよね。
このようなトラブルが発生しないように、どのような対策が必要なのでしょうか。
PV数やアクセス数の虚偽に対する解決策
PV数やアクセス数の虚偽などのトラブルを防ぐためには、サイト売買の際にWebサイトの移管が完了した後にお金を支払うことです。
サイト売買の基本的な流れとして、ドメインやWebサイトが移管されてから、金額を売り手に支払います。
ドメインやWebサイトを移管している際に、PV数やアクセス数などの数値に虚偽がないかしっかりと確認しておきましょう。
万が一そのタイミングで虚偽が発覚すれば、もちろん契約は無くなりますが、大切なお金を失わなくて済むでしょう。
特に、個人間での口約束でサイト売買を行う際には注意が必要です。
Webサイトの売り手から「早めにお金が必要なので、Webサイトを移管する前にお金を支払ってほしい」と言われた時には特に慎重な行動が求められます。
初めてサイト売買を行う場合、このような状況になると先にお金を支払ってしまう可能性があるでしょう。
もしうっかり先にお金を支払ってしまい、ふたを開けるとWebサイトの数値が全く違っていた場合、支払ったお金は戻ってこないことがほとんどです。
Webサイトの数値が虚偽かもしれないという疑いの目も忘れずに、安全にサイト売買を行いましょう。
アフィリエイトの引き継ぎや停止について
アフィリエイトの引き継ぎが可能か、譲渡後にアフィリエイトが停止されないかどうかも確認しておくことをおすすめします。
アフィリエイトサービスの引き継ぎができなかった場合、譲渡後のWebサイトの収益が大きく低下してしまう可能性があります。
買収予定のWebサイトがアフィリエイトで収益を得ている場合は、下記のポイントをしっかりと確認しておきましょう。
- どこのアフィリエイトサービスを利用しているのか
- 商品単価はいくらか
- 特別短歌の提携はあるのか
- 引き継ぎが可能なのか
また、譲渡後にアフィリエイト案件が停止し、収益が発生しなくなるケースもあります。
急な掲載停止を告知される可能性もあるので、取り扱っているアフィリエイトが譲渡後に掲載停止にならないかしっかり確認しておきましょう。
アドセンスの審査の確認
Webサイトの譲渡後にアドセンスの審査が全く通らないことも、買い手側によくあるトラブルです。
このトラブルは、買収予定のWebサイトのこれまでの運用歴が長いほど起きやすい特徴があります。
Webサイトを開始してすぐにアドセンス審査を受け、その時は簡単にアドセンス審査を通ったが、記事数の増加により今は審査に通らないといったケースです。
また記事数が増加したことによって、低品質なコンテンツも増えてしまい、審査に通らなかったことが考えられます。
買収予定のWebサイトがアドセンスによって収益を上げている場合、アドセンスの審査の通過は今後の収益に関係します。
このような場合、どのような解決策があるのでしょうか。
アドセンスの審査に関する解決策
アドセンスによる収益が大きいWebサイトを買収する場合は、契約の際にアドセンスの審査通過を契約成立の条件にすることがおすすめです。
アドセンスに通過しなければ譲渡が成立しないので、買い手は安心して購入できるでしょう。
しかし、売り手にとってリスクが増えてしまうので、価格交渉を再度行う必要があります。
買収後のコスト
買収後に思いもよらない運営コストが必要になることも、トラブルの原因となります。
特に個人ブログなどでよくあるパターンですが、売り手が自分でコンテンツを制作している場合、人件費や外注費が含まれていないケースがあります。
実際にWebサイトを買収した後に、ライターへのコンテンツの外注や、買い手が自分で行う編集作業などに大きなコストがかかってしまうでしょう。
買収後のコストに関する解決策
買収後のコストがどのくらい必要になるのかを、交渉の段階で確認しておきましょう。
また、コンテンツを自分で制作できる人は問題ありませんが、外注を予定している場合には外注のコストも頭に入れておく必要があります。
在庫商品の質が悪い
ECサイトなどの在庫商品の質が悪いことも、トラブルにつながります。
ECサイトを譲渡する場合、Webサイトだけでなく在庫商品も含めて譲渡される場合があります。
しかし、譲渡された在庫商品の質が悪い場合や、保管管理が徹底されておらず売り物にならない場合もあるでしょう。
こういった在庫商品の質に関して、多くのトラブルが発生しています。
在庫商品の質が悪いことに関する解決策
交渉の段階でWebサイトの確認だけでなく、商品を保管している場所の環境や在庫商品の状況をしっかりと確認しておきましょう。
口頭での説明だけでなく、実際の倉庫や商品の写真を送ってもらう場合や、直接見せてもらうこともおすすめです。
サイト売買契約が完了した後になって、商品が壊れていたり、汚れていたりするといったトラブルにならないように注意が必要です。
競業避止義務について
競業避止義務について知っておくことは、トラブルを事前に防ぐことにつながります。
競業避止義務とは、売り手はWebサイトを譲渡した後の一定期間は、同じようなWebサイトを運営してはいけないという法律のことです。
このようなトラブルが起こってしまうと、買い手が買収したWebサイトの収益が上がらなくなってしまう可能性があります。
取引するWebサイト以外にも、売り手がどのようなWebサイトを運営しているのかをしっかりと確認しておきましょう。
この際に他のWebサイトの詳細について答えられないといった回答の場合、買収を断ることも検討することをおすすめします。
Webサイトが引き渡されない
Webサイトが引き渡されずにお金だけ持ち逃げされるといったトラブルも、サイト売買でよくある問題です。
このトラブルに関してはサイト売買市場だけではなく、どんな業界の取引でも話題に上がりますよね。
サイト売買では、Webサイトを売ってくれる人にお金を渡したが、Webサイトが譲渡されずにそのまま連絡が取れなくなってしまう危険性があります。
その他にも、ECサイトでのサイト売買で、在庫商品も譲渡予定だったのにECサイトのみの譲渡しかされないケースもあります。
このようなトラブルに対する解決策は下記の通りです。
Webサイトが引き渡されないことに関する解決策
このようなトラブルに巻き込まれてしまった場合、大きな金銭的損失となります。
また、このようなトラブルを法的に処理することは、時間や手間が必要になりますし、非常に難しいといえます。
警察や弁護士に相談したとしても、必ず解決できるわけではないでしょう。
このようなトラブルを避けるためには、契約書を取り交わす段階で、しっかりと契約内容を確認しておきましょう。
サイト売買の契約書に関して、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参照:サイト売買の契約書の作成方法をご紹介!気をつけるべきポイントも詳しく解説!
また、仲介者に決済の代行を任せることができる「エスクローサービス」を利用することもおすすめです。
エスクローサービスでは、仲介者が買い手からお金を一時的に預かり、Webサイトの譲渡が完了してから売り手にお金を渡してくれるサービスです。
仲介業者を間に挟まない個人間でのサイト売買を行う場合には、契約書の作成を徹底しエスクローサービスを利用することをおすすめします。
Webサイト内の著作権に関するトラブル
Webサイト内の著作権に関するトラブルも、注意が必要です。
著作権とは、写真や音楽などの創作物が誰のものなのかを証明する権利のことです。
著作権は特別な手続きを行わなくても自然に発生し、もし著作権を持っている場合は他人に譲渡できます。
サイト売買では、Webサイトの中の画像や動画に関しての著作権問題が発生しています。
サイト売買でWebサイトを譲渡した後に、売り手から「コンテンツ内の画像の使用料」の請求がくるといったトラブルです。
譲渡されたのはWebサイトのみのため、コンテンツ内の画像には売り手の著作権が適用されていたということです。
こういったトラブルを避けるためには、下記のような対策を行いましょう。
Webサイト内の著作権に関するトラブルの解決策
著作権に関するトラブルを避けるためには、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
Webサイトや譲渡されるものの全ての契約は、契約書の中に全て記載する必要があるでしょう。
そのため、契約書を作成する前に、下記の点を確認しておきましょう。
- 著作権を侵害している画像や文章の有無
- 画像や記事の支払いを終えているか
- Webサイトを運営する上で必要な著作権を全て譲渡してくれるか
また、コンテンツの画像などの著作権を売り手が持っていない場合は、著作権を持っている人に、継続して掲載させてもらえるよう交渉しましょう。
さらに、漫画の画像や有名人の写真を掲載することは、そのほとんどが黙認されています。
しかし著作権の侵害にあたる危険性は十分にありえるので、使用しないようにすることをおすすめします。
また、著作権の侵害があった場合の損害賠償についてを、契約書に明記しておくこともトラブルの防止につながるでしょう。
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サイト売買時に気をつけるべきトラブルと解決策【売り手側】
ここでは、売り手側のサイト売買時に気をつけるべきトラブルと、その解決策をご紹介します。
ここでご紹介する解決策を事前に把握しておくことで、トラブルを事前に防いだ上でスムーズなサイト売買が可能になるでしょう。
Webサイトの情報が抜き取られる
交渉段階でWebサイトの情報が抜き取られ、譲渡に至らずに買い手と音信不通になってしまうといったトラブルがあります。
サイト売買では、仲介会社を入れても個人間での取引でも同様に、買い手に対してWebサイトの情報を開示する必要があるでしょう。
しかし、悪質な詐欺だった場合、Webサイトの情報を開示した瞬間に連絡がつかなくなることがあります。
Webサイトの収益やアクセスなどの数値や、広告運用などの情報を抜き取られた場合、その手法を真似される危険性があります。
同じような手法のWebサイトが公開されてしまうと、自社のWebサイトの収益に大きく影響するかもしれません。
このようなトラブルを避けるためには、下記の解決策をおすすめします。
Webサイトの情報が抜き取られることに関する解決策
Webサイトの情報が抜き取られることに関する解決策は、サイト売買を行う取引相手を慎重に選択することが大切です。
買い手に対してWebサイトの情報開示をせずに、サイト売買を行うことは不可能でしょう。
買い手が提示してきた条件が魅力的だったとしても、一度落ち着いて買い手がどういった相手なのかを把握することが重要です。
条件を魅力的にして売り手を慌てさせ、急いでサイト売買を行わせようとすることは悪質な詐欺師の手段の1つです。
また、サイト売買サービスでは、売り手と買い手が情報を開示する前に秘密保持契約を締結することもあります。
秘密保持契約をお互いに結んでいることで、万が一契約を途中で解除してしまっても、売り手のWebサイトの情報を守ることができるでしょう。
このトラブルで重要なことは、急いで契約を進めるのではなく、買い手とのコミュニケーションをとりながら相手を知ることが重要です。
秘密保持契約を拒否する人や、すぐに契約したいといった相手の場合、疑いの目を持つこともトラブルを防ぐことにつながるでしょう。
お金が支払われない
Webサイトや関連する譲渡物を先に譲渡したが、買い手からのお金が支払われずにそのまま音信不通になってしまうというトラブルがあります。
特に多いのが、Webサイトそのものではなく、先にサーバーやドメインの情報やWordPressのログイン情報を伝えてしまい逃げられることがあるでしょう。
このようなトラブルを防ぐためには、どのような解決策があるのでしょうか。
お金が支払われないことに関する解決策
お金が支払われないことに関する解決策としては、契約する前や入金をしっかりと確認するまで何も譲渡しないようにしましょう。
契約書の内容を全て確認し、買い手からの入金を確認した上で、契約書の内容に沿った譲渡物を譲渡することが大切です。
また、買い手も先にお金を支払ってしまったら逃げられるかもしれないと感じている場合は、前述したエスクローサービスを利用しましょう。
エスクローサービスを利用することで、売り手も買い手も相手に逃げられる心配がなく、安心してサイト売買を行えるでしょう。
競業避止義務違反について
買い手のトラブルでも紹介しましたが、サイト売買には競業避止義務という法律が存在します。
しかし、それを知らずにいくつかの似たようなWebサイトを運営しており、Webサイト譲渡後に競業避止義務違反を犯してしまったというトラブルがあります。
競業避止義務を知っていたとしても知らなかったとしても、譲渡したWebサイトと同じようなWebサイトを運営することは違反となるでしょう。
競業避止義務違反に関する解決策
競業避止義務違反を犯さないようにするためには、Webサイトを売却する前に、買い手に対して同じようなWebサイトを運営していることを伝えましょう。
買い手に素直に話すことで、競業避止義務の条件を軽くすることができ、場合によっては無くすことも可能です。
譲渡後のサポート
譲渡後のサポートの期間や内容に関するトラブルは、サイト売買でもよく起こる問題です。
Webサイトを譲渡した後に、買い手からのサポートの連絡が毎日のようにきてしまい、対応に追われてしまうというトラブルです。
また、サポート期間を具体的に設定しておらず、何年もサポートしてしまうといったことにもなりかねません。
譲渡後のサポートに関する解決策
譲渡後のサポートに関しては、契約書を作成する段階でサポート期間や内容をしっかりと明記しておくことをおすすめします。
サイト売買での一般的なサポート期間は1〜3ヶ月で、場合によっては半年以上にわたってサポートする場合があります。
また、サポート内容についても契約書にしっかりと明記しておきましょう。
事前に買い手のWebサイトに関するスキルやSEOの知識、WordPressを利用できるかを確認した上で、どこまでサポートするかを決定しましょう。
さらに、交渉の段階で買い手の人間性の部分も見極めておくことをおすすめします。
交渉の態度や姿勢はどうか、必要以上に細かな質問はないかを確認し、サポートの際のイメージを作っておくことも大切です。
売却後のクレーム
Webサイトの売却後のクレームに関するトラブルも、少なくありません。
前述した譲渡後のサポートと同じような内容になりますが、Webサイトを譲渡した後に、たくさんのクレームを言ってくる買い手も存在します。
コンテンツの質が悪いためリライトを求める人や、コンテンツの画像を全て軽くしてほしいなどのクレームがあるでしょう。
またこういったクレームを、全て無償で求めてくる悪質な買い手も存在します。
こういったクレームにはどのように対応すればいいのでしょうか。
売却後のクレームに関する解決策
売却後のクレームに関する解決策は、契約段階でどこまでサポートするのかをお互いに認識しておくことです。
サポートの内容や範囲を定めておくことで、買い手からの必要以上のクレームを防ぐことができます。
また、Webサイトを移行する際に、買い手に対してWebサイトの内容をしっかりと確認しておくようにうながすことも重要です。
後々になって文句を言われないように、Webサイトに関する情報は具体的に開示し、買い手自身でも確認してもらうようにしましょう。
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サイト売買でのトラブルを防止するには
ここでは、サイト売買でのトラブルを防止するためのポイントをご紹介します。
ここでご紹介するポイントを抑えた上で、安全でスムーズなサイト売買を行いましょう。
Webサイトの情報を確認する
Webサイトの情報をお互いにしっかりと確認しておくことは、サイト売買でのトラブルの防止につながります。
特に買い手はWebサイトの情報をしっかりと確認しておくことで、譲渡後に実際に運営するWebサイトの内容とのギャップを無くすことができます。
また売り手もWebサイトのアクセス数や収益数などの具体的な数値、情報を正しく把握し、買い手に伝えることが大切です。
買い手も売り手もWebサイトの情報をしっかりと確認して、トラブルのないサイト売買を目指しましょう。
検収期間を設ける
研修期間を設けることも、サイト売買でのトラブルを防ぐポイントです。
サイト売買の基本的な流れとして、売り手と買い手の両方が取引を行うと同意したタイミングから検収期間を設けます。
検収期間では、Webサイトの内容が事前に説明された内容と相違がないかを、分析ツールなどの数値を元に確認します。
検収期間で行う確認内容は下記の通りです。
- PV数
- アクセス数
- 収益の金額・内訳
- 会員登録数
- 経費
Webサイトの収益に関しては、アフィリエイトで収益を上げているWebサイトの場合、譲渡後に収益がなくならないように、引き継ぎが可能か確認しましょう。
また、人件費や広告費などの経費がどのくらいかかっているのかも、事前の確認が必要です。
経費に虚偽が発覚してしまった場合、その時点で取引は終了します。
しかし、検収期間を設けて買い手がWebサイトをしっかりと確認していたとしても、譲渡後に検索エンジンのアップデートなどで収益が下がる可能性があります。
こういった外的要因での収益の低下は、売り手も保証できないため買い手で対応する必要があるでしょう。
契約書内容を確認する
契約書内容をしっかりと確認することも、サイト売買でのトラブルを防ぐことにつながります。
Webサイトを買収後に、万が一売り手の不正や虚偽が発覚した場合、契約書をしっかりと締結しておくことでリスクを避けられるでしょう。
また、トラブルが発生した時のために、どのような内容を契約書に記載するべきかを弁護士などの専門家に相談することも重要です。
サイト売買の契約書に関して、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
参照:サイト売買の契約書の作成方法をご紹介!気をつけるべきポイントも詳しく解説!
信頼できるサービス・仲介会社を利用する
信頼できるサイト売買サービスやM&A仲介会社を利用することも、トラブルを事前に防ぐことにつながります。
サイト売買のトラブルの多くは、個人間での取引の際に起こることがほとんどです。
しかし、サイト売買サービスやM&A仲介会社を利用することで、売り手と買い手が直接取引することなく、第三者を間に入れてサイト売買が可能です。
また、仲介者を間に挟むことで、詐欺まがいの業者や悪質な業者と出会わなくて済むでしょう。
M&A仲介会社であれば、売り手のWebサイトをすみずみまでチェックし、虚偽ではないことを事前に確認してくれます。
また、買い手のヒアリングも行い、具体的な購入の意思や姿勢に問題がなかった人だけが、売り手と交渉を行えます。
信頼できるサイト売買サービスやM&A仲介会社を利用することで、双方が安心してサイト売買を行えるでしょう。
サイト売買の安全なやり方については、下記の記事をご覧ください。
参照:サイト売買のやり方を解説!成功ポイントや価格相場も含めて紹介!
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トラブルを事前に防いで、安全にサイト売買しよう!
この記事では、サイト売買で起きるトラブルと解決策を具体的にご紹介しました。
サイト売買でのトラブルを防ぐためには、下記のポイントを抑えておきましょう。
サイト売買でのトラブルは、売り手と買い手のどちらも被害者になってしまう可能性があります。
お互いにトラブルのないスムーズなサイト売買を行うために、お互いにWebサイトの情報を確認し納得した上で、契約書を交わしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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