この記事を読んでいるあなたは、上記のように感じているかもしれません。
人事評価は従業員満足度やエンゲージメントに直結する重要な指標であり、働き方に応じて評価手法や評価基準を変えていく必要があります。
この記事では、テレワーク社員の人事評価におすすめのツールを紹介しながら最適化の手法を解説します。
テレワーク社員の人事評価が難しい理由にも触れるので、自社で同様のことが起きていないかチェックしてみましょう。
- テレワーク社員の人事評価が難しい理由は、勤務態度を可視化できない・勤務時間を正確に把握できない、など
- テレワーク社員の人事評価時に陥りやすいミスは、定量評価だけに偏ってしまう・部門間で不公平感が出る、など
- テレワーク社員に正確な人事評価ができないデメリットは、人事評価や査定に遅れが生じる・モチベーション低下による生産性ダウンが起きる、など
- テレワーク社員の人事評価を最適化する方法は、チームの目標だけでなく個人の目標も策定する・業務タスクを可視化して進捗を把握する、など
- テレワーク社員の人事評価に便利なツールは、カオナビ・HRMOSタレントマネジメントなど
目次
テレワーク社員の人事評価が難しい理由
テレワーク社員の人事評価が難しい理由は、主に下記の通りです。
下記でひとつずつ解説します。
勤務態度を可視化できない
テレワーク中は直接顔を突き合わせて働けないため、勤務態度を可視化しづらくなります。
任せた業務が忙しくてやむを得ず雑務が後回しになっているのか、サボりによる怠慢で雑務が進んでいないのか、明確に判断することができません。
かといって常にオンラインミーティングを接続した監視体制を取ることに窮屈さを感じる従業員は多く、どう管理すべきか迷走することが多いのです。
結果として、テレワークが浸透しない・テレワーク社員の人事評価が実態とズレてしまう、などのミスマッチが生じます。
勤務時間を正確に把握できない
テレワーク中は、隙間時間を使って家事・買い出し・リフレッシュをしやすい環境でもあります。
働く時間と休憩時間の境界線が曖昧になり、勤務時間を正確に把握しづらくなるのです。
反対に、終業後に働く「隠れ残業」が常態化し、従業員のワークライフバランスを損ねるなど思わぬ落とし穴が出る可能性も高いです。
勤務時間を把握できないと人事評価に影響することもあり、各社が悩む原因になっているのです。
個人のキャリアプランを上司が把握しにくい
テレワークを導入するとインナーコミュニケーションが不足しやすいので、個人のキャリアプランを上司が把握できないことも多いです。
本人が希望する内容を加味しながら異動案を策定できず、ミスマッチの多い人事施策となってしまうのです。
また、人事評価後のフィードバックが本人の理想とズレてしまい、方向性を一致させるのに時間がかかることも考えられます。
普段の何気ないコミュニケーションからキャリアプランを把握しておくことも、マネジメント側の重要な責務としてイメージしておきましょう。
テレワーク社員の人事評価時に陥りやすいミス
テレワーク社員の人事評価をするときは、下記のようなミスが生じやすいので注意しましょう。
下記で詳しく解説します。
定量評価だけに偏ってしまう
テレワーク中は業務態度を可視化しづらくなるので、熱意・やる気・モチベーションなど定性的な評価をしにくくなります。
その分、売上・解約率など誰にでもわかる数的な指標で判断できる定量評価の割合が高くなってしまう可能性があるのです。
営業やマーケティングなど定量的な評価をしやすい部門であれば問題ありませんが、総務や経理などバックオフィス部門や秘書課など定量評価しづらい部門では不平等が生じます。
もしくは、「全員似たような評価結果になってしまう」などの悩みが生じることも多いのです。
部門間で不公平感が出る
上記のように定量評価への偏りが生じた場合、部門間で不公平感が出てしまいます。
「営業部門は実績を正しく評価されているのに、バックオフィス部門は努力に関係なく一律の評価しかしてもらえない」と感じられた場合、特定の部門から不満が続出します。
また、モチベーションが高く今後大きく成長する可能性があるのに、入社年次が浅くまだ実績を出せていないような人材の人事評価が著しく落ち込んでしまう可能性もあるでしょう。
定性的な部分も含めて公正かつ公平な人事評価をできているか、システムを見直す必要がありそうです。
テレワーク社員と出勤社員との間で不公平感が出る
テレワーク社員は人事評価が難しく、出勤社員にはこれまで通りの人事評価規定が適用できる場合、両者の間で不公平感が生じます。
「テレワークをしたくない」「テレワーク社員に対する実質的な冷遇である」と捉えられることも多く、自社の働きやすさを大きく阻害してしまうでしょう。
不要な確執を生んで社内がギスギスするなどのデメリットもあり、人事評価の平等性がいかに重要か分かります。
テレワーク社員に正確な人事評価ができないデメリット
テレワーク社員に正確な人事評価ができないと、下記のようなデメリットが生じます。
あらかじめリスクを知っておくためにも、下記をチェックしてみましょう。
人事評価や査定に遅れが生じる
テレワーク社員に正確な人事評価ができないと、人件費のバランスが悪くなったり不平等が発生したりするので都度やり直しの手間が生じます。
人事評価や査定に遅れが生じ、給与・賞与支払いのスケジュールがどんどん後倒しになってしまうかもしれません。
従業員からの不満・不信感を招くだけでなく、人事部社員にのしかかる負担が重くなるので誰にとってもメリットのない制度となってしまうのです。
業務効率化を叶えるためにも、人事評価制度は自社の働き方に合わせて柔軟に変えていくことが大切です。
モチベーション低下による生産性ダウンが起きる
できる限りのパフォーマンスをあげているにも関わらず人事評価に反映されない状態が続くと、自社で働く従業員のモチベーションが低下します。
モチベーションは生産性に大きく影響する要素であり、モチベーションの低い従業員が続出することでどんどんパフォーマンスも落ちてしまうでしょう。
「十分な人材がいるはずなのに業務効率が悪い」「多角的な経営戦略を打ち出しているのに収益が好転しない」という場合、モチベーションの低下を疑ってよいかもしれません。
頑張りが正しく評価される風土を作ることが、生産性向上への第一歩ともいえます。
エンゲージメント低下による離職が起きる
頑張りが正しく評価されない状態が続くと、モチベーションだけでなくエンゲージメントも低下します。
エンゲージメントは「愛社精神」と言い換えられる指標であり、自社に対する信頼度や愛着心を表します。
人事評価体制に欠点があると「頑張りを評価してくれない会社」「経営者は自分たちを見てくれない」などの不信感につながるのです。
結果的に離職が相次ぐなど人材確保に多大なる支障を及ぼす可能性があるので、注意しておきましょう。
テレワーク社員の人事評価を最適化する方法
テレワーク社員の人事評価を最適化する方法として、下記が挙げられます。
下記で具体的な施策をひとつずつ解説するので、確認してみましょう。
チームの目標だけでなく個人の目標も策定する
チーム全体に共通する目標だけでなく、個人の目標も策定して管理職と共有することを意識します。
人事評価はチームパフォーマンスだけでなく個人の成長度合いを確認する意味合いもあるので、個人目標の事前策定が必須です。
人事評価を効率化するだけでなく、次回に向けたフィードバックもしやすくなるのでおすすめです。
また、自分が目標をクリアしていればより従業員本人も成長を実感しやすくなり、やりがいを感じるきっかけになっていくでしょう。
業務タスクを可視化して進捗を把握する
定量評価しにくい業務が多い部門では、業務タスクを可視化して進捗を把握することが重要です。
当初の予算・スケジュール・工数通りに動けているか、動けていない場合は効果的な改善施策を打てているかなど、多角的な評価がしやすくなります。
ルーティンワークであってもタスクとして可視化しておけば、テレワーク中であっても実施業務を一目で理解することができるでしょう。
人事評価の適正化だけでなく、業務を管理するマネージャーの負担軽減施策としてもおすすめです。
人事評価の基準を部門ごとに細分化する
人事評価の基準は、部門ごとに細分化して設定するのが理想です。
同じ会社であっても、営業部門と総務部門とでは当然評価の基準が異なります。
無理に画一した評価基準を導入することは却って不平等の原因になりやすく、職務に合った評価をすることが重要だと分かります。
これを徹底できれば、「会社は自分の業務を詳しく理解してくれている」という安心感も醸成できるでしょう。
評価項目をあらかじめ共有しておく
評価項目があらかじめ対象となる従業員に共有し、基準を双方で可視化することが重要です。
どんな人が良い評価をされるかが分かれば、会社が従業員に求めていることも見えてきます。
努力の方向性が固まりやすく、会社と従業員が同じゴールに向かって邁進できるのです。
反対に、人事評価の後で評価項目が公開されると、「もっと前もって伝えてくれれば努力の方向性を変えたのに」と不満に思われることが増えていきます。
部門ごとに評価項目が異なる場合でも、都度共有しながら意識を統一させていくことがポイントです。
1on1を実施して日頃から勤務態度や熱意をみる
テレワーク中であっても、オンラインミーティングツールなどを活用すれば1on1ミーティングを実施できます。
1on1ミーティングは業務に対する困りごとや相談事を拾い上げる意味合いが高いですが、日々のモチベーションやエンゲージメントをチェックする貴重なチャンスになることも事実です。
上司と部下とが高頻度かつ気兼ねなくコミュニケーションを取ることで勤務態度が見えるようになり、定量評価がしやすくなります。
「勤務態度が見えなくて困っている」という会社ほど、インナーコミュニケーションを促進していきましょう。
部下が自己PRできる機会をつくる
一方的に管理職が人事評価するのみならず、部下が自己PRできる機会を設けることも重要です。
例えば、立候補制度を導入して希望配属先にアプローチできるようにしたり、社内勉強会・昇進試験など自発的に参加できる自己啓発の場を整えたりするのが効果的です。
自ら積極的に手を挙げて努力しようとしている従業員であれば、人事評価しやすくなるでしょう。
個人のキャリアプランを叶えるきっかけにもなるので、効果的な手法といえます。
裁量労働制を採用して勤怠管理を簡略化する
裁量労働制を採用して、勤怠管理を簡略化することもひとつの手法です。
残業時間や休日出勤の日数はこれまで通り管理・収集する必要がありますが、人事評価に働き方が反映されることを防げるので、人事部の省エネ化に貢献します。
ただし、労使協定の締結など導入時に一定の工数がかかることは承知しておきましょう。
社会保険労務士など外部のアドバイザーを活用し、労働法上問題のない働き方にしていくことも重要です。
組織サーベイツールを活用する
組織サーベイツールを活用し、エンゲージメントやモチベーションを都度可視化するのも効果的です。
個人のキャリアプランと照らし合わせた場合の満足度もチェックできるので、マネジメント側にとって非常に役立つツールといえるでしょう。
ほとんどはオンラインで情報収集できるツールばかりなので、テレワーク社員にも導入しやすくなっています。
離職予防策としても効果的なので、人事評価体制に対する従業員満足度を調査したいときにご検討ください。
人事評価ツールを活用する
人事評価ツールは、人事評価を最適化かつ効率化するためのツールです。
ボタンひとつで人事評価できる操作感を導入しているツールが多く、人事部社員の工数を大幅に削減できます。
また、モデルケースの人事評価項目を提案してくれたり人件費の偏りを可視化したりする機能もあり、組織全体の管理を楽にできるのです。
ワークフローのように「誰が誰の人事評価を担当するか」をシステム上でチェックできることも、大きな強みとなっています。
テレワーク社員の人事評価におすすめのツール比較表
ここからは、テレワーク社員の人事評価に便利なツールを紹介します。
人材情報を可視化するタレントマネジメントシステム、業務を可視化するプロジェクト管理ツール、モチベーションを可視化するサーベイツールなどさまざまなので、下記で比較していきましょう。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| カオナビ | ・評価結果を一覧で可視化できる ・バランス確認や甘辛調整がしやすい ・評価前のシミュレーション機能が搭載されている |
| HRMOSタレントマネジメント | ・従業員データベースと評価シートが連動している ・1on1ミーティングの蓄積も可能 ・従業員エンゲージメントと組織パフォーマンスと連携できる |
| あしたのクラウドHR | ・人事評価から給与確定まで一貫して実行できる ・賞与評価やインセンティブ評価にも対応 ・AIによる評価者モニタリング機能が搭載 |
| 人事評価Navigator | ・必要な機能だけを搭載で、低価格を実現 ・コンサルティング会社の提供するシステムのため、管理者に嬉しい機能が満載 ・無料試用期間もあるため、実際に使ってみてから判断できる |
| Backlog | ・チーム・個人の目標管理に最適なのでテレワーク中も使いやすい ・定量評価を重視したい企業の指標となる ・ドラッグ＆ドロップによる手軽な操作性 |
| Time Krei | ・管理職・従業員・経営者の3視点から業務内容を精査できる ・テレワーク中のインナーコミュニケーションに最適 ・業務を可視化できるのでテレワーク中でも人事評価がしやすい |
| Asana | ・離れた場所にいても業務の進捗を可視化できる ・パフォーマンス分析機能があるのでテレワーク社員の業務分析がしやすい ・情報の一元管理や社内コミュニケーション活性化にもおすすめ |
| NI Collabo 360 | ・テレワーク中の勤怠管理を簡略化できる ・ハイブリッドワークにも対応 ・人件費ベースの予実管理機能がある |
| MotifyHR | ・人事評価後のフィードバック面談も効率化できる ・テレワーク社員のエンゲージメント向上に特化したツール ・管理職と従業員で双方向のコミュニケーションができる |
| モチベーションクラウド | ・組織改善につながる人事評価ができる ・経営指標にマッチする人事評価基準づくりができる ・従業員エンゲージメントの測定効果が高い |
| FairWork Servey | ・従業員エンゲージメントやモチベーションを可視化するツール ・テレワーク社員の定量評価に活用しやすい ・産業医が開発しているのでテレワーク社員の健康チェックにもおすすめ |
テレワーク社員の人事評価に便利なツール
テレワーク社員の人事評価に便利なツールとして、下記が挙げられます。
下記では、ツールごとの特徴を解説します。
それぞれのメリットや違いを理解したい方は、ぜひご参考ください。
カオナビ
- 評価結果を一覧で可視化できる
- バランス確認や甘辛調整がしやすい
- 評価前のシミュレーション機能が搭載されている
カオナビは、中小・ベンチャー・大手まで幅広い企業で導入されているタレントマネジメントシステムです。
人事情報の一元管理・人事業務の効率化だけでなく、適正評価を支えるシステムも豊富です。
例えば、部署ごとに評価結果を一覧にして可視化したり、評価前の段階でシミュレーションを実施してバランス確認したりできます。
極端に評価が偏ってしまうことを防ぎやすく、評価者ごとの甘辛判定もできるので不公平感をなくせます。
コンピテンシー評価・360度評価などさまざまな人事評価手法に対応していることも、カオナビのメリットです。
HRMOSタレントマネジメント
- 従業員データベースと評価シートが連動している
- 1on1ミーティングの蓄積も可能
- 従業員エンゲージメントと組織パフォーマンスと連携できる
HRMOSタレントマネジメントは、株式会社ビズリーチが提供する人材クラウドです。
経営指標に合った人事評価をしたり、1on1ミーティングの情報を参考に評価のシミュレーションをしたりできる機能が豊富であり、正確かつ透明性の高い人事評価を叶えます。
個人のコンディションを可視化する機能もあるので、エンゲージメントやモチベーションをチェックしたい企業にもおすすめです。
また、承認作業は全てシステム上で完結するので、人事評価業務の効率化を図りたいときにも向いています。
あしたのクラウドHR
出典：https://cloud.ashita-team.com/
- 人事評価から給与確定まで一貫して実行できる
- 賞与評価やインセンティブ評価にも対応
- AIによる評価者モニタリング機能が搭載
あしたのクラウドHRは、社員データベースから目標設定・評価・査定・給与確定まで一元管理できるタレントマネジメントシステムです。
給与確定まで全てあしたのクラウドHRひとつで完結できるので、人件費の予算管理を最適化しながら人事評価したいときにおすすめです。
また、賞与評価・インセンティブ評価など通常の人事評価とは異なる基準を設けたいシーンにも対応しているので、高い汎用性があります。
AI搭載の評価者モニタリングもあるので、評価者による偏りも予防できます。
人事評価Navigator
出典：https://hyoka-navi.nkgr.co.jp/
- 必要な機能だけを搭載で、低価格を実現
- コンサルティング会社の提供するシステムのため、経営絵に嬉しい機能が満載
- 無料試用期間もあるため、実際に使ってみてから判断できる
人事評価Navigatorは経営者にとってうれしい機能が詰まったシステムです。
具体的には二次評価者が一次評価者のコメントを編集して提出できる時短機能や、経営者のための自動レポート機能が挙げられます。
人事評価Navigatorは提供元がコンサルティング会社のため、こういった効率化の面で便利な機能が多くあります。
また、人事評価Navigatorはクラウドのシステムのため、インターネット環境とパソコンがあればどこでも利用することが可能です。
もちろん資料やレポートを自動で配布・回収できるため余計な手間がかかりません。
テレワーク制度を導入している企業でも使いやすいシステムであると言えるでしょう。
Backlog
- チーム・個人の目標管理に最適なのでテレワーク中も使いやすい
- 定量評価を重視したい企業の指標となる
- ドラッグ＆ドロップによる手軽な操作性
Backlogは、チームで働く全ての人が使えるプロジェクト管理ツールです。
目標の設定・進捗・情報共有まで全て対応しているので、定量評価を重視した人事評価をしたい企業に向いています。
各々が抱えているタスクのボリューム分析や業務時間量も計算できるので、実態に合った正確な評価ができるでしょう。
全国版新聞社や大手広告代理店にも導入されている信頼性の高いツールであり、中小企業から大企業まで対応できる柔軟性にも富んでいます。
Time Krei
出典：https://timekrei.tenda.co.jp/
- 管理職・従業員・経営者の3視点から業務内容を精査できる
- テレワーク中のインナーコミュニケーションに最適
- 業務を可視化できるのでテレワーク中でも人事評価がしやすい
Time Kreiは、スケジュールの共有・タスクの工数管理・グループウェアなど多機能性を持つプロジェクト管理ツールです。
テレワーク中でも誰がどんな仕事をどの程度実行しているか可視化できるので、オフィスワーク時と変わらぬ人事評価をしやすくなります。
ワンクリックで1on1ミーティングが始められるなど使い勝手の良い機能が搭載されており、テレワーク中のコミュニケーション不全も解消できます。
インナーコミュニケーションを最適化しながら業務の「見える化」による人事評価をしたいときに、おすすめのツールです。
Asana
- 離れた場所にいても業務の進捗を可視化できる
- パフォーマンス分析機能があるのでテレワーク社員の業務分析がしやすい
- 情報の一元管理や社内コミュニケーション活性化にもおすすめ
Asanahaは、プロジェクトやタスクをオンライン上で進行できる管理ツールです。
テレワークやモバイルワークに最適であり、離れた場所にいても業務の進捗を可視化できます。
パフォーマンス分析機能が搭載されているので実施した業務と結果とを紐づけやすく、その後の人事評価にも役立ちます。
日々の業務効率化・情報の一元管理化・社内コミュニケーションの活性化と効率的な人事評価を同時に叶えられるツールなので、業種・職種を選ばずさまざまな企業で活用できるでしょう。
NI Collabo 360
- テレワーク中の勤怠管理を簡略化できる
- ハイブリッドワークにも対応
- 人件費ベースの予実管理機能がある
NI Collabo 360は、多機能かつ低価格を実現した経営改善型のグループウェアです。
パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットからも操作しやすいユーザーインターフェースを採用しており、時間・場所を問わず誰でも使えます。
勤務予定・勤務状態を可視化するカレンダー式の機能が搭載されているので、テレワーク中の課題になりやすい勤怠管理も簡略化できます。
テレワークとオフィスワークとを併用する「ハイブリッドワーク」にも対応しており、各々のスケジュールが見れるのも特徴です。
人件費ベースの予実管理機能が搭載されているので、部門ごとの人件費の偏りをチェックしたいときにも導入してみましょう。
MotifyHR
- 人事評価後のフィードバック面談も効率化できる
- テレワーク社員のエンゲージメント向上に特化したツール
- 管理職と従業員で双方向のコミュニケーションができる
MotifyHRは、テレワークや支社間など時間・場所に捉われず、離れている従業員同士のコミュニケーションを円滑にするツールです。
テレワーク社員のエンゲージメント向上に特化したツールであり、人事評価後の細やかなフィードバック面談などを可能にします。
人事評価の効率化・適正化だけでなく、退職予防やコミュニケーション促進にも役立つので一石二鳥のツールと言えるでしょう。
定期的に従業員のコンディションをチェックする機能もあり、双方向のコミュニケーションが取れることもポイントです。
モチベーションクラウド
出典：https://www.motivation-cloud.com/
- 組織改善につながる人事評価ができる
- 経営指標にマッチする人事評価基準づくりができる
- 従業員エンゲージメントの測定効果が高い
モチベーションクラウドは、リンクアンドモチベーション社が組織人事コンサルティングのノウハウを最大限取り入れて開発した組織改善クラウドです。
経営指標にマッチする人事評価基準を作れるので、「テレワーク社員をどう評価するべきかわからない」企業と相性が抜群です。
また、組織改善につながる人事評価もサポートしてくれるので、ただ評価するだけで終わらない体制を構築できます。
定期的に従業員エンゲージメントを可視化する機能が搭載されており、目に見えづらい定量的な要素を判定したい企業にも向いています。
FairWork Servey
出典：https://fairwork.jp/
- 従業員エンゲージメントやモチベーションを可視化するツール
- テレワーク社員の定量評価に活用しやすい
- 産業医が開発しているのでテレワーク社員の健康チェックにもおすすめ
FairWork Serveyは、参議院などで産業医経験もある医師が開発に着手したエンゲージメントサーベイツールです。
従業員エンゲージメントやモチベーションの可視化に長けており、テレワーク社員の定量評価に活用しやすいことがポイントです。
産業医との連携システムも強化されているので、テレワーク社員の健康状態チェックやカウンセリングにも活用できます。
パルスサーベイとセンサスサーベイどちらにも対応しているので、テレワーク社員のリアルな声を聴いてみたいときに導入してみましょう。
その後の人事評価面談に対する満足度調査などにも使用可能です。
テレワーク社員の人事評価のまとめ
テレワーク中は勤務態度や勤務時間の可視化が難しく、人事評価に影響が出てしまうことも少なくありません。
しかし、正確な人事評価ができないとモチベーション低下による生産性ダウンや離職が起きる可能性があるので注意しておきましょう。
今回紹介した最適化の方法や便利なツールを参考に、自社の体制に合った人事評価になるよう、一度体制を見直してみてはいかがでしょうか。
