単身の引越しの相場はいくらでしょうか?
一人暮らしや単身での引越しの場合、単身向けのプランでお得に引越しできることがあります。
また、荷物のまとめ方や運搬方法、段ボールの入手方法についても工夫することで、引越し費用を抑えることができます。
この記事では、単身の引越しの相場や、お得な単身プランのある引越し業者を紹介していきます。
目次
単身引越しの料金相場は?
初期費用の支払いや家具家電の購入など出費が重なる時期なので、引越し費用はできるだけ抑えたいですよね。
それでは、単身の引越しにかかる費用の相場はいくらくらいなのでしょうか?
引越し料金は、時期によって大きな差があります。
単身の通常期(5月~1月)の引越し料金相場 | |||
---|---|---|---|
距離 | 〜50km未満 | 〜200km未満 | 〜500km未満 |
料金相場 | 36,049円 | 43,069円 | 52,887円 |
単身の繁忙期(2月・3月・4月)の引越し料金相場 | |||
---|---|---|---|
距離 | 〜50km未満 | 〜200km未満 | 〜500km未満 |
料金相場 | 47,620円 | 45,822円 | 53,211円 |
参考:SUUMO引越し見積もり
一般的に、繁忙期と呼ばれる2月、3月、4月は、通常期(5月~1月)と比べ、料金が高くなっています。
さらに、繁忙期は利用者が多いため、低価格の単身パックや単身プランの予約が取れない可能性があります。
引っ越しが決まったら、できるだけ早く格安プランの予約をしましょう。
おすすめ単身向け引越し業者4選とと口コミ・評判
単身パックがお得でおすすめの引越し業者4社の料金と口コミを見てみましょう。
おすすめの4社は下記の通りです。
- ヤマトホームコンビニエンス
- 日本通運
- サカイ引越センター
- ハトのマークの引越センター
引越し業者 | 単身パック名 | 価格 |
---|---|---|
ヤマトホームコンビニエンス | わたしの引越 | 15,400円 |
日本通運 | 単身パックS | 19,800円 |
サカイ引越センター | 小口便引越プラン | 要見積もり |
プロスタッフ | 単身引越しパック | 16,500円 |
ハトのマークの引越センター | 青春引越便 | 要見積もり |
おすすめ引越し業者①ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトホームコンビニエンスは単身パックがお得な引越し業者です。
割引も豊富なので、一度見積もりしてみるのがおすすめです。
対応エリアは全国です。
<価格目安>
料金は公開されていません。
<口コミ>
クロネコの引越しサービスはネットで見るだけで明確な料金が分かるので利用がしやすい。荷物が少量ならとても利用しやすかった。
引用:SUUMO
他の引越し業者と比較しても、値段も手頃であった。荷物の積み込みから荷下ろしまでがスムーズで丁寧に運んでくれていたのがよかった。
引用:SUUMO
おすすめ引越し業者②日本通運
日本通運は大手の総合運送企業で、安価な引越しサービスを提供しています。
運送業者だからこそのサービスが豊富で、さまざまな要望に応えてくれます。
<価格目安>
同一市区町村間料金 | 県内・都内間料金 | 遠距離料金 | |
---|---|---|---|
単身・荷物少なめ | 27,000円 | 42,000円 | 62,000円 |
単身・荷物多め | 34,000円 | 48,000円 | 73,000円 |
<口コミ>
迅速な対応と時間に正確な点に評価が集まりました。
時間に正確で、良心的
引用:引越し侍
作業も早く助かった。
引用:引越し侍
おすすめ引越し業者③サカイ引越センター
サカイ引越センターは、大手の引越し業者で「引っ越し件数8年連続No.1」となっています。
サービスが豊富で、必要に応じてサービスを選べるのが魅力です。
対応エリアは全国です。
<価格目安>
同一市区町村間料金 | 県内・都内間料金 | 遠距離料金 | |
---|---|---|---|
単身・荷物少なめ | 34,000円 | 35,000円 | 70,000円 |
単身・荷物多め | 45,000円 | 45,000円 | 110,000円 |
ファミリー | 60,000円 | 70,000円 | 200,000円 |
<口コミ>
見積もりの速さと納得のいく価格帯に評価が集まりました。
事前の見積もりもスピード感があり、後日領収書の再発行を依頼した際にはすぐに対応していただくことが出来た。
引用:引越し侍
見積もりを依頼した他社数社様も、早い連絡と見積もりに対応してくださり、ありがたかった。
引用:引越し侍
価格交渉の際も、提示された額に対して信頼できるものであった。
引用:引越し侍
おすすめ引越し業者④ハトのマークの引越センター
ハトのマークの引越センターは地域に密着したの引越業者が集まっている組合です。
それぞれのエリアごとの地域密着型の加盟店(業者)が業務を行ってくれます。
対応エリアは全国です。
<価格目安>
地域によって異なります。
<口コミ>
段ボールの大きさが他社よりも大きいという口コミが見られました。
段ボールの大きさが他社より大きく、荷造りしやすかったです。
引用:引越し侍
単身引越しパックとプランの違い・料金相場
単身の方が引越しする時には「単身パック」や「単身プラン」の利用が、引越し費用を抑えられるためおすすめです。
では「単身パック」や「単身プラン」の内容と料金の違いを見ていきましょう。
引越しの単身向けパックとは?
単身パックとは、一定サイズのコンテナを利用して荷物を運ぶ方法です。(段ボールの数を制限して単身パックとしている会社もあります。)
専用のトラックではなく、他の荷物や他の人のコンテナと合わせて運搬するため、費用を抑えることができます。
基本的に梱包や段ボールのサービスは行なっておらず、自分で段ボールの用意から荷造りまでを行わなければなりません。
ダンボールに入らない家電などは、スタッフが緩衝材などで梱包し、コンテナに積んでくれます。
家具家電が少ない、荷物のサイズが小さいといった方におすすめの方法です。
▼単身パックのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・引越し料金を安く抑えられ得る ・見積もりが不要なことが多い |
・運べる荷物のサイズや量に制限がある ・梱包や段ボールのサービスはないことが多い ・利用可能エリアに制限がある |
引越しの単身向けプランとは?
単身プランとは、通常の引越しプランと同様に、距離や日程などから金額を計算し、見積もりを出す方法です。
単身パックのコンテナでは荷物を積みきれない場合や、梱包・段ボールサービスを利用したい方、単身パックの利用可能エリア外の方はこちらを利用しましょう。
▼単身プランのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・荷物の量やサイズを気にしなくても良い ・梱包や段ボールのサービスが受けられる |
・単身パックと比べると料金が高い |
引越し当日単身パックの受け取り方法
単身プランは通常の引越しと同様に、あらかじめ決めた時間に新居に荷物を運搬・開梱していきます。
一方、単身パックは配送時間帯を決め、荷物を届けてもらう宅配便と同様のシステムになっています。
開梱は自分で行わなければならないという点が大きく異なるでしょう。
単身パックは、荷物が届くのが翌日以降となることが多いため、当日中に荷物を受け取りたい場合は、事前に業者に相談しておきましょう。
単身パックの料金相場
各社単身パックの料金は次の表の通りとなっています。
引越し業者 | 単身パック名 | 価格 |
---|---|---|
ヤマトホームコンビニエンス | わたしの引越 | 15,400円 |
日本通運 | 単身パックS | 19,800円 |
サカイ引越センター | 小口便引越プラン | 要見積もり |
プロスタッフ | 単身引越しパック | 16,500円 |
ハトのマークの引越センター | 青春引越便 | 要見積もり |
学生なら学割でお得に引越しを依頼できる
進学や就職など、学生が引越しをする機会は少なくありません。
しかし、学生にとって引越し費用は安くなく、大きな負担となってしまいますよね。
学生が引越しをする際は、学割の利用がおすすめです。
アート引越しセンターでは学割が使えるコースが3つあります。
アート引越しセンターの学割パック | |
---|---|
基本コース | 大型家具・家電の運搬は依頼 荷造り・荷解きは自身で行う |
ハーフコース | 大型家具・家電の運搬と荷造りを依頼 荷解きのみ自身で行う |
フルコース | 引越し全般の作業をすべて依頼 |
学割を利用することで、数千円から1万円ほどお得に引越しができます。
申し込みの際に、学割の利用を伝えましょう。
単身引越しの料金を安くするコツ
単身の引越しで少しでも費用を抑えるコツを紹介していきます。
- 荷造り、荷解きは自分でおこなう
- 大型の家具・家電は引越し先で購入する
- 引越し料金が安くなる時期や日時を選ぶ
- 単身向けの少ない荷物専門のサービスを利用
- 引越し業者に頼まず自力で引越しを行う
荷造り、荷解きは自分でおこなう
自分で荷造りや荷解きを行うプランを選べば、費用を抑えることができます。
荷造りや荷解きをお願いしなくても、大きな家具・家電の搬入や移動は行ってくれます。
大型の家具・家電は引越し先で購入する
ベッドやタンスなどの大型の家具や家電はトラックでの運搬が不可欠なため、単身パックが利用できず引越し費用が上がってしまいます。
そのため、買い替えを検討している家具などであれば、処分するのも引越し費用を抑える一つの方法です。
持っていくのにかかる費用を、引越し先で新たに買うのとで、お得と思える方を選べると良いでしょう。
引越し料金が安くなる時期や日時を選ぶ
繁忙期の2〜4月のそれ以外の通常期では、引越し費用が大きく異なります。
また、通常期でも、週末や祝日、午前中の便などは料金が高く設定されている場合が多いです。
複数の条件で見積もりを出してもらい、納得いく日時を探してみると良いでしょう。
単身向けの少ない荷物専門のサービスを利用
各業者、単身者向けのサービスを提供しています。
同じ単身パックでも、同一金額で運べる荷物の量やサービスに違いがあるため、複数業者で引越し料金の見積もりを出すことをおすすめします。
引越し業者に頼まず自力で引越しを行う
どうしても料金を抑えたい場合や、一人暮らしで荷物が少ない場合、近距離の引越しの場合などは、自力で引越しを行うという選択肢もあります。
大きな車やレンタカーの用意ができる、手伝ってくれる友人がいるなどの場合は、検討してみても良いでしょう。
単身引越しの荷造り・運搬方法
単身者の引っ越しで、費用を安く抑える荷造りの方法を紹介します。
不用品買取サービスを利用して荷物を減らす
ベッドやたんす、テレビなどの大型家具・家電は単身パックでは運べなかったり、運搬費用がかさんだりします。
買い替えを検討しているのもであれば、不用品買取サービスやリサイクルショップなどを利用して、引っ越し前に処分してしまっても良いでしょう。
比較的新しいのもや、現在でも価値の高い家電などは、買取サービスで売ることもできます。
オプションで荷物を整理する
自力で引越しを行う場合や単身パックの利用にあたり荷物を減らす必要のある人は、不用品処分やトランクルームなどを利用して荷物を整理できます。
単身引越しに必要なダンボールの数と入手方法
引越しには多くの段ボールが必要になります。
一般的に一人当たり20個あれば足りると言われていますが、はじめて引っ越しする人や荷物が多い人にとっては、予想がつきにくいでしょう。
ここでは単身の引越しに必要な段ボールの数と入手方法について紹介します。
単身引越しに必要なダンボールの数
単身向け間取りごとの必要ダンボール数の目安は下記の通りです。
ワンルーム | 10枚程度 |
1DK | 20〜40枚程度 |
2DK以上 | 40〜60枚程度 |
SUUMO引越し見積もりによる「単身者が使用したダンボール個数」の調査によると、実際に使用した段ボールの数は下記のようです。
10個(72.3%)、15個(14.0%)という回答が多く、30個以上使用したという人はほとんどいない
全体の80%以上が15個以内で足りていることから、単身であれば20個ほどあれば足りるという認識で良いでしょう。
ダンボールのサイズは複数あると良い
段ボールは中に入れる荷物を考慮して、いくつかのサイズがあると便利です。
本など数多く入れると重くなってしまう物は小さな段ボール、洋服や布類は大きめの段ボールにまとめるのがおすすめです。
ダンボールの入手方法
ダンオールを入手する方法は大きく4つあります。
- 引越し業者でもらう
- 引越し業者から購入する
- 通販で購入する
- お店でもらってくる
引越し業者の中には、段ボールを無料でくれるところもあります。
しかし、単身プランでは段ボールの無料サービスがないことが多いです。
その際は、引越し業者から「段ボール(Sサイズ、Mサイズそれぞれ5枚)、テープ、布団袋」のようなセットで購入することができます。
料金は3,000円程度なことが多いです。
荷造りのコツ
段ボールに荷物を詰めたあとに、重すぎて持ち上げられなかったり、底が抜けてしまうことがあります。
そういったことがないように、荷造りのコツを紹介していきます。
- 底はガムテープでしっかり止める
- 本や食器などの数があると重いものは小さめの箱に入れる
- 壊れ物は緩衝材を使って隙間なく入れる
ダンボール以外に用意しておきたいもの
段ボール以外にもガムテープや緩衝材は必要でしょう。
新聞紙も食器などを包むのに使うことができます。
引っ越しでやることに関するよくある質問
一人暮らし・単身の引越しでやることリストは?
一人暮らし・単身の引越しでやることは次のとおりです。
一人暮らしといっても、やることは大きく変わりません。
- 新居の決定
- 現住居の退去日(引越し日)を決める
- 引越し業者を選ぶ
- 見積もりを依頼する
- 現住居の解約手続き
- 駐車場の解約・契約
- インターネット・固定電話・衛星テレビの住所変更
- 引越し業者に依頼する
- 不用品・粗大ごみを処分する
- 段ボールなどの梱包資材を準備
- 新居のレイアウト決定
- 使用頻度の低いものから荷造りを始める
- 役所への届け出が必要な手続き
- 勤務先への住所変更の届け出
- ライフラインの手続き
- 郵便物の転送手配
- 住所変更が必要なその他サービスの手続き
- 荷造り(使用頻度の高いもの)
- 食品の整理
- 挨拶用の手土産を用意
- 新居の掃除や下見
- パソコンのバックアップ
- テレビなどの映像機器・オーディオ機器の配線
- 引っ越し当日の段取り確認
- 冷蔵庫と洗濯機の水抜きとコンセント抜き
- 梱包チェックと搬出
- 旧居のライフラインの閉栓と精算
- 旧居の掃除
- 旧居の引き払い、鍵の返却
- 引越し料金の精算
- 新居でのライフラインの開栓
一人暮らし・単身の引越しは何日かかりますか?
一人暮らしの引越しにかかる日数は1週間程度と言われています。
フルタイム平日勤務で土日しか作業できないと仮定すると、3週間程度はかかる計算になります。
一人暮らし・単身の引越しではダンボールは何箱必要ですか?
引越しの際に必要な段ボールの数は、一人当たり20個程度と言われています。
引越し業者からダンボールはもらえますか?何枚もらえますか?
引越し業者によって異なります。
見積もりの際に確認しましょう。
単身の引越し料金の相場まとめ
単身の引越し費用の相場を見てきましたが、工夫すれば安く抑えることができます。
それではこの記事のまとめです。
- 単身パックを利用する
- 学生なら学割が使える業者を利用する
- 荷物は引越し前に減らす
- 繁忙期や週末を避け、料金を下げてもらう
- 複数の業者で見積もりを出す