【2024年最新】飲食店向けにおすすめの人事管理システム10選を徹底比較!|導入メリットや選び方もポイントを紹介

人事管理システム_飲食店

飲食店におすすめの人事管理システムを教えて
飲食店が人事管理システムを導入するときのポイントは?

シフト希望・変更に対する調整・集計やアルバイトの不正打刻などに悩まされている飲食店の責任者の方も多いのではないでしょうか。

人事管理システムとは、人事労務における手続きや管理業務を効率化するためのシステムのことです。

人事管理を導入すれば、飲食店が抱えている多くの課題を解決でき、勤怠管理が非常に楽になります。

この記事では、飲食店におすすめの人事管理システム10選、システムの導入メリット・デメリットなどを中心に説明していきます。

また、実際に人事管理システムを導入した企業事例についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

人事管理システム 飲食店をざっくりいうと…
  • 勤務・雇用形態別の複雑なシフト管理には「ジョブカン勤怠管理」がおすすめ
  • 充実した機能を一律料金で利用するなら「ジンジャー勤怠」がおすすめ
  • 目的に応じて打刻方法を選びたいなら「KING OF TIME」がおすすめ
  • 飲食店が人事管理システムを導入するメリットは、正確な労働時間の管理など
  • 飲食店が人事管理システムを導入するデメリットは、使いこなすまでの時間など
  • 飲食店が人事管理システムを選ぶときのポイントは、法改正への自動対応など

飲食店におすすめの人事管理システム比較表

人事管理システム_飲食店_飲食店におすすめの人事管理システム比較表

まず初めにこれから紹介する飲食店におすすめの人事管理システムを比較表にまとめました。

システム名をクリックすれば詳細を見ることもできるので、気になるシステムをチェックしてみてください

システム名 初期費用 参考料金 特徴
ジョブカン勤怠管理 0円 月額2,200円~ ※無料プランあり 勤務・雇用形態別に応じて細かく設定・運用でき、複雑なシフト管理にも向いている
ジンジャー勤怠 要問い合わせ 月額400円~ 打刻データの自動集計・有休管理・申請承認など充実した機能を一律料金で利用できる
KING OF TIME 0円 月額300円~ 業界最多の20種類の打刻方法から目的に合わせて選べる
Fooding Journal あり:金額は要問い合わせ 要問い合わせ 飲食店のためのシステムで、店舗運営に必要な機能が全て搭載されている
まんぷく 要問い合わせ 要問い合わせ ITやシステムが苦手な人にも使いやすい操作設計でサーバ管理なども不要
Touch On Time 0円 月額300円~ サービス継続率99.7%・サポート満足94%と利用者から高評価
freee勤怠管理Plus 0円 月額300円~ UIがタイムカードと同じ見た目で設計されているため使い勝手が良い
HRMOS勤怠 0円 月額100円~ ※無料プランあり 1,000以上の企業をサポートした人事労務経験をもとに開発
oplus 0円 月額100円~ ※無料プランあり 企業ごとの要望に応じて柔軟なカスタム開発が魅力
かえる勤怠管理 飲食 0円 月額5,000円~ 専任の担当者が飲食店のルールに合わせてカスタマイズした特化型のサービス

飲食店におすすめの人事管理システム10選

人事管理システム_飲食店_飲食店におすすめの人事管理システム10選

それでは飲食店におすすめの人事管理システム10選を紹介していきます。

ここでは特徴や費用感について簡単にまとめているので、参考にしてください。

順番に見ていきましょう。

ジョブカン勤怠管理

人事管理システム_飲食店_ジョブカン勤怠管理

出典:https://jobcan.ne.jp/

ジョブカン勤怠管理は、株式会社 DONUTSが提供している人事管理システムです。

シリーズ累計15万社の導入実績を持つ業界NO.1のシステムで、シンプルな操作性を強みにしています。

出勤管理・シフト管理などから必要な機能だけを選択できる柔軟性があり、1機能あたり月額200円とリーズナブルな点も嬉しいポイントですね。

さらに勤務・雇用形態別に応じて細かく設定・運用できることから複雑なシフト管理に向いており、飲食店にもおすすめです。

電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える充実したサポート体制も魅力的と言えるでしょう。

初期費用 0円
参考料金 無料プラン:0円
有料プラン:月額200円(1機能)~/1名あたり※月額最低料金2,200円
無料トライアル あり:30日間
特徴 ・勤務・雇用形態別に応じて細かく設定・運用でき、複雑なシフト管理にも向いている
・電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える

ジンジャー勤怠

人事管理システム_飲食店_ジンジャー勤怠

出典:https://hcm-jinjer.com/

ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供している人事管理システムです。

誰でも簡単に使える直感的な操作設計が経営者・人事担当者から好評で、「もっとも使いたいと思うバックオフィスクラウド」NO.1の実績を持っています。

打刻データの自動集計・有休管理・申請承認など充実した機能を一律料金で利用でき、追加費用が発生しない点が魅力です。

法改正に応じたアップデートも素早く自動で行われるため、法律違反の心配もいりません。

また、システムは英語のほか、インドネシア語・タイ語など5ヶ国語に対応しているので、外国人労働者が多い飲食店にもおすすめです。

初期費用 要問い合わせ
参考料金 月額400円~※1名あたり
無料トライアル あり:14日間
特徴 ・誰でも簡単に使える直感的な操作設計が経営者・人事担当者から好評
・打刻データの自動集計・有休管理・申請承認など充実した機能を一律料金で利用できる

KING OF TIME

人事管理システム_飲食店_KING OF TIME

出典:https://www.kingoftime.jp/

KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供している人事管理システムです。

業界でもっとも豊富な20種類の打刻方法が用意されており、ICカード・生体認証・モバイルなどから自社の目的に合わせて選べるのが大きな強みです。

もちろん勤怠管理に必要なあらゆる機能も搭載されているので、企業ごとの独自ルールや飲食店特有の管理方法にも対応できます。

市場シェア・認知度・顧客満足度の部門でNO.1を獲得し、専門家からも高く評価されている点もポイントです。

そして、人事管理と親和性の高いサービスを中心とした外部システムとの連携も積極的に進めているため、相乗効果も期待できるでしょう。

初期費用 0円
参考料金 月額300円~※1名あたり
無料トライアル あり:30日間
特徴 ・勤怠管理に必要な機能も搭載され、飲食店特有の管理方法にも対応
・業界最多の20種類の打刻方法から目的に合わせて選べる

Fooding Journal

人事管理システム_飲食店_Fooding Journal

出典:https://foodingjournal.com/

Fooding Journalは、株式会社プロスが提供している人事管理システムです。

飲食店の業務効率化を実現する飲食店のためのシステムであり、店舗運営に必要な機能が全て搭載されています。

POSレジとデータ連携した販売分析・取引先の発注を自動化した原価管理といった、勤怠管理にとどまらない点が大きな魅力です。

その他、コロナ禍のテイクアウト増加に伴う軽減税率の対応・働き方改革をはじめとした法改正の対応など店長・従業員の手助けになることでしょう。

また、追加費用なしで24時間365日対応のサポートを受けられるので、夜間や土日祝営業をしている飲食店には嬉しいポイントです。

初期費用 あり:金額は要問い合わせ
参考料金 要問い合わせ
無料トライアル 要問い合わせ
特徴 ・飲食店のためのシステムで、店舗運営に必要な機能が全て搭載されている
・勤怠管理にとどまらず販売分析・原価管理など業務効率化機能が豊富

まんぷく

人事管理システム_飲食店_まんぷく

出典:https://www.wpos.jp/

まんぷくは、ニッコウプロセス株式会社が提供している人事管理システムです。

フードサービス業の経営を支援するサービスとして、日々の売上管理から従業員の勤怠管理まで効率良く行えます。

ラーメン・居酒屋・カフェなど業態を問わず、飲食店チェーンから単店オーナーまで幅広く飲食店に対応しており、業務改善をしたい企業にピッタリです

飲食店に必要な店舗間の応援勤務・まかない食の管理なども可能で、生体認証による不正打刻防止やシフト支援機能もしっかり搭載されています。

ITやシステムが苦手な人にも使いやすい操作設計になっていて、煩雑なサーバ管理や専任スタッフも不要なので、安心して導入できるでしょう。

初期費用 要問い合わせ
参考料金 要問い合わせ
無料トライアル 要問い合わせ
特徴 ・飲食店の業態・規模を問わず、売上管理から勤怠管理まで効率良く行える
・ITやシステムが苦手な人にも使いやすい操作設計でサーバ管理なども不要

Touch On Time

人事管理システム_飲食店_Touch On Time

出典:https://www.kintaisystem.com/

Touch On Timeは、株式会社デジジャパンが提供している勤怠管理システムです。

サービス継続率99.7%・サポート満足94%という数字からもわかるように利用者の評価が高く、飲食業界からも導入されています

独自開発の「タッチオンタイムレコーダー」は1台で3通りの打刻に対応し、大量のデータ保存可・ネット回線なしでも利用できるためとても人気です。

そのため、IT機器やインターネット環境が整ってない店舗でも快適に運用できるので、おすすめです。

なお、最低利用人数・期間がなく、同システムの利用人数ベースで契約も可能なことからスモールスタートの導入にも対応しています。
※従業員50名でもTouch On Timeを使う人が25名なら25名の料金で換算

初期費用 0円
参考料金 月額300円~※1名あたり
無料トライアル あり:30日間
特徴 ・サービス継続率99.7%・サポート満足94%と利用者から高評価
・独自開発の「タッチオンタイムレコーダー」は1台で3通りの打刻ができネット回線も不要

freee勤怠管理Plus

人事管理システム_飲食店_freee勤怠管理Plus

出典:https://www.freee.co.jp/

freee勤怠管理Plusは、freee株式会社が提供している人事管理システムです。

馴染みのあるタイムカードと同じ見た目なので、残業時間や有休の取得日数などの確認が簡単で従業員にとっての使い勝手が良さに定評があります。

転記・修正作業、打刻修正など基本的にシステム上で完結することから、ペーパーレス化を実現し煩雑な管理から解放されるのが特徴です。

また、打刻時に位置情報を取得できるので、勤怠状況をタイムリーに把握し不正打刻防止にも役立ちます。

任意のパターン・期間(日・週・月)といったシフトの割り当ても簡単なので、シフト作成に割いていた時間を短縮できるでしょう。

初期費用 0円
参考料金 月額300円~※1名あたり
無料トライアル あり:30日間
特徴 ・UIがタイムカードと同じ見た目で設計されているため使い勝手が良い
・ペーパーレス化を実現し煩雑な管理から解放される

HRMOS勤怠

人事管理システム_飲食店_HRMOS勤怠

出典:https://www.ieyasu.co/

HRMOS勤怠は、IEYASU株式会社が提供している人事管理システムです。

人事労務の専門家集団と共同開発により、1,000以上の企業をサポートした経験とノウハウが詰まっているのが特徴と言えます。

勤怠管理に必要な機能を月額100円から利用でき、最短でアカウント登録当日からシステムを使える手軽さが大きな魅力です。

なお30名以下の場合は一部機能が制限されるものの、基本機能を無料で利用できるフリープランもあるので、小規模な飲食店にもおすすめです。

初期費用 0円
参考料金 フリープラン:0円 ※30名以下、機能制限あり
有料プラン:月額100円~ ※1名あたり
無料トライアル あり:1ヶ月
特徴 ・1,000以上の企業をサポートした人事労務経験をもとに開発
・最短でアカウント登録当日からシステムを使える手軽さ

oplus

人事管理システム_飲食店_oplus

出典:https://opluswork.com/

oplusは、Oplus株式会社が提供している人事管理システムです。

導入実績が10,000社以上と信頼性が高く、企業ごとのニーズに応じて柔軟なカスタム開発が魅力的です。

過去には国営プロジェクトによる5,000人規模のシフト管理を行うカスタム開発もしているので、自社の要望にも応えてくれることでしょう。

中でもシフト機能が充実しており、スタッフから提出されたシフト希望の自動転記やヒューマンエラーを防ぐロック機能などが搭載されています。

業界最安値のサービスで初期費用0円・100名までなら無料で利用できるため、費用を抑えたい飲食店にはうってつけでしょう。

初期費用 0円
参考料金 スタンダードプラン:0円 ※上限100ユーザー
Proプラン:月額100円 ※1名あたり
Pro+勤怠プラン:月額200円 ※1名あたり
無料トライアル 無料プラン利用
特徴 ・企業ごとの要望に応じて柔軟なカスタム開発が魅力
・業界最安値のサービスで100名までなら無料で利用できる

かえる勤怠管理 飲食

人事管理システム_飲食店_かえる勤怠管理 飲食

出典:https://japanpt.org/

かえる勤怠管理 飲食は、株式会社ITZが提供している人事管理システムです。

専任の担当者が飲食店のルールに合わせてカスタマイズされているので、細かな設定・修正が必要なくすぐに利用できるのが強みです。

15分単位のシフト作成やAIチェックによる不自然な打刻のアラート通知など飲食店に特化した機能によって、正確な労働時間の管理などを実現します。

拠点ごとの定額制をとっているため、何人で使っても同額で利用人数が多ければ多いほどお得になります。

また、電話・メールによるサポートは無料トライアルから活用できるので、本格導入前に総合的にシステムとの相性を試せるのもポイントです。

初期費用 0円
参考料金 CAERU AI:1拠点/7,500円
P-Shift:1拠点/5,000円
無料トライアル あり:30日間
特徴 ・専任の担当者が飲食店のルールに合わせてカスタマイズした特化型のサービス
・拠点ごとの定額制のため、利用人数が多ければ多いほどお得

飲食店が人事管理システムを導入するメリット

 人事管理システム_飲食店_飲食店が人事管理システムを導入するメリット

ここからは飲食店が人事管理システムを導入することで期待されるメリットを3つ紹介していきます。

飲食店における課題を人事管理システムによって解決できるので、参考にしてください。

シフト作成にかかる時間が減る

飲食店におけるシフト管理は、以下のようにさまざまな点に配慮が必要になることから、適切で無駄のないシフト組みの作業はとても大変です。

小規模で正社員が少ない企業では、複数店舗を掛け持ちすることもあるため1人にかかる負担が大きくなります。

シフト作成における業務負担
  • 雇用形態(正社員・アルバイト等)によって異なる勤務条件を前提としてシフト作成
  • 突発的(病欠・急用等)なアクシデントにおけるシフト変更への対応
  • 売上・混雑度合い・人件費を考慮したシフト組みの必要性
  • アルバイト・パートの希望と店舗運営のバランスをとった調整手続き

人事管理システムに搭載されているシフト作成機能などによって、大幅な効率化された状態でミスのないシフト管理が実現します。

これまでシフト管理に割いていた時間が浮くことで、プロモーションや商品開発といったコア業務に充てられる点もメリットでしょう。

適正な労働時間の管理ができる

Excelやタイムカードによる勤怠管理では、集計が終わるまで正確な労働時間の把握ができない点がデメリットです。

加えて打刻ミス・記入忘れの対応が難しく、集計後に上限を過ぎていたなどの問題が発生する可能性もあります。

なお2019年から働き方改革関連法が施行されたことで、企業には厳格な管理が求められています。

主な働き方改革関連法の施行内容
  • 残業時間(時間外労働)の規制の厳格化
  • 労働時間の把握義務
  • 年5日の有休休暇の消化義務
  • 同一労働同一賃金のルール整備

人事管理システムでは従業員の労働時間をリアルタイムで把握できることから、適宜調整しながら管理が可能です。

そして、法改正に対しても自動対応してくれるので、うっかり違反してしまう心配もないでしょう。

不正打刻を防止できる

飲食店のようにアルバイトが多く、さまざまな人間が出入りする職場では不正打刻のリスクがあるでしょう。

人事管理システムでは、スマホやICカード打刻、GPS機能などによって個人や場所を特定できるため、代理打刻が防げます。

不正打刻がなくなることで、本来支払う必要のない人件費削減や従業員の就業意識改善といった効果も期待できます。

飲食店が人事管理システムを導入するデメリット

人事管理システム_飲食店_飲食店が人事管理システムを導入するデメリット

続いて人事管理システムを導入したときのデメリットを紹介します。

メリットばかりに目がいきがちですが、デメリットを理解しておくことも重要です。

メリットとデメリットを比較したうえで、導入を検討することをおすすめします。

飲食店が人事管理システムを導入するデメリット

導入のハードルが高い

人事管理システムは導入後すぐに使えることは少なく、自社の就業規則に合わせた設定作業が必要です。

人事に関する情報は多岐に渡ることから想像以上に大変な作業と言えます。

さらにシステムを使う担当者・従業員への周知・説明など問題なく運用するまでには一定の時間・工数がかかる点を理解しておきましょう。

特にITに慣れていない飲食店の場合は、効果を感じる前に挫折する可能性があるので、手厚いサポートがあるシステムを選ぶのがおすすめです。

使いこなせるまで時間がかかる

人事管理システムにはさまざまな機能が搭載されており、使いこなせるまでには時間が必要です。

そのため、機能が豊富すぎるシステムを選んでしまうと、かえって使い勝手が悪く費用対効果が得られないこともあるので注意しましょう。

また、システムは仕様やデザインが異なるため、自社の特色に合ったシステム選びも重要なポイントです。

無料トライアルを実施しているシステムも多いので、まず1度試してから本格的に導入すると良いでしょう。

飲食店が人事管理システムを選ぶときのポイント

人事管理システム_飲食店_飲食店が人事管理システムを選ぶときのポイント

人事管理システムには多くの種類があり、特徴や強みとしている部分はそれぞれ異なります。

そのため、目的や用途に合ったものを選ばないと満足のいく効果を得ることができません。

そこで飲食店が人事管理システムを選ぶときに参考にすべきポイントを3つ紹介します。

シフト変更に対応できるか

飲食店では多くの従業員がシフト制によって働いていますが、急なシフト変更やヘルプ対応などイレギュラーが発生するケースも少なくありません。

また、店舗間でルールが異なる場合もあり、修正・管理が煩雑になりがちで正確な情報をリアルタイムに把握するのが難しいです。

こういったシフト変更・管理に対応できる機能や細かい要望に応えられるカスタマイズ性の高い人事管理システムに注目すると良いでしょう。

シフト作成を助ける主な機能
  • 従業員の希望に沿ったシフトの自動作成
  • 従業員の出勤パターンの登録
  • 複雑なシフト表・シフトパターンの作成
  • シフト変更のリアルタイム反映
  • どこからでも(スマホ・タブレット・パソコン等)シフトが確認可能
  • シフト変更時の賃金計算の自動修正

そして、飲食店においてシフト表の作成は頻繫に使う機能になるため、自社で使いやすいものを選ぶことも重要です。

不正打刻を防止できるか

本人しかできない打刻を採用することで不正打刻の防止につながります。

特に以下の打刻方法は、責任者が常駐できない場合でも不正を防ぎやすいのでおすすめです。

不正打刻防止におすすめの方法
  • ICカード打刻
  • スマートフォン打刻
  • 生体認証打刻
  • GPS(位置情報)機能
  • 顔認証

店舗の実情に合わせた使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

なお、デリバリー専門店ではGPSによる位置情報機能を使うことで、場所を問わず遠隔からでも手軽に打刻が可能です。

法改正に自動で対応できるか

上述した働き方改革関連法の施行をはじめ、労働関連の法律は頻繫に改正されています。

しかし、法令への対応には専門的な知識がいるうえに手作業で行うのは非常に大変な作業です。

さらに、飲食店の従業員は現場やバックヤード業務が多いことから、対応に割く時間を捻出するのが難しく、確実に遵守できないリスクもあるでしょう。

そのため、法改正が行われた際に自動で反映されるシステムを選ぶのがおすすめです。

人事管理システムを導入した飲食店の事例

人事管理システム_飲食店_人事管理システムを導入した飲食店の事例

最後に人事管理システムを導入したことで成果・改善につながった飲食店の事例を紹介します。

ここでは、上記で紹介した「ジョブカン勤怠管理」と「ジンジャー勤怠」の事例をピックアップしました。

株式会社クオリス/ジョブカン勤怠管理

人事管理システム_飲食店_クオリス

株式会社クオリスは、総合フードサービス業として、新潟県を拠点に半世紀にわたって居酒屋や宴会場などの店舗を展開している企業です。

導入理由・決め手
  • Excelとタイムカードで勤怠管理をしていたため、集計にかなりの工数がかかり負担が大きい
  • 打刻ミス・記入忘れが多く、正確な時間管理ができていなかった
  • 必要な機能だけを選択できる自由度の高さに加えて、実績とコストパフォーマンスに優れた点が導入の決め手

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導入効果
  • タイムカードなどの紙とそれに伴う費用、確認に必要だった人件費などコスト削減を実現
  • これまで丸1日かかっていた集計・確認作業が30分になり、ミスや間違いも減った
  • リアルタイムで勤怠状況を把握できるため、法令順守に加えて従業員の意識も向上した

クオリスには約250名の従業員が在籍していますが、勤怠管理はExcel・タイムカードで行っていたため、担当者にかかる負担が大きかったです。

さらに、打刻忘れや記入ミス・漏れも多く正確な勤務時間が把握できていないという課題を抱えていました。

これらの課題や法改正対応するために、必要な機能だけを選択できる自由度の高さおよび、確かな実績があるジョブカン勤怠管理の導入を決めます。

導入後は、丸1日かかっていた集計・確認作業が30分に削減されたうえに、紙・人件費といったコストカットにも成功するなど大きな効果が出ています。

また、リアルタイムで勤怠状況を把握できるため、法令順守はもちろん従業員の意識も向上するなど課題を一気に解消できました。

株式会社モスフードサービス/ジンジャー勤怠

人事管理システム_飲食店_モスフードサービス

株式会社モスフードサービスは、ハンバーガー専門店「モスバーガー」のフランチャイズ展開を主力事業としている飲食企業です。

導入理由・決め手
  • アルバイトの新規採用や更新作業の業務工数が多く、書面保管によって従業員がストレスを感じていた
  • ペーパーレス化を実現し、現場の負担を解消したいと考えていた
  • 個別でさまざまな設定が可能で、細かくこだわった設定にも対応していた点が導入の決め手

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導入効果
  • システム上で完結するため、郵便・メール対応が減りメイン業務に注力できるようになった
  • ペーパーレス化が推進されたことで、大幅な業務効率化が見込まれる
  • 丁寧なサポートや提案によって、理想としていた業務フローが実現した

モスフードサービスでは、人事労務を書面で行っていたため、業務工数が多く対応する従業員のストレスとなっていました。

そこでシステムによりペーパーレス化を実現することで、現場の負担を減らしたいと考え導入を検討し始めます。

他社との比較を慎重にした結果、個別・こだわり設定が可能かつ導入までのスピード感が合致したジンジャー勤怠の導入を決断しました。

導入後は、システム上で完結することで業務の効率化を実現しメイン業務に注力できるようになり、ペーパーレス化の推進も実現しています

なおサポート担当者の丁寧な説明・提案が大きな助けになった点は、これから導入する企業にとっても大きな参考になるでしょう。

人事管理システム飲食店のまとめ

人事管理システム_飲食店_人事管理システム飲食店のまとめ

今回は、飲食店におすすめの人事管理システム10選、システムの導入メリット・デメリットなどを中心に説明してきました。

飲食店ではシフト管理や不正打刻防止など担当者の負担が大きくなりがちです。

しかし人事管理システムを導入すれば、従業員の勤怠管理をスムーズかつ効率的に行うことができます。

また、売上向上や従業員のモチベーション維持など経営面においても効果的と言えます。

この機会に人事管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。