【2024年最新】おすすめのAI-OCR15選を比較!料金や選び方を解説

AI-OCRは、学習機能をもつAIと読み取り機能をもつOCRを組み合わせたシステム。AIを導入することで従来のOCRに比べ業務効率化や生産性向上に大きく貢献します。

本記事では、おすすめのAI-OCR15選の概要や料金など、比較に使える情報をご紹介。AI-OCRのメリット・デメリット、選び方、注意点などを分かりやすくまとめていますので、参考にしてみてください。

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AI-OCRとは

AI-OCRとは、人工知能であるAIを取り入れた光学文字認識(OCR)システムのことです。

従来のOCRシステムは定型的書類の指定した言葉しか読み取れず、読み取り能力に長らく課題を抱えていました。

この課題を解決すべく登場したのが「AI-OCR」です。

従来のOCRに学習機能をもつAIを組み合わせることで、手書き文字や定型化されていない文書の読み取りにも対応

以前とは比較にならない読み取り精度の高さを実現し、幅広い用途に活用できるシステムとして現在では数々の企業が業務効率化やペーパーレス化に役立てられています。

AI-OCRの比較・選定時のポイント

  • AI-OCR導入の目的を明確化する
  • 読み取らせたい帳票・書類に対応できるか
  • 作業の効率化・自動化をどこまで実現できるか
  • セキュリティ性をおろそかにしない
  • サポートの有無・内容をチェックしておく
  • コストパフォーマンスは事前に試算しておく

AI-OCRはサービスごとに料金や機能性などに違いがあるため、企業によって相性のよいサービスは異なります。

AI-OCR選びで失敗しないための比較・選定時のポイントを6つ紹介するので、参考にしてみてください。

1. AI-OCR導入の目的を明確化する

AI-OCRを導入する際には、まず自社で導入の目的を明確化しておくことが大切です。

  • 「複数言語の書類を効率的に処理したい」
    →多言語対応のAI-OCRを選ぶ
  • 「業務効率化を最優先に考えている」
    →読み取りからデータ修正、自動化機能などが充実したAI-OCRを選ぶ

上記はあくまで一例ですが、目的によって相性のよいAI-OCRのタイプは変わるため、サービスの選定前にまずは導入の目的を整理しておきましょう。

2. 読み取らせたい帳票・書類に対応できるか

AIの力により、AI-OCRはさまざまな文字を読み取れるようになったものの、サービスによって読み取れる帳票・書類が異なる点を認識しておくことは大切です。

また、読み取り可能な文字のタイプにも要注目。

例)

  • 自社で処理する帳票・書類が印字中心:印字に強いAI-OCR
  • 手書き文字が多い:手書き文字の読み取りに強いAI-OCR

上記のように読み取らせたい文字のタイプに注目して、サービスを比較検討しましょう。

3. 作業の効率化・自動化をどこまで実現できるか

AI-OCRは人力で処理していた作業をシステム化させられる特徴をもちますが、実際に「作業の効率化・自動化をどこまで実現できるか」は導入するサービスによって異なります

例えば文字の読み取りに特化したサービスを導入した場合、読み取り後のデータ確認、修正といった作業は人力で行わなければなりません。

一方、読み取り後のデータ確認・修正まで対応可能なAI-OCRを導入すれば社内の業務効率化は進みますが、前者のサービスよりコストが高くなる点には注意が必要です。

大切なのは、自社の課題やリソースを踏まえて作業の効率化・自動化をどこまで実現したいのか事前に決めておくこと。

その上で予算にあわせてサービスを選定すれば、予算内でコストパフォーマンスの高いサービスを導入しやすくなるでしょう。

4. セキュリティ性をおろそかにしない

業務で取り扱う書類・帳票にはさまざまな機密情報や個人情報が含まれています。

そのため、AI-OCR導入時には情報漏洩のリスクを考慮し、各サービスのセキュリティ対策、データ保管方法などを細かくチェックして、自社のセキュリティ要件を満たしたものを選びましょう。

現在リリースされているAI-OCRはクラウド型が主流ですが、外部でデータ管理するのがリスクに感じるなら、自社サーバーでデータ保管するオンプレミス型の導入検討もひとつの手です。

また、セキュリティ対策をシステムだけに依存するのは危険。AI-OCRを導入すれば書類や帳票のデータ読み取りをシステム化できますが、読み取ったデータを活用するのはあくまで「人」だからです。

読み取ったデータの保管や取り扱いの方法、禁止事項のマニュアルを設けるなど、セキュリティ性を担保する取り組みを整えておけば、セキュリティ性をより高めやすくなります。

5. サポートの有無・内容をチェックしておく

AI-OCRは業務効率化や従業員の負担軽減に役立ちますが、スムーズに使いこなせなければ効果は半減してしまいます。

新サービスの導入時には操作や運用方法に戸惑ってしまうもの。サポートが充実していれば導入をスムーズに進められるだけでなく、思わぬトラブル発生にも的確かつスピーディな対応を実現しやすくなります

サービスごとにサポートの有無、内容は異なるため、AI-OCRの運用に関わる従業員の声も参考にしながら、必要なサポートが整ったサービスであるかチェックしましょう。

6. コストパフォーマンスは事前に試算しておく

サービスによりけりですが、AI-OCRの導入には初期費用やライセンス料、運用コストなどが発生します。

一方で、AI-OCRを導入すれば人件費をはじめとした既存のコストを削減可能です。

大切なのは、導入コストと削減できるコストを試算してコストパフォーマンスを判断すること。

主に事務作業の効率化・自動化に用いるAI-OCRは中長期的に運用するケースが多いと考えられるため、「初期費用が高いから不向き」と短絡的に判断するのではなく、中長期的な目線でトータルコストを判断するとよいでしょう。

おすすめのAI-OCRソフト15選一括比較表

おすすめのAI-OCR15製品について、料金や対応言語、外部システム連携の可否などをまとめて比較できる一覧表をご紹介します。

サービス名 料金 タイプ 対応言語 外部システム連携
スマートOCR 初期費用:100,000円(税要確認)~

月額費用:30,000円(税要確認)~

手書き文字と活字の両方に強い 日本語、英語
LINE WORKS OCR 初期費用:0円~
月額費用:0円~※ユーザー数30人まで無料のフリープランあり
手書き文字と活字の両方に強い 日本語、韓国語、英語
CaptureBrain 初期費用:200,000円(税要確認)
月額費用:30,000円(税要確認)~
手書き文字と活字の両方に強い 要問合せ
DX Suite 初期費用:0円~
月額費用:30,000円(税要確認)~
手書き文字と活字の両方に強い 日本語、英語、中国語、タイ語、ベトナム語
DEEP READ 初期費用:0円~
月額費用:50,000円(税要確認)~※クラウド型の料金
手書き文字と活字の両方に強い 日本語、英語
AIRead 初期費用:220,000円(税込)~
月額費用:11,000円(税込)~※クラウド型の料金
手書き文字と活字の両方に強い 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語、ベトナム語などの東南アジア圏、ロシア語
RICOH 受領請求書サービス/RICOH 受領納品書サービス 初期費用:0円~
月額費用:3,300円(税込)~
活字に強い 要問合せ
AIスキャンロボ トライアル:月額30,000円(税要確認)~ 活字に強い 日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語
書類チェッカー 要問合せ 活字に強い 要問合せ 導入時に相談
LAQOOT 初期費用:0円~
月額費用:50,000円(税要確認)~
読み取り後の修正・データ化まで対応 日本語、英語
デジパス 初期費用:0円~
月額費用:60,000円(税要確認)~
読み取り後の修正・データ化まで対応 要問合せ
Sakura-Eye 初期費用:50,000円(税要確認)~
月額費用:100,000円(税要確認)~※セルフタイプ(Sakura-Eyeオンデマンド)の料金
読み取り後の修正・データ化まで対応 要問合せ 要問合せ
AI-OCR×BPOサービス 要問合せ 読み取り後の修正・データ化まで対応 日本語、英語 アウトソーシングで依頼可能
eas 要問合せ 読み取り後の修正・データ化まで対応 要問合せ
invoiceAgent AI OCR 初期費用:0円~
月額費用:30,000円(税要確認)~※クラウド型の料金
読み取り後の修正・データ化まで対応 要問合せ

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手書き文字と活字の両方に強いおすすめのAI-OCRソフト6選

スマートOCR

出典:https://www.smartocr.jp/

『スマートOCR』は、株式会社インフォディオが提供するAI-OCRです。

活字・手書き文字の両方を読み取れるだけでなく、定型帳票・非定型帳票の両方を読み取り可能。高精度の文字認識、全自動変換システムを搭載しており、累計1,150社に利用されてきた豊富な実績を備えています(※)。

また、Webブラウザでの運用はもちろん、スマホアプリを用いてモバイル端末で撮影・読み取りが行える点も見逃せません。

クラウド・オンプレミスの両方に対応しており、セキュリティ性の異なる3種類のクラウドサービスが提供されているため、幅広いセキュリティ要件をカバーできるAI-OCRだといえるでしょう。

料金 【クラウド型】
初期費用:100,000円(税要確認)~
月額費用:30,000円(税要確認)~

【オンプレミス型】
初期費用:1,000,000円(税要確認)~
月額費用:340,000円(税要確認)~

タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 日本語、英語
外部システム連携

※“スマートOCR公式HP”参照

LINE WORKS OCR

出典:https://line-works.com/ai-product/ocr/

『LINE WORKS OCR』は、LINE WORKS株式会社が提供するAI-OCRです。

大きな特徴は、無料で30人まで利用できるフリープランが用意されている点。はじめてビジネスチャットを利用する企業に限定されますが、中小企業などでお得にAI-OCRを導入したい場合におすすめです。

読み取り性能については、非定型書類や手書き文字の素早いデータ化が可能となっており、OCRの認識制度を競う世界的コンペで好成績を残した高い認識制度を誇ります(※)。

また、「開発工数をかけずに、すぐに利用したい方向け」「自社・他社サービスなどにAPI連携をしたい方向け」といった異なるサービスプランが用意されているため、自社の課題や目的にあわせたプラン選定が可能です。

料金 【フリープラン】
ユーザー数30人まで無料

【有料プラン】
初期費用:0円~
月額料金:495円/1ユーザー(税込)~

タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 日本語、韓国語、英語
外部システム連携

※“LINE WORKS OCR公式HP”参照

CaptureBrain

出典:https://canon.jp/business/solution/ocr/lineup/capturebrain

『CaptureBrain』は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社が提供するクラウド型のAI-OCRです。

読み取り時には、歪み補正やノイズ除去などを行う独自の画像補正を実施した後に、AIによる帳票種別の認識、帳票仕分け、データ読み取りを実施。

手書き文字、活字の両方を読み取れるだけでなく、二次活用しやすい形での処理を実現できるのが大きな魅力です。

また、読み取ったデータはCSVをはじめとした電子データでダウンロード可能となっており、ほかシステムとの連携にも対応しているため、既存環境を活かして業務効率化を図れます。

料金 初期費用:200,000円(税要確認)
月額費用:30,000円(税要確認)~
タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 要問合せ
外部システム連携

DX Suite

出典:https://dx-suite.com/

『DX Suite』は、AI inside株式会社が提供するAI-OCRです。

搭載されている文字認識AIは顧客の声を参考にしながら自社開発を行い、適宜精度向上や機能追加などを実施。手書き、活字の両方に対応するとともに、誰でも使える簡単な操作性によってシステムのスムーズな運用に貢献します。

また、各種システムとの連携性が高く、CSVによるデータ活用とAPI連携の両方に対応しているため、外部システムと組み合わせて業務の自動化を促進させたい方におすすめです。

料金 初期費用:0円~
月額費用:33,000円(税込)~
タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 日本語、英語、中国語、タイ語、ベトナム語
外部システム連携

DEEP READ

出典:https://www.edulab-inc.com/deepread/jp

『DEEPREAD』は、株式会社EduLabが提供するAI-OCRです。

システムはクラウド型・オンプレミス型の両方が用意されており、充実した導入サポートで利用者の要望にあわせた環境を提案。いずれの導入形態でも強固なセキュリティサーバーでシステムの運用が可能なため、安全性にこだわりたい方におすすめです。

肝心の読み取り性能は、手書き文字と活字の両方に対応。さらに、読み取りデータの精度を「確信度」という数字で表示することにより、確認・修正作業の効率アップに貢献できる仕様となっています。

料金 【クラウド型】
初期費用:無料
月額費用:50,000円(税要確認)~

【オンプレミス型】
初期費用:3,000,000円(税要確認)~
月額費用:400,000円(税要確認)~

タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 日本語、英語
外部システム連携

AIRead

出典:https://airead.ai/

『AIRead』は、アライズイノベーション株式会社が提供するAI-OCRです。

クラウド版と複数のオンプレミス版(サブスクリプション型、買取型など)が用意されており、予算やニーズにあわせて導入形態を選べるのが魅力的。
手書き、活字の両方に対応しているだけでなく、AIによる学習機能を有しているため、使えば使うほど読み取り性能を向上させやすくなります

また、優れた拡張性をもち合わせており、RPA、ローコード開発ツールなど、既存システムと連携させた運用を実現するためのソリューションを複数提供しています。

料金 【クラウド型】
初期費用:220,000円(税込)
月額費用:13,200円(税込)~

【オンプレミス型】
初期費用:1,320,000円(税込)~
月額費用:264,000円(税込)~※2024年4月以降の料金

タイプ 手書き文字と活字の両方に強い
対応言語 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語、ベトナム語などの東南アジア圏、ロシア語
外部システム連携

印字の読み取りにおすすめのAI-OCR3選

RICOH 受領請求書サービス/RICOH 受領納品書サービス

出典:https://www.ricoh.co.jp/service/cloud-ocr/special/workstyle/

『RICOH 受領請求書サービス/RICOH 受領納品書サービス』は、株式会社リコーが提供するクラウド型のAI-OCRです。

大きな特徴は、請求書・納品書の処理業務に特化したサービスである点。請求書や納品書をスキャンまたはアップロードするだけでAIがテキスト化してくれるだけでなく、人の目による修正代行サービスまで用意されています。

請求書および納品書に限定されるサービスではあるものの、料金が月額3,300円(税込)~とリーズナブルであるため、経理・仕入業務の効率化を図りたい方と相性のよいサービスだといえるでしょう。

料金 初期費用:5,500円(税込)~
月額費用:3,300円(税込)~
タイプ 活字に強い
対応言語 要問合せ
外部システム連携

AIスキャンロボ

出典:https://aiocr.ai/lp/

『AIスキャンロボ』は、ネットスマイル株式会社が提供するクラウド型のAI-OCRです。

請求書や発注書をはじめとした活字の読み取りに強く、最適な読み取り箇所の解析、読み取り時に選択するテンプレートの自動識別など、AIを活用した自動化機能が充実。

RPAと組み合わせた運用を想定して設計されており、データの読み取り後にRPAと連携した自動化まで図ることが可能です。

また、トライアルの段階から設定や基本操作に困った時のサポートを受けられる問い合わせ窓口を利用できるため、業務システムの導入・運用に慣れていない方でも安心でしょう。

料金 トライアル:月額30,000円(税要確認)~
タイプ 活字に強い
対応言語 日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語
外部システム連携

書類チェッカー

出典:https://aismiley.co.jp/product/checker/

『書類チェッカー』は、株式会社エーエヌラボが提供するAI-OCRです。

手軽に導入しやすいクラウド型だけではなく、オンプレミスのサーバーや完全なローカルアプリケーションなど、セキュリティ性を加味した導入形態にも柔軟に対応。

導入前のヒアリングに加え、顧客企業の現場で実証実験を行い課題を洗い出した上で調整を行うことで、実用性の高いAI-OCRの提供に努めています。

また、業務分析、機器の設定、業務システムの連携など、あらゆる工程をフォローできる体制が整えられているため、IT担当者のいない企業にはとくにおすすめです。

料金 要問合せ
タイプ 活字に強い
対応言語 要問合せ
外部システム連携 導入時に相談

修正・データ化に対応しているおすすめのAI-OCR6選

読み取り後の修正・データ化まで対応可能なおすすめのAI-OCRを6製品厳選し、各サービスの概要や特徴をご紹介します。

LAQOOT

出典:https://laqoot.com/

『LAQOOT』は、株式会社ユニメディアが提供するAI-OCRです。

大きな特徴は「AI×ヒト」の組み合わせにより、手書き文字でも理論上100%のデータ化を実現しているところ。AIと人が読み取りした内容を突き合わせることで、AIだけでは読み取れない文字まで高い精度でデータ化させることができます。

データ化させたい文書や帳票はアップロードするだけで、読み取り、確認、修正まで完結してくれるため、業務効率化や自動化を高いレベルで実現したい方と相性のよいサービスです。

料金 初期費用:0円~
月額費用:50,000円(税要確認)~
タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 日本語、英語
外部システム連携 導入時に相談

デジパス

出典:https://www.digipath.jp/

『デジパス』は、シャイン株式会社が提供するAI-OCRです。

顧客の代わりに帳票をデータ化するサービスとなっており、利用者は紙の帳票をスキャンするだけでデジタル化されたデータを受け取れます。

手書き文字や書式のブレがある帳票も熟練のオペレーターが補正してくれるため、とにかく自社での工数を抑えて紙の帳票をデータ化したい人にはぴったりのサービスでしょう。

また、業務全体の自動化を強力にバックアップしてくれる点も見逃せません。

紙から抽出したデータの扱いについて、専門スタッフがあらゆる業務を踏まえて適切なITツールやRPAを提案。各種システムの連携をはじめとした包括的な全体で、幅広い業務の自動化をサポートしてくれます。

料金 初期費用:0円~
月額費用:60,000円(税要確認)~
タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 要問合せ
外部システム連携

Sakura-Eye

出典:https://www.sakura-is.co.jp/solution/ps-000-123.html

『Sakura-Eye』は、さくら情報システム株式会社が提供するAI-OCRです。

提供サービスはAI OCRとBPO(アウトソーシングの一種)を組み合わせたものとなっており、顧客自身で結果を確認する「セルフタイプ」、PDFから直接データ化する「ツールタイプ」の2種類を用意。

ニーズにあわせてAI OCRの活用方法を変えることで、企業が抱えるさまざまな課題や目標をカバーできる仕様となっています。

また、銀行基準を満たしたセキュリティ対策が施されているため、安全性を重視してAI-OCRを探している方にもおすすめです。

料金 初期費用:50,000(税要確認)円~
月額費用:100,000円(税要確認)~
タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 要問合せ
外部システム連携 要問合せ

AI-OCR×BPOサービス

出典:https://www.wanbishi.co.jp/ai-ocr/

『AI-OCR×BPOサービス』は、株式会社NXワンビシアーカイブズが提供するAI-OCRです。

大きな特徴は、顧客の課題やニーズにあわせて最適なAI-OCRや納品時のデータ形式を選定するところ。事前に顧客の業務内容や将来的な目標をしっかりヒアリングすることで、業務改善や効率化に役立つ最適な提案を実施します。

紙文書のスキャン・電子化だけでなく、テキスト化、補正、データ加工、連携まで幅広いプロセスに対応しているため、自社のニーズにあわせてさまざまなサービスを依頼したい方にはとくにおすすめです。

料金 要問合せ
タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 日本語、英語
外部システム連携 アウトソーシングで依頼可能

eas

出典:https://lp.eas.work/

『eas』は、株式会社うるるBPOが提供するAI-OCRです。

データ化においては、AI-OCRとオペレーター対応を組み合わせることで高精度を実現​。

書類の特徴にあわせて「シンプルなものはスピーディ・安価にデータ化」「フォーマットやルールが複雑な書類は人の手を活用して高精度にデータ化」といった形でのカスタマイズにより、高いコストパフォーマンスを実現しています。

また、初期設定から導入後の運用に至るあらゆるプロセスについて、利用が定着するまで徹底的にフォローする万全のサポート体制が整っている点も魅力的です。

料金 初期費用:要問合せ
月額費用:50,000円(税要確認)~
タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 要問合せ
外部システム連携

invoiceAgent AI OCR

出典:https://www.wingarc.com/product/ia/

『invoiceAgent AI OCR』は、ウイングアーク1st株式会社が提供するAI-OCRです。

導入形態は、クラウド型・オンプレミス型両方を用意しており、コストやセキュリティ面など多様なニーズをカバー。さらに、5つのAI OCRから最適なOCRを設定できる仕様となっている点が特徴的で、読み取りたい帳票や文字の特性にあわせた相性のよいシステムを使い分けることが可能です。

また、ひとつの読み取り項目に対して複数のOCRを設定可能となっており、結果が同一だった場合に「確認済み」とする設定を施しておくことで、確認・修正作業が大幅に軽減されます。

料金 【クラウド型】
初期費用:0円
月額費用:33,000円(税込)~

【オンプレミス型】
初期費用:要問合せ
月額費用:275,000(税込)~

タイプ 読み取り後の修正・データ化まで対応
対応言語 要問合せ
外部システム連携

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AI-OCRのメリット

AI-OCRの存在自体は知っているものの、具体的にどのように役立つのかよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。

AI-OCRの代表的なメリットを紹介しますので、ひととおりチェックしてみてください。

文脈を考慮して読み取ってくれる

膨大なデータに基づき読み取りを行うAI-OCRは、前後の文脈を考慮した読み取りが可能です。

例えば従来のOCRの場合「カ」という文字がカタカナなのか漢字なのかを判断できません。

一方のAI-OCRは、「カーソル」ならカタカナ、「力不足」なら漢字といった具合に前後の文脈を考慮して読み取りを行うため、本来の意味と同じ形でのデータ化を実現しやすくなります。

非定型の文書を読み取れる

従来のOCRはルールに則って記された文字は読み取れる一方で、規定外の書類や帳票の読み取り精度は低くなってしまう傾向にありました。

ですがAI-OCRは人工知能であるAIの働きにより、非定型の文書であっても高い精度での読み取りが可能です。

請求書や領収書などは発行者によってフォーマットが変わるケースも多いですが、AI-OCRならフォーマットの違いに左右されることなく、テキストの読み取り・データ化を実現できます。

RPAと連携できる

AI-OCRは、RPA(人力の作業を自動化してくれるシステム)と連携させることで、業務効率化や従業員の負担軽減といったメリットをもたらします。

【AI-OCRとRPAの連携例】

  1. AI-OCRで紙のテキストを読み取る
  2. 読み取りデータをRPAと連携させる
  3. RPAでデータ入力などの作業を自動化させる

上記のようにAI-OCRとRPAを連携させると複数の業務が自動化され、大幅な工数削減に役立ちます

手書き文字も高い精度で読み取れる

AI-OCRの中には、手書き文字であっても高い精度で認識できるサービスが存在しています。

定型的な活字と異なり手書き文字は書き手によってクセがあるため、従来のOCRでは正確な読み取りが困難でした。

一方AI-OCRはさまざまな筆跡パターンを学習し、データを読み取る際に活用することで、手書き文字でも高い精度での読み取りを実現できます。

FAXや契約書などは手書き文字が含まれているケースが多いことから、AI-OCRを導入すれば、データの取得・転記などの手間を大きく削減できるでしょう。

AI-OCRのデメリット

100%のシステム化は難しい

AIの活用により、AI-OCRの性能は従来のOCRとは比較にならないレベルに達しています。

しかしながら、文書や文字には無限に近いパターンが存在するため、100%正確にすべての文字を読み取れるわけではありません

実際に精度の高いAI-OCRでもミスは起こりますので、目視によるチェックやデータ修正などの作業は必要になります。

もちろん人の手が必要であるとはいえ、すべて人力で対応するのと比べればAI-OCRを導入した方が大幅に工数を削減できるのは確かです。

大切なのは、AI-OCRのメリットと導入・運用コストのバランス。現状を把握した上で、導入前と導入後のコスト・工数などの違いについて事前にシミュレーションした上で導入すべきかどうか検討するとよいでしょう。

読み取りづらい文章・文字が存在する

あらゆる文字の読み取りに対応できるAI-OCRですが、以下のように読み取りづらい文書・文字も存在します。

  • 縦書きの文章
  • 独自の記号
  • 古い書体
  • クセの強い手書き文字

すべてに共通しているのは、「独自性が強い(使用頻度が少ない)」という点。AIは過去のデータをもとにして文字の読み取りを行いますが、独自性が強い文字は参考となるデータが少ないため、正確に認識するのが難しくなってしまうのです。

ただし、AI-OCRは学習により成長する特徴を備えているため、読み取りづらい文書・文字であっても繰り返し学習させることで正確に認識させられるようになります。

AI-OCRに関するよくある質問

AI-OCRは使えない?

縦書きの文章、独自の記号、クセの強い手書き文字など、一部の文書・文字は読み取りづらい可能性もあります。

ただし、手書き文字に強いソフト、学習により読み取り精度が向上するソフトなども存在するため、その中から比較するのがおすすめです。

AI-OCRの買い切りサービスは?

AI-OCRは搭載するAIが学習を繰り返すことで精度を向上させていく特徴をもつため、継続的なアップデートが欠かせません。

したがって、オンプレミス型であっても基本的には従量課金もしくは月額料金が発生する製品が大半を占めています。

従来のOCRであれば買い切りの製品もありますが、読み取り精度の高さにこだわるなら、やはりAI-OCRの導入がおすすめです。

無料のAI-OCRはある?

LINE WORKS OCRには、ユーザー数30人までなら無料で利用できるフリープランが用意されています。

また、有料製品の中には期間限定の無料トライアルが用意されているものもあります。

AI-OCRを活用して業務効率化・生産性向上を実現しよう

AI-OCRは従来のOCRより飛躍的に読み取り精度が向上しており、紙の文書を処理する作業を大幅に効率化させてくれます。

ただし、サービスごとに料金や強み、対応言語などが異なるため、複数のサービスを比較しながら検討を進めることで自社にマッチしたものを見つけやすくなるでしょう。

この記事でご紹介した内容を参考にしながら、自社にぴったりのAI-OCRを探してみてください。

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※本記事では厚生労働省のガイドラインとデジタル庁のワークライフバランスとDX推進に準じ、それを達成する手段と正規の勤怠管理システムを紹介しています。
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